JP2007324898A - 多光軸光電センサ、多光軸光電センサの投光器、多光軸光電センサの受光器 - Google Patents
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Abstract
【課題】投光器と受光器の電源投入のずれに起因する不具合を効果的に抑えることのできる構成を提供する。
【解決手段】受光器30には、外部出力端子が設けられ、この外部出力端子には、A接点スイッチが接続である。リレーユニットには、A接点スイッチが検出信号に応じて正常動作する場合に、検出信号と対応した正常動作信号を出力するB接点スイッチが設けられ、異常検出端子は、このB接点スイッチと接続である。受光器側CPUが異常判断した場合には、表示部により報知がなされる。一方、投光器20の補助出力端子は、異常検出端子と電気的に接続された状態で、異常判断の際に正常動作信号として扱われる信号を検出信号と対応させて異常検出端子に出力する。さらに、受光器30は、電源投入時に、投光器20の起動を確認した場合に異常判断を許可する許可手段を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】受光器30には、外部出力端子が設けられ、この外部出力端子には、A接点スイッチが接続である。リレーユニットには、A接点スイッチが検出信号に応じて正常動作する場合に、検出信号と対応した正常動作信号を出力するB接点スイッチが設けられ、異常検出端子は、このB接点スイッチと接続である。受光器側CPUが異常判断した場合には、表示部により報知がなされる。一方、投光器20の補助出力端子は、異常検出端子と電気的に接続された状態で、異常判断の際に正常動作信号として扱われる信号を検出信号と対応させて異常検出端子に出力する。さらに、受光器30は、電源投入時に、投光器20の起動を確認した場合に異常判断を許可する許可手段を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、多光軸光電センサ、多光軸光電センサの投光器、多光軸光電センサの受光器に関する。
従来より、複数の投光素子が備えられた投光器と各投光素子に対応して複数の受光素子が備えられた受光器とが対向して配置されてなる多光軸光電センサが提供されている。特許文献1の例に代表されるこの種の多光軸光電センサは、投光器に備えられた投光素子が所定の投光タイミングにて順次投光される投光スキャン動作を所定周期で繰り返し行うとともに、各投光素子と対応する受光素子からの受光信号に基づいて、検出エリア内への物体侵入が検出されるようになっている。
特開2003−133933公報
上記のような多光軸光電センサでは、受光状態に基づいて得られた検出信号を外部に出力し、例えば外部に設けられた外部制御機器にて利用する方法が用いられている。
このように外部制御機器に検出信号を出力する場合、受光器から出力される信号を直接外部機器に入力させるのではなく、半導体リレーなどのスイッチング手段を介在させ、そのスイッチング手段を介した検出信号を外部制御機器に入力させるようにすれば、ノイズ等に強い高精度な出力構成を実現できることとなる。
一方、上記のように受光器と外部機器との間にスイッチング手段を介在させる場合、そのスイッチング手段が正常に作動しているか否かを検出できるようにすると、検出信号の信頼性がより一層高まる。具体的には、投受光動作中にスイッチング手段が正常動作に応じて出力する正常動作信号を受光器に設けられた異常検出端子にて取得できるようにし、その正常動作信号に基づいて受光器側でスイッチング手段が正常であるか否かを判断できるようにすると、高精度かつ異常検出可能な出力構成を複雑な構成を伴うことなく実現できることとなる。
他方、利用者によっては、スイッチング手段を介在させずに用いたい場合もあるため、そのような場合にも好適に対応できる構成が望ましい。その例としては、投受光動作中に正常動作信号として扱われる信号を、同期信号と対応させて出力する補助出力端子を投光器側に設けるようにすればよい。このようにすれば、補助出力端子を異常検出端子に接続するだけで、正常動作信号として扱われる信号が投受光動作中に異常検出端子に入力されるようになるため、スイッチング手段を介在させなくても異常とならなくなり、スイッチング手段を介在させない使用を容易に実現できるようになる。
しかしながら、受光器で正常動作信号を取得して異常判断を行う構成の場合、多光軸光電センサ全体として立ち上がっていない場合に不具合が生じてしまう。例えば、受光器を電源投入して立ち上げた場合において、他方の投光器では未だ電源投入されていない場合、受光器では異常監視が開始されるものの、投受光動作されるべきタイミングで投光器から投光動作がなされないため、スイッチング手段が動作することはなく、結果として投受光動作されるべきタイミングで正常動作信号が出力されないこととなる。従って、スイッチング手段に不具合がなくても受光器で異常判定されるという不具合が生じることとなる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、投光器と受光器の電源投入のずれに起因する不具合を効果的に抑えることのできる構成を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、多光軸光電センサにおいて、
複数の投光素子を備えた投光器と、
各投光素子とそれぞれ光軸を構成するように配される複数の受光素子を備えた受光器と、
前記投光器と前記受光器とを接続する同期線と、
当該同期線を介して前記受光器から前記投光器へ送信される同期信号を生成する同期信号生成手段と、
各投光素子の投光タイミングを前記同期線を介して送信された前記同期信号に基づいて制御する投光制御手段と、
前記複数の受光素子を、前記同期信号に基づき各受光素子と対向して前記光軸を形成する前記投光素子の投光タイミングと同期させて受光動作させる受光制御手段と、
前記受光制御手段による各受光素子の受光状態に基づく検出信号を外部に出力する構成をなし、前記検出信号に対応したスイッチング動作を行うスイッチング手段が接続可能とされた外部出力端子と、
前記スイッチング手段が前記検出信号に応じて正常動作する場合に、前記検出信号と対応した前記正常動作信号を出力する正常動作信号出力手段が接続可能とされる異常検出端子と、
前記同期信号と、前記異常検出端子に入力される前記正常動作信号とに基づいて前記スイッチング手段の異常判断を行う異常判断手段と、
前記異常判断手段により異常判断された場合に報知を行う報知手段と、
前記異常検出端子と電気的に接続された場合に、前記異常判断手段により前記正常動作信号として扱われる信号を前記検出信号と対応させて前記異常検出端子に対して出力する補助出力端子と、
前記受光器の電源投入時に、前記投光器の起動を確認したことに基づいて前記異常判断手段による異常判断を許可する許可手段と、
を備えたことを特徴とする。
複数の投光素子を備えた投光器と、
各投光素子とそれぞれ光軸を構成するように配される複数の受光素子を備えた受光器と、
前記投光器と前記受光器とを接続する同期線と、
当該同期線を介して前記受光器から前記投光器へ送信される同期信号を生成する同期信号生成手段と、
各投光素子の投光タイミングを前記同期線を介して送信された前記同期信号に基づいて制御する投光制御手段と、
前記複数の受光素子を、前記同期信号に基づき各受光素子と対向して前記光軸を形成する前記投光素子の投光タイミングと同期させて受光動作させる受光制御手段と、
前記受光制御手段による各受光素子の受光状態に基づく検出信号を外部に出力する構成をなし、前記検出信号に対応したスイッチング動作を行うスイッチング手段が接続可能とされた外部出力端子と、
前記スイッチング手段が前記検出信号に応じて正常動作する場合に、前記検出信号と対応した前記正常動作信号を出力する正常動作信号出力手段が接続可能とされる異常検出端子と、
前記同期信号と、前記異常検出端子に入力される前記正常動作信号とに基づいて前記スイッチング手段の異常判断を行う異常判断手段と、
前記異常判断手段により異常判断された場合に報知を行う報知手段と、
前記異常検出端子と電気的に接続された場合に、前記異常判断手段により前記正常動作信号として扱われる信号を前記検出信号と対応させて前記異常検出端子に対して出力する補助出力端子と、
前記受光器の電源投入時に、前記投光器の起動を確認したことに基づいて前記異常判断手段による異常判断を許可する許可手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の多光軸光電センサにおいて、
前記補助出力端子は、前記投光器の電源投入された場合に、前記検出信号に連動したオンオフ信号を出力することを特徴とする。
前記補助出力端子は、前記投光器の電源投入された場合に、前記検出信号に連動したオンオフ信号を出力することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の多光軸光電センサにおいて、
前記停止手段は、予め設定される所定の前記投光手段からの光を対応する各受光手段で受光したか否かに基づいて前記投光器の起動を確認することを特徴とする。
前記停止手段は、予め設定される所定の前記投光手段からの光を対応する各受光手段で受光したか否かに基づいて前記投光器の起動を確認することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の多光軸光電センサにおいて、
前記停止手段は、全部の前記投光手段からの光を対応する前記各受光手段で受光したか否かに基づいて前記投光器の起動を確認することを特徴とする。
前記停止手段は、全部の前記投光手段からの光を対応する前記各受光手段で受光したか否かに基づいて前記投光器の起動を確認することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3又は請求項4に記載の多光軸光電センサにおいて、
前記停止手段は、予め設定される1又は複数の前記投光手段からの光を対応する前記各受光手段により予め設定される所定回数受光したか否かに基づいて前記投光器の起動を確認することを特徴とする。
前記停止手段は、予め設定される1又は複数の前記投光手段からの光を対応する前記各受光手段により予め設定される所定回数受光したか否かに基づいて前記投光器の起動を確認することを特徴とする。
請求項6の発明は、
同期信号を生成する同期信号生成手段を備えた受光器の受光素子とそれぞれ光軸を構成するように配される複数の投光素子を備え、各投光素子の投光タイミングを前記同期信号に基づいて制御する投光制御手段を有する投光器であって、
前記複数の受光素子を、前記同期信号に基づき各受光素子と対向して前記光軸を形成する前記投光素子の投光タイミングと同期させて受光動作させる受光制御手段と、前記受光制御手段による各受光素子の受光状態に基づく検出信号を外部に出力する構成をなし、前記検出信号に対応したスイッチング動作を行うスイッチング手段が接続可能とされた外部出力端子と、前記スイッチング手段が前記検出信号に応じて正常動作する場合に前記検出信号に対応した前記正常動作信号を出力する正常動作信号出力手段が接続可能とされる異常検出端子と、前記同期信号と、前記異常検出端子に入力される前記正常動作信号とに基づいて前記スイッチング手段の異常判断を行う異常判断手段と、前記異常判断手段により異常判断された場合に報知を行う報知手段と、前記受光器の電源投入時に、前記投光器の起動を確認したことに基づいて前記異常判断手段による異常判断を許可する許可手段と、を備えた前記受光器と同期線を介して接続される構成をなし、
前記異常検出端子と電気的に接続された場合に、前記異常判断手段により前記正常動作信号として扱われる信号を前記検出信号と対応させて前記異常検出端子に対して出力する補助出力端子を備えたことを特徴とする。
同期信号を生成する同期信号生成手段を備えた受光器の受光素子とそれぞれ光軸を構成するように配される複数の投光素子を備え、各投光素子の投光タイミングを前記同期信号に基づいて制御する投光制御手段を有する投光器であって、
前記複数の受光素子を、前記同期信号に基づき各受光素子と対向して前記光軸を形成する前記投光素子の投光タイミングと同期させて受光動作させる受光制御手段と、前記受光制御手段による各受光素子の受光状態に基づく検出信号を外部に出力する構成をなし、前記検出信号に対応したスイッチング動作を行うスイッチング手段が接続可能とされた外部出力端子と、前記スイッチング手段が前記検出信号に応じて正常動作する場合に前記検出信号に対応した前記正常動作信号を出力する正常動作信号出力手段が接続可能とされる異常検出端子と、前記同期信号と、前記異常検出端子に入力される前記正常動作信号とに基づいて前記スイッチング手段の異常判断を行う異常判断手段と、前記異常判断手段により異常判断された場合に報知を行う報知手段と、前記受光器の電源投入時に、前記投光器の起動を確認したことに基づいて前記異常判断手段による異常判断を許可する許可手段と、を備えた前記受光器と同期線を介して接続される構成をなし、
前記異常検出端子と電気的に接続された場合に、前記異常判断手段により前記正常動作信号として扱われる信号を前記検出信号と対応させて前記異常検出端子に対して出力する補助出力端子を備えたことを特徴とする。
請求項7の発明は、
同期信号を生成する同期信号生成手段を備え、複数の投光素子と、各投光素子の投光タイミングを前記同期信号に基づいて制御する投光制御手段と、を備えた投光器と、同期線を介して接続される受光器であって、
各投光素子とそれぞれ光軸を構成するように配される複数の受光素子と、
前記同期信号に基づき、前記複数の受光素子を、各受光素子と対向して前記光軸を形成する前記投光素子の投光タイミングと同期させて受光動作させる受光制御手段と、
前記受光制御手段による各受光素子の受光状態に基づく検出信号を外部に出力する構成をなし、前記検出信号に対応したスイッチング動作を行うスイッチング手段が接続可能とされた外部出力端子と、
前記スイッチング手段が前記検出信号に応じて正常動作する場合に前記検出信号と対応した正常動作信号を出力する正常動作信号出力手段が接続可能とされる異常検出端子と、
前記同期信号と、前記異常検出端子に入力される前記正常動作信号とに基づいて前記スイッチング手段の異常判断を行う異常判断手段と、
前記異常判断手段により異常判断された場合に報知を行う報知手段と、
を備え、
前記異常検出端子が、前記異常判断手段により前記正常動作信号として扱われる信号を前記検出信号と対応させて出力するように前記投光器に設けられた補助出力端子と接続可能とされており、
さらに、前記受光器の電源投入時に、前記投光器の起動を確認したことに基づいて前記異常判断手段による異常判断を許可する許可手段を備えたことを特徴とする。
同期信号を生成する同期信号生成手段を備え、複数の投光素子と、各投光素子の投光タイミングを前記同期信号に基づいて制御する投光制御手段と、を備えた投光器と、同期線を介して接続される受光器であって、
各投光素子とそれぞれ光軸を構成するように配される複数の受光素子と、
前記同期信号に基づき、前記複数の受光素子を、各受光素子と対向して前記光軸を形成する前記投光素子の投光タイミングと同期させて受光動作させる受光制御手段と、
前記受光制御手段による各受光素子の受光状態に基づく検出信号を外部に出力する構成をなし、前記検出信号に対応したスイッチング動作を行うスイッチング手段が接続可能とされた外部出力端子と、
前記スイッチング手段が前記検出信号に応じて正常動作する場合に前記検出信号と対応した正常動作信号を出力する正常動作信号出力手段が接続可能とされる異常検出端子と、
前記同期信号と、前記異常検出端子に入力される前記正常動作信号とに基づいて前記スイッチング手段の異常判断を行う異常判断手段と、
前記異常判断手段により異常判断された場合に報知を行う報知手段と、
を備え、
前記異常検出端子が、前記異常判断手段により前記正常動作信号として扱われる信号を前記検出信号と対応させて出力するように前記投光器に設けられた補助出力端子と接続可能とされており、
さらに、前記受光器の電源投入時に、前記投光器の起動を確認したことに基づいて前記異常判断手段による異常判断を許可する許可手段を備えたことを特徴とする。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、投光器と受光器の電源投入のずれに起因する不具合を効果的に抑えることのできる構成となる。
請求項1の発明によれば、投光器と受光器の電源投入のずれに起因する不具合を効果的に抑えることのできる構成となる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、正常動作信号として扱われる信号を簡易に生成できる好適例となる。
請求項2の発明によれば、正常動作信号として扱われる信号を簡易に生成できる好適例となる。
<請求項3の発明>
請求項3の構成によれば、特別な構成や複雑な構成を用いることなく投光器の電源投入を受光器側で確認できるようになる。
請求項3の構成によれば、特別な構成や複雑な構成を用いることなく投光器の電源投入を受光器側で確認できるようになる。
<請求項4の発明>
請求項4の構成によれば、投光器の電源投入をより確実に確認できる好適例となる。
請求項4の構成によれば、投光器の電源投入をより確実に確認できる好適例となる。
<請求項5の発明>
請求項5の構成によれば、投光器の電源投入をより確実に確認できる好適例となる。
請求項5の構成によれば、投光器の電源投入をより確実に確認できる好適例となる。
<請求項6の発明>
請求項6の発明によれば、請求項1と同様の効果を奏する投光器となる。
請求項6の発明によれば、請求項1と同様の効果を奏する投光器となる。
<請求項7の発明>
請求項7の発明によれば、請求項1と同様の効果を奏する受光器となる。
請求項7の発明によれば、請求項1と同様の効果を奏する受光器となる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図面を参照しつつ説明する。
本実施形態の多光軸光電センサ10は、図1に示すように、投光器20と受光器30とを対向させた状態で構成され、例えば、4チャンネルの光軸L1〜L4を有する。投光器20のうち受光器30と対向する面には、各チャンネル毎に1個(計4個)の投光素子21a〜21d(例えば、LED)が上下方向に一列に配列され、受光器30のうち投光器20と対向する面には投光素子21a〜21dと対をなす受光素子31a〜31d(例えば、フォトダイオード)が同じく上下方向に配列されている。なお、多光軸光電センサ10の下方には他の多光軸光電センサAが近接して配置されている。
本発明の実施形態1を図面を参照しつつ説明する。
本実施形態の多光軸光電センサ10は、図1に示すように、投光器20と受光器30とを対向させた状態で構成され、例えば、4チャンネルの光軸L1〜L4を有する。投光器20のうち受光器30と対向する面には、各チャンネル毎に1個(計4個)の投光素子21a〜21d(例えば、LED)が上下方向に一列に配列され、受光器30のうち投光器20と対向する面には投光素子21a〜21dと対をなす受光素子31a〜31d(例えば、フォトダイオード)が同じく上下方向に配列されている。なお、多光軸光電センサ10の下方には他の多光軸光電センサAが近接して配置されている。
本実施形態の多光軸光電センサ10の電気的構成を図2に示す。
投光器20と受光器30は同期線40を介して接続されている。投光器20には投光素子21a〜21dを点灯させるための駆動回路22a〜22dが備えられ、各駆動回路22a〜22dはAND回路23a〜23dからの信号を受けると投光素子21a〜21dに駆動電流を供給する。AND回路23a〜23dにはシフトレジスタ24及び投光側CPU25からの出力信号が入力され、双方からの信号が入力されると駆動回路22a〜22dに信号を送出するようになっている。投光側CPU25は後述する受光器30に備えられた受光側CPU35から同期線40を介して同期信号Stを受けとり、この同期信号Stと同一の周期及び位相の信号Sfをシフトレジスタ24及びAND回路23a〜23dに出力する。
投光器20と受光器30は同期線40を介して接続されている。投光器20には投光素子21a〜21dを点灯させるための駆動回路22a〜22dが備えられ、各駆動回路22a〜22dはAND回路23a〜23dからの信号を受けると投光素子21a〜21dに駆動電流を供給する。AND回路23a〜23dにはシフトレジスタ24及び投光側CPU25からの出力信号が入力され、双方からの信号が入力されると駆動回路22a〜22dに信号を送出するようになっている。投光側CPU25は後述する受光器30に備えられた受光側CPU35から同期線40を介して同期信号Stを受けとり、この同期信号Stと同一の周期及び位相の信号Sfをシフトレジスタ24及びAND回路23a〜23dに出力する。
同期信号Stは所定周期のパルス信号であって(図3参照)、投光素子21a〜21dの点灯タイミングを決定するために受光側CPU35によって生成される。同期信号Stのスキャン周期(T1時間)内には4個のパルスが時間taを空けて等間隔に発生し、4番目のパルスの後、休止期間tbが設けられている。これにより、4個の投光素子21a〜21dが上から下へと順次点灯される投光スキャン動作が周期T1毎に繰り返し行なわれる。
一方、受光器30には、受光素子31a〜31dからの受光信号を所定の増幅率で増幅する受光アンプ32a〜32dが各受光素子31a〜31dにそれぞれ備えられている。受光アンプ32a〜32dから出力される受光信号はアナログスイッチ33a〜33dを介し、共通の信号線にまとめられてコンパレータ34に取り込まれる。この受光信号がコンパレータ34に設定されている基準値以上であればハイレベル、基準値以下であるとロウレベルとなる入遮光検出信号Sdが受光側CPU35に出力される。そして、受光側CPU35に入力された入遮光検出信号Sdがハイレベルであればその受光素子31a(〜31d)に光(投受光動作で受光した光又は干渉光)が入射したことが検出される一方、受光側CPU35に入力された信号がロウレベルであればその受光素子31a〜31dに光が入射しない(遮光されている)ことが検出される。
受光側CPU35はシフトレジスタ37に接続されており、このシフトレジスタ37が上述の各アナログスイッチ33a〜33dに接続されている。受光側CPU35は、自身が生成する同期信号Stのパルスと周期及び位相が一致した(同期した)パルスSgを所定時間(間隔ta)ごとにシフトレジスタ37に出力する構成をなしており、シフトレジスタ37は、同期信号Stのパルスと周期及び位相を一致させて各アナログスイッチ33a〜33dに対して所定の順序で信号を出力する。これにより、投光素子21a〜21dのそれぞれの投光タイミングと同タイミングで対応する各アナログスイッチ33a〜33dが選択的にオン状態となり、投受光動作中の光軸に係る受光信号のみが選択的にコンパレータ34に入力されるようになる。
上記のように、本実施形態に係る多光軸光電センサ1では、同期線40を介して受光器30と投光器20が接続されており、受光器20に設けられた受光器側CPU35は、受光器30から投光器20へ送信される同期信号Stを生成する機能を有している。本実施形態では、この受光器側CPU35が同期信号生成手段の一例に相当している。
また、本実施形態では、上述のAND回路23a〜23d、シフトレジスタ24、投光側CPU25は、各投光素子21a〜21dの投光タイミングを同期線40を介して送信された同期信号Stに基づいて制御する投光制御手段に相当している。
また、受光側CPU35、シフトレジスタ37、アナログスイッチ33a〜33dは、複数の受光素子31a〜31dを、同期信号Stに基づき各受光素子31a〜31dと対向して光軸を形成する投光素子21a〜21dの投光タイミングと同期させて受光動作させる受光制御手段に相当している。
さらに、受光器30には、これらの受光制御手段による各受光素子31a〜31dの受光状態に基づく検出信号Saを外部に出力する外部出力端子P1が設けられている。この外部出力端子P1は、検出信号Saに対応したスイッチング動作を行うA接点スイッチSW1(A接点スイッチSW1はスイッチング手段の一例に相当する)が接続可能とされるものであり、図2では、そのA接点スイッチSW1が接続された様子を示している。A接点スイッチSW1は例えばバイポーラトランジスタやMOSFETなどによって構成されるものであり、外部出力端子P1からのオン信号に応じてオンし、P1からオフ信号が出力された場合にオフする構成をなしている。
A接点スイッチSW1が設けられたリレーユニット50には、A接点スイッチSW1が検出信号Saに応じて正常動作する場合に、検出信号Saと対応した正常動作信号Scを出力するB接点スイッチSW2が設けられている。具体的には、B接点スイッチSW2は、A接点スイッチSW1からの出力信号Sbを反転した反転信号を出力するものであり、正常動作信号出力手段の一例として機能している。この構成では、A接点スイッチSW1が変化しない限り正常動作信号Scが変化し内容になっており、例えば、検出信号Saが出力されているにもかかわらずA接点スイッチSW1がオンしない場合には、正常動作信号Scが出力せず、図4のように検出信号出力時にも正常動作信号がオフ状態(ハイレベル)で維持されることとなる。なお、ここでは、正常動作信号出力手段としてB接点スイッチSW2を例示したが、スイッチング手段が正常に作動していることを示す信号が出力できる構成であればこの構成に限られない。例えば、本実施形態の構成では、検出信号SaがA接点スイッチSW1及びB接点スイッチSW2に共に入力され、当該信号Saが両スイッチを駆動しているが、A接点スイッチSW1の出力信号(外部装置70への出力信号)がB接点スイッチSW2に入力され、A接点スイッチSW1からの出力があった場合にのみB接点スイッチSW2がその反転信号を出力するような構成であってもよい。
受光器30には、B接点スイッチSW2が接続可能とされた異常検出端子P2が設けられており、異常検出端子P2に入力される信号は、受光側CPU35に取り込まれるようになっている。なお、異常検出端子P2と受光側CPU35との間にA/D変換器を介在させてもよい。
受光側CPU35は、同期信号Stと、異常検出端子P2に入力される正常動作信号Scとに基づいてA接点スイッチSW1の異常判断を行う機能を有している。なお、この受光側CPU35は異常判断手段の一例に相当する。具体的には、同期信号Stが出力されるスキャン周期T1内に正常動作信号Scが全く異常検出端子P2に入力されない場合(即ち、図4のようにスキャン周期T1において反転信号が入力されずスキャン周期T1に亘ってハイレベルが維持されている場合)、異常であると判断し、所定の報知動作(例えば、表示部38における警告表示等)がなされるようになっている。なお、表示部38及び受光側CPU37は、異常判断された場合に報知を行う報知手段の一例に相当する。
一方、投光器20には、補助出力端子P5が設けられている。この補助出力端子P5は、投光器20が電源投入された場合に、検出信号Saに連動した(対応した)オンオフ信号を出力するものである。具体的には、同期線40を介して投光器20に入力される同期信号Stを反転して補助出力端子P5から出力する反転出力手段が設けられており、この反転出力手段からの出力が補助出力端子P5から出力されることとなる。本実施形態では、同期信号Stを取得した投光側CPU25が同期信号Stとほぼ同タイミングで同期信号Stを反転した擬似正常動作信号Seを出力するようになっているが、投光器20の端子P4に接続される反転回路を設け、この反転回路から端子P5に擬似正常動作信号Seを出力するようにしてもよい(この場合には、投光側CPU25から反転信号を出力しなくてもよい)。いずれにしてもこのような補助出力端子P5が設けられることで、図5のようなリレーユニット50の非接続時に異常検出に基づく報知動作が行われないようにすることができる。即ち、図5のように補助出力端子P5が異常検出端子P2と電気的に接続された場合、この補助出力端子P5からは正常動作信号として扱われる擬似正常動作信号Se(検出信号Saを反転した信号)が検出信号Saと対応して出力され、この擬似正常動作信号Seが異常検出端子P2に入力されることとなる。なお、このような補助出力端子P5が設けられていると、投光器20の動作状態の確認にも利用できることとなる。
本実施形態に係る多光軸光電センサ1の投光器20及び受光器30は、例えば図6のような外観をなしており、複数の電線に各端子が設けられている。そしてリレーユニット50を用いる場合には、外部出力端子P1及び異常検出端子P2に図2のようにリレーユニット50を接続する。一方、リレーユニット50を用いない場合には、異常検出端子P2と補助出力端子P5とを接続しさえすれば容易に対応できるため、いずれの場合も設定作業を容易に行うことができる。
次に、受光器30における電源投入の際の処理の流れについて説明する。
図7は受光器30が電源投入された際に行われる初期処理を例示するフローチャートである。なお、この初期処理が終了することを条件として実際の検出処理(上述した投受光動作に応じた検出信号Saの出力処理や正常動作信号Sc或いは擬似正常動作信号Seに基づく異常判断処理)が実行されることとなる。なお、この処理は受光器30に設けられた図示しない記憶手段(ROM等)に記憶されたプログラムに従って受光側CPU35により実行される。
図7は受光器30が電源投入された際に行われる初期処理を例示するフローチャートである。なお、この初期処理が終了することを条件として実際の検出処理(上述した投受光動作に応じた検出信号Saの出力処理や正常動作信号Sc或いは擬似正常動作信号Seに基づく異常判断処理)が実行されることとなる。なお、この処理は受光器30に設けられた図示しない記憶手段(ROM等)に記憶されたプログラムに従って受光側CPU35により実行される。
当該処理が開始されると、光軸数の診断、アナログスイッチの診断、受光回路の診断などの各部品初期診断処理を行う(S10)。なお、ここに示す例はあくまで一例であり、様々な部品の診断処理を行うことができることはいうまでもない。
S10における各部品初期診断処理が終わると、S20にて同期方式を判断する。即ち、当該受光器30が線同期方式として用いられようとしているのか、或いは光同期方式として用いられようとしているのかを判断する。
具体的には、端子P3に同期線40が接続されているか否かを判断し、接続されている場合には線同期方式が採用されたものとしてS20にてYに進む。一方、同期線40が端子P3に接続されていない場合には光同期方式が採用されたものとしてS20にてNに進む。
なお、S20にて光同期方式が採用された場合には、S60にて光同期信号を取得するまで待機する。即ち、本実施形態では所定の光軸を構成する投光素子から光同期信号が出力されるようになっているため、受光器30では、投光器20に電源が投入され、かつ光同期信号を出力する投光素子と共に光軸を構成する受光素子に光同期信号が入力されるまで待機する。所定光軸の受光素子において光同期信号が取得できた場合には、投光器20及び受光器30が共に立ち上がったことが確認できたものとしてS60にてYに進み、当該処理を終了する。
一方、S20にてYに進む場合、S30にて同期信号を出力する。同期信号は同期信号生成手段として構成される受光側CPU35にて生成され、同期線40を介して出力される。
そして、S40にて受光動作を行う。即ち、投光器20に電源が投入されている場合には上述したように同期信号に応じて投光動作がなされるため、その投光動作に応じた受光動作をS40にて行うこととなる。
そして、S50にて全光軸入光が確認されたかを判断する。即ち、投光器20に既に電源が投入されており、同期信号に応じた投光動作がなされている場合には、全ての光軸の受光素子において入光が確認できるはずなのでS50にてそれを確認する。
S50にて全ての光軸において入光が確認されない場合にはS50にてNに進み、S30からS50までの処理を繰り返す。全ての光軸で入光が確認される場合には電源投入が確認できたものとしてS50にてYに進み、当該処理を終了する。この初期処理が終了すると、上述した投受光動作に応じた検出信号Saの出力処理や正常動作信号Sc或いは擬似正常動作信号Seに基づく異常判断処理が行われることとなる。
なお、本実施形態では、S30〜S50に示すように、線同期方式を採用した場合、受光器30の電源投入時において、投光器20の起動を確認した場合にのみ異常判断が許可されることとなる。受光側CPU35は、図7のようなフローチャートに基づいてこのような許可を行う機能を有し、許可手段の一例に相当している。
以上のように、本実施形態の構成によれば、外部制御機器70に検出信号を出力する場合、受光器30から出力される信号を直接外部機器に入力させるのではなく、半導体リレーなどのスイッチング手段を介在させることも可能となり、ノイズ等に強い高精度な出力構成を実現できる構成となる。
一方、受光器と外部機器との間にスイッチング手段を介在させる場合、本実施形態のようにそのスイッチング手段が正常に作動しているか否かを検出できるようにすると、検出信号の信頼性がより一層高まる。具体的には、投受光動作中にスイッチング手段が正常動作に応じて出力する正常動作信号を受光器に設けられた異常検出端子にて取得できるようにし、その正常動作信号に基づいて受光器側でスイッチング手段が正常であるか否かを判断できるようにしているため、高精度かつ異常検出可能な出力構成を複雑な構成を伴うことなく実現できる。
他方、利用者によっては、スイッチング手段を介在させずに用いたい場合もあるため、そのような場合にも好適に対応できる構成となっている。即ち、投受光動作中に正常動作信号として扱われる信号を、同期信号と対応させて出力する補助出力端子を投光器側に設けており、補助出力端子を異常検出端子に接続するだけで、正常動作信号として扱われる信号が投受光動作中に異常検出端子に入力されるようになるため、スイッチング手段を介在させなくても異常とならなくなり、スイッチング手段を介在させない使用を容易に実現できる。
また、受光器で正常動作信号を取得して異常判断を行う構成の場合、何ら措置を講じないと多光軸光電センサ全体として立ち上がっていない場合に不具合が生じてしまう。例えば、受光器を電源投入して立ち上げた場合において、他方の投光器では未だ電源投入されていない場合、受光器では異常監視が開始されるものの、投受光動作されるべきタイミングで投光器から投光動作がなされないため、スイッチング手段が動作することはなく、結果として投受光動作されるべきタイミングで正常動作信号が出力されないこととなる。従って、スイッチング手段に不具合がなくても受光器で異常判定されるという不具合が生じることとなる。しかしながら、本実施形態の構成では、投光器が電源投入されることを条件として異常判断を許可するようにしているため、このような不具合を効果的の防止できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、各同期信号と同タイミングで出力される検出信号を例示したが、受光状態を反映した信号を同期信号と関連付けて出力するものであればこのような例に限られない。例えば、1スキャン周期において、いずれかの光軸で遮光があった場合(いずれかの光軸の受光量が所定の閾値以下の場合)にオフ信号を出力し、全ての光軸で遮光がない場合(全ての光軸の受光量が閾値を超えている場合)にオン信号を出力するような検出信号であってもよい。
(2)上記実施形態では、許可手段に相当する受光側CPU35は、全部の投光素子(投光手段)からの光を対応する各受光素子(受光手段)で受光した場合に図7の処理を終了させ、異常判断を許可する結果となっているが、予め設定される所定の投光素子(投光手段)からの光を対応する各受光素子(受光手段)で受光したか否かに基づいて投光器の起動を確認し、異常判断を許可するようにしてもよい。例えば、1スキャン周期において一番始めに投光動作する光軸の投光素子を所定の投光素子とし、この投光素子からの光を当該投光素子に対応する受光素子で受光した場合に投光器20が起動したものとして図7の初期処理を終了させ、異常判断を許可するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、予め設定される1又は複数の投光手段(実施形態1では全投光手段)からの光を対応する各受光手段により受光した場合に投光器20の起動を確認したものとして異常判断を許可しているが、予め設定される1又は複数の投光手段から予め設定される所定回数受光した場合に投光器20の起動を確認したものとして図7の初期処理を終了させ、異常判断を許可するようにしてもよい。
10…多光軸光電センサ
20…投光器
21a〜21d…投光素子
23a〜23d…AND回路(投光制御手段)
24…シフトレジスタ(投光制御手段)
25…投光側CPU(投光制御手段)
30…受光器
31a〜31d…受光素子
33a〜33d…アナログスイッチ(受光制御手段)
35…受光側CPU(同期信号生成手段、受光制御手段、異常判断手段、報知手段、許可手段)
37…シフトレジスタ(受光制御手段)
38…表示部(報知手段)
40…同期線
L1〜L4…光軸
Sa…検出信号
Sc…正常動作信号
Se…擬似正常動作信号(正常動作信号として扱われる信号)
St…同期信号
SW1…A接点スイッチ(スイッチング手段)
SW2…B接点スイッチ(正常動作信号出力手段)
P1…外部出力端子
P2…異常検出端子
P5…補助出力端子
20…投光器
21a〜21d…投光素子
23a〜23d…AND回路(投光制御手段)
24…シフトレジスタ(投光制御手段)
25…投光側CPU(投光制御手段)
30…受光器
31a〜31d…受光素子
33a〜33d…アナログスイッチ(受光制御手段)
35…受光側CPU(同期信号生成手段、受光制御手段、異常判断手段、報知手段、許可手段)
37…シフトレジスタ(受光制御手段)
38…表示部(報知手段)
40…同期線
L1〜L4…光軸
Sa…検出信号
Sc…正常動作信号
Se…擬似正常動作信号(正常動作信号として扱われる信号)
St…同期信号
SW1…A接点スイッチ(スイッチング手段)
SW2…B接点スイッチ(正常動作信号出力手段)
P1…外部出力端子
P2…異常検出端子
P5…補助出力端子
Claims (7)
- 複数の投光素子を備えた投光器と、
各投光素子とそれぞれ光軸を構成するように配される複数の受光素子を備えた受光器と、
前記投光器と前記受光器とを接続する同期線と、
当該同期線を介して前記受光器から前記投光器へ送信される同期信号を生成する同期信号生成手段と、
各投光素子の投光タイミングを前記同期線を介して送信された前記同期信号に基づいて制御する投光制御手段と、
前記複数の受光素子を、前記同期信号に基づき各受光素子と対向して前記光軸を形成する前記投光素子の投光タイミングと同期させて受光動作させる受光制御手段と、
前記受光制御手段による各受光素子の受光状態に基づく検出信号を外部に出力する構成をなし、前記検出信号に対応したスイッチング動作を行うスイッチング手段が接続可能とされた外部出力端子と、
前記スイッチング手段が前記検出信号に応じて正常動作する場合に、前記検出信号と対応した前記正常動作信号を出力する正常動作信号出力手段が接続可能とされる異常検出端子と、
前記同期信号と、前記異常検出端子に入力される前記正常動作信号とに基づいて前記スイッチング手段の異常判断を行う異常判断手段と、
前記異常判断手段により異常判断された場合に報知を行う報知手段と、
前記異常検出端子と電気的に接続された場合に、前記異常判断手段により前記正常動作信号として扱われる信号を前記検出信号と対応させて前記異常検出端子に対して出力する補助出力端子と、
前記受光器の電源投入時に、前記投光器の起動を確認したことに基づいて前記異常判断手段による異常判断を許可する許可手段と、
を備えたことを特徴とする多光軸光電センサ。 - 前記補助出力端子は、前記投光器の電源投入された場合に、前記検出信号に連動したオンオフ信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の多光軸光電センサ。
- 前記許可手段は、予め設定される所定の前記投光手段からの光を対応する各受光手段で受光したか否かに基づいて前記投光器の起動を確認することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多光軸光電センサ。
- 前記許可手段は、全部の前記投光手段からの光を対応する前記各受光手段で受光したか否かに基づいて前記投光器の起動を確認することを特徴とする請求項3に記載の多光軸光電センサ。
- 前記許可手段は、予め設定される1又は複数の前記投光手段からの光を対応する前記各受光手段により予め設定される所定回数受光したか否かに基づいて前記投光器の起動を確認することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の多光軸光電センサ。
- 同期信号を生成する同期信号生成手段を備えた受光器の受光素子とそれぞれ光軸を構成するように配される複数の投光素子を備え、各投光素子の投光タイミングを前記同期信号に基づいて制御する投光制御手段を有する投光器であって、
前記複数の受光素子を、前記同期信号に基づき各受光素子と対向して前記光軸を形成する前記投光素子の投光タイミングと同期させて受光動作させる受光制御手段と、前記受光制御手段による各受光素子の受光状態に基づく検出信号を外部に出力する構成をなし、前記検出信号に対応したスイッチング動作を行うスイッチング手段が接続可能とされた外部出力端子と、前記スイッチング手段が前記検出信号に応じて正常動作する場合に前記検出信号に対応した前記正常動作信号を出力する正常動作信号出力手段が接続可能とされる異常検出端子と、前記同期信号と、前記異常検出端子に入力される前記正常動作信号とに基づいて前記スイッチング手段の異常判断を行う異常判断手段と、前記異常判断手段により異常判断された場合に報知を行う報知手段と、前記受光器の電源投入時に、前記投光器の起動を確認したことに基づいて前記異常判断手段による異常判断を許可する許可手段と、を備えた前記受光器と同期線を介して接続される構成をなし、
前記異常検出端子と電気的に接続された場合に、前記異常判断手段により前記正常動作信号として扱われる信号を前記検出信号と対応させて前記異常検出端子に対して出力する補助出力端子を備えたことを特徴とする多光軸光電センサの投光器。 - 同期信号を生成する同期信号生成手段を備え、複数の投光素子と、各投光素子の投光タイミングを前記同期信号に基づいて制御する投光制御手段と、を備えた投光器と、同期線を介して接続される受光器であって、
各投光素子とそれぞれ光軸を構成するように配される複数の受光素子と、
前記同期信号に基づき、前記複数の受光素子を、各受光素子と対向して前記光軸を形成する前記投光素子の投光タイミングと同期させて受光動作させる受光制御手段と、
前記受光制御手段による各受光素子の受光状態に基づく検出信号を外部に出力する構成をなし、前記検出信号に対応したスイッチング動作を行うスイッチング手段が接続可能とされた外部出力端子と、
前記スイッチング手段が前記検出信号に応じて正常動作する場合に前記検出信号と対応した正常動作信号を出力する正常動作信号出力手段が接続可能とされる異常検出端子と、
前記同期信号と、前記異常検出端子に入力される前記正常動作信号とに基づいて前記スイッチング手段の異常判断を行う異常判断手段と、
前記異常判断手段により異常判断された場合に報知を行う報知手段と、
を備え、
前記異常検出端子が、前記異常判断手段により前記正常動作信号として扱われる信号を前記検出信号と対応させて出力するように前記投光器に設けられた補助出力端子と接続可能とされており、
さらに、前記受光器の電源投入時に、前記投光器の起動を確認したことに基づいて前記異常判断手段による異常判断を許可する許可手段を備えたことを特徴とする多光軸光電センサの受光器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006152487A JP2007324898A (ja) | 2006-05-31 | 2006-05-31 | 多光軸光電センサ、多光軸光電センサの投光器、多光軸光電センサの受光器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006152487A JP2007324898A (ja) | 2006-05-31 | 2006-05-31 | 多光軸光電センサ、多光軸光電センサの投光器、多光軸光電センサの受光器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007324898A true JP2007324898A (ja) | 2007-12-13 |
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ID=38857307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006152487A Pending JP2007324898A (ja) | 2006-05-31 | 2006-05-31 | 多光軸光電センサ、多光軸光電センサの投光器、多光軸光電センサの受光器 |
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JP (1) | JP2007324898A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013223236A (ja) * | 2012-04-19 | 2013-10-28 | Keyence Corp | 多光軸光電センサ |
-
2006
- 2006-05-31 JP JP2006152487A patent/JP2007324898A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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