JP3106147B2 - 屋内換気方法 - Google Patents
屋内換気方法Info
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- JP3106147B2 JP3106147B2 JP03347348A JP34734891A JP3106147B2 JP 3106147 B2 JP3106147 B2 JP 3106147B2 JP 03347348 A JP03347348 A JP 03347348A JP 34734891 A JP34734891 A JP 34734891A JP 3106147 B2 JP3106147 B2 JP 3106147B2
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- Japan
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- exhaust
- flow
- ventilation method
- guide means
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、屋内換気方法に関す
るものである。さらに詳しくは、この発明は、排気のた
めの空気の流れやその風切り音に不快さを感じることな
く、高効率で屋内排気することのできる新しい屋内換気
方法に関するものである。
るものである。さらに詳しくは、この発明は、排気のた
めの空気の流れやその風切り音に不快さを感じることな
く、高効率で屋内排気することのできる新しい屋内換気
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来より、飲食店、集会所等
の比較的中小規模に人々が集まる屋内空間には、たとえ
ば図5に示したように、その天井面に排気口(ア)を設
け、これを大型排気ファン(イ)等の強制排気手段
(イ)に連結し、屋内の汚れた空気を強制的に排気して
いる場合が多い。また、この排気口(ア)は、天井面近
傍の壁面上部に設けている場合もある。
の比較的中小規模に人々が集まる屋内空間には、たとえ
ば図5に示したように、その天井面に排気口(ア)を設
け、これを大型排気ファン(イ)等の強制排気手段
(イ)に連結し、屋内の汚れた空気を強制的に排気して
いる場合が多い。また、この排気口(ア)は、天井面近
傍の壁面上部に設けている場合もある。
【0003】しかしながら、このような従来の強制換気
の方法においては、大能力の排気手段(イ)を用いない
限り排気は円滑に行われなかったり、あるいは、排気口
(ア)に向う強制排気にともなう空気流(ウ)が感知さ
れ、レストランでの食事、さらにはサロンでの懇談時に
気になり、不快な思いをすることが少なくない。また、
風切り音も耳ざわりとなることが多い。屋内の浮遊微粒
子の除去もあまり良好ではない。
の方法においては、大能力の排気手段(イ)を用いない
限り排気は円滑に行われなかったり、あるいは、排気口
(ア)に向う強制排気にともなう空気流(ウ)が感知さ
れ、レストランでの食事、さらにはサロンでの懇談時に
気になり、不快な思いをすることが少なくない。また、
風切り音も耳ざわりとなることが多い。屋内の浮遊微粒
子の除去もあまり良好ではない。
【0004】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来方法の欠点を解消し、設備やメ
ンテナンスの負担も大きくなく、円滑で高効率な換気清
浄化を可能とし、空気流れや風切り音も気になることの
ない新しい屋内換気方法を提供することを目的としてい
る。
されたものであり、従来方法の欠点を解消し、設備やメ
ンテナンスの負担も大きくなく、円滑で高効率な換気清
浄化を可能とし、空気流れや風切り音も気になることの
ない新しい屋内換気方法を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、天井面、もしくはその近傍に、
排気方向に向ってその径が漸縮小する湾曲面もしくは円
錐面状の傾斜面排気口を設け、その軸中心に対してずら
した方向に自然螺旋気流生成用のトリガーガイド手段を
配置して屋内の熱上昇気流を螺旋気流として排気するこ
とを特徴とする屋内換気方法を提供する。
を解決するものとして、天井面、もしくはその近傍に、
排気方向に向ってその径が漸縮小する湾曲面もしくは円
錐面状の傾斜面排気口を設け、その軸中心に対してずら
した方向に自然螺旋気流生成用のトリガーガイド手段を
配置して屋内の熱上昇気流を螺旋気流として排気するこ
とを特徴とする屋内換気方法を提供する。
【0006】また、この発明は、前記ガイド手段とし
て、複数の空気吹出し小孔からの空気吹出しや、複数の
小突起の配置等をその態様の一つとしている。
て、複数の空気吹出し小孔からの空気吹出しや、複数の
小突起の配置等をその態様の一つとしている。
【0007】
【作用】この発明においては、天井面、もしくはその近
傍に設けた前記傾斜面排気口からガイド手段による螺旋
気流排気を行うため、その排気は、屋内の熱上昇流の自
然排気を促進する。このため、従来のような強制換気に
ともなう設備負担はメンテナンスの大きな必要もなく、
高効率な排気清浄化が可能となり、かつ、気流や風切り
音を気にすることなく、屋内での快適な時間をすごすこ
とができる。
傍に設けた前記傾斜面排気口からガイド手段による螺旋
気流排気を行うため、その排気は、屋内の熱上昇流の自
然排気を促進する。このため、従来のような強制換気に
ともなう設備負担はメンテナンスの大きな必要もなく、
高効率な排気清浄化が可能となり、かつ、気流や風切り
音を気にすることなく、屋内での快適な時間をすごすこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、添付した図面に沿ってこの発明の方法
について説明する。図1は、この発明の一例を示した屋
内排気のための排気口部の状態を示した底面図と断面図
である。たとえば、この図1に示したように、天井面も
しくはその近傍には排気方向(A)に向って、その内径
が漸縮小する傾斜面排気口(1)を設ける。
について説明する。図1は、この発明の一例を示した屋
内排気のための排気口部の状態を示した底面図と断面図
である。たとえば、この図1に示したように、天井面も
しくはその近傍には排気方向(A)に向って、その内径
が漸縮小する傾斜面排気口(1)を設ける。
【0009】この時の傾斜面(2)は、湾曲面とする
か、または、円錐円状の傾斜面とする。そして、この排
気口(1)には、この例においては、その軸中心に対し
てずらした方向(B1 )(B2 )(B3 )(B4 )に螺
旋気流形成用のガイド手段として小孔(3)を設け、こ
こから微弱な空気を吹出すようにしている。この空気吹
出しは、排気口(1)に自然螺旋流(4)を形成するた
めのトリガーとなるものである。このため、その吹出し
圧力、速度は、極めて微弱で遅いものでよい。また、吹
出しは必ずしも連続する必要はなく、屋内での人々の呼
吸によって生成する熱上昇流の程度に応じて断続的なも
のであってもよい。
か、または、円錐円状の傾斜面とする。そして、この排
気口(1)には、この例においては、その軸中心に対し
てずらした方向(B1 )(B2 )(B3 )(B4 )に螺
旋気流形成用のガイド手段として小孔(3)を設け、こ
こから微弱な空気を吹出すようにしている。この空気吹
出しは、排気口(1)に自然螺旋流(4)を形成するた
めのトリガーとなるものである。このため、その吹出し
圧力、速度は、極めて微弱で遅いものでよい。また、吹
出しは必ずしも連続する必要はなく、屋内での人々の呼
吸によって生成する熱上昇流の程度に応じて断続的なも
のであってもよい。
【0010】図2は、前記のガイド手段として別の例を
示したものである。この例においては、前記の湾曲面か
らなる傾斜面(2)に、やはり排気口(1)の軸中心に
対してずらした方向となるように突起(5)を配設して
いる。これらのガイド手段としての空気吹出しのための
小孔(3)や、傾斜面(2)上への突起(5)の配置
は、1または2以上とすることができ、屋内密閉の大き
さや全排気量、そして排気口(1)の大きさ等に応じて
適宜とすることができる。
示したものである。この例においては、前記の湾曲面か
らなる傾斜面(2)に、やはり排気口(1)の軸中心に
対してずらした方向となるように突起(5)を配設して
いる。これらのガイド手段としての空気吹出しのための
小孔(3)や、傾斜面(2)上への突起(5)の配置
は、1または2以上とすることができ、屋内密閉の大き
さや全排気量、そして排気口(1)の大きさ等に応じて
適宜とすることができる。
【0011】図3は、さらに別の例を示した屋内空間の
断面図である。この例においては、天井面全体を排気口
(10)に向う傾斜面(20)として構成し、前記のト
リガー突起吹出しと同様の目的のための空気吹出し口
(30)を天井面の周縁部に設け、同様に排気口(1)
の軸中心に対してずらした方向に微弱空気を吹出すよう
にしている。
断面図である。この例においては、天井面全体を排気口
(10)に向う傾斜面(20)として構成し、前記のト
リガー突起吹出しと同様の目的のための空気吹出し口
(30)を天井面の周縁部に設け、同様に排気口(1)
の軸中心に対してずらした方向に微弱空気を吹出すよう
にしている。
【0012】これと同時に、もしくはこの空気吹出し口
(30)の代わりに、床面もしくはその近傍に、たとえ
ばディスプレイスメントフロー給気装置等として知られ
てもいる層流空気フロー供給装置(60)を配置し、床
面近傍より、この空気層流(61)を吹出すようにして
もよい。もちろん、前記の小孔(3)、あるいは吹出し
口(30)からの空気も同様の層流条件のものとしても
よい。
(30)の代わりに、床面もしくはその近傍に、たとえ
ばディスプレイスメントフロー給気装置等として知られ
てもいる層流空気フロー供給装置(60)を配置し、床
面近傍より、この空気層流(61)を吹出すようにして
もよい。もちろん、前記の小孔(3)、あるいは吹出し
口(30)からの空気も同様の層流条件のものとしても
よい。
【0013】空気層流(61)によって、屋内での螺旋
流排気は、より円滑に進行することになる。またさら
に、この発明の方法においては、たとえば図4に示した
ように、排気口(1)を、この発明の発明者が各種応用
に努めてきたコアンダフロー生成域として構成してもよ
い。このコアンダフローは、軸中心流形成のための手段
として有用であり、図4のように、傾斜面(2)に、環
状スリット(6)を介して空気を吹込む場合には、軸中
心流として、特有なスパイラル流(螺旋流)が生成され
る。
流排気は、より円滑に進行することになる。またさら
に、この発明の方法においては、たとえば図4に示した
ように、排気口(1)を、この発明の発明者が各種応用
に努めてきたコアンダフロー生成域として構成してもよ
い。このコアンダフローは、軸中心流形成のための手段
として有用であり、図4のように、傾斜面(2)に、環
状スリット(6)を介して空気を吹込む場合には、軸中
心流として、特有なスパイラル流(螺旋流)が生成され
る。
【0014】このようなコアンダ流を前記した通りのト
リガー手段として用いることも有効である。もちろん、
この発明には、その細部においてさらに様々な態様が可
能であることは言うまでもない。
リガー手段として用いることも有効である。もちろん、
この発明には、その細部においてさらに様々な態様が可
能であることは言うまでもない。
【0015】
【発明の効果】この発明は、以上詳しく説明した通りの
方法によって、従来の強制排気のための大型の設備、そ
のメンテナンスのための不都合をともなうことなく、高
効率での屋内排気と清浄化が可能となる。また、従来の
ように、屋内での空気流れや風切り音が抑えられるた
め、これを気にすることもなくなる。
方法によって、従来の強制排気のための大型の設備、そ
のメンテナンスのための不都合をともなうことなく、高
効率での屋内排気と清浄化が可能となる。また、従来の
ように、屋内での空気流れや風切り音が抑えられるた
め、これを気にすることもなくなる。
【図1】この発明の方法を例示した底面図と断面図であ
る。
る。
【図2】この発明の別の方法を例示した底面図と断面図
である。
である。
【図3】この発明のさらに別の方法を示した屋内断面図
である。
である。
【図4】コアンダフローを利用した例を示した断面図で
ある。
ある。
【図5】従来の強制排気方法を示した断面図である。
1 排気口 2 傾斜面 3 小孔 4 螺旋流 5 突起 6 環状スリット 10 排気口 20 傾斜面 30 空気吹出し口 60 層流空気フロー供給装置 61 空気層流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/04
Claims (3)
- 【請求項1】 天井面、もしくはその近傍に、排気方向
に向ってその径が漸縮小する湾曲面もしくは円錐面状の
傾斜面排気口を設け、その軸中心に対してずらした方向
に自然螺旋気流生成用のトリガーガイド手段を配置して
屋内の熱上昇気流を螺旋気流として排気することを特徴
とする屋内換気方法。 - 【請求項2】 トリガーガイド手段が複数の小孔からの
空気吹出しからなる請求項1の屋内換気方法。 - 【請求項3】 トリガーガイド手段が複数の小突起から
なる請求項1の屋内換気方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03347348A JP3106147B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 屋内換気方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03347348A JP3106147B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 屋内換気方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05180482A JPH05180482A (ja) | 1993-07-23 |
JP3106147B2 true JP3106147B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=18389621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03347348A Expired - Fee Related JP3106147B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 屋内換気方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3106147B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4526780B2 (ja) * | 2003-04-30 | 2010-08-18 | 富士夫 堀 | フード装置 |
US8721408B2 (en) | 2009-11-18 | 2014-05-13 | Keihin Corporation | Air conditioner for vehicle |
JP5470006B2 (ja) * | 2009-11-18 | 2014-04-16 | 株式会社ケーヒン | 車両用空気調和装置 |
KR101420179B1 (ko) * | 2012-10-12 | 2014-07-17 | 김창선 | 흡입장치 |
JP2014181888A (ja) * | 2013-03-21 | 2014-09-29 | Dainippon Printing Co Ltd | 排気ノズル |
CN110939997A (zh) * | 2019-11-12 | 2020-03-31 | 孔增香 | 一种房间用除湿器 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP03347348A patent/JP3106147B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05180482A (ja) | 1993-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |