JP2012031080A - 二日酔いの症状の回復剤 - Google Patents
二日酔いの症状の回復剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012031080A JP2012031080A JP2010170519A JP2010170519A JP2012031080A JP 2012031080 A JP2012031080 A JP 2012031080A JP 2010170519 A JP2010170519 A JP 2010170519A JP 2010170519 A JP2010170519 A JP 2010170519A JP 2012031080 A JP2012031080 A JP 2012031080A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composition
- hangover
- magnesium
- recovery agent
- symptom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
【解決手段】本発明はウコン抽出物とマグネシウムとを含有する二日酔いの症状の回復剤及び組成物に関する。当該組成物は、ウコン抽出物を含有する組成物と比較して、二日酔いの症状を回復させる作用が有意に高い。
【選択図】なし
Description
特許文献3には亜鉛、銅、カルシウム、マグネシウム等のミネラルを添加した、秋ウコン等から分離された成分を含有するミネラル含有食品が開示されており、当該食品はドリンク剤として飲用できることが開示されている。
(1)ウコン抽出物と、マグネシウムとを有効成分として含有する、二日酔いの症状の回復剤。
(2)二日酔いの症状がアルコール残り感又は頭痛である、(1)記載の回復剤。
(3)経口摂取される二日酔いの症状の回復剤であって、一回の経口摂取量当たり、クルクミンを3〜50mg含有する量のウコン抽出物を含有する、(1)又は(2)記載の回復剤。
(5)経口摂取される組成物であって、一回の経口摂取量当たり、クルクミンを3〜50mg含有する量のウコン抽出物と、1〜190mgのマグネシウムとを含有する組成物。
(6)ビタミンC、ビタミンE、ナイアシン及びビタミンB6から選択される少なくとも1種のビタミンと、カルシウム、ナトリウム及びカリウムから選択される少なくとも1種のミネラルとを更に含有する、(5)記載の組成物。
(7)飲食品又は医薬品である、(5)又は(6)記載の組成物。
(9)オウゴン又はその抽出物、オウバク又はその抽出物、オウレン又はその抽出物、およびショウキョウ又はその抽出物からなる群れから選択される少なくとも1種の成分を含有しない、(1)〜(4)のいずれかに記載の回復剤。
(10)オウゴン又はその抽出物、オウバク又はその抽出物、オウレン又はその抽出物、およびショウキョウ又はその抽出物からなる群れから選択される少なくとも1種の成分を含有しない、(5)〜(8)のいずれかに記載の組成物。
(12)ニンニク加工物を含有しない、(5)〜(8)及び(10)のいずれかに記載の組成物。
(13)マグネシウムがメタケイ酸アルミン酸マグネシウムの形態で配合されたものではない、(1)〜(4)、(9)及び(11)のいずれかに記載の回復剤。
(14)マグネシウムがメタケイ酸アルミン酸マグネシウムの形態で配合されたものではない、(5)〜(8)、(10)及び(12)のいずれかに記載の組成物。
本発明においてウコン抽出物とは、ウコン(ショウガ科ウコン,Curcuma longa LINNE)の根茎の抽出物を指す。
本発明の組成物又は二日酔いの症状の回復剤はマグネシウムを含有することを特徴とする。マグネシウムは、飲食品、医薬品などの最終的な形態において許容される経口摂取可能な形態(ただし、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムを除く)で本発明の組成物又は二日酔いの症状の回復剤に配合される。特に、食品添加物として許容される形態のマグネシウムが好ましく、具体的には、炭酸マグネシウム、塩化マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、L−グルタミン酸マグネシウム等の形態のマグネシウムが好ましい。
本発明の組成物又は二日酔いの症状の回復剤は少なくとも上記のウコン抽出物とマグネシウムを含有するが、他の成分を更に含んでいても構わない。他の成分は飲食品、医薬品などの最終的な形態において許容される成分であって、経口摂取可能な成分である限り特に限定されない。
酸化防止剤としては、ビタミンC、酵素処理ルチン等が挙げられる。
本発明の組成物は、アルコール摂取後の起床時のいわゆる二日酔い症状の回復作用を有する飲食品組成物又は医薬品組成物として使用することができる。本発明の二日酔い症状の回復剤は、二日酔いの症状が現れる、飲酒翌朝の起床後に摂取されることが好ましい。実施例では、本発明の二日酔い症状の回復剤を飲酒翌朝の起床後に摂取した場合に二日酔いの症状(特にアルコール残り感又は頭痛)からの回復を促進することができることが確認されている。
試験には飲料1、2を用いた。
ウコンの有機溶媒抽出物は、ウコンの根茎部分をアセトンを用いて抽出し、減圧してアセトンを揮発させることにより得たものである。このウコンの有機溶媒抽出物には30重量%のクルクミンが含有される。
試験対象者は、アルコール飲料を飲むことが出来る20〜40才代男女から選抜した5名とした。アルコール飲料が飲めない人(自己申告)、通院中の人、服薬中の人、腎臓・肝臓疾患に疾病のある人、各種過敏症の人は試験対象者から除外した。
各試験飲料について以下の手順により二日酔い回復効果を確認した。
次の内容の試験を1週間を開けて2回実施した。
試験前日に食事をしながら飲酒(アルコールの種類、摂取量、および摂取時間については制限なし。ただし、普段の飲酒量を参考に摂取し、2回の試験ともほぼ同じアルコール量になるよう摂取した。)した。
アンケート記入時刻、前日の飲酒量を記録する。
二日酔い改善効果のある医薬、食品の摂取
試験対象者2名に対し、飲料1を試験飲料として摂取する前記試験(1回目の試験)を行い、次に飲料2について前記試験(2回目の試験)を行った。また、試験対象者の残りの3名に対して飲料2を試験飲料として摂取する前記試験(1回目の試験)を行い、次に飲料1について前記試験(2回目の試験)を行った。
アンケートでは、各試験対象者に、アルコール残り感、頭痛、吐き気の3項目についてVAS法による自己評価結果を記入させた。
各飲料を摂取した試験での個々の評価項目について、試験対象者毎に、摂取終了1時間後、および3時間後のVAS数値の、摂取直前(試験前)のVAS数値との差(「摂取直前のVASの数値」−「摂取終了1時間後または3時間後のVASの数値」。)を求めた。
Claims (8)
- ウコン抽出物と、マグネシウムとを有効成分として含有する、二日酔いの症状の回復剤。
- 二日酔いの症状がアルコール残り感又は頭痛である、請求項1記載の回復剤。
- 経口摂取される二日酔いの症状の回復剤であって、一回の経口摂取量当たり、クルクミンを3〜50mg含有する量のウコン抽出物を含有する、請求項1又は2記載の回復剤。
- 経口摂取される二日酔いの症状の回復剤であって、一回の経口摂取量当たり、マグネシウムを1〜190mg含有する、請求項1〜3のいずれか1項記載の回復剤。
- 経口摂取される組成物であって、一回の経口摂取量当たり、クルクミンを3〜50mg含有する量のウコン抽出物と、1〜190mgのマグネシウムとを含有する組成物。
- ビタミンC、ビタミンE、ナイアシン及びビタミンB6から選択される少なくとも1種のビタミンと、カルシウム、ナトリウム及びカリウムから選択される少なくとも1種のミネラルとを更に含有する、請求項5記載の組成物。
- 飲食品又は医薬品である、請求項5又は6記載の組成物。
- 液状組成物である、請求項7記載の組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010170519A JP2012031080A (ja) | 2010-07-29 | 2010-07-29 | 二日酔いの症状の回復剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010170519A JP2012031080A (ja) | 2010-07-29 | 2010-07-29 | 二日酔いの症状の回復剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012031080A true JP2012031080A (ja) | 2012-02-16 |
Family
ID=45844945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010170519A Pending JP2012031080A (ja) | 2010-07-29 | 2010-07-29 | 二日酔いの症状の回復剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012031080A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013161631A1 (ja) * | 2012-04-26 | 2013-10-31 | ハウス食品株式会社 | ウコン飲料 |
JPWO2014010656A1 (ja) * | 2012-07-11 | 2016-06-23 | 興和株式会社 | 優れた血中アルコール濃度低下促進剤 |
KR20180046801A (ko) * | 2016-10-28 | 2018-05-09 | 주식회사 아리바이오 | 인삼열매 추출물, 헛개과병 추출물 및 미네랄 농축액을 함유하는 숙취 예방 또는 해소용 조성물 |
JP2019019061A (ja) * | 2017-07-12 | 2019-02-07 | ライオン株式会社 | 経口液体医薬組成物及び医薬品 |
KR20220156806A (ko) | 2020-02-04 | 2022-11-28 | 가부시키가이샤 도요 신야쿠 | 경구 조성물 |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0614746A (ja) * | 1992-06-29 | 1994-01-25 | Oomiya Yakugyo Kk | 健康飲料 |
JPH0899890A (ja) * | 1994-10-04 | 1996-04-16 | Kowa Co | 胃腸内服液 |
JP2003169642A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-06-17 | Ezaki Glico Co Ltd | 高度分岐環状デキストリンを含む飲料 |
JP2003226650A (ja) * | 2001-11-30 | 2003-08-12 | Daito Kk | 医薬用組成物 |
WO2005032569A1 (ja) * | 2003-10-02 | 2005-04-14 | Kowa Co., Ltd. | 医薬組成物 |
JP2005154390A (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-16 | Morishita Jintan Kk | 肝保護剤 |
JP2006019105A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Toshiba Corp | 基板処理方法および基板処理装置 |
JP2007068466A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-03-22 | Wakoudou Kk | 液体飲料組成物及びその製造方法 |
JP2007319083A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Doosan Corp | アルカリ還元水を利用した焼酎の製造方法 |
JP2011250709A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-15 | House Foods Corp | 容器詰ウコン飲料 |
JP2011250708A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-15 | House Foods Corp | 容器詰ウコン飲料 |
JP2011250707A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-15 | House Foods Corp | 容器詰ウコン飲料 |
-
2010
- 2010-07-29 JP JP2010170519A patent/JP2012031080A/ja active Pending
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0614746A (ja) * | 1992-06-29 | 1994-01-25 | Oomiya Yakugyo Kk | 健康飲料 |
JPH0899890A (ja) * | 1994-10-04 | 1996-04-16 | Kowa Co | 胃腸内服液 |
JP2003169642A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-06-17 | Ezaki Glico Co Ltd | 高度分岐環状デキストリンを含む飲料 |
JP2003226650A (ja) * | 2001-11-30 | 2003-08-12 | Daito Kk | 医薬用組成物 |
WO2005032569A1 (ja) * | 2003-10-02 | 2005-04-14 | Kowa Co., Ltd. | 医薬組成物 |
JP2005154390A (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-16 | Morishita Jintan Kk | 肝保護剤 |
JP2006019105A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Toshiba Corp | 基板処理方法および基板処理装置 |
JP2007068466A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-03-22 | Wakoudou Kk | 液体飲料組成物及びその製造方法 |
JP2007319083A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Doosan Corp | アルカリ還元水を利用した焼酎の製造方法 |
JP2011250709A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-15 | House Foods Corp | 容器詰ウコン飲料 |
JP2011250708A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-15 | House Foods Corp | 容器詰ウコン飲料 |
JP2011250707A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-15 | House Foods Corp | 容器詰ウコン飲料 |
Non-Patent Citations (4)
Title |
---|
MEDICINA, 42[9] (2005) P.1538-1541, JPN6013054080, ISSN: 0002669748 * |
応用薬理, 72[1/2] (2007) P.31-38, JPN6013054076, ISSN: 0002669747 * |
臨床と研究, 79[10] (2002) P.35-38, JPN6013054073, ISSN: 0002669746 * |
臨床と研究, 79[10] (2002) P.86-91, JPN6013054071, ISSN: 0002669745 * |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013161631A1 (ja) * | 2012-04-26 | 2013-10-31 | ハウス食品株式会社 | ウコン飲料 |
CN104244740A (zh) * | 2012-04-26 | 2014-12-24 | 好侍食品集团本社株式会社 | 姜黄饮料 |
JPWO2013161631A1 (ja) * | 2012-04-26 | 2015-12-24 | ハウス食品グループ本社株式会社 | ウコン飲料 |
JPWO2014010656A1 (ja) * | 2012-07-11 | 2016-06-23 | 興和株式会社 | 優れた血中アルコール濃度低下促進剤 |
KR20180046801A (ko) * | 2016-10-28 | 2018-05-09 | 주식회사 아리바이오 | 인삼열매 추출물, 헛개과병 추출물 및 미네랄 농축액을 함유하는 숙취 예방 또는 해소용 조성물 |
JP2019019061A (ja) * | 2017-07-12 | 2019-02-07 | ライオン株式会社 | 経口液体医薬組成物及び医薬品 |
JP7095235B2 (ja) | 2017-07-12 | 2022-07-05 | ライオン株式会社 | 経口液体医薬組成物及び医薬品 |
KR20220156806A (ko) | 2020-02-04 | 2022-11-28 | 가부시키가이샤 도요 신야쿠 | 경구 조성물 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5764288B2 (ja) | ウコン抽出物とガジュツ抽出物とを含有する組成物 | |
JP6014083B2 (ja) | 眠気覚まし用組成物 | |
US10272091B2 (en) | Theacrine-based supplement and method of use thereof | |
EP3159353A1 (en) | Cyclic dipeptide-containing composition | |
JP2012031080A (ja) | 二日酔いの症状の回復剤 | |
JP6773361B2 (ja) | 気分状態改善剤 | |
KR101548598B1 (ko) | 울금 중의 유용성분 및 울금 색소를 함유하는 액상 조성물 | |
JP5543656B1 (ja) | ウコン中の有用成分を含有する組成物 | |
JP6508671B2 (ja) | トウガラシ抽出物及び/又はショウガ抽出物を含む組成物、ならびにその製造方法 | |
JP5543655B1 (ja) | ウコン中の有用成分を安定的に含有する飲料 | |
JP6196068B2 (ja) | クチナシ抽出物を含む眠気覚まし用組成物 | |
JP2004161679A (ja) | 内服用液剤 | |
JP2005298429A (ja) | 血管内皮型一酸化窒素合成酵素活性促進剤 | |
WO2014148883A1 (en) | Herbaceutical formulations | |
WO2013161631A1 (ja) | ウコン飲料 | |
JP6840647B2 (ja) | 液体組成物、その白濁改善剤、臭気改善剤、及び製造方法 | |
JP6122244B2 (ja) | 集中力持続性を向上させる作用を有する組成物 | |
KR101584696B1 (ko) | 울금 중의 유용성분을 함유하는 음료의 제조방법 | |
JP7369931B2 (ja) | 風邪症状緩和用飲食品組成物 | |
JP2008127371A (ja) | 安定な内服液剤組成物 | |
WO2020031638A1 (ja) | アンジオテンシンi変換酵素活性阻害剤 | |
JP2011111421A (ja) | むくみの予防又は改善作用を有する組成物 | |
JP6350157B2 (ja) | 内用液剤 | |
JP2008024675A (ja) | 内服液剤組成物 | |
JP2009023948A (ja) | ドーパミン抑制剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120712 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131105 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140805 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150113 |