JPH11355115A - 多重投光検出可能な多光軸光電スイッチ - Google Patents

多重投光検出可能な多光軸光電スイッチ

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JPH11355115A
JPH11355115A JP10154784A JP15478498A JPH11355115A JP H11355115 A JPH11355115 A JP H11355115A JP 10154784 A JP10154784 A JP 10154784A JP 15478498 A JP15478498 A JP 15478498A JP H11355115 A JPH11355115 A JP H11355115A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重投光状態の発生等による誤検出を防止す
ると共に遮光状態の検出をより確実に行い得る多光軸光
電スイッチを提供することを目的とする。 【解決手段】 所定の投光タイミングを規定する信号を
出力する投光制御手段23,24と、投光制御手段2
3,24からの投光タイミング信号に基づいて順次駆動
制御される複数の投光素子21と、複数の投光素子21
と対をなして対応するそれぞれの投光素子からの光を受
ける複数の受光素子31と、複数の受光素子31の受光
信号を前記投光タイミング信号に同期させて受光可能に
する受光制御手段33,34と、複数の投光素子21に
供給される駆動電圧を検出する電圧検出手段25と、電
圧検出手段25で検出した駆動電圧に基づき複数の投光
素子21の動作異常を検出する異常検出手段26とを有
して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投光素子および受
光素子の対を複数備え、検出エリア内の投光素子の点灯
に同期して対となる受光素子からの受光信号を受光可能
にして検出エリア内の遮光状態を検出する多光軸光電ス
イッチに係り、特に、多重投光状態の発生等による誤検
出を防止すると共に遮光状態の検出をより確実に行い得
る多光軸光電スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】多光軸光電スイッチとは、投光器の投光
素子および受光器の受光素子の対からなる光軸を複数有
してこれらの光軸の何れかの光軸が物体により遮断した
ときに動作するスイッチをいい、従来より、広い検出エ
リアで物体の有無を検出できる「エリアセンサ」として
知られている。この多光軸光電スイッチは、特に工作機
械、パンチ機、プレス機、制動機、成形機、自動制御
機、巻線機、ロボット、鋳造機等のオペレータの安全を
守るために用いられ、プレス機等の危険な領域にこの多
光軸光電スイッチを配置して検出エリアとし、オペレー
タの手指など身体の一部がこの検出エリアに入ることに
より光軸の遮光を検出して、即座に機械の動作を停止ま
たは警報を発して保護している。また、多光軸光電スイ
ッチは工場の自動生産ラインに用いて移動する物品の有
無を検出し、物品を検出したとき次のステップに移る等
の自動制御のセンサとしても用いられている。
【0003】この種の多光軸光電スイッチとして、例え
ば次のような「多光軸光電スイッチ」(以下、従来例と
いう)がある。この従来例の概略的構成は図12および
図13に示す通りである。ここで、図12は従来の多光
軸光電スイッチの全体構成図、図13は投光器102の
回路構成図である。図12において本従来例の多光軸光
電スイッチは、対をなす投光素子211〜218および
受光素子311〜318を複数対(8対)設け、投光素
子制御回路124からの信号に基づき投光回路123内
の投光素子駆動回路1291〜1298を駆動して投光
素子211〜218を1個ずつ順次検出エリア内に向け
て発光させる。一方、受光素子群311〜318は複数
の入力端子を備えた受光回路103に接続され、それら
の受光素子群311〜318のうち発光している投光素
子と対をなす1つの受光素子のみが投光素子の発光タイ
ミングと同期して受光回路103により受光可能にされ
る。つまり、受光素子は、対となる投光素子の発光タイ
ミングでのみ動作し、自分の光軸以外のタイミングで発
光する投光素子からの光には反応しないようになってい
る。
【0004】この場合、投光素子211〜218を順次
点灯させるために、投光回路123は、例えば図13に
示すようにそれぞれの投光素子211〜218にシフト
レジスタ1271〜1278を接続し、これらのシフト
レジスタ1271〜1278をシリアルに接続した構成
としている。そして、投光素子制御回路124の端子C
からクロック信号を出力し、その出力タイミングでシフ
トレジスタ1271〜1278の出力状態を順次シフト
させるようにしている。また、このような構成は、上述
の受光回路103においても用いられている。
【0005】受光素子311〜318による受光信号
は、受光アンプにより増幅された後、シフトレジスタ構
成の選択回路を介して比較回路に入力され、該比較回路
によって所定の基準レベルと比較され、何れかの受光素
子における受光量が低くなったと判断された時には、そ
の検出エリアのうちその投光素子と受光素子によりなる
光軸中に物体が侵入したことが判断される。ここで、1
つの受光素子が発光している時には、対をなす受光素子
からの受光信号のみを受光可能にするのは、次の理由に
よる。すなわち、投光素子から発せられる光がそれと対
をなす受光素子のみに入射されるとは限らず、その近傍
に設けられている受光素子にも比較的強度の大きい光と
して入射する場合がある。したがって、全ての受光素子
からの受光信号が等しく1つの比較回路に入力される構
成とすると、物体の侵入によってその光軸が遮光状態に
あるにもかかわらず受光状態と判断してしまい、物体の
侵入を正確に検出できなくなるからである。
【0006】また、投光器102側において、例えば投
光素子211〜218を駆動する回路に故障等が発生し
た場合には、シフトレジスタ1271〜1278が正常
に動作していても投光素子211〜218が所定のタイ
ミングで1個ずつ点灯されず、同時に2個以上の投光素
子が発光する不具合(以下、本明細書では「多重投光」
という)が生じる。このような多重投光が発生すると、
光軸を遮断している侵入物体がある場合でも、他の投光
素子からの光が遮光されずに本来発光タイミングとなっ
た投光素子に対応して設けられた受光素子に入光するお
それがある。すると、受光器103側では、投光素子か
らの入光信号があるとして遮光状態が判断されないこと
となる。なお、多重投光が発生する要因として、投光素
子の制御回路や駆動回路の故障等の他に、投光回路12
3に使用されるシフトレジスタ1271〜1278にノ
イズ等の影響により誤ったデータがセットされた場合も
考えられる。
【0007】このような多重投光の発生による誤検出を
防止するため、本従来例の多光軸光電スイッチでは次の
ような技法を採用している。すなわち、本従来例では、
複数の投光素子211〜218に供給される負荷電流を
検出する電流検出回路126と、この電流検出回路12
6による電流検出値が本体点灯タイミングとなった投光
素子の点灯に要する負荷電流の範囲を上回っていたとき
は投光素子211〜218が動作異常であることを外部
に報知する状態検知手段126bとを備えた構成として
いる。つまり、本従来例では、所定タイミングで順次点
灯される複数の投光素子211〜218の負荷電流が電
流検出手段126により検出され、状態検知手段126
bによりこのときの検出電流値が所定範囲内にあるか否
かを判定する。これにより、1個の投光素子の点灯に要
する負荷電流の範囲を超えて負荷電流が検出される場
合、すなわちある点灯タイミングで複数個の投光素子が
同時に点灯する多重投光状態を検知することとして遮光
状態検出動作の信頼性を向上させるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の多光軸光電スイッチにあっては、投光素子に流れる
電流の和を見て設定値以上の電流が流れた場合に多重投
光が発生したと判断する方式なので、回路仕様として全
ての投光素子に流れる電流をほぼ等しく設計する必要が
あり、有効開口角を調整するために光軸ごとに異なった
電流値に設定することができないという問題点がある。
つまり、多光軸光電スイッチにおいては、必要な有効開
口角と光軸調整のし易さ等を両立させるために各光軸の
投光素子に流れる電流を光軸ごとに設定する場合がある
が、従来の多光軸光電スイッチにおいては、各光軸の投
光素子に流れる電流がほぼ同一である必要から光軸ごと
の電流設定を行えずに設計の自由度が低くなってしまう
という問題である。
【0009】また、多重投光が発生する要因として、上
述した投光素子の投光回路(制御回路および駆動回路)
の故障やノイズによる誤データの設定等、投光素子に対
して誤った信号が供給される場合の他に、投光素子の制
御回路が正常動作している場合であっても装置内に金属
製の異物が混入したり、基板実装時の半田のブリッジ等
によって投光素子の制御回路の出力端子同士がショート
(短絡)すること等が挙げられる。このような場合に投
光素子の制御回路に一般的なロジックICを使用してい
ると、制御回路の出力信号は正常時の”H”レベルの半
分程度の電圧振幅しか得られず、1つの投光素子に流れ
る電流も半分程度となって、上記従来例のように投光素
子に流れる電流の総和を監視する方式では、このような
場合の多重投光を検出することは極めて困難になるとい
う事情もあった。
【0010】本発明は、上記従来の問題点や事情に鑑み
てなされたものであって、投光素子の投光回路(制御回
路および駆動回路)の故障やノイズによる誤データの設
定等、投光素子に対して誤った信号が供給される場合、
或いは、装置内に金属製の異物が混入したり、基板実装
時の半田のブリッジ等によって投光素子の制御回路の出
力端子同士がショート(短絡)した場合等において発生
する多重投光等の投光素子の動作異常を検出して、多重
投光状態の発生等による誤検出を防止すると共に遮光状
態の検出をより確実に行い得る多光軸光電スイッチを提
供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、複数の投光素子と、所定の
投光タイミングを規定する信号を出力する投光制御手段
と、前記投光制御手段からの投光タイミング信号に基づ
いて前記複数の投光素子を順次駆動制御する各投光素子
駆動回路と、前記複数の投光素子と対をなして対応する
それぞれの投光素子からの光を受ける複数の受光素子
と、前記複数の受光素子の受光信号を前記投光タイミン
グ信号に同期させて受光可能にする受光制御手段と、を
有する多光軸光電スイッチにおいて、前記各投光素子駆
動回路の入力側又は出力側電圧を検出する電圧検出手段
と、前記電圧検出手段で検出した駆動電圧に基づき前記
複数の投光素子の動作異常を検出する異常検出手段と、
を有することを特徴としている。
【0012】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の多光軸光電スイッチにおいて、前記電圧検出手段の
入力側電圧は前記投光タイミング信号の電圧であるこ
と、を特徴としている。さらに、請求項3記載の発明
は、請求項1記載の多光軸光電スイッチにおいて、前記
各投光素子駆動回路は各投光素子に供給される電流を前
記投光タイミング信号に基づきオン/オフさせる複数の
スイッチング手段を有し、前記電圧検出手段の出力側電
圧は該各スイッチング手段の出力電圧であること、を特
徴としている。そして、請求項4記載の発明は、請求項
1〜3のいずれか1項記載の多光軸光電スイッチにおい
て、前記電圧検出手段が、前記各投光素子駆動回路の電
圧を1つに纏める抵抗ネットワークを有し、前記異常検
出手段が、該抵抗ネットワークの出力が1方に、リファ
レンス電位が他方に入力され、異常信号を出力する比較
回路であること、を特徴としている。さらに、請求項5
記載の発明は、請求項4記載の多光軸光電スイッチにお
いて、前記異常検出手段が、前記比較回路を2個有し、
1方の比較回路のリファレンス電位は、前記投光制御手
段の誤動作に起因する2重投光時の前記抵抗ネットワー
クの出力値よりも低く、かつ、正常時の前記抵抗ネット
ワークの出力値よりも高い電位であること、他方の比較
回路のリファレンス電位は、前記投光制御手段の出力端
子間短絡に起因する2重投光時の前記抵抗ネットワーク
の出力値よりも高く、かつ、正常時の前記抵抗ネットワ
ークの出力値よりも低い電位であること、を特徴として
いる。
【0013】以上の構成により、これにより、投光制御
手段の故障やノイズによる誤データの設定等、投光素子
に対して誤った信号が供給される場合、或いは、金属製
の異物が混入したり、基板実装時の半田のブリッジ等に
よって投光制御手段の信号線同士がショート(短絡)し
た場合等により発生する多重投光等の投光素子の動作異
常を何れの場合であっても検出することができ、多重投
光状態の発生等による誤検出を防止すると共に遮光状態
の検出をより確実に行うことができる。また、予め動作
異常の原因別に検出され得る電圧を認識しておけば、電
圧検出手段によって検出した電圧値によって動作異常の
原因を特定することが可能となる。また、電圧検出手段
をスター状の抵抗ネットワーク等で実現して、1つの検
出電圧に基づき多重投光検出手段で動作異常を検知する
ようしたので回路規模を小さくすることができる。さら
に、投光素子に供給される駆動電圧を監視する手法であ
るため、投光素子に流れる電流値の影響を受けることが
無く、各光軸ごとに最適な電流値に設定できるなど設計
の自由度を向上させることも可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の多光軸光電スイッ
チの実施の形態について、図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明の一実施形態に係る多光軸光電スイッ
チの構成図である。また図2は本実施形態の多光軸光電
スイッチの全体の斜視図、図3は本実施形態の多光軸光
電スイッチ(8本の光軸の場合)の投光器2における主
要部分のより詳細な回路構成図である。
【0015】図1および図2において、本実施形態の多
光軸光電スイッチ1は投光器2および受光器3から構成
され、投光器2の投光素子21と受光器3の受光素子3
1とを対向配置させて投光素子21から発せられる光軸
(光ビーム)5により検出エリアを形成している。ま
た、図1において、投光器2は、複数の投光素子21
(211〜21N)、投光素子駆動回路221〜22
N、投光素子切替回路23、投光器制御回路24、電圧
検出回路25、多重投光検出回路26を備えて構成され
ている。また受光器3は、複数の受光素子31(311
〜31N)、受光信号増幅回路321〜32N、受光素
子切替回路33、受光器制御回路34、出力回路35お
よび受光信号処理回路36および表示器6を備えて構成
されている。
【0016】まず投光器2側では、複数の投光素子21
(211〜21N)は発光ダイオード等で実現され、受
光器3との対向面に所定のピッチでN個配設されてい
る。N個の投光素子211〜21Nはそれぞれ投光素子
駆動回路221〜22Nにより駆動制御される。N個の
投光素子駆動回路221〜22Nは、例えば図3に示す
ように、一端を電源電位Vccに接続した投光素子21
1〜21Nの他端と接地電位GND間に直列接続された
NPNトランジスタQ1〜Q8および抵抗R11〜R1
8のエミッタフォロワ回路によって構成され、NPNト
ランジスタQ1〜Q8のスイッチング制御により駆動制
御が行われる。また、投光素子切替回路23および投光
器制御回路24は投光制御手段に該当し、投光器制御回
路24は所定の投光タイミングを規定するクロックを投
光素子切替回路23に対して出力し、投光素子切替回路
23はN個の投光素子駆動回路221〜22Nを時分割
スキャンする。投光素子切替回路23は従来例と同様に
シリアル接続されたシフトレジスタ等で構成され、投光
器制御回路24からのクロックタイミングでシフトレジ
スタの出力状態を順次シフトさせ、投光素子駆動回路2
21〜22Nを時分割スキャンして、投光素子211〜
21Nを順次点灯させる。
【0017】電圧検出回路25は電圧検出手段に該当
し、N個の投光素子211〜21Nに供給される駆動電
圧を検出する。図3の回路構成例では、NPNトランジ
スタQ1〜Q8のエミッタ電位を、抵抗R20〜R28
およびダイオードD1〜D8を組み合わせたスター状の
抵抗ネットワークで検出している。また、多重投光検出
回路26は異常検出手段に該当し、電圧検出回路25で
検出した駆動電圧に基づきN個の投光素子211〜21
Nの動作異常を検出する。図3の構成例では、2つのコ
ンパレータCMP1,CMP2およびレファレンス電位
Vab,Vbcを生成する抵抗Ra,Rb,Rcによっ
て構成し、抵抗ネットワークの接続点の電位Vnがリフ
ァレンス電位VabからVbcまでの範囲内にあれば正
常動作、該範囲外であれば異常動作と判断している。
【0018】また受光器3側では、複数の受光素子31
(311〜31N)はフォトトランジスタ等で実現さ
れ、投光器2側のN個の投光素子駆動回路221〜22
Nと同一ピッチでN個配設されている。N個の受光素子
311〜31Nはそれぞれ受光信号増幅回路321〜3
2Nにより増幅される。また、受光素子切替回路33お
よび受光器制御回路34は受光制御手段に該当し、受光
器制御回路34は投光タイミングと同期したクロックを
受光素子切替回路33に対して出力し、受光素子切替回
路33はN個の受光信号増幅回路321〜32Nを時分
割スキャンする。つまり、N個の受光素子311〜31
Nは対となるN個の投光素子211〜21Nの投光タイ
ミングのみ動作するように選択的に駆動され、自分の光
軸以外のタイミングで発光する投光素子からの光には反
応しないようになっている。すなわち、投光素子切替回
路33は従来例と同様にシリアル接続されたシフトレジ
スタ等で構成され、受光器制御回路34からのクロック
タイミングでシフトレジスタの出力状態を順次シフトさ
せ、受光信号増幅回路321〜32Nを時分割スキャン
して、受光信号増幅回路321〜32Nの出力である受
光信号を受光信号処理回路36に出力させる。さらに表
示器6は、当該多光軸光電スイッチ1の状態を表示する
もので、例えば赤と緑の表示をする表示灯を1個用いた
ものであれば、全ての光軸が一致したとき緑で点灯し、
それ以外の場合は赤で点灯するとか、また、単色の表示
灯であれば全ての光軸が一致したときは点灯し、それ以
外の場合は消灯するようにし、さらに上記異常動作が確
認されたときには表示灯を点滅させるといったものであ
る。なお、本実施形態では、表示器6を受光器3側に設
置しているが、投光器2側、或いは投光器2および受光
器3の両方に設置するようにしてもよい。
【0019】受光信号処理回路36は、例えば受光信号
を増幅する増幅回路、増幅された受光信号を所定のしき
い値と比較して入光/遮光状態を表す2値信号に変換す
る2値化回路、並びに、この2値信号で入射光状態を判
別する検波回路等で構成されている。受光信号処理回路
36の出力は受光器制御回路34に供給されて、受光器
制御回路34において、全ての光軸について一致して入
光状態の場合には検出エリアへの物体の侵入が無かった
とし、また1光軸でも遮光状態となった場合には検出エ
リアへの物体の侵入があったと判断する。この判断結果
は、出力回路35を介して当該多光軸光電スイッチ1が
設置されているプレス機等に通知されて動作停止等の制
御が行われる。
【0020】次に、以上説明したような構成を備えた本
実施形態の多光軸光電スイッチ1における動作について
各図を参照して説明する。基本的な動作については図4
を用いて、また本実施形態の特徴である異常動作時にお
ける誤検出防止のための電圧検出回路25および多重投
光検出回路26の動作については図5乃至図10を用い
て説明する。ここで、図4は多光軸光電スイッチ1の要
部タイミングチャート、図5は正常動作時における投光
器2の部分構成を示した動作説明図、図6は正常動作時
における投光器2の要部タイミングチャート、図7は異
常動作(多重投光発生)時における投光器2の部分構成
を示した動作説明図、図8は異常動作(多重投光発生)
時における投光器2の要部タイミングチャート、図9は
異常動作(回路短絡発生)時における投光器2の部分構
成を示した動作説明図、図10は異常動作(回路短絡発
生)時における投光器2の要部タイミングチャートであ
る。
【0021】まず、本実施形態の多光軸光電スイッチ1
における基本的な動作は、投光器2の投光素子211〜
21Nを投光素子駆動回路221〜22Nによって所定
間隔でサイクリックにスキャン投光させ、該投光タイミ
ングに同期して対となる受光器3の受光信号増幅回路3
21〜32Nもサイクリックにスキャン受光させて各光
軸の入光/遮光を検出する。すなわち、投光器2からの
投光タイミングは図4(イ)に示される投光第1光軸か
ら投光第N光軸までの信号波形の如くであり、投光器制
御回路24からのタイミング制御により、所定間隔で投
光素子切替回路23および投光素子駆動回路221〜2
2Nを介して、投光素子211〜21Nが順にスキャン
投光する。また受光器3では、図4(ロ)に示される受
光第1光軸から受光第N光軸までの受光タイミングとな
るように、受光器制御回路34からのタイミング制御に
より、投光器2の投光タイミングに同期して対となる受
光素子311〜31Nの受光信号増幅回路311〜31
Nを動作させてスキャン受光する。ここで、投光器制御
回路24の投光タイミングと受光器制御回路34の受光
タイミング間の同期は、信号線8を介して受光器3側か
ら投光器2側に同期認識パルスパターンを送信して行っ
ている。なお、この同期は、このような電気信号を用い
る手法の他に、光学的なバースト信号を送信して行う手
法も考えられる。この場合、受光器3側の表示器による
状態表示であれば、投光器2および受光器3間の信号線
8が不要となる。
【0022】さらに受光器3の受光信号の検出は、図4
(ハ)に示すように、第1光軸から第N光軸までの受光
信号(受光信号増幅回路321〜32Nの出力)を、受
光信号処理回路36の増幅回路で増幅し、2値化回路で
はこの増幅された受光信号(アナログ出力)を所定のし
きい値と比較して入光/遮光状態を表す2値信号に変換
する(同図(a)および(b)参照)。すなわち、しき
い値を越えていれば入光状態と判定してパルスを出力し
(値1)、しきい値以下であれば遮光状態と判定してパ
ルスを出力しない(値0)。さらに検波回路で検波され
た信号により、受光器制御回路34では、全ての光軸に
ついて一致して入光状態の場合には検出エリアへの物体
の侵入が無かったとし、また1光軸でも遮光状態となっ
た場合には検出エリアへの物体の侵入があったと判断す
る。
【0023】次に、本実施形態の多光軸光電スイッチ1
の異常動作時における誤検出防止のための投光器2の主
要部の動作について詳細に説明する。なお、以下の説明
では、光軸を第1から第8までの8光軸とし、多重投光
検出回路26において、抵抗Ra,Rb,Rcによって
生成されるレファレンス電位Vab,Vbcをそれぞれ
2.2V,1.5Vとし、抵抗ネットワークの接続点の
電位Vnがリファレンス電位Vab=2.2VからVb
c=1.5Vまでの範囲内にあれば正常動作と判断し、
該範囲外であれば異常動作と判断するものとする。
【0024】まず、多重投光や回路の短絡が発生してい
ない正常動作時の投光器2の主要部(電圧検出回路25
および多重投光検出回路26)の動作について図5およ
び図6を参照して説明する。なお図5では、第1光軸か
ら第3光軸までの投光素子211〜213および投光素
子駆動回路221〜223とそれらに接続される電圧検
出回路25(抵抗ネットワーク)の一部分を示してい
る。また同図中に付記されている電圧波形は、第2光軸
の投光タイミングにおけるもの(図6中のタイミングT
1に相当)を示している。投光器2においては、図6
(a)〜(h)に示すように、投光素子切替回路23の
出力である駆動電圧VC1〜VC8の電圧波形は、投光
素子211〜21Nをスキャン投光するべく順次サイク
リックに展開される。第2光軸の投光タイミングT1に
おいては、投光素子切替回路23からの駆動電圧VC1
〜VC3(図5)は、駆動電圧VC2のみ5Vで他の駆
動電圧は0Vである。したがって、投光素子駆動回路2
22のトランジスタQ2のみがオン状態となって投光素
子212に規定の電流が流れ、該投光素子212のみが
発光することとなる。この時、投光素子駆動回路222
と電圧検出回路25(抵抗ネットワーク)との接続点の
電位、すなわちNPNトランジスタQ2のエミッタ電位
は約4.4Vであり、抵抗ネットワークの接続点の電位
Vnは抵抗R20〜R28の分圧により約1.9Vとな
る(図6(i)参照)。この抵抗ネットワークの接続点
電位Vn=1.9Vは、コンパレータCMP1において
リファレンス電位Vbc=1.5V以上であるのでコン
パレータCMP1の出力は0V(値0)となり(図6
(j)参照)、コンパレータCMP2においてリファレ
ンス電位Vab=2.2V以下であるのでコンパレータ
CMP2の出力は5V(値1)となる(図6(k)参
照)。すなわち、抵抗ネットワークの接続点電位Vn
は、リファレンス電位Vab=2.2VからVbc=
1.5Vまでの範囲内にあるので正常動作と判断される
こととなる。
【0025】次に、投光素子切替回路23等の制御回路
の故障により多重投光が発生している異常動作時の投光
器2の主要部(電圧検出回路25および多重投光検出回
路26)の動作について図7および図8を参照して説明
する。なお図7では、図5と同様に、第1光軸から第3
光軸までの投光素子211〜213および投光素子駆動
回路221〜223とそれらに接続される電圧検出回路
25(抵抗ネットワーク)の一部分を示している。また
同図中に付記されている電圧波形は、第2光軸の投光タ
イミングにおけるもの(図8中のタイミングT1に相
当)を示している。投光器2においては、図8(a)〜
(h)に示すように、投光素子切替回路23の出力であ
る駆動電圧VC1〜VC8の電圧波形は、投光素子21
1〜21Nをスキャン投光するべく順次サイクリックに
展開される。第2光軸の投光タイミングT1において第
2光軸および第3光軸の多重投光が発生している場合に
は、投光素子切替回路23からの駆動電圧VC1〜VC
3(図7)は、駆動電圧VC2およびVC3が5Vで他
の駆動電圧は0Vである。したがって、投光素子駆動回
路222および223のトランジスタQ2およびQ3が
オン状態となって、投光素子212および213が発光
することとなる。この時、NPNトランジスタQ2およ
びQ3のエミッタ電位は約4.4Vであり、抵抗ネット
ワークの接続点の電位Vnは抵抗R20〜R28の分圧
により約2.5Vとなる(図8(i)参照)。この抵抗
ネットワークの接続点電位Vn=2.5Vは、コンパレ
ータCMP1においてリファレンス電位Vbc=1.5
V以上であるのでコンパレータCMP1の出力は0V
(値0)となり(図8(j)参照)、コンパレータCM
P2においてリファレンス電位Vab=2.2V以上で
あるのでコンパレータCMP2の出力も0V(値0)と
なる(図8(k)参照)。すなわち、抵抗ネットワーク
の接続点電位Vnは、リファレンス電位Vab=2.2
VからVbc=1.5Vまでの範囲外にあるので異常動
作状態にあると判断されることになる。
【0026】さらに、回路の短絡が発生している異常動
作時の投光器2の主要部(電圧検出回路25および多重
投光検出回路26)の動作について図9および図10を
参照して説明する。なお図9では、図5と同様に、第1
光軸から第3光軸までの投光素子211〜213および
投光素子駆動回路221〜223とそれらに接続される
電圧検出回路25(抵抗ネットワーク)の一部分を示し
ている。また同図中に付記されている電圧波形は、第2
光軸の投光タイミングにおけるもの(図8中のタイミン
グT1に相当)を示している。投光器2においては、図
10(a)〜(h)に示すように、投光素子切替回路2
3の出力である駆動電圧VC1〜VC8の電圧波形は、
投光素子211〜21Nをスキャン投光するべく順次サ
イクリックに展開される。投光素子切替回路23の出力
である駆動電圧VC2およびVC3間で信号線が短絡
(ショート)している場合には、第2光軸の投光タイミ
ングT1および第3光軸の投光タイミングにおいて、投
光素子切替回路23からの駆動電圧VC1〜VC3(図
9)は、ショートしていない時のVC2が5.0V、V
C3が0Vであるので、VC2とVC3の出力インピー
ダンスが同じであれば、駆動電圧VC2およびVC3が
2.5Vで他の駆動電圧は0Vである。したがって、投
光素子駆動回路222および223のトランジスタQ2
およびQ3がオン状態となって、投光素子212および
213が発光することとなる。この時、NPNトランジ
スタQ2およびQ3のエミッタ電位は約1.9Vであ
り、抵抗ネットワークの接続点の電位Vnは抵抗R20
〜R28の分圧により約0.86Vとなる(図10
(i)参照)。この抵抗ネットワークの接続点電位Vn
=0.86Vは、コンパレータCMP1においてリファ
レンス電位Vbc=1.5V以下であるのでコンパレー
タCMP1の出力は5V(値1)となり(図10(j)
参照)、コンパレータCMP2においてリファレンス電
位Vab=2.2V以下であるのでコンパレータCMP
2の出力も5V(値1)となる(図10(k)参照)。
すなわち、抵抗ネットワークの接続点電位Vnは、リフ
ァレンス電位Vab=2.2VからVbc=1.5Vま
での範囲外にあるので異常動作状態にあると判断される
ことになる。
【0027】なお、本実施形態においては、上述したよ
うに、多重投光発生時にはコンパレータCMP1および
CMP2の出力は共に0V(値0)となり、投光素子切
替回路23の出力端子間の短絡発生時にはコンパレータ
CMP1およびCMP2の出力は共に5V(値1)とな
るので、コンパレータCMP1およびCMP2の出力値
の組み合わせによって異常動作状態の(多重投光か短絡
かの)切り分けが可能である。また、各光軸の投光素子
211〜218に流れる電流は、抵抗R11〜R18の
抵抗値により設定される。ここで、光軸ごとに電流値を
設定する場合には、抵抗R11〜R18の抵抗値を変更
すればよく、このような場合であっても、投光素子駆動
回路221〜228に使用しているエミッタフォロワ回
路の出力抵抗が十分に低いので、各光軸間のNPNトラ
ンジスタのエミッタ端子の電圧差は十分少なく、回路動
作上特に問題になることはない。
【0028】以上説明したように、本実施形態の多光軸
光電スイッチでは、電圧検出回路25によってN個の投
光素子211〜21Nに供給される駆動電圧を検出し、
多重投光検出回路26によって電圧検出回路25で検出
した駆動電圧に基づきN個の投光素子211〜21Nの
動作異常を検出するので、投光素子の制御回路(投光器
制御回路24、投光素子切替回路23等)の故障やノイ
ズによる誤データの設定等、投光素子211〜21Nに
対して誤った信号が供給される場合、或いは、金属製の
異物が混入したり、基板実装時の半田のブリッジ等によ
って投光素子の制御回路の信号線同士がショート(短
絡)した場合等により発生する多重投光等の投光素子の
動作異常を何れの場合であっても検出することができ、
多重投光状態の発生等による誤検出を防止すると共に遮
光状態の検出をより確実に行うことができる。特に、本
実施形態では、多重投光検出回路26におけるコンパレ
ータCMP1およびCMP2の出力値の組み合わせによ
って、動作異常(多重投光か短絡か)の切り分けが可能
である。また、電圧検出回路25における抵抗ネットワ
ークにより、全光軸の異常を1つの多重投光検出回路2
6で検知することができるので、回路規模を小さくする
ことができる。さらに、投光素子駆動回路221〜22
Nの駆動電圧波形を監視する手法であるため、投光素子
211〜21Nに流れる電流値の影響を受けることが無
く、各光軸ごとに最適な電流値に設定できるなど設計の
自由度を向上させることも可能である。
【0029】(実施形態の変形例)次に、上記実施形態
に係る多光軸光電スイッチ1の変形例として、電圧検出
回路25の他の回路構成を例示する。図11は、本変形
例の多光軸光電スイッチ(8本の光軸の場合)の投光器
2における主要部分のより詳細な回路構成図であり、上
記実施形態の図3に置き代わるものである。すなわち図
11において、電圧検出回路25は、投光素子211〜
218に供給される駆動電圧を検出するもので、NPN
トランジスタQ1〜Q8のベース電位(投光素子切替回
路23の出力)を、抵抗R20〜R28およびダイオー
ドD1〜D8を組み合わせたスター状の抵抗ネットワー
クで検出している。また、多重投光検出回路26は、2
つのコンパレータCMP1,CMP2およびレファレン
ス電位Vab,Vbcを生成する抵抗Ra,Rb,Rc
によって構成し、抵抗ネットワークの接続点の電位Vn
がリファレンス電位VabからVbcまでの範囲内にあ
れば正常動作、該範囲外であれば異常動作と判断してい
る。
【0030】本変形例の電圧検出回路では、図3の回路
構成と比較して、各光軸の投光素子駆動回路221〜2
2Nの電圧波形を取り出す位置が異なり、NPNトラン
ジスタQ1〜Q8のベース端子より抵抗ネットワークに
接続した構成であるが、本変形例においても投光素子駆
動回路221〜22NにNPNトランジスタによるエミ
ッタフォロワ回路を使用しているため、抵抗ネットワー
クに入力される電圧波形は、上記実施形態(図3による
構成)のものよりNPNトランジスタのベース・エミッ
タ間電圧Vbe分だけ高い電圧となる。したがって、多
重投光検出回路26のレファレンス電位Vab,Vbc
を、それぞれベース・エミッタ間電圧Vbe分だけ高い
値に設定すれば、上記実施形態における図5乃至図10
の説明がそのまま適用されることとなって、上記と同等
の効果を奏することは明らかである。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多光軸光
電スイッチによれば、電圧検出手段によって複数の投光
素子に供給される駆動電圧を検出し、異常検出手段によ
って電圧検出手段で検出した駆動電圧に基づき複数の投
光素子の動作異常を検出することとしたので、投光制御
手段の故障やノイズによる誤データの設定等、投光素子
に対して誤った信号が供給される場合、或いは、金属製
の異物が混入したり、基板実装時の半田のブリッジ等に
よって投光制御手段の信号線同士がショート(短絡)し
た場合等により発生する多重投光等の投光素子の動作異
常を何れの場合であっても検出することができ、多重投
光状態の発生等による誤検出を防止すると共に遮光状態
の検出をより確実に行い得る多光軸光電スイッチを提供
することができる。また、本発明の多光軸光電スイッチ
によれば、電圧検出手段により、投光タイミング信号ま
たは該投光タイミング信号に基づきオン/オフして複数
の投光素子の発光を制御する複数のスイッチング手段の
電圧を検出することとし、例えば、予め動作異常の原因
別に検出され得る電圧を認識しておけば、電圧検出手段
によって検出した電圧値によって動作異常の原因を特定
することが可能となる。また、電圧検出手段をスター状
の抵抗ネットワーク等で実現して、1つの検出電圧に基
づき多重投光検出手段で動作異常を検知するようにすれ
ば、回路規模を小さくすることができる。さらに、投光
素子に供給される駆動電圧を監視する手法であるため、
投光素子に流れる電流値の影響を受けることが無く、各
光軸ごとに最適な電流値に設定できるなど設計の自由度
を向上させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る多光軸光電スイッチ
の構成図である。
【図2】実施形態の多光軸光電スイッチの全体の斜視図
である。
【図3】実施形態の多光軸光電スイッチ(8本の光軸の
場合)の投光器における主要部分の詳細な回路構成図で
ある。
【図4】実施形態の多光軸光電スイッチの要部タイミン
グチャートである。
【図5】正常動作時における投光器の部分構成を示した
動作説明図である。
【図6】正常動作時における投光器の要部タイミングチ
ャートである。
【図7】異常動作(多重投光発生)時における投光器の
部分構成を示した動作説明図である。
【図8】異常動作(多重投光発生)時における投光器の
要部のタイミングチャートである。
【図9】異常動作(回路短絡発生)時における投光器の
部分構成を示した動作説明図である。
【図10】異常動作(回路短絡発生)時における投光器
の要部のタイミングチャートである。
【図11】変形例の多光軸光電スイッチの投光器におけ
る主要部分のより詳細な回路構成図である。
【図12】従来の多光軸光電スイッチの全体構成図であ
る。
【図13】従来の多光軸光電スイッチにおける投光器の
回路構成図である。
【符号の説明】
1 多光軸光電スイッチ 2 投光器 3 受光器 5 光軸(光ビーム) 6 表示器 8 信号線 21,211〜21N 投光素子 221〜22N 投光素子駆動回路 23 投光素子切替回路(投光制御手段) 24 投光器制御回路(投光制御手段) 25 電圧検出回路(抵抗ネットワーク) 26 多重投光検出回路(異常検出手段) 31,311〜31N 受光素子 321〜32N 受光信号増幅回路 33 受光素子切替回路(受光制御手段) 34 受光器制御回路(受光制御手段) 35 出力回路 36 受光信号処理回路 Vcc 電源電位 GND 接地電位 Q1〜Q8 NPNトランジスタ R11〜R28,Ra,Rb,Rc 抵抗 D1〜D8 ダイオード CMP1,CMP2 コンパレータ VC1〜VC8 投光素子駆動電圧 Vn 抵抗ネットワークの接続点電位 Vab,Vbc リファレンス電位

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の投光素子と、 所定の投光タイミングを規定する信号を出力する投光制
    御手段と、 前記投光制御手段からの投光タイミング信号に基づいて
    前記複数の投光素子を順次駆動制御する各投光素子駆動
    回路と、 前記複数の投光素子と対をなして対応するそれぞれの投
    光素子からの光を受ける複数の受光素子と、 前記複数の受光素子の受光信号を前記投光タイミング信
    号に同期させて受光可能にする受光制御手段と、を有す
    る多光軸光電スイッチにおいて、 前記各投光素子駆動回路の入力側又は出力側電圧を検出
    する電圧検出手段と、 前記電圧検出手段で検出した駆動電圧に基づき前記複数
    の投光素子の動作異常を検出する異常検出手段と、を有
    すること、 を特徴とする多重投光検出可能な多光軸光電スイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多光軸光電スイッチにお
    いて、 前記電圧検出手段の入力側電圧は前記投光タイミング信
    号の電圧であること、 を特徴とする請求項1記載の多重投光検出可能な多光軸
    光電スイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の多光軸光電スイッチにお
    いて、 前記各投光素子駆動回路は各投光素子に供給される電流
    を前記投光タイミング信号に基づきオン/オフさせる複
    数のスイッチング手段を有し、 前記電圧検出手段の出力側電圧は該各スイッチング手段
    の出力電圧であること、を特徴とする請求項1記載の多
    重投光検出可能な多光軸光電スイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載の多
    光軸光電スイッチにおいて、 前記電圧検出手段が、前記各投光素子駆動回路の電圧を
    1つに纏める抵抗ネットワークを有し、 前記異常検出手段が、該抵抗ネットワークの出力が1方
    に、リファレンス電位が他方に入力され、異常信号を出
    力する比較回路であること、 を特徴とする多重投光検出可能な多光軸光電スイッチ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の多光軸光電スイッチにお
    いて、 前記異常検出手段が、前記比較回路を2個有し、 1方の比較回路のリファレンス電位は、前記投光制御手
    段の誤動作に起因する2重投光時の前記抵抗ネットワー
    クの出力値よりも低く、かつ、正常時の前記抵抗ネット
    ワークの出力値よりも高い電位であること、 他方の比較回路のリファレンス電位は、前記投光制御手
    段の出力端子間短絡に起因する2重投光時の前記抵抗ネ
    ットワークの出力値よりも高く、かつ、正常時の前記抵
    抗ネットワークの出力値よりも低い電位であること、 を特徴とする多重投光検出可能な多光軸光電スイッチ。
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