JP5171048B2 - 収納キャビネット用引出し - Google Patents
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Description
このような構造では、間口の広い引出しの場合、引出しを引出した状態から左端側を押して引出しを閉じようとすると、左側のキャビネット側レールにはローラー脱落防止片が設けられていないため、引出しの重みにより右側のキャビネット側レールと引出し側レールとの間に大きな摩擦力が生じた場合には、右側の引出し側レール付近を軸として引出しが回転運動をしようとし、スムーズに引出しの前後運動ができない事態が生ずるという問題点があった。
前記左右のキャビネット側レールの内、一方側のみにローラー脱落防止片が前後に亘って備えられ、
ローラー脱落防止片を備えていないレール側には、
前記キャビネット側板の内側であって該キャビネット側板の前端側よりも少し奥側にガイド部材が固設されているとともに、前記引出し側には、該引出しを引出した位置において、前記ガイド部材に係合して前記引出し側レールを前記キャビネット側レールの方へ案内する押圧力を受ける被ガイド部材が備えられている
ことである。
図1は、収納キャビネットの引出しを閉じた状態の側面概略構成図であり、図2は、引出しを引出して開けた状態の側面概略構成図である。
図において、収納キャビネット1の箱状に形成されたキャビネット本体2内には、前方側へ引出し可能に上段引出し3と下段引出し4が設けられている。
上段引出し3を例にとって説明すると、上段引出し3は、前板3aと、奥側の背板3bが立設され、底側には底板3cが設けられている。
上段引出し3の左右側には、図5の説明斜視図で示すように、引出し側左レール5Aと引出し側右レール5Bが設けられており、引出し3は、この左右の引出し側レール5A,5Bと前記前板3aと背板3bで長方形状に枠組み形成されており、その底側に底板3cが一体化されて構成されている。
なお、前板3aは高さが高く形成されており、また背板3bは左右の引出し側レール5A,5Bよりも高さが高く設定されている。
また、前板3aと背板3b間を連結して補強するために、左右の引出し側レール5A,5Bの上方には、背板3bの上部部位に固定部材7aを介して連結された左右のサイドバー7が設けられている。
また、引出し3の背板3bの左端側上面にはローラー支持金具8が固設されており、このローラー支持金具8には、水平面内で回転するガイドローラー9が設けられている。
また、収納キャビネット本体2を構成する側板2aの内側であって、側板2aの前端側よりも少し奥側にガイド部材10がビスで固設されている。
なお、キャビネット側右レール6Bには、上水平片6bの先端に垂下状に脱落防止片6eが一体形成されており、キャビネット側左レール6Aには、このような脱落防止片は備えられていないものである。
一方、引出し3を構成する左右の引出し側レール5A及び5Bは、それぞれ引出しの側面を構成する立上片5aの上端に外側へ水平に突出して水平片5bが形成されており、立上片5aの後端側上部部位には、垂直面内で回転可能な回転ローラー5cが設けられている。
ガイド部材10は、ビス11によりキャビネット本体の側板2aに固定される固定片10aの下端から略水平に内側へ延びて水平片10bが形成され、この水平片10bの先端で垂下状にガイド片10cが一体形成されており、ガイド片10cの奥側は内側へ向かってラッパ状に開いた傾斜部10dとされており、この傾斜部10d側からスムーズにガイドローラー9がガイド片10cとキャビネット側板2a間に誘導されてくるように構成されている。
一方、ガイドローラー9を支持するローラー支持金具8は、引出しの背板3bの裏側にビス11で固定される固定片8aから略水平に水平片8bが一体形成され、この水平片8bは背板3bの上面に当接してビス11で背板3bの上面に固定されるものであり、この水平片8bの左端側は、背板3bの左端縁よりも更に左方向へ突出しており、この水平片8bの突出した部分の上面に、水平面内で回転可能にガイドローラー9が設けられている。
従って、この状態で引出しの前板3aの左端側を押して引出しを閉じようとする際に、引出し3は回転運動をせず、平行移動し、スムーズに引出し3を閉めることができるものである。
図9では、引出し3の底板3cの裏側に固定金具12をビス等で固定して、この固定金具12の軸12aに回転可能にガイドローラー9を設けたものであり、キャビネット側には、キャビネット本体の側板2aの内側の引出し3の下方に、ビス11によりガイド部材10を固設したものである。
ガイド部材10は、ビス11で固定される固定片11aから略水平に水平片10bが一体形成され、水平片10bの内端で上方へ一体状に立ち上げてガイド片10cが形成されたものであり、このガイド片10cとキャビネット本体の側板2a間にガイドローラー9が係合されるように構成したものである。
引出し3を引出した位置で係合される係合状態では、引出し側左レール5Aがキャビネット側左レール6Aに良好に押し付けられて、引出し3を引出した位置から、前板3aの左端側を押して閉める時にも、引出し3は回転運動することなく良好に平行移動して、スムーズに引出し3を閉めることができるものである。
この図10では、引出しの背板3bの裏側に、水平な固定板14をビスで固定しておき、この固定板14の端側から前後方向に延びるガイド棒15を設けたものであり、一方のキャビネット本体の側板2aには、略U字状のガイド部材13が固設されるものであり、ガイド部材13は、キャビネット本体の側板2aにビスで固定される固定片13aの下端でU字状に曲げられてガイド片13bが立ち上げ形成されたものである。
このような構成においても、引出し3が引出された状態でガイド部材13のガイド片13bと固定片13a間にガイド棒15が係入されるように構成しておけば、引出しが引出された状態では、ガイド片13bによりガイド棒15を介して引出し3が左側へ押圧されて、引出し側左レール5Aはキャビネット側左レール6Aから抜脱することはなく、引出し3の左端側を押して閉める際にも、引出し3に回転運動が生ずることなく良好に平行移動して、スムーズに引出し3を閉めることができるものとなる。
このような嵌め込み部材16をキャビネット側左レール6Aの上水平片6bに嵌め込んで固定させておけば、嵌め込み部材16のガイド片16cが、引出し3の引出し側左レール5Aの回転ローラー5cの内側に当接し、これにより、引出し3を引出した位置において嵌め込み部材16のガイド片16cが回転ローラー5cを案内するように配置しておけば、引出し側左レール5Aがキャビネット側左レール6Aから所定量以上離れることがなく、引出しを閉める時に前板3aの左端側を押した場合にも、引出しに回転運動が生ずることなく良好に平行移動することができるものとなり、引出しをスムーズに閉じることができるものとなる。
なお、この図11のように構成した場合には、ガイド部材10及びガイドローラー9,ローラー支持金具8を省略することができるものである。
図12に示す樹脂製の樹脂ブロック17を引出し3の引出し側右レール5Bの外側の後部部位に固設しておき、この樹脂ブロック17が引出し3が引出された位置において当接するように、キャビネット本体の右側の側板の内側には、キャビネット側押圧板バネ18を設けておくことができる。
キャビネット側押圧板バネ18は、キャビネット本体の右側の側板にビスで固定される固定片18aの中央部に内側へ湾曲して膨出した膨出片18bが一体形成されている。また、樹脂ブロック17には、この膨出片18bがスムーズに係合するように、湾曲ガイド面17aが形成されている。
このような構成では、引出し3を引出した位置では、キャビネット側押圧板バネ18の膨出片18bが樹脂ブロック17の湾曲ガイド面17aに沿って樹脂ブロック17に当接し、バネ力により樹脂ブロック17を介して引出し3を左側へ押圧することとなり、この状態では、引出し3の引出し側左レール5Aはキャビネット側左レール6A側へ案内されることとなり、そのため、引出し3の前板3aの左端側を押して引出し3を閉める際にも、引出し3に回転運動が生ずることなくスムーズに平行移動して、引出し3をスムーズに閉めることができるものとなる。
2 キャビネット本体
2a 側板
3 引出し
3a 前板
3b 背板
3c 底板
5A 引出し側左レール
5B 引出し側右レール
5a 立上片
5b 水平片
5c 回転ローラー
6A キャビネット側左レール
6B キャビネット側右レール
6a 固定片
6b 上水平片
6c 下水平片
6d 回転ローラー
6e 脱落防止片
7 サイドバー
8 ローラー支持金具
8a 固定片
8b 水平片
9 ガイドローラー
10 ガイド部材
10a 固定片
10b 水平片
10c ガイド片
10d 傾斜部
11 ビス
12 固定金具
13 ガイド部材
13a 固定片
13b ガイド片
14 固定板
15 ガイド棒
16 嵌め込み部材
16a 固定片
16b 嵌合溝
16c ガイド片
17 樹脂ブロック
17a 湾曲ガイド面
18 キャビネット側押圧板バネ
18a 固定片
18b 膨出片
Claims (1)
- 手前側に回転ローラーを備え左右のキャビネット側板に固設されたキャビネット側レールに対し、奥側に回転ローラーを備え引出しの左右両側に設けられた引出し側レールが前後に摺動することにより開閉されるキャビネット用引出しにおいて、
前記左右のキャビネット側レールの内、一方側のみにローラー脱落防止片が前後に亘って備えられ、
ローラー脱落防止片を備えていないレール側には、
前記キャビネット側板の内側であって該キャビネット側板の前端側よりも少し奥側にガイド部材が固設されているとともに、前記引出し側には、該引出しを引出した位置において、前記ガイド部材に係合して前記引出し側レールを前記キャビネット側レールの方へ案内する押圧力を受ける被ガイド部材が備えられている
ことを特徴とする収納キャビネット用引出し。
Priority Applications (1)
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JP2007015654A JP5171048B2 (ja) | 2007-01-25 | 2007-01-25 | 収納キャビネット用引出し |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007015654A JP5171048B2 (ja) | 2007-01-25 | 2007-01-25 | 収納キャビネット用引出し |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP5171048B2 true JP5171048B2 (ja) | 2013-03-27 |
Family
ID=39722957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007015654A Active JP5171048B2 (ja) | 2007-01-25 | 2007-01-25 | 収納キャビネット用引出し |
Country Status (1)
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- 2007-01-25 JP JP2007015654A patent/JP5171048B2/ja active Active
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