JP2020053376A - 多光軸光電センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】多光軸光電センサの光軸合わせの完了を分かり易く報知することができ、光軸合わせを短時間で完了させることのできる多光軸光電センサを提供する。【解決手段】投光器1に一列に配置された複数の投光素子11と、受光器2に一列に配置され、複数の投光素子11のそれぞれと一対の複数の受光素子21と、複数の投光素子11および複数の受光素子21を、一対の投光素子11および受光素子21の組から成る少なくとも二つ以上の投受光素子群に分け、各投受光素子群に対応して投光器1および受光器2のそれぞれに少なくとも一つ配置されたABI12と、光軸合わせモードと通常点灯モードとを備え、光軸合わせモードと通常点灯モードとで、ABI12の点灯のパターンが異なるように制御する制御回路260と、を備える。【選択図】図4

Description

この発明は、多光軸光電センサに関する。
多光軸光電センサの使用に当たっては、投光器と受光器とを対向配置し、表示灯で受光状態を確認しながら、投光器と受光器との位置を微調整する光軸合わせ処理が必要となる。
例えば特許文献1のように、複数の受光素子を、少なくとも2つ以上の受光素子群に分けて、各受光素子群にそれぞれ対応した光軸一致表示手段を設け、各受光素子群を構成する複数の受光素子の全てが、正規の相手方投光素子からの光を受光したときに、光軸一致表示手段を作動させる技術が提案されている。
特許第3902393号公報
しかしながら、特許文献1では、光軸の遮断状態を検知した時に作動する動作表示部と、光軸が一致した際に作動する光軸一致表示手段とが別々に設けられており、光軸調整が完了すると、全ての光軸一致表示手段が点灯し、動作表示部が消灯した状態になる。
特許文献1における動作表示部は、受光器の上部の一箇所に設けられているだけであり、動作表示部の点灯状態を見ただけでは、どの光軸が遮断状態になったのかを判断することはできない。
光軸合わせが完了した通常の使用モードにおいて光軸一致表示手段が作動するか否かについては特許文献1には明記されていない。しかし、仮に、通常の使用モードにおいても光軸一致表示手段が作動したとしても、通常の使用モードと光軸合わせの際の点灯の仕方が同じであるため、ユーザにとっては、被検出物体によって光軸が遮断されたのか、何らかの原因により光軸が一致しない状態になったのかを判断することができない。
このように、特許文献1において、光軸一致表示手段が通常の使用モードでも作動すると考えた場合には、ユーザにとっては、光軸合わせが完了したのかどうかが分かり難く、結果的に光軸合わせの作業を短時間で済ませることができないという課題があった。
そこで、この開示の課題は、多光軸光電センサの光軸合わせの完了を分かりやすく報知することができ、光軸合わせを短時間で完了させることのできる多光軸光電センサを提供することにある。
上記課題を解決するため、この開示の多光軸光電センサは、
投光器と、受光器と、を備え、前記投光器と前記受光器との間に形成される複数の光軸毎に遮光状態を検知し、検知結果に基づき物体の有無を示す信号を出力する多光軸光電センサであって、
前記投光器に一列に配置された複数の投光素子と、
前記受光器に一列に配置され、前記複数の投光素子のそれぞれと一対の複数の受光素子と、
前記複数の投光素子および前記複数の受光素子を、一対の前記投光素子および前記受光素子の組から成る少なくとも二つ以上の投受光素子群に分け、各投受光素子群に対応して前記投光器および前記受光器のそれぞれに少なくとも一つ配置された投受光素子群表示部と、
光軸合わせモードと通常点灯モードとを備え、前記光軸合わせモードと前記通常点灯モードとで、前記投受光素子群表示部の点灯のパターンが異なるように制御する制御部と、を備える。
上述の多光軸光電センサは、制御部が、光軸合わせモードと通常点灯モードとで、投受光素子群表示部の点灯のパターンを異なるように制御する。したがって、上述の多光軸光電センサによれば、多光軸光電センサの光軸合わせの完了をユーザに対して分かり易く報知し、光軸合わせを短時間で完了させる。
一実施形態の多光軸光電センサによれば、前記制御部は、前記光軸合わせモードにおいて、一の前記投受光素子群における一部の前記一対の前記投光素子および前記受光素子の組の受光が確認でき、かつ、全ての前記投受光素子群において前記受光が確認できた場合に、前記全ての前記投受光素子群における光軸合わせが完了したことを示すパターンにより、前記全ての前記投受光素子群における前記投受光素子群表示部を制御する。
一実施形態の多光軸光電センサによれば、一の投受光素子群における全ての一対の投光素子および受光素子の組の受光が確認できた場合ではなく、一部の投光素子および受光素子の組の受光が確認できた場合であって、全ての前記投受光素子群において前記受光が確認できた場合に、全ての前記投受光素子群における光軸合わせが完了したと判断し、当該完了を示すパターンにより、全ての投受光素子群における投受光素子群表示部を制御する。したがって、光軸合わせを短時間で完了させる。
一実施形態の多光軸光電センサでは、前記制御部は、前記光軸合わせモードにおいて、一の前記投受光素子群における一部の前記一対の前記投光素子および前記受光素子の組の受光が確認できた場合に、前記一の前記投受光素子群における光軸合わせが完了したことを示すパターンにより、前記一の前記投受光素子群における前記投受光素子群表示部を制御する。
一実施形態の多光軸光電センサによれば、投受光素子群における全ての一対の投光素子および受光素子の組の受光が確認できた場合ではなく、一部の投光素子および受光素子の組の受光が確認できた場合に、光軸合わせが完了したと判断し、当該完了を示すパターンにより、一の投受光素子群における投受光素子群表示部を制御する。したがって、光軸合わせを短時間で完了させる。
一実施形態の多光軸光電センサでは、前記制御部は、全ての前記投受光素子群において光軸合わせが完了したと判断した場合には、前記光軸合わせモードから前記通常点灯モードへモードを遷移させる。
一実施形態の多光軸光電センサによれば、光軸合わせが完了すると、制御部が光軸合わせモードから通常点灯モードへモードを遷移させるので、ユーザがスイッチ等の切り替え処理を行わなくてもよく、取り扱い易い多光軸光電センサが提供される。
一実施形態の多光軸光電センサでは、前記制御部は、それぞれの前記一対の前記投光素子および前記受光素子の組において、光軸の遮光状態を検知し、検知結果に基づき物体の有無を示す信号を出力する安全制御を、前記投受光素子群表示部の点灯制御とは独立して行う。
一実施形態の多光軸光電センサによれば、光軸合わせモードにおける投受光素子群表示部の点灯制御とは独立して安全制御が行われるので、安全性を損なうことなく、光軸合わせの容易な多光軸光電センサが提供される。
以上より明らかなように、この開示の多光軸光電センサによれば、多光軸光電センサの光軸合わせの完了をユーザに対して分かり易く報知することができ、光軸合わせを短時間で完了させることができる。
第1実施形態における多光軸光電センサの概略構成を示す図である。 投光器を投光器との対向面側から見た平面図である。 受光器を投光器との対向面側から見た平面図である。 多光軸光電センサの回路構成を示す図である。 光軸合わせモードにおける投受光素子群表示部の点灯処理の流れを示すフローチャートである。 (A)〜(D)は、光軸合わせモードにおける対象素子を説明するための図である。 光軸合わせモードと通常点灯モードにおける投受光素子群表示部の点灯パターンを説明するための図である。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
まず、図面を参照しつつ、本発明に係る多光軸光電センサの第1実施形態について説明する。
<多光軸光電センサの概略構成>
図1は、この開示の第1実施形態にかかる多光軸光電センサの概略構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態の多光軸光電センサSは、投光器1と、投光器1に対向して配置される受光器2とを備えている。
投光器1の受光器2に対向する正面には、複数の投光素子11が一列に配置されている。また、図1においては図示を省略するが、受光器2の投光器1に対向する正面にも、複数の投光素子11のそれぞれと一対の複数の受光素子21が一列に配置されている(図2、図3参照)。なお、投光素子11と受光素子21の個数は、多光軸光電センサSの用途等に応じて変更可能であり、図1から図3においては、一例として、それぞれ12個の投光素子11と受光素子21が備えられている。また、投光器1および受光器2の正面には、投受光素子群表示部としてのエリア・ビーム・インディケータ(以下、ABIとする)12が複数配置されている。
投光器1の本体13には、本体ケーブル14が接続され、受光器2の本体23には、本体ケーブル24が接続されている。本体ケーブル14および本体ケーブル24は、それぞれ延長ケーブル30および延長ケーブル31と接続可能であり、投光器1および受光器2をコントローラ等の他の機器に接続可能となっている。
図2は、投光器1を受光器2との対向面側から見た平面図であり、図3は、受光器2を投光器1との対向面側から見た平面図である。図2および図3に示すように、ABI12は、隣り合う投光素子11の間の位置、および隣り合う受光素子21の間の位置に配置されている。
ABI12は、例えば、赤色および緑色のLED素子を備えており、赤色のLED素子が発光した場合には赤色に、緑色のLED素子が発光した場合には緑色に、および、両方のLED素子が発光した場合には橙色にそれぞれ点灯する。
図2および図3に示すように、投光器1および受光器2の正面におけるABI12の下方位置には、ABI12以外の表示部として、制御用の表示部17a〜17iが設けられている。制御用の表示部17a〜17iは、投光器1および受光器2の同期処理等に用いられる。
<多光軸光電センサの回路構成>
図4に多光軸光電センサSの回路構成を示す。図4に示すように、投光器1には、投光素子11、各投光素子11を個別に駆動する駆動回路120、および光軸順次選択回路130が組み込まれる。また、投光器1には、ABI12、制御用の表示部17a〜17d、各ABI12およびこれらの表示部を個別に駆動する駆動回路125、および選択回路135が組み込まれる。さらに投光器1には、制御部としての制御回路160、通信回路170、および電源回路180等が組み込まれる。
受光器2には、受光素子21、各受光素子21毎のアンプ220およびアナログスイッチ230、および光軸順次選択回路250が組み込まれる。また、受光器2には、ABI12、制御用の表示部17a〜17i、各ABI12およびこれらの表示部を個別に駆動する駆動回路125、選択回路135、および光軸順次選択回路250が組み込まれる。さらに受光器には、制御部としての制御回路260、制御回路260への入力用のアンプ240、通信回路270、電源回路280等が組み込まれる。
投受光器1,2の各制御回路160,260は、CPUやメモリを具備するマイクロコンピュータなどにより構成される。各通信回路170,270は、RS485に準拠する通信インターフェースであって、同じくRS485に対応するタイプの2本の通信線6A,6Bを介して、投受光器1,2間における信号のやりとりを制御する。
各電源回路180,280は、共通の外部電源5(直流電源)から電源の提供を受け、それぞれ同じ装置内(投光器1または受光器2内)の各部に電源を供給する。なお、外部電源5から各電源回路180,280への電源供給は、2本の電源ライン7A,7Bをそれぞれ分岐させて、一方を投光器1側の電源回路180に、他方を受光器2側の電源回路280に接続することにより行われる。したがって投光器1と受光器2とは、通信線6A,6Bおよび電源ライン7A,7Bにより接続された状態となる。通信線6A,6Bおよび電源ライン7A,7Bは、図1に示す本体ケーブル14,24内に収容される。
投光器1の制御回路160は、所定の時間毎にタイミング信号を発生させて、これを光軸順次選択回路130に与える。光軸順次選択回路130は、各投光素子11の駆動回路120を順に制御回路160に接続するためのゲート回路であって、この回路における切替処理により、制御回路160からのタイミング信号が各駆動回路120に順に与えられて、各投光素子11の順次発光動作が実現する。さらにタイミング信号は、通信回路170,270を介して受光器2側の制御回路260にも与えられる。
受光器2において、各受光素子21からの出力(以下、「受光出力」という。)は、アンプ220、アナログスイッチ230、および入力用のアンプ240を介して制御回路260への入力ライン290に送出される。制御回路260は、投光器1からのタイミング信号を光軸順次選択回路250に送って、各光軸のアナログスイッチ230を順にオン動作させ、発光した投光素子11に対応する受光素子21からの受光出力を取り込むとともに、各受光出力をそれぞれ所定のしきい値と比較するなどして、各光軸が遮光状態であるか否かを判別する。すべての光軸に対する受光出力の取り込みが終了すると、制御回路260は、光軸毎の判別結果をまとめて最終的な判別処理を行って、その判別結果を示す物体検知信号を生成し、これを図示しない出力回路を介して外部に出力する。
受光器2の制御回路260は、一対となる投光素子11と受光素子21との間の光軸における入光状態または遮光状態に応じて、制御信号を発生させて、これを選択回路135に与える。選択回路135は、ABI12、および制御用の表示部17a〜17iの駆動回路125を制御回路260に接続するためのゲート回路である。選択回路135における切替処理により、制御回路260からの制御信号が各駆動回路125に与えられて、ABI12、および制御用の表示部17a〜17iの発光動作が実現する。さらに、制御信号は、通信回路270,170を介して投光器1の制御回路160にも与えられる。したがって、投光器1においては、制御回路160により、ABI12、および制御用の表示部17a〜17dの発光動作が実現する。
<光軸合わせモードにおけるABIの点灯処理>
次に、図5から図7を参照しつつ、多光軸光電センサSによる光軸合わせモードにおけるABIの点灯処理における処理について説明する。
図5は、本実施形態における光軸合わせモードにおけるABI12の点灯処理の流れを示すフローチャートである。図5のフローチャートに示す処理は、多光軸光電センサSの起動時に実行される。図6(A)〜(D)は、光軸合わせモードにおける対象素子を説明するための図である。図7は、光軸合わせモードと通常点灯モードにおけるABI12の点灯パターンを説明するための図である。
なお、図1から図3においては、投光素子11および受光素子21を、投光器1および受光器2にそれぞれ12個備えた態様について説明したが、図5および後述する図6に示す例では、投光素子11および受光素子21を、投光器1および受光器2にそれぞれ31個備えた態様について説明する。
この例においては、それぞれ31個の投光素子11および受光素子21は、図6に示すように、4つの投受光素子群に分けられている。また、この例では、説明をわかり易くするため、投光器1および受光器2を図1に示すように縦方向に配置した場合に、最下位置の投光素子11および受光素子21を1番目の投光素子11および受光素子21とし、最上位置の投光素子11および受光素子21を31番目の投光素子11および受光素子21とする。図6(A)〜(D)において、受光素子21の上に表記された1〜31の数字は、各受光素子21が何番目の受光素子21であるかを示している。なお、図6(A)〜(D)においては、投光素子11についての図示を省略する。
図6(A)は、第1の投受光素子群を示しており、第1の投受光素子群は、1番目から7番目の投光素子11および受光素子21により構成される。図6(B)は、第2の投受光素子群を示しており、第2の投受光素子群は、8番目から15番目の投光素子11および受光素子21により構成される。図6(C)は、第3の投受光素子群を示しており、第3の投受光素子群は、16番目から23番目の投光素子11および受光素子21により構成される。図6(D)は、第4の投受光素子群を示しており、第4の投受光素子群は、24番目から31番目の投光素子11および受光素子21により構成される。
まず、図5に示すように、多光軸光電センサSが起動されると、受光器2の制御部260は、光軸合わせモードにおけるABIの点灯処理を開始する前に、一定時間ウエイトする(S1)。この一定時間においては、投光器1と受光器2との同期処理等が実行される。
次に、前記一定時間が経過すると、受光器2の制御部260は、光軸合わせが完了しているかどうかを判断する(S2)。制御部260は、光軸合わせが完了していると判断した場合には(S2:YES)、処理モードを通常点灯モードに遷移させ(S19)、図5に示す処理から抜ける。
しかし、制御部260は、光軸合わせが完了していないと判断した場合には(S2:NO)、処理モードを光軸合わせモードに遷移させ(S3)、投光器1および受光器2における全てのABI12を赤に点灯させる(S4)。
次に、制御部260は、1番目から7番目の受光素子21を含む第1の投受光素子群における対象素子の受光出力があったか否かを判断する(S5)。ここで、対象素子とは、光軸合わせモードにおいて、光軸合わせが行われたと判断する際に用いる受光素子21のことを言う。このように、本実施形態では、各投受光素子群の全ての受光素子21において受光が確認された場合に光軸合わせが行われたと判断するのではなく、各投受光素子群の一部の受光素子21である対象素子において受光が確認された場合に光軸合わせが行われたと判断する。
本実施形態においては、図6(A)〜(D)において、黒色で塗り潰した受光素子21が対象素子となっている。つまり、図6(A)に示すように、第1の投受光素子群では、1番目と3番目の受光素子21が対象素子となっている。また、図6(B)に示すように、第2の投受光素子群では11番目と15番目の受光素子21が、図6(C)に示すように、第3の投受光素子群では19番目と23番目の受光素子21が、図6(D)に示すように、第4の投受光素子群では27番目と31番目の受光素子21が、それぞれ対象素子となっている。
制御部260は、1番目から7番目の受光素子21を含む第1の投受光素子群における対象素子の受光が確認されないと判断した場合には(S5:NO)、第1の投受光素子群における全てのABI12を赤色に点灯させる(S6)。なお、この際、投光器1では、制御部160が、第1の投受光素子群における全てのABI12を赤色に点灯させる。
制御部260は、第1の投受光素子群における対象素子の受光が確認されたと判断した場合には(S5:YES)、第1の投受光素子群における全てのABI12を、橙色を点灯させ、光軸が合ったことをユーザに知らせる。この際、投光器1では、制御部160が、第1の投受光素子群における全てのABI12を同様に橙色に点灯させる。
次に、制御部260は、8番目から15番目の受光素子21を含む第2の投受光素子群における対象素子の受光出力があったか否かを判断する(S8)。制御部260は、8番目から15番目の受光素子21を含む第2の投受光素子群における対象素子の受光が確認されないと判断した場合には(S8:NO)、第2の投受光素子群における全てのABI12を赤色に点灯させる(S9)。なお、この際、投光器1では、制御部160が、第2の投受光素子群における全てのABI12を赤色に点灯させる。
制御部260は、第2の投受光素子群における対象素子の受光が確認されたと判断した場合には(S8:YES)、第2の投受光素子群における全てのABI12を、橙色に点灯させ、第2の投受光素子群における光軸合わせが完了したことをユーザに知らせる。この際、投光器1では、制御部160が、第2の投受光素子群における全てのABI12を同様に橙色に点灯させる。
次に、制御部260は、16番目から23番目の受光素子21を含む第3の投受光素子群における対象素子の受光出力があったか否かを判断する(S11)。制御部260は、16番目から23番目の受光素子21を含む第3の投受光素子群における対象素子の受光が確認されないと判断した場合には(S11:NO)、第3の投受光素子群における全てのABI12を赤色に点灯させる(S12)。なお、この際、投光器1では、制御部160が、第3の投受光素子群における全てのABI12を赤色に点灯させる。
制御部260は、第3の投受光素子群における対象素子の受光が確認されたと判断した場合には(S11:YES)、第3の投受光素子群における全てのABI12を、橙色に点灯させ、第3の投受光素子群における光軸合わせが完了したことをユーザに知らせる。この際、投光器1では、制御部160が、第3の投受光素子群における全てのABI12を同様に橙色に点灯させる。
次に、制御部260は、24番目から31番目の受光素子21を含む第4の投受光素子群における対象素子の受光出力があったか否かを判断する(S14)。制御部260は、24番目から31番目の受光素子21を含む第4の投受光素子群における対象素子の受光が確認されないと判断した場合には(S14:NO)、第4の投受光素子群における全てのABI12を赤色に点灯させる(S15)。なお、この際、投光器1では、制御部160が、第4の投受光素子群における全てのABI12を赤色に点灯させる。
制御部260は、第4の投受光素子群における対象素子の受光が確認されたと判断した場合には(S14:YES)、第4の投受光素子群における全てのABI12を、橙色に点灯させ、第4の投受光素子群における光軸合わせが完了したことをユーザに知らせる。この際、投光器1では、制御部160が、第4の投受光素子群における全てのABI12を同様に橙色に点灯させる。
制御部260は、以上のようにして、投受光素子群ごとに光軸合わせの完了または未完了に応じたABI12の点灯処理を行い、全ての投受光素子群において光軸合わせが完了したかどうかを判断する(S17)。制御部260は、全ての投受光素子群において光軸合わせが完了していないと判断した場合には(S17:YES)、ステップS5からステップS17までの処理を繰り返す。
制御部260は、全ての投受光素子群において光軸合わせが完了したと判断した場合には(S17:YES)、光軸合わせが完了したことユーザに通知するために、全ての投受光素子群における全てのABI12を、緑色と橙色に交互に例えば1秒ずつ点滅させ、この状態を例えば5秒継続させる(S18)。そして、制御部260は、処理モードを通常点灯モードへと遷移させ(S19)、図5に示す処理を抜ける。
以上のような光軸合わせモードにおけるABI12の点灯パターンを図7にまとめて示す。図7に示すように、光軸合わせモードにおいては、光軸が合っておらず、遮光状態の場合には、該当する投受光素子群における全てのABI12を赤色に点灯させる。また、光軸が合った場合には、該当する投受光素子群における全てのABI12を、橙色に点灯させる。
さらに、全ての投受光素子群において光軸合わせが完了した場合には、全ての投受光素子群における全てのABI12を、緑色と橙色に交互に例えば1秒ずつ点滅させ、この状態を例えば5秒継続させ、その後に通常点灯モードへ遷移する。通常点灯モードでは、光軸が遮光状態でなければ、ABI12は消灯のままで、光軸が遮光状態になったと判断されると、赤色に点灯させる。
光軸合わせモードにおいては、以上のようなABI12の点灯制御が行われるが、本実施形態においては、光軸合わせモードにおいても安全制御が独立して実行される。つまり、光軸合わせモードにおいても、それぞれの一対の投光素子11および受光素子21の組において、光軸の遮光状態を検知し、検知結果に基づき物体の有無を示す信号を出力する安全制御が行われる。
以上のように、本実施形態によれば、通常点灯モードとは別に光軸合わせモードを備え、光軸合わせモードと通常点灯モードとで、ABI12の点灯のパターンが異なるように制御するので、ユーザにとって光軸合わせの完了をわかり易く報知することができる。また、本実施形態によれば、各投受光素子群における全ての受光素子を光軸合わせの完了の判断に用いるのではなく、各投受光素子群における一部の受光素子による受光が確認された場合に光軸合わせが完了したと判断するので、ユーザは、従来よりも短時間で光軸合わせを行うことができる。
また、本実施形態によれば、光軸合わせが完了すると、制御部260が、光軸合わせモードから通常点灯モードへモードを遷移させるので、ユーザがスイッチ等の切り替え処理を行わなくてもよく、取り扱い易い多光軸光電センサSを提供することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態においては、図6(A)〜(D)に位置の受光素子21を光軸合わせの完了判断のための対象素子としたが、各投受光素子群における受光素子21を対象素子として選択するパターンは、図6(A)〜(D)に示す態様に限定される訳ではない。多光軸光電センサSの用途、投光素子11および受光素子21の個数等に応じて、適宜のパターンで対象素子としての受光素子21を選択すればよい。
また、第1実施形態においては、隣接する投光素子11および受光素子21の間の位置にABI12を配置する態様について説明したが、本発明はこのような態様に限定される訳ではない。例えば、各投受光素子群に1個のABI12を配置するようにしてもよい。
第1実施形態においては、ABI12を、投光器1および受光器2の互いに対向する正面に設ける態様について説明したが、本発明はこのような態様に限定される訳ではない。例えば、投光器1の本体13および受光器2の本体23の側面にABI12を配置するようにしてもよい。
以上の実施形態は例示であり、この発明の範囲から離れることなく様々な変形が可能である。上述した複数の実施の形態は、それぞれ単独で成立し得るものであるが、実施の形態同士の組みあわせも可能である。また、異なる実施の形態の中の種々の特徴も、それぞれ単独で成立し得るものであるが、異なる実施の形態の中の特徴同士の組みあわせも可能である。
1 投光器
2 受光器
5 外部電源
6A 通信線
6B 通信線
7A 電源ライン
7B 電源ライン
11 投光素子
12 ABI(投受光素子群表示部)
14 本体ケーブル
17a〜17i 制御用の表示部
21 受光素子
24 本体ケーブル
120 駆動回路
125 駆動回路
130 光軸順次選択回路
135 選択回路
160 制御回路
170 通信回路
180 電源回路
220 アンプ
230 アナログスイッチ
240 入力用のアンプ
250 光軸順次選択回路
260 制御回路
270 通信回路
280 電源回路
290 入力ライン
S 多光軸光電センサ

Claims (5)

  1. 投光器と、受光器と、を備え、前記投光器と前記受光器との間に形成される複数の光軸毎に遮光状態を検知し、検知結果に基づき物体の有無を示す信号を出力する多光軸光電センサであって、
    前記投光器に一列に配置された複数の投光素子と、
    前記受光器に一列に配置され、前記複数の投光素子のそれぞれと一対の複数の受光素子と、
    前記複数の投光素子および前記複数の受光素子を、一対の前記投光素子および前記受光素子の組から成る少なくとも二つ以上の投受光素子群に分け、各投受光素子群に対応して前記投光器および前記受光器のそれぞれに少なくとも一つ配置された投受光素子群表示部と、
    光軸合わせモードと通常点灯モードとを備え、前記光軸合わせモードと前記通常点灯モードとで、前記投受光素子群表示部の点灯のパターンが異なるように制御する制御部と、を備える、
    多光軸光電センサ。
  2. 前記制御部は、前記光軸合わせモードにおいて、一の前記投受光素子群における一部の前記一対の前記投光素子および前記受光素子の組の受光が確認でき、かつ、全ての前記投受光素子群において前記受光が確認できた場合に、前記全ての前記投受光素子群における光軸合わせが完了したことを示すパターンにより、前記全ての前記投受光素子群における前記投受光素子群表示部を制御する、
    請求項1に記載の多光軸光電センサ。
  3. 前記制御部は、前記光軸合わせモードにおいて、一の前記投受光素子群における一部の前記一対の前記投光素子および前記受光素子の組の受光が確認できた場合に、前記一の前記投受光素子群における光軸合わせが完了したことを示すパターンにより、前記一の前記投受光素子群における前記投受光素子群表示部を制御する、
    請求項1または請求項2に記載の多光軸光電センサ。
  4. 前記制御部は、全ての前記投受光素子群において光軸合わせが完了したと判断した場合には、前記光軸合わせモードから前記通常点灯モードへモードを遷移させる、
    請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の多光軸光電センサ。
  5. 前記制御部は、それぞれの前記一対の前記投光素子および前記受光素子の組において、光軸の遮光状態を検知し、検知結果に基づき物体の有無を示す信号を出力する安全制御を、前記投受光素子群表示部の点灯制御とは独立して行う、
    請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の多光軸光電センサ。
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