JP5325748B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents
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Description
より詳細には、車両用空気調和装置は、外形形状を形作ると共に内部に流路が形成されるケースを備えている。またケースの内部が2つの流路に分岐されており、一方の流路にヒータコアが設置されている。そして、車両用空気調和装置では、このヒータコアが設置された流路への冷風の供給量を調節することによって冷風の加熱割合を調節している。
そして、従来の車両用空気調和装置では、エバポレータやヒータコア等の部品を取り付ける際に、送風ガイドがケースから脱落してしまう場合があり、組立性が悪いという問題があった。
第1の発明は、ケース内部における暖風と冷風との混合領域に設置され、前記暖風及び前記冷風を案内する送風ガイドを備える車両用空気調和装置であって、前記送風ガイドに備えられると共に当該送風ガイドが有する可撓性連結部によって連結されて対向配置される一対の係止部と、前記ケースの内壁に突設されると共に前記可撓性連結部が弾性変形された状態で前記係止部が係止可能な突設部とを備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記係止部の上記突設部に対する当接面と上記突設部の上記係止部に対する当接面とのうち、少なくともいずれかが傾斜しているという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記可撓性連結部が円弧形状を有し、上記突設部の外側の側面に上記係止部が係止されているという構成を採用する。
第4の発明は、上記第1〜第3いずれかの発明において、上記突設部と伴に上記係止部を挟み込んで配置される土手部を備えるという構成を採用する。
このように本発明によれば、送風ガイドをケースに対して固定することができるため、エバポレータやヒータコア等の他の部品を含めて車両用空気調和装置を組み立てる際に送風ガイドが脱落することを抑制することができる。
したがって、本発明によれば、送風ガイドを備える空気調和装置において、組立て時の送風ガイドの脱落を抑制し、組立性を向上させることが可能となる。
デフロスタ吹出口1dは、ウィンドウに対して調和空気を供給するための開口である。また、フェイス吹出口1eは、乗員の顔に対して調和空気を供給するための開口である。また、フット吹出口1fは、乗員の足元に対して調和空気を供給するための開口である。
図2及び図3は送風ガイド5の斜視図であり、図2が冷風用開口1hと反対側から見た斜視図であり、図3が冷風用開口1h側から見た斜視図である。これらの図に示すように、送風ガイド5は、暖風案内筒5aと、調節プレート5bと、支持プレート5cと、整流プレート5dと、係止部5eと、可撓性連結部5fとを備えている。
また、図3に示すように、暖風案内筒5aの冷風用開口1h側であって調節プレート5b寄りには、暖風案内筒5aに冷風を取り込むための冷風導入口5a1が形成されており、冷風用開口1hから混合部1cに供給された冷風の一部が暖風案内筒5a内に導入されるように構成されている。
また、調節プレート5bは、傾斜されている領域5b1の幅が調節プレートの延在方向において変化されており、冷風用開口1hから混合部1cに供給された冷風の流量分布を暖風用開口1gから混合部1cに供給される暖風の流量分布に合わせて調節する。
なお、調節プレート5bは、送風ガイド5が自らの形状を支える骨格として機能する支持プレート5cとしての機能も有している。つまり、本実施形態の車両用空気調和装置S1においては、調節プレート5bが1つの支持プレート5cと一体的に形成されている。
なお、図1に示すように、冷風用開口1hの上端側及び暖風用開口1gの冷風用開口1hから遠い端側には、各々紙面垂直方向に延在する嵌合溝1jが形成されており、これらの嵌合溝1jに調節プレート5bと第2支持プレート5c2とが嵌合されることによって送風ガイド5の位置決めがなされる。
なお、図1のA−A線断面図である図4に示すように、ケース1の内壁には当該ケース1の一部として突設部1kが設けられている。この突設部1kは、係止部5eと同一方向に延在して形成され、一対の係止部5e同士と同一方向に離間して2つ設けられている。この突設部1kは、2つで一対とされている。
なお、上述のように当接面5e1、1k1を傾斜させる方法としては、図4に示す紙面垂直方向に抜き差し可能な型を用いた射出成形を行う方法や射出成形後に機械加工を施す方法が考えられる。また、図4の上下方向に抜き差し可能な型を用い、射出成形時後の冷却過程における収縮によって当接面5e1、1k1が所望の方向に傾斜するように、ケース1や送風ガイド5の形状や冷却環境を設定する方法も考えられる。
この土手部1mは、図1に示すように、各係止部5eに対して設けられており、突設部1kと伴に係止部5eを挟み込んで配置される。そして、土手部1mは、図1に示すように、係止部5eの延在方向に離散して複数(3つ)配置されている。
フェイス吹出口用モードダンパ7は、フェイス吹出口1eの開閉を行うダンパであり、ケース1内において回動可能に構成されている。
フット吹出口用モードダンパ8は、フット吹出口1fの開閉を行うダンパであり、ケース1内において回動可能に構成されている。
そして、加熱流路1bでヒータコア4によって加熱されることで生成された暖風が暖風用開口1gから混合部1cに供給され、加熱流路1bに供給されなかった冷風が冷風用開口1hから混合部1cに供給される。
混合部1cに供給された冷風と暖風とは、送風ガイド5に案内されて混合され、デフロスタ吹出口1d、フェイス吹出口1e及びフット吹出口1fのうち開口されているいずれかから車室内に供給される。
このため、係止部5e同士を連結する可撓性連結部5fを弾性変形させて係止部5eを突設部1kに係止することで、可撓性連結部5fの復元力によって係止部5eと突設部1kとが強く押し付けられ、この結果送風ガイド5がケース1に固定される。
このように本実施形態の車両用空気調和装置S1によれば、送風ガイド5をケース1に対して固定することができるため、エバポレータ2やヒータコア4等の他の部品を含めて車両用空気調和装置S1を組み立てる際に送風ガイド5が脱落することを抑制することができる。
したがって、本実施形態の車両用空気調和装置S1によれば、送風ガイドを備える空気調和装置において、組立て時の送風ガイドの脱落を抑制し、組立性を向上させることが可能となる。
つまり、係止部5eが突設部1kに係止されている状態では、係止部5eが突設部1kに引っかかった状態となり、送風ガイド5をより強固にケース1に対して固定することが可能となる。
さらに、係止部5eを突設部1kに係止する際、すなわち送風ガイド5をケース1に取り付ける際には、上述のように係止部5eと突設部1kとの当接面5e1、1k1が傾斜していることにより、送風ガイド5がケース1に近づくに連れて係止部5eが突設部1kに押し当てられて広がり、送風ガイド5が固定位置まで到達した際に係止部5eが勢い良く突設部1k側に戻る。この際、係止部5eが突設部1kに当たることによって「パチン」という音が発生する。したがって、この音により送風ガイド5がケース1に正しく固定されたことを確認することが可能となる。
上述のように送風ガイド5は樹脂からなり、射出成形によって形成される。このため、射出成形後に冷却された際に送風ガイド5は収縮し、係止部5e同士が近づく方向に可撓性連結部5fが収縮することが想定される。よって、可撓性連結部5fを円弧形状とし、係止部5eを突設部1kの外側の側面に係止させることで、可撓性連結部5fが冷却により収縮することに起因して、係止部5eの突設部1kへの押圧力が低下することを防止することが可能となる。
車両用空気調和装置S1の送風ガイド5は、動作中において暖風に晒されることによって加熱されるため、高温環境に晒されることとなる。このため、送風ガイド5の可撓性連結部5fは、伸長する(すなわち円弧が開く)ように経時変化するが、本実施形態の車両用空気調和装置S1によれば、土手部1mが可撓性連結部5fに当接することにより可撓性連結部5fの変形が抑制される。
車両用空気調和装置S1の組立て後は、係止部5eと突設部1kとが係止されている必要は必ずしもないが、係止部5eと突設部1kとの隙間が大きくなると、送風ガイド5ががたつき、異音が発生する虞がある。本実施形態の車両用空気調和装置S1によれば、可撓性連結部5fの変形を抑制し、係止部5eと突設部1kとの隙間が大きくなることを防止し、これによって送風ガイド5のがたつきを防止することが可能となる。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、可撓性連結部5fが円弧形状を有している必要はなく、例えばコの字形状であっても良い。さらに、可撓性連結部5fが突設部1kの内側に係止されるように構成しても良い。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、車両用空気調和装置S1の組立ての際に、送風ガイド5を先に取り付けるケース1の分割片が予め決まっている場合には、当該ケース1の分割片に固定される側のみに係止部5eを設けることも可能である。この場合には、突設部1kの設置箇所も片側のみとすることが可能となる。
しかかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、可撓性連結部5fが係止部5eの延在方向に一繋ぎに連結された構成を採用することもできる。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、係止部5eと突設部1kとの当接面5e1、1k1のいずれかのみを傾斜させる構成を採用することもできる。
Claims (4)
- ケース内部における暖風と冷風との混合領域に設置され、前記暖風及び前記冷風を案内する送風ガイドを備える車両用空気調和装置であって、
前記送風ガイドに備えられると共に当該送風ガイドが有する可撓性連結部によって連結されて対向配置される一対の係止部と、
前記ケースの内壁に突設されると共に前記可撓性連結部が弾性変形された状態で前記係止部が係止可能な突設部と
を備えることを特徴とする車両用空気調和装置。 - 前記係止部の前記突設部に対する当接面と前記突設部の前記係止部に対する当接面とのうち、少なくともいずれかが傾斜していることを特徴とする請求項1記載の車両用空気調和装置。
- 前記可撓性連結部が円弧形状を有し、前記突設部の外側の側面に前記係止部が係止されていることを特徴とする請求項1または2記載の車両用空気調和装置。
- 前記突設部と伴に前記係止部を挟み込んで配置される土手部を備えることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の車両用空気調和装置。
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