JPH0742011Y2 - 空調機の室内ユニット - Google Patents
空調機の室内ユニットInfo
- Publication number
- JPH0742011Y2 JPH0742011Y2 JP1991107154U JP10715491U JPH0742011Y2 JP H0742011 Y2 JPH0742011 Y2 JP H0742011Y2 JP 1991107154 U JP1991107154 U JP 1991107154U JP 10715491 U JP10715491 U JP 10715491U JP H0742011 Y2 JPH0742011 Y2 JP H0742011Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- indoor unit
- air conditioner
- riblets
- noise
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Air-Flow Control Members (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は空調機の室内ユニット
に関するもので、特に運転時の送風騒音を低減し得る空
調機の室内ユニットに係るものである。
に関するもので、特に運転時の送風騒音を低減し得る空
調機の室内ユニットに係るものである。
【０００２】
【従来の技術】室内ユニットからの送風時の騒音を低減
するための最も簡便な方法としては、ファンロータのロ
ータ径を大きくする方法があるが、この方法は製品寸法
が大になることから、実際問題としては採用することが
不可能である。そのため例えば特開平２−１１５５１０
号公報では、次のような構成の室内ユニットが提案され
ている。それは室内ユニットにおいて生ずる騒音と近似
した音を発生する発音手段を設けると共に、この発音手
段によって発生騒音とは逆位相の音を発生させて両者を
互いに打ち消し合せ、これにより騒音低減を図ろうとす
るものである。
するための最も簡便な方法としては、ファンロータのロ
ータ径を大きくする方法があるが、この方法は製品寸法
が大になることから、実際問題としては採用することが
不可能である。そのため例えば特開平２−１１５５１０
号公報では、次のような構成の室内ユニットが提案され
ている。それは室内ユニットにおいて生ずる騒音と近似
した音を発生する発音手段を設けると共に、この発音手
段によって発生騒音とは逆位相の音を発生させて両者を
互いに打ち消し合せ、これにより騒音低減を図ろうとす
るものである。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のものにあっては、発音手段等の格別の手段を使用する
必要のあることから、その構成が複雑になり、コストア
ップを招くという欠点がある。
のものにあっては、発音手段等の格別の手段を使用する
必要のあることから、その構成が複雑になり、コストア
ップを招くという欠点がある。
【０００４】この考案は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、騒音を低減する
ことが可能な空調機の室内ユニットを、簡素な構成でも
って、かつ安価に提供することにある。
になされたものであって、その目的は、騒音を低減する
ことが可能な空調機の室内ユニットを、簡素な構成でも
って、かつ安価に提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこでこの考案の空調機
の室内ユニットは、通風路４を構成する部材１ａ、１ｂ
の表面に、複数条のリブレット等の微小凹凸条５を、風
の流れ方向に略平行に延設したことを特徴としている。
の室内ユニットは、通風路４を構成する部材１ａ、１ｂ
の表面に、複数条のリブレット等の微小凹凸条５を、風
の流れ方向に略平行に延設したことを特徴としている。
【０００６】
【作用】上記空調機の室内ユニットにおいては、通風路
４を構成する部材１ａ、１ｂの表面に、リブレット等の
微小凹凸条５を設けてあることによって、通風路４にお
ける摩擦抵抗が減少し、風性能が向上することから、通
風に起因する騒音が従来よりも減少する。
４を構成する部材１ａ、１ｂの表面に、リブレット等の
微小凹凸条５を設けてあることによって、通風路４にお
ける摩擦抵抗が減少し、風性能が向上することから、通
風に起因する騒音が従来よりも減少する。
【０００７】
【実施例】次にこの考案の空調機の室内ユニットの具体
的な実施例について、図面を参照しつつ詳細に説明す
る。
的な実施例について、図面を参照しつつ詳細に説明す
る。
【０００８】図１において、１は室内ユニットの本体ケ
ーシングを示しているが、この本体ケーシング１の内部
には、室内熱交換器２、クロスフローファン３等が配置
され、室内側から吸込んだ室内空気を室内熱交換器２を
経由させて、通風路４から室内へと吹出し得るようなさ
れている。
ーシングを示しているが、この本体ケーシング１の内部
には、室内熱交換器２、クロスフローファン３等が配置
され、室内側から吸込んだ室内空気を室内熱交換器２を
経由させて、通風路４から室内へと吹出し得るようなさ
れている。
【０００９】そして本体ケーシング１において、通風路
４の上下を区画している部分１ａ、１ｂの表面には、そ
の全幅にわたって、図２に示すような多数の断面Ｖ字状
のリブレット（微小凹凸条）５が形成されている。この
リブレット５は、風の流れ方向（吹出方向）と略平行に
延びるものであって、その幅Ｓ及び高さｈは、０．１〜
０．３ｍｍ程度にされている。なお上記リブレット５
は、上記のように通風路４の一部１ａ、１ｂにだけ設け
るのではなくて、その全周にわたって設けてもよいし、
またその断面形状も上記に限らずＵ字状にする等、種々
変更してもよい。
４の上下を区画している部分１ａ、１ｂの表面には、そ
の全幅にわたって、図２に示すような多数の断面Ｖ字状
のリブレット（微小凹凸条）５が形成されている。この
リブレット５は、風の流れ方向（吹出方向）と略平行に
延びるものであって、その幅Ｓ及び高さｈは、０．１〜
０．３ｍｍ程度にされている。なお上記リブレット５
は、上記のように通風路４の一部１ａ、１ｂにだけ設け
るのではなくて、その全周にわたって設けてもよいし、
またその断面形状も上記に限らずＵ字状にする等、種々
変更してもよい。
【００１０】上記リブレット５を設けた実施例に係る室
内ユニットと、リブレットを設けない従来の室内ユニッ
トとにおいて、風量と騒音との関係を比較した。その結
果を図３に示すが、同図のようにリブレット５を設けた
室内ユニットにおいては、同一風量である場合には、従
来例よりも発生騒音が減少することが確認された。これ
はリブレット５を設けたことによって、吹出空気に対す
る表面摩擦抵抗が減少し、風性能が向上したことによる
ものであると考えられる。なお同図のように、騒音ベー
スを一定とした場合には、風量を増加し得ることにもな
る。
内ユニットと、リブレットを設けない従来の室内ユニッ
トとにおいて、風量と騒音との関係を比較した。その結
果を図３に示すが、同図のようにリブレット５を設けた
室内ユニットにおいては、同一風量である場合には、従
来例よりも発生騒音が減少することが確認された。これ
はリブレット５を設けたことによって、吹出空気に対す
る表面摩擦抵抗が減少し、風性能が向上したことによる
ものであると考えられる。なお同図のように、騒音ベー
スを一定とした場合には、風量を増加し得ることにもな
る。
【００１１】
【考案の効果】以上のようにこの考案の空調機の室内ユ
ニットにおいては、流通空気に対する通風路での表面摩
擦抵抗を減少させ、風性能を向上し得るようにしてある
ので、従来に比較して発生騒音を低減することが可能で
ある。また微小凹凸条を設ける構造を採用し、従来のよ
うな格別の手段を用いる訳ではないので、その構成が簡
素なものとなって大幅なコストアップを防止し得る。
ニットにおいては、流通空気に対する通風路での表面摩
擦抵抗を減少させ、風性能を向上し得るようにしてある
ので、従来に比較して発生騒音を低減することが可能で
ある。また微小凹凸条を設ける構造を採用し、従来のよ
うな格別の手段を用いる訳ではないので、その構成が簡
素なものとなって大幅なコストアップを防止し得る。
【図１】この考案の空調機の室内ユニットの一実施例の
全体の概略構成の説明するための断面図である。
全体の概略構成の説明するための断面図である。
【図２】上記室内ユニットにおいて通風路の周囲に形成
するのに好ましいリブレット形状を示す前図ＩＩ−ＩＩ
線に沿う断面図である。
するのに好ましいリブレット形状を示す前図ＩＩ−ＩＩ
線に沿う断面図である。
【図３】リブレットを設けた室内ユニットの騒音低減効
果を従来例と対比して示すグラフである。
果を従来例と対比して示すグラフである。
１ａ 通風路構成部材 １ｂ 通風路構成部材 ４ 通風路 ５ リブレット（微小凹凸条）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ１０Ｋ 11/16
Claims (1)
- 【請求項１】 通風路（４）を構成する部材（１ａ）
（１ｂ）の表面に、複数条のリブレット等の微小凹凸条
（５）を、風の流れ方向に略平行に延設したことを特徴
とする空調機の室内ユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991107154U JPH0742011Y2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 空調機の室内ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991107154U JPH0742011Y2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 空調機の室内ユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0540717U JPH0540717U (ja) | 1993-06-01 |
| JPH0742011Y2 true JPH0742011Y2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=14451879
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991107154U Expired - Lifetime JPH0742011Y2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 空調機の室内ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0742011Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102173656B1 (ko) * | 2018-11-28 | 2020-11-03 | 황순민 | 차량용 공기 정화 장치 |
-
1991
- 1991-10-24 JP JP1991107154U patent/JPH0742011Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0540717U (ja) | 1993-06-01 |
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| JPH0470927U (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |