JP5470006B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents
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より詳細には、車両用空気調和装置は、外形形状を形作ると共に内部に流路が形成されるケースを備えている。またケースの内部が2つの流路に分岐されており、一方の流路にヒータコアが設置されている。そして、車両用空気調和装置では、このヒータコアが設置された流路への冷風の供給量を調節することによって冷風の加熱割合を調節している。
このように本来、混合領域において混合されるはずの空気流の一部を混合させることなく通過させる手法は、混合領域において十分な混合効果が得られない車両用空気調和装置においては有効な手法ではあるが、その通過先の環境が通過してくる空気流の影響を過剰に受ける過ぎる場合があった。このような場合には、僅かではあるが、車室内に供給される調和空気の温度が最適な条件から外れてしまう。
第1の発明は、ケース内部における第1空気流と第2空気流との混合領域に設置され、前記第1空気流及び前記第2空気流を案内する送風ガイドを備える車両用空気調和装置であって、前記送風ガイドが、前記第2空気流の一部を前記混合領域において前記第1空気流と混合させることなく案内する第2空気流案内通路と、当該第2空気流案内通路に開口されると共に前記第1空気流の一部を当該第2空気流案内通路内に取り込む第1空気流導入口とを備えるという構成を採用する。
第2の発明は、前記第1空気流導入口が、前記第2空気流案内通路を流れる前記第2空気流の送風方向と交差する方向に複数形成されているという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、前記第1空気流導入口が、前記第2空気流案内通路を流れる前記第2空気流の送風方向に複数形成されているという構成を採用する。
第4の発明は、上記第1〜第3いずれかの発明において、前記第1空気流導入口が、前記第2空気流案内通路内部に向けて窄まるように側壁が傾斜されているという構成を採用する。
このため、第2空気流案内通路の出口側における環境が第2空気流の影響を過剰に受けることを抑止することができる。
したがって、本発明によれば、送風ガイドを備える空気調和装置において、従来以上に調和空気の温度を最適にコントロールすることが可能となる。
図1は、本実施形態の車両用空気調和装置S1(HVAC:Heating Ventilation Air Conditioning)の概略構成を示す断面図である。この図に示すように、本実施形態の車両用空気調和装置S1は、ケース1と、エバポレータ2と、エアミックスダンパ装置3と、ヒータコア4と、送風ガイド5と、デフロスタ吹出口用モードダンパ6と、フェイス吹出口用モードダンパ7と、フット吹出口用モードダンパ8とを備えている。
デフロスタ吹出口1dは、ウィンドウに対して調和空気を供給するための開口である。また、フェイス吹出口1eは、乗員の顔に対して調和空気を供給するための開口である。また、フット吹出口1fは、乗員の足元に対して調和空気を供給するための開口である。
図2及び図3は送風ガイド5の斜視図であり、図2が冷風用開口1hと反対側から見た斜視図であり、図3が冷風用開口1h側から見た斜視図である。これらの図に示すように、送風ガイド5は、暖風案内筒5a(第2空気流案内通路)と、調節プレート5bと、支持プレート5cと、整流プレート5dと、係止部5eと、可撓性連結部5fとを備えている。
また、図3に示すように、暖風案内筒5aの冷風用開口1h側であって調節プレート5b寄りには、暖風案内筒5aに冷風を取り込むための冷風導入口5a1(第1空気流導入口)が形成されており、冷風用開口1hから混合部1cに供給された冷風の一部が暖風案内筒5a内に導入されるように構成されている。そして、冷風導入口5a1は、エアミックスダンパが冷風用開口1hを僅かに開口した場合であっても、暖風案内筒5a内に冷風が導入されるように、暖風案内筒5aの上部(冷風用開口1hが開き始める側)寄りに設けられている。
なお、図3に示すように、本実施形態の車両用空気調和装置S1においては、調節プレート5bの強度を確保すべく、リブ5b3が残るように肉抜領域5b2が複数箇所に分散して形成されている。
また、調節プレート5bは、送風ガイド5が自らの形状を支える骨格として機能する支持プレート5cとしての機能も有している。つまり、本実施形態の車両用空気調和装置S1においては、調節プレート5bが1つの支持プレート5cと一体的に形成されている。
補強リブ5gは第2支持プレート5c2の中央部に設置されており、これによって第2支持プレート5c2の中央部が補強されている。
フェイス吹出口用モードダンパ7は、フェイス吹出口1eの開閉を行うダンパであり、ケース1内において回動可能に構成されている。
フット吹出口用モードダンパ8は、フット吹出口1fの開閉を行うダンパであり、ケース1内において回動可能に構成されている。
そして、加熱流路1bでヒータコア4によって加熱されることで生成された暖風が暖風用開口1gから混合部1cに供給され、加熱流路1bに供給されなかった冷風が冷風用開口1hから混合部1cに供給される。
混合部1cに供給された冷風と暖風とは、送風ガイド5に案内されて混合され、デフロスタ吹出口1d、フェイス吹出口1e及びフット吹出口1fのうち開口されているいずれかから車室内に供給される。
このため、暖風案内筒5aの出口側における温度が高くなりすぎる現象を抑制することができる。
したがって、本実施形態の車両用空気調和装置S1によれば、送風ガイドを備える空気調和装置において、従来以上に調和空気の温度を最適にコントロールすることが可能となる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図4は、本実施形態の車両用空気調和装置が備える送風ガイド5の暖風案内筒5aの一部を示す断面図である。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図5は、本実施形態の車両用空気調和装置が備える送風ガイド5を冷風用開口1h側から見た斜視図である。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図6は、本実施形態の車両用空気調和装置が備える送風ガイド5を冷風用開口1h側から見た斜視図である。
そして、このように冷風導入口5a4が小型とされることによって、冷風を暖風案内筒5aに取り込む際の音を小さくすることができる。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、第1空気流が暖風で、第2空気流が冷風である構成を採用することも可能である。さらには、温度が同一であるが異なる送風ルートを案内される2つの空気流を第1空気流と第2空気流とすることも可能である。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、第2空気流案内通路をU字型のハーフパイプ形状とする構成を採用することも可能である。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、冷風導入口の形状は任意である。例えば、冷風導入口の形状を三角形や楕円形状とすることも可能である。なお、冷風導入口の形状を三角形や楕円形状とした場合には、冷風導入口の姿勢によって暖風案内筒5a内に供給される冷風の流量や流量分布が変化する。このため、冷風導入口の姿勢は、求められる調和空気の温度に応じて最適に設定される。
Claims (4)
- ケース内部において、エバポレータが設置される冷却流路と、ヒータコアが設置される加熱流路と、前記冷却流路を流れる第1空気流と前記加熱流路を流れる第2空気流とが混合される混合領域とが形成され、
前記冷却流路から前記混合領域に連なる冷風用開口と前記冷却流路から前記加熱流路へ連なる加熱用開口との間でスライド可能とされたエアミックスダンパと、
前記混合領域に設置され、前記第1空気流及び前記第2空気流を案内する送風ガイドと、
を備える車両用空気調和装置であって、
前記送風ガイドは、前記第2空気流の一部を前記混合領域において前記第1空気流と混合させることなく案内する第2空気流案内通路と、
当該第2空気流案内通路に開口されると共に前記第1空気流の一部を当該第2空気流案内通路内に取り込む第1空気流導入口と、
前記混合領域に供給される前記第1空気流を整流するために前記冷風用開口側に水平配置される整流プレートと、を有し、
前記第2空気流案内流路の延在方向が、前記冷風用開口を閉塞するためにエアミックスダンパのスライド方向と、略同一であるとともに、
前記第1空気流導入口は前記整流プレートよりも前記エアミックスダンパが前記冷風用開口を閉塞する側に形成されている
ことを特徴とする車両用空気調和装置。 - 前記第1空気流導入口は、前記第2空気流案内通路を流れる前記第2空気流の送風方向と交差する方向に複数形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用空気調和装置。
- 前記第1空気流導入口は、前記第2空気流案内通路を流れる前記第2空気流の送風方向に複数形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の車両用空気調和装置。
- 前記第1空気流導入口は、前記第2空気流案内通路内部に向けて窄まるように側壁が傾斜されていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の車両用空気調和装置。
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