JP2011258583A - スパークプラグの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 スパークプラグ100の製造方法は、電極チップ133を電極母材131に配置し、これにパルス状のレーザ光LSを照射することにより、各レーザパルスN1〜N10に対応した単位溶接部135n1〜135n10を順次形成するレーザ溶接工程を備える。この工程では、各レーザパルスN1〜N10のレーザ強度波形を、開始時tsaから所定の初期期間Ta1において、時間が経過するとレーザ強度Sa1が大きくなる波形とする。
【選択図】 図8
Description
特許文献1では、電極母材(電極基材)と貴金属チップ(電極チップ)とからなる接地電極(外側電極)を、次のように製造している。即ち、まず、電極母材に貴金属チップを抵抗溶接して、貴金属チップの底部に外径を膨らませた鍔部を形成する。その後、この貴金属チップの鍔部にレーザ光を照射して、貴金属チップと電極母材とをレーザ溶接する(特許文献1の特許請求の範囲等を参照)。
しかしながら、レーザ照射時に、溶融した金属のスパッタが発生し、そのスパッタが飛散して電極チップや電極基材に付着することがある。そうすると、スパークプラグの着火性が低下したり、放電ギャップ間にブリッジができるなどの問題が生じるおそれがある。また、レーザ照射時に、ブローホールが生じることもある。特に、パルス状のレーザ光を用いて、各レーザパルスに対応した単位溶接部が重なって連なる全周溶接部を形成する場合には、後半の単位溶接部を形成する際に、スパッタやブローホールが生じやすい。
また、レーザ照射で溶融した金属は急激に冷やされて凝固するため、凝固の際に溶接部にクラックが発生しやすい。そうすると、溶接部における接合強度が低下し、電極チップが電極基材から脱落するおそれもある。
なお、本発明に係る波形としては、例えば、初期期間において、レーザ強度を零から始めて時間と共に徐々に(例えば直線的に)大きくなるように制御するものが挙げられる。また例えば、初期期間において、レーザ強度を所定の大きさから始めて時間と共に徐々に(例えば直線的に)大きくなるように制御するものが挙げられる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に本実施形態1に係るスパークプラグ100を示す。また、図2に中心電極130及び接地電極(外側電極)140付近を示す。更に、図3及び図4に中心電極130の先端付近の側面及び断面を示し、図5及び図6に接地電極140の先端付近の側面及び断面を示す。このスパークプラグ100は、エンジンのシリンダヘッドに取り付けられて使用に供される内燃機関用のスパークプラグである。
このうち主体金具110は、低炭素鋼からなり、軸線AX方向に延びる筒状をなす。主体金具110は、径大なフランジ部110fと、これより基端側(図中、上方)に位置し、スパークプラグ100をシリンダヘッドに取り付ける際に工具を係合させる断面六角形状の工具係合部110mと、更にその基端側に位置し、絶縁体120を主体金具110に加締め固定するための加締部110nとを有する。また、フランジ部110fの先端側(図中、下方)には、フランジ部110fより細径で、外周にスパークプラグ100をシリンダヘッドにネジ止めするための取付ねじ部110gが形成された先端部110sを有する。
このうち、中心電極母材131は、図7に示すように、基端側に位置し、径大な円柱状をなす第1円柱部131pと、先端側に位置し、第1円柱部131pよりも径小な円柱状をなす第2円柱部131qと、これらの間に位置し、円錐台状をなす円錐台部131rとを有する。この中心電極母材131は、Niを主成分とするNi合金からなる。
この中心電極チップ133と中心電極母材131は、パルス状のレーザ光を用いてレーザ溶接されているので、中心電極チップ133と中心電極母材131の間には、中心電極チップ133と中心電極母材131とが互いに溶融混合して固化した溶接部、具体的には、10個の単位溶接部135n1〜135n10が中心電極チップ133の周方向に順次重なって連なる全周溶接部135が形成されている(図3参照)。
このうち、接地電極母材141は、Niを主成分とするNi合金からなる。この接地電極母材141は、その基端部141kが主体金具110の先端面110scに接合され、先端部141sが軸線AX側に向けて屈曲されてなり、径方向内側を向く内側側面141mが、中心電極130の中心電極チップ133と対向するように配置されている。
この接地電極チップ143と接地電極母材141は、パルス状のレーザ光を用いてレーザ溶接されているので、接地電極チップ143と接地電極母材141の間には、接地電極チップ143と接地電極母材141とが互いに溶融混合して固化した溶融部、具体的には、12個の単位溶接部145m1〜145m12が接地電極チップ143の周方向に順次重なって連なる全周溶接部145が形成されている(図5参照)。
まず、第1円柱部131p,第2円柱部131q及び円錐台部131rを有する中心電極母材131と、円柱状の中心電極チップ133とを用意する。そして、図7に示すように、中心電極チップ133を中心電極母材131の第2円柱部131qの中央上に配置し、中心電極チップ133と中心電極母材131との境界部分に、レーザ照射装置LBによりパルス状のレーザ光LSを照射して、中心電極チップ133と中心電極母材131とをレーザ溶接する。なお、この工程が、本発明のレーザ溶接工程に相当する。
本実施形態1の効果を検証するために、本発明に係る実施例として、接地電極140の形成について、パルス幅Tbを一定とし、これに対する初期期間Tb1及び終期期間Tb3の割合をそれぞれ変更して、13種類のスパークプラグ100を製造した。具体的には、表1に示すように、初期期間Tb1の割合をパルス幅Tbに対しての0%,5%,10%,20%,40%,50%に変化させ、また、終期期間Tb3の割合をパルス幅Tbに対しての0%,5%,10%,20%,40%,50%に変化させた。一方、比較例として、初期期間Tb1及び終期期間Tb3を零としたもの、即ち、レーザ強度波形を図15に示した矩形状の波形として、スパークプラグを製造した。なお、この実施例1〜13及び比較例1では、各レーザパルスM1〜M12の1パルス当たりのパルスエネルギーは一定とした。
更に、各実施例1〜13については、過酷な熱サイクル試験も行った。具体的には、この熱サイクル試験は、1000℃で2分間加熱し、その後1分間自然冷却するサイクルを1000サイクル行うものである。そして、接地電極140の全周溶接部145におけるクラックの発生を検査し、クラックが発生しなかったものを良好と判断、クラックが発生したものを不良と判断した。
また、終期期間Tb3の割合をパルス幅Tb全体の5%〜50%とした実施例6〜13では、いずれも、クラックの発生が3ヶ以下であり、全周溶接部145におけるクラックの発生を防止または十分に抑制できた。特に、終期期間Tb3の割合を10%〜50%とした実施例7〜13では、クラックの発生が零であり、クラックの発生を防止できた。更に、熱サイクル試験において、終期期間Tb3の割合を50%とした実施例10,13に不良が認められたことから、終期期間のTb3の割合は、40%までとするのが好ましいことが判る。
一方、比較例では、スパッタの発生も、全周溶接部145におけるクラックの発生も複数認められた。
また、時間が経過するとレーザ強度Sb3が小さくなる終期期間Tb3を設けることで、更に好ましくは、終期期間Tb3の割合をパルス幅Tb全体の10%〜40%とすることで、溶接直後及び熱サイクル試験において、クラックの発生を十分に防止できることが判る。
そして、各実施例14〜17及び比較例2について、全周溶接部135の溶接状態を検査した。
次いで、第2の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。本実施形態2では、中心電極130及び接地電極140のレーザ溶接工程におけるレーザ強度波形(図12参照)が、上記実施形態1におけるレーザ強度波形(図8参照)と異なるのみで、それ以外は上記実施形態1と同様である。
その後、時刻tma,tmbから時刻tna,tnbまでの中期期間Ta2,Tb2においては、レーザ強度Sa2,Sb2を、一定となるように制御する。
更に、時刻tna,tnbから終了時tea,tebまでの終期期間Ta3,Tb3においては、レーザ強度Sa3,Sb3を、レーザ強度Sa2,Sb2の大きさから時間と共に徐々に小さく、更に具体的には直線的に小さくなり、終了時tea,tebにレーザ強度Sa2,Sb2の半分の大きさSah,Sbhで終わるように制御する。
次いで、第3の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1または2と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。本実施形態3では、中心電極130及び接地電極140のレーザ溶接工程におけるレーザ強度波形(図13参照)が、上記実施形態1におけるレーザ強度波形(図8参照)と異なるのみで、それ以外は上記実施形態1と同様である。
更に、時刻tna,tnbから終了時tea,tebまでの終期期間Ta3,Tb3においては、レーザ強度Sa3,Sb3を、中期期間Ta2,Tb2のレーザ強度Sa2,Sb2の3分の2の大きさSai,Sbiから始め、終期期間Ta3,Tb3が半分経過する時刻tqa,tqbまで一定とする。その後、この時刻tqa,tqbから終期期間Ta3,Tb3が終わる時刻tea,tebまで、レーザ強度Sa3,Sb3を、中期期間Ta2,Tb2のレーザ強度Sa2,Sb2の3分の1の大きさSaj,Sbjで一定とする。
次いで、第4の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1〜3のいずれかと同様な部分の説明は、省略または簡略化する。本実施形態4では、中心電極130及び接地電極140のレーザ溶接工程におけるレーザ強度波形(図14参照)が、上記実施形態1におけるレーザ強度波形(図8参照)と異なるのみで、それ以外は上記実施形態1と同様である。
その後、時刻tma,tmbから時刻tna,tnbまでの中期期間Ta2,Tb2においては、レーザ強度Sa2,Sb2を、レーザ強度Sak,Sbkから始めて時刻twa,twbでレーザ強度Saw,Sbwに達するように、時間と共に直線的に大きくなるように制御する。その後、この時刻twa,twbから中期期間Ta2,Tb2が終わる時刻tna,tnbまで、レーザ強度Sa2,Sb2を、
時間と共に直線的に小さくし、時刻tna,tnbでレーザ強度Sak,Sbkになるように制御する。
更に、時刻tna,tnbから終了時tea,tebまでの終期期間Ta3,Tb3においては、レーザ強度Sa3,Sb3を、時間と共に徐々に小さく、更に具体的には直線的に小さくして終了時tea,tebに零になるように制御する。
例えば、上記実施形態1〜4では、中心電極130及び接地電極140の形成において本発明を適用したが、いずれか一方の電極の形成においてのみ、本発明を適用することもできる。
130 中心電極
131 中心電極母材(中心電極基材)
133 中心電極チップ
135 全周溶接部
135n1〜135n10 単位溶接部
140 接地電極(外側電極)
141 接地電極母材(外側電極基材)
143 接地電極チップ(外側電極チップ)
145 全周溶接部
145m1〜145m12 単位溶接部
AX 軸線
G 放電ギャップ
Ta,Tb パルス幅
Ta1,Tb1 初期期間
Ta2,Tb2 中期期間
Ta3,Tb3 終期期間
Sa1,Sb1 (初期期間の)レーザ強度
Sa2,Sb2 (中期期間の)レーザ強度
Sa3,Sb3 (終期期間の)レーザ強度
Ea1,Eb1 (初期期間の1パルス当たりの)レーザ照射エネルギー
Ea2,Eb2 (初期期間の1パルス当たりの)レーザ照射エネルギー
Ea3,Eb3 (初期期間の1パルス当たりの)レーザ照射エネルギー
N1〜N10,M1〜M12 (各々の)レーザパルス
Claims (16)
- 中心電極と、この中心電極と放電ギャップを隔てて離間する外側電極とを備え、
これら中心電極及び外側電極の少なくとも一方は、貴金属を含む電極チップと、この電極チップが溶接された、卑金属を含む電極基材と、を有する
スパークプラグの製造方法であって、
前記電極チップを前記電極基材の所定位置に配置し、これらにパルス状のレーザ光を照射することにより、各レーザパルスに対応した単位溶接部を前記電極チップの周方向に順次形成して、前記電極チップと前記電極基材とを溶接するレーザ溶接工程であって、
前記レーザパルスのうち、少なくともいずれかのレーザパルスについて、そのレーザ強度波形が、開始時から所定の初期期間において、時間が経過するとレーザ強度が大きくなる波形である初期増加型レーザパルスとするレーザ溶接工程を備える
スパークプラグの製造方法。 - 請求項1に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記レーザ溶接工程では、
前記初期増加型レーザパルスのレーザ強度波形を、前記初期期間において、レーザ強度が時間の経過と共に徐々に大きくなる波形とする
スパークプラグの製造方法。 - 請求項1または請求項2に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記レーザ溶接工程では、
前記初期増加型レーザパルスのレーザ強度波形のうち、前記初期期間を、パルス幅に対して10%以上40%以下の期間とする
スパークプラグの製造方法。 - 中心電極と、この中心電極と放電ギャップを隔てて離間する外側電極とを備え、
これら中心電極及び外側電極の少なくとも一方は、貴金属を含む電極チップと、この電極チップが溶接された、卑金属を含む電極基材と、を有する
スパークプラグの製造方法であって、
前記電極チップを前記電極基材の所定位置に配置し、これらにパルス状のレーザ光を照射することにより、各レーザパルスに対応した単位溶接部を前記電極チップの周方向に順次形成して、前記電極チップと前記電極基材とを溶接するレーザ溶接工程であって、
前記レーザパルスのうち、少なくともいずれかのレーザパルスについて、そのレーザ強度波形が、終了時までの所定の終期期間において、時間が経過するとレーザ強度が小さくなる波形である終期減少型レーザパルスとするレーザ溶接工程を備える
スパークプラグの製造方法。 - 請求項4に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記レーザ溶接工程では、
前記終期減少型レーザパルスのレーザ強度波形を、前記終期期間において、レーザ強度が時間の経過と共に徐々に小さくなる波形とする
スパークプラグの製造方法。 - 請求項4または請求項5に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記レーザ溶接工程では、
前記終期減少型レーザパルスのレーザ強度波形のうち、前記終期期間を、パルス幅に対して10%以上40%以下の期間とする
スパークプラグの製造方法。 - 請求項4〜請求項6のいずれか一項に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記レーザ溶接工程では、
前記レーザパルスのうち、少なくともいずれかのレーザパルスについて、そのレーザ強度波形が、開始時から所定の初期期間において、時間が経過するとレーザ強度が大きくなる波形である初期増加型レーザパルスとする
スパークプラグの製造方法。 - 請求項7に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記レーザ溶接工程では、
前記初期増加型レーザパルスのレーザ強度波形を、前記初期期間において、レーザ強度が時間の経過と共に徐々に大きくなる波形とする
スパークプラグの製造方法。 - 請求項7または請求項8に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記レーザ溶接工程では、
前記初期増加型レーザパルスのレーザ強度波形のうち、前記初期期間を、パルス幅に対して10%以上40%以下の期間とする
スパークプラグの製造方法。 - 請求項7〜請求項9のいずれか一項に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記レーザ溶接工程では、
前記初期期間よりも前記終期期間の方が長い
スパークプラグの製造方法。 - 請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記レーザ溶接工程では、
各々の前記レーザパルスの1パルス当たりのレーザ照射エネルギーについて、最初のレーザパルスのレーザ照射エネルギーが最も大きく、最後のレーザパルスのレーザ照射エネルギーが最も小さくなるように、段階的に減少させる
スパークプラグの製造方法。 - 請求項11に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記レーザ溶接工程では、
初めから数えて所定数のレーザパルスを前期レーザパルスとし、終わりから数えて所定数のレーザパルスを後期レーザパルスとし、これらの間のレーザパルスを中間レーザパルスとしたとき、
前記前期レーザパルスと前記中間レーザパルスとの間、及び、前記中間レーザパルスと前記後期レーザパルスとの間で、1パルス当たりのレーザ照射エネルギーを段階的に減少させると共に、
前記前期レーザパルスにおける1パルス当たりのレーザ照射エネルギーを、前記中間レーザパルスにおける1パルス当たりのレーザ照射エネルギーよりも、5%〜30%大きくする
スパークプラグの製造方法。 - 請求項11または請求項12に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記レーザ溶接工程では、
初めから数えて所定数のレーザパルスを前期レーザパルスとし、終わりから数えて所定数のレーザパルスを後期レーザパルスとし、これらの間のレーザパルスを中間レーザパルスとしたとき、
前記前期レーザパルスと前記中間レーザパルスとの間、及び、前記中間レーザパルスと前記後期レーザパルスとの間で、1パルス当たりのレーザ照射エネルギーを段階的に減少させると共に、
前記後期レーザパルスにおける1パルス当たりのレーザ照射エネルギーを、前記中間レーザパルスにおける1パルス当たりのレーザ照射エネルギーよりも、5%〜30%小さくする
スパークプラグの製造方法。 - 請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記レーザ溶接工程では、
最後に形成される最終単位溶接部以外の単位溶接部を形成するレーザ光として、前記電極チップを介して対向する二方向から同時に照射される二方向同時照射レーザ光を用い、
前記最終単位溶接部を形成するレーザ光として、一方向から照射されるレーザ光を用いる
スパークプラグの製造方法。 - 請求項1〜請求項14のいずれか一項に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記電極チップは外側電極側電極チップであり、前記電極基材は外側電極基材であり、
前記レーザ溶接工程では、
前記外側電極基材の所定位置に配置された前記外側電極側電極チップの周方向のうち前記外側電極基材の先端側の部位であって最先端位置を除く位置から前記レーザ光の照射が開始され、その後、前記最先端位置を経て基端側に向かう方向に前記レーザ光の照射が行われる
スパークプラグの製造方法。 - 請求項1〜請求項14のいずれか一項に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記電極チップは外側電極側電極チップであり、前記電極基材は所定長を有した外側電極基材であり、前記外側電極側電極チップは前記外側電極基材における先端側の所定位置に溶接されるものであり、
前記レーザ溶接工程では、
前記外側電極基材の所定長よりも前記先端側に長く形成された加工前外側電極基材を用意し、該加工前外側電極基材における前記外側電極基材の前記所定位置に対応する位置に対し前記外側電極側電極チップの溶接を行い、
その後、前記外側電極側電極チップが溶接された加工前外側電極基材を所定長となるように切断加工を行う
スパークプラグの製造方法。
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