JP2011201409A - 自動二輪車のカウル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者が一人で走行する場合あるいは同乗者も乗る場合のいずれにおいても、運転者及び同乗者への走行風を抑制することができる自動二輪車のカウル構造を提供することを課題とする。
【解決手段】運転者シート15に座る運転者及び同乗者シート16に座る同乗者に向かう走行風を抑制する自動二輪車のカウル構造において、カウル構造は、走行風が運転者の膝部31や太もも75や腰76や脇腹77に当たることを防止する左右のカウル本体部32と、これらの左右のカウル本体部32に車両幅方向に可動に設けられ、開くことで走行風が同乗者の膝部40や太もも78や腰79や脇腹80に当たることを防止する左右の可動カウル部41と、からなる。
【効果】可動カウル部41の開閉により、運転者及び同乗者への走行風を抑制することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動二輪車のカウル構造の改良に関する。
自動二輪車には、カウリングを備えたものがある。このカウリングはカウルとも呼ばれ、車両の外観性を高めると共に運転者へ向かう走行風を抑制する役割を果たす。カウルの構造は各種提案されている(例えば、特許文献1(第2図)参照。)。
このカウル構造では、特許文献1の第2図に示されるように、車体前部を覆うカウル本体(14)(括弧付き数字は、特許文献1に記載された符号を示す。以下同様)に、固定フラップ部(22)及び可動フラップ部(23)が取付けられている。
固定フラップ部(22)は、走行風を車両の側方へ流して走行風が運転者に当たることを防ぐ。外気温が高い時は、運転者は可動フラップ部(23)を開き、開いた可動フラップ部(23)の隙間から走行風を導入して自己の脚を冷やす。
特許文献1の技術により、運転者に向かう風を任意に制御することができる。
ところで、自動二輪車では、運転者が単独で乗車する一人乗りの形態と、運転者の後方に同乗者(パッセンジャとも呼ばれる。)が乗車する二人乗りの形態とがある。
自動二輪車の車長の制約から、同乗者は両膝で運転者の腰回りを挟む乗車姿勢になるものが多い。車両前方から見ると、同乗者は膝頭や脚部や腰や脇腹が車幅方向外側にある。
特許文献1の可動フラップ部(23)は運転者をカバーするものであり、同乗者の膝頭や脚部腰や脇腹をカバーするものではない。
すなわち、従来のカウル構造では、同乗者に対する防風については配慮されていなかった。
しかし、高速道路の二人乗りが解禁される環境にあって、同乗者への走行風の抑制が可能なカウル構造が望まれる。
実公平3−27028号公報
本発明は、運転者が一人で走行する場合あるいは同乗者も乗る場合のいずれにおいても、運転者及び同乗者への走行風を抑制することができる自動二輪車のカウル構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、運転者シートに座る運転者及び同乗者シートに座る同乗者に向かう走行風を抑制する自動二輪車のカウル構造において、
前記カウル構造は、走行風が前記運転者の膝部や太ももや腰や脇腹に当たることを防止する左右のカウル本体部と、これらの左右のカウル本体部に車両幅方向に可動に設けられ、開くことで走行風が同乗者の膝部や太ももや腰や脇腹に当たることを防止する左右の可動カウル部と、からなることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、右の可動カウル部に、左の可動カウル部が連動されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、左右の可動カウル部は、リンク機構で機械的に連結されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、左右の可動カウル部は、巻掛伝動機構で機械的に連結されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、左右の可動カウル部は、各々、左右のアクチュエータを備えており、左右の可動カウル部を連動して又は単独に開閉できるようにしたことを特徴とする。
請求項6に係る発明では、アクチュエータは電動モータ又はシリンダユニットであることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、アクチュエータは電動モータで駆動されるラック・ピニオン機構又はウォーム・ホイール機構であることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、カウル構造は、走行風が運転者の膝部や太ももや腰や脇腹に当たることを防止する左右のカウル本体部と、これらの左右のカウル本体部に車両幅方向に可動に設けられ、開くことで走行風が同乗者の膝部や太ももや腰や脇腹に当たることを防止する左右の可動カウル部と、からなる。
運転者が単独で乗車する場合は、可動カウル部を閉じる。カウル本体部によって、走行風が運転者の膝部や太ももや腰や脇腹に当たることを防止することができる。可動カウル部が閉じられているので、走行抵抗が増加する心配はない。
運転者と同乗者が乗車する場合は、可動カウル部を開く。可動カウル部で走行風が同乗者の膝部や太ももや腰や脇腹に当たることを防止する。
このように本発明によれば、運転者が一人で走行する場合あるいは同乗者も乗る場合のいずれにおいても、運転者及び同乗者への走行風を抑制することができる。
請求項2に係る発明では、右の可動カウル部に、左の可動カウル部が連動されている。
右の可動カウル部に、左の可動カウル部が連動されているため、右の可動カウル部の動作特性と左の可動カウル部の動作特性に、差が生じなくなる。左右の可動カウル部の動作特性に差が生じないため、車両の左右バランスが良好に維持される。
請求項3に係る発明では、左右の可動カウル部は、リンク機構で機械的に連結されている。
左右の可動カウル部は、機械的に連結されているため、動作がより確実なものとなる。また、リンク機構は構成が簡素なため、構造がコンパクトになる。
請求項4に係る発明では、左右の可動カウル部は、巻掛伝動機構で機械的に連結されている。
左右の可動カウル部は、機械的に連結されているため、動作がより確実なものとなる。また、巻掛伝動機構は柔軟性があるため、耐振動性が良い構造が得られる。
請求項5に係る発明では、左右の可動カウル部は、各々、左右のアクチュエータを備えており、左右の可動カウル部を連動して又は単独に開閉できるようにしている。
左右の可動カウル部は、各々、左右のアクチュエータを備えているため、左右の重量バランスが良い構造が得られる。
請求項6に係る発明では、アクチュエータは、電動モータ又はシリンダユニットである。
アクチュエータが電動モータ又はシリンダユニットであるので、アクチュエータをカウルの内側にコンパクトに収めることができ、構造の小型化が図れる。
請求項7に係る発明では、アクチュエータは、電動モータで駆動されるラック・ピニオン機構又はウォーム・ホイール機構である。
可動カウル部と電動モータの間に、ラック・ピニオン機構又はウォーム・ホイール機構が介在するため、減速比が得られて電動モータの小型化が図れる。
自動二輪車の斜視図である。 実施例1に係るカウル構造の要部の平面図である。 可動カウル部の作用を説明する図である。 運転者を防風する作用を説明する図である。 同乗者を防風する作用を説明する図である。 実施例2に係るカウル構造の要部の平面図である。 実施例3に係るカウル構造の要部の平面図である。 実施例4に係るカウル構造の要部の平面図である。 実施例5に係るカウル構造の要部の平面図である。 実施例6に係るカウル構造の要部の平面図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。また、前後左右は、シートに座った運転者から見た向きを示す。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、自動二輪車10は、運転者及び同乗者が車体を跨いで乗る鞍乗り型車両である。
自動二輪車10は、車両の前部にフロントフォーク11を備え、このフロントフォーク11の下部に前輪12を回転自在に備え、車両の後下部に後輪13を備え、車両の上部中央から後方にかけて、燃料タンク14、運転者が座る運転者シート15及び同乗者が座る同乗者シート16をこの順に備える。
フロントフォーク11に、前輪12の上方を覆うフロントフェンダ18が取付けられ、フロントフェンダ18で泥水が上方へ飛散することを防止する。また、前輪12の後方にラジエータ19が配置されている。
車体下部の左側面に、後方に延びる排気管20が設けられ、排気管20の後部に、マフラ21が接続されている。マフラ21の上方にサドルバッグ22が配置されている。
車体にカウル30が装着されている。
カウル30は、走行風が運転者の膝部(図4、符号31)や太もも(図4、符号75)や腰(図4、符号76)や脇腹(図4、符号77)に当たるのを防止する左右のカウル本体部32と、カウル本体部32の前上部に配置され、車体前上部を覆うフロントカウル33と、運転者シート15及び同乗者シート16の下側で車体後上部を覆うリヤカウル34と、からなる。フロントカウル33の上部に、ウィンドスクリーン35が取付けられている。
カウル本体部32は、中央部が車両幅方向に湾曲した形状であり、上部に本体側開口36が設けられている。本体側開口36は、前方に行くに従って先細る車両側面視で三角形形状を呈する。左右のカウル本体部32の前端は開放されており、ラジエータ19へ走行風が導かれる。
カウル本体部32の前部に、複数(図では、片側上下2個)の長穴38が形成されている。長穴38からは、車体に基部が支持されたアーム39が突出している。アーム39は、カウル本体部32の外面から車両幅方向に突出した後に後方へ折曲がるL字形状を呈している。アーム39は、長穴38内を前後に移動可能となっている。
左右のカウル本体部32に、開くことで走行風が同乗者の膝部(図5、符号40)や太もも(図5、符号78)や腰(図5、符号79)や脇腹(図5、符号80)に当たることを防止する左右の可動カウル部41が車両幅方向に可動に設けられている。
可動カウル部41は、カウル本体部32の外面に沿う形状で、且つ車両側面視で台形形状を呈する。可動カウル部41の上縁及び下縁は、車両前後方向に沿って形成されている。可動カウル部41の前縁は、上下方向に沿うように形成され、後縁は、車両後方へ行くに従って後下方へ傾斜している。
可動カウル部41に、本体側開口36と略同一形状の可動側開口42が設けられており、可動側開口42は、可動カウル部41がカウル本体部32と重なった状態(可動カウル部41が閉じた状態)で本体側開口36と一致するようになっている。
可動カウル部41の前部は、上下のアーム39の先端部に複数(図では2本)のボルト44で締結される。可動カウル部41は、アーム39先端部の前後方向の揺動により開閉可能となっている。
次に、本発明のカウル構造を、図2で詳しく説明する。
図2に示されるように、車体に支軸45が設けられ、支軸45にアーム39が回転自在に取付けられている。左右の可動カウル部41は、リンク機構46によって機械的に連結されている。また、可動カウル部41は、ウォーム・ホイール機構47により、駆動される。
なお、支軸45は上下方向(支軸45の軸方向)に延びており、1本の支軸45には、上下2個のアーム(図1、符号39)が支持されている。図2では、上下のアームのうち一方のアーム39を示す。
リンク機構46は、アーム39の基部に設けられた揺動部48と、左右の揺動部48を連結する連接棒50とからなる。
ウォーム・ホイール機構47は、車体の右側にベアリング51を介して支持された操作軸52と、操作軸52に設けられたウォーム部53と、右の揺動部48に設けられウォーム部53と噛合うホイール部54とからなる。操作軸52にハンドル56が取付けられている。
左右の可動カウル部41が開閉する作用を、図2及び図3に基づいて説明する。
図2は左右の可動カウル部41が閉じた状態を示している。
運転者がハンドル56を回し、ウォーム部53及びホイール部54を介して右の揺動部48を矢印(1)の方向に回転させる。右の揺動部48が回転すると、連接棒50によって左の揺動部48も回転する。
図3に示されるように、左右の揺動部48が回転すると、左右のアーム39によって、左右の可動カウル部41は、矢印(2)で示す方向に開く。なお、ウォーム・ホイール機構を左の揺動部48に設けて、左の可動カウル部41に右の可動カウル部41を連動させても良い。
以上の述べた自動二輪車のカウル構造の作用効果を次に述べる。
図4は運転者一人で走行している車両を上から見た図であり、図5は同乗者も乗って走行している車両を上から見た図である。
図4に示されるように、運転者は、一人で走行する場合、ハンドル(図2、符号56)を調整して、左右の可動カウル部41をカウル本体部32側へ閉じた状態にする。カウル本体部32によって、走行風は、矢印(3)で示すように、運転者の膝部31の外側方を流れて運転者の膝部31や太もも75や腰76や脇腹77に当たらない。
左右の可動カウル部41が閉じているため、左右の可動カウル部41に起因して、走行抵抗が増加する心配はない。
図5に示されるように、同乗者が乗る場合、ハンドル(図2、符号56)を調整して、左右の可動カウル部41を開く。開いた左右の可動カウル部41によって、走行風は、矢印(4)で示すように、同乗者の膝部40の外側方を流れ、同乗者の膝部40や太もも78や腰79や脇腹80に当たらない。
したがって、運転者が一人で走行する場合あるいは同乗者も乗る場合のいずれにおいても、運転者及び同乗者への走行風を抑制することができる。
また、左右の可動カウル部41は、機械的に連結されているため、動作がより確実なものとなる。リンク機構は構成が簡素なため、構造をコンパクトにすることができる。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図6は実施例2を示す図である。図2の実施例1の基本構成において、左右のアーム39を巻掛伝動機構57によって機械的に連結させたものである。その他は図2と同じであるため、図2の符号を流用して詳細な説明は省略する。
巻掛伝動機構57は、左右の支軸45に設けられたプーリ58と、左右のプーリ58に巻掛けられた十字掛けワイヤ59とからなる。なお、ワイヤの代わりにベルトを使用しても差し支えない。
ハンドル56を回して、右のプーリ58を矢印(1)の方向に回転させると、右のプーリ58の回転力は十字掛ワイヤ59を介して左のプーリ58に伝わるので、左の可動カウル部41は右の可動カウル部41に連動して開く。
左右の可動カウル部41は、機械的に連結されているため、動作がより確実なものとなる。また、柔軟性を有する巻掛伝動機構57を用いることにより、耐振動性が良くなる。
次に、本発明の実施例3を図面に基づいて説明する。
図7は実施例3を示す図である。図2の実施例1の基本構成において、リンク機構を使用せず、左右の可動カウル部41のそれぞれに、電動モータ60を設けたものである。その他は図2と同じであるため、図2の符号を流用して詳細な説明は省略する。
電動モータ60は、アーム39の基部に連結されており、可動カウル部41は、電動モータ60によるアーム39の回転により、開閉する。
左右の可動カウル部41は、各々、左右の電動モータ60を備えているため、連動機構を備える構造に比べ、構造が簡素になる。また、左右の重量バランスが良い構造が得られる。
なお、車両の左右のバランスを考慮して、左右の電動モータ60を電気的に制御し、連動させても良い。
次に、本発明の実施例4を図面に基づいて説明する。
図8は実施例4を示す図である。図7の実施例3の基本構成において、左右の可動カウル部41のそれぞれに、シリンダユニット62を設けたものである。その他は図7と同じであるため、図7の符号を流用して詳細な説明は省略する。
車体に、油圧又は空圧シリンダユニット62が左右に設けられている。シリンダユニット62はその軸方向が車両幅方向に沿うように設置されている。シリンダユニット62のプッシュロッド63は、連接棒50及び連結ピン64を介して可動カウル部41の後部に連結されている。
可動カウル部41は、プッシュロッド63の車両幅方向の往復移動により、支軸45を中心に開閉する。
左右の可動カウル部41は、各々、左右のシリンダユニット62を備えているため、連動機構を備える構造に比べ、構造が簡素になる。また、左右の重量バランスが良い構造も得られる。
次に、本発明の実施例5を図面に基づいて説明する。
図9は実施例5を示す図である。図8の実施例4の基本構成において、シリンダユニットの代わりにラック・ピニオン機構65を設けたものである。その他は図8と同じであるため、図8の符号を流用して詳細な説明は省略する。
車体に、左右のラック66が設けられている。ラック66は、ケース68に収納され、車両幅方向に往復運動可能となっている。左右のラック66は、連接棒50及び連結ピン64を介して可動カウル部41の後部に連結されると共に、ピニオン69を介して電動モータ60に連結している。
可動カウル部41は、電動モータ60によりラック66が車両幅方向の移動することにより、支軸45を中心に開閉する。
可動カウル部41と電動モータ60の間に、ラック66及びピニオン69が介在するため、減速比が得られ、電動モータ60の小型化が図れる。
次に、本発明の実施例6を図面に基づいて説明する。
図10に示されるように、車体に、前後左右の合計4本の支軸45が設けられている。前側の左右の支軸48にアーム39が支持される一方、後側の支軸45には、リヤアーム70が揺動部48及びピン71を介して支持されている。右の揺動部48に電動モータ60が接続される。左右のアーム39と左右のリヤアーム70とは、巻掛伝動機構57により連結されている。
巻掛伝動機構57は、後側の左右の支軸45に設けられたプーリ58と、前側の左右の支軸45に設けられた二段プーリ72と、プーリ58及び二段プーリ72に巻掛けられた平行掛けワイヤ73と、左右の二段プーリ72に巻掛けられた十字掛けワイヤ59とからなる。
電動モータ60の駆動力は、巻掛伝動機構57により、左右のアーム39及び左右リヤアーム70に伝わり、左右のアーム39及び左右リヤアーム70は、連動して支軸45を中心に回転する。左右のアーム39及び左右リヤアーム70の回転により、左右の可動カウル部41が開閉する。
可動カウル部41は、4個の支持部材(左右のアーム39及び左右のリヤアーム70)によって動力が伝達されるため、安定した開閉動作を得ることができる。
尚、本発明の自動二輪車のカウル構造は、実施の形態では鞍乗り型の自動二輪車に適用したが、運転者の後方に同乗者が乗車する形態のスクータ型二輪車に適用することは差し支えない。
本発明のカウル構造は、鞍乗り型自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、15…運転者シート、16…同乗者シート、30…カウル、31…運転者の膝部、32…カウル本体部、40…同乗者の膝部、41…可動カウル部、46…リンク機構、47…ウォーム・ホイール機構、57…巻掛伝動機構、60…電動モータ、62…シリンダユニット、65…ラック・ピニオン機構、75…運転者の太もも、76…運転者の腰、77…運転者の脇腹、78…同乗者の太もも、79…同乗者の腰、80…同乗者の脇腹。

Claims (7)

  1. 運転者シート(15)に座る運転者及び同乗者シート(16)に座る同乗者に向かう走行風を抑制する自動二輪車(10)のカウル構造において、
    前記カウル構造は、走行風が前記運転者の膝部(31)や太もも(75)や腰(76)や脇腹(77)に当たることを防止する左右のカウル本体部(32)と、これらの左右のカウル本体部(32)に車両幅方向に可動に設けられ、開くことで走行風が同乗者の膝部(40)や太もも(78)や腰(79)や脇腹(80)に当たることを防止する左右の可動カウル部(41)と、からなることを特徴とする自動二輪車のカウル構造。
  2. 前記右の可動カウル部(41)に、前記左の可動カウル部(41)が連動されていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のカウル構造。
  3. 前記左右の可動カウル部(41)は、リンク機構(46)で機械的に連結されていることを特徴とする請求項2記載の自動二輪車のカウル構造。
  4. 前記左右の可動カウル部(41)は、巻掛伝動機構(57)で機械的に連結されていることを特徴とする請求項2記載の自動二輪車のカウル構造。
  5. 前記左右の可動カウル部(41)は、各々、左右のアクチュエータを備えており、前記左右の可動カウル部(41)を連動して又は単独に開閉できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のカウル構造。
  6. 前記アクチュエータは、電動モータ(60)又はシリンダユニット(62)であることを特徴とする請求項5記載の自動二輪車のカウル構造。
  7. 前記アクチュエータは、電動モータ(60)で駆動されるラック・ピニオン機構(65)又はウォーム・ホイール機構(47)であることを特徴とする請求項5記載の自動二輪車のカウル構造。
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