JP2011218101A - 引出ガイドシステム - Google Patents

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Kohei Mimura
康平 三村
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Abstract

【課題】例えばキッチン用キャビネット等の筐体に、引出し等の引出し体を引き出し可能にガイドするための引出ガイドシステムに関し、固定レールから引出レールを比較的容易に取り外すことができるようにしたものである。
【解決手段】固定レール40と引出レール50とのいずれか少なくとも一方のレール(例えば引出レール50)には、少なくとも一つ以上のローラ(例えば引出側ローラ51)を設けている。他方のレール(例えば固定レール40)には、一方のレールに設けられたローラに当接する当接部72を有し、引出レール50が固定レール40から外れるのを防ぐストッパー手段60を設けている。ストッパー手段60、固定レール40、引出レール50の三者のいずれかには、ストッパー手段60の当接部72をローラに当接する方向に付勢する付勢手段(例えば弾性片85)を設けた。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えばキッチン用キャビネット等の筐体に、引出し等の引出し体を引き出し可能にガイドするための引出ガイドシステムに関し、両者のレールが不用意に外れのを防止することができるとともに、必要に応じ、ストッパー手段の当接部を、付勢手段に付勢に抗して、ローラから離隔する方向に移動させることで、固定レールから引出レールを比較的容易に取り外すことができるようにしたものである。
従来、固定レールには、ストッパーを、可動レールに係止部をそれぞれ形成し、係止部がストッパーに当接した位置で、抽斗がそれ以上引き出せないようにしたストッパー機構が知られている(特許文献1の2頁14〜18行、4頁最下行〜5頁4行、第1図及び第2図参照)。
また、従来、固定側メンバー、中間メンバー、移動側メンバーの3段のスライドレールから構成され、移動側メンバーが中間メンバーに対して抜き出すことができるようにしたスライドレールが知られている(特許文献2の段落番号「0014」及び図1参照)。
上記従来の中間メンバーには、係止突起を、移動側メンバーには係止孔をそれぞれ形成し、係止突起に係止孔が係止した状態で、中間メンバーから移動側メンバーが最も引き出された状態となる(特許文献2の段落番号「0016」、「0020」、「0021」及び図5参照)。
上記従来の移動側メンバーが最も引き出された状態において、操作孔からドライバーの先端等を押し入れて、係止孔と係止突起との係止状態を解除することにより、移動側メンバーを中間メンバーより抜き出すことができるようにしていた(特許文献2の段落番号「0016」及び図5参照)。
実開昭58-34640号公報 特開2006-192041号公報
しかし、上記した従来の前者のストッパー機構(実開昭58-34640号公報)では、ストッパーに解除機構が無く、その解除が困難或いは不可能であるという第1の問題点があった。
また、上記した従来の後者のスライドレール(特開2006-192041号公報)では、係止突起に係止孔が係止した状態を解除するのに、ドライバーを使用しなければならず、その解除が面倒であり、又、困難であるという第2の問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、両者のレールが不用意に外れのを防止することができるとともに、必要に応じ、ストッパー手段の当接部を、付勢手段に付勢に抗して、ローラから離隔する方向に移動させることで、固定レールから引出レールを比較的容易に取り外すことができるようにしたものである。
これに加え、請求項1に記載の発明によれば、固定レールに対する引出レールの引出量を制限することで、両レールが重なる距離を増加でき、引き出し時の引出し体の左右方向の傾きを防止し、引出し体の摺動をスムーズに行うことができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2に記載の発明は、ストッパー手段の操作部を用いて、その当接部の当接状態を容易に解除することができるようにしたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3に記載の発明は、付勢手段を、樹脂の弾性片より構成することで、付勢手段の構造を簡単にできるばかりでなく、付勢手段を簡便に製造することができるようにしたものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項3に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4に記載の発明は、弾性片を筐体側に位置させることで、引出し体に位置させる場合に比較して、弾性片の取付構造を簡単にすることができるようにしたものである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第1に、例えば図1及び図2に示すように、引出し体(30)を備えた筐体(20)に取り付ける固定レール(40)と、固定レール(40)と相互に摺動可能で、引出し体(30)と係止される引出レール(50)とからなる引出ガイドシステム(10)である。
第2に、固定レール(40)と引出レール(50)とのいずれか少なくとも一方のレール(例えば引出レール50)には、例えば図1及び図2に示すように、固定レール(40)と引出レール(50)とのいずれか他方のレール(例えば固定レール40)と当接して回転する少なくとも一つ以上のローラ(例えば引出側ローラ51)を設けている。
第3に、他方のレール(例えば固定レール40)には、例えば図1、図2及び図6に示すように、引出レール(50)を筐体(20)より引き出した際に、一方のレール(例えば引出レール50)に設けられたローラ(例えば引出側ローラ51)に当接する当接部(72)を有し、引出レール(50)が固定レール(40)から外れるのを防ぐストッパー手段(60)を設けている。
第4に、ストッパー手段(60)、固定レール(40)、引出レール(50)の三者のいずれか1個には、例えば図1及び図2に示すように、ストッパー手段(60)の当接部(72)をローラ(例えば引出側ローラ51)に当接する方向に付勢する付勢手段(例えば弾性片85)を設けた。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、ストッパー手段(60)は、例えば図1、図2、図6及び図7に示すように、他方のレール(例えば固定レール40)に揺動可能に軸止されるともに、当接部(72)の当接状態を解除可能な操作部(63)を備えた。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、付勢手段は、例えば図1及び図2に示すように、樹脂の弾性片(85)である。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項3に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、弾性片(85)は、例えば図1及び図2に示すように、筐体(20)側に位置している。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、両者のレールが不用意に外れのを防止することができるとともに、必要に応じ、ストッパー手段の当接部を、付勢手段に付勢に抗して、ローラから離隔する方向に移動させることで、固定レールから引出レールを比較的容易に取り外すことができる。
これに加え、請求項1に記載の発明によれば、固定レールに対する引出レールの引出量を制限することで、両レールが重なる距離を増加でき、引き出し時の引出し体の左右方向の傾きを防止し、引出し体の摺動をスムーズに行うことができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、ストッパー手段の操作部を用いて、その当接部の当接状態を容易に解除することができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、付勢手段を、樹脂の弾性片より構成することで、付勢手段の構造を簡単にできるばかりでなく、付勢手段を簡便に製造することができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項3に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、弾性片を筐体側に位置させることで、引出し体に位置させる場合に比較して、弾性片の取付構造を簡単にすることができる。
引出ガイドシステムの一部分解斜視図である。 引出ガイドシステムの斜視図である。 引出ガイドシステムの断面図である。 引出ガイドシステムの他の断面図である。 引出ガイドシステムの動作を説明するための断面図である。 図5に対応し、引出し体を引き出した状態を示す断面図である。 図5に対応し、引出し体を取り外す際の断面図である。
(引出ガイドシステム10)
図1及び図2中、10は、引出ガイドシステムを示し、例えばキッチン用キャビネット等の筐体20に、引出し等の引出し体30を引き出し可能にガイドするためのものである。
なお、筐体20として、キッチン用キャビネットを例示したが、これに限定されず、テーブル、食器戸棚等でも良いし、又、キッチン用にも限定されない。また、引出し体30も、引出しに限定されず、テーブル等でも良い。
引出ガイドシステム10は、図1及び図2に示すように、大別すると、次のパーツを備える。
なお、次の(1)〜(3)については、後述する。
(1)固定レール40
(2)引出レール50
(3)ストッパー手段60
なお、引出ガイドシステム10のパーツは、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(固定レール40)
固定レール40は、図1及び図2に示すように、筐体20と係止されるものであり、引出し体30の引き出し方向に沿って設けられている。
具体的には、固定レール40は、図1に示すように、一側面が開口した断面がC字形に形成され、上下に延びる側片40aと、側片40aの上端部から断面L字形に屈曲した上片40bと、側片40aの下端部から上片40bと平行に断面L字形に屈曲した下片40cとから構成されている。
側片40aの手前側の端部には、上片40b及び下片40cを形成しておらず、当該手前側の端部には、固定側ローラ41を軸止している。
固定側ローラ41は、図3に示すように、引出レール50、すなわち後述する上片50bの下面と当接して回転するものである。
固定レール40は、図示しないが、筐体20の左右の側壁の内側面に相対向して一対固定され、開口側面が互いに向き合うようにしている。固定側ローラ41を有する側片40aの手前側の端部を、筐体20の開口前面側に位置させている。
(引出レール50)
引出レール50は、図1及び図2に示すように、固定レール40と相互に摺動可能で、引出し体30と係止されるものである。
具体的には、引出レール50は、図1に示すように、下面が開口した断面がC字形に形成され、上下に延びる側片50aと、側片50aの上端部から断面L字形に屈曲した上片50bと、上片50bの先端部から側片50aと平行に、すなわち下方に向かって断面L字形に屈曲した屈曲片50cとから構成されている。
筐体20の奥側に位置する側片50aの端部には、上片50b及び屈曲片50cを形成しておらず、当該端部には、引出側ローラ51を軸止している。
引出側ローラ51は、図4に示すように、固定側ローラ41、すなわち上片40bの下面及び下片40cの上面と当接して回転するものである。
引出レール50は、図示しないが、引出し体30の左右の側壁の外側面の上部に互いに背向して一対形成され、筐体20の左右の側壁の内側面にそれぞれ固定された固定側ローラ41と対向する。引出側ローラ51を有する側片50aの端部を、筐体20の奥側に位置させている。
(ストッパー手段60)
ストッパー手段60は、固定側ローラ41側に設けられ、図1、図2及び図6に示すように、引出レール50を筐体20より引き出した際に、引出レール50の引出側ローラ51に当接する、後述する当接部72を有し、引出レール50が固定レール40から外れるのを防ぐものである。
なお、ストッパー手段60は、左右の固定側ローラ41のいずれか少なくとも一方に設ければ良いが、左右の固定側ローラ41にそれぞれ設けても良い。また、ストッパー手段60を、固定側ローラ41側に設けたが、これに限定されず、引出レール50側に設けても良い。
具体的には、ストッパー手段60は、図1に示すように、大別すると、次のパーツを備える。
なお、次の(1)〜(4)については、後述する。
(1)レバー70
(2)ケース80
(3)クッション部材90
(4)ネジ100,101
なお、ストッパー手段60のパーツは、上記した(1)〜(4)に限定されない。
(レバー70)
レバー70は、図1及び図2に示すように、筐体20の開口前面側であって、筐体20の左右の側壁の内側面に、揺動可能に支持され、固定側ローラ41の下側に位置する。レバー70は、例えば金属板から成形され、略クランク型に屈曲している。
具体的には、レバー70には、図1及び図2に示すように、次の各部を有する。
なお、次の(1)〜(4)については、後述する。
(1)軸受部71
(2)当接部72
(3)操作部73
(4)当て面部74
なお、レバー70の各部は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
(軸受部71)
軸受部71は、図1及び図2に示すように、レバー70の高さのほぼ中央に位置し、表裏面に円形に貫通している。軸受部71には、ケース80の後述するボス83が挿通され、レバー70は、ボス83を中心にケース80に対して揺動可能に支持される。
(当接部72)
当接部72は、図1及び図2に示すように、軸受部71を挟んでレバー70の上側に位置し、固定レール40の下片40cから上方に突出し、図6に示すように、下片40c上を転動する引出レール50の引出側ローラ51に当接する。当接部72は、レバー70の上端部からL字形に屈曲して上方に延びている。なお、固定レール40の下片40cから上方に突出する当接部72の高さは、固定レール40の高さの半分程度としている。
当接部72には、筐体20の開口前面側に位置する手前側の端部に、開口前面側に向かって下り傾斜した傾斜面72aを形成している。傾斜面72aは、取り外した状態の引出し体30を筐体20に取り付ける際に、引出側ローラ51に当接する。引出し体30を筐体20内に更に押し込むと、図示しないが、傾斜面72aが引出側ローラ51に押されることで、レバー70がケース80の後述するボス83を中心に回転し、当接部72が固定レール40の下片40cから下方に引っ込むことで、当接部72の上方を引出側ローラ51が通過する。引出側ローラ51が通過後、レバー70はケース80の後述する弾性片85の付勢力により、戻り回動し、再度、固定レール40の下片40cから上方に突出する。
(操作部73)
操作部73は、図1及び図2に示すように、軸受部71を挟んでレバー70の下側に位置し、筐体20の開口前面側に臨み、図8に示すように、当接部72の当接状態を解除可能なものである。
操作部73には、筐体20の開口前面側に臨む端部に、舌片形に突出する指掛片73aを設け、当該指掛片73aを筐体20の左右の側壁の内側面に向かって断面L字形に折り曲げて形成している。
(当て面部74)
当て面部74は、図1及び図2に示すように、操作部73に位置し、後述するクッション部材90に当接するものである。当て面部74は、筐体20の奥側に臨む操作部73の端部から舌片形に突出し、当該舌片形の部分を筐体20の左右の側壁の内側面に向かって断面L字形に折り曲げて形成している。
(ケース80)
ケース80は、レバー70を揺動可能に筐体20の左右の側壁の内側面に取り付けるためのであり、図1及び図2に示すように、ストッパー手段60を構成する各パーツがケース80にユニット化されている。ケース80は、適度な弾性と剛性とを有する合成樹脂により一体的に成形されている。
具体的には、ケース80には、図1及び図2に示すように、次の各部を有する。
なお、次の(1)〜(6)については、後述する。
(1)側片81
(2)上片82
(3)ボス83
(4)切欠部84
(5)弾性片85(付勢手段)
(6)取付片86
なお、ケース80の各部は、上記した(1)〜(6)に限定されない。
(側片81)
側片81は、図1及び図2に示すように、板状であり、後述するボス83を介して筐体20の左右の側壁の内側面から離れて固定される。
(上片82)
上片82は、図1及び図2に示すように、側片81の上端部から筐体20の左右の側壁の内側面に向かって断面L字形に折れ曲がっている。
(ボス83)
ボス83は、図1及び図2に示すように、側片81から筐体20の左右の側壁の内側面に向かって円筒形に延びている。ボス83の外周には、レバー70の軸受部71を通し、後述する比較的長いネジ100をボス83の筒内を通して筐体20の左右の側壁にねじ込むことで、ケース80を筐体20の左右の側壁の内側面に固定する。
なお、ケース80を、筐体20の左右の側壁に計2個固定したが、これに限定されず、左右のいずれか一方だけで固定し、単数としても良い。
(切欠部84)
切欠部84は、図1及び図2に示すように、筐体20の奥側に位置するケース80の後部に位置し、側片81及び上片82をカタカナの「ロ」の字形或いは方形に切り欠いて形成している。切欠部84は、固定側ローラ41の長手方向に長く延び、図5〜7に示すように、レバー70の当接部72が突出するとともに、レバー70の揺動を許容している。
(弾性片85(付勢手段))
弾性片85は、図1及び図2に示すように、レバー70の当接部72を、引出レール50の引出側ローラ51に当接する方向に付勢するものであり、付勢手段として機能する。弾性片85は、側片81から筐体20の左右の側壁の内側面に向かって横に片状に突出するとともに、上方に向かってひらがなの「し」の字形或いは英大文字の「J」の字形に延びている。
なお、付勢手段として、弾性片85を例示したが、これに限定されず、例えばケース80と別体に形成しても良いし、板バネやスプリング等を使用しても良い。また、付勢手段を、ストッパー手段60を構成するケース80に設けたが、これに限定されず、固定側ローラ41側或いは引出レール50側に設けても良い。
(取付片86)
取付片86は、図1及び図2に示すように、ケース80の下端部から、筐体20の奥側に向かって舌片状に延び、後述する比較的短いネジ101を筐体20の左右の側壁にねじ込むことで、ケース80を筐体20の左右の側壁の内側面に固定する。
(クッション部材90)
クッション部材90は、図1及び図2に示すように、ケース80に取り付けられ、レバー70の当て面部74に弾性的に当接するものである。レバー70の当接部72に引出レール50の引出側ローラ51に当接した際に、当該レバー70がケース80のボス83を中心に、図6において反時計回りに回転する。このとき、レバー70の当て面部74がクッション部材90に弾性的に当接する。
(ネジ100,101)
ネジ100,101は、図1及び図2に示すように、ケース80を筐体20の左右の側壁に固定するものであり、長短2本の木ねじから構成されている。
長短2本のうち、比較的長いネジ100は、ケース80の外側からボス83の筒内を通して筐体20の左右の側壁にねじ込むことで、ケース80を筐体20の左右の側壁の内側面に固定する。
また、比較的短いネジ101は、ケース80の外側から取付片86を貫通させて筐体20の左右の側壁にねじ込むことで、ケース80を筐体20の左右の側壁の内側面に固定する。
(使用方法)
上記した構成を備える引出ガイドシステム10の使用方法について説明する。
まず、図5及び図6に示すように、筐体20内に収納された引出し体30を引き出すと、引出し体30と一体に引出レール50が、固定レール40に沿って摺動する。このとき、引出レール50の引出側ローラ51が、固定レール40に沿って回転し、筐体20の開口前面側に移動する。
引出側ローラ51が開口前面側に移動すると、図6に示すように、固定レール40の下片40cから上方に突出するレバー70の当接部72に当接する。このため、引出側ローラ51の移動が阻止され、引出し体30は最大引き出し位置に停止する。
その後、引出し体30を筐体20から取り外す際には、図7に示すように、レバー70の指掛片73aに指を掛けて、操作部73を手前に引くようにして上方に引き上げる。
操作部73を引き上げると、レバー70がケース80のボス83を中心に回転し、軸受部71を挟んで反対側に位置する当接部72が下降する。このため、引出側ローラ51が当接部72の上方を通過することで、引出レール50を固定レール40から引き抜くことが可能となり、引出し体30を筐体20から取り外すことができる。
取り外した引出し体30を筐体20内に収納する際には、固定レール40に合わせて引出レール50を差し込む。引出レール50を差し込むと、その引出側ローラ51が、固定レール40の下片40cから上方に突出するレバー70の当接部72と当接する。引出し体30を筐体20内に更に押し込むと、図示しないが、当接部72の傾斜面72aが引出側ローラ51に押されることで、レバー70がケース80のボス83を中心に回転し、当接部72が固定レール40の下片40cから下方に引っ込むことで、当接部72の上方を引出側ローラ51が通過する。引出側ローラ51が通過後、レバー70はケース80の弾性片85の付勢力により、戻り回動し、再度、固定レール40の下片40cから上方に突出する。
このため、引出レール50が固定レール40から抜けるのが阻止される。
10 引出ガイドシステム
20 筐体 30 引出し体
40 固定レール
40a 側片 40b 上片
40c 下片 41 固定側ローラ
50 引出レール
50a 側片 50b 上片
50c 屈曲片 51 引出側ローラ
60 ストッパー手段
70 レバー 71 軸受部
72 当接部 72a 傾斜面
73 操作部 73a 指掛片
74 当て面部
80 ケース
81 側片 82 上片
83 ボス 84 切欠部
85 弾性片(付勢手段) 86 取付片
90 クッション部材 100,101 ネジ

Claims (4)

  1. 引出し体を備えた筐体に取り付ける固定レールと、
    前記固定レールと相互に摺動可能で、前記引出し体と係止される引出レールとからなる引出ガイドシステムであって、
    前記固定レールと前記引出レールとのいずれか少なくとも一方のレールには、
    前記固定レールと前記引出レールとのいずれか他方のレールと当接して回転する少なくとも一つ以上のローラを設け、
    前記他方のレールには、
    前記引出レールを筐体より引き出した際に、前記一方のレールに設けられた前記ローラに当接する当接部を有し、前記引出レールが前記固定レールから外れるのを防ぐストッパー手段を設け、
    前記ストッパー手段、前記固定レール、前記引出レールの三者のいずれか1個には、
    前記ストッパー手段の前記当接部を前記ローラに当接する方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする引出ガイドシステム。
  2. 請求項1に記載の引出ガイドシステムであって、
    前記ストッパー手段は、
    前記他方のレールに揺動可能に軸止されるともに、
    前記当接部の当接状態を解除可能な操作部を備えたことを特徴とする引出ガイドシステム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の引出ガイドシステムであって、
    前記付勢手段は、
    樹脂の弾性片であることを特徴とする引出ガイドシステム。
  4. 請求項3に記載の引出ガイドシステムであって、
    前記弾性片は、
    筐体側に位置していることを特徴とする引出ガイドシステム。
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