JP4288670B2 - キャビネット - Google Patents

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Description

本発明は、キャビネットの内部空間に、ワゴンが収容されるキャビネットに関する。
従来のキャビネットは、キャビネット本体の天板の下方にワゴン収納空間を形成し、キャスターが取り付けられた床面を走行可能なワゴンを、ワゴン収納空間に出入り自在に収容しており、ワゴン収納空間にワゴンが収容されたときに、ワゴンの前面の化粧板が、ワゴン収納空間の左右両側の側板に当接されることで、ワゴンが収納空間内で停止されるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−46163号公報(第2頁、第1図)
上記文献のように、ワゴンがキャビネット本体の内部空間(収納空間)に収容された構造では、ワゴンの内部に収納された食器等の収納物を取り出すことができず、ワゴンがキャビネット本体に収容された状態であっても、ワゴン内部の収納物が取り出せるように、引出し部を有するワゴンをキャビネット本体の内部空間に収容したいという要望がある。
しかしながら、引出し部を有するワゴンをキャビネット本体内に収納することになると、ワゴンの引出し前面板(化粧板)が、キャビネット本体の内部空間(収納空間)の左右両側の側板に衝突した場合、ワゴンの引出し前面板が飛び出し、引出し部が開放されてしまう。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、引出し部が設けられたワゴンをキャビネット本体の内部空間に収容した場合でも、引出し前面板が飛び出すことを防ぐことができるキャビネットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のキャビネットは、少なくとも収納体の前面に開口する開口部の内側に内部空間を有するキャビネット本体と、該キャビネット本体の前記収納体の内部空間に前記開口部を介して収容されるワゴンとからなるキャビネットであって、前記キャビネット本体は、前記開口部の近傍内側にワゴン側板をガイドする案内部材を備え、更にワゴンは、引出し部と、引出し前面板と、引出し前面板の背面側に設けられたストッパー片とを有し、前記案内部材とストッパー片とが当接可能になっていることを特徴としている。
この特徴によれば、引出し部が設けられたワゴンが、キャビネット本体の内部空間に収容される際に、ワゴンの引出し前面板の背面側に設けられたストッパー片が、案内部材に当接されることで、引出し前面板が案内部材に衝突せず、引出し前面板の飛び出しを防ぐことができる。
本発明の請求項2に記載のキャビネットは、請求項1に記載のキャビネットであって、前記案内部材が、垂直方向に軸を有するガイドローラであることを特徴としている。
この特徴によれば、ワゴンがキャビネット本体の内部空間から出し入れされる際に、ワゴン側板が、水平方向に回転されるガイドローラに接触してワゴンが案内されるので、ワゴンの出し入れをスムーズに行うことができる。
本発明の請求項3に記載のキャビネットは、請求項1または2に記載のキャビネットであって、前記案内部材とワゴンのストッパー片との当接時に、前記キャビネット本体の前面と、ワゴンの引出し前面板とが面一となる寸法になっていることを特徴としている。
この特徴によれば、ワゴンがキャビネット本体の内部空間内に収容されたときに、キャビネット本体の前面と、ワゴンの引出し前面板とが面一となるので、キャビネットの美観を向上させることができる。
本発明の請求項4に記載のキャビネットは、請求項1ないし3のいずれかに記載のキャビネットであって、前記ワゴンは天板を有し、該天板が、前記開口部に先に進入する側が狭くなるように平面視略台形状をしており、前記ストッパー片の上面が、前記天板によって覆われることを特徴としている。
この特徴によれば、ワゴンがキャビネット本体の内部空間に、開口部を介して収容される際に、ワゴンの天板が、開口部に先に進入する側が狭くなるように形成されていることで、ワゴンをキャビネット本体の開口部から入れ易くなっており、かつストッパー片の上面が、ワゴンの天板によって覆われていることで、ワゴンの収容時に、ストッパー片と天板とにより、キャビネット本体の開口部とワゴンとの間の隙間を小さくでき、キャビネットの美観がよくなる。
本発明の請求項5に記載のキャビネットは、請求項1ないし4のいずれかに記載のキャビネットであって、前記ワゴンの収容時に、該ワゴンの移動を規制する規制部材が、前記ワゴンもしくは前記キャビネット本体の内部空間の内側の少なくともいずれかに設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、キャビネット本体の内部空間にワゴンが収容されているときに、ワゴンの引出し部を引いても、規制部材によってワゴンの移動が規制されるので、引出し部と一緒にワゴンが引出されることなく収納空間内でワゴンを安定させることができ、引出し部の操作性が向上する。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例におけるキャビネット本体の全体像を示す斜視図である。図1の符号1は、本発明が適用されたシステムキッチン等に用いられるキャビネット本体であり、このキャビネット本体1における図1中の左側には、シンク2等が設けられた本実施例における収納体としての流し台3が配置されており、図1中の右側には、ガスコンロ4等が設けられたガス台5が配置されている。
流し台3とガス台5は、台所の壁面に沿って互いに直角に組み合わされて平面視でL字形状に配置されており、この流し台3とガス台5は、1枚のL字形の天板6によって連結されている。流し台3とガス台5の下方には、皿や鍋等の収納物を収納できる収納部7、8(図3参照)が形成されており、この収納部7、8を隠蔽できる扉9、10が収納部7、8の前側に揺動可能に枢着されている。
流し台3とガス台5に設けられている扉9、10には、扉9、10の開閉の際に使用者が把持する把手11、12が取り付けられており、これらの把手11、12は平面視で略コ字形状をなし、扉9、10の前面に突設されている。また、ガス台5に配置されているガスコンロ4には、ガスコンロ4を操作するためのつまみ14やグリルを開放させるための把手13が突設されている。
流し台3のコーナー寄りの前面には、開口部15が開設されており、流し台3の開口部15の内方に形成された本実施例における内部空間としての収納空間16(図3参照)にワゴン17を収容できるようになっていて、流し台3の開口部15からワゴン17を出し入れできるようになっている。
ワゴン17について図2を参照して詳述すると、図2は、(a)ワゴン17を示す斜視図であり、(b)は、ワゴン17の引出し19が引出された状態を示す斜視図である。以下、図2の右下を前方として説明する。
このワゴン17は箱形状をなす筐体20で構成されており、筐体20の下部には、前後4箇所にキャスター21が取り付けられており、ワゴン17が床面を自在に走行できるようになっている。これらのキャスター21には、使用者が足で踏むことでキャスター21を固定できるロック機構(図示略)が設けられている。
ワゴン17の筐体20の上部には、天板22が設けられており、台所で使用する台所用品を載置できるようになっていて、この天板22は、後方に行くに従い狭くなるように平面視で略台形状をなし、天板22の後方の角部22a、22bは、平面視で滑らかな曲線をなすように構成されている。
また、ワゴン17には、上下2段の引出し18、19が設けられており、この引出し18、19の内部には、収納物を収納できる収納箱23が設けられている。収納箱23の前面に設けられている前面板24、25には、平面視で略コ字形状をしている把手26、27が突設されており、収納箱23内の収納物を取り出す際には、把手27を把持して引出し19を前方へ引出すことで、図2(b)に示すように、引出し19の収納箱23が開放されるようになっている。
ワゴン17の筐体20の両側面を構成する本実施例におけるワゴン側板としての両側面板20aの両前端には、上下方向に延びる本実施例におけるストッパー片としてのスペーサ28が取り付けられており、このスペーサ28の後面には、後方に行くに従って薄くなるようなテーパー面28aが形成されており、このスペーサ28の前面は、引出し18、19が閉鎖状態の時に、引出し18、19の前面板24、25の左右端部によって覆われるようになっている。尚、スペーサ28の上面は、ワゴン17の天板22によって覆われている。
上下の引出し18、19の間には、左右方向に横長に形成された把手29がワゴン17の筐体20及びスペーサ28に固着されており、ワゴン17を流し台3の開口部15から出し入れする際には、この把手29を掴んでワゴン17を移動させることができる。
図3は、キャビネット本体1を示す横断平面図であり、以下、図3の下側を前方として説明すると、台所の壁面に沿って設置された流し台3のコーナー部には、ワゴン17等を収容できる収納空間16が形成されており、この収納空間16の図3中の左側には、皿や鍋等の収納物を収納できる収納部7が形成されていて、収納空間16と収納部7とは側板30によって仕切られている。
また、流し台3と直角に組み合わされたガス台5にも収納部8が形成されており、このガス台5の収納部8と、流し台3のコーナー部に形成された収納空間16は、隔壁31によって仕切られている。更に、流し台3とガス台5に設けられた収納部7、8を隠蔽する扉9、10の表面側には、化粧板32、33が取り付けられており、キャビネット本体1の使用者の好みに合わせたデザインの化粧板32、33を取り付けてキャビネット本体1を製造できるようになっている。
隔壁31とワゴン17を出し入れできる開口部15との間には、上下方向に延びる板材34が設けられており、この板材34の表面側には、化粧板35が取り付けられており、ガス台5の表面に取り付けられた化粧板36と互いに直角をなすように配置され、内側角部を構成している。板材34は水平方向の幅の寸法(α)が、ガス台5の扉10に設けられた把手12や、ガスコンロ4に設けられているつまみ14や把手13の突出長(β)よりも大きくなるように形成されている。
収納空間16内の開口部15の近傍内側の流し台3の天板6の下面には、本実施例における案内部材としての2つのガイドローラ45が固着されており、これらのガイドローラ45は、ワゴン17が収納空間16に収容されたときに、ワゴン17の両側面板20aの上方の部位に左右方向から当接できる位置に配置されている。
ワゴン17を収納空間16から出すときには、ワゴン17に設けられている上下の引出し18、19の間に配置されている把手29を掴んで前方に引出すことができ、ワゴン17の筐体20の両側面板20aが、ガイドローラ45に案内されながらスムーズに引出されるようになっている。
また、ワゴン17を前方に引出すときに、流し台3の開口部15が内側角部から所定幅(所定寸法α)の板材34を残して開設されているため、前方に引出されたワゴン17は、ガス台5の表面に設けられた化粧板33、36と離れて走行されるようになるので、ワゴン17がガス台5の化粧板33、36と接触し難くなり、削れや擦れなどの傷が、ガス台5の化粧板33、36につくことを防ぐことができるとともに、板材34の水平方向の所定幅(α)が、ガス台5の扉10に設けられた把手12や、ガスコンロ4に設けられている把手13やつまみ14の突出長(β)よりも大きいので、走行されるワゴン17が把手12、13やつまみ14にあたり難くなっている。
そして、ワゴン17を収納するときには、ワゴン17を後方から先に開口部15に進入させることができるようになっており、ワゴン17の天板22の後方の角部22a、22bが、滑らかな曲線をなしているとともに、ワゴン17の天板22が後方に行くに従い狭くなるように形成されていることで、ワゴン17を流し台3の開口部15から入れ易くなっている。
また、ワゴン17の天板22の後方の角部22a、22bが曲線をなすことで、流し台3の扉9や板材34に、角部22a、22bが接触しても、扉9や板材34に傷がつかないようになっている。そして、ワゴン17が開口部15から収納空間16内に進入されると、ワゴン17の筐体20の両側面板20aが、ガイドローラ45によって案内されながらワゴン17が後方に直進されるようになっており、ワゴン17の後端が左右方向にずれることなくワゴン17が収納できるようになっている。
尚、ワゴン17のスペーサ28のテーパー面28aが、ガイドローラ45と当接されたときに、ワゴン17が収納空間16内で停止されるようになっており、ワゴン17に設けられた引出し18、19の前面板24、25を、ガイドローラ45に衝突させることなくワゴン17を停止させることができるので、引出し18、19の前面板24、25が飛び出すことなくワゴン17が停止される。
そして、スペーサ28にテーパー面28aが形成されていることで、ワゴン17が収納空間16に押し込まれると、テーパー面28aがガイドローラ45を左右方向に押し広げるようになり、ガイドローラ45が左右両側からワゴン17を挟み込むようになるので、ワゴン17が収納空間16内で安定して配置されるようになる。
更に、ワゴン17の引出し18、19の前面板24、25の水平方向の幅は、流し台3の開口部15の水平方向の幅とほぼ同じになるように形成されているので、流し台3の収納空間16をワゴン17によって隠蔽することができるようになっている。そして、ワゴン17のスペーサ28がガイドローラ45と当接されたときに、ワゴン17の引出し18、19の前面板24、25が、流し台3に設けられた扉9の表面の化粧板32や板材34の表面の化粧板35と面一をなすように形成されており、キャビネット本体1全体の美観を向上させることができるようになっている。
流し台3に設けられている収納空間16におけるワゴン17の右側方には、コーナー用収納棚装置38が配置されており、このコーナー用収納棚装置38について図4を参照して説明すると、図4は、ワゴン17がキャビネット本体1から出された状態を示す横断平面図であり、以下、図4の下側を前方として説明する。
流し台3の収納空間16の開口部15の右側方の奥側には、長手が水平方向をなす可動レール39が、板材34と隔壁31に設けた支持フレーム40を介して配置されており、この可動レール39にピン41により水平回動自在に枢着されている棚本体42が、開口部15に向かって移動可能となっている。棚本体42は、複数のワイヤを結合することにより、後面が円弧状に湾曲する扁平な籠状に形成され、収納物を収納できるようになっており、図4中における棚本体42の左側方には、把手43が取り付けられている。
棚本体42の左側方に配置されるワゴン17を開口部15から引出すと、使用者が棚本体42に設けられた把手43を掴むことができるようになっており、使用者が棚本体42把手43を掴んで左方に向かって引くと、棚本体42は、可動レール39と共に、可動レール39の左端及びピン41が、開口部15の右側端と近接する位置まで移動させることができ、この位置で棚本体42を、ピン41を中心として開口部15側に水平に90°回転させることができるので、棚本体42への収納物の出し入れを容易に行えるようになっている。
棚本体42が、収納空間16の奥側に配置された状態において、収納空間16からワゴン17が出されると、開口部15から棚本体42に収納された収納物が露出されるようになるが、流し台3の開口部15の右側に配置された板材34の長さの分だけ棚本体42が開口部15から奥側に配置されるようになるので、板材34が棚本体42の目隠し板の役目を果たし、キャビネット本体1の美観を向上させることができるようになっている。
ガイドローラ45について図5を用いて詳述すると、図5は、図3におけるA−A断面図であり、以下、図5の紙面手前を前方として説明すると、収納空間16内の開口部15の近傍における流し台3の天板6の下面には、長手方向が左右方向を向く正面視で略コ字形状の取付ベース46が固着されており、この取付ベース46の左右両端には、ブラケット47が固定されていて、ブラケット47には、垂直方向に延びる軸部材48が枢着されている。
本実施例における案内部材としてのガイドローラ45は、軸部材48の周りに設けられ、軸部材48を中心軸として水平方向に回転できるようになっており、ワゴン17が開口部15から出し入れされる際には、ワゴン17の左右両側面板20aが、ガイドローラ45に当接されながらワゴン17が前後方向に移動されるようになっている。
また、ガイドローラ45は、弾力性を有する合成樹脂等の材質で形成されており、更に、ガイドローラ45は、左右方向からワゴン17の両側面板20aを挟み込むようになっていて、ワゴン17は左右両側からガイドローラ45に押圧されながら案内されるので、ワゴン17がぐらつくことなく前後方向に移動されるようになっている。
また、取付ベース46の左側は、流し台3の収納部7と収納空間16とを仕切るための側板30に固着されている。取付ベース46の右側には、前述したコーナー用収納棚装置38が配置されるようになっており、空間が空いていて取付ベース46を固着させるものがないが、取付ベース46は金属等の材質で構成されているため、ガイドローラ45を保持するための充分な強度を有している。
尚、取付ベース46の右側に取付板を延設させて、この取付板を開口部15の右手に配置されている板材34の後面に固着させてもよい。更に、取付ベース46を使用してガイドローラ45を保持させていることで、ガイドローラ45の側方近傍に側板30のような取り付けの対象となる部材がなくともガイドローラ45を設置できるようになり、かつ複数の取付ベース46を左右方向に並設して複数のワゴン17を並列に収納させてもよいし、複数の取付ベース46を前後方向に直列に配置して、1台のワゴン17の側面板20aを前方から後方に至るまでガイドローラ45で案内するようにしてもよい。
流し台3に形成された収納空間16内の後方側の本実施例における内部空間の内側としての天板6の下面には、長手方向が左右方向に延びる本実施例における規制部材としてのパッキン49が固着されており、このパッキン49は、弾力性を有するゴム等の軟質材で構成されていて、ワゴン17が収納空間16内に収容されたときに、ワゴン17の天板22の上面が、パッキン49に当接されるようになっている。
パッキン49について図6を参照して説明すると、図6は、ワゴン17が収納空間16に収容された状態を示す縦断平面図であり、以下、図6の左側を前方として説明する。ワゴン17が収納空間16に収容されたときに、ワゴン17の天板22の後部が、流し台3の天板6に固着された弾力性を有するパッキン49に上方から若干押圧されながら当接されるようになっている。
ワゴン17が収納空間16内に収容されているときに、使用者が引出し18を手前に引くと、引出し18が開放されると同時に、ワゴン17全体を前方に移動させる力が加わるようになるが、ワゴン17の天板22の後部がパッキン49に当接されることで、ワゴン17の天板22とパッキン49との間に作用する摩擦により、引出し18と一緒にワゴン17が引出されることなく収納空間16内でワゴン17を安定させることができるので、引出し18の操作性が向上するようになる。
また、ワゴン17が収納空間16内に収容された状態において、使用者がワゴン17の下部に取り付けられた前方のキャスター21をロックして、引出し18を手前に引くと、引出し18が開放されると同時に、ワゴン17が前方側に倒れ込む方向にモーメントが加わるようになるが、ワゴン17の天板22の後部(奥側の部位)がパッキン49に当接されることで、ワゴン17が前のめりになることを防ぐことができるようになっている。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施例では、ワゴン17のスペーサ28の前面が、引出し18、19が閉鎖状態の時に、引出し18、19の前面板24、25の左右端部によって覆われるようになっており、更にワゴン17を収納空間16から出し入れするための把手29が、上下の引出し18、19の間に配置されていたが、これに限定されるものではなく、引出し18、19が閉鎖状態の時に、左右両側に配置されるスペーサ28の前面を、引出し18、19の前面板24、25と面一をなすように形成し、左右両側のスペーサ28の前面に側面視略コ字形状をなす縦長の把手を取り付け、使用者がワゴン17を引出すときに、両手でスペーサ28に取り付けられた把手を把持して、ワゴン17を移動させるようにしてもよく、このようにすれは、使用者がワゴン17を移動させ易くなる。
また、上記実施例では、ワゴン17の前のめり防止のために、パッキン49が、流し台3の天板6の下面に固着されていたが、ワゴン17の筐体20の後面に後方に突出する突出金具を取り付け、ワゴン17が収容されたときに、ワゴン17の突出金具が嵌合される係合孔をキャビネット本体1の収納空間16の後面に設け、突出金具が下方向から係合孔の内面に当接されて、互いに係合されることで、ワゴン17の引出し18が開放されたときに、ワゴン17が前のめりになることを防ぐようにしてもよい。
更に、上記実施例では、台所で使用されるキャビネットを例に説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、家庭で使用されるその他の家具やオフィスで使用される事務用の什器等にも適用できる。
本発明の実施例におけるキャビネット本体の全体像を示す斜視図である。 (a)ワゴンを示す斜視図であり、(b)は、ワゴンの引出しが引出された状態を示す斜視図である。 キャビネット本体を示す横断平面図である。 ワゴンがキャビネット本体から出された状態を示す横断平面図である。 図3におけるA−A断面図である。 ワゴンが収納空間に収容された状態を示す縦断平面図である。
符号の説明
1 キャビネット本体
2 シンク
3 流し台(収納体)
4 ガスコンロ
5 ガス台
6 天板
7、8 収納部
9、10 扉
11、12、13 把手
14 つまみ
15 開口部
16 収納空間(内部空間)
17 ワゴン
18、19 引出し
20 筐体
20a 側面板(ワゴン側板)
21 キャスター
22 天板
22a、22b 角部
23 収納箱
24、25 前面板
26、27 把手
28 スペーサ(ストッパー片)
28a テーパー面
29 把手
30 側板
31 隔壁
32、33 化粧板
34 板材
35、36 化粧板
38 収納棚装置
39 可動レール
40 支持フレーム
41 ピン
42 棚本体
43 把手
45 ガイドローラ(案内部材)
46 取付ベース
47 ブラケット
48 軸部材
49 パッキン(規制部材)

Claims (5)

  1. 少なくとも収納体の前面に開口する開口部の内側に内部空間を有するキャビネット本体と、該キャビネット本体の前記収納体の内部空間に前記開口部を介して収容されるワゴンとからなるキャビネットであって、前記キャビネット本体は、前記開口部の近傍内側にワゴン側板をガイドする案内部材を備え、更にワゴンは、引出し部と、引出し前面板と、引出し前面板の背面側に設けられたストッパー片とを有し、前記案内部材とストッパー片とが当接可能になっていることを特徴とするキャビネット。
  2. 前記案内部材が、垂直方向に軸を有するガイドローラである請求項1に記載のキャビネット。
  3. 前記案内部材とワゴンのストッパー片との当接時に、前記キャビネット本体の前面と、ワゴンの引出し前面板とが面一となる寸法になっている請求項1または2に記載のキャビネット。
  4. 前記ワゴンは天板を有し、該天板が、前記開口部に先に進入する側が狭くなるように平面視略台形状をしており、前記ストッパー片の上面が、前記天板によって覆われる請求項1ないし3のいずれかに記載のキャビネット。
  5. 前記ワゴンの収容時に、該ワゴンの移動を規制する規制部材が、前記ワゴンもしくは前記キャビネット本体の内部空間の内側の少なくともいずれかに設けられている請求項1ないし4のいずれかに記載のキャビネット。
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