JPH11169246A - トレーキャビネットのトレー抜け止め装置 - Google Patents
トレーキャビネットのトレー抜け止め装置Info
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- JPH11169246A JPH11169246A JP9344569A JP34456997A JPH11169246A JP H11169246 A JPH11169246 A JP H11169246A JP 9344569 A JP9344569 A JP 9344569A JP 34456997 A JP34456997 A JP 34456997A JP H11169246 A JPH11169246 A JP H11169246A
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Abstract
ら抜け落ちることがなく、しかもトレーの抜き差しの容
易さに支障を来さず、組立、組み替えも容易なトレー抜
け止め装置を提供する。 【解決手段】 キャビネット本体の上框2の下面2a
に、上下方向に弾性変形可能な後方を向く板部14を有
する抜け止め具11の前部を前後方向に摺動可能として
取り付け、抜け止め具11の板部14の上面に、抜け止
め具11を後限位置としたときに、上框2の後端より後
方に位置し、かつ抜け止め具11を前限位置としたとき
に、先端が上框2の下面2aに当接して、板部14を、
その後端が、トレーの後壁に衝突してその前方移動を阻
止する高さまで下降するように、下向きに弾性撓曲させ
るようにした突起15を設ける。
Description
トのトレー(引出し)の抜け止め装置に関する。
(A)のキャビネット本体(1)には、その天板部の前端下
面に固着された折り曲げ鋼板からなる上框(2)の下面(2
a)の後部に下向き突起(3)を設け、最上段のトレー(引
出し)(4)を引き出した時、下向き突起(3)を、このト
レー(4)の後壁(4a)の内側に当接させて、トレー(4)が
抜け落ちないようにしていた。なお、2段目からのトレ
ー(4)の抜け出しは、上段のトレーのための鋼製のレー
ル(5)の下面に設けた切り起こし(6)により防止してい
る。
は、三角形状の切り起こし等の、上框(2)に直接に加工
されたものか、または溶接等により上框(2)に直接に固
着したものであった。トレー(4)は組立時、または組み
替え等の場合、抜き差しをすることがあるが、その作業
がスムーズに行え、しかも通常使用時にトレー(4)が抜
け落ちないように、下向き突起(3)の高さ寸法を設定す
るのは難しく、両方の機能を充足できない。さらに、長
期使用による下向き突起(3)の摩耗や削れによって、ト
レー(4)が抜け落ちたり、挿入できなくなることがあ
る。特に、トレー(4)が合成樹脂材料製の場合、鋼材の
下向き突起(3)が頻繁に当たることによって、トレー
(4)に亀裂が入るおそれがある。
キャビネット本体から抜け落ちることなく、しかもトレ
ーの抜き差しの容易さに支障を来さず、組立、組み替え
も容易なトレー抜け止め装置を提供することにある。
題は、次のようにして解決される。 (1) 引き出し自在なトレーを有するトレーキャビネッ
トのトレー抜け止め装置であって、キャビネット本体の
上框の下面に、上下方向に弾性変形可能な後方を向く板
部を有する抜け止め具の前部を前後方向に摺動可能とし
て取り付け、前記抜け止め具の板部の上面に、抜け止め
具を後限位置としたときに、前記上框の後端より後方に
位置し、かつ抜け止め具を前限位置としたときに、先端
が前記上框の下面に当接して、前記板部を、その後端
が、前記トレーの後壁に衝突してその前方移動を阻止す
る高さまで下降するように、下向きに弾性撓曲させるよ
うにした突起を設ける。
前端部に、両側部に前後方向に延びる係合溝を備えた上
向きのブロックを形成し、キャビネット本体の上框の下
面に、前記突出ブロックが挿入可能な第1の開口部と、
この第1の開口部から前方に延び、前記両側部の係合溝
に係合する側縁を形成する幅の狭い第2の開口部とを形
成し、前記ブロックの係合溝に第2の開口部の側縁を係
合させることにより、前記ブロックを前後方向に摺動可
能として上框に装着する。
起を、板部の両側部に形成された三角突起とし、抜け止
め具を前限位置としたとき、三角突起の先端部が第1の
開口部の後縁に係合する。
け止め具における板部の中間部の上面に、第1の開口部
の後端縁に当接することにより、抜け止め具を後限位置
に保持する爪を設ける。
て、抜け止め具を、合成樹脂材料により形成する。
実施形態を、図1〜図5を参照して詳述する。図1に示
すように、トレーキャビネット(A)のキャビネット本体
(1)には、従来と同様に、天板部の前端部下面には、折
り曲げ鋼板からなる前部補強部材としての上框(2)が形
成されている。
は、鋼板製のレール(5)が、その前後の端部より外向き
に切り起こした下向きL字状の折り曲げ部分(7)を、キ
ャビネット本体(1)の補強縦材(8)に穿設した係合孔
(9)に係止することにより取り付けられている。なお、
符号(10)は、レール(5)の浮き上がり防止用の切り起こ
しを示す。
摺動可能として載置されている。図1では、最上段のト
レー(4)は縦断面で示し、2番目のトレー(4)は側面を
示し、かつ3番目のトレーは省略して、レール(5)のみ
を示している。
のレール(5)の下部から後下方に向かって突出する切り
起こし状の突起(6)によって抜き止めされている。
後壁(4a)は、本発明の特徴をなす抜き止め具(11)の後端
に当接して、このトレー(5)の抜き止めを果たしてい
る。この詳細を、図2〜図5を参照して以下に説明す
る。
抜き止め具(11)は、合成樹脂材料の一体成型品であっ
て、両側部に前後方向に延びる係合溝(12)が形成された
方形のブロック(13)を備え、このブロック(13)の下端部
から後方に向かって、上下方向に弾性変形可能な板部(1
4)が延びている。
方に突出する側面視三角形の突起(15)が形成されてい
る。また、この突起(15)とブロック(13)との中間におけ
る板部(14)の上面には、小さな爪(16)が形成されてい
る。さらに、ブロック(13)の両脇には、板部(14)と面一
に側方に延びる翼部(17)が形成されている。
ロック(13)を通すことのできる四角形の第1の開口部(1
8)が穿設されており、この第1の開口部(18)に引き続い
て、その前方に若干幅が狭く細長い第2の開口部(19)が
形成されている。第2の開口部(19)の左右両側縁(20)に
は、ブロック(13)の左右両側の係合溝(12)が摺動可能に
係合している。
まず図5に矢印(a)をもって示すように、抜け止め具(1
1)のブロック(12)を、上框(2)の下面(2a)の第1の開口
部(18)に挿入する。この挿入状態が図2に示されてい
る。
2の開口部(19)の側縁(20)に係合させて、矢印(b)の方
向、すなわち前方に、平行移動させると、突起(15)の先
端が上框(2)の下面に摺接して、板部(14)が下方に弾性
撓曲させられる。
開口部(19)の前端に当接した前限位置に達すると、突起
(15)の先端部が、第1の開口部(18)に途中まではまり込
み、かつ板部(14)の後部は下方に弾性撓曲させられたま
まとなり、その後端は、距離(d)だけ下方に突出する。
従って、この状態で、図1に示すように、トレー(4)を
引き出すと、抜け止め具(11)の板部(14)の後端がトレー
(4)の後壁の内側に当接して、トレー(4)のそれ以上の
引き出しは不能となる。
ー(4)を途中まで引き出した上で、手を中に入れて抜け
止め具(11)を上に押しながら、図3に示すように、爪(1
6)が第1の開口部(18)の後縁に当接する後限位置まで後
方に移動させる。すると、突起(15)が第1の開口部(18)
から脱出し、さらに上框(2)の後端を外れて、図3に示
すように、板材(14)が下面(2a)の底部に沿う水平状態と
なる。このようになると、抜け止め具(11)はトレー(4)
の後壁に引っかからず、全部を引き抜くことができる。
置と後限位置との間を移動させるだけで、簡単に、トレ
ーの抜け落ちを防止したり、トレーを完全に引き抜ける
ようにしたりすることができる。したがって、トレーキ
ャビネットの組立やトレーの組み替え、交換が容易にで
きる。
止め具の装着が容易で、装着位置での保持が確実である
とともに、抜け止め具を円滑に前後移動させることがで
きる。
止め具が、振動等により妄りに後方に移動するのを防止
することができる。したがって、抜け止め具が振動等に
より妄りに後方に移動して、突然トレーの抜け止めがき
かなくなるといった事態を防止することができる。ま
た、突起を側面視三角形としたことにより、後限位置に
ある抜け止め具を前限位置に移動させると、突起が上框
の下方に円滑に潜り込むようになる。
止め具を上框に取り付けたまま、抜け止め具を、トレー
と干渉しない位置に保持できるので、トレーを完全に引
き抜こうとする際に、抜け止め具を上框から取り外す必
要がない。
突する抜け止め具を合成樹脂により成形したので、仮に
トレーが合成樹脂等の軟らかい材料により作られていて
も、トレーに亀裂が入ったり、トレーが割れたりするこ
とがない。
ャビネットの上部のみを示す縦断側面図である。
め具の側面とキャビネット本体の上框の縦断面とを示す
拡大図で、抜け止め具を下方から挿入した直後の状態を
示す図である。
としたときの状態を示す図である。
としたときの状態を示す図である。
開口部の拡大斜視図である。
ビネットの上部のみを示す縦断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 引き出し自在なトレーを有するトレーキ
ャビネットのトレー抜け止め装置であって、 キャビネット本体の上框の下面に、上下方向に弾性変形
可能な後方を向く板部を有する抜け止め具の前部を前後
方向に摺動可能として取り付け、前記抜け止め具の板部
の上面に、抜け止め具を後限位置としたときに、前記上
框の後端より後方に位置し、かつ抜け止め具を前限位置
としたときに、先端が前記上框の下面に当接して、前記
板部を、その後端が、前記トレーの後壁に衝突してその
前方移動を阻止する高さまで下降するように、下向きに
弾性撓曲させるようにした突起を設けたことを特徴とす
るトレーキャビネットのトレー抜け止め装置。 - 【請求項2】 抜け止め具の前端部に、両側部に前後方
向に延びる係合溝を備えた上向きのブロックを形成し、
キャビネット本体の上框の下面に、前記突出ブロックが
挿入可能な第1の開口部と、この第1の開口部から前方
に延び、前記両側部の係合溝に係合する側縁を形成する
幅の狭い第2の開口部とを形成し、前記ブロックの係合
溝に第2の開口部の側縁を係合させることにより、前記
ブロックを前後方向に摺動可能として上框に装着した請
求項1記載のトレーキャビネットのトレー抜け止め装
置。 - 【請求項3】 突起を、板部の両側部に形成された三角
突起とし、抜け止め具を前限位置としたとき、三角突起
の先端部が第1の開口部の後縁に係合するようにした請
求項1または2記載のトレーキャビネットのトレー抜け
止め装置。 - 【請求項4】 抜け止め具における板部の中間部の上面
に、第1の開口部の後端縁に当接することにより、抜け
止め具を後限位置に保持する爪を設けた請求項2または
3記載のトレーキャビネットのトレー抜け止め装置。 - 【請求項5】 抜け止め具を、合成樹脂材料により形成
した請求項1〜4のいずれかに記載のトレーキャビネッ
トのトレー抜け止め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34456997A JP3789034B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | トレーキャビネットのトレー抜け止め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34456997A JP3789034B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | トレーキャビネットのトレー抜け止め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11169246A true JPH11169246A (ja) | 1999-06-29 |
JP3789034B2 JP3789034B2 (ja) | 2006-06-21 |
Family
ID=18370293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34456997A Expired - Fee Related JP3789034B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | トレーキャビネットのトレー抜け止め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3789034B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200451301Y1 (ko) | 2008-11-06 | 2010-12-10 | (주)실버케어즈 | 수납물 이탈 방지 기능을 갖는 서랍 구조물 |
JP2011218101A (ja) * | 2010-04-14 | 2011-11-04 | Nifco Inc | 引出ガイドシステム |
-
1997
- 1997-12-15 JP JP34456997A patent/JP3789034B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR200451301Y1 (ko) | 2008-11-06 | 2010-12-10 | (주)실버케어즈 | 수납물 이탈 방지 기능을 갖는 서랍 구조물 |
JP2011218101A (ja) * | 2010-04-14 | 2011-11-04 | Nifco Inc | 引出ガイドシステム |
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Publication number | Publication date |
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JP3789034B2 (ja) | 2006-06-21 |
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