JP2011252719A - カラムオーブン - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒートブロックを最適な温度分布とし、カラムの温度均一性を高めることのできるカラムオーブンを提供する。
【解決手段】カラム40に接触させたヒートブロック10を加熱又は冷却し、該ヒートブロック10からの伝熱によって前記カラム40を温調するカラムオーブン400において、前記ヒートブロック10の長さ方向に互いに離間して配置され、該ヒートブロック10を加熱又は冷却する複数の温調体21、22と、前記各温調体21、22の近傍における前記ヒートブロック10の温度を測定する複数の温度センサ31、32とを設け、前記各温度センサ31、32の測定温度に基づいて対応する温調体21、22を独立に制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体クロマトグラフ用のカラムを温調するためのカラムオーブンに関するものであり、特にヒートブロック方式のカラムオーブンに関する。
液体クロマトグラフ(LC)分析では、カラムの成分保持特性が温度の影響を受けるほか、移動相の粘性等も温度の影響を受けるため、高い分析再現性を実現するにはカラム温度を一定に保つことが重要である。また、同一試料に対して複数のLC装置で得られる分析結果(クロマトグラム)の同一性を確保するには、カラム温度制御の正確性が重要である。こうしたことから、一般に、LC分析(特に現在主流であるHPLC分析)では、カラムを温調するためにカラムオーブンが利用されている(特許文献1など参照)。
カラムオーブンの温調方式には、大別して、ヒートブロック方式、空気循環方式、液体循環方式などがある。このうち、ヒートブロック方式は、図11(a)に示すように、アルミニウムなどの熱伝導率の高い金属から成るブロック(ヒートブロック60)をカラム90に接触させ、このヒートブロック60をヒータ71により温調するものである(例えば特許文献1を参照)。
こうしたヒートブロック方式のカラムオーブンによってカラムの温調を行う際には、ヒータ71の近傍に取り付けた温度センサ81によりヒートブロック60の現在の温度を測定し、その現在温度に応じてヒータ71へ供給する電力を調整するような制御が行われる。
特開2000-111536号公報
上記従来のヒートブロック方式のカラムオーブンでは、図11(a)又は図12(a)に示すように、ヒートブロック60の中央又は左右一方に取り付けられた一組のヒータ71及び温度センサ81によって温調が行われる。そのため、図11(b)又は図12(b)に示すように、ヒータ71の取り付け位置の近傍ほどヒートブロック60の温度が高く、該取り付け位置から離れた位置ほどヒートブロック60の温度が低いという、長さ方向(即ち移動相の流通方向)に沿った温度の不均一が生じる。その結果、該ヒートブロック60によって温調されるカラム90にも長さ方向に沿った温度の不均一が生じることとなる。
また、LC分析の実行中、カラム90には常に移動相液体が流れており、このとき、該カラム90の流入口側には温調されていない(即ち比較的低温の)移動相が流れ込んでくる。そのため、図13(b)に示すように、カラム90の流出口側と流入口側でカラム温度に大きな差が発生する。
このように、従来のヒートブロック方式のカラムオーブンでは、カラムの長さ方向に沿った温度不均一が生じやすいため、安定したリテンションタイム(保持時間)の確保が困難であり、分析精度の更なる改善を阻む一要因となっている。
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは、ヒートブロックを最適な温度分布とし、カラムの温度均一性を高めることのできるカラムオーブンを提供することにある。
上記課題を解決するために成された本発明に係るカラムオーブンは、カラムに接触させたヒートブロックを加熱又は冷却し、該ヒートブロックからの伝熱によって前記カラムを温調するカラムオーブンであって、
a)前記ヒートブロックの長さ方向に互いに離間して配置され、該ヒートブロックを加熱又は冷却する複数の温調体と、
b)前記各温調体の近傍における前記ヒートブロックの温度を測定する複数の温度センサと、
c)前記各温度センサの測定温度に基づいて対応する温調体を独立に制御する制御手段と、
を有することを特徴としている。
本発明のカラムオーブンでは、例えば、図1(a)に示すように、ヒートブロック10上に複数のヒータ21、22を配置し、各ヒータ21、22を各々の近傍に取り付けた温度センサ31、32の測定温度に基づいて個別に制御する。これにより、ヒートブロック10を最適な温度分布(例えば、図1(b)に示すような均一な温度分布)とすることができる。
なお、ここではヒートブロックを加熱する場合を例に挙げて説明したが、本発明は、ペルチェ素子等によってヒートブロックを冷却する場合にも同様に適用可能である。また、図1ではヒートブロック10上に2組の温調体及び温度センサを設ける例を示したが、3組以上の温調体及び温度センサを設けた構成としてもよい。
上記本発明に係るカラムオーブンは、更に、
d)少なくとも、分析に適用されるカラムオーブンの温度と移動相の流量とを含む分析条件に基づいて前記各温調体の設定温度をそれぞれ決定する温度決定手段、
を有し、
前記制御手段が、前記温度センサによる測定温度が前記各温調体の設定温度となるように各温調体を制御するものとすることが望ましい。
これにより、カラムオーブンの温度や移動相の流量などの分析条件に応じた最適な設定温度で各温調体を制御することができる。
上記本発明に係るカラムオーブンは、前記温度決定手段が、前記複数の温調体により前記ヒートブロックを加熱する場合において、前記カラムの流入口に近い位置に配置された温調体ほど設定温度が高くなるように前記各温調体の設定温度を決定するものとすることが望ましい。
一般的に、カラムの流入口には温調されていない移動相が流入するため、流入口側では移動相に奪われる熱量がより多くなる。そのため、流入口付近と他の部分とを同じように加熱した場合、流入口側のカラム温度が低くなることがある(図2)。これに対し、上記構成から成る本発明のカラムオーブンでは、例えば、図3に示すように、流入口側に配置されたヒータ22の設定温度T2setを流出口側に設けられたヒータ21の設定温度T1setよりも高くすることにより、カラム40の流入口近傍により多くの熱を与えることができる。このため、前記のような流入口近傍でのカラム温度の低下を防止し、カラム全体を図3(b)に示すような均一な温度分布とすることができる。
また、本発明に係るカラムオーブンは、前記温度決定手段が、前記複数の温調体により前記ヒートブロックを冷却する場合において、前記カラムの流入口に近い位置に配置された温調体ほど設定温度が低くなるように前記各温調体の設定温度を決定するものとしてもよい。
また、本発明に係るカラムオーブンは、前記温度決定手段が、前記分析条件に基づいて各温調体の設定温度差の限界値を求め、該限界値内に納まるように前記各温調体の設定温度を決定するものとすることが望ましい。
例えば、図3に示した例において、流入口側ヒータの設定温度T2setを高くしすぎると、流入口側のヒータ22によりヒートブロック10に与えられた熱がヒートブロック10やカラム40を介して流出口側に伝わり、図4(b)に示すように、流出口側のブロック温度が流出口側ヒータの設定温度T1setよりも高くなるおそれがある。この場合、流出口側のヒータ21への供給電力を調節しても流出口側の温度センサ31の測定温度を設定温度T1setにすることができなくなる。そこで、上記構成から成る本発明のカラムオーブンでは、図5に示すように流出口側におけるヒートブロック10の温度が設定温度を超えないような設定温度差の限界値ΔTmaxを予め求めておき、これに基づいて流出口側及び流入口側の温調体の設定温度を決定する。なお、カラムを冷却する場合は、流出口側におけるヒートブロックの温度が設定温度T1setを下回らないような設定温度差の限界値ΔTmaxを定めておき、これに基づいて流出口側及び流入口側の温調体の設定温度を決定する。
また、上記本発明に係るカラムオーブンは、前記温度決定手段が、前記分析条件として更に、室温、移動相の比熱、移動相の熱伝導率、カラムの太さ、カラム充填剤の種類、カラムの長さのうち、少なくともいずれかを加味して前記各温調体の設定温度を決定するものとすることが望ましい。
このように様々な分析条件を考慮することにより、一層適切な温調制御を行うことが可能となる。
以上で説明したように、本発明のカラムオーブンによれば、ヒートブロックを最適な温度分布とすることができ、該ヒートブロックによって温調されるカラムの長さ方向の温度均一性を高めることができる。その結果、分離カラム内での試料成分の分離が安定して行われることとなり、LC分析の再現性向上に寄与することができる。
本発明に係るカラムオーブンを説明する図であり、(a)は、ヒートブロック上におけるヒータ及び温度センサの配置を示す模式図、(b)はヒートブロックの温度分布を示すグラフである。 流入口側でカラム温度が低下することを説明する図であり、(a)は、ヒートブロック上におけるヒータ及び温度センサの配置を示す模式図、(b)はヒートブロック及びカラムの温度分布を示すグラフである。 流入口側の設定温度を高くする例を説明する図であり、(a)は、ヒートブロック上におけるヒータ及び温度センサの配置を示す模式図、(b)はヒートブロック及びカラムの温度分布を示すグラフである。 流出口側のブロック温度が設定温度を上回る場合を示す図であり、(a)は、ヒートブロック上におけるヒータ及び温度センサの配置を示す模式図、(b)はヒートブロック及びカラムの温度分布を示すグラフである。 流出口側と流入口側の設定温度差に限界値を設ける例を示す図であり、(a)は、ヒートブロック上におけるヒータ及び温度センサの配置を示す模式図、(b)はヒートブロック及びカラムの温度分布を示すグラフである。 本発明の一実施例に係るカラムオーブンを含む液体クロマトグラフ装置を示す概略構成図。 同実施例に係るヒートブロックを示す図であり、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は背面図である。 同実施例のカラムオーブンにおける各ヒータの設定温度の決定手順を示すフローチャート。 1つのペルチェ素子で冷却を行う従来のカラムオーブンを説明する図であり、(a)は、ヒートブロック上におけるペルチェ素子及び温度センサの配置を示す模式図、(b)はヒートブロック及びカラムの温度分布を示すグラフである。 複数のペルチェ素子で冷却を行う本発明のカラムオーブンを説明する図であり、(a)は、ヒートブロック上におけるペルチェ素子及び温度センサの配置を示す模式図、(b)はヒートブロック及びカラムの温度分布を示すグラフである。 従来のカラムオーブンを説明する図であり、(a)は、ヒートブロック上におけるヒータ及び温度センサの配置を示す模式図、(b)はヒートブロックの温度分布を示すグラフである。 従来のカラムオーブンの別の例を説明する図であり、(a)は、ヒートブロック上におけるヒータ及び温度センサの配置を示す模式図、(b)はヒートブロックの温度分布を示すグラフである。 従来のカラムオーブンにおいて流入口側でカラム温度が低下することを説明する図であり、(a)は、ヒートブロック上におけるヒータ及び温度センサの配置を示す模式図、(b)はカラムの温度分布を示すグラフである。
本発明の一実施例によるカラムオーブンについて図面を参照しつつ説明する。図6は、本実施例に係るカラムオーブンを含む液体クロマトグラフ装置の要部の構成図である。
この液体クロマトグラフ装置において、送液ポンプ200は移動相容器100に貯留されている移動相を吸引し、オートサンプラ300を介して一定流量でカラム40へと送給する。オートサンプラ300はインジェクタを含み、予め用意された多数の試料の中から指定された試料を選択して移動相中に試料を注入する。注入された試料は移動相に乗ってカラム40に導入され、カラム40を通過する間に時間方向に分離されて溶出する。カラム40はカラムオーブン400に収容されており、カラムからの溶出液は、例えば吸光分光光度計等の検出器500に導入され、溶出液中の各試料成分に応じた検出信号が時間経過に伴って取り出される。
カラムオーブン400の内部には、図7に示すようなヒートブロック10が配設されている。ヒートブロック10は、熱伝導性のよい金属から成る断面略コの字型のブロックであり、前記コの字の凹部空間内には支持ブロック11a、11bと板バネ12a、12bが設けられている。支持ブロック11a、11bの上面にはカラム40を嵌め込むための溝が形成されており、該支持ブロック11a、11b及び板バネ12a、12bによってカラム40を上下から挟持することによりヒートブロック10の凹部空間内にカラム40が固定される。
ヒートブロック10の背面側には2つのヒータ21、22がヒートブロック10の長さ方向(即ち移動相の流通方向)に離間して埋設されており、各ヒータ21、22の近傍にはそれぞれ温度センサ31、32が埋設されている。以下、これらの2組のヒータ及び温度センサの内、カラム40の流入口に近い方を流入口側ヒータ22及び流入口側温度センサ32と呼び、カラム40の流出口に近い方を流出口側ヒータ21及び流出口側温度センサ31と呼ぶことがある。なお、各温度センサ31、32は、各ヒータに隣接する位置のうち、他方のヒータから遠い側に設けることが望ましい。これにより、他方のヒータの発熱による測定温度への影響を低減することができる。
カラムオーブン400には、前記流入口側ヒータ22及び流出口側ヒータ21による加熱を制御するための温調制御部410が付設されている。この温調制御部410は、前記の流入口側温度センサ32及び流出口側温度センサ31で得られた温度情報を受け取ると共に、流入口側ヒータ22及び流出口側ヒータ21にそれぞれ加熱電力を供給するものであり、各温度センサ31、32による検出温度T1、T2と各ヒータ21、22についての設定温度T1set、T2set(後述する)に基づいて各ヒータに供給する加熱電力を調節する。
また、本実施例における液体クロマトグラフ装置には、LC分析を実行するために各部を統括的に制御すると共に、検出器500から検出信号を受け取って処理する制御・処理部600が設けられ、この制御・処理部600には分析条件などをユーザが指定するための入力部700と、設定された分析条件や分析の遂行状況、或いは分析結果などを表示するための表示部800とが接続されている。前記制御・処理部600は、流出口側ヒータ21及び流入口側ヒータ22についての設定温度T1set、T2setを決定する温度決定部420(本発明の温度決定手段に相当)を機能的に備えている。一般的に、制御・処理部600はパーソナルコンピュータを中心に構成され、該コンピュータにインストールされた専用の制御・処理プログラムを実行することにより、制御や処理を実施することができる。
上記温度決定部420による流出口側ヒータ21の設定温度T1setと流入口側ヒータ22の設定温度T2setの決定手順について図8のフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、LC分析を開始するにあたり、ユーザが入力部700を操作して該LC分析に適用する分析条件を指定する。ここで、前記分析条件には、少なくともカラムオーブンの温度(以下、オーブン温度Tと呼ぶ)と移動相の流量Fの値が含まれる。なお、これらの分析条件は、ユーザが数値入力などにより直接指定してもよく、予め制御・処理部600に記憶されている複数の分析メソッド(ある分析を行うための1セットの分析条件を記述したデータファイル)から適当なものを選択するなどにより間接的に指定してもよい。後者の場合、ユーザが選択した分析メソッドに含まれるオーブン温度Tや移動相流量Fの値が、これから行うLC分析におけるオーブン温度T、移動相流量Fとして指定されたことになる。
続いて、温度決定部420が、ユーザが指定した各種分析条件のうち、オーブン温度Tと移動相流量Fの値を取得する(ステップS11)。そして、該オーブン温度Tを流出口側ヒータの設定温度T1setとして決定する(ステップS12)。
次に、温度決定部420は、オーブン温度Tと移動相流量Fをパラメータとする所定の計算式を用いて流入口側ヒータの設定温度の最適値T2を算出する(ステップS13)。ここで、前記流入口側ヒータの設定温度の最適値T2とは、カラム40の流入口付近の温度をオーブン温度Tとほぼ同一にする(即ちカラム40全体を均一な温度とする)ために必要な流入口側ヒータ22の設定温度である。上述の通り、カラム40の流入口側では温調されていない移動相の流入によってより多くの熱が奪われるため、前記流入口側ヒータの設定温度の最適値T2はオーブン温度Tよりも大きな値となる。また、前記移動相流量Fが大きいほど移動相によって奪われる熱量が多くなるため、前記流入口側ヒータの設定温度の最適値T2の値も大きくなる。
更に、温度決定部420は、オーブン温度Tと移動相流量Fをパラメータとする別の計算式を用いて流出口側ヒータと流入口側ヒータの設定温度差の限界値ΔTmaxを算出する(ステップS14)。例えば、流入口側ヒータ22の設定温度T2setを高くしすぎると、該流入口側ヒータ22の発熱がカラム40及びヒートブロック10を伝導し、流出口側温度センサ31の検出温度が流出口側ヒータの設定温度T1setを超えてしまい、流出口側ヒータ21による温度制御が行えなくなる。これを防止するため、本実施例のカラムオーブンでは、流出口側ヒータの設定温度T1setと流入口側ヒータの設定温度T2setの差に限界値ΔTmaxが定められる。例えば、前記オーブン温度Tの値が小さい場合には、比較的小さなヒータ出力でヒートブロック10の温度がオーブン温度Tに達するため、前記流出口側ヒータと流入口側ヒータの設定温度差の限界値ΔTmaxは小さくなる。また、移動相流量Fが大きい場合には、流入口側ヒータ22の発熱の大部分が移動相に奪われるため、前記流出口側ヒータと流入口側ヒータの設定温度差の限界値ΔTmaxは大きくなる。なお、上記の各計算式は予備実験等によって予め求めておき、制御・処理部600に記憶させておく。
そして、前記流出口側ヒータの設定温度T1setに前記流出口側ヒータと流入口側ヒータの設定温度差の限界値ΔTmaxを加算することにより、流入口側ヒータの設定温度の上限値T2maxが算出される(ステップS15)。
続いて、温度決定部420は、以上により算出された流入口側ヒータの設定温度の最適値T2と流入口側ヒータの設定温度の上限値T2maxを比較し、低い方を流入口側ヒータの設定温度T2setとして決定する(ステップS16)。
以上により各ヒータ21、22の設定温度T1set、T2setが決定されると、制御・処理部600は、これらの値を温調制御部410に送出して温調制御の開始を指示する。これにより、温調制御部410による各ヒータ21、22への電力供給が開始される。ここで、温調制御部410は流出口側温度センサ31によって取得されるヒートブロックの現在温度T1と、前記設定温度T1setとの差に応じて流出口側ヒータ21に供給する加熱電力を調節すると共に、流入口側温度センサ32によって取得されるヒートブロックの現在温度T2と、前記設定温度T2setとの差に応じて流入口側ヒータ22に供給する加熱電力を調節する。
その後、温調制御部410は、温度センサ31、32による検出温度T1、T2がそれぞれ設定温度T1set、T2setに到達した時点でその旨を示す信号を制御・処理部600に送出し、該信号を受け取った制御・処理部600が液体クロマトグラフ装置の各部を制御してLC分析を開始させる。
なお、上記の例ではユーザが指定したオーブン温度と移動相流量に基づいて各ヒータの設定温度を決定する例を示したが、その他に、例えば以下のような分析条件を加味して各ヒータの設定温度を決定する構成としてもよい。その場合も下記の分析条件をパラメータとした計算式を予備実験等によって作成しておき、該計算式を用いて各ヒータの設定温度を決定することができる。
(1)室温
室温が低いほど、ヒートブロック10の放熱量が大きくなり、流入口側ヒータ22による熱が流出口側まで伝わりにくくなるため、流出口側と流入口側の設定温度差を大きく取ることができる。そこで、室内温度を測定するための温度センサを別途設け、該センサの測定値を加味して前記流出口側ヒータと流入口側ヒータの設定温度差の限界値ΔTmaxを算出する構成とすることにより、より最適な温調制御を実現することができる。但し、室温が低く且つユーザが指定したオーブン温度Tの値が大きい場合、流出口側と流入口側の設定温度差を大きくしすぎると(即ち、流入口側ヒータ22の設定温度T2setを高くし過ぎると)、流入口側ヒータ22の出力を常時最大にしても、設定温度T2setに到達できなくなるおそれがある。そこで、ユーザが指定したオーブン温度と室内温度との差を考慮して前記流出口側ヒータと流入口側ヒータの設定温度差の限界値ΔTmaxを算出する構成とすることがより望ましい。
(2)移動相の比熱
移動相の比熱が大きいほどヒートブロック10の熱は移動相に費やされる。その結果、流入口付近でカラム温度が低下しやすくなるため、流入口側ヒータ22の設定温度をより高くする必要がある。即ち、移動相の比熱の違いにより、流入口側ヒータの設定温度の最適値T2が異なってくる。そこで、前記流入口側ヒータの設定温度の最適値T2を決定する際に、こうした移動相の比熱を加味することで、カラム40の温度分布をより均一にすることができる。また、移動相の比熱が大きいほどヒートブロック10の放熱量が大きくなるため、流出口側と流入口側の設定温度差を大きく取ることができる。そのため、移動相の比熱を加味して前記流出口側ヒータと流入口側ヒータの設定温度差の限界値ΔTmaxを算出することにより、一層最適な温調制御を実現することができる。
(3)カラムの太さ、充填剤の種類
カラムの太さや充填剤の種類により、該カラムの温調に要する熱量は変化する。そこで、前記流入口側ヒータの設定温度の最適値T2及び流出口側ヒータと流入口側ヒータの設定温度差の限界値ΔTmaxを算出する際に、これらを加味する構成とすれば、より最適な温調制御を実現することができる。
(4)カラムの長さ
カラムの長さによっても該カラムの温調に要する熱量が変化する。そのため、カラムの長さを考慮して前記流入口側ヒータの設定温度の最適値T2及び流出口側ヒータと流入口側ヒータの設定温度差の限界値ΔTmaxを算出することが望ましい。なお、カラムの長さはユーザが数値等で直接入力するようにしてもよいが、カラムの長さを自動計測する手段をカラムオーブン内に設けることが望ましい。このような計測手段としては、例えば、図7に示すようなヒートブロック10において、カラム40の長さに応じて支持ブロック11a、11bをスライドできる構成とし、制御・処理部600が2つの支持ブロック11a、11bの間隔を取得してその値からカラム40の長さを求めるようにすることが考えられる。
(5)移動相の熱伝導率
移動相の熱伝導率も、上記他のパラメータと同様に前記流入口側ヒータの設定温度の最適値T2及び流出口側ヒータと流入口側ヒータの設定温度差の限界値ΔTmaxに影響する。そこで、これらの値を決定する際に移動相の熱伝導率を加味することでより最適な温調制御が可能となる。
なお、グラジエント分析を行う場合には、時間経過に伴う移動相の混合比率の変更に応じてカラムに流入する移動相の比熱や熱伝導率が変化する。そのため、これに応じて分析の実行中に各ヒータ21、22の設定温度T1set、T2setを変化させることが望ましい。このためには、例えば、移動相毎に設けられた送液ポンプの動作状態を制御・処理部600が所定の時間間隔で取得すると共に、該動作状態と予め入力された各移動相の情報から現時点における移動相の比熱や熱伝導率を求め、それに応じて前記流入口側ヒータの設定温度の最適値T2及び流出口側ヒータと流入口側ヒータの設定温度差の限界値ΔTmaxを算出して各ヒータ21、22の設定温度T1set、T2setを変更することが考えられる。また例えば、2種類の移動相A、Bの組成比を徐々に変化させる場合において、移動相Aのみの状態、移動相A、Bの組成比が1:1の状態、及び移動相Bのみの状態など、複数の状態における移動相の比熱や熱伝導率を予め論理的又は実験的に求めて制御・処理部600に記憶させておき、分析時間の経過に伴ってヒータの設定温度T1set、T2setを前記の各状態に適した値に段階的に変化させるようにしてもよい。
以上、実施例を用いて本発明を実施するための形態について説明を行ったが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲で適宜変更が許容される。例えば、上記実施例では、ヒータによってヒートブロックを加熱する場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明は温調体として例えばペルチェ素子等を使用してヒートブロックを冷却する場合にも同様に適用可能である。なお、一般的にカラムを冷却する場合には、図9に示すように流入口側においてカラム温度がヒートブロックの温度よりも高くなる傾向がある。そのため、本発明のカラムオーブンにおいてカラムを冷却する場合には、図10(a)に示すように、流入口側に配置されたペルチェ素子52の設定温度T2setを流出口側に設けられたペルチェ素子51の設定温度T1setよりも低くすることが望ましい。これにより、カラムを図10(b)に示すような均一な温度分布とすることができる。
続いて、本発明の効果を確認するために行った実験について説明する。
表1に、従来のカラムオーブン及び本発明のカラムオーブンを使用して各種分析条件におけるブロック温度、カラム温度を測定した結果を示す。
Figure 2011252719
実験例1、2は、図11に示すように、ヒートブロック60の中央部1箇所に設けたヒータ71及び温度センサ81によって温調を行ったものであり、従来技術に相当する。実験例3、4は、図3に示すように、ヒートブロック10の流出口側と流入口側の2箇所にそれぞれ設けたヒータ21、22及び温度センサ31、32によって温調を行い、且つ流入口側ヒータ22と流出口側ヒータ21の設定温度に差を設けたものである。
表中の「カラム温度(左)」、「カラム温度(中央)」、「カラム温度(右)」はそれぞれカラム90、40の流入口側付近、中央部、流出口側付近における該カラムの表面温度を意味している。実験例1、2では、「設定温度1」、「ブロック温度1」がそれぞれヒータ71の設定温度、温度センサ81の検出温度である。実験例3、4では、「設定温度1」、「ブロック温度1」は、それぞれ流出口側ヒータ21の設定温度、流出口側温度センサ31の検出温度であり、「設定温度2」、「ブロック温度2」は、流入口側ヒータ22の設定温度、流入口側温度センサ32の検出温度を意味する。なお、実験例1〜4の実験は、いずれも室温25℃で行った。
この表から明らかなように、2点で温調を行い且つ流入口側の設定温度を流出口側より高くしたもの(実験例3、4)では、従来のように1点のみで温調を行ったもの(実験例1、2)に比べて、カラム温度の均一性が向上していることが確認された。
表2に、本発明のカラムオーブンを使用して各種分析条件におけるブロック温度、カラム温度を測定した結果を示す。
Figure 2011252719
実験例5〜18は、いずれもヒートブロックの上流側と下流側の2箇所にそれぞれ設けたヒータ及び温度センサによって温調を行い、且つ流入口側ヒータ22と流出口側ヒータ21の設定温度に差を設けたものであり、このうち実験例14〜18は、図5に示すように流出口側ヒータと流入口側ヒータの設定温度差に限界値ΔTmaxを設けたものである。
表中の「設定温度1」、「設定温度2」、「ブロック温度1」、「ブロック温度2」が意味する内容は、表1の実験例3、4と同じであり、「ヒータ出力1」は流出口側ヒータ21の出力を、「ヒータ出力2」は流入口側ヒータ22の出力を意味している。
実験例5〜8のように、設定温度が室温に近い場合にはヒータの出力を殆ど必要としないため、流入口側ヒータの設定温度を高くしすぎると(即ち、流出口側と流入口側の設定温度差を大きくしすぎると)、流出口側のブロック温度が流入口側の温度の影響により設定温度よりも高くなってしまう。この場合、流出口側ヒータの出力は0%となり、流出口側ヒータによる温調制御が行えなくなる。実験例14、15は、これらのデータを基に、流出口側ヒータと流入口側ヒータの設定温度差に限界値ΔTmaxを設定したものであり、これにより室温と設定温度が近い場合でもヒータの出力が0%にならず、両方のヒータによる温調制御が可能となっていることが分かる。
また、上述のように室温に対してユーザが指定するオーブン温度(ここでは流出口側ヒータの設定温度と同じ)が高すぎる場合には、流出口側ヒータと流入口側ヒータの設定温度差を大きくすると、流入口側ヒータの出力を100%としても設定温度に到達できないおそれがある。そこで、実験例17、18は室温とオーブン温度の差を加味して流出口側ヒータと流入口側ヒータの設定温度差の限界値ΔTmaxを決定し、これを適用して流入口側ヒータの設定温度を定めたものである。この例によれば、こうした限界値を適用しない場合(実験例11、12、13)に比べて流入口側ヒータの出力が抑えられていることが分かる。
10、60…ヒートブロック
21、22、71…ヒータ
31、32、81…温度センサ
40、90…カラム
51、52、53…ペルチェ素子
100…移動相容器
200…送液ポンプ
300…オートサンプラ
400…カラムオーブン
410…温調制御部
420…温度決定部
500…検出器
600…制御・処理部
700…入力部
800…表示部

Claims (6)

  1. カラムに接触させたヒートブロックを加熱又は冷却し、該ヒートブロックからの伝熱によって前記カラムを温調するカラムオーブンであって、
    a)前記ヒートブロックの長さ方向に互いに離間して配置され、該ヒートブロックを加熱又は冷却する複数の温調体と、
    b)前記各温調体の近傍における前記ヒートブロックの温度を測定する複数の温度センサと、
    c)前記各温度センサの測定温度に基づいて対応する温調体を独立に制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするカラムオーブン。
  2. 更に、
    d)少なくとも、分析に適用されるカラムオーブンの温度と移動相の流量とを含む分析条件に基づいて前記各温調体の設定温度をそれぞれ決定する温度決定手段、
    を有し、
    前記制御手段が、前記温度センサによる測定温度が前記各温調体の設定温度となるように各温調体を制御することを特徴とする請求項1に記載のカラムオーブン。
  3. 前記温度決定手段が、前記複数の温調体により前記ヒートブロックを加熱する場合において、前記カラムの流入口に近い位置に配置された温調体ほど設定温度が高くなるように前記各温調体の設定温度を決定することを特徴とする請求項2に記載のカラムオーブン。
  4. 前記温度決定手段が、前記複数の温調体により前記ヒートブロックを冷却する場合において、前記カラムの流入口に近い位置に配置された温調体ほど設定温度が低くなるように前記各温調体の設定温度を決定することを特徴とする請求項2に記載のカラムオーブン。
  5. 前記温度決定手段が、前記分析条件に基づいて各温調体の設定温度差の限界値を求め、該限界値内に納まるように前記各温調体の設定温度を決定することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のカラムオーブン。
  6. 前記温度決定手段が、前記分析条件として更に、室温、移動相の比熱、移動相の熱伝導率、カラムの太さ、カラム充填剤の種類、カラムの長さのうち、少なくともいずれかを加味して前記各温調体の設定温度を決定することを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のカラムオーブン。
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