JP5470006B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5470006B2
JP5470006B2 JP2009263255A JP2009263255A JP5470006B2 JP 5470006 B2 JP5470006 B2 JP 5470006B2 JP 2009263255 A JP2009263255 A JP 2009263255A JP 2009263255 A JP2009263255 A JP 2009263255A JP 5470006 B2 JP5470006 B2 JP 5470006B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
air flow
opening
flow
cold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009263255A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011105179A (ja
Inventor
紳也 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keihin Corp
Original Assignee
Keihin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keihin Corp filed Critical Keihin Corp
Priority to JP2009263255A priority Critical patent/JP5470006B2/ja
Priority to US12/947,348 priority patent/US8721408B2/en
Publication of JP2011105179A publication Critical patent/JP2011105179A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5470006B2 publication Critical patent/JP5470006B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、車両用空気調和装置に関するものである。
一般的に、車両用空気調和装置では、供給される空気をエバポレータによって冷却して冷風とし、この冷風の加熱割合を調節することによって調和空気を生成している。
より詳細には、車両用空気調和装置は、外形形状を形作ると共に内部に流路が形成されるケースを備えている。またケースの内部が2つの流路に分岐されており、一方の流路にヒータコアが設置されている。そして、車両用空気調和装置では、このヒータコアが設置された流路への冷風の供給量を調節することによって冷風の加熱割合を調節している。
ところで、車両用空気調和装置は、車両の限られたスペースに設置する必要があることから大型化することが難しく、極力小型化することが求められる。このため、上述のケースに対しても小型化が図られており、ケースの内部すなわち流路のスペースを広く確保することが難しい。このようにケース内部のスペースを確保できないことは、上述した冷風と暖風との混合領域が狭くなることを意味し、この結果、冷風と暖風とが十分に混合されない事態が生じる。車両用空気調和装置は、複数の吹出口(デフロスタ吹出口、フェイス吹出口及びフット吹出口)を備えているが、冷風と暖風とが十分に混合されない場合には、各吹出口から車室内に供給される調和空気の温度が意図せずにばらついてしまうこととなる。
このような課題を解決するために、例えば特許文献1には、暖風と冷風とを案内し、暖風を選択的にデフロスタ吹出口に案内するための送風ガイド(特許文献1においては誘導手段33)を備える車両用空気調和装置が開示されている。
特開2003−2034号公報
ところで、送風ガイドに暖風案内通路を設けて意図的に暖風の一部を混合領域において冷風と混合することなく通過させる場合もあるが、このような場合に暖風案内筒の出口側における温度が高くなりすぎる現象が確認されている。
このように本来、混合領域において混合されるはずの空気流の一部を混合させることなく通過させる手法は、混合領域において十分な混合効果が得られない車両用空気調和装置においては有効な手法ではあるが、その通過先の環境が通過してくる空気流の影響を過剰に受ける過ぎる場合があった。このような場合には、僅かではあるが、車室内に供給される調和空気の温度が最適な条件から外れてしまう。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、送風ガイドを備える空気調和装置において、従来以上に調和空気の温度を最適にコントロールすることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、ケース内部における第1空気流と第2空気流との混合領域に設置され、前記第1空気流及び前記第2空気流を案内する送風ガイドを備える車両用空気調和装置であって、前記送風ガイドが、前記第2空気流の一部を前記混合領域において前記第1空気流と混合させることなく案内する第2空気流案内通路と、当該第2空気流案内通路に開口されると共に前記第1空気流の一部を当該第2空気流案内通路内に取り込む第1空気流導入口とを備えるという構成を採用する。
第2の発明は、前記第1空気流導入口が、前記第2空気流案内通路を流れる前記第2空気流の送風方向と交差する方向に複数形成されているという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、前記第1空気流導入口が、前記第2空気流案内通路を流れる前記第2空気流の送風方向に複数形成されているという構成を採用する。
第4の発明は、上記第1〜第3いずれかの発明において、前記第1空気流導入口が、前記第2空気流案内通路内部に向けて窄まるように側壁が傾斜されているという構成を採用する。
本発明において送風ガイドは、第2空気流の一部を混合領域において第1空気流と混合させることなく案内する第2空気流案内通路と、この第2空気流案内通路に開口されると共に第1空気流の一部を第2空気流案内通路内に取り込む第1空気流導入口とを備える。
このため、第2空気流案内通路の出口側における環境が第2空気流の影響を過剰に受けることを抑止することができる。
したがって、本発明によれば、送風ガイドを備える空気調和装置において、従来以上に調和空気の温度を最適にコントロールすることが可能となる。
本発明の第1実施形態における車両用空気調和装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態における車両用空気調和装置が備える送風ガイドの斜視図であり、ケース内に設けられる冷風用開口と反対側から見た図である。 本発明の第1実施形態における車両用空気調和装置が備える送風ガイドの斜視図であり、ケース内に設けられる冷風用開口側から見た図である。 本発明の第2実施形態における車両用空気調和装置が備える送風ガイドの暖風案内筒5aの一部断面図である。 本発明の第3実施形態における車両用空気調和装置が備える送風ガイドの斜視図であり、ケース内に設けられる冷風用開口側から見た図である。 本発明の第4実施形態における車両用空気調和装置が備える送風ガイドの斜視図であり、ケース内に設けられる冷風用開口側から見た図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る車両用空気調和装置の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態の車両用空気調和装置S1(HVAC:Heating Ventilation Air Conditioning)の概略構成を示す断面図である。この図に示すように、本実施形態の車両用空気調和装置S1は、ケース1と、エバポレータ2と、エアミックスダンパ装置3と、ヒータコア4と、送風ガイド5と、デフロスタ吹出口用モードダンパ6と、フェイス吹出口用モードダンパ7と、フット吹出口用モードダンパ8とを備えている。
ケース1は、本実施形態の車両用空気調和装置S1の外形を形作り、エバポレータ2が設置される冷却流路1aと、ヒータコア4が設置される加熱流路1bと、冷風(第1空気流)と暖風(第2空気流)とが混合されて調和空気とされる混合部1cとを内部に有する。また、ケース1には、外部に露出すると共に混合部1c(混合領域)と接続される複数の吹出口(デフロスタ吹出口1d、フェイス吹出口1e及びフット吹出口1f)が設けられている。
デフロスタ吹出口1dは、ウィンドウに対して調和空気を供給するための開口である。また、フェイス吹出口1eは、乗員の顔に対して調和空気を供給するための開口である。また、フット吹出口1fは、乗員の足元に対して調和空気を供給するための開口である。
また、ケース1の内部には、図1に示すように、ヒータコア4が設置される加熱流路1bから混合部1cに暖風を供給する暖風用開口1gと、エバポレータ2が設置される冷却流路1aから混合部1cに冷風を供給する冷風用開口1hと、冷却流路1aから加熱流路1bに冷風を供給する加熱用開口1iとが設けられている。
エバポレータ2は、車両に搭載される冷凍サイクルの一部であり、冷却流路1aの内部に配置されている。このエバポレータ2は、不図示のブロワにより冷却流路1a内に供給された空気を冷却して冷風を生成する。
エアミックスダンパ装置3は、エバポレータ2の下流側に配置されており、エバポレータ2にて生成された冷風の加熱流路1bへの供給量を調節するものである。より詳細には、エアミックスダンパ装置3は、冷風用開口1hと加熱用開口1iとの間でスライド可能とされたエアミックスダンパ3aを備えており、このエアミックスダンパ3aによって冷風用開口1hと加熱用開口1iとの開口割合を調節することによって加熱流路1bへの冷風の供給量を調節している。この結果、混合部1cにおける冷風と暖風との混合割合が調節されて調和空気の温度が調節される。
ヒータコア4は、加熱流路1bの内部に配置されており、加熱用開口1iを介して供給される冷風を加熱することによって暖風を生成するものである。
送風ガイド5は、ケース内部における暖風と冷風との混合領域である混合部1cに設置され、暖風及び冷風を案内するものである。
図2及び図3は送風ガイド5の斜視図であり、図2が冷風用開口1hと反対側から見た斜視図であり、図3が冷風用開口1h側から見た斜視図である。これらの図に示すように、送風ガイド5は、暖風案内筒5a(第2空気流案内通路)と、調節プレート5bと、支持プレート5cと、整流プレート5dと、係止部5eと、可撓性連結部5fとを備えている。
暖風案内筒5aは、暖風用開口1gから混合部1cに供給された暖風の一部を冷風と混合させることなくデフロスタ吹出口1d側に案内する真っ直ぐな筒状部材であり、一方の開口端が暖風用開口1gと接続し、他方の開口端がデフロスタ吹出口1dに向けて配置されている。
また、図3に示すように、暖風案内筒5aの冷風用開口1h側であって調節プレート5b寄りには、暖風案内筒5aに冷風を取り込むための冷風導入口5a1(第1空気流導入口)が形成されており、冷風用開口1hから混合部1cに供給された冷風の一部が暖風案内筒5a内に導入されるように構成されている。そして、冷風導入口5a1は、エアミックスダンパが冷風用開口1hを僅かに開口した場合であっても、暖風案内筒5a内に冷風が導入されるように、暖風案内筒5aの上部(冷風用開口1hが開き始める側)寄りに設けられている。
調節プレート5bは、冷風用開口1hから混合部1cに供給された冷風の送風方向を、暖風用開口1g側に傾けるものであり、冷風用開口1hと反対側の領域5b1が暖風用開口1g側に向けて傾斜されている。
また、調節プレート5bは、傾斜されている領域5b1の幅が調節プレート5bの延在方向において変化されており、冷風用開口1hから混合部1cに供給された冷風の流量分布を暖風用開口1gから混合部1cに供給される暖風の流量分布に合わせて調節する。
なお、調節プレート5bは、見かけ上、延在方向において中央部が端部よりも厚く形成されている。調節プレート5bの延在方向の厚みが異なる場合には、調節プレート5bの位置によって熱による変形量が異なり、調節プレート5bのヒケに繋がる。このため、本実施形態の車両用空気調和装置S1においては、図3に示すように、調節プレート5bの裏面には、調節プレート5bの延在方向における肉厚を均一化するための肉抜領域5b2が形成されている。この肉抜領域5b2は、調節プレート5bの中央領域の深さが端よりも深く設定されており、これによって調節プレート5bの延在方向における肉厚を均一化している。
なお、図3に示すように、本実施形態の車両用空気調和装置S1においては、調節プレート5bの強度を確保すべく、リブ5b3が残るように肉抜領域5b2が複数箇所に分散して形成されている。
また、調節プレート5bは、送風ガイド5が自らの形状を支える骨格として機能する支持プレート5cとしての機能も有している。つまり、本実施形態の車両用空気調和装置S1においては、調節プレート5bが1つの支持プレート5cと一体的に形成されている。
支持プレート5cは、上述のように、送風ガイドが自らの形状を支える骨格として機能するものであり、調節プレート5bと一体化されたものを含んで、暖風案内筒5aの4隅の各々に対して接続されている。なお、図2及び図3に示すように、支持プレート5cと調節プレート5bは、平行に配置されている。そして、調節プレート5bと一体化された支持プレート5cが冷風用開口1hの上端側に配置され、1つの支持プレート5c(第1支持プレート5c1)が冷風用開口1hの下端側に配置され、1つの支持プレート5c(第2支持プレート5c2)が暖風用開口1gの冷風用開口1hから遠い端側に配置されている。
なお、図1に示すように、冷風用開口1hの上端側及び暖風用開口1gの冷風用開口1hから遠い端側には、各々紙面垂直方向に延在する嵌合溝1jが形成されており、これらの嵌合溝1jに調節プレート5bと第2支持プレート5c2とが嵌合されることによって送風ガイド5の位置決めがなされる。
そして、本実施形態の車両用空気調和装置S1においては、嵌合溝1jに嵌合され、混合部1cに暖風を供給する暖風用開口1g側に設けられた第2支持プレート5c2は、図3に示すように、第2支持プレート5c2の延在方向(すなわち暖風用開口1gを通過する暖風の流れ方向と直交する方向)に延在する補強リブ5gを備えている。
補強リブ5gは第2支持プレート5c2の中央部に設置されており、これによって第2支持プレート5c2の中央部が補強されている。
なお、図3に示すように、第1支持プレート5c1及び第2支持プレート5c2の裏面側にも、調節プレート5bと同様に、肉抜領域5c3が設けられている。
整流プレート5dは、冷風用開口1h側に水平配置されており、冷風用開口1hから混合部1cに供給される冷風を整流することによって渦流の発生を抑制し、これによって風切り音の発生を抑制するものである。
係止部5eは、ケース1に係止されることによって送風ガイド5をケース1に対して固定するものである。また、可撓性連結部5fは、2つの係止部5eを対向配置させて連結するものである。可撓性連結部5fは、円弧形状を有しており、ケース1及び送風ガイド5の他の構成と同様に、可撓性を有する樹脂によって形成されている。
図1に戻り、デフロスタ吹出口用モードダンパ6は、デフロスタ吹出口1dの開閉を行うダンパであり、ケース1内で回動可能に構成されている。
フェイス吹出口用モードダンパ7は、フェイス吹出口1eの開閉を行うダンパであり、ケース1内において回動可能に構成されている。
フット吹出口用モードダンパ8は、フット吹出口1fの開閉を行うダンパであり、ケース1内において回動可能に構成されている。
なお、エアミックスダンパ装置3と、デフロスタ吹出口用モードダンパ6と、フェイス吹出口用モードダンパ7と、フット吹出口用モードダンパ8とは、不図示のモータから動力が供給される。
このような構成を有する本実施形態の車両用空気調和装置S1によれば、エアミックスダンパ装置3によって冷風用開口1hと加熱用開口1iが両方とも開口されているとすると、冷却流路1aに供給された空気がエバポレータ2によって冷却されることで冷風とされ、この冷風の一部が加熱流路1bに供給される。
そして、加熱流路1bでヒータコア4によって加熱されることで生成された暖風が暖風用開口1gから混合部1cに供給され、加熱流路1bに供給されなかった冷風が冷風用開口1hから混合部1cに供給される。
混合部1cに供給された冷風と暖風とは、送風ガイド5に案内されて混合され、デフロスタ吹出口1d、フェイス吹出口1e及びフット吹出口1fのうち開口されているいずれかから車室内に供給される。
ここで、本実施形態の車両用空気調和装置S1においては、送風ガイド5が、暖風の一部を混合部1cにおいて冷風と混合させることなく案内する暖風案内筒5aと、当該暖風案内筒5aに開口されると共に冷風の一部を暖風案内筒5a内に取り込む冷風導入口5a1とを備えている。
このため、暖風案内筒5aの出口側における温度が高くなりすぎる現象を抑制することができる。
したがって、本実施形態の車両用空気調和装置S1によれば、送風ガイドを備える空気調和装置において、従来以上に調和空気の温度を最適にコントロールすることが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図4は、本実施形態の車両用空気調和装置が備える送風ガイド5の暖風案内筒5aの一部を示す断面図である。
この図に示すように、本実施形態の車両用空気調和装置の送風ガイド5は、上記第1実施形態における冷風導入口5a1に換えて、暖風案内筒5aの内部に向けて窄まるように側壁5a21が傾斜されている冷風導入口5a1を備えている。
このような構成を有する本実施形態の車両用空気調和装置によれば、冷風導入口5a1を介して暖風案内筒5a内に供給される冷風の流速を高めることが可能となる。このため、効率的に暖風案内筒5a内に冷風を取り込むことが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図5は、本実施形態の車両用空気調和装置が備える送風ガイド5を冷風用開口1h側から見た斜視図である。
この図に示すように、本実施形態の車両用空気調和装置の送風ガイド5は、上記第1実施形態における冷風導入口5a1に換えて、暖風案内筒5aを流れる暖風の送風方向に長く、当該送風方向と直交する方向に複数形成された冷風導入口5a3を備えている。
このような構成を有する本実施形態の車両用空気調和装置によれば、単一の大開口の冷風用開口を設けることなく暖風案内筒5a内に取り込む冷風の流量を増加させ、さらには、単一の大開口の冷風用開口を設ける場合よりも暖風案内筒5aの剛性が低下することを抑制することができる。
なお、本実施形態では、先に説明した第1実施形態に比べて冷風導入口5a3が暖風案内筒5aの下部寄りに設けているが、本発明は暖風案内筒5aの冷風導入口5a3の位置を調整することで冷風用開口1hとの距離を調整することで、筒内に導入される冷風量を調整することができる。
また、各々の冷風導入口5a4の大きさは図5に示すように均一である必要はなく、暖風案内筒5a内を通る暖風の流量分布に応じて個々の大きさを変えることでより細かな温度調整を行うことができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図6は、本実施形態の車両用空気調和装置が備える送風ガイド5を冷風用開口1h側から見た斜視図である。
この図に示すように、本実施形態の車両用空気調和装置の送風ガイド5は、上記第1実施形態における冷風導入口5a1に換えて、暖風案内筒5aを流れる暖風の送風方向及び当該送風方向に直交する方向に複数形成される小型かつ円形の冷風導入口5a4を備えている。
このような構成を有する本実施形態の車両用空気調和装置によれば、冷風導入口5a4を暖風案内筒5aを流れる暖風の送風方向に分散させて複数形成することによって、暖風案内筒5aに取り込む冷風の流量を確保しつつ、1つ1つの冷風導入口5a4の小型化を実現している。
そして、このように冷風導入口5a4が小型とされることによって、冷風を暖風案内筒5aに取り込む際の音を小さくすることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、本発明における第1空気流が冷風で、第2空気流が暖風である構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、第1空気流が暖風で、第2空気流が冷風である構成を採用することも可能である。さらには、温度が同一であるが異なる送風ルートを案内される2つの空気流を第1空気流と第2空気流とすることも可能である。
また、上記実施形態においては、本発明における第2空気流案内通路が筒形状の暖風案内筒である構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、第2空気流案内通路をU字型のハーフパイプ形状とする構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、冷風導入口が矩形あるいは円形である構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、冷風導入口の形状は任意である。例えば、冷風導入口の形状を三角形や楕円形状とすることも可能である。なお、冷風導入口の形状を三角形や楕円形状とした場合には、冷風導入口の姿勢によって暖風案内筒5a内に供給される冷風の流量や流量分布が変化する。このため、冷風導入口の姿勢は、求められる調和空気の温度に応じて最適に設定される。
S1……車両用空気調和装置、1……ケース、1c……混合部(混合領域)、5……送風ガイド、5a……暖風案内筒(第2空気流案内通路)、5a1〜5a4……冷風導入口(第1空気流導入口)、 5b……調節プレート、5b2……肉抜領域、5c……支持プレート、5d……整流プレート、5e……係止部、5f……可撓性連結部、5g……補強リブ

Claims (4)

  1. ケース内部において、エバポレータが設置される冷却流路と、ヒータコアが設置される加熱流路と、前記冷却流路を流れる第1空気流と前記加熱流路を流れる第2空気流とが混合される混合領域とが形成され、
    前記冷却流路から前記混合領域に連なる冷風用開口と前記冷却流路から前記加熱流路へ連なる加熱用開口との間でスライド可能とされたエアミックスダンパと、
    前記混合領域に設置され、前記第1空気流及び前記第2空気流を案内する送風ガイドと、
    を備える車両用空気調和装置であって、
    前記送風ガイドは、前記第2空気流の一部を前記混合領域において前記第1空気流と混合させることなく案内する第2空気流案内通路と、
    当該第2空気流案内通路に開口されると共に前記第1空気流の一部を当該第2空気流案内通路内に取り込む第1空気流導入口と、
    前記混合領域に供給される前記第1空気流を整流するために前記冷風用開口側に水平配置される整流プレートと、を有し、
    前記第2空気流案内流路の延在方向が、前記冷風用開口を閉塞するためにエアミックスダンパのスライド方向と、略同一であるとともに、
    前記第1空気流導入口は前記整流プレートよりも前記エアミックスダンパが前記冷風用開口を閉塞する側に形成されている
    ことを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 前記第1空気流導入口は、前記第2空気流案内通路を流れる前記第2空気流の送風方向と交差する方向に複数形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用空気調和装置。
  3. 前記第1空気流導入口は、前記第2空気流案内通路を流れる前記第2空気流の送風方向に複数形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の車両用空気調和装置。
  4. 前記第1空気流導入口は、前記第2空気流案内通路内部に向けて窄まるように側壁が傾斜されていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の車両用空気調和装置。
JP2009263255A 2009-11-18 2009-11-18 車両用空気調和装置 Expired - Fee Related JP5470006B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009263255A JP5470006B2 (ja) 2009-11-18 2009-11-18 車両用空気調和装置
US12/947,348 US8721408B2 (en) 2009-11-18 2010-11-16 Air conditioner for vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009263255A JP5470006B2 (ja) 2009-11-18 2009-11-18 車両用空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011105179A JP2011105179A (ja) 2011-06-02
JP5470006B2 true JP5470006B2 (ja) 2014-04-16

Family

ID=44229186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009263255A Expired - Fee Related JP5470006B2 (ja) 2009-11-18 2009-11-18 車両用空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5470006B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3106147B2 (ja) * 1991-12-27 2000-11-06 清之 堀井 屋内換気方法
JP2007125955A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Valeo Thermal Systems Japan Corp 車両用空調装置
JP2007331416A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Denso Corp 車両用空調装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011105179A (ja) 2011-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5972736B2 (ja) 車両用空気調和装置
JP4287848B2 (ja) 車両用空調装置
US8721408B2 (en) Air conditioner for vehicle
JP2005350056A (ja) 車両用空調装置
JP2018047711A (ja) 車両用空調装置
JP2004237940A (ja) 自動車用空調装置
JP2009227026A (ja) 車両用空調装置
JP5545267B2 (ja) 車両用空調装置
JP5568408B2 (ja) 車両用空気調和装置
JP4045215B2 (ja) 車両用空調装置
JP2006036032A (ja) 自動車用空調装置
JP2012040960A (ja) 車両用空気調和システム
JP5470006B2 (ja) 車両用空気調和装置
JP5325749B2 (ja) 車両用空気調和装置
JP5422349B2 (ja) 車両用空気調和装置
JP2018131151A (ja) 車両用空調装置
JP6071375B2 (ja) 車両用空気調和装置
JP2006007840A (ja) 車両用空気調和機
KR20100006970A (ko) 차량용 공조시스템
JP3864818B2 (ja) 車両用空調装置
JP7331353B2 (ja) 車両用空調装置
JP5325748B2 (ja) 車両用空気調和装置
JP2019199130A (ja) 車両用空調装置
WO2018151149A1 (ja) 車両用空調装置
JP2009083853A (ja) 車両用空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130730

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130919

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5470006

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees