JP2011198595A - 多光軸光電センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 配線の作業性を改善することが可能な多光軸光電センサを提供する。
【解決手段】 複数の投光素子を有する投光器2と、投光器2と対向するように配置され、複数の投光素子から投光された光を受光する複数の受光素子を有する受光器3と、を備え、投光器2と受光器3との間で構成される光軸のうち少なくとも一の光軸の遮光状態に基づいて生成された安全信号を外部装置に出力する多光軸光電センサ1であって、受光器3には、外部装置から電力供給を受けるための電力線及び外部装置に対して安全信号を出力するための出力線を含むケーブルC1が接続される第1のケーブル接続部(端部ケース302)と、投光器2に対して電力供給を行うための電力線及び投光素子の投光タイミングを規定するタイミング信号を送信又は受信するための通信線を含むケーブルC3が接続される第2のケーブル接続部(端部ケース301)と、が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の光軸を用いて所定領域への侵入を検知する多光軸光電センサに関する。
従来から、プレス機や折り曲げ機などの危険源から作業者の安全を確保するために、危険源近傍の所定領域への侵入者や侵入物を検知するセンサとして、いわゆる多光軸光電センサが用いられている。多光軸光電センサは、多数の投光素子を一列に配置した投光器と、投光素子と同じ数の受光素子を一列に配置した受光器とを有しており、これら投光器と受光器を対向配置することによって、危険区域を仕切る複数の光軸列を形成する。形成された複数の光軸列は、ライトカーテンと呼ばれ、このライトカーテンに遮光物体が侵入すると、ライトカーテンから危険源の動作を制御する制御盤に対し、危険源の動作を強制的に停止させるための安全信号が出力される。これにより、作業者の安全を確保することができるようになっている。
一般に、投光器及び受光器は、各々1本のケーブルによって制御盤に接続されている。また、投光器と受光器との間で投受光のタイミングの同期をとるために、例えばデータ通信線により、制御盤内において投光器と受光器とが互いに接続される(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された多光軸光電センサにおいては、通信線又は信号線L1を介して、投光器と受光器とが接続されている。
特開2008−180653号公報
しかしながら、投光器と受光器を別々のケーブルで制御盤に接続する配線では、2本のケーブルを別々に制御盤まで引き回されなければならないため、配線の引き回しに手間がかかり、配線作業の作業性が低下する虞がある。
この点、2本のケーブルを1本に纏めるT字分岐コネクタを利用して、投光器及び受光器と、制御盤とを接続するケーブルを1本にすることも考えられる。具体的には、投光器から延びるケーブルと受光器から延びるケーブルとを、T字分岐コネクタに接続して1本に纏め、T字分岐コネクタと制御盤とを1本のケーブルで接続する。これにより、制御盤に接続されるケーブルは1本になるため、上述した作業性の低下を防ぐことができる可能性はある。しかし、T字分岐コネクタを使用してケーブルを1本に纏めるとなると、部品点数の増加に起因して配線コストが嵩むし、T字分岐コネクタを別途用意しなければならないことに起因して作業効率の低下を招く虞がある。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、配線の作業性を改善することが可能な多光軸光電センサを提供する。
本発明に係る多光軸光電センサは、複数の投光素子を有する投光器と、投光器と対向するように配置され、複数の投光素子から投光された光を受光する複数の受光素子を有する受光器と、を備え、投光器と受光器との間で構成される光軸のうち少なくとも一の光軸の遮光状態に基づいて生成された安全信号を外部装置に出力する多光軸光電センサであって、受光器には、外部装置から電力供給を受けるための電力線及び外部装置に対して安全信号を出力するための出力線を含むケーブルが接続される第1のケーブル接続部と、投光器に対して電力供給を行うための電力線及び投光素子の投光タイミングを規定するタイミング信号を送信又は受信するための通信線を含むケーブルが接続される第2のケーブル接続部と、が設けられている。
このような構成によれば、例えば制御盤などの外部装置と受光器とを、第1のケーブル接続部を介してケーブル接続し、その受光器と投光器とを、第2のケーブル接続部を介してケーブル接続することで、多光軸光電センサを構成することができるので、配線作業の作業性低下を防ぐことができる。また、T字分岐コネクタを利用する必要がないため、部品点数の増加による配線コスト上昇を防ぐことができる。さらに、T字分岐コネクタをケーブルとは別に用意しておく必要がないため、作業効率の低下を防ぐこともできる。
また、本発明に係る多光軸光電センサでは、投光器と前記受光器との間で、投光素子の投光タイミングを規定するタイミング信号が光通信(例えば光学的なバースト信号)により送信され、受光器に、外部装置から電力供給を受けるための電力線及び外部装置に対して安全信号を出力するための出力線を含むケーブルが接続される第1のケーブル接続部と、投光器に対して電力供給を行うための電力線を含むケーブルが接続される第2のケーブル接続部とを設けるような構成としてもよい。すなわち、投光素子の投光タイミングを規定するタイミング信号の送信については光通信を利用することで、投光器と受光器との間を繋ぐケーブルに電力線が含まれるような構成とすることもできる。この場合であっても、多光軸光電センサと外部装置とを繋ぐケーブルは1本で済むことから、配線作業の作業性や作業効率が低下することを防ぐことができる。
また、上述した第2のケーブル接続部に、投光器に対して電力供給を行うための電力線及び投光器と受光器との間で信号転送を行うための通信線を含むケーブルが接続されるような構成としてもよい。すなわち、投光器と受光器との間を繋ぐケーブルに、上述した電力線に加えて、投光器と受光器との間で信号転送を行うための通信線が含まれるような構成とすることもできる。これにより、例えばライトカーテンの保安機能を一時的に無効化させるミュートモードを有する多光軸光電センサの場合に、第2のケーブル接続部を介して、投光器と受光器との間でミュート信号の送信又は受信を行うことができる。
また、上述した第1のケーブル接続部は、受光器の一方の端部に設けられ、第2のケーブル接続部は、受光器の他方の端部に設けられているような構成としてもよい。これにより、例えば第1のケーブル接続部や第2のケーブル接続部が受光器の中央付近にある場合と比べて、受光器の光軸方向の厚みを薄くすることができる。
また、上述した受光器は、第2のケーブル接続部を介して直列増設用の受光器を接続可能であるように構成してもよい。これにより、多光軸光電センサの様々な設置環境に対応しながら、配線の作業性を改善することができる。また、第2のケーブル接続部は、投光器を接続可能であるとともに直列増設用の受光器も接続可能であるので(つまり、第2のケーブル接続部を、投光器と受光器を接続するための兼用ケーブル接続部とすることができるので)、部品共通化による製造コスト削減に寄与することもできる。さらに、ユーザは、このような兼用ケーブル接続部を有する多光軸光電センサを複数組購入するだけで、様々な配線形態を実現することができ、ひいては配線形態の自由度を高めることができる。
また、受光器の第2のケーブル接続部には、少なくとも二以上の前記投光器と少なくとも一以上の前記受光器とが直列に接続可能であって、投光器及び/又は受光器は、互いに対向する投光器と受光器を特定して、光軸を構成する投光素子と受光素子を識別するための識別情報を設定する識別情報設定手段(例えばディップスイッチやメモリなど)を備えるような構成としてもよい。これにより、投光器と受光器がワンライン接続されることに起因して、光軸を構成する投光素子と受光素子を正しく識別することができ、ひいては多光軸光電センサの誤動作を防ぐことができる。
なお、上述した識別情報設定手段により設定される識別情報は、直列接続された全ての投光器及び受光器の接続順序を識別するための接続順序識別情報と、一対の接続順序識別情報を対応付けて、光軸を構成する投光素子と受光素子を識別するための光軸構成識別情報とを含むような構成とすることもできる。また、本発明に係る多光軸光電センサは、一対の投光器と受光器を一組又は複数組有するものであるが、例えば、一対の投受光器を一組又は複数組有するものとすることもできる。
以上説明したように、本発明によれば、多光軸光電センサと外部装置とを繋ぐケーブルは1本で済むことから、配線作業の作業性低下を防ぐことができる。
本発明の実施の形態に係る多光軸光電センサ1の外観構成例を示す図である。 多光軸光電センサの受光器の機械構成例を示す図である。 図2に示す受光器の分解斜視図である。 図3に示す端部ケースを拡大したときの様子を示す拡大斜視図である。 本実施形態に係る多光軸光電センサの電気構成例を示す図である。 図3に示す受光器の電気構成を示す図である。 本実施形態に係る多光軸光電センサを直列増設したときの配線形態を説明するための説明図である。 受光器と受光器とが直列増設される様子を示す外観図である。 本実施形態に係る多光軸光電センサの他の電気構成例を示す図である。 本実施形態に係る多光軸光電センサを直列増設したときの他の配線形態を説明するための説明図である。 本実施形態に係る多光軸光電センサを直列増設したときの他の配線形態を説明するための説明図である。 本実施形態に係る多光軸光電センサを直列増設したときの他の配線形態を説明するための説明図である。 多光軸光電センサの設置例を説明するための概念図である。 多光軸光電センサの設置例を説明するための概念図である。 多光軸光電センサの設置例を説明するための概念図である。 投光器及び受光器からなる複数の多光軸光電センサを、1台のコントローラに接続するような配線態様を説明するための説明図である。 コネクタ形状に関する他の例である。
以下、本発明の実施の形態に係る多光軸光電センサ1について、図面に基づいて具体的に説明する。
[外観構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る多光軸光電センサ1の外観構成例を示す図である。図1に示すように、多光軸光電センサ1は、一対の投光器2及び受光器3を有しており、両者は同一平面上において互いに対向(対面)するように配置される。そして、投光器2に設けられた複数の投光素子23,27(後述する図5参照)から、これに対応するように受光器3に設けられた複数の受光素子33,37(後述する図5参照)に向けて、例えば赤外線からなる光ビームが出射されることにより、投光器2と受光器3との間にセーフティライトカーテンが形成される。
投光器2は、細長い本体ケース200と、端部ケース201及び端部ケース202とを有し、これらケースの中に、長手方向に沿って一列に複数の投光素子23,27が等間隔(例えば20mmの間隔)で配置されている。
受光器3は、細長い本体ケース300と、端部ケース301及び端部ケース302とを有し、これらケースの中に、長手方向に沿って一列に投光素子23,27と同じ数の受光素子33,37が等間隔で配置されている。隣接する受光素子33,37の間隔は、投光素子23,27の間隔と同じである。
本実施形態に係る多光軸光電センサ1では、投光器2の端部ケース201にコネクタK1が取り付けられ、受光器3の端部ケース301にコネクタK2が取り付けられ、コネクタK1とコネクタK2は1本のケーブルC3で繋がっている。また、受光器3の端部ケース302には、コネクタK3が取り付けられ、このコネクタK3は、制御盤(図示せず)に接続されるケーブルC1と繋がっている。そして、制御盤から投光器2へ電力供給が行われる際には、ケーブルC1→コネクタK3→受光器3→コネクタK2→ケーブルC3→コネクタK1を介して、1本の直列ライン(ワンライン)の如く行われる。受光器3への電力供給は、その途中において行われる。
以下、多光軸光電センサ1の機械構成および電気構成について、図2〜図6を用いて詳細に説明する。なお、本実施形態における投光器2と受光器3の外観構成は、図1に示すように実質的に同じである。また、両者の機械構成は共通する部分が多いため、図2〜図4を用いた機械構成の説明では、受光器3に着目して説明する。
[機械構成]
図2は、多光軸光電センサ1の受光器3の機械構成例を示す図である。図3は、図2に示す受光器3の分解斜視図である。図4は、図3に示す端部ケース302を拡大したときの様子を示す拡大斜視図である。
図2〜図4に示すように、多光軸光電センサ1の受光器3は、本体ケース300の両端に端部ケース301及び端部ケース302が連結されることにより構成され、これらの内部には、等間隔に離間した8個の光軸を有する基本モジュール310と、基本モジュール310に直列に連結することでユニット化される第1の増設モジュール311,第2の増設モジュール312とが収容されている(図3参照)。
図3に示すように、第1の増設モジュール311は、等間隔に離間した8個の光軸を有しており、第2の増設モジュール312は、等間隔に離間した4個の光軸を有している。従って、本実施形態に係る多光軸光電センサ1の受光器3は、20個の光軸を有している。ただし、本発明はこれに限定されず、光軸の個数は適宜調整可能である。例えば、12光軸、16光軸、24光軸など、基本モジュール310と増設モジュール(第1の増設モジュール311や第2の増設モジュール312など)を組み合わせることによって、種々の個数の光軸を実現することができる。
本体ケース300は、長手方向に亘って同じの断面形状(略コ字状または略U字状)を有しており、例えばアルミニウムからなる押し出し成形材料を所定の長さで切断することによって製造することができ、両端は開放形状となっている。端部ケース301及び端部ケース302は、プラスチック成形品や亜鉛、或いはアルミニウムのダイキャスト成形品で製造することができ、一端が開放形状となり、他端が閉鎖形状となっている。また、本実施形態では、端部ケース301及び端部ケース302は、長手方向に、いずれも2個の光軸が収容される長さ寸法となっている。
受光器3の受光面は、特定の波長の光を通過させるフロントカバー300a,301a,302aによって構成されており、これらを通じて投光器2からの光ビームが受光器3に入光されるようになっている。フロントカバー300a,301a,302aは、例えば両面接着テープ等により、それぞれ本体ケース300,端部ケース301,端部ケース302に取り付けられる(図3の矢印参照)。なお、本実施形態では、フロントカバー300a,301a,302aは受光器3の長手方向に3分割した構造となっているが、1枚の部材で構成しても構わない。
図4に示すように、端部ケース302は、本体ケース300と実質的に同じ外形を有する開放側端部302bと、開放側端部302bとは反対側に位置し、閉鎖形状を有する閉鎖側端部302cと、を有している。また、開放側端部302bと閉鎖側端部302cとの間の側壁には、切り欠き形状の凹部302dを有している。さらに、凹部302dを臨んで端部ケース302を(図4の上下に)横断する方向に開放したコネクタ受け口302eを有し、このコネクタ受け口302eに対してコネクタK3(図2参照)を挿入することによって、コネクタ連結が可能となっている。
コネクタ受け口302eは、端部ケース302に収容された2個の光軸と干渉しないように、一方の側壁に隣接して配置されている。また、端部ケース302には、コネクタ受け口302eに並んで、閉鎖側端部302cに隣接したケーブル通過溝302fが形成されている。すなわち、ケーブル通過溝302fは、端部ケース302を横断する方向に延びている。コネクタK3は、図2に示すように略直方体の外形を有しており、その外端部から延出するケーブルC1は、上述したケーブル通過溝302fを通じて端部ケース302の背面側に延出される。なお、端部ケース301についても、端部ケース302と同様の機械構成とすることができる。
このように、本実施形態では、端部ケース302は、受光器3の一方の端部に設けられ、端部ケース301は、受光器3の他方の端部に設けられている。
[電気構成]
図5は、本実施形態に係る多光軸光電センサ1の電気構成例を示す図である。図5に示すように、投光器2は、投光制御モジュール4と、投光増設モジュール5と、例えばコネクタピン等からなるケーブル接続部52,54と、例えばテープ電線等からなる投光モジュール接続部53と、から構成され、受光器3は、受光制御モジュール6と、受光増設モジュール7と、例えばコネクタピンやコネクタ受け口302e等からなるケーブル接続部62,64と、例えばテープ電線等からなる受光モジュール接続部63と、から構成されている。
なお、図3に示す受光器3は、図6に示すような電気構成である。具体的には、図3に示す基本モジュール310の中に図6に示す受光制御モジュール6が組み込まれ、図3に示す第1の増設モジュール311の中に図6に示す受光増設モジュール7が組み込まれ、図3に示す第2の増設モジュール312の中に図6に示す受光増設モジュール7’が組み込まれる。同様にして、投光器2側でも、基本モジュール,第1の増設モジュール,及び第2の増設モジュール(図示せず)の中に、それぞれ投光制御モジュール4,投光増設モジュール5,及び投光増設モジュール5’が組み込まれる。図5では、説明の便宜上、図6に示す投光増設モジュール5’は、投光増設モジュール5と同様であるので省略し、図6に示す受光増設モジュール7’は、受光増設モジュール7と同様であるので省略する。
図5において、投光器2の投光制御モジュール4は、例えば赤外線を発光する発光ダイオードなどの複数の投光素子23と、複数の投光素子27を個別に駆動する複数の投光回路22と、複数の投光回路22を時分割でスキャンする切替回路21と、投光器2を全体的に制御する投光制御回路20と、を有している。なお、投光素子23の前方には、図示しない集光レンズが設けられている。
投光制御回路20は、図示しないクロック発生回路からのクロック信号を受信して、複数の投光素子23(及び投光増設モジュール5における複数の投光素子27)を順次発光させる発光タイミングを生成する。切替回路21は、例えばシリアル接続されたシフトレジスタ等で構成され、投光制御回路20からの発光タイミング(クロックタイミング)でシフトレジスタの出力状態を順次シフトさせることにより、投光素子23を順次点灯させる。
また、投光制御回路20は、例えば24ボルトの電圧を5ボルトの電圧に変換して、切替回路21や投光回路22(及び後述する切替回路25や投光回路26)などに電力を供給するための電圧変換回路20aと、受光器3との間の通信タイミングを規定するタイミング信号の授受を制御する通信制御回路20bと、を有している。なお、通信制御回路20bは、投光器2が直列増設された場合には、直列増設された投光器2との間の通信も制御する。
投光制御モジュール4には、投光モジュール接続部53を介して、投光増設モジュール5が接続されている。投光増設モジュール5は、投光制御モジュール4における切替回路21,投光回路22,及び投光素子23に相当する、切替回路25,投光回路26,投光素子27を有している。投光素子23及び投光素子27により、複数の光軸を一体的に有している。なお、投光増設モジュール5は、任意に増設可能である。
投光制御回路20は、受光器3からの指示を受けて、タイミング信号(同期信号)のタイミングに従って、投光回路22及び投光回路26を順次起動させることにより、投光素子23及び投光素子27を次々と点灯させる。これにより、投光器2は、受光器3に向けて、所定のタイミングで順次光ビームを出射する。これにより、セーフティライトカーテンが形成される(図中の矢印参照)。なお、図5では、切替回路21と切替回路25とが、投光制御回路20を介することなく直接接続され、切替回路21の出力が直接切替回路25に入力される電気構成を示しているが、本発明はこれに限られず、例えば投光制御回路20を介して、切替回路21の出力が切替回路25に入力されるようにしてもよい。
一方、受光器3の受光制御モジュール6は、例えば赤外線をフォトダイオード、フォトトランジスタ、PSD(位置検出用フォトダイオード)などの複数の受光素子33と、複数の受光素子33を個別に駆動する受光回路32と、複数の受光回路32を時分割でスキャンする切替回路31と、受光器3を全体的に制御する受光制御回路30と、を有している。なお、受光素子33の前方には、図示しない集光レンズが設けられている。また、隣接する受光素子33(受光素子37)の間隔は、投光素子23(投光素子27)の間隔と同じである。
受光制御回路30は、図示しないクロック発生回路からのクロック信号を受信して、投光タイミングと同期したクロックを切替回路31に対して出力し、複数の受光素子33を順次有効化する。切替回路31は、シリアル接続されたシフトレジスタ等で構成され、受光制御回路30からのクロックタイミングでシフトレジスタの出力状態を順次シフトさせることにより、受光素子33を順次有効化する。つまり、各受光素子33は、対となる投光素子23の投光タイミングのみ動作するように選択的に駆動され、自己の光軸以外のタイミングで発光する発光素子23からの光には反応しないようになっている。
また、受光制御回路30は、例えば24ボルトの電圧を5ボルトの電圧に変換して、切替回路31や投光回路32(及び後述する切替回路35や受光回路36)などに電力を供給するための電圧変換回路30aと、投光器2との間の通信タイミングを規定するタイミング信号の授受を制御する通信制御回路30bと、外部の制御盤などに対して状態信号を出力する状態出力回路30cと、を有している。なお、通信制御回路30bは、受光器3が直列増設された場合には、直列増設された受光器3との間の通信も制御する。
受光制御モジュール6には、受光モジュール接続部63を介して、受光増設モジュール7が接続されている。受光増設モジュール7は、受光制御モジュール6における切替回路31,投光回路32,及び投光素子33に相当する、切替回路35,投光回路36,投光素子37を有している。投光素子33及び投光素子37により、複数の光軸を一体的に有している。なお、受光増設モジュール7は、任意に増設可能である。
受光制御回路30は、投光器2から次々に出射される光ビームに対応する受光素子33及び受光素子37からの出力を取り込むことができるように、投光器2に対して指示を行うとともに、受光回路32及び受光回路36を順次起動させることにより、受光素子33及び受光素子37を順次有効化する。換言すれば、対向配置される複数の投光素子23,27と複数の受光素子33,37とが、設定される所定タイミングに応じて順次投受光動作をすることにより、対応する投光素子23,27と受光素子33,37とで形成される光軸をスキャニングするようになっている。なお、投光素子23,27の投光タイミングを規定するタイミング信号は、投光器2から受光器3に送信されるようにすることもできるし、受光器3から投光器2に送信されるようにすることもできる。また、図5では、切替回路31と切替回路35とが、投光制御回路30を介することなく直接接続され、切替回路31の出力が直接切替回路35に入力される電気構成を示しているが、本発明はこれに限られず、例えば投光制御回路30を介して、切替回路31の出力が切替回路35に入力されるようにしてもよい。
状態出力回路30cは、受光回路32より得られた受光信号を所定の閾値と比較して、入光/遮光状態を表すON・OFFの二値信号を、ケーブル接続部62を介して外部の制御盤(パンチ機、プレス機、工作機械、鋳造機などの危険源の緊急停止装置など)に出力する機能を有する。より具体的に説明すると、状態出力回路30cは、切替回路31や切替回路35を介して出力される、受光回路32や受光回路36からの信号に基づいて、全光軸が入光状態である第1状態と、少なくとも一の光軸が遮光状態である第2状態とに対応した二値信号を、安全信号として外部の制御盤などに出力する。安全信号としては、例えばOSSD(Output signal switching device)又はFSD(Final switching device)などが挙げられる。OSSDは、プレス機等の制御対象装置の制御システムに接続したESPE(Electro-sensitive
protective equipment)の構成部品であって、制御対象装置の正常運転中、検知器の作動に伴いOFF状態となる信号である。このOFF状態は、上述した第2状態に対応する。また、FSDは、制御対象装置の安全関連制御システムの一部品であって、OSSDがOFF状態となったとき、MPCE(Machine primary control element)回路を遮断するものである。なお、MPCEは、制御対象装置の通常運転を直接制御し電気的に駆動される要素で、制御対象装置の運転を起動し又は停止する際に、時間的に最後に動作する要素となる。このような安全信号は、制御対象装置の運転を停止する動作停止信号として機能する。
また、多光軸光電センサ1は、通常モードとミュートモードを有しており、通常モードは、光軸の遮光状態に応じて侵入者又は侵入物の検知を行うモードであり、ミュートモードは、ワークが光軸からなるライトカーテンを通過するときに、ライトカーテンの保安機能が一時的に無効になるモードである。ミュートモードにおいては、状態出力回路30cは、光軸の入光/遮光に拘らず、上述した第1状態に対応した信号を出力する。
ここで、本実施形態に係る多光軸光電センサ1は、図1を用いて説明したように、ケーブルC3の一端に設けられたコネクタK1が、投光器2の端部ケース201に取り付けられ、ケーブルC3の他端に設けられたコネクタK2が、受光器3の端部ケース301に取り付けられるとともに、ケーブルC1の一端に設けられたコネクタK3が、受光器3の端部ケース302に取り付けられる。つまり、図5でいえば、コネクタK1が投光器2のケーブル接続部54に取り付けられ、コネクタK2が受光器3のケーブル接続部64に取り付けられ、コネクタK3が受光器3のケーブル接続部62に取り付けられる。
ケーブルC1やケーブルC3は、耐ノズル性に優れたシールド線で構成されている。ケーブルC1は、上述した安全信号などが出力される出力線と、+電位線(例えば+24V)と−電位線(例えば0V)から構成される電力線と、を有している。従って、ケーブルC1は、外部装置から電力供給を受けるための電力線及び外部装置に対して安全信号を出力するための出力線を含むケーブルとなっている。なお、本実施形態では、電力線を+電位線と−電位線から構成されるようにしているが、受光器3に電力供給が可能な配線態様であれば、如何なる配線態様から構成されるようにしてもよい。
また、ケーブルC3は、投光器3に対して電力供給を行うための電力線及び投光器2に対して投光素子23,27の投光タイミングを規定するタイミング信号を送受信するための通信線を含むケーブルとなっている。ケーブルC1とケーブル接続部62を介して制御盤から供給される電流は、図5に示す電力線60を流れる。そして、この電力線は、図5に示すように、受光制御回路30の内部を通らず、受光制御回路30の外をバイパスしてケーブル接続部64まで繋がっている。そして、ケーブル接続部64まで供給された電流は、ケーブルC3を通ってケーブル接続部54まで供給され、電力線50を通って投光制御回路20に供給される。このように、受光器3は、制御盤から供給された電力を、投光器2に対して供給可能に構成されている。なお、受光器3内の電力線60に関し、図5と異なり、受光制御回路30の内部を通ってケーブル接続部64まで繋がるような配線としてもよい。
[処理動作]
多光軸光電スイッチ1における基本的な動作は、投光器2の投光素子23,27を切替回路21,25によって所定間隔でサイクリックにスキャン投光させ、その投光タイミングに同期して対となる受光器3の切替回路31,35もサイクリックにスキャン受光させて、各光軸の入光/遮光を検出する。
投光制御回路20の投光タイミングと受光制御回路30の受光タイミング間の同期は、通信線51,61(図5)及びケーブルC3を介して、受光器3側から投光器2側に同期認識パルスパターンを送信して行うことができる。逆に、投光器2が投光素子23,27を順次発光させ、その発光タイミングに応じた同期パターンを投光器2側から受光器3へ送信することもできる。また、受光器3と投光器2の同期については、このような電気信号を用いる手法の他に、光学的なバースト信号を送信することにより、各投光素子23,27の投光タイミングを規定するタイミング信号を送信する手法(光同期式通信)も考えられる。バースト信号とは、時分割多重光通信などにおいて、所定の間隔をおいて送出される信号のことである。このようなバースト信号を用いれば、投光器2および受光器3間の通信線、すなわちケーブルC3内の通信線は不要となり、ケーブル接続部64には、投光器2に対して電力供給を行うための電力線のみからなるケーブルが接続されることとなる。
また、このケーブル接続部64に、投光器2に対して電力供給を行うための電力線だけでなく、投光器2と受光器3との間で、例えば表示情報,ミュート信号,投光停止信号,汎用出力(安全出力との連動出力)または状態出力(ロックアウト状態,弱入光状態,ミュート状態)などの信号を転送するための通信線(COM線)を含むケーブルが接続されるような構成とすることもできる。
受光制御回路30では、上述したように、全ての光軸について一致して入光状態の場合には、検出エリアへの物体の侵入はなかったとする一方で、1光軸でも遮光状態となった場合には、検出エリアへの物体の侵入があったと判断し、状態出力回路30cが安全信号を出力する。
[直列増設]
投光器2及び受光器3は、通信線を含むケーブルを介して直列増設することが可能である。すなわち、複数の投光器2又は複数の受光器3は、ケーブルを介して数珠繋ぎに連結することが可能である。受光器3についていえば、ケーブル接続部64を介して直列増設用の受光器3が接続可能となっている。投光器2についても同様である。この投光器2及び受光器3の直列増設について、図7及び図8を用いて説明する。
図7は、本実施形態に係る多光軸光電センサ1を直列増設したときの配線形態を説明するための説明図である。図8は、受光器3Aと受光器3Bとが直列増設される様子を示す外観図である。
図7及び図8に示すように、一対の投光器2Aと受光器3Aが一個の多光軸光電センサを構成しており、一対の投光器2Bと受光器3Bが一個の多光軸光電センサを構成している。受光器3Aの一端には、ケーブルC1が繋がれたコネクタK3Aが取り付けられている。受光器3Aの他端には、ケーブルC2が繋がれたコネクタK2Aが取り付けられている。同様にして、受光器3Bの両端には、ケーブルC2が繋がれたコネクタK3B及びケーブルC3が繋がれたコネクタK2Bが取り付けられ、投光器2Bの両端には、ケーブルC3が繋がれたコネクタK1B及びケーブルC4が繋がれたコネクタK4Bが取り付けられ、投光器2Aの一端には、ケーブルC4が繋がれたコネクタK1Aが取り付けられている。
図8では、受光器3Aと受光器3Bは、いずれも図1に示す多光軸光電センサ1の受光器3と同じものを使用しているため、図8に示すコネクタK2Aが取り付けられた端部ケース301Aは、コネクタK2Bが取り付けられた端部ケース301Bと同じものであって、かつ、図1に示す受光器3の端部ケース301と同じものである。つまり、図1に示す端部ケース301には、直列増設用のコネクタK2Aを取り付けることもできるし(図8に示す端部ケース301A)、投光器2と受光器3を繋ぐケーブルC3を接続するためのコネクタK2Bを取り付けることもできる(図8に示す端部ケース301B)。
このように、図1に示す端部ケース301は、直列増設用の受光器3を接続することもできるし、投光器2を接続することもでき、兼用ケーブル接続部として機能する。これにより、部品共通化による製造コスト削減に寄与し、また、配線形態の自由度を高めることができる。
図7に示すように、受光器3Aに対して受光器3Bを直列増設し、投光器2Aに対して投光器2Bを直列増設するとともに、投光器2Bと受光器3BとをケーブルC3で連結した場合、制御盤からの電力供給は、受光器3A→受光器3B→投光器2B→投光器2Aの順で行われる。
なお、受光器3Aと受光器3Bは、上述したように、いずれも図1に示す多光軸光電センサ1の受光器3と同じもの、すなわち受光制御回路30を有する受光器3を使用することとしたが、直列増設される投光器2Bや受光器3Bについては、例えば図9に示すように、投光制御回路20を有していない投光増設モジュールのみからなる投光器2、受光制御回路30を有していない受光増設モジュールのみからなる受光器3を使用するようにしてもよい。
多光軸光電センサ1を直列増設する場合には、投光器2A及び投光器2B、並びに受光器3A及び受光器3Bの投受光タイミングを調整して、相互干渉の防止を図ることが必要である。すなわち、セーフティライトカーテンは、投光及び受光という光を使った入光/遮光状態を検出しているため、他の投光素子から投光された光が、本来関連のない受光素子に入光し、安全信号が誤動作を引き起こす、という相互干渉の問題が発生し得る。この相互干渉を防止するためには、投光のタイミングをずらして時間的に分離すればよい。
具体的には、直列接続された各投光器2および直列接続された各受光器3を、同一バス(図5に示す通信線51や通信線61)上に設置(接続)し、例えば制御盤に最も近い受光器3Aにおける受光制御モジュール6をマスター(メイン)として通信制御を行う。受光器3Aにおける受光制御モジュール6(通信制御回路30b)は、投光器2Aと投光器2B(の投光制御モジュール4内の通信制御回路20b)のいずれか一方又は双方が、各投光器(投光器2A及び投光器2B)に同期タイミング(投光タイミング)を割り振るように、投光器2A及び/又は投光器2Bに対して指示を出す。一方、受光器3Aにおける受光制御モジュール6(通信制御回路30b)は、各受光器(受光器3A及び受光器3B)に同期タイミング(受光タイミング)を割り振る。これにより、上述した相互干渉の問題を解消することができる。
ここで、各投光器や各受光器に対して投受光動作に必要な時間を割り振るにあたって、投光器と受光器の接続順序を認識しておく必要がある。すなわち、対向配置された投光器と受光器を特定する必要がある。図7でいえば、例えば投光器2Bに対向配置されているのは、受光器3Bであって、受光器3Aではない。本実施形態に係る多光軸光電センサ1では、様々な配線形態が考えられるので、光軸を構成する投光素子23,27と受光素子33,37を識別する必要がある。
そこで、投光器2A,2B及び受光器3A,3Bには、互いに対向する投光器と受光器を特定して、光軸を構成する投光素子23,27と受光素子33,37を識別するための識別情報を設定する識別情報設定手段が設けられている。識別情報設定手段の一例としては、ディップスイッチが考えられる。具体的には、例えば、投光器2A,2B及び受光器3A,3Bに設けられたディップスイッチは、識別情報として“1”と“2”を切り替え可能になっている(例えば、ディップスイッチを左に倒すと1、右に倒すと2、など)。ここでは、電源投入時にID1に設定された受光器3A,電源投入時にID2に設定された受光器3B,電源投入時にID3に設定された投光器2B,電源投入時にID4に設定された投光器2Aという順序で接続されており、ID1に設定された受光器3A及びID4に設定された投光器2Aとが識別情報“1”、ID2に設定された受光器3B及びID3に設定された投光器3Aとが識別情報“2”、に設定される。この識別情報に基づいて、投光器2Aと受光器3Aの投光素子及び受光素子が、所定のタイミングに応じて順次投受光動作をすることができるとともに、投光器2Bと受光器3Bの投光素子及び受光素子が、所定のタイミングに応じて順次投受光動作をすることができる。つまり、ID4の投光器2AとID1の受光器3Aとの同期を行うことにより、また、ID3の投光器2BとID2の受光器3Bとの同期を行うことで、多光軸光電センサ1の干渉による誤動作を防ぐことができる。
なお、識別情報設定手段について、ここではディップスイッチを用いて説明したが、他にも様々な方法が考えられる。例えば、投光器2又は受光器3に接続されたパーソナルコンピュータ、あるいは制御盤に接続されたパーソナルコンピュータを用いて、例えば投光制御モジュール4の投光制御回路20に設けられたメモリに識別情報(識別フラグ1か識別フラグ2か、或いは、識別フラグが立っているか否か)を格納するとともに、例えば受光制御モジュール6の受光制御回路30に設けられたメモリに識別情報を格納するような方法も考えられる。パーソナルコンピュータからの指令に基づいて、(例えば投光制御回路20や受光制御回路30のCPUにより)識別情報がメモリに格納されることによって、識別情報の設定が行われる。また、上述したID1〜ID4は、直列接続された全ての投光器及び受光器の接続順序を識別するための接続順序識別情報の一例であって、識別情報“1”や“2”が、一対の接続順序識別情報を対応付けて、光軸を構成する投光素子と受光素子を識別するための光軸構成識別情報の一例である。
また、本実施形態では、投光器2A,2B及び受光器3A,3Bの全てに識別情報設定手段を設けることとしたが、例えばマスターとなる受光器3Aのみにこれを設けるような構成としてもよい(この場合、受光器3Aに対して、投光器2A,2B及び受光器3A,3Bの接続順序を含む識別情報を設定する)。また、投光器2A,2Bだけに識別情報設定手段を設けて、投光器2A,2B側だけを切り替えるようにしてもよいし、受光器3A,3Bだけに識別情報設定手段を設けて、受光器3A,3B側だけを切り替えるようにしてもよい。これにより、メモリ資源の節約になる。
[他の配線形態]
図10〜図12は、本実施形態に係る多光軸光電センサ1を直列増設したときの他の配線形態を説明するための説明図である。
図10は、受光器3Aと投光器2Bとが対向しており、受光器3Bと投光器2Aが対向している様子を示している。図7と同様に、受光器3A,受光器3B,投光器2B,投光器2Aの順で、ID1〜ID4と割り当てられ(電源投入時に設定され)、ID2とID4に識別情報“1”が、ID3とID1に識別情報“2”が設定されている場合には、ID4の投光器2AとID2が設定された受光器3Bとの同期を行うことにより、また、ID3が設定された投光器2BとID1が設定された受光器3Aとの同期を行うことになる。
図11は、受光器3Aと投光器2Bとが対向しており、受光器3Bと投光器2Aが対向している様子を示している。図11に示すように、投光器と受光器とが交互に直列に接続された場合であっても、光軸を構成する投光素子と受光素子を識別するための識別情報を設定しておくことにより、多光軸光電センサの干渉による誤動作を防ぐことができる。例えば、制御盤から近い順にID1〜ID4が割り当てられ、ID1とID2に識別情報“1”が、ID3とID4に識別情報“2”が設定されている場合、ID1とID2との間で同期を行うことにより、ID3とID4との間で同期を行うことによって、多光軸光電センサの干渉による誤動作を防ぐことができる。
図12は、受光器3Aと投光器2Aとが対向しており、受光器3Bと投光器2Bが対向している様子を示している。例えば、制御盤から近い順にID1〜ID4が割り当てられ、ID1とID4に識別情報“1”が、ID2とID3に識別情報“2”が設定されている場合、ID1とID4との間で同期を行うことにより、ID2とID3との間で同期を行うことによって、多光軸光電センサの干渉による誤動作を防ぐことができる。
なお、図7に示す配線形態においては、投光器2Aと受光器3Aで構成される光軸と、投光器2Bと受光器3Bで構成される光軸との両方を同時にスキャニングすることはできない。ただし、例えば複数の投光周期を使って干渉を防止する光同期式通信を用いれば、投光器2Aと受光器3Aで構成される光軸と、投光器2Bと受光器3Bで構成される光軸との両方を同時にスキャニングすることも可能である。具体的には、投光器2Aと受光器3Aとの間で投受光される光ビームのパルス周期と、投光器2Bと受光器3Bとの間で投受光される光ビームのパルス周期とを意図的に変えることによって、両者の光ビームの相互干渉を防ぐことができる。また、両方同時にスキャニングしない場合と比べて、1サイクリック期間を半分にすることができる。この場合、例えば識別情報として、受光器3Aと受光器2Aを“周期1”に設定し、受光器3Bと受光器2Bを“周期2”に設定する。
[多光軸光電センサの設置例]
図13〜図15は、多光軸光電センサ1の設置例を説明するための概念図である。本実施形態に係る多光軸光電センサ1の設置例は、図13〜図15に示すように様々な態様が考えられる。
図13は、プレス機800の入口に投光器2と受光器3を設置し、制御盤600に接続されたケーブルC1を受光器3に接続し、投光器2と受光器3をケーブルC3によって連結したときの様子を示している。図13では、図1を用いて説明した配線形態の多光軸光電センサ1を用いている。
図14は、作業者が出入りする出入口に、投光器2A及び投光器2B並びに受光器3A及び受光器3Bを設置し、図示しない制御盤に接続されたケーブルC1を受光器3Aに接続し、受光器3Bと投光器2BをケーブルC3によって連結し、受光器3A及び受光器3B並びに投光器2A及び投光器2Bを、それぞれケーブルC2並びにケーブルC4によって連結したときの様子を示している。図14では、図7を用いて説明した配線形態の多光軸光電センサ1を用いているが、図12に示した配線形態も考えられる。
他にも例えば図15に示すような設置例も考えられる。図15は、作業者が出入りする2箇所の出入口に、投光器2A及び投光器2B並びに受光器3A及び受光器3Bを設置し、図示しない制御盤に接続されたケーブルC1を受光器3Aに接続し、受光器3Aと投光器2AをケーブルC2によって連結し、受光器3Bと投光器2BをケーブルC4によって連結し、受光器3Bと投光器2AをケーブルC3によって連結したときの様子を示している。つまり、投光器2A,2Bと受光器3A,3Bとを交互に連結しており、このような配線態様でもワンラインを実現することができる。なお、図15では、図11を用いて説明した配線形態の多光軸光電センサ1を用いている(ただし、投光器2Aと投光器2Bとが入れ替わっている)。
その他、図16に示すように、投光器2及び受光器3からなる複数の多光軸光電センサを、1台のコントローラ500に接続するような配線態様も考えられる。ただし、コントローラ500を別途用意しなければならない。また、図17に示すように、コネクタの形状に関して、図4とは異なる形状のコネクタK’を用いてもよい。図17に示すコネクタK’は、投光器2又は受光器3の長手方向とケーブル接続方向が同一方向となっている。
また、図12に示す配線形態において、投光器2Aと受光器3B、受光器3Aと投光器2Bを、それぞれ別々の機器として扱っているが、例えば、これらを一体化した投受光器として扱うこともできる。この場合、投光器2Aと受光器3Bを含む投受光器を、一方の投受光器とし、投光器2Bと受光器3Aを含む投受光器を、他方の投受光器とする。そして、他方の投受光器に、制御盤などの外部装置から電力供給を受けるための電力線及び外部装置に対して安全信号を出力するための出力線を含むケーブルが接続される第1のケーブル接続部と、一方の投受光器に対して電力供給を行うための電力線を含むケーブルが接続される第2のケーブル接続部と、を設けることができる。
[実施形態の主な効果]
以上説明したように、本実施形態に係る多光軸光電センサ1は、制御盤と受光器3とを、第1のケーブル接続部(端部ケース302、ケーブル接続部62)を介してケーブル接続し、その受光器3と投光器2とを、第2のケーブル接続部(端部ケース301、ケーブル接続部64)を介してケーブル接続し、制御盤から多光軸光電センサ1までワンラインで配線することができるので、配線作業の作業性低下を防ぐことができる。また、T字分岐コネクタを利用する必要がないため、配線コストの上昇や作業効率の低下を防ぐことができる。
1 多光軸光電センサ
2 投光器
3 受光器
200,300 本体ケース
201,202 301,302 端部ケース
K1,K2,K3 コネクタ
C1,C3 ケーブル

Claims (8)

  1. 複数の投光素子を有する投光器と、
    前記投光器と対向するように配置され、複数の投光素子から投光された光を受光する複数の受光素子を有する受光器と、を備え、
    前記投光器と前記受光器との間で構成される光軸のうち少なくとも一の光軸の遮光状態に基づいて生成された安全信号を外部装置に出力する多光軸光電センサであって、
    前記受光器には、前記外部装置から電力供給を受けるための電力線及び前記外部装置に対して安全信号を出力するための出力線を含むケーブルが接続される第1のケーブル接続部と、前記投光器に対して電力供給を行うための電力線及び前記投光素子の投光タイミングを規定するタイミング信号を送信又は受信するための通信線を含むケーブルが接続される第2のケーブル接続部とが設けられていることを特徴とする多光軸光電センサ。
  2. 複数の投光素子を有する投光器と、
    前記投光器と対向するように配置され、複数の投光素子から投光された光を受光する複数の受光素子を有する受光器と、を備え、
    前記投光器と前記受光器との間で、前記投光素子の投光タイミングを規定するタイミング信号が光通信により送信されるとともに、
    前記投光器と前記受光器との間で構成される光軸のうち少なくとも一の光軸の遮光状態に基づいて生成された安全信号を外部装置に出力する多光軸光電センサであって、
    前記受光器には、前記外部装置から電力供給を受けるための電力線及び前記外部装置に対して安全信号を出力するための出力線を含むケーブルが接続される第1のケーブル接続部と、前記投光器に対して電力供給を行うための電力線を含むケーブルが接続される第2のケーブル接続部とが設けられていることを特徴とする多光軸光電センサ。
  3. 前記第2のケーブル接続部には、前記投光器に対して電力供給を行うための電力線及び前記投光器と前記受光器との間で信号転送を行うための通信線を含むケーブルが接続されることを特徴とする請求項2記載の多光軸光電センサ。
  4. 前記第1のケーブル接続部は、前記受光器の一方の端部に設けられ、前記第2のケーブル接続部は、前記受光器の他方の端部に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか記載の多光軸光電センサ。
  5. 前記受光器は、前記第2のケーブル接続部を介して直列増設用の受光器を接続可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれか記載の多光軸光電センサ。
  6. 前記受光器の前記第2のケーブル接続部には、少なくとも二以上の前記投光器と少なくとも一以上の前記受光器とが直列に接続可能であって、
    前記投光器及び/又は前記受光器は、互いに対向する前記投光器と前記受光器を特定して、光軸を構成する前記投光素子と前記受光素子を識別するための識別情報を設定する識別情報設定手段を備えることを特徴とする請求項5記載の多光軸光電センサ。
  7. 前記識別情報設定手段により設定される識別情報は、直列接続された全ての前記投光器及び前記受光器の接続順序を識別するための接続順序識別情報と、一対の当該接続順序識別情報を対応付けて、光軸を構成する前記投光素子と前記受光素子を識別するための光軸構成識別情報とを含むことを特徴とする請求項6記載の多光軸光電センサ。
  8. 複数の投光素子および複数の受光素子を有する一対の投受光器を備え、
    一方の投受光器と他方の投受光器との間で、前記投光素子の投光タイミングを規定するタイミング信号が光通信により送信されるとともに、
    前記一方の投受光器と前記他方の投受光器との間で構成される光軸のうち少なくとも一の光軸の遮光状態に基づいて生成された安全信号を外部装置に出力する多光軸光電センサであって、
    前記他方の投受光器には、前記外部装置から電力供給を受けるための電力線及び前記外部装置に対して安全信号を出力するための出力線を含むケーブルが接続される第1のケーブル接続部と、前記一方の投受光器に対して電力供給を行うための電力線を含むケーブルが接続される第2のケーブル接続部とが設けられていることを特徴とする多光軸光電センサ。
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