JPH05180481A - 厨房の換気設備 - Google Patents

厨房の換気設備

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JPH05180481A
JPH05180481A JP34734791A JP34734791A JPH05180481A JP H05180481 A JPH05180481 A JP H05180481A JP 34734791 A JP34734791 A JP 34734791A JP 34734791 A JP34734791 A JP 34734791A JP H05180481 A JPH05180481 A JP H05180481A
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JP
Japan
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spiral flow
kitchen
coanda
generator
ventilation
Prior art date
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Pending
Application number
JP34734791A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Higuchi
祥明 樋口
Yoshiaki Nagasawa
佳明 長沢
Atsushi Ariyoshi
淳 有吉
Toshihiko Moriyama
敏彦 森山
Kiyoyuki Horii
清之 堀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 排気口部にコアンダスパイラルフロー生成装
置を配置する。 【効果】 コンパクトな設備によって高効率での排気が
可能となる。また、排気口部、壁面への油煙の付着によ
る汚れも著しく抑制され、火災防止にも役立つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、厨房の換気設備に関
するものである。さらに詳しくは、この発明は、換気部
や壁面等の油汚れを抑え、しかも高効率での換気を可能
とする新しい厨房換気設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、家庭用あるいは業務用
の厨房換気設備としては、たとえば図4に示したよう
に、ガステーブル等の調理台近傍に配置された換気扇
(ア)によって厨房内の煙や油分等を排気するようにし
たものが一般的なものとして知られている。その大きさ
や換気能力には差異があるものの、基本的にはその構成
はほとんど同じである。
【0003】しかしながら、このような従来の換気扇
(ア)を用いた厨房換気設備の場合には、この換気扇
(ア)そのものへの油煙の付着による汚れが著しく、ま
た、周囲の壁面への汚れの付着も大きな問題となってい
た。また、これらの汚れを抑え、換気能力を増大しよう
とすると、換気扇(ア)をより大型のものとせざるを得
ず、その取付けスペースも問題となり、使用時の騒音も
極めて大きなものとなるという問題があった。
【0004】このため、従来の換気設備においては、そ
の換気能力の増大や汚れ付着の防止をより小さな設備で
効果的なものとすることはできなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明は、以上
の通りの従来技術の課題を解決するものとして、換気の
ための換気口部にコアンダスパイラルフロー生成装置を
配置してなることを特徴とする厨房の換気設備を提供す
る。すなわちこの発明は、家庭あるいはレストラン、そ
の他各種の業務においても用いることのできる換気設備
として、この発明の発明者がその応用の拡大に努めてき
ているコアンダスパイラルフローによる流体制御技術を
効果的に利用しようとするものであって、これまでには
知られていない新規な換気設備を提供するものである。
【0006】このコアンダスパイラルフローは、流体の
流れる軸方向流とその周囲との速度差、および密度差が
大きく、管軸の流れが速く外側の流れが遅い、いわゆる
スティーパな速度分布を示すという特徴を有している。
さらに、たとえば乱れ度が通常の乱流の0.2 に対して0.
09と半分以下の値を示し、乱流とは異なる流れの状態を
形成する。しかも、軸方向ベクトルと半径方向ベクトル
との合成によって特有のスパイラル流を形成するという
特徴がある。
【0007】このため、このコアンダスパイラルフロー
生成域および流通域においては、装置や管壁の内面壁近
傍に一種の境界層が形成され、液体や固体を搬送する場
合にも、内面壁には液滴や固体粒子の付着や接触がほと
んど生じない。また、もう一つの特徴は、コアンダスパ
イラルフロー生成域の前には極めて大きな負圧吸引力が
生じ、通常の乱流下のエジェクター等に比べてはるかに
大きな負圧が生じることである。
【0008】図1はこの発明者がすでに提案しているコ
アンダスパイラルフロー生成装置を例示した模式図であ
る。たとえばこの図1に示したように、コアンダスパイ
ラルフロー生成装置(1)には、環状のコアンダスリッ
ト(2)を通じて、吐出口(3)方向に向けて、圧縮流
体供給手段(4)より圧縮流体が供給される。この状態
において、コアンダスパイラルフロー生成装置(1)の
吸引導入口(5)には負圧吸引力が生じる。
【0009】環状のコアンダスリット(2)の近傍には
傾斜面(6)、圧縮流体の分配室(7)、さらに圧縮流
体供給路(8)とを設けている。そして、この傾斜面
(6)の角度をたとえば5〜70度程度とすることによ
り、スパイラルフロー(9)が形成され、高速で吐出さ
れる。また、吸引導入口(5)には強い負圧吸引力が生
じ、その結果この負圧吸引力によって空気(10)が吸
引される。
【0010】この発明の厨房の換気設備は、このように
コアンダスパイラルフローの特徴を効果的に生かしたも
のである。以下、実施例を示し、さらに詳しくこの発明
の換気装置について説明する。
【0011】
【実施例】添付した図面の図2は、この発明の一例を示
した断面図である。たとえばこの図2に示したように、
この発明の換気装置では、ガステーブル(12)や換気
フード(13)等を備えた厨房の換気部に前記した通り
のコアンダスパイラルフロー生成装置(11)を備えて
いる。なお、この図2の例においては、コアンダスパイ
ラルフロー生成装置(11)を厨房の壁面に備えている
が、天井部等であってもよい。
【0012】そしてコアンダスパイラルフロー生成装置
(11)には、分配室(14)を介してその環状スリッ
ト(15)より圧縮流、すなわち空気を吹出し、排気口
(16)よりスパイラルフローを吐出させる。この時、
吸引導入口(17)には大きな負圧吸引力が生じ、ガス
テーブル(12)等から発生する厨房の煙、油煙等を吸
引し、排気口(16)よりスパイラルフローとして吐出
させる。
【0013】コアンダスパイラルフローの生成によっ
て、コアンダスパイラルフロー生成装置(11)および
排気口(16)、さらには吸引導入口(17)、壁面
(18)への油煙の付着による汚れはほとんどなく、ま
た長期にわたる汚れの付着も著しく抑制され、火災防止
の観点からも有効である。たとえば、より具体的に、吸
引導入口(17)の大きさを約60mm、環状リスト(1
5)からの傾斜面の傾きを12°として約0.5 〜1kg/c
m2の圧力の空気を導入すると、その速度が約30〜40
m/sec の高速スパイラル流が排気口(16)より吐出
される。この時の負圧吸引力は極めて大きく、高効率な
排気が可能となり、油煙の内壁面への付着も全く生じな
い。
【0014】また、この発明においては、厨房の壁面
(18)部の油汚れを長期にわたっても生じさせないた
めに、ガステーブルの近傍であって壁面(18)の直前
に通常のコアンダフロー生成装置(19)による一種の
エアーカーテン状の空気流れを形成することが有効であ
る。なお、この発明の厨房の換気設備においては、図3
に示したように排気口(16)は、屈曲した管路に接続
していてもよい。
【0015】コアンダスパイラルフローにおいては、こ
のように排気口(16)に屈曲した排気管(20)を接
続する場合でもその内部ではコアンダスパイラルフロー
が維持される。このため、その内壁面への油の付着もな
い。また、風切り音が耳ざわりな場合は、排気口(1
6)に消音器(21)を取付けておいてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上の通りの発明によって、 1) 高効率での排気が、よりコンパクトな設備によっ
て可能となる。 2) 排気部の装置、壁面等への油煙の付着による汚れ
は著しく抑制され、火災防止にも役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の設備に用いるコアンダスパイラルフ
ロー生成装置の構成を例示した断面図である。
【図2】この発明の設備を例示した断面図である。
【図3】この発明の別の例を示した断面図である。
【図4】従来の換気設備を示した断面図である。
【符号の説明】
1 コアンダスパイラルフロー生成装置 2 環状のコアンダスリット 3 吐出口 4 圧縮流体供給手段 5 吸引導入口 6 傾斜面 7 分配室 8 圧縮流体供給路 9 スパイラルフロー 10 空気 11 コアンダスパイラルフロー生成装置 12 ガステーブル 13 換気フード 14 分配室 15 環状スリット 16 排気口 17 吸引導入口 18 壁面 19 コアンダフロー装置 20 排気管 21 消音器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有吉 淳 東京都江東区南砂二丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 森山 敏彦 東京都江東区南砂二丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 堀井 清之 東京都目黒区上目黒5−8−15−501

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気口部にコアンダスパイラルフロー生
    成装置を配置してなることを特徴とする厨房の換気設
    備。
  2. 【請求項2】 ガステーブル周囲、もしくはその近傍
    に、コアンダフロー生成装置を、また、排気口にコアン
    ダスパイラルフロー生成装置を配置してなる厨房の換気
    設備。
JP34734791A 1991-12-27 1991-12-27 厨房の換気設備 Pending JPH05180481A (ja)

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Cited By (7)

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KR101940546B1 (ko) * 2018-07-17 2019-01-21 김병준 볼텍스 튜브를 이용한 공기조화장치

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