JP2006346156A - 引出し付きキャビネット - Google Patents

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Hiroko Miyoshi
裕子 三好
Yasuo Kawamura
泰生 川村
Koichi Jinno
晃一 神野
Shinji Yoshida
信二 吉田
Takayuki Shoji
隆之 庄司
Masayoshi Okochi
優至 大河内
Akihisa Okamoto
晃尚 岡本
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Abstract

【課題】キャビネット本体に配置した引出しの支持に、押込み阻止用ロック装置の無い汎用のスライドレールを使用できるようにする。
【解決手段】キャビネット本体2と、キャビネット本体2に手前へ引出し可能に配置した引出し3と、キャビネット本体2の側板2a(又は2b)と引出し3の側板3a(又は3b)との間に設けられて引出しを支持するスライドレール4(4)と、引出し3を引出した状態に保持する押込み阻止用ロック装置5とを備え、押込み阻止用ロック装置5は、スライドレール4と別体に形成され、キャビネット本体2の側板2a(又は2b)と引出し3の側板3a(又は3b)との間にスライドレール4と並んだ状態で設けられ、引出し3が引き出し限界位置Aに達したときには、ロック状態を解除するためのロック解除操作部14dを操作可能に露出すること。
【選択図】図2

Description

本発明は、引出しの押込み阻止用ロック装置を備えた引出し付きキャビネットに関するものである。
従来の引出し付きキャビネットは、キャビネット本体と、キャビネット本体に手前へ引出し可能に配置した引出しと、対向するキャビネット本体の側板と引出しの側板との間に設けられて引出しを支持するスライドレールとを備え、スライドレールに、引出しを引出した状態に保持する押込み阻止用ロック装置を組み込んである。(特許文献1)
特開2004−298433公報
しかし、従来の引出し付きキャビネットは、押込み阻止用ロック装置を組み込んだ特別構造のスライドレールが必要となり、押込み阻止用ロック装置の無い汎用のスライドレールを使用できない問題がある。そこで、本発明は、問題解決のために、押込み阻止用ロック装置の無い汎用のスライドレールを使用できる引出し付きキャビネットの提供を目的とする。
押込み阻止用ロック装置の無い汎用のスライドレールを使用できるようにするために請求項1記載の本発明が採用した手段は、キャビネット本体と、キャビネット本体に手前へ引出し可能に配置した引出しと、キャビネット本体の側板と引出しの側板との間に設けられて引出しを支持するスライドレールと、引出しを引出した状態に保持する押込み阻止用ロック装置とを備えた引出し付きキャビネットにおいて、前記押込み阻止用ロック装置は、スライドレールと別体に形成され、前記キャビネット本体の側板と引出しの側板との間に設けられていることを特徴とする引出し付きキャビネットである。なお、前記押込み阻止用ロック装置は、引出しが引き出し限界位置に達したときに、ロック状態を解除するためのロック解除操作部を操作可能に露出するように構成することもある。
押込み阻止用ロック装置の構造が簡単で取付けを容易にするために請求項2記載の本発明が採用した手段は、前記押込み阻止用ロック装置は、前記引出しの側板に取着したロック部材と、前記キャビネット本体の側板に取着したストツパとを別体に備え、該ロック部材は、前記引出しの側板に取着した支持部材と、該支持部材に上下揺動自在に軸支されて自重で奥側の一方の係合部を係合方向へ付勢する揺動部材とを有し、該ストツパは、前記引出しが引き出されているときに該揺動部材を非係合状態に案内すると共に、前記引出しが引出し限界位置に達したときに該案内を解除する案内部と、該案内の解除に伴い自重で係合方向へ揺動する揺動部材の一方の係合部を係合させる他方の係合部とを形成した請求項1記載の引出し付きキャビネットである。
押込み阻止用ロック装置の円滑な動作を確保するために請求項3記載の本発明が採用した手段は、前記ロック部材は、前記揺動部材に設けた長孔部に、前記支持部材から突設する揺動規制ピンを挿通させ、該揺動規制ピンの先端に設けた鍔部と前記支持部材とで該長孔部の周縁を挟んだ請求項2記載の引出し付きキャビネットである。
操作性の向上を図るために請求項4記載の本発明が採用した手段は、前記ロック部材は、前記揺動部材の係合方向を上方へ向け、前記揺動部材の手前側に形成したロック解除操作部が自重に抗して持ち上げられることにより前記揺動部材を非係合状態へ揺動させるようにした請求項2又は3記載の引出し付きキャビネットである。
安全な踏み台を提供するために請求項5記載の本発明が採用した手段は、前記引出しは、下面側に、前記キャビネット本体の設置床面に当接するキャスターが設けられ、上面側に踏み板が設けられた請求項1,2,3又は4記載の引出し付きキャビネットである。
請求項1記載の本発明に係る引出し付きキャビネットは、押込み阻止用ロック装置とスライドレールとが別体に形成されているので、押込み阻止用ロック装置の無い汎用のスライドレールを使用できる。また、キャビネット本体の側板と引出しの側板との間にスライドレールの厚み寸法分だけ空間があり、この空間に押込み阻止用ロック装置を設けたので、キャビネットや引出しに、押込み阻止用ロック装置を設けるための特別な構造をとる必要がなく押込み阻止用ロック装置を容易に取付けることが可能となる。
請求項2記載の本発明に係る引出し付きキャビネットは、支持部材に揺動部材を軸支したロック部材と、案内部及び他方の係合部を形成したストツパとで押込み阻止用ロック装置を構成することで、押込み阻止用ロック装置の構造を簡単にできると共に、これらロック部材とストツパとを別体にして個々に取付け可能とすることで押込み阻止用ロック装置の取付けを容易とすることができる。また、本発明に係る引出し付きキャビネットは、ロック部材及びストツパの取付けに際して、ロック部材の揺動部材の揺動方向へ多少の取付け誤差があったとしても、揺動部材の揺動範囲内で確実に係合させることが可能なため、取付けが容易である。
請求項3記載の本発明に係る引出し付きキャビネットは、揺動部材が、長孔部の周縁を挟む揺動規制ピンの先端の鍔部と支持板とで案内されて、非係合状態から係合状態まで円滑に揺動するので、押込み阻止用ロック装置の円滑な動作を確保することができる。
請求項4記載の本発明に係る引出し付きキャビネットは、ロック解除操作部を持ち上げる簡単な操作でロック解除操作ができるので、操作性の向上が図れる。
請求項5記載の本発明に係る引出し付きキャビネットは、踏み板が設けられた引出しを踏み台として利用するとき、押込み阻止用ロック装置で引出し限界位置に保持され且つ設置床面にキャスターが当接するので、引出しの踏み板に乗っても押し込み方向や上下方向へ移動することもなく、安全に利用することができる。
本発明に係る引出し付きキャビネット(以下、「本発明キャビネット」と言う。)を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1乃至図5は本発明キャビネットの第1の実施の形態を示すものであり、図1は正面図、図2は手前の引き出し限界位置Aまで引出しを引き出した状態を部分破断して示す右側面図、図3は引出し3の引き出し途中の状態を部分破断して示す右側面図、図4は引出し3を格納位置Bまで押し込んだ状態を部分破断して示す右側面図、図5は押込み阻止用ロック装置5を拡大して示すものであって、(A)は平面図、(B)は右側面図、(C)は(B)のc−c線における拡大断面図、(D)は(B)のd−d線における拡大断面図である。
本発明キャビネット1は、図1及び図2に示す如く、キャビネット本体2と、キャビネット本体2に配置され手前へ引出し可能な引出し3と、キャビネット本体2の側板2a(又は2b)と引出し3の側板3a(又は3b)との間に設けられて引出し3を支持するスライドレール4(4)と、引出し3を引出した状態に保持する押込み阻止用ロック装置5(5)とを備えている。キャビネット本体2は、洗面化粧台、流し台、調理台又はキッチン用収納庫等を構成するものに適用される。キャビネット本体2は、引出し3の上方に、手前へ引出し可能な引出し20又は収納棚等が設けられている。
前記引出し3は、左右の側板3a,3bと前板3cと後板3dと底板3eとを有し、底板3eの下面に複数個のキャスター6が取付けられ、後板3eに踏み板7が開閉自在にヒンジ8,8で連結されている。引出し3は、後板3eと踏み板7との間に踏み板7の開き状態を維持させるための保持具9が設けられ、踏み板7の手前を上方へ持ち上げて開くと、内側が収納部3fとなっている。引出し3は、把手10が設けられ、把手10を利用して前後方向へ押し引きすることで、キャビネット本体2の内側の奥まで押し込んで格納する格納位置B(図4参照)からキャビネット本体2の手前に露出する引出し限界位置A(図2参照)までの間を、スライドレール4(4)に支持されて移動するようになっており、引出し限界位置Aがスライドレール4(4)の支持できる限界で決定するようになっている。
前記左右の各スライドレール4は、図2に示す如く。キャビネット本体2の側板2a(2b)に固定される固定レール4aと、固定レール4aに引出し可能に取付けられる中間レール4bと、中間レール4bに引出し可能に取付けられ、引出し3の側板3a(又は3b)に固定される支持レール4cとで構成され、押込み阻止用ロック装置を組み込んでいない汎用品が選択される。
前記左右の各押込み阻止用ロック装置5は、図1及び図2に示す如く、スライドレール4と別体に形成され、キャビネット本体2の側板2a(又は2b)と引出し3の側板3a(又は3b)との間にスライドレール4と並んだ状態で設けられ、引出し3が手前の引き出し限界位置Aに達したとき自動的にロック状態となるように構成され、引出し3の押込みを阻止して引出した状態を保持するようにしてある。各押込み阻止用ロック装置5は、引出し3を引き出し限界位置Aまで引き出したとき、ロック状態を解除するためのロック解除操作部14dを操作可能に露出するようになっている。前記スライドレール4は、押込み阻止用ロック装置5と別体に設けられているので、押込み阻止用ロック装置の無い汎用品を使用できる。
前記各押込み阻止用ロック装置5は、図1及び図5(A)に示す如く、キャビネット本体2の側板2a(又は2b)から引出し3の側板3a(又は3b)へ向かう方向の取付け厚み寸法Wが、スライドレール4の同方向の取付け厚み寸法Wと同一になるようにしてある。本発明キャビネット1は、押込み阻止用ロック装置5及びスライドレール4の厚み寸法を同一とすることで、キャビネット本体2の側板2a(又は2b)と引出し3の側板3a(又は3b)との間に、厚み調整板等を用いること無く両者5,4を配設することができ、両者5,4の取付け作業が容易となる。
前記各押込み阻止用ロック装置5は、図2及び図5に示す如く、引出し3の側板3a(又は3b)に取着したロック部材11と、キャビネット本体2の側板2a(又は2b)に取着したストッパ12とを別体に備えている。ロック部材11は、引出し3の側板3a(又は3b)にビス15等で取着した板状の支持部材13と、支持部材13に上下揺動自在に支持軸16で軸支されて自重で奥側の一方の係合部14aを係合方向である上方へ付勢する揺動部材14とを有している。本例の揺動部材14は、板材の上辺側折り曲げてL字状に形成することで、剛性を大きくしてある。支持部材13,支持軸16及び揺動部材14は、ステンレススチール等の金属素材で形成して、過酷な使用に耐えれるようにしてある。
前記ロック部材11は、図5に示す如く、揺動部材14に設けた軸受孔14cに、支持部材13から突設する支持軸16を挿通させ、支持軸16の先端に設けた鍔部16aと支持部材13とで軸受孔14cの周縁を挟むようにすると共に、同様に、揺動部材14に設けた揺動範囲規制用の長孔14bに、支持部材13から突設する揺動規制ピン18を挿通させ、揺動規制ピン18の先端に設けた鍔部18aと支持部材13とで長孔14bの周縁を挟むようにして、揺動部材14が振れることなく非係合状態D(図3参照)から係合状態C(図2参照)まで円滑に揺動するように構成してある。ロック部材11は、揺動部材14と支持部材13との間に、支持軸16や揺動規制ピン18に外嵌するステンレススチール製や合成樹脂製等の平ワッシャ19を配置して、円滑に揺動するようにしてある。また、ロック部材11は、揺動部材14の手前側に棒材等からなるロック解除操作部14dが突設され、ロック解除操作部14dを使用者の指先で自重に抗して持ち上げることにより、揺動部材14を非係合状態へ向かって揺動するようになっている。このようにロック部材11は、ロック解除操作部14dを持ち上げる簡単な操作でロック解除操作ができるようにすることで、操作性の向上を図っている。
上記ストッパ12は、図5(A)(B)及び図3に示す如く、引出し3が手前へ引き出されているときに揺動部材14を非係合状態で案内すると共に、引出し3が引出し限界位置Aに達したとき(図2参照)に該案内を解除する案内部12bと、該案内の解除に伴い自重で係合方向へ揺動する揺動部材14の一方の係合部14aを係合させる他方の係合部12aとを形成したものである。ストッパ12は、案内部12bを合成樹脂製とすることで、非係合状態の揺動部材14を摺動案内するときの騒音を小さくし、また、他方の係合部12aを金属製とすることで、引出し3が無理に押し込まれて揺動部材14の一方の係合部14aを衝突させても破損しないようにしてある。ストッパ12は、本例の場合、キャビネット本体2の側板2a(又は2b)にビス15等を用いて取着される。
本発明キャビネット1は、前述の如く、支持部材13に揺動部材14を軸支したロック部材11と、案内部12b及び他方の係合部12aを形成したストッパ12とで押込み阻止用ロック装置5を構成することで、押込み阻止用ロック装置5の構造を簡単にできると共に、これらロック部材11とストッパ12とを別体にして個々に取付け可能とすることで押込み阻止用ロック装置5の取付けを容易にすることができる。また、押込み阻止用ロック装置5は、ロック部材11及びストッパ12の取付けに際して、ロック部材11の取付けについて揺動部材14の揺動方向へ多少の誤差があったとしても、揺動部材14の揺動範囲内で確実に係合させることが可能なため、取付けが容易である。
次に、本発明キャビネット1の動作を説明する。引出し3を使用しないときには、図4に示す如く、引出し3をキャビネット本体2の内側の格納位置Bまで押し込んで格納しておく。このとき、押込み阻止用ロック装置5のロック部材11は、自重で揺動した揺動部材14が、奥側の一方の係合部14aを上方へ移動させて待機状態となっている。
引出し3を使用するとき、使用者は、引出し3を手前へ引出し、図3に示す途中の状態を経て図2に示すように、キャビネット本体2の手前に露出させる引出し限界位置A(図2参照)まで移動させる。引き出す引出し3と共に手前へ移動する押込み阻止用ロック装置5のロック部材11は、固定しているストッパ12の案内部12bに揺動部材14を当接させつつ奥側の係合部14aを下方へ揺動させて図3に示す状態となり、ストッパ12の案内部12bに揺動部材14を摺動案内させて非係合状態を維持する。図2に示すように引出し3が引出し限界位置Aに達したならば、ロック部材11は、固定しているストッパ12の案内部12bによる案内が解除され、自重で係合方向へ自動的に揺動する揺動部材14の係合部14aが、ストッパ12の係合部12aに係合する。押込み阻止用ロック装置5は、この係合によりロック状態となり、引出し3の押し込みを阻止して、引出し3を引出し限界位置Aに保持する。引出し3を踏み台として利用するとき、引出し3は、前記押込み阻止用ロック装置5(5)で引出し限界位置Aに保持され且つ設置床面Fにキャスター6が当接するので、踏み板7に乗っても押し込み方向や上下方向へ移動することもなく、安全に利用することができる。また、引出し3の内側の収納部3fを利用するときには、踏み板7を開閉して収納部3fから収納物を出し入れする。
利用の終わった引出し3をキャビネット本体2の内側へ押し込んで格納するときには、図2に示す押込み阻止用ロック装置5のロック解除操作部14dを指先で自重に抗して持ち上げて揺動部材14を非係合状態へ揺動させてロック状態を解除し、その後に引出し3を若干押し込んでストッパ12の案内部12bに揺動部材14を案内できる状態にしたならば、ロック解除操作部14dから指先を離し、続けて引出し3を更に押し込んで格納を終わる。このように、引出し3の上方から両手を延ばして指先が露出しているロック解除操作部14dに確実に且つ容易に掛かり、不自然な姿勢を取ることなく容易にロックを解除でき、引出し3を若干押し込んで指先を離すことにより指先を挟む恐れもなく引出し3をキャビネット本体2へ押し込んで格納させることができるので、使い勝手がよい。
(第2の実施の形態)
図6乃至図8は本発明キャビネットの第2の実施の形態を示すものであり、図6は手前の引き出し限界位置Aまで引出し3を引き出した状態を部分破断して示す右側面図、図7は押込み阻止用ロック装置35を拡大して示す右側面図、図8は別態様の押込み阻止用ロック装置35を拡大して示す右側面図である。
本実施の形態に係る本発明キャビネット21は、前記第1の実施の形態に係る前記本発明キャビネット1と相違する点が左右の押込み阻止用ロック装置35であり、その他の構成については本発明キャビネット1と実質的に同一であり、同一符号は同一部材等を示している。
前記押込み阻止用ロック装置35は、図6に示す如く、引出し3の側板3a(又は3b)に取着したロック部材31と、キャビネット本体2の側板2a(又は2b)に取着したストッパ12とを別体に備えている。ロック部材31は、引出し3の側板3a(又は3b)にビス15等で取着した板状の支持部材23と、支持部材23に上下揺動自在に支持軸16で軸支されて自重で奥側の一方の係合部24aを係合方向である下方へ付勢する揺動部材24とを有している。
前記ロック部材31は、図6に示す如く、揺動部材24の手前寄りに設けた軸受孔24cに、支持部材23から突設する支持軸16を挿通させ、支持軸16の先端に設けた鍔部と支持部材23とで軸受孔24cの周縁を挟むようにすると共に、同様に、揺動部材24に設けた揺動範囲規制用の長孔24bに、支持部材23から突設する揺動規制ピン18を挿通させ、揺動規制ピン18の先端に設けた鍔部と支持部材23とで長孔24bの周縁を挟むようにして、揺動部材14が振れることなく非係合状態Dから係合状態Cまで円滑に揺動するように構成してある。
また、前記ロック部材11は、揺動部材24の手前上縁に形成した外折り曲げ片等からなるロック解除操作部24dが設けられ、ロック解除操作部24dを使用者の指先で押し下げることにより、揺動部材24を非係合状態Cへ向かって揺動するようになっている。なお、揺動部材24は、図7に示す如く、支持軸16と揺動規制ピン18の間における支持軸16寄りに、上縁に形成した外折り曲げ片等からなるロック解除操作部24dを設け、ロック解除操作部24dを使用者の指先で持ち上げることにより、揺動部材24を非係合状態Cへ向かって揺動するように形成することもある。このようにロック部材31は、ロック解除操作部24dを押し下げ又は持ち上げる簡単な操作でロック解除操作ができるようにすることで、操作性の向上を図っている。
上記ストッパ12は、引出し3が手前へ引き出されているときに揺動部材24を非係合状態で案内すると共に、引出し3が引出し限界位置Aに達したとき(図6参照)に該案内を解除する案内部12bと、該案内の解除に伴い自重で係合方向へ揺動する揺動部材24の一方の係合部24aを係合させる他方の係合部12aとを形成したものである。
利用の終わった引出し3をキャビネット本体2の内側へ押し込んで格納するときには、押込み阻止用ロック装置35のロック解除操作部24dを指先で下方へ押し下げ(図7に示す場合)又はロック解除操作部24dを指先で持ち上げ(図8に示す場合)て揺動部材24を非係合状態Cへ揺動させてロック状態を解除し(図6中実線で示す状態)、その後に引出し3を若干押し込んでストッパ12の案内部12bに揺動部材24を案内できる状態にしたならば、ロック解除操作部24dから指先を離し、続けて引出し3を更に押し込んで格納を終わる。このように、引出し3の上方から両手を延ばして指先が露出しているロック解除操作部24dに確実に且つ容易に掛かり、不自然な姿勢を取ることなく容易にロックを解除でき、引出し3を若干押し込んで指先を離すことにより指先を挟む恐れもなく引出し3をキャビネット本体2へ押し込んで格納させることができるので、使い勝手がよい。
本発明キャビネットの第1の実施の形態を示す部分破断した正面図である。 同実施の形態において、手前の引き出し限界位置まで引出しを引き出した状態を部分破断して示す右側面図である。 同実施の形態において、引出しの引き出し途中の状態を部分破断して示す右側面図である。 同実施の形態において、引出しを格納位置まで押し込んだ状態を部分破断して示す右側面図である。 同実施の形態における押込み阻止用ロック装置を拡大して示すものであって、(A)は平面図、(B)は右側面図、(C)は(B)のc−c線における拡大断面図、(D)は(B)のd−d線における拡大断面図である。 本発明キャビネットの第2の実施の形態を示すものであり、手前の引き出し限界位置まで引出しを引き出した状態を部分破断して示す右側面図である。 同実施の形態における押込み阻止用ロック装置を拡大して示す右側面図である。 同実施の形態における別態様の押込み阻止用ロック装置を拡大して示す右側面図である。
符号の説明
2…キャビネット本体、2a(又は2b)…側板、3…引出し、3a(又は3b)…側板、4…スライドレール、5…押込み阻止用ロック装置、A…引出し限界位置

Claims (5)

  1. キャビネット本体と、キャビネット本体に手前へ引出し可能に配置した引出しと、キャビネット本体の側板と引出しの側板との間に設けられて引出しを支持するスライドレールと、引出しを引出した状態に保持する押込み阻止用ロック装置とを備えた引出し付きキャビネットにおいて、前記押込み阻止用ロック装置は、スライドレールと別体に形成され、前記キャビネット本体の側板と引出しの側板との間に設けられていることを特徴とする引出し付きキャビネット。
  2. 前記押込み阻止用ロック装置は、前記引出しの側板に取着したロック部材と、前記キャビネット本体の側板に取着したストツパとを別体に備え、該ロック部材は、前記引出しの側板に取着した支持部材と、該支持部材に上下揺動自在に軸支されて自重で奥側の一方の係合部を係合方向へ付勢する揺動部材とを有し、該ストツパは、前記引出しが引き出されているときに該揺動部材を非係合状態に案内すると共に、前記引出しが引出し限界位置に達したときに該案内を解除する案内部と、該案内の解除に伴い自重で係合方向へ揺動する揺動部材の一方の係合部を係合させる他方の係合部とを形成した請求項1記載の引出し付きキャビネット。
  3. 前記ロック部材は、前記揺動部材に設けた長孔部に、前記支持部材から突設する揺動規制ピンを挿通させ、該揺動規制ピンの先端に設けた鍔部と前記支持部材とで該長孔部の周縁を挟んだ請求項2記載の引出し付きキャビネット。
  4. 前記ロック部材は、前記揺動部材の係合方向を上方へ向け、前記揺動部材の手前側に形成したロック解除操作部が自重に抗して持ち上げられることにより前記揺動部材を非係合状態へ揺動させるようにした請求項2又は3記載の引出し付きキャビネット。
  5. 前記引出しは、下面側に、前記キャビネット本体の設置床面に当接するキャスターが設けられ、上面側に踏み板が設けられた請求項1,2,3又は4記載の引出し付きキャビネット。
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