JP5890368B2 - スパークプラグ - Google Patents
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Description
この形態のスパークプラグによれば、電極全体で、各々の独立溶融部における同心円B上の長さの合計や、同心円A上の長さの合計を確保することがより容易になる。また、溶融領域を形成するための動作を簡素化し、加工性を向上させることができる。
この形態のスパークプラグによれば、貴金属チップと、溶融領域および母材との間の線膨張係数の差が大きくなるため、貴金属チップと母材との間の接合強度を高めて電極の耐久性を高める効果を特に顕著に得ることができる。
A−1.スパークプラグの構成:
図1は、本発明の実施形態としてのスパークプラグの製造方法により製造されるスパークプラグ100の部分断面図である。スパークプラグ100は、図1に示すように、軸線Axに沿って伸長する細長形状を有している。図1において、一点破線で示す軸線Axの右側は、外観正面図を示し、軸線Axの左側は、スパークプラグ100の中心軸を通る断面でスパークプラグ100を切断した断面図を示している。以下の説明では、軸線Axに平行な方向において、図1の下方側を先端側と呼び、図1の上方側を後端側と呼ぶ。
図2は、接地電極30の先端部の構成を示す断面図である。図2に示すように、接地電極30は、基部32と、貴金属チップ70と、保持部材76とを備えている。
図13は、第2の実施形態のスパークプラグが備えるチップ接合体31の、TP含有断面の様子を模式的に表わす断面図である。第2の実施形態を含む以後の実施形態の説明では、第1実施形態と共通する部分には同じ参照番号を付して詳しい説明は省略する。
図16は、第3の実施形態のチップ接合体31におけるTP含有断面の様子を表わす断面図である。第3の実施形態では、第2の実施形態と同様に、構成要件(i)〜(iii)を満たすと共に、各々の第1の溶融領域60の中心軸CL2と、この中心軸CL2に平行であってチップ中心軸CL1を通過する直線CL3とが離間している。ただし、第3の実施形態では、各々の第1の溶融領域60におけるオフセット量D1が、チップ接合体31全体として不均一となっている。
図17は、第4の実施形態のチップ接合体31におけるTP含有断面の様子を表わす断面図である。第4の実施形態では、第2および第3の実施形態と同様に、構成要件(i)〜(iii)を満たすと共に、各々の第1の溶融領域60の中心軸CL2と、この中心軸CL2に平行であってチップ中心軸CL1を通過する直線CL3とが離間している。
図18は、第5の実施形態のチップ接合体31におけるTP含有断面の様子を表わす断面図である。第5の実施形態では、第2および第3の実施形態と同様に、構成要件(i)〜(iii)を満たすと共に、各々の第1の溶融領域60の中心軸CL2と、この中心軸CL2に平行であってチップ中心軸CL1を通過する直線CL3とが離間している。ただし、第5の実施形態では、貴金属チップ70は、円柱状ではなく、円環状に形成されている。このような構成としても、第2および第3の実施形態と同様の効果を奏することができる。
図19は、第6の実施形態の接地電極130の先端部における、チップ中心軸CL1を含む断面の様子を表わす断面図である。第6の実施形態の接地電極130では、第1〜第5の実施形態とは異なり、貴金属チップ70は保持部材を間に介することなく基部32に直接溶接されている。すなわち、第6の実施形態では、貴金属チップ70を溶接する母材が、保持部材76ではなく基部32となっている。
図20は、第7の実施形態の中心電極220の先端部の様子を表わす断面図である。図20に示すように、電極チップの溶接に係る構成は、接地電極30に代えてあるいは接地電極30に加えて、中心電極側に適用しても良い。図20に示す中心電極220では、貴金属チップ270は、電極母材21(図1参照)の先端部に設けられた凹部235内に配置され、チップ中心軸CL1に向かって外周側から照射されるレーザによって電極母材21に溶接されている。そして、レーザ溶接によって、貴金属チップ270と電極母材21との間には第1の溶融領域260が形成されている。
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記各実施形態では、貴金属チップは、イリジウムまたはイリジウム合金により形成したが、異なる貴金属あるいは貴金属合金を用いて貴金属チップを形成しても良い。例えば、白金、ルテニウム、およびロジウムから選択される貴金属、あるいはこのような貴金属を主成分とする合金により形成してもよい。
貴金属チップと母材との間の溶接は、既述した各実施形態で示したレーザ溶接の他、例えば、アーク溶接、あるいは電子ビーム溶接により行なってもよい。母材の外周から貴金属チップ側に向かってエネルギを照射することにより溶接し、照射軸に沿った第1の溶融領域を形成することができるならば、各実施形態と同様に本願発明を適用できる。
上記各実施形態では、第1の溶融領域において、TP含有断面の第2溶融外周部分Dにおける貴金属チップ70を構成する金属の含有割合を10質量%以下としたが(構成要件(iii))異なる構成としてもよい。構成要件(iii)を満たさなくても、少なくとも構成要件(i)および(ii)を満たすことにより、直径が2mm以上という比較的大きな直径の貴金属チップを用いる場合であっても、貴金属チップの接合強度を高めて耐久性を向上させる既述した効果が得られる。
上記各実施形態では、第1の溶融領域は、互いに離間する複数の独立溶融部によって構成されることとしたが、第1の溶融領域同士が完全に離間するのではなく、第1の溶融領域同士が重なる領域があってもよい。具体的には、例えば、保持部材76などの母材において、隣り合う第1の溶融領域同士が重なって形成されていてもよく、チップ接合体31全体で第1の溶融領域が連続して設けられていてもよい。また、貴金属チップ全体で、各々の第1の溶融領域における溶け込み深さk(図2参照)を不均一とすることも可能である。
図21は、他の変形例としての中心電極320におけるチップ中心軸CL1を含む断面の様子を表わす断面図である。既述した各実施形態では、第1の溶融領域として、レーザ照射高さ(貴金属チップの底面からレーザ照射軸までの、チップ中心軸CL1方向に沿った距離)が同じである複数の第1の溶融領域が設けられている。これに対して図21に示す変形例では、レーザ照射高さが同じである複数の第1の溶融領域のグループを、チップ中心軸CL1に沿って複数段備えている。
4…シール体
5…ガスケット
6…リング部材
8…板パッキン
9…タルク
10…絶縁碍子
12…軸孔
13…脚長部
15…碍子段部
17…先端側胴部
18…後端側胴部
19…中央胴部
20,220,320…中心電極
21…電極母材
25…芯材
30,130…接地電極
31…チップ接合体
32…基部
33…穴
35,235…凹部
36…底面
40…端子金具
50…主体金具
51…工具係合部
52…取付ネジ部
53…加締部
54…ガスケット受け部
56…金具内段部
57…先端面
58…圧縮変形部
60,160,260…第1の溶融領域
62…中心側溶融部
65…第2の溶融領域
70,270…貴金属チップ
76…保持部材
80…ピン
82…バーナ
100…スパークプラグ
200…エンジンヘッド
201…取付ネジ孔
Claims (4)
- 貴金属を含有する断面円形の貴金属チップと、該貴金属チップの外周を囲むように配置された母材と、を有する電極であって、前記貴金属チップが前記母材に溶接されており、前記母材から前記貴金属チップにわたって、前記母材と前記貴金属チップとが溶け合った溶融領域が形成されている電極を備えるスパークプラグにおいて、
前記貴金属チップの直径は2mm以上であり、
前記貴金属チップの中心軸CL1に直交し、前記溶融領域のうち前記中心軸CL1に最も近い点を通る断面において、
前記溶融領域は、前記貴金属チップの外形線の同心円であって、前記貴金属チップの直径の90%の長さの直径を有する同心円Aの円周よりも、前記貴金属チップの中心側の領域に形成された複数の中心側溶融部を備え、
前記同心円A上に位置する前記溶融領域における前記同心円A上の長さの合計が、前記同心円Aの円周の長さの30%以上であり、
前記貴金属チップの前記外形線の直径と同じ直径を有する同心円B上に位置する前記溶融領域における前記同心円B上の長さの合計が、前記同心円Bの円周の長さの30%以上であり、
前記溶融領域において、前記断面における前記同心円Bの円周と重なる部分における前記貴金属チップを構成する金属の含有割合が、10質量%以下であることを特徴とする
スパークプラグ。 - 請求項1に記載のスパークプラグであって、
前記溶融領域は、前記中心側溶融部のいずれかを含み互いに離間する複数の独立溶融部を備え、
前記断面において、各々の前記独立溶融部の中心軸CL2が、該中心軸CL2に平行で前記貴金属チップの中心軸CL1を通る直線から離間している
スパークプラグ。 - 請求項2記載のスパークプラグであって、
前記断面において、各々の前記独立溶融部における前記中心軸CL2は、該各々の中心軸CL2に平行で前記貴金属チップの中心軸CL1を通る各々の直線CL3に対して、いずれも同じ側に離間している
スパークプラグ。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のスパークプラグであって、
前記貴金属チップは、イリジウムまたはイリジウム合金により形成される
スパークプラグ。
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