JP2012040960A - 車両用空気調和システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用空気調和システムにおいて、送風ダクトの配置や形状に関わらずHVAC(調和空気生成部)を共通化可能とする。
【解決手段】調和空気を生成する調和空気生成部10と、車室の異なる箇所に連通する複数の送風ダクトに対して調和空気生成部から吐出された調和空気を分流して案内すると共に調和空気生成部10と別体とされる分流案内部30とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用空気調和システムに関するものである。
周知のように、車両に対しては、車室内に調和空気を供給する車両用空気調和システムが搭載されている。
この車両用空気調和システムは、調和空気の生成を行うHVAC(Heating Ventilation Air Conditioning)や、HVACによって生成された調和空気を車室内に案内する送風ダクト等によって構成されている。
そして、HVACの外形を形作るケースは、HVACが送風ダクトに接続可能となるように、送風ダクトに合わせて形状設定されている。
特開2000−71748号公報 特開2007−30823号公報
しかしながら、上述の送風ダクトの配置及び形状は、車種あるいは同車種のグレードによっても異なり、多種多様である。このため、HVACのケースの形状も多種多様となる。
例えば、同一車種の普通グレードでは、後席用の吹出口が設けられておらず、上位グレードにのみ後席用の吹出口が設けられている場合がある。このような場合には、後席用の吹出口に調和空気を案内するための送風ダクトが増えるため、普通グレードと上位グレードで送風ダクトの配置や形状が異なることとなる。したがって、同車種であっても、HVACのケース形状を変える必要が生じる。
このようにHVACのケースの形状が多種多様である場合には、部品の共通化をすることができず、形状ごとの金型を用意する必要が生じ、製造コストの増加に繋がる。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、車両用空気調和システムにおいて、送風ダクトの配置や形状に関わらずHVAC(調和空気生成部)を共通化可能とすることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用する。
第1の発明は、車室内に調和空気を供給する車両用空気調和システムであって、上記調和空気を生成する調和空気生成部と、上記車室の異なる箇所に連通する複数の送風ダクトと、上記複数の送風ダクトに対して上記調和空気生成部から吐出された上記調和空気を分流して案内すると共に上記調和空気生成部と別体とされる分流案内部とを備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記分流案内部が、上記調和空気生成部の吐出開口に連結される吸入開口と、上記複数の送風ダクトに対して接続される複数の吐出開口と、上記吸入開口から流れ込んだ上記調和空気の一部を少なくともいずれかの上記吐出開口に案内すると共に上記調和空気の案内方向に沿う湾曲領域を備えるガイド部とを備えるという構成を採用する。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記ガイド部が湾曲領域よりも上流側に平面領域を備えるという構成を採用する。
第4の発明は、上記第2または第3の発明において、上記分流案内部が、上記送風ダクトの1つであるフロントベントダクトに接続される上記吐出開口であるフロントベントダクト用吐出開口と、当該フロントベントダクト用吐出開口を複数の領域に仕切る仕切り板とを備えるという構成を採用する。
第5の発明は、上記第2または第3の発明において、上記分流案内部が、仕切り板同士の間に上記フロントベントダクト用吐出開口と異なる吐出開口に上記調和空気を案内する傾斜壁を備えるという構成を採用する。
第6の発明は、上記第4または第5の発明において、上記フロントベントダクトとして、車室内のセンターに上記調和空気を供給するセンターダクトと、車室内のサイドに上記調和空気を供給するサイドダクトとを有し、上記調和空気生成部内には上記吸入開口を開閉するダンパが設けられ、上記吸入開口がダンパにより閉鎖された際に上記調和空気を上記サイドダクトに流すバイパス開口を備える場合に、上記分流案内部が、上記ダンパが上記吸入開口を閉鎖した際に上記バイパス開口に隣接して当該ダンパに当接する上記仕切り板と上記ガイド部とを備えるという構成を採用する。
第7の発明は、上記第2〜第6いずれかの発明において、上記分流案内部が、上記吐出開口に流れ込む上記調和空気を整流する整流板を備えるという構成を採用する。
第8の発明は、上記第1〜第7いずれかの発明において、上記分流案内部は、上記調和空気生成部のケースの外壁面の一部を覆い、当該外壁面との間に上記調和空気の流路を形成するという構成を採用する。
本発明によれば、調和空気生成部と別体に設けられる分流案内部が、調和空気生成部から吐出された調和空気を分流して複数の送風ダクトに案内する。このため、送風ダクトの数が増えた場合であっても、調和空気生成部の形状等を変更することなく全ての送風ダクトに調和空気を供給することができる。
したがって、本発明によれば、車両用空気調和システムにおいて、送風ダクトの配置や形状に関わらず調和空気生成部を共通化可能とすることが可能となる。
本発明の一実施形態における車両用空気調和システムの概略構成を示す断面図である。 図1のA方向から見た形状を模式的に示す矢視図である。 本発明の一実施形態における車両用空気調和システムが備える分流案内部の斜視図である。 本発明の一実施形態における車両用空気調和システムが備える分流案内部を含む断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る車両用空気調和システムの一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
本実施形態の車両用空気調和システムS1は、車両に搭載されて、車室内に調和空気を供給するためのものであり、図1に示すように、調和空気を生成する調和空気生成部10と、調和空気を車室内に案内する送風ダクト20と、調和空気生成部10から吐出された調和空気を分流して複数の送風ダクト20に案内する分流案内部30とを備えている。
調和空気生成部10は、いわゆるHVAC(Heating Ventilation Air Conditioning)であり、図1に示すように、ケース11と、エバポレータ12と、エアミックスダンパ装置13と、ヒータコア14と、デフロスタダンパ15と、ベントダンパ16と、ヒートダンパ17とを備えている。
ケース11は、調和空気生成部10の外形を形作り、エバポレータ12が設置される冷却流路11aと、ヒータコア14が設置される加熱流路11bと、冷風と暖風とが混合されて調和空気とされる混合部11cとを内部に有する。また、ケース11には、外部に露出すると共に混合部11cと接続される複数の吐出開口(デフロスタ吹出口11d、ベント吹出口11e及びヒート吹出口11f)が設けられている。
デフロスタ吹出口11dは、ウィンドウに向けて調和空気を供給するための開口である。また、ベント吹出口11eは、乗員の顔に向けて調和空気を供給するための開口である。また、ヒート吹出口11fは、乗員の足元に向けて調和空気を供給するための開口である。
また、ケース11の内部には、図1に示すように、ヒータコア14が設置される加熱流路11bから混合部11cに暖風を供給する暖風用開口11gと、エバポレータ12が設置される冷却流路11aから混合部11cに冷風を供給する冷風用開口11hと、冷却流路11aから加熱流路11bに冷風を供給する加熱用開口11iとが設けられている。
エバポレータ12は、車両に搭載される冷凍サイクルの一部であり、冷却流路11aの内部に配置されている。このエバポレータ12は、不図示のブロワにより冷却流路11a内に供給された空気を冷却して冷風を生成する。
エアミックスダンパ装置13は、エバポレータ12の下流側に配置されており、エバポレータ12にて生成された冷風の加熱流路11bへの供給量を調節するものである。より詳細には、エアミックスダンパ装置13は、冷風用開口11hと加熱用開口11iとの間でスライド可能とされたエアミックスダンパ13aと、当該エアミックスダンパ13aを駆動するためのラックアンドピニオン機構13bを備えている。
エアミックスダンパ13aは、エバポレータ12にて生成された冷風が通過する開口である冷風用開口11h及び加熱用開口11iの開口率を同時に調節し、冷風用開口11hと加熱用開口11iとの開口割合を調節する。
また、エアミックスダンパ13aは、スライド方向と直交する方向の幅方向における両端がケース11の内壁に設けられたガイド溝に摺動可能に嵌合されており、当該両端がガイド溝を摺動しながら冷風用開口11hと加熱用開口11iとの間で移動する。
ラックアンドピニオン機構13bは、エアミックスダンパ13aをスライドさせるための機構であり、不図示のモータから動力を伝達されることによって回転駆動するピニオンと、当該ピニオンの回転動力を直線動力に変換してエアミックスダンパ13aに伝達するラックとを備えている。
ヒータコア14は、加熱流路11bの内部に配置されており、加熱用開口11iを介して供給される冷風を加熱することによって暖風を生成するものである。
デフロスタダンパ15は、デフロスタ吹出口11dの開閉を行うダンパであり、ケース11内で回動可能に構成されている。
ベントダンパ16は、ベント吹出口11eの開閉を行うダンパであり、ケース11内において回動可能に構成されている。なお、図2は、図1のA方向から見た形状を模式的に示す矢視図である。この図2に示すように、ベントダンパ16は、両端に切欠領域16aを有している。そして、ベント吹出口11eを閉鎖した際には、切欠領域16aを介して少量の調和空気がベント吹出口11eに流れ込む。
ヒートダンパ17は、ヒート吹出口11fの開閉を行うダンパであり、ケース11内において回動可能に構成されている。
なお、エアミックスダンパ装置13と、デフロスタダンパ15と、ベントダンパ16と、ヒートダンパ17とは、不図示のモータから動力が供給される。
図1に戻り、送風ダクト20は、車両の複数の箇所に設けられている。そして、本実施形態の車両用空気調和システムS1は、送風ダクト20として、デフロスタダクト21と、ベントダクト22と、ヒートダクト23とを有している。
デフロスタダクト21は、調和空気生成部10のデフロスタ吹出口11dから吐出された調和空気を車両のウィンドウに向けて案内する送風ダクトであり、デフロスタ吹出口11dに直接接続されている。
ベントダクト22は、調和空気生成部10のベント吹出口11eから吐出された調和空気を乗員の顔に向けて案内する送風ダクトである。なお、本実施形態の車両用空気調和システムS1は、このベントダクト22として、前方座席に乗車する乗員に向けて調和空気を案内するフロントベントダクト22aと、後方座席に乗車する乗員に向けて調和空気を案内するリアベントダクト22bとを備えている。そして、これらのフロントベントダクト22a及びリアベントダクト22bは、分流案内部30を介して、ベント吹出口11eと接続されている。
さらに、本実施形態の車両用空気調和システムS1は、フロントベントダクト22aとして、図2に示すように、車室内のセンターに調和空気を供給するセンターダクト22cと、車室内のサイドに調和空気を供給するサイドダクト22dとを有している。なお、センターダクト22cとサイドダクト22dとは、2つずつ設けられており、図2に示すように、サイドダクト22d、センターダクト22c、センターダクト22c、サイドダクト22dの順に配列されている。そして、サイドダクト22dは、ベント吹出口11eがベントダンパ16によって閉鎖された場合に、ベントダンパ16の切欠領域16aに連通する位置に配置されている。つまり、本実施形態の車両用空気調和システムS1では、フロントベントダクト22aは、調和空気をサイドダクトに流すバイパス開口として機能する切欠領域16aを有している。
図1に戻り、ヒートダクト23は、調和空気生成部10のヒート吹出口11fから吐出された調和空気を前方座席に乗車する乗員の足元に向けて案内する送風ダクトであり、ヒート吹出口11fに直接接続されている。
分流案内部30は、車室の異なる箇所に連通する複数の送風ダクト20に対して調和空気生成部10から吐出された調和空気を分流して案内するものであり、本実施形態の車両用空気調和システムS1では、調和空気生成部10のベント吹出口11eから吐出された調和空気を分流してフロントベントダクト22aとリアベントダクト22bに案内する。
図3は、調和空気生成部10のケース11側から見た分流案内部30の斜視図である。また、図4は分流案内部30の断面図であり、(a)が図3のA−A線断面図、(b)が図3のB−B線断面図である。
図3に示すように、分流案内部30は、例えば、調和空気生成部10のケース11と同様に樹脂材料によって形成されており、中空の2つの分割パーツ(フロントベントダクト側パーツ40及びリアベントダクト側パーツ50)とを組み立てることによって構成されている。
フロントベントダクト側パーツ40は、調和空気生成部10のケース11側に設けられたケース側開口部41と、フロントベントダクト22a側に設けられたフロントベントダクト側開口部42と、ガイド板43(ガイド部)とを備えている。
ケース側開口部41は、図1に示すように、フロントベントダクト側パーツ40のケース11との接続箇所である。そして、フロントベントダクト側パーツ40は、図4に示すように、ケース側開口部41の開口領域の一部がケース11のベント吹出口11eを覆い、開口領域の残りがケース11の外部に露出するようにケース11に対して取り付けられている。このケース側開口部41の開口領域のうち、ベント吹出口11eを覆う領域は、ベント吹出口11eに連結されてベント吹出口11eから吐出される調和空気を分流案内部30内に取り込むための吸入開口44として機能する。また、ケース側開口部41の開口領域のうち、ケース11の外部に露出する領域は、リアベントダクト側パーツ50と接続してリアベントダクト側パーツ50の内部に調和空気を供給する接続開口45として機能する。つまり、本実施形態の車両用空気調和システムS1においては、フロントベントダクト側パーツ40がケース11に対して取り付けられることによって、1つのケース側開口部41の開口領域が、吸入開口44と接続開口45として機能する構成を採用している。
フロントベントダクト側開口部42は、図1に示すように、フロントベントダクト22aとの接続箇所であり、開口領域がフロントベントダクト22aに対して接続されるフロントベントダクト用吐出開口46とされている。
このフロントベントダクト用吐出開口46は、図2及び図3に示すように、複数の仕切り板47によって複数の小領域に仕切られている。これらの仕切り板47は、図2に示すように、センターダクト22c及びサイドダクト22dの配列方向に配置されている。本実施形態の車両用空気調和システムS1においては、6枚の仕切り板47a〜47fによって、フロントベントダクト用吐出開口46が、センターダクト22c及びサイドダクト22dの配列方向に4つの小領域(第1領域46a〜第4領域46d)に分割されている。そして、第1領域46aが2つあるサイドダクト22dの一方と接続され、第2領域46bが2つあるセンターダクト22cの一方と接続され、第3領域46cがもう一方のセンターダクト22cと接続され、第4領域46dがもう一方のサイドダクト22dと接続されている。
なお、図4(a)に示すように、フロントベントダクト側パーツ40は、フロントベントダクト用吐出開口46に流れ込む調和空気を整流する整流板48を備えている。この整流板48は、第1領域46a〜第4領域46dの各領域に設けられており、フロントベントダクト側パーツ40の内壁や仕切り板47に固定されている。
また、図4(b)に示すように、仕切り板47aと仕切り板47bとの間、仕切り板47cと仕切り板47dとの間、及び、仕切り板47eと仕切り板47fとの間には、リアベントダクト側パーツ50の吐出開口51(フロントベントダクト用吐出開口46と異なる吐出開口)に調和空気を案内する傾斜壁49が設けられている。
ガイド板43は、吸入開口44から流れ込んだ調和空気の一部をリアベントダクト側パーツ50の吐出開口51に案内するためのものであり、フロントベントダクト用吐出開口46の第1領域46a〜第4領域46dごとに設けられている。これらのガイド板43は、第1領域46a〜第4領域46dに隣接して第1領域46a〜第4領域46dのリアベントダクト側パーツ50側に配置されている。
そして、ガイド板43は、図4に示すように、吸入開口44側に配置される平面領域43aと、調和空気の案内方向に沿う湾曲領域43bとを備えている。
なお、図4に示すように、サイドダクト22dに接続される第1領域46a及び第4領域46dに隣接するガイド板43及び仕切り板47(仕切り板47a及び仕切り板47f)は、ベントダンパ16が閉鎖した際に当該ベントダンパ16と当接されるように、その長さが設定されている。
リアベントダクト側パーツ50は、リアベントダクト22bと接続される吐出開口51を有している。このリアベントダクト側パーツ50は、図1に示すように、ケース11の外壁面の一部を覆い、当該外壁面との間に調和空気の流路を形成するように構成されている。
このような構成を有する本実施形態の車両用空気調和システムS1によれば、エアミックスダンパ装置13によって冷風用開口11hと加熱用開口11iが両方とも開口されているとすると、冷却流路11aに供給された空気がエバポレータ12によって冷却されることで冷風とされ、この冷風の一部が加熱流路11bに供給される。
そして、加熱流路11bでヒータコア14によって加熱されることで生成された暖風が暖風用開口11gから混合部11cに供給され、加熱流路11bに供給されなかった冷風が冷風用開口11hから混合部11cに供給される。
混合部11cに供給された冷風と暖風とは混合されて温調空気とされ、デフロスタ吹出口11e、ベント吹出口11e及びヒート吹出口11fのうち開口されているいずれかから送風ダクト20を介して車室内に供給される。
ここで、本実施形態の車両用空気調和システムS1によれば、調和空気生成部10と別体に設けられる分流案内部30が、調和空気生成部10から吐出された調和空気を分流して複数の送風ダクト20(フロントベントダクト22aとリアベントダクト22b)に案内する。このため、送風ダクト20の数が増えた場合であっても、調和空気生成部10の形状等を変更することなく全ての送風ダクト20に調和空気を供給することができる。
したがって、本実施形態の車両用空気調和システムS1によれば、送風ダクト20の配置や形状に関わらず調和空気生成部10を共通化可能とすることが可能となる。
また、本実施形態の車両用空気調和システムS1においては、分流案内部30は、吸入開口44から流れ込んだ調和空気の一部を案内すると共に調和空気の案内方向に沿う湾曲領域43bを備えるガイド板43を備えている。
このため、吸入開口44から遠く離れたリアベントダクト22bに対してスムーズに調和空気を案内することができる。
また、ガイド板43を湾曲することによって、湾曲領域43bに換えて傾斜壁を用いて調和空気を案内する場合よりも、リアベントダクト22bへの流路面積が広くなり、よりスムーズにリアベントダクト22bに対して調和空気を案内することができ、さらには流れがスムーズになることで騒音を低減することができる。
また、湾曲領域43bよりも吸入開口44側に平面領域43aが配置されることによって、分流案内部30に導入される調和空気の流れが整流されるため、より流れがスムーズになる。
また、本実施形態の車両用空気調和システムS1においては、フロントベントダクト用吐出開口46を複数の領域に仕切る仕切り板47を備えている。
このため、フロントベントダクト用吐出開口46から均等に調和空気を吐出することが可能となり、センターダクト22c及びサイドダクト22dに対して均等に調和空気を供給することが可能となる。
また、本実施形態の車両用空気調和システムS1においては、図4(b)に示すように、仕切り板47aと仕切り板47bとの間、仕切り板47cと仕切り板47dとの間、及び、仕切り板47eと仕切り板47fとの間に、リアベントダクト側パーツ50の吐出開口51(フロントベントダクト用吐出開口46と異なる吐出開口)に調和空気を案内する傾斜壁49が設けられている。
分流案内部30の構造上、吸入開口44に近いフロントベントダクト用吐出開口46に多くの調和空気が供給され易くなる。これに対して、上記傾斜壁49を設けることによって、フロントベントダクト用吐出開口46から吐出されようとする調和空気の一部がリアベントダクト側パーツ50の吐出開口51に案内される。このため、フロントベントダクト用吐出開口46から吐出される調和空気とリアベントダクト側パーツ50の吐出開口51から吐出される調和空気のバランスを均等に近づけることが可能となる。
また、本実施形態の車両用空気調和システムS1においては、フロントベントダクト22aとして、センターダクト22cとサイドダクト22dとを有し、分流案内部30の吸入開口44がベントダンパ16によって閉鎖された際に、少量の調和空気サイドダクト22dに流す開口部がベントダンパ16の切欠領域16aによって形成されている。そして、分流案内部30が、当該開口部に隣接して設けられ、吸入開口44を閉鎖したベントダンパ16と当接する仕切り板47a及び仕切り板47fを備えている。
このため、ベントダンパ16に当接する仕切り板47a,47fによって、切欠領域16aを介してフロントベントダクト側パーツ40内に流入した調和空気が、センターダクト22cに流れ込むことを抑制することができる。
したがって、ウィンドウの曇り止めのために車室内に供給される調和空気が、意図せずに、センターダクト22cを介して乗員の顔に向けて吹き出されることを防止することができる。
さらに、本実施形態の車両用空気調和システムS1においては、仕切り板47a,47fと繋がるガイド板43も吸入開口44を閉鎖したベントダンパ16と当接するように構成されている。このため、より確実に切欠領域16aを介してフロントベントダクト側パーツ40内に流入した調和空気が、センターダクト22cに流れ込むことを抑制することができる。
また、本実施形態の車両用空気調和システムS1においては、分流案内部30が、フロントベント用吐出開口46に流れ込む調和空気を整流する整流板48を備える。
このため、フロントベントダクト22aに流れ込む調和空気の流れをスムーズにして、騒音の低減を図ることができる。
なお、整流板48の長さ、角度、及び配置数頭を変化させることによって、フロントベントダクト22aに流れ込む調和空気の流量を調節し、また騒音の低減特性を変化させることができる。
つまり、整流板48の長さ、角度、及び配置数等は、車両用空気調和システムS1に求められる性能に応じて設定することが好ましい。
また、本実施形態の車両用空気調和システムS1においては、分流案内部30が、複数の分割パーツ(フロントベントダクト側パーツ40とリアベントダクト側パーツ50)を組み立てることによって構成されている。そして、リアベントダクト側パーツ50は、調和空気生成部10のケース11の外壁面の一部を覆い、当該外壁面との間に調和空気の流路を形成している。
このため、リアベントダクト側パーツ50単体で流路を形成する必要がなくなり、リアベントダクト側パーツ50の容量(すなわち材料量)を削減し、製造コストを低減することができる。
また、分流案内部30が複数の分割パーツで構成されているため、他車種に適応させる際に、例えば分割パーツのうち一部だけ変更して適応させ、その他の分割パーツは流用することも可能になり、さらなるコスト削減にも効果がある。
もちろん、分流案内部30は全て一体に形成してもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態において示した分流案内部30の形状は一例である。本発明における分流案内部の具体的な形状は、その都度、分流案内部が調和空気を送る送風ダクト20の形状や配置に対応可能な形状とされる。
また、上記実施形態においては、本発明のガイド部が板形状のガイド板47である構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、板形状のガイド板47に変えて、ブロック形状のガイド部を用いることも可能である。
また、上記実施形態においては、分流案内部30がフロントベントダクト22aとリアベントダクト22bとに調和空気を分流して供給する構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、他の複数の送風ダクトに対して分流案内部を用いて調和空気を分流して供給する構成を採用することもできる。
また、上記実施形態においては、ベントダンパ16の切欠領域16aが本発明のバイパス開口として機能する構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、ベントダンパに切欠領域を設けず、ケース11にバイパス開口を設けるようにしても良い。
この場合には、上記実施形態の仕切り板47をケース11に設けられたバイパス開口に隣接して当接するように形状設定することにより、上記実施形態と同様に、バイパス開口を介して流入した調和空気がセンターダクト22cに流れ込むことを抑止することができる。
S1……車両用空気調和システム、10……調和空気生成部、11……ケース、16……ベントダンパ(ダンパ)、16a……切欠領域、20……送風ダクト、22……ベントダクト、22a……フロントベントダクト、22b……リアベントダクト、22c……センターダクト、22d……サイドダクト、30……分流案内部、40……フロントベント側パーツ(分割パーツ)、41……ケース側開口部、42……フロントベントダクト側開口部、43……ガイド板(ガイド部)、44……吸入開口、45……接続開口、46……フロントベントダクト用吐出開口、46a……第1領域、46b……第2領域、46c……第3領域、46d……第4領域、47(47a〜47f)……仕切り板、48……整流板、49……傾斜壁、50……リアベントダクト側パーツ(分割パーツ)、51……吐出開口

Claims (8)

  1. 車室内に調和空気を供給する車両用空気調和システムであって、
    前記調和空気を生成する調和空気生成部と、
    前記車室の異なる箇所に連通する複数の送風ダクトと、
    前記複数の送風ダクトに対して前記調和空気生成部から吐出された前記調和空気を分流して案内すると共に前記調和空気生成部と別体とされる分流案内部と
    を備えることを特徴とする車両用空気調和システム。
  2. 前記分流案内部は、
    前記調和空気生成部の吐出開口に連結される吸入開口と、
    前記複数の送風ダクトに対して接続される複数の吐出開口と、
    前記吸入開口から流れ込んだ前記調和空気の一部を少なくともいずれかの前記吐出開口に案内すると共に前記調和空気の案内方向に沿う湾曲領域を備えるガイド部と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の車両用空気調和システム。
  3. 前記ガイド部は湾曲領域よりも上流側に平面領域を備えることを特徴とする請求項2記載の車両用空気調和システム。
  4. 前記分流案内部は、
    前記送風ダクトの1つであるフロントベントダクトに接続される前記吐出開口であるフロントベントダクト用吐出開口と、
    当該フロントベントダクト用吐出開口を複数の領域に仕切る仕切り板と
    を備えることを特徴とする請求項2または3記載の車両用空気調和システム。
  5. 前記分流案内部は、
    仕切り板同士の間に前記フロントベントダクト用吐出開口と異なる吐出開口に前記調和空気を案内する傾斜壁を備えることを特徴とする請求項4記載の車両用空気調和システム。
  6. 前記フロントベントダクトとして、車室内のセンターに前記調和空気を供給するセンターダクトと、車室内のサイドに前記調和空気を供給するサイドダクトとを有し、
    前記調和空気生成部内には前記吸入開口を開閉するダンパが設けられ、
    前記吸入開口がダンパにより閉鎖された際に前記調和空気を前記サイドダクトに流すバイパス開口を備える場合に、
    前記分流案内部は、前記ダンパが前記吸入開口を閉鎖した際に前記バイパス開口に隣接して当該ダンパに当接する前記仕切り板と前記ガイド部とを備える
    ことを特徴とする請求項4または5記載の車両用空気調和システム。
  7. 前記分流案内部は、前記吐出開口に流れ込む前記調和空気を整流する整流板を備えることを特徴とする請求項2〜6いずれかに記載の車両用空気調和システム。
  8. 前記分流案内部は、前記調和空気生成部のケースの外壁面の一部を覆い、当該外壁面との間に前記調和空気の流路を形成することを特徴とする請求項1〜7いずれかに記載の車両用空気調和システム。
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