JP2011255869A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、吸気系がエンジンの前方に且つ上方に配置されている鞍乗り型車両において、エンジンをより効果的に冷却させる技術を提供することを課題とする。
【解決手段】ヘッドパイプ41と、このヘッドパイプ41から後方に且つ下方に向けて延出されるメインフレーム42と、このメインフレーム42の下方にシリンダ軸線54が車両前後方向に略水平に延びるように配置されているエンジン13とが備えられている自動二輪車10において、エンジン13の車両前方に且つ上方に、吸気装置60に向かう空気を遮蔽する遮蔽板91が配置され、この遮蔽板91とメインフレームサイドカバー23L、23Rとメインフレーム42との間にエンジン13へ走行風を導く導風空間125が形成される。
【選択図】図20

Description

本発明は、エンジンの前方で且つ上方に吸気装置が備えられている鞍乗り型車両の改良に関する。
エンジンの前方で且つ上方に吸気装置が備えられている鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1(図3)参照。)。
特許文献1の図3に示されるように、メインフレーム(22)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)の下方に、シリンダ軸線が略水平に延びるようにエンジン(E)が配置され、このエンジン(E)の上面で、且つ、メインフレーム22の下方に吸気装置の構成要素としてのスロットル弁を有するボデイ(47)が配置され、このボデイ(47)の斜め前上方にエアクリーナケース(70)が配置され、このエアクリーナケース(70)から後方斜め下方にボデイ(47)の一部を車両前方から遮蔽する遮蔽板(79)が延ばされている。
遮蔽板(79)は、吸気装置の前面を保護するために設けられている部材であるため、吸気装置を保護するという目的は達成される。
しかし、エンジン(E)へ向かう走行風については配慮されていない。そのため、エンジン(E)の冷却に影響が出る。
近年、エンジンに対する要求が厳しくなる中で、遮蔽板を備えた車両であっても、エンジン(E)の冷却確保が求められる。
すなわち、吸気装置がエンジンの前方に且つ上方に配置されている鞍乗り型車両において、吸気装置の保護に加えて、エンジンを効果的に冷却させる技術があれば好適である。
特許第4138466号公報
本発明は、吸気系がエンジンの前方に且つ上方に配置されている鞍乗り型車両において、エンジンをより効果的に冷却させる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に且つ下方に向けて延出されるメインフレームと、このメインフレームの下方にシリンダ軸線が車両前後方向に略水平に延びるように配置されているエンジンと、このエンジンの上面に取付けられる吸気装置と、ヘッドパイプ、メインフレーム、エンジン及び吸気装置の少なくとも左右両側方を覆うと共に、エンジンの前方が開放されるように左右一対の前縁部が上下に延びているメインフレームサイドカバーと、を有する鞍乗り型車両において、
前記吸気装置の前方を覆う遮蔽板が前記メインフレームサイドカバーの前記左右一対の前縁部に掛け渡され、前記遮蔽板の上縁と上方に位置する前記メインフレームとの間が空いていて前記エンジンへ走行風を導く導風空間とされたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、遮蔽板の上方に、バッテリを収容するバッテリボックスが配置され、このバッテリボックスの下面は、車両後方へ斜め下方に傾斜されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、遮蔽板の上方に、吸気装置に接続されるコネクテイングチューブが配置され、このコネクテイングチューブは、車両後方へ斜め下方に傾斜されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、遮蔽板の左右両側に左右のフランジ部が備えられ、これらの左右のフランジ部に係止穴が開けられ、メインフレームサイドカバーの左右に、係止穴と係合する突部が設けられ、これらの突部を係止穴に係合させ、メインフレームサイドカバーで遮蔽板を挟持させることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、エンジンの前部側面に、点火プラグが取付けられ、遮蔽板の下縁部に、切欠部が設けられ、この切欠部に向け傾斜壁が形成され、この傾斜壁は、点火プラグを指向していることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、メインフレームサイドカバーに、吸気装置の側方に相当する位置にて左右の開口部が開けられ、これらの左右の開口部の後方且つ上方に乗員が着座するシートが配置されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、吸気装置の前方を覆う遮蔽板がメインフレームサイドカバーの左右一対の前縁部に掛け渡されているため、遮蔽板で吸気装置が保護される。
加えて、遮蔽板の上縁と上方に位置するメインフレームとの間を空けて導風空間を確保し、この導風空間を通る走行風がエンジンへ向かうようにした。
結果、エンジンの前方に且つ上方に遮蔽板が配置されているにも拘わらず、エンジンの冷却が確保される。
すなわち、吸気系がエンジンの前方に且つ上方に配置されている鞍乗り型車両において、エンジンをより効果的に冷却させる技術が提供される。
請求項2に係る発明では、遮蔽板の上方に、バッテリボックスが配置され、このバッテリボックスの下面は、車両後方へ斜め下方に傾斜されている。
走行風は、バッテリボックスの下面によって車両斜め後下方に導かれた後、遮蔽板にガイドされエンジンに導かれる。走行風は、遮蔽板に加えてバッテリボックスの下面によっても集められガイドされるので、エンジンに向かう走行風の風量をさらに増やすことができ、エンジンをより効果的に冷却させることができる。この場合に、バッテリボックスを利用して走行風をガイドさせたので、部品点数が増えることもない。
請求項3に係る発明では、遮蔽板の上方に、コネクテイングチューブが配置されている。このコネクテイングチューブは、車両後方へ斜め下方に傾斜されている。
走行風は、コネクテイングチューブの下面によって車両斜め下方に導かれた後、遮蔽板にガイドされエンジンに導かれる。走行風は、遮蔽板に加えてコネクテイングチューブによって集められガイドされるので、エンジンに向かう走行風の風量をさらに増やすことができ、エンジンをより効果的に冷却させることができる。この場合に、コネクテイングチューブを利用して走行風をガイドさせたので、部品点数が増えることもない。
請求項4に係る発明では、遮蔽板に係止穴を設け、この係止穴をメインフレームサイドカバーに設けた突部で挟持することにより、遮蔽板をメインフレームサイドカバーに取付けた。上記構造であれば、締結部材等は不要となり、簡単な構造で遮蔽板をメインフレームサイドカバーに取付けることができる。従って、部品点数を減らすことができる。
請求項5に係る発明では、遮蔽板の下縁部に、切欠部が設けられ、この切欠部に向け傾斜壁が形成され、この傾斜壁は、点火プラグを指向しているので、遮蔽板に沿って流れる走行風の一部は傾斜壁に沿って流れ、この傾斜壁から点火プラグに向け流れる。走行風を点火プラグに向け流すことで、点火プラグに確実に当てることができ、点火プラグの冷却を効果的に行わせることができる。
請求項6に係る発明では、メインフレームサイドカバーに、吸気装置の側方に相当する位置にて左右の開口部が開けられている。車両が停止しエンジンが熱をもっている場合に、エンジンから発散される熱を含んだ空気が上昇し、吸気装置の側方に相当する位置に配置した左右の開口部から上方に放出される。併せて、導風空間からも外に放出される。
熱を含んだ空気は導風空間より放出されるため、メインフレームサイドカバーに設けられている左右の開口部からの放出を低減し、エンジンの熱による乗員への影響を低減することにより、乗車時の快適性を高めることができる。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 本発明に係る自動二輪車の要部左側面図である。 本発明に係る自動二輪車の要部右側面図である。 遮蔽板及びその周辺部の構造を説明する正面図である。 遮蔽板と点火プラグの位置関係を説明する断面図である。 図2の6−6線断面図である。 図2の7−7線断面図である。 メインフレームサイドカバーに開けた開口部の斜視図である。 図2の9−9線断面図である。 図2の10−10線断面図である。 図2の11−11線断面図である。 メインフレームサイドカバーのメインフレームへの取付構造を説明する図である。 図12の13−13線断面図である。 図12に示すメインフレームサイドカバーに第1カバー部材を組付けた図である。 図14の組付けに係る作用説明図である。 図14に示すメインフレームサイドカバーに第2カバー部材を組付けた図である。 図16の17(a)−17(a)線断面図及び17(b)−17(b)線断面図である。 図16の組付けに係る作用説明図である。 カバー部材の係合・締結関係を説明する分解斜視図である。 エンジンの前方における走行風の流れを説明する作用図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示されているように、自動二輪車10は、車両前部に配置されハンドル11によって操向可能に設けた前輪12と、この前輪12の後方に配置される駆動源としてのエンジン13と、このエンジン13の後方に配置されエンジン13によって駆動される後輪14と、前輪12と後輪14の間にシート15とを有し、このシート15に乗員が跨って座る形態の鞍乗り型車両である。
自動二輪車10は、車体カバー20によって覆われている。車体カバー20は、車両の前面を覆うフロントカバー21と、このフロントカバー21の後部から車両後方へ連続して設けられ車両後方へ延ばされ車両の側面を覆うサイドカバー22L(手前側の符号22Lのみ示す。)と、サイドカバー22の上部に設けられ車両の上部を覆うアッパーカバー25と、からなる。フロントカバー21に、左右のウインカ28L、28R(手前側の符号28Lのみ示す。)が取付けられている。
サイドカバー22は、後述するメインフレーム42及びエンジン13の左右の側方を覆う左右のメインフレームサイドカバー23L、23R(手前側の符号23Lのみ示す。)と、これらの左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rの後縁から連続して車両後方へ延ばされる左右のリヤサイドカバー24L、24R(手前側の符号24Lのみ示す。)とからなる。
前輪12の上方に、フロントフェンダ31が配置され、ハンドル11の周囲に、ハンドル11を囲うハンドルカバー26が配置され、このハンドルカバー26の前部にヘッドライト29が取付けられている。また、後輪14の上方に、リヤフェンダ32が配置され、リヤフェンダ32の上方にテールライト33が配置され、このテールライト33を覆うテールライトカバー35が設けられ、テールライトカバー35の上方にグラブレール34が配置されている。シート15の下方に、リヤセンタカバー36が配置されている。
次に、自動二輪車10の骨格をなす車体フレームについて説明する。
図2に示されているように、車体フレーム40は、前輪12を支えるフロントフォーク39を操向可能に支持するヘッドパイプ41と、このヘッドパイプ41から車両後方に且つ下方に向けて延出される1本のメインフレーム42と、このメインフレーム42の後部から車両後方に延出される左右一対のシートレール43L、43R(手前側の符号43Lのみ示す。)と、メインフレーム42の後部から垂下されるピボットプレート44と、を主な構成要素とする。
エンジン13の下面に、ステップステー47が取付けられている。このステップステー47は、車幅方向外方に延ばされ、ステップステー47の両端に運転者が足を置く左右の運転者用ステップ48L、48R(手前側の符号48Lのみ示す。)が設けられている。
また、左のシートレール43Lの車幅方向外方位置にて、左のシートレール43Lに、左のピリオンステップブラケット51Lが取付けられている。この左のピリオンステップブラケット51Lは、同乗者が足を置くステップ52Lを支持する部材である。左のピリオンステップブラケット51Lは、車両長手方向に延ばされている。
メインフレーム42の下方に、シリンダ軸線54が車両前後方向に略水平に延びるようにエンジン13が配置され、このエンジンの上面55(シリンダヘッド55)に吸気装置60が取付けられている。エンジン13は、エンジンステー59によって懸架されている。
吸気装置60は、エンジンを構成するシリンダヘッド55の上面に形成されている吸気ポートに接続されるインテークパイプ65と、このインテークパイプ65の先に連結されるスロットルボデイ61と、このスロットルボデイ61の先に連結されるコネクテイングチューブ62と、このコネクテイングチューブ62の先に連結される吸気チャンバー63と、この吸気チャンバー63の先に連結されるエアクリーナ64とからなる。
エンジン13は、車両前方から後方へ、シリンダヘッド55と、シリンダブロック53と、変速機ケースと一体に形成されるクランクケース77を具備し、エンジン後部のクランクケース77には、エンジン13の出力軸としてのドライブ軸71と、このドライブ軸71に取付けられたドライブスプロケット72とが設けられ、このようなドライブスプロケット72を覆うドライブスプロケットカバー76がエンジン13に取付けられている。クランクケース77に変速ペダル78が取付けられている。
前述のように、メインフレーム42の後部からピボットプレート44が垂下されている。このピボットプレート44の後部車幅方向外側に、後輪14を回転自在に支持するスイングアーム81が揺動自在に軸支され、このスイングアーム81とシートレール43L、43Rの間に各々リヤクッションユニット85L、85Rが介在されている。
ピボットプレート44に、メインスタンド82が備えられている。このピボットプレート44に、車両走行時にメインスタンド82を収納位置で止めるメインスタンドストッパ83が付設されている。
図1に戻って、ドライブ軸71にドライブスプロケット72が取付けられ、後輪14に、ドリブンスプロケット74が取付けられ、ドライブスプロケット72とドリブンスプロケット74の間に、ドライブ軸71から後輪14へ駆動力を伝達するチェーン75が巻き掛けられている。このチェーン75の少なくとも上部及び上部側面は、チェーンケース84によって覆われている。チェーンケース84は、その前部と後部とがスイングアーム81に取付けられている。
図3に示されているように、エンジン13の前部を構成するシリンダヘッド55の下面56に、排気管57が連結されている。この排気管57は、車両後方へ延ばされ後端が消音器58に連結されている。消音器58は、右のピリオンステップブラケット51Rに取付けられている。エンジン13の後部右側面に、スタータ用のキックアーム49が取付けられている。
エンジン13の車両前方に且つ上方には、吸気装置60の構成要素としてのスロットルボデイ61に向かう空気を遮蔽する遮蔽板91が配置されている。遮蔽板91は、スロットルボデイ61を保護すると共に走行風を整流する部材であり、この遮蔽板91の上方に、バッテリを収容するバッテリボックス92が配置され、このバッテリボックス92の下面92bは、車両後方へ斜め下方に傾斜されている。バッテリボックス92は、メインフレーム42に取付けられている。遮蔽板の配置等については後述する。
ピボットプレート44の車幅方向右外側面には、マスタシリンダステー95が取付けられ、このマスタシリンダステー95に、後輪14を制動するためのブレーキ用マスタシリンダ部96が取付けられている。ピボットプレート44にブレーキ用マスタシリンダ部96を駆動するブレーキペダル97が取付けられている。
右のシートレール43Rの車幅方向外方位置にて、右のシートレール43Rには、右のピリオンステップブラケット51Rが取付けられている。この右のピリオンステップブラケット51Rに同乗者が足を置く同乗者用ステップ52Rが支持されている。
右のピリオンステップブラケット51Rは、車両長手方向に延ばされている。
次に、車体カバーについて説明する。
図1〜図3を参照して、車体カバー20は、メインフレーム42及びエンジン13を外側方から覆う左右のサイドカバー22L、22Rと、これらの左右のサイドカバー22L、22Rの下縁に連続して配置されピボットプレート44を外側方から覆う左右のピボットプレートカバー27L、27Rと、を有する。
左右のサイドカバー22L、22Rは、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rと、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rから連続するように車両後方へ延ばされる左右のリヤサイドカバー24L、24Rとからなる。
すなわち、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rの後方に、連続し且つ左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rと係合する左右のリヤサイドカバー24L、24Rが配置されている。
左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rの後部は、左右のピボットプレートカバー27L、27Rの前部に設けた左右の固定部101L、101Rに固定されている。固定部の詳細については後述する。
ヘッドパイプ41、エンジン13、吸気装置60及びメインフレーム42の少なくとも左右の側方は、左右別体に形成される左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rによって覆われ、これらの左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rの間に、メインフレーム42の上方を覆うメインフレームアッパカバー110が配置されている。
加えて、メインフレーム42の前部に風よけとしての左右のレッグシールド114L、114R(左側の符号114Lのみ示す。)が配置されている。これらの左右のレッグシールド114L、114Rは、高さ方向に延ばされている。本実施例では、左右のレッグシールド114L、114Rは、各々、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rに含まれており左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rと一体的に形成されている。
左右のシートレール43L、43Rの車幅方向外方に、同乗者が足を置くステップ52L、52Rを支持する左右のピリオンステップブラケット51L、51Rが取付けられている。これらの左右のピリオンステップブラケット51L、51Rの縁に付設した複数の嵌合部115には、左右のピボットプレートカバー27L、27Rが取付られるようにした。
具体的には、左右のピリオンステップブラケット51L、51Rの下部に設けた嵌合部115に、各々、左右のピボットプレートカバー27L、27Rが取付けられ、左右のピリオンステップブラケット51Rの上部に設けた嵌合部115に、左右のリヤサイドカバー24L、24Rが取付けられている。嵌合部115については、後述する図7にて説明する。
左のピボットプレートカバー27Lは、車両側面視で、ドライブスプロケットカバー76とチェーンケース84の双方に重なるように配置されている。左のピボットプレートカバー27Lは、左のピリオンステップブラケット51Lに取付けられると共にメインスタンドストッパ83に締結部材117Lによって取付けられている。
右のピボットプレートカバー27Rは、ピリオンステップブラケット51Rに取付けられると共にマスタシリンダステー95に締結部材117Rによって取付けられる。
次に、遮蔽板91及びその周辺の構成について、以下に説明する。
図4に示されているように、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rに、エンジン13を構成するシリンダヘッド55の前面が車両前面視で露出し、その前方が開放されるように左右一対の前縁部121L、121Rが高さ方向に形成され、左右一対の前縁部121L、121Rの内側に前部開口122が形成されて、この前部開口122に臨むように遮蔽板91が配置されている。
図2を併せて参照して、前部開口122内にコネクテイングチューブ62の上流側に、吸気チャンバ63が接続されている。この吸気チャンバ63は、その下面が遮蔽板91の上方で車両後方へいくほど下方に傾斜するように配置されている。
エンジン13の上方に配置されている遮蔽板91は、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rに設けた4つの突部123によって挟持されるようにして取付けられている。
遮蔽板91と左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rとメインフレーム42との間に、導風空間125が形成され、この導風空間125によって走行風はエンジン13の遮蔽板91より後方の上面(例えばシリンダブロック53)に導かれる。
なお、遮蔽板91の車幅方向中央部をバッテリボックスで固定しても良い。この場合、バッテリボックスは、車体フレームに取付けられているため、遮蔽板を強固に取付けることができ、遮蔽板を軽量化しながら、吸気装置の保護及び走行風を制御することができる。
次に、エンジンの前上方に配置し遮蔽板の構造及び周辺部の構成について説明する。
図5に示されているように、エンジン13の車両前方に且つ上方に、吸気装置60に向かう空気を制御すると共にスロットルボデイ61を保護する遮蔽板91が配置されている。図中、シリンダヘッド55の一部は省略されている。
図3及び図4を併せて参照して、エンジン13の前部右側面、すなわちシリンダヘッド55の右側面127に、点火プラグ128が取付けられ、遮蔽板の下縁部131に、上方に切欠き、車両前面視で下向きに開放する略コの字形状を有する切欠部132が設けられ、この切欠部132に向け車両後方へ且つ斜め下方へ傾斜壁133が形成され、この傾斜壁133は、点火プラグ128を指向している。また、傾斜壁133は、車両幅方向中央部から車両右外側に向かって上方に傾斜するような前縁部133Aを有する。
走行風は、矢印Sの如く傾斜壁に沿って流れ、点火プラグ128に当たり易くなる。
次に、メインフレームサイドカバーとピボットプレートカバーとの間を固定する固定部について、車両左側の構造を例に上げ説明する。
図6に示されているように、左の固定部101Lは、メインフレームサイドカバー23Lの後部に付設したフランジ136に形成した固定穴137と、ピボットプレートカバー27Lに設け凸部138を有する座部139と、フランジ136と座部139の間を締結するねじ部材141とからなる。そして、固定穴137に車幅方向内側から外側へ凸部138係合させつつフランジ136に座部139を当て、ねじ部材141でフランジ136と座部139の間を締結した。左の固定部101Lは、車両外方から左のリヤサイドカバー24Lで覆われている。
なお、当該車両右側に設けた右の固定部101Rの構造は、車両左側の構造と同様なものであり、説明を省略する。
次に、ピリオンステップステーの縁に付設した複数の嵌合部への取付構造について、左のピボットプレートカバーを例に上げて説明する。
図7に示されているように、左のピボットプレートカバー27Lの後部内側に車両内方へ突設させた突設片142がグロメット115Gに係止される。このグロメット115Gは、左のピリオンステップブラケット51Lの下部に形成した嵌合孔115に取付けられている。つまり、突設片142は、グロメット115Gを介して左のピボットプレートカバー27Lに設けた嵌合孔115に取付けられている。
なお、右のピボットプレートカバー27R及び左右のリヤサイドカバー24L、24Rに設けられている嵌合孔115の構造及びグロメット142の嵌合形態も上記と同様なものであり説明を省略する。
図8に示されているように、左のメインフレームサイドカバー23Lに、吸気装置(図1、符号60)の側方に相当する位置にて左の開口部144Lが開けられ、この左の開口部144Lの後方且つ上方に乗員が着座するシート15が配置されている。
詳細には、左のメインフレームサイドカバー23Lに、左リッド開口145Lが設けられ、この左リッド開口145Lの一部を塞ぐように左リッド146Lが左リッド開口145Lに取付けられている。リッド146Lは、その後部に設けられた突部(後述する図19、符号149a、149b)を開口部(図19、符号144L)に設けられた係止孔(図19、符号150a、150b)に係止させ、前部に設けたねじ締結部148、148にて、ねじ147、147を介して、メインフレームサイドカバー23Lに取付けられている。
なお、図示されていないが、右のメインフレームサイドカバー23Rには、左側に設けた左リッド開口145Lと左右対称に、吸気装置60の側方に相当する位置にて右リッド開口145Rが開けられている。この右リッド開口145Rの一部を塞ぐように右リッド146Rが右リッド開口145Rに取付けられている。係止及び締付構造は同一である。
図1において、左右のリッド開口145L、145Rは、エンジン13のシリンダヘッド55の上方に配置されているということもできる。
図9に示されているように、ピボットプレート44は、前方に開放し後部が閉じている略コ字状断面を呈する部材である。ピボットプレート44の車幅方向左右に、筒状のカラー部材154が設けられており、このカラー部材154にピボット軸151が挿通され、ている。カラー部材154は、左右のピボット固定部152L、152Rによりピボットプレート44に固着されている。左右のピボット固定部152L、152R及びその車幅方向外方に相当する部位153L、153Rは、車両外方から左右のピボットプレートカバー27L、27Rで覆われている。
156L、156Rはスイングアーム側に設けられピボット軸151との間に介在されている軸受である。
次に、エンジンと左右のピボットプレートカバーの間に形成されているピボット導風空間について説明する。
図10に示されているように、エンジン13と左右のピボットプレートカバー27L、27Rの間に、ピボット導風空間155L、155Rが確保されるように、左右のピボットプレートカバー27L、27Rは、エンジン13から離間して配置されている。
図11に示されているように、ピボットプレート44と左右のサイドカバー22としての左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rの間に、ピボット導風空間155L、155Rが確保できるように、左右のピボットプレートカバー27L、27Rは、ピボットプレート44から離間して配置されている。
また、左右のシートレール43L、43Rの車幅方向外方に、同乗者が足を置くステップ52L、52Rを支持する左右のピリオンステップブラケット51L、51Rが配置され、これらの左右のピリオンステップブラケット51L、51Rは、ステー取付部(図2、符号245L、図3、符号245R)に取付けられている。
以下、図12〜図18において、左右のメインフレームサイドカバーの間に渡されるメインフレームアッパカバーの構造について詳細に説明する。
このうち、図12、図14及び図16は、レッグシールド部及びこのレッグシールド部から後方に延ばされ乗員が跨ぐ跨ぎ部の状態を車両斜め後ろ上方から見たときの図である。
図12に示されているように、メインフレーム42から車幅方向左右に、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rの前部が取付可能な左右の第1フレーム締結穴161L、161Rを有する第1ステー162が延ばされている。
図13に示されているように、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rの後部には、第1ステー162の車両後方でメインフレーム42から略上方に断面コ字を呈し左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rの後部が取付可能な第2フレーム締結穴163を有する第2ステー164が延ばされている。
図12を併せて参照して、メインフレーム42の左右側方を覆う左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rには、第1ステー162に締結される左右の第1止め穴171L、171Rが開けられ、第2ステー164に締結される第2止め穴172、172が開けられている。第2止め穴172、172は、サイドカバー取付部173L、173Rに開けられている。
図12に戻って、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rの内縁には、複数のフランジ片174が車幅方向内側に延ばされ、これらのフランジ片174の各々に、後述するメインフレームアッパカバー110を係合可能にする第1〜第2係合穴181、182が形成されている。
第1係合穴181は、車幅方向左右に設けた左の第1係合穴181Lと右の第1係合穴181Rとからなる。
第2係合穴182は、左右の第1係合穴181L、181Rよりも車両前方位置で、車幅方向左右に設けた、左右の第2下係合穴183L、183Rと、これらの左右の第2下係合穴183L、183Rよりも、車両前方位置で、車幅方向左右に設けた左右の第2上係合穴184L、184Rと、からなる。
なお、本実施例では、左右のメインフレームサイドカバーは左右別体としたが、左右一体とすることは差し支えない。
次に、サイドカバー取付部について説明する。
図13に示されているように、サイドカバー取付部173L、173Rは、各々、左のメインフレームサイドカバー23Lに設けられ第2止め穴172を有する左のステー片184Lと、右のサイドカバー23Rに設けられ第2止め穴172を有する右のステー片184Rとからなる。
右のメインフレームサイドカバー23Rの後端部から車幅方向内側に延ばし第2止め穴172を有する右のステー片184Rを第2ステー164の上面164aに当て、次いで、左のメインフレームサイドカバー23Lの後端部から車幅方向内側に延ばし第2止め穴172を有する左のステー片184Lを右のステー片184Rの上面184Raに当て、上方から締結部材117により左右のステー片184L、184Rを第2ステー164に取付けるものである。
上記構成により、左右のメインフレームサイドカバー23L、23R同士がメインフレーム42へ取付けられる。
次に、サイドカバーに第1カバー部材を取付けた状態について説明する。
図14に示されているように、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rの間が第1カバー部材191で覆われている状態が示されている。
第1カバー部材191は、メインフレーム42の上方位置にてカバー開口189を有している。
第1カバー部材191は、後述する第2カバー部材を取付けるための左右の第1締結穴201L、201Rとこの左右の第1締結穴201L、201Rの間に設けた第2締結穴202と、左右の第1締結穴201L、201Rの車両後方位置に設けた左右の第3締結穴203L、203Rとを有し、後述する各締結部(図18、符号231〜233)に第1カバー部材191の裏側から複数の締結部材(図18、符号235)を取付けることにより締結され、これらの締結部材235は外方に露出しない。
図2及び図12を併せて参照して、第1カバー部材191の最下端191cは、第1カバー部材191の車両長手方向の後部に配置されている。第1カバー部材191の後部には、サイドカバー取付部173L、173Rが設けられている。
次に、左右のメインフレームサイドカバーへ第1カバー部材191を組付ける構造について説明する。
図15に示されているように、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rと第1カバー部材191とを係合する第1係合部221は、第1係合穴181L、181Rと、これらに係合する第1係合爪211L、211Rと、からなる。
左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rに開けた左右の第1係合穴181L、181Rに、第1カバー部材191に突設した左右の第1係合爪211L、211Rを係合させ、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rに開けた左右のカバー締結穴200L、200Rに、第1カバー部材191に開けた左右の止め穴205L、205Rを合わせ、ねじ部材141、141によって左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rに第1カバー部材191を取付け可能にした。
次に、サイドカバーに取付けた第1カバー部材に、上方から第2カバー部材を被せた状態について説明する。
図16に示されているように、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rに、各々、左右のレッグシールド114L、114Rが一体的に形成されており、左右のレッグシールド114L、114Rは、高さ方向に延ばされ車幅方向外方へ突出するように形成されている。
そして、レッグシールド114L、114Rを構成するレッグシールド部208L、208Rにおける車幅方向最大幅を構成する部位の車幅方向中央209L、209Rより、車幅方向外側のレッグシールド部208L、208Rにメインフレームアッパカバー110が取付けられている。
メインフレームアッパカバー110は、第1カバー部材191と第2カバー部材192とからなる。この第2カバー部材192の下端から第1カバー部材191が下方へ突出している。
図17(a)に示されているように、メインフレームアッパカバー110は、第1カバー部材191と、この第1カバー部材191の上に配置される第2カバー部材192とからなる2重構造体である。
図2及び図13を参照して、第1カバー部材191の最下端191cは、第1カバー部材191の後部に配置され、この第1カバー部材191の最下端191cより車両後方にて、左右のメインフレームサイドカバー23L、23R同士をメインフレーム42へ取付けるサイドカバー取付部173L、173Rが左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rに設けられている。
図17(b)に示されているように、第1カバー部材の最下端部191cとメインフレームサイドカバー23L、23Rの合わせ部境界213で、第1カバー部材191がメインフレームサイドカバー23L、(23R)より上方に配置されている。
第1カバー部材191とメインフレームサイドカバー23L、23Rのうちのメインフレームサイドカバー23L、23Rに塗装を施し、第1カバー部材191を無塗装とし、合わせ部境界213にて、メインフレームアッパカバー110を車両外側に段差aをもたせて配置する。
次に、左右のメインフレームサイドカバー及びこれらの左右のメインフレームサイドカバーに取付けた第1カバー部材へ第2カバー部材を組付ける構造について説明する。
図18に示されているように、係合部220は、第1カバー部材191とメインフレームサイドカバー23L、23Rが係合される第1係合部(図15、符号221)と、第2カバー部材192とメインフレームサイドカバー23L、23Rが係合される第2係合部222を有する。
第2係合部222は、前述した左右の第2下係合穴183L、183R及び左右の第2上係合穴184L、184Rと、第2下係合穴183L、183Rに係合する第2下係合爪225L、225R及び左右の第2上係合穴184L、184Rに係合する第2上係合爪226L、226Rと、からなる。
第1カバー部材191と第2カバー部材192同士は、第1締結穴201L、201Rを有する左右の第1締結部231L、231R、第2締結穴202を有する第2締結部232及び第3締結穴203L、203Rを有する左右の第3締結部233L、233Rで締結されている。各々の締結部231L、231R、232、233L、233Rは、第1カバー部材191に開けた左右の第1締結穴201L、201R、第2締結穴202及び左右の第3締結穴203L、203Rと、第2カバー部材192に開け上記締結穴に対応する位置に開けた複数の止め穴234と、上記締結穴と止め穴にねじ込まれ第1カバー部材191と第2カバー部材192の間を締結する複数の締結部材235とからなる。
上記に加えて、第1カバー部材191のカバー開口189の近傍に左右の爪孔195L、195Rを開け、第2カバー部材192に、左右の爪孔195L、195Rに係合する左右の爪を設けた。
図16を併せて参照して、第1カバー部材191と第2カバー部材192同士は締結部231L、231R、232、233L、233Rで締結され、これらの締結部231L、231R、232、233L、233Rに隣接する位置にて、メインフレームアッパカバー110とメインフレームサイドカバー23L、23Rとが係合部220の構成要素としての第2係合部222で係合されている。
また、締結部231L、231R、233L、233Rと第1止め穴171L、171Rとは、互いに上下に近接して配置されている。
以下に、遮蔽板、サイドカバー、ピリオンステップカバー及びピリオンステップステー間の取付関係についてまとめる。
図19に示されているように、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rは、そのサイドカバー取付部173L、173Rがメインフレーム42に付設した第2ステー164に締結部材117で取付けられ、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rの間に、遮蔽板91が挟持されるように配置されている。
詳細には、遮蔽板91の左右両側に左右のフランジ部241L、241Rが備えられ、これらの左右のフランジ部241L、241Rに複数の係止穴242が開けられ、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rに、係止穴242と係合する複数の突部243が設けられ、これらの突部243を係止穴242に係合させ、メインフレームサイドカバー23L、23Rで遮蔽板91を挟持させる。
左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rに、各々、左右のリッド開口145L、145Rが開けられ、これらの左右のリッド開口145L、145Rの一部を、左右のリッド146L、146Rで覆った。
左右のシートレール43L、43Rに、各々、ステー取付部245L、245Rを介して左右のピリオンステップブラケット51L、51Rが取付けられ、これらの左右のピリオンステップブラケット51L、51Rの縁に設けられカバーの内面に突設されている複数の嵌合孔115に、グロメット(図7、符号115G)が設けられている。そして、左右のリヤサイドカバー24L、24Rの内面に突設されている突設片142がグロメット115Gを介して嵌入されると共に左右のピボットプレートプレートカバー27L、27Rの内面に突設されている突設片142がグロメット115Gを介して嵌入される。すなわち、左右のピリオンステップブラケット51L、51Rに、左右のピボットプレートカバー27L、27Rが取付けられると共に左右のリヤサイドカバー24L、24Rが係止される。
左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rの後方に、連続し且つ左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rと係合するカバー係合部246L、246Rを介して左右のリヤサイドカバー24L、24Rが配置され、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rは、左右のピボットプレートカバー27L、27Rの前部に設けた左右の固定部101L、101Rに固定され、これらの左右の固定部101L、101Rは、車両外方から左右のリヤサイドカバー24L、24Rで覆われている。
図2及び図3に戻って、左右の固定部101L、101Rは、左右のリヤサイドカバー24L、24Rで覆われているので、車両の外観性が損なわれる心配はない。
カバー係合部246L、246Rは、各々、穴247と爪248とからなり、左右のリヤサイドカバー24L、24Rが有する爪248を各々左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rが有する穴247へ係合させたので、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rから左右のリヤサイドカバー24L、24Rへかけて車両の外観面を滑らかにつなぐことができ、車両の外観性が向上する。
以上の構成からなる自動二輪車のフレーム構造の作用を次に説明する。
第1に、図20に示すとおりに、吸気装置60の前方を覆う遮蔽板91の上縁と上方に位置するメインフレーム42との間が開いていてエンジン13へ走行風を導く導風空間125とされている。
エンジン13の前方に且つ上方に遮蔽板91が配置されているにも拘わらず、導風空間125の導風作用により、エンジン13の冷却が確保される。具体的には、遮蔽板91の上方から導入された走行風がエンジン13の前後方向中間部上面に導かれ、冷却される。
第2に、遮蔽板91の上方に、バッテリボックス92が配置され、このバッテリボックスの下面92bは、車両後方へ斜め下方に傾斜されている。
走行風は、バッテリボックスの下面92bによって車両斜め下方に導かれ、遮蔽板91にガイドされエンジン13に導かれるので、エンジン13の前号方向中央部上面、特に、シリンダブロック53へ向かう走行風の風量をさらに増やすことができ、エンジン13をより効果的に冷却させることができる。この場合に、バッテリボックス92を利用して走行風をガイドさせたので、部品点数が増えることもない。
第3に、遮蔽板91の上方に、コネクテイングチューブ62が配置されている。このコネクテイングチューブ62は、車両後方へ斜め下方に傾斜されている。
走行風は、コネクテイングチューブの下面62bによって車両斜め下方に導かれた後、遮蔽板91にガイドされエンジン13に導かれるので、エンジン13に向かう走行風の風量をさらに増やすことができ、エンジン13をより効果的に冷却させることができる。この場合に、コネクテイングチューブ62を利用して走行風をガイドさせたので、部品点数が増えることもない。
第4に、図19に示すとおりに、遮蔽板91に複数の係止穴242を設け、これらの係止穴242をメインフレームサイドカバー23L、23Rに複数設けた突部243で挟持することにより、遮蔽板91をメインフレームサイドカバー23L、23Rに取付けた。上記構造であれば、締結部材等は不要となり、簡単な構造で遮蔽板91をメインフレームサイドカバー23L、23Rに取付けることができる。
第5に、図4及び図5に示すとおりに、遮蔽板の下縁部131に、切欠部132が設けられ、この切欠部132に向け傾斜壁133が形成され、この傾斜壁133は、点火プラグ128を指向している。
遮蔽板91に沿って流れる走行風の一部は傾斜壁133に沿って流れ、この傾斜壁133から点火プラグ128に向け流れる。走行風を点火プラグ128に向け流すことで、点火プラグ128に確実に当てることができ、点火プラグ128の冷却を効果的に行わせることができる。
第6に、図1及び図8に示すとおりに、メインフレームサイドカバー23L、23Rに、吸気装置60の側方に相当する位置にて左右の開口部144L、144R(左側の符号144Lのみ示す。)が開けられている。エンジン13が回転し車両が停止している場合に、エンジン13から発散される熱により暖められた空気は上昇し、左右の開口部144L、144Rから上方に放出される。併せて、導風空間(図20、符号125)からも外に放出される。
導風空間125からの放出により開口部(図1、符号144L、144R)からのエンジンにより暖められた空気の放出が抑制されるため、乗員の快適性を高めることができる。
第7に、図17に示すとおりに、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rの間に渡され、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rの間を結合するメインフレームアッパカバー110は2重構造体とした。2重構造体のメインフレームアッパカバー110であれば、1枚構造のメインフレームアッパカバーに較べて、メインフレームアッパカバー110の剛性を高めることができる。左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rを結合するメインフレームアッパカバー110を2重構造とするため、結合されたカバー全体の剛性を向上させることができる。
従って、本発明によれば、車体カバーの剛性を高めることができる鞍乗り型車両が提供される。
第8に、図18に示すとおりに、2重構造体は、第1カバー部材191と第2カバー部材192とが締結される締結部230(左右の第1締結部231L、231R、第2締結部232、左右の第3締結部233L、233R)により締結されているので、2重構造体としてメインフレームアッパカバー110の剛性を高めることができる。
また、図15及び図18に示すとおりに、締結部230に隣接して、メインフレームアッパカバー110とメインフレームサイドカバー23L、23Rとが係合する係合部220(第1係合部221、第2係合部222)が設けられている。2重構造体として剛性を高めたメインフレームアッパカバー110をメインフレームサイドカバー23L、23Rに強固に取付けることができる。
左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rは、メインフレームアッパカバー110により強固に組付けられるので、ボデイカバー全体としての剛性を高めることが可能になる。
第9に、図18に示すとおりに、第1カバー部材191は、メインフレーム42の上方位置にてカバー開口189を有する。カバー開口189にメインフレーム42の一部を収納することが可能となる。カバー開口189にメインフレーム42の一部を収納することで、メインフレーム42に第1カバー部材191を近接配置することができる。このため、メインフレームアッパカバー110を2重構造としても、メインフレームアッパカバー110の大型化が抑えられる。メインフレームアッパカバー110の大型化が抑えられれば、車体のコンパクト化を図ることが可能になる。
第10に、図15及び図18に示すとおりに、係合部220は、第1係合部221と第2係合部222とからなる。
2つの係合部221、222で、第1カバー部材191と第2カバー部材192とが各々メインフレームサイドカバー23L、23Rへ係合されるので、一方のメインフレームアッパカバーのみがメインフレームサイドカバーへ係合される構造に較べて、係合部220への荷重負荷を減らすことができる。荷重負荷が分散されるので、第1カバー部材191と第2カバー部材192の軽量化が図れ、併せて、2重構造によるメインフレームアッパカバー110の剛性アップを両立させることができる。
第11に、図16及び図2に示すとおりに、第2カバー部材192の下端192cから第1カバー部材191が下方へ突出している。
この突出している部分は、第1カバー部材のみとなる。他の部分は2重構造であるが、突出している部分は1重構造となる。1重構造は薄いため、その分だけ、車両のコンパクト化を図ることが可能になる。
通常、メインフレームアッパカバーの下端およびその周辺部は、乗員の跨ぎ部250となっている。この跨ぎ部250を1重構造にしたので、メインフレームアッパカバー110の最下端で上方への張出量を抑えることができ、跨ぎ部の高さを低く抑えることができる。跨ぎ部250の高さが低くなれば、跨ぎ易くなり、車両の使い勝手を高めることができる。
第12に、図16及び図2に示すとおりに、第2カバー部材の下端192cから第1カバー部材191が下方へ突出され、この第1カバー部材の最下端191cは、第1カバー部材191の後部に配置されている。
2重構造ではない第1カバー部材の最下端191cより車両後方にて、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rに、メインフレーム42に取付けられるサイドカバー取付部173L、173Rが設けられている。
サイドカバー取付部173L、173Rをメインフレーム42へ取付けるようにしたので、第1カバー部材の最下端191cの剛性に依存することを最小限に抑えながら、メインフレームサイドカバー23L、23Rをメインフレーム側に強固に取付けることができる。
第13に、図17(b)に示すとおりに、メインフレームアッパカバー110を構成する第1カバー部材の最下端191cは、メインフレームサイドカバー23L、23Rより上方に配置されている。
上記構造であれば、乗員がメインフレームアッパカバー110を跨ぐ際に、靴等が合わせ部に接触した場合であっても、メインフレームサイドカバー23L、23R側に傷等がつくことが避けられる。この結果、第1カバー部材191と較べて面積の大きいメインフレームサイドカバー23L、23Rの外観を良好に維持することができる。
第14に、図17(b)に示すとおりに、第1カバー部材191とメインフレームサイドカバー23L、23Rのうちの第1カバー部材191は、無塗装とし、合わせ部境界213にて、無塗装側の第1カバー部材191を車外へ突出させた。図中、aは無塗装側のカバーの縁と塗装側のカバーとの間の段差である。
合わせ部境界213に障害物が接触することがある。塗装側のカバーと無塗装側のカバーとが面一であれば、塗装側に影響を及ぼす可能性がある。
本発明では、無塗装側のカバーを塗装側のカバーより車外へ突出させたので、障害物の塗装側のカバーへの接触を可及的に低減し、塗装側カバーの保護を図ることができる。
また、他方のカバーは、無塗装としたので、車両コストの低減を図ることができる。
第15に、図16に示すとおりに、レッグシールド部208L、208Rの車幅方向最大幅を構成する部位の中央209L、209Rより、車幅方向外側のレッグシールド部208L、208Rにメインフレームアッパカバー110が取付けられている。すなわち、車幅方向外方に突出形成されるレッグシールド部208L、208Rは、メインフレームアッパカバー110によって裏打ちされているので、レッグシールド部208L、208Rの剛性をメインフレームアッパカバー110によって効果的に高めることができる。
第16に、図10に示すとおりに、左右のピボットプレートカバー27L、27Rとピボットプレート44との間に、導風空間125L、125Rが確保できるように、左右のピボットプレートカバー27L、27Rは、ピボットプレート44から離間して配置されている。
走行中において、左右のサイドカバー22(メインフレームサイドカバー23L、23R)に入った走行風は、エンジン13により加熱される。このエンジン13により暖められた走行風は、車両後方に流れ、左右のピボットプレート44と左右のピボットプレートカバー27L、27Rとの間に形成されているピボット導風空間155L、155Rを通過して、車両の後方へ流れる。
仮に、ピボットプレートカバーが無ければ、エンジン13で暖められた風の一部が乗員に当たる。
この点、本発明によれば、走行風はピボットプレートカバーの内側を通り、乗員の脚などはピボットプレートカバーの外にあるため、エンジンにより暖められた走行風が乗員に当たる心配はない。この結果、走行時の快適性を高めることができる。
第17に、図19に示すとおりに、左右のシートレール43L、43Rの車幅方向外方に取付けられる左右のピリオンステップブラケット51L、51Rに、左右のピボットプレートカバー27L、27Rを取付けた。別個にステー等を設けることなく左右のピリオンステップブラケット51L、51Rに左右のピボットプレートカバー27L、27Rを取付けるようにしたので、部品点数の削減が可能になる。
第18に、図2に示すとおりに、ピボットプレート44に設けられているメインスタンドストッパ83へ、左のピボットプレートカバー27Lを取付けた。別個にステー等を設けることなくメインスタンドストッパ83に左のピボットプレートカバー27Lを取付けるようにしたので、部品点数の削減が可能になる。
第19に、図3に示すとおりに、ピボットプレート44の車幅方向外方に取付けるマスタシリンダステー95へ、右のピボットプレートカバー27Rを取付けた。別個にステー等を設けることなくマスタシリンダステー95に右のピボットプレートカバー27Rを取付けるようにしたので、部品点数の削減が可能になる。
第20に、図2、図3及び図19に示すとおりに、左右のピリオンステップブラケット51L、51Rの上部に左右のリヤサイドカバー24L、24Rが取付けられ、左右のピリオンステップブラケット51L、51Rの下部に左右のピボットプレートカバー27L、27Rが取付けられている。
左右のリヤサイドカバー24L、24Rと左右のピボットプレートカバー27L、27Rは、共に左右のピリオンステップブラケット51L、51Rに取付けられているので、リヤサイドカバー22からピボットプレートカバー27L、27Rにかけてデザイン的な一体感をもたせることが可能になる。
さらに、左右のピリオンステップブラケット51L、51Rにリヤサイドカバー22とピボットプレートカバー27L、27Rとが取付け可能になるため、部品点数の削減が可能になる。
第21に、図19に示すとおりに、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rは、左右のピボットプレートカバー27L、27Rの前部に設けた左右の固定部101L、101Rに固定されている。
図11を併せて参照して、左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rは、左右の固定部101L、101Rに固定されているので、車幅方向でメインフレームサイドカバー23L、23Rとピボットプレートカバー27L、27Rとの間を小さく抑えることができる。
メインフレームサイドカバー23L、23Rとピボットプレートカバー27L、27Rの間のクリアランスが小さく抑えられれば、エンジン13で暖められた走行風を、メインフレームサイドカバー23L、23Rからピボットプレートカバー27L、27Rへ円滑に導くことができる。
また、左右の固定部101L、101Rは、左右のリヤサイドカバー24L、24Rで覆われているので、車両の外観性を向上させることができる。
第22に、図9に示すとおりに、左右のピボット固定部152L、152Rは、左右のピボットプレートカバー27L、27Rで覆われているので、左右のピボット固定部152L、152Rを保護することができる。
第23に、図2に示すとおりに、エンジン13の後部にドライブスプロケットカバー76が設けられ、ドライブ軸71と後輪14の間にチェーンケース84が設けられている。図1に示すとおりに、左のピボットプレートカバー27Lは、ドライブスプロケットカバー76とチェーンケース84の双方に重なるように配置されている。
すなわち、ドライブスプロケットカバー76とチェーンケース84の間は、車両側面視で、ピボットプレートカバー27Lで覆われている。
ホイールベースが異なる他車種に、ドライブスプロケットカバー76やチェーンケース84を寸法を変えないままで適用すると、ドライブスプロケットカバー76とチェーンケース84との間の隙間の大きさが変化する。
本発明では、ドライブスプロケットカバー76とチェーンケース84の隙間を、ピボットプレートカバー27Lで覆うようにした。
ピボットプレートカバー27Lで覆われているため、ドライブスプロケットカバー76とチェーンケース84の隙間が変化することは許容される。
結果、ドライブスプロケットカバー76やチェーンケース84の寸法等を変更する必要がなく、部品の共通化を図ることができる。部品の共通化により車両コストが低減される。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に鞍乗り型車両することは差し支えない。
本発明は、自動二輪車に好適である。
10…鞍乗り型車両(自動二輪車)、13…エンジン、15…シート、22…サイドカバー、23L、23R…メインフレームサイドカバー、24L、24R…リヤサイドカバー、27L、27R…ピボットプレートカバー、41…ヘッドパイプ、42…メインフレーム、54…シリンダ軸線、55…エンジンの上面(シリンダヘッド)、60…吸気装置、62…コネクテイングチューブ、91…遮蔽板、92…バッテリボックス、92b…バッテリボックスの下面、121L、121R…メインフレームサイドカバーの前縁部、125…導風空間、128…点火プラグ、131…遮蔽板の下縁部、132…切欠部、133…傾斜壁、144L、144R…左右の開口部、241L、241R…左右のフランジ部、242…係止穴、243…突部。

Claims (6)

  1. ヘッドパイプ(41)と、このヘッドパイプ(41)から後方に且つ下方に向けて延出されるメインフレーム(42)と、このメインフレーム(42)の下方にシリンダ軸線(54)が車両前後方向に略水平に延びるように配置されているエンジン(13)と、このエンジンの上面(55)に取付けられる吸気装置(60)と、前記ヘッドパイプ(41)、前記メインフレーム(42)、前記エンジン(13)及び前記吸気装置(60)の少なくとも左右両側方を覆うと共に、前記エンジン(13)の前方が開放されるように左右一対の前縁部(121L、121R)が上下に延びているメインフレームサイドカバー(23L、23R)と、を有する鞍乗り型車両において、
    前記吸気装置(60)の前方を覆う遮蔽板(91)が前記メインフレームサイドカバー(23L、23R)の前記左右一対の前縁部(121L、121R)に掛け渡され、前記遮蔽板(91)の上縁と上方に位置する前記メインフレーム(42)との間が空いていて前記エンジン(13)へ走行風を導く導風空間(125)とされたことを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記遮蔽板(91)の上方に、バッテリを収容するバッテリボックス(92)が配置され、このバッテリボックスの下面(92b)は、車両後方へ斜め下方に傾斜されていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記遮蔽板(91)の上方に、前記吸気装置(60)に接続されるコネクテイングチューブ(62)が配置され、このコネクテイングチューブ(62)は、車両後方へ斜め下方に傾斜されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記遮蔽板(91)の左右両側に左右のフランジ部(241L、241R)が備えられ、これらの左右のフランジ部(241L、241R)に係止穴(242)が開けられ、
    前記メインフレームサイドカバー(23L、23R)の左右に、前記係止穴(242)と係合する突部(243)が設けられ、
    これらの突部(243)を係止穴(242)に係合させ、前記メインフレームサイドカバー(23L、23R)で前記遮蔽板(91)を挟持させることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記エンジン(13)の前部側面に、点火プラグ(128)が取付けられ、
    前記遮蔽板(91)の下縁部(131)に、切欠部(132)が設けられ、この切欠部(132)に向け傾斜壁(133)が形成され、この傾斜壁(133)は、前記点火プラグ(128)を指向していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記メインフレームサイドカバー(23L、23R)に、前記吸気装置(60)の側方に相当する位置にて左右の開口部(144L、144R)が開けられ、これらの左右の開口部(144L、144R)の後方且つ上方に乗員が着座するシート(15)が配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の鞍乗り型車両。
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