JP2008180653A - 多光軸光電センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】安全出力の出力極性とは無関係に非安全出力の極性を選択し得る多光軸光電センサを提供する。
【解決手段】複数の投光素子を有する投光器と、各投光素子からの光ビームを受ける受光素子を有する受光器とを備え、投受光器の間に侵入する物体を検出すると共に、所定の制御対象を制御するための安全出力と、安全出力とは異なる非安全出力とを互いに異なる端子から個別に出力する多光軸光電センサに関する。安全出力のON・OFFを制御する安全出力制御回路50と、非安全出力を制御する非安全出力制御回路53と、安全出力制御回路からの出力をNPN出力とPNP出力とに切り替える第1切替手段31と、非安全出力制御回路53からの出力をNPN出力とPNP出力とに切り替える第2切替手段32とを備えている。
【選択図】図2
【解決手段】複数の投光素子を有する投光器と、各投光素子からの光ビームを受ける受光素子を有する受光器とを備え、投受光器の間に侵入する物体を検出すると共に、所定の制御対象を制御するための安全出力と、安全出力とは異なる非安全出力とを互いに異なる端子から個別に出力する多光軸光電センサに関する。安全出力のON・OFFを制御する安全出力制御回路50と、非安全出力を制御する非安全出力制御回路53と、安全出力制御回路からの出力をNPN出力とPNP出力とに切り替える第1切替手段31と、非安全出力制御回路53からの出力をNPN出力とPNP出力とに切り替える第2切替手段32とを備えている。
【選択図】図2
Description
本発明は、所定領域に侵入する人体等を検知するためのライトカーテンを形成する多光軸光電センサに関し、より詳しくは、PNP出力とNPN出力とを使い分けることのできる多光軸光電センサに関するものである。
プレス機械等の危険源とみなされる機械から人の安全を確保するために、危険源へ人が侵入可能な経路には、人体等を検知する多光軸光電センサが多用されている。多光軸光電センサは、数多くの投光素子を一列に配置した投光器と、この投光素子からの光ビームを受ける数多くの受光素子を一列に配置した受光器とを含み、これら投光器と受光器とで危険区域を仕切る複数の光軸列によりライトカーテンを形成し、このライトカーテンに遮光物が侵入すると光軸の遮光を検知して、危険源を強制的に作動停止させて安全を確保するために、危険源を駆動するモータ等の電源を遮断する遮断指令信号を出力する。
多光軸光電センサは、その出力の形式により2種類に分類することができる。すなわち、多光軸光電センサは、PNP出力を行うPNP出力タイプと、NPN出力を行うNPN出力タイプとが存在している。
世界的に見ると、国際規格等の要求事項を満足させるために、多光軸光電センサに供給される電力のうちマイナス側をフレームグランドに接続した場合に安全出力はPNP出力タイプを使用する必要がある。プラス側をフレームグランドに接続した場合に安全出力はNPN出力タイプを使用する必要がある。
これによれば出力ケーブルの被覆が損傷し、機械の一部、つまりフレームグランド電位の金属部分と多光軸光電センサの出力線とがショートした場合でも、フェールセーフ側に故障して、機械の動作を止めることができる。
上述のように、多光軸光電センサは、その出力の形式として、PNP出力タイプとNPN出力タイプとが混在しており、例えば、ユーザが両方の出力タイプを使用している場合には、2種類の多光軸光電センサを在庫として用意しておく必要がある。
また、多光軸光電センサのメーカにとっては、PNP出力タイプとNPN出力タイプとを別々に製造販売しなければならない。
そこで、従来より、選択的にNPN出力又はPNP出力に使い分けることができる多光軸光電センサが提案されている(特許文献1)。
特開2003−255054号(要約)
前記先行技術では、ユーザがNPN出力用アダプタ又はPNP出力用アダプタを選択することにより、多光軸光電センサをNPN又はPNPに使い分けることができる。
しかし、近年、多光軸光電センサの多機能化に伴い、安全出力以外の出力(以下、「非安全出力」という。)が要求されるようになってきた。
ここで、「安全出力」とは、故障ないし異常時にフェールセーフ性が高められた出力であって、たとえばプレス機などの危険源を駆動している原動機(たとえばモータ)を停止させるために厳しく規格化された出力をいう。
「非安全出力」とは、前記安全出力以外の出力であって、たとえば多光軸光電センサを使い易くするために、あるいは、多光軸光電センサの機能を高めるために、多光軸光電センサの状態などを出力するための出力をいう。
両出力は、出力情報の性質上互いに異なる端子から別々に出力される。
ここで、「安全出力」とは、故障ないし異常時にフェールセーフ性が高められた出力であって、たとえばプレス機などの危険源を駆動している原動機(たとえばモータ)を停止させるために厳しく規格化された出力をいう。
「非安全出力」とは、前記安全出力以外の出力であって、たとえば多光軸光電センサを使い易くするために、あるいは、多光軸光電センサの機能を高めるために、多光軸光電センサの状態などを出力するための出力をいう。
両出力は、出力情報の性質上互いに異なる端子から別々に出力される。
プラス側を接地すると、たとえば−24Vなどの電位の電力を供給しなければならず、また、多光軸光電センサと接続される機器についても同様の電位で設計する必要があるため、場合によっては工場全体の電気系統を配線し直す必要が生じる。
前記安全出力の場合、接地の極性によって危険側故障を引き起こす事から、極性に応じた安全出力極性を選択する(具体的にはマイナス側接地であればPNP出力)。一方、非安全出力の場合は、危険側故障という要求がないので、接地の極性によって非安全出力の極性を選択する必要がなく、非安全制御機器にとって都合の良い極性を選択すればよいので、安全出力の極性に影響されたくない。例えば、他の機器と極性が同じの方が都合が良く、具体的にはマイナス側接地であったとしても、他の機器と同じ極性のNPN出力を選択したいユーザが多い。
前記安全出力の場合、接地の極性によって危険側故障を引き起こす事から、極性に応じた安全出力極性を選択する(具体的にはマイナス側接地であればPNP出力)。一方、非安全出力の場合は、危険側故障という要求がないので、接地の極性によって非安全出力の極性を選択する必要がなく、非安全制御機器にとって都合の良い極性を選択すればよいので、安全出力の極性に影響されたくない。例えば、他の機器と極性が同じの方が都合が良く、具体的にはマイナス側接地であったとしても、他の機器と同じ極性のNPN出力を選択したいユーザが多い。
したがって、本発明の目的は、安全出力の出力極性とは無関係に非安全出力の極性を選択し得る多光軸光電センサを提供することである。
前記目的を達成するために本発明は、複数の投光素子を有する投光器と、前記各投光素子からの光ビームを受ける受光素子を有する受光器とを備え、前記投受光器の間に侵入する物体を検出すると共に、所定の制御対象を制御するための安全出力と、前記安全出力とは異なる非安全出力とを互いに異なる端子から個別に出力する多光軸光電センサにおいて、前記安全出力のON・OFFを制御する安全出力制御回路と、前記非安全出力を制御する非安全出力制御回路と、前記安全出力制御回路からの出力をNPN出力とPNP出力とに切り替える第1切替手段と、前記非安全出力制御回路からの出力をNPN出力とPNP出力とに切り替える第2切替手段とを備えている。
本発明によれば、安全出力と非安全出力について各々切替手段を設けたので、各々、個別に出力極性を切り替えることができる。したがって、安全出力の出力極性とは無関係に非安全出力の出力極性を選択することができる。
本発明においては、前記安全出力制御回路からの出力をNPN出力で出力する第1NPN出力回路と、前記安全出力制御回路からの出力をPNP出力で出力する第1PNP出力回路とが前記安全出力制御回路に接続されていてもよい。
また、本発明においては、前記非安全出力制御回路からの出力をNPN出力で出力する第2NPN出力回路と、前記非安全出力制御回路からの出力をPNP出力で出力する第2PNP出力回路とが前記非安全出力制御回路に接続されていてもよい。
前記極性の互いに異なる出力回路を備えている場合、前記出力回路の一方を選択的に前記制御回路に接続する切替スイッチを設けて極性を切り替えてもよい。
あるいは、前記極性の互いに異なる出力回路ごとに出力端子を接続し前記出力端子を選択することで、極性を切り替えてもよい。この場合、出力端子が切替手段を構成する。
本発明における好ましい実施例では、前記非安全出力の前記端子に出力側が接続されたプッシュプル式の出力回路を備え、第2切替手段は前記プッシュプル式の出力回路のPNP型トランジスタおよびNPN型トランジスタのベースに同じ極性の制御電圧を印加することで、前記NPN出力とPNP出力とを切り替えることを特徴とする。
以下、本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1において、実施例の多光軸光電センサ1は、一対の投受光器2,3を有し、通信線又は信号線L1を介して前記投光器2と受光器3とが互いに接続される。投受光器2,3は、通信線又は信号線を介して直列に増設可能であり、図示しないセンサユニット同士が互いに接続される。
図1において、実施例の多光軸光電センサ1は、一対の投受光器2,3を有し、通信線又は信号線L1を介して前記投光器2と受光器3とが互いに接続される。投受光器2,3は、通信線又は信号線を介して直列に増設可能であり、図示しないセンサユニット同士が互いに接続される。
投光器2は、細長いケーシングを有し、このケーシングの中に、その長手方向に沿って一列にN個の投光素子7が等間隔に配置されている。
同様に、受光器3は、細長いケーシングを有し、このケーシングの中に、その長手方向に沿って一列に、投光素子と同じ数の受光素子8が等間隔に配置されており、隣接する受光素子8、8間の間隔は、上述した投光器2の投光素子7の間隔と同じである。
投光器2と受光器3は、同一平面上において互いに対面して配置され、投光器2の各投光素子7から、これに対応する受光器3の受光素子8に向けて光ビームが発射されることにより投光器2と受光器3との間にセーフティライトカーテンが形成される。図1に示す参照符号10は光軸を示す。
投光器2は、発光ダイオードなどのN個の投光素子7と、これらN個の投光素子7を個々に駆動するN個の投光回路12と、これらN個の投光回路12を時分割でスキャンする素子切替回路13と、投光器2を全体的に制御する投光制御回路14とを有する。投光制御回路14はクロック発生回路15からのクロック信号を受けてN個の投光素子7を順次発光させる投光タイミングを生成する。
投光器2は、受光器3との間の通信、例えばタイミング信号の授受を制御すると共に、他の増設された投光器との間の通信を制御する通信制御回路17を含み、投光制御回路14は、受光器3からの指示を受けて、N個の投光回路12を順次起動させることにより、一番目の光軸10の投光素子7からN番目の投光素子7まで次々と点灯させる。これにより、投光器2は、受光器3に向けて、所定の投光タイミングで一番目の光軸10からN番目の光軸10まで、順次、光ビームを発射する。
受光器3は、受光ダイオードなどのN個の受光素子8と、これらN個の受光素子8を個々に駆動するN個の受光回路18と、これらN個の受光回路18を時分割でスキャンする素子切替回路19と、受光器3を全体的に制御する受光制御部20とを有し、受光制御部20はクロック発生回路21からのクロック信号を受けてN個の受光素子8を順次有効化する。
受光器3は、また、投光器2との間の通信、例えばタイミング信号の授受を制御すると共に、他の増設された受光器3との間の通信を制御する通信制御回路23を含み、受光制御部20は、投光器2からのタイミング信号を受けて、投光器2から次々に発射される光ビームに対応する受光素子8からの出力を取り込むことができるように、第1番目の受光素子8の光軸10からN番目の光軸10まで、順次、有効化する。
前記受光器3には、入出力部5が設けられている。
図2のように、入出力部5には、安全および非安全出力制御回路50,53が内蔵され、これらの出力制御回路50,53からプレス機などの危険源の安全制御装置や非安全制御装置に対して信号が出力される。
図2のように、入出力部5には、安全および非安全出力制御回路50,53が内蔵され、これらの出力制御回路50,53からプレス機などの危険源の安全制御装置や非安全制御装置に対して信号が出力される。
図2に示すように、入出力部5は、また、安全出力制御回路50に接続された第1PNP出力回路51及び第1NPN出力回路52とを含み、入出力部5のコネクタ部分であるアダプタ装着部6には、第1PNP出力と第1NPN出力の両方が出力される。すなわち、アダプタ装着部6には、+電位入力端子5a(たとえば+24V用入力端子)、−電位入力端子5b(たとえば0V用入力端子)、第1PNP出力回路51に接続された第1PNP出力端子5c、第1NPN出力回路52に接続された第1NPN出力端子5dが設けられている。これら2つの出力回路51,52および2つの出力端子5c,5dは、第1切替手段31を構成する。
更に、入出力部5は、非安全出力制御回路53に接続された第2切替手段32を含む。アダプタ装着部6は第2出力端子5eを有し、前記第2切替手段32からの第2出力が出力される。後述するように、この第2出力端子5eにはPNP出力またはNPN出力の一方が選択的に出力される。
多光軸光電センサ1には、アダプタ装着部6に対して着脱可能な2種類の選択アダプタ6A(図2(a)),6B(図2(b))が用意されており、これらの選択アダプタ6A,6Bのうちの一方を選択的にアダプタ装着部6に装着することにより、安全出力についてPNP出力を行うPNP出力タイプと、NPN出力を行うNPN出力タイプとに使い分けることができる。
図2(a)に示す第1の選択アダプタ6Aは、第1NPN出力端子5dから出力信号を受け取ってケーブル16を介してプレス機などの危険源に対して信号を出力するNPN出力用アダプタである。NPN出力用アダプタ6Aは、非安全入力端子6e,NPN入力端子6d,+電位用出力端子6a(たとえば+24V用出力端子),−電位用出力端子6b(たとえば+0V用出力端子)を有する。NPN出力用アダプタ6Aをアダプタ装着部6に接続すると、非安全入力端子6eが第2出力端子5eに連結され、NPN入力端子6dが第1NPN出力端子5dに連結され、+電位用出力端子6aが+電位入力端子5aに連結され、−電位用出力端子6bが−電位入力端子5bに連結される。
NPN出力用アダプタ6Aから延びる入出力ケーブル16は、耐ノズル性に優れたシールド線で構成され、この入出力ケーブル16は、アダプタ6Aの非安全入力端子6eに接続された出力線16eと、アダプタ6AのNPN入力端子6dに接続された出力線16dと、アダプタ6Aの+電位用出力端子6aに接続された+電位線16a、アダプタの−電位用出力端子6bに接続された−電位線16bとを含んでおり、入出力部5からの出力信号を出力する出力ケーブルとしての機能と、多光軸光電センサ1に電源を供給する入力ケーブルとしての機能とを有する。入出力ケーブル16はNPN出力用アダプタ6Aと一体であってもよく、これをコネクタを用いて離脱可能に接続したものであってもよい。
すなわち、入出力ケーブル16は、その電位線16a,16bが電源ユニット30に接続され、出力線16eが図外の非安全制御機器等に接続され、出力線16dが図外のプレス機などの危険源の制御機器に接続される。
図2(b)に示す第2の選択アダプタ6Bは、第1PNP出力端子5cから出力信号を受け取ってケーブル16を介してプレス機などの危険源に対して信号を出力するPNP出力用アダプタである。PNP出力用アダプタ6Bは、上述した非安全入力端子6e,+電位用出力端子6a,−電位用出力端子6bの他に、PNP入力端子6cを有する。PNP出力用アダプタ6Bをアダプタ装着部6に接続すると、+電位用出力端子6aが+電位入力端子5aに連結され、−電位用出力端子6bが−電位入力端子5bに連結されると共に、PNP入力端子6cが第1PNP出力端子5cに連結され、非安全入力端子6eが第2出力端子5eに連結される。
このPNP出力用アダプタ6Bに連結されたケーブル16は、先に説明したシールド線で構成されており、ケーブル16の電位線16a,16bによって電位入力端子6aおよび6bが電源ユニット30に接続され、出力線16eによってアダプタ6Bの非安全入力端子6eが図外の非安全制御機器等に接続され、出力線16cによって、アダプタ6BのPNP入力端子6cが、図外のプレス機などの制御対象に接続される。入出力ケーブル16はPNP出力用アダプタ6Bと一体であってもよく、これをコネクタを用いて離脱可能に接続するようにしてもよい。
なお、バックアップや冗長性を持たせるために、端子5a,5b,5c,5dなどについては、同一の機能のものを複数設けてもよい。
なお、バックアップや冗長性を持たせるために、端子5a,5b,5c,5dなどについては、同一の機能のものを複数設けてもよい。
つぎに、安全側の出力回路51,52の一例について説明する。
図3(a)の第1PNP出力回路51はPNP型トランジスタQ1からなり、このトランジスタQ1は安全出力制御回路50(図2)からの制御信号がベースに入力される。このトランジスタQ1のオフ時には、電源端子+B1から第1PNP出力端子5cに電流が流れ、一方、オン時には、電源端子+B1からの電流は流れない。
図3(b)の第1NPN出力回路52は、NPN型トランジスタQ2からなり、このトランジスタQ2は、安全出力制御回路50(図2)からの制御信号がベースに入力される。このトランジスタQ2のオン時には外部の制御機器から第1NPN出力端子5dを介してトランジスタQ2に電流が流れ、一方、オフ時には電流が流れない。
つぎに、非安全側の回路の一例について説明する。
図2の非安全出力制御回路53の出力側には図3(c)、(d)に示す第2切替回路32が接続されている。第2切替回路32はプッシュプル回路を形成するNPN型トランジスタQ4およびPNP型トランジスタQ5を有している。
図2の非安全出力制御回路53の出力側には図3(c)、(d)に示す第2切替回路32が接続されている。第2切替回路32はプッシュプル回路を形成するNPN型トランジスタQ4およびPNP型トランジスタQ5を有している。
2つのトランジスタQ4,Q5は、前記非安全出力制御回路53と第2出力端子5eとの間に並列に接続され、そのベースに同じ極性の制御信号が入力される。トランジスタQ4のエミッタとトランジスタQ5のエミッタとがO3点を介して第2出力端子5eに接続されている。
なお、R1〜R3は抵抗である。
なお、R1〜R3は抵抗である。
図3(c)において、トランジスタQ3のオフ時にはO1,O2点の電位が電源+B2と同じHレベルとなり、トランジスタQ4およびトランジスタQ5のベースに電圧が印加され、電源+B2からNPN型トランジスタQ4を通って第2出力端子5eに電流が流れる。
一方、図3(d)のトランジスタQ3のオン時には、O1,O2点の電位がLレベルとなり、トランジスタQ4およびトランジスタQ5のベースに電圧が印加されず、電源+B2からは電流が流れず、第2出力端子5eからPNP型トランジスタQ5を通って接地側に電流が流れる。
ここで、非安全出力としてNPN出力を所望する場合には、当該NPN出力を受け付ける入力回路を第2出力端子5eと電源+B2と同じHレベルの電位との間に接続し、非安全出力がオン時に図3(d)の動作をさせ、非安全出力がオフ時に図3(c)の動作をさせる。これにより、通常のNPNのオープンコレクタ出力と同等の信号の受け渡しが行われる。
一方、非安全出力としてPNP出力を所望する場合には、当該PNP出力を受け付ける入力回路を第2出力端子5eと電源−と同じLレベルの電位との間に接続し、非安全出力がオン時に図3(c)の動作をさせ、非安全出力がオフ時に図3(d)の動作をさせる。これにより、通常のPNPのオープンコレクタ出力と同等の信号の受け渡しが行われる。
なお、非安全出力がオフ時とオン時の出力状態を、非安全出力がNPN出力として動作するか、PNP出力として動作するかに応じて変えているが、NPN出力動作及びPNP出力動作に拘わらず同じ出力状態としてもよい。この場合、多光軸光電センサ側でNPN出力動作かPNP出力動作かを判別して出力論理を切り換える代わりに、当該出力を受け付ける入力回路側でNPN出力動作かPNP出力動作かを判別し必要に応じて論理反転を行えばよい。
図4は実施例2を示す。
この実施例では、第2切替手段32として、第1切替手段31と同様に、第2NPN出力回路54および第2PNP出力回路55を非安全出力制御回路53に並列に接続し、かつ、第2NPN出力回路54および第2PNP出力回路55にそれぞれ第2NPN出力端子5gおよび第2PNP出力端子5fが接続されている。この場合、非安全側の2つの出力端子5g,5fに選択的にケーブルを接続することで、前記安全側と同様にNPN出力とPNP出力とが切り替わる。
この実施例では、第2切替手段32として、第1切替手段31と同様に、第2NPN出力回路54および第2PNP出力回路55を非安全出力制御回路53に並列に接続し、かつ、第2NPN出力回路54および第2PNP出力回路55にそれぞれ第2NPN出力端子5gおよび第2PNP出力端子5fが接続されている。この場合、非安全側の2つの出力端子5g,5fに選択的にケーブルを接続することで、前記安全側と同様にNPN出力とPNP出力とが切り替わる。
図5は実施例3を示す。
この実施例の第2切替手段32は、非安全出力制御回路53に並列に接続された第2NPN出力回路54および第2PNP出力回路55と、前記第2NPN出力回路54または第2PNP出力回路55を第2出力端子5eに選択的に接続する切替スイッチ56とを備える。切替スイッチ56は、たとえばディップスイッチからなり、第2NPN出力回路54を第2出力端子5eに接続すると、NPN出力が出力され、一方、第2PNP出力回路55を第2出力端子5eに接続するとPNP出力が出力される。
この実施例の第2切替手段32は、非安全出力制御回路53に並列に接続された第2NPN出力回路54および第2PNP出力回路55と、前記第2NPN出力回路54または第2PNP出力回路55を第2出力端子5eに選択的に接続する切替スイッチ56とを備える。切替スイッチ56は、たとえばディップスイッチからなり、第2NPN出力回路54を第2出力端子5eに接続すると、NPN出力が出力され、一方、第2PNP出力回路55を第2出力端子5eに接続するとPNP出力が出力される。
なお、多光軸光電センサからの前記出力だけでなく、多光軸光電センサへの入力についても、安全側と無関係に非安全側のNPN出力およびPNP出力を切り替えることができるようにしてもよい。
前記実施例では入出力部5を受光器3に内蔵して設けたが、本発明においては、入出力部5を必ずしも内蔵する必要はなく、図6のように、入出力部5の機能を持つコントローラ5Bを外付けで設けてもよいし、あるいは、投光器2に内蔵してもよい。
本発明は所定領域に侵入する人体等を検知するためのライトカーテンを形成する多光軸センサに利用することができる。
1:多光軸光電センサ
2:投光器
3:受光器
7:投光素子
8:受光素子
31:第1切替手段
32:第2切替回路
50:安全出力制御回路
51:第1PNP出力回路
52:第1NPN出力回路
53:非安全出力制御回路
54:第2NPN出力回路
55:第2PNP出力回路
2:投光器
3:受光器
7:投光素子
8:受光素子
31:第1切替手段
32:第2切替回路
50:安全出力制御回路
51:第1PNP出力回路
52:第1NPN出力回路
53:非安全出力制御回路
54:第2NPN出力回路
55:第2PNP出力回路
Claims (4)
- 複数の投光素子を有する投光器と、前記各投光素子からの光ビームを受ける受光素子を有する受光器とを備え、前記投受光器の間に侵入する物体を検出すると共に、所定の制御対象を制御するための安全出力と、前記安全出力とは異なる非安全出力とを互いに異なる端子から個別に出力する多光軸光電センサにおいて、
前記安全出力のON・OFFを制御する安全出力制御回路と、
前記非安全出力を制御する非安全出力制御回路と、
前記安全出力制御回路からの出力をNPN出力とPNP出力とに切り替える第1切替手段と、
前記非安全出力制御回路からの出力をNPN出力とPNP出力とに切り替える第2切替手段とを備えたことを特徴とする多光軸光電センサ。 - 請求項1において、前記安全出力制御回路からの出力をNPN出力で出力する第1NPN出力回路と、前記安全出力制御回路からの出力をPNP出力で出力する第1PNP出力回路とが前記安全出力制御回路に接続されている多光軸光電センサ。
- 請求項2において、前記非安全出力制御回路からの出力をNPN出力で出力する第2NPN出力回路と、前記非安全出力制御回路からの出力をPNP出力で出力する第2PNP出力回路とが前記非安全出力制御回路に接続されている多光軸光電センサ。
- 請求項1もしくは2において、前記非安全出力の前記端子に出力側が接続されたプッシュプル式の出力回路を更に備え、
第2切替手段は前記プッシュプル式の出力回路のPNP型トランジスタおよびNPN型トランジスタのベースに同じ極性の制御電圧を印加することで、前記NPN出力とPNP出力とを切り替える多光軸光電センサ。
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- 2007-01-25 JP JP2007015429A patent/JP2008180653A/ja active Pending
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