JP6426566B2 - スパークプラグおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
図1は、スパークプラグ10の部分断面を示す説明図である。図1には、スパークプラグ10の軸心である軸線ALを境界として、軸線ALより紙面左側にスパークプラグ10の外観形状が図示され、軸線ALより紙面右側にスパークプラグ10の断面形状が図示されている。本実施形態の説明では、スパークプラグ10における図1の紙面下側を「先端側」といい、図1の紙面上側を「後端側」という。
・電極チップの形状:第2変形例(図6)に相当する正方形(1.8mm×1.8mm)の対向面を有する直方体
・第1の金属層の材質:白金(Pt)を主成分とし、10質量%のイリジウム(Ir)を含有する合金
・第2の金属層の材質:白金(Pt)を主成分とし、20質量%のニッケル(Ni)を含有する合金
・電極母材:インコネル601から成る角材
<組合せA2(図12)>
・電極チップの形状:第2変形例(図6)に相当する正方形(1.3mm×1.3mm)の対向面を有する直方体
・第1の金属層の材質:白金(Pt)を主成分とし、10質量%のイリジウム(Ir)を含有する合金
・第2の金属層の材質:白金(Pt)を主成分とし、20質量%のニッケル(Ni)を含有する合金
・電極母材:インコネル601から成る角材
・電極チップの形状:第2変形例(図6)に相当する正方形(1.3mm×1.3mm)の対向面を有する直方体
・第1の金属層の材質:白金(Pt)を主成分とし、10質量%のルテニウム(Ru)を含有する合金
・第2の金属層の材質:白金(Pt)を主成分とし、20質量%のニッケル(Ni)を含有する合金
・電極母材:インコネル601から成る角材
<組合せB2(図13)>
・電極チップの形状:第2変形例(図6)に相当する断面を有し、第7変形例(図11)に相当する円形(直径1.0mm)の対向面を有する円柱
・第1の金属層の材質:白金(Pt)を主成分とし、10質量%のルテニウム(Ru)を含有する合金
・第2の金属層の材質:白金(Pt)を主成分とし、20質量%のニッケル(Ni)を含有する合金
・電極母材:インコネル601から成る角材
・電極チップの形状:第2変形例(図6)に相当する正方形(1.5mm×1.5mm)の対向面を有する直方体
・第1の金属層の材質:白金(Pt)を主成分とし、10質量%のロジウム(Rh)を含有する合金
・第2の金属層の材質:白金(Pt)を主成分とし、20質量%のニッケル(Ni)を含有する合金
・電極母材:インコネル601から成る角材
<組合せC2(図14)>
・電極チップの形状:第2変形例(図6)に相当する断面を有し、第7変形例(図11)に相当する円形(直径1.0mm)の対向面を有する円柱
・第1の金属層の材質:白金(Pt)を主成分とし、10質量%のロジウム(Rh)を含有する合金
・第2の金属層の材質:白金(Pt)を主成分とし、20質量%のニッケル(Ni)を含有する合金
・電極母材:インコネル601から成る角材
(手順1)電極チップの最高温度が1050℃になるように、2分間、電極母材に接合された電極チップをバーナで加熱
(手順2)1分間、送風によって電極チップを冷却
本発明は、上述した実施形態、実施例および変形例に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、実施形態、実施例および変形例における技術的特徴のうち、発明の概要に記載した各形態における技術的特徴に対応するものは、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えおよび組み合わせを行うことが可能である。また、本明細書中に必須なものとして説明されていない技術的特徴については、適宜、削除することが可能である。
90…内燃機関
100…中心電極
190…端子金具
200…絶縁体
290…軸孔
300…主体金具
310…端面
400…接地電極
400p,400Bp〜400Hp…接地電極
410,410G,410H…電極母材
411,412,413,414,415…母材面
418…溝部
419…端面
430…溶融部
450,450C〜450H…電極チップ
451…対向面
452…チップ裏面
455,456…端面
461…第1の金属層
461b…裏面
462…第2の金属層
910…内壁
920…燃焼室
P−Q−R…溶融界面
P−Q…第1の部分界面
Q−R…第2の部分界面
Claims (7)
- 第1の電極と、
前記第1の電極との間に間隙を形成する対向面を有する電極チップと、前記電極チップが接合された電極母材と、前記電極チップと前記電極母材との間に形成された溶融部と、を含む第2の電極と
を備え、
前記溶融部は、前記電極チップにおける前記対向面に対する裏側において、前記対向面の一端から他端に向かう面方向へと広がる形状を成し、前記面方向の一端側において最大の厚みをもって露出する、スパークプラグであって、
前記電極チップは、
前記対向面を構成する第1の金属層と、
前記第1の金属層と前記電極母材との中間の線熱膨張率を有し、前記第1の金属層における前記対向面に対する裏面に配置される第2の金属層と
を備え、
前記電極チップと前記溶融部との間の溶融界面は、
前記面方向の一端側に広がり、前記第1の金属層と前記溶融部とが隣接する第1の部分界面と、
前記第1の部分界面より前記面方向の他端側に広がり、前記第2の金属層と前記溶融部とが隣接する第2の部分界面と
を含むことを特徴とするスパークプラグ。 - 請求項1に記載のスパークプラグであって、
前記第1の金属層は、白金(Pt)およびイリジウム(Ir)の少なくとも一方から主に成り、
前記第2の金属層は、前記第1の金属層を構成する成分と前記電極母材を構成する成分とを含有する合金から主に成る、スパークプラグ。 - 前記溶融界面における前記面方向の一端側の端部での前記溶融部の厚みAと、前記溶融界面における前記面方向の他端側の端部での前記溶融部の厚みBとの関係は、0.7≦B/A<1.0を満たす、請求項1または請求項2に記載のスパークプラグ。
- 前記溶融部は、前記第1の金属層から前記第2の金属層を通過し、前記電極チップの前記他端側の端面に対向する前記電極母材の面に到達する、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のスパークプラグ。
- 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のスパークプラグであって、
前記電極母材は、前記電極チップに隣接するとともに前記対向面と同じ方向を向いた母材面を有し、
前記第2の金属層は、前記面方向に垂直な方向において前記母材面より前記対向面から離れた位置にある、スパークプラグ。 - 前記第2の電極は、接地電極である、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のスパークプラグ。
- 第1の電極と、
前記第1の電極との間に間隙を形成する対向面を有する電極チップと、前記電極チップが接合された電極母材と、前記電極チップと前記電極母材との間に形成された溶融部と、を含む第2の電極と
を備え、
前記溶融部は、前記電極チップにおける前記対向面に対する裏側において、前記対向面の一端から他端に向かう面方向へと広がる形状を成し、前記面方向の一端側において最大の厚みをもって露出する、スパークプラグを製造する、スパークプラグの製造方法であって、
前記対向面を構成する第1の金属層における前記対向面に対する裏側に、前記第1の金属層と前記電極母材との中間の線熱膨張率を有する第2の金属層を熱圧着することによって、前記裏側において前記面方向の一端側より他端側に偏って前記第2の金属層が厚く存在する電極チップを作製し、
前記第2の金属層が熱圧着された前記電極チップにおける前記対向面とは反対側のチップ裏面に対して前記面方向の一端側から他端側に向けてレーザを入射するレーザ溶接によって、前記電極チップと前記溶融部との間の溶融界面が、
前記面方向の一端側に広がり、前記第1の金属層と前記溶融部とが隣接する第1の部分界面と、
前記第1の部分界面より前記面方向の他端側に広がり、前記第2の金属層と前記溶融部とが隣接する第2の部分界面と
を含むように前記溶融部を形成する、スパークプラグの製造方法。
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