JP2011163740A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドレンパンに沿って配置された熱交換器の下部における空気の流れを改善することができ、熱交換効率に優れた熱交換器を備えた空気調和機を提供する。
【解決手段】複数の伝熱管部Pは、熱交換器71の高さ方向D3に複数段並び、前記熱交換器71の厚み方向D4に複数列並ぶように配列されている。一対の側壁部45b,45cの間に位置する熱交換器71の下部は、他の部位よりも伝熱管部Pの列数が少ない。熱交換器71の前記下部は、空気の流れ方向の上流側の側壁部45bに対向する位置に、前記流れ方向の下流側に凹み、底部45aからの高さが前記上流側の側壁部45bよりも大きい凹部72を有している。熱交換器71の前記下部に位置する伝熱管部Pを含む下部冷媒管R4に接続された分岐管96aは、下部冷媒管R4以外の冷媒管Rに接続された分岐管96よりも、圧力損失の値の平均値が大きい。
【選択図】図6

Description

本発明は、空気調和機に関するものである。
従来から、空気調和機の熱交換器としては、クロスフィン型の熱交換器が広く用いられている。この熱交換器は、所定の間隔をあけて並べられた複数のフィンと、これらのフィンを貫通する複数の冷媒管(伝熱管)とを備えている。空気調和機の筐体内に吸い込まれた空気は、熱交換器のフィン同士の隙間を通過する際に冷媒管内を流通する冷媒との間で熱交換されて温度が調節される。
例えば特許文献1には、蒸発器として機能する場合と凝縮器として機能する場合とで液冷媒の比率が高い側のパス数を変更するパス数変更手段を備えた熱交換器が開示されている。この特許文献1には、冷房及び暖房のいずれの運転においても効率的な熱交換性能を有する熱交換器を提供できる、と記載されている。
特開2007−278676号公報
ところで、一般の室内機における熱交換器の下方には、熱交換器において生じる水滴を収容するためのドレンパンが配設されている。このドレンパンは、熱交換器の下端部に沿って延びる皿形状を有し、熱交換器の下端部が載置される底部とこの底部の両サイドから上方に延びる一対の側壁部とを有している。熱交換器は、ドレンパンから上方に起立した状態で配置されている。したがって、熱交換器の下部は、ドレンパンの側壁部に対向するように配置されており、ドレンパンが熱交換器の下部における空気の円滑な流れを妨げる。その結果、熱交換器の下部では、他の部位(例えば高さ方向の中央付近)に比べて空気が熱交換器を通過するときの風速が小さくなり、熱交換の効率が低くなりやすい。
しかし、特許文献1に開示されている熱交換器では、ドレンパンの近傍における空気の円滑な流れを改善するのは困難である。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ドレンパンに沿って配置された熱交換器の下部における空気の流れを改善することができ、熱交換効率に優れた熱交換器を備えた空気調和機を提供することにある。
本発明は、ハブ、シュラウド(19)及び複数の羽根を含み軸方向が上下方向に向いた羽根車を有し、前記ハブの半径方向外側の端部と前記シュラウド(19)の半径方向外側の端部との間から空気を半径方向外側に吹き出す遠心送風機と、上方に起立した状態で前記羽根車の周囲を囲むように配置された熱交換器(71)と、前記熱交換器(71)の下端部に沿って延設された底部(45a)及びこの底部(45a)の両サイドから上方にそれぞれ延びる一対の側壁部(45b,45c)を有するドレンパン(45)と、を備えた空気調和機に関するものである。
前記熱交換器(71)は、複数のフィン(73)と、複数の冷媒管(R)と、分流器(94)とを備えている。前記複数のフィン(73)は、隣同士が互いに隙間をあけた状態で対面するように並設されている。前記複数の冷媒管(R)は、前記複数のフィン(73)に接した状態で前記複数のフィン(73)の並設方向に沿って延設された複数の伝熱管部(P)の少なくとも1つをそれぞれ含む。前記複数の冷媒管(R)は、冷媒の出入口となる一対の開口端部(E1,E2)をそれぞれ有している。前記分流器(94)は、複数の分岐管(96)を有し、各分岐管(96)が各冷媒管(R)の一方の前記開口端部(E1)に接続されている。
前記複数の伝熱管部(P)は、前記熱交換器(71)の高さ方向(D3)に複数段並び、前記熱交換器(71)の厚み方向(D4)に複数列並ぶように配列されている。
前記一対の側壁部(45b,45c)の間に位置する前記熱交換器(71)の下部は、他の部位よりも前記伝熱管部(P)の列数が少ない。前記熱交換器(71)の前記下部は、空気の流れ方向の上流側の前記側壁部(45b)に対向する位置に、前記流れ方向の下流側に凹み、かつ、前記底部(45a)からの高さが前記上流側の前記側壁部(45b)よりも大きい凹部(72)を有している。
前記熱交換器の前記複数列のうち、空気の流れ方向の最上流に位置する列の下端は、上下方向において、前記上流側の側壁部(45b)の上端と前記シュラウド(19)の半径方向外側の端部との間に位置している。
前記熱交換器(71)の前記下部に位置する前記伝熱管部(P)を含む下部冷媒管(R)に接続された前記分岐管(96)は、前記下部冷媒管(R)以外の冷媒管(R)に接続された前記分岐管よりも、圧力損失の値の平均値が大きい。
この構成では、前記熱交換器(71)の前記下部は、空気の流れ方向の上流側の前記側壁部(45b)に対向する位置に、前記流れ方向の下流側に凹み、かつ、前記底部(45a)からの高さが前記上流側の前記側壁部(45b)よりも大きい凹部(72)を有している。したがって、熱交換器(71)とドレンパン(45)における上流側の側壁部(45b)の上端部との間に、空気が円滑に流れ込むことが可能な隙間が形成されている。これにより、ドレンパン(45)に沿って配置された熱交換器(71)の下部における空気の流れが改善されるので、熱交換効率が向上する。
ところで、前記熱交換器(71)の下部は、前記凹部(72)を有していることにより従来に比べて空気の流れが改善されているが、ドレンパン(45)の側壁部(45b)に対向する位置にあるので、熱交換器(71)の高さ方向(D3)の中央部などと比べると依然として空気の風速は小さくなりやすい。
そこで、この構成では、前記列数が少ない前記下部に位置する前記伝熱管部(P)を含む下部冷媒管(R)に接続された前記分岐管(96)は、前記下部冷媒管(R)以外の冷媒管(R)に接続された前記分岐管よりも、圧力損失の値の平均値が大きくなるように設計されている。すなわち、この構成では、分岐管(96)における圧力損失を調整することにより、その分岐管(96)が接続されている冷媒管(R)へ流れる冷媒の流通量(循環量)を調節している。
下部冷媒管(R)に接続された前記分岐管(96)では、圧力損失の平均値を大きくしているので、下部冷媒管(R)以外の冷媒管(R)に接続された他の分岐管(96)に比べて冷媒の流通時の流通抵抗が大きくなる。したがって、冷媒の流通量(循環量)を他の冷媒管(R)に比べて相対的に小さくすることができる。これにより、他の部位に比べて風速の小さい熱交換器(71)の下部に配設された下部冷媒管(R)において、冷媒が十分に相変化可能な量に流通量を調整することができるので、冷媒の相変化が不十分になるのを抑制することが可能になる。
なお、この構成でいう「圧力損失の値の平均値」とは、例えば下部冷媒管(R)が複数存在する場合には、各下部冷媒管(R)に接続された分岐管(96)の圧力損失の値を足した合計値を、下部冷媒管(R)の個数で割った値を意味し、下部冷媒管(R)が1つである場合には、その下部冷媒管(R)に接続された分岐管(96)の圧力損失の値を意味している。同様に、下部冷媒管(R)以外の冷媒管(R)が複数存在する場合には、下部冷媒管(R)以外の各冷媒管(R)に接続された分岐管(96)の圧力損失の値を足した合計値を、下部冷媒管(R)以外の冷媒管(R)の個数で割った値を意味し、下部冷媒管(R)以外の冷媒管(R)が1つである場合には、その冷媒管(R)に接続された分岐管(96)の圧力損失の値を意味している。
本発明の他の空気調和機は、次のような構成であってもよい。すなわち、この空気調和機は、ハブ、シュラウド(19)及び複数の羽根を含み軸方向が上下方向に向いた羽根車を有し、前記ハブの半径方向外側の端部と前記シュラウド(19)の半径方向外側の端部との間から空気を半径方向外側に吹き出す遠心送風機と、上方に起立した状態で前記羽根車の周囲を囲むように配置された熱交換器(71)と、前記熱交換器(71)の下端部に沿って延設された底部(45a)と、この底部(45a)の両サイドから上方にそれぞれ延びる一対の側壁部(45b,45c)と、を備えている。
前記熱交換器(71)は、複数のフィン(73)と、複数の冷媒管(R)と、分流器(94)とを備えている。前記複数のフィン(73)は、隣同士が互いに隙間をあけた状態で対面するように並設されている。前記複数の冷媒管(R)は、前記複数のフィン(73)に接した状態で前記複数のフィン(73)の並設方向に沿って延設された複数の伝熱管部(P)の少なくとも1つをそれぞれ含む。前記複数の冷媒管(R)は、冷媒の出入口となる一対の開口端部(E1,E2)をそれぞれ有している。前記分流器(94)は、複数の分岐管(96)を有し、各分岐管(96)が各冷媒管(R)の一方の前記開口端部(E1)に接続されている。
前記複数の伝熱管部(P)は、前記熱交換器(71)の高さ方向(D3)に複数段並び、前記熱交換器(71)の厚み方向(D4)に複数列並ぶように配列されている。
前記一対の側壁部(45b,45c)の間に位置する前記熱交換器(71)の下部は、他の部位よりも前記伝熱管部(P)の列数が少ない。前記熱交換器(71)の前記下部は、空気の流れ方向の上流側の前記側壁部(45b)に対向する位置に、前記流れ方向の下流側に凹み、かつ、前記底部(45a)からの高さが前記上流側の前記側壁部(45b)よりも大きい凹部(72)を有している。
前記熱交換器の前記複数列のうち、空気の流れ方向の最上流に位置する列の下端は、上下方向において、前記上流側の側壁部(45b)の上端と前記シュラウド(19)の半径方向外側の端部との間に位置している。
前記熱交換器(71)の前記下部に位置する前記伝熱管部(P)を含む下部冷媒管(R)は、前記下部冷媒管(R)以外の冷媒管(R)よりも、流路長の平均値が大きい。
この構成では、上記と同様に、前記凹部(72)を有しているので、熱交換器(71)とドレンパン(45)における上流側の側壁部(45b)の上端部との間に、空気が円滑に流れ込むことが可能な隙間が形成されている。これにより、ドレンパン(45)に沿って配置された熱交換器(71)の下部における空気の流れが改善されるので、熱交換効率が向上する。
しかも、前記熱交換器(71)の前記下部に位置する前記伝熱管部(P)を含む下部冷媒管(R)は、前記下部冷媒管(R)以外の冷媒管(R)よりも、流路長の平均値が大きくなるように設計されている。すなわち、この構成では、冷媒管(R)の流路長を調整して冷媒管(R)自体の圧力損失を調整することにより、各冷媒管(R)へ流れる冷媒の流通量(循環量)を調節している。前記下部冷媒管(R)では、流路長の平均値を大きくしているので、下部冷媒管(R)以外の他の冷媒管(R)に比べて冷媒の流通時の流通抵抗が大きくなる。したがって、冷媒の流通量(循環量)を他の冷媒管(R)に比べて相対的に小さくすることができる。これにより、他の部位に比べて風速の小さい熱交換器(71)の下部に配設された下部冷媒管(R)において、冷媒が十分に相変化可能な量に流通量を調整することができるので、冷媒の相変化が不十分になるのを抑制することが可能になる。
なお、この構成でいう「流路長の平均値」とは、例えば下部冷媒管(R)が複数存在する場合には、各下部冷媒管(R)の流路長を足した合計値を、下部冷媒管(R)の個数で割った値を意味し、下部冷媒管(R)が1つである場合には、その下部冷媒管(R)の流路長を意味している。同様に、下部冷媒管(R)以外の冷媒管(R)が複数存在する場合には、下部冷媒管(R)以外の各冷媒管(R)の流路長を足した合計値を、下部冷媒管(R)以外の冷媒管(R)の個数で割った値を意味し、下部冷媒管(R)以外の冷媒管(R)が1つである場合には、その冷媒管(R)の流路長を意味している。
また、前記複数の伝熱管部(P)は、少なくとも3列に配列されており、前記熱交換器(71)の前記下部は、前記上流側の第1列から前記下流側の第3列に向かうにつれて前記列数が段階的に少なくなり、前記凹部(72)が階段状に形成されていてもよい。
この構成では、前記凹部(72)が階段状に形成されているので、前記一対の側壁部(45b,45c)の間において、上流側の側壁部(45b)と熱交換器(71)の下部との間のスペースをより大きくすることができ、空気の流れの改善が可能になる。
本発明のさらに他の空気調和機は、ハブ、シュラウド(19)及び複数の羽根を含み軸方向が上下方向に向いた羽根車を有し、前記ハブの半径方向外側の端部と前記シュラウド(19)の半径方向外側の端部との間から空気を半径方向外側に吹き出す遠心送風機と、上方に起立した状態で前記羽根車の周囲を囲むように配置された熱交換器(71)と、前記熱交換器(71)の下端部に沿って延設された底部(45a)及びこの底部(45a)の両サイドから上方にそれぞれ延びる一対の側壁部(45b,45c)を有するドレンパン(45)と、を備え、前記熱交換器(71)は、隣同士が互いに隙間をあけた状態で対面するように並設された複数のフィン(73)と、前記複数のフィン(73)に接した状態で前記複数のフィン(73)の並設方向に沿って延設された複数の伝熱管部(P)の少なくとも1つをそれぞれ含み、冷媒の出入口となる一対の開口端部(E1,E2)をそれぞれ有する複数の冷媒管(R)と、複数の分岐管(96)を有し、各分岐管(96)が各冷媒管(R)の一方の前記開口端部(E1)に接続された分流器(94)と、を備え、前記複数の伝熱管部(P)は、前記熱交換器(71)の高さ方向(D3)に複数段並び、前記熱交換器(71)の厚み方向(D4)に複数列並ぶように配列されており、前記一対の側壁部(45b,45c)の間に位置する前記熱交換器(71)の下部は、他の部位よりも前記伝熱管部(P)の列数が少なく、空気の流れ方向の上流側の前記側壁部(45b)に対向する位置に、前記流れ方向の下流側に凹み、かつ、前記底部(45a)からの高さが前記上流側の前記側壁部(45b)よりも大きい凹部(72)を有しており、前記熱交換器の前記複数列のうち、空気の流れ方向の最上流に位置する列の下端は、上下方向において、前記上流側の側壁部(45b)の上端と前記シュラウド(19)の半径方向外側の端部との間に位置している。
以上説明したように、本発明によれば、ドレンパンに沿って配置された熱交換器の下部における空気の流れを改善することができ、熱交換効率に優れた熱交換器を備えた空気調和機を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る室内機と室外機とを含む空気調和機の構成図である。 前記室内機を示す断面図である。 前記室内機における羽根車、熱交換器及び吹出口の位置関係を示す底面図である。 前記熱交換器を示す底面図である。 図4のV-V線断面図である。 前記室内機における熱交換器とドレンパンの位置関係を示す断面図である。 (a)は、前記熱交換器における冷媒管の配設例1を説明するための概略図であり、(b)は、前記冷媒管の配設例2を説明するための概略図である。 前記熱交換器の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る空気調和機81について図面を参照して説明する。
<空気調和機の全体構造>
図1に示すように、空気調和機81は、室内機31と室外機82とを備えている。この空気調和機81は、室内機31に配設された熱交換器71と、室外機82に配設された圧縮機83、熱交換器84および膨張弁85と、これらを接続する配管61〜64とを含む冷媒回路を備えている。この空気調和機81は、冷媒回路の配管の一部に配設された四路切換弁86により冷媒の流れ方向を切り換えることによって、冷房運転と暖房運転を切り換えることができる。室内機31は送風機51を備え、室外機82は送風機87を備えている。
<室内機の構造>
図2に示すように、室内機31は、天井埋込型であり、天井に設けられた開口に埋め込まれる略直方体の筐体33と、筐体33の下部に取り付けられた化粧パネル47とを備えている。化粧パネル47は、その中央部に設けられた矩形状の吸込グリル39と、この吸込グリル39の各辺に沿って設けられた細長い矩形状の4つの吹出口37とを有している。
図2及び図3に示すように、室内機31は、筐体33内に、遠心送風機(ターボファン)51、熱交換器71、ドレンパン45、エアフィルタ41、ベルマウス25などを備えている。遠心送風機51は、羽根車23とファンモータ11とを含む。ファンモータ11は、筐体33の天板の略中央に固定されている。
熱交換器71は、その下端部に沿って延設された皿状のドレンパン45から上方に起立した状態で羽根車23の周囲を囲むように配置されている。熱交換器71の詳細構造については後述する。
ドレンパン45は、熱交換器71において生じる水滴を収容する。収容された水は図略の排水経路を通じて排出される。ドレンパン45は、底部45aとこの底部45aの両サイドから上方に延びる一対の側壁部45b,45cとを有している。熱交換器71の下部は、ドレンパン45の側壁部45b,45cに対向するように配置されている。
エアフィルタ41は、ベルマウス25の入口を覆う大きさを有し、ベルマウス25と吸込グリル39との間に吸込グリル39に沿って設けられている。
羽根車23は、ハブ15と、シュラウド19と、複数の羽根21とを含む。ハブ15は、ファンモータ11の回転軸13の下端部に固定されている。シュラウド19は、ハブ15に対して回転軸13の軸方向Aの前方F側に対向配置されている。シュラウド19は、回転軸13を中心として円形に開口する空気吸込口19aを有している。複数の羽根21は、ハブ15とシュラウド19との間に空気吸込口19aの周方向に沿って所定の間隔をあけて配列されている。
ベルマウス25は、シュラウド19に対して軸方向Aの前方F側に対向配置されている。ベルマウス25は、ベルマウス本体251とこのベルマウス本体251の前方F側の周縁からベルマウス本体251の周囲に張り出したフランジ部252とを含む。ベルマウス本体251は、前後方向に貫通する貫通口25aを有している。
<熱交換器の構造>
図4及び図5に示すように、熱交換器71は、薄板状の複数のフィン73と、各フィン73に形成された図略の貫通孔に挿通された複数の伝熱管部Pとを有するクロスフィン型の熱交換器である。複数のフィン73は、隣同士が互いに隙間をあけた状態で対面するように並設されている。
複数の伝熱管部Pは、複数のフィン73の並設方向に沿って延設されている。複数の伝熱管部Pは、複数のフィン73に接している。図5及び図6に示すように、複数の伝熱管部Pは、熱交換器71の高さ方向D3に複数段並び、熱交換器71の厚み方向D4に3列並ぶように配列されている。
熱交換器71は、空気の流れ方向(図6に一点鎖線の矢印で示す方向)の上流側のドレンパン45の側壁部45bに対向する部位に、空気の流れ方向の下流側に凹む凹部72を有している。この凹部72は、上流側の第1列L1の伝熱管部Pの数を他の第2列L2及び第3列L3よりも少なくすることにより形成されたものである。複数のフィン73は、凹部72の形状に合わせて切り欠かれた形状を有している。
一対の側壁部45b,45cの間及びその近傍に位置する熱交換器71の下部においては、伝熱管部Pが第2列L2と第3列L3にのみ設けられており、前記下部より上部、すなわちドレンパン45の側壁部45b,45cに対向していない部分においては、伝熱管部Pが列L1,L2,L3の3列に設けられている。
上流側の第1列L1は他の2列L2,L3よりも短い。上流側の第1列L1の下端は、他の列L2,L3の下端よりも上方に位置している。上流側の第1列L1においては、側壁部45bよりも上方の位置(少し上の位置)から熱交換器71の上端部までの間に複数の伝熱管部Pが高さ方向D3に沿って並べられており、上流側の側壁部45bに対向する部分及びその近傍には伝熱管部Pが並べられていない。
ドレンパン45の底部45aからの凹部72の高さh1は、底部45aからの側壁部45bの高さh2よりも大きい。凹部72の凹み寸法(厚み方向D4の寸法)は、熱交換器71の厚み(伝熱管部Pが3列設けられた部分の厚み)のほぼ1/3程度の大きさである。これにより、熱交換器71とドレンパン45の側壁部45bの上端部との間に、空気が円滑に流れ込むことが可能な隙間が形成されている。
図4に示すように、熱交換器71は、複数のフィン73の並設方向の一方側の端部に位置するフィン73に略平行で、このフィン73を覆うように配置された板状の前管板77を有している。また、熱交換器71は、前記並設方向の他方側の端部に位置するフィン73に略平行で、このフィン73を覆うように配置された板状の後管板79を有している。
熱交換器71は、分流器94とヘッダ91とをさらに備えている。分流器94は、分流器本体95と、この分流器本体95から分岐した複数のキャピラリーチューブ(分岐管)96とを有している。分流器94は、冷媒回路の配管64に接続されている。ヘッダ91は、ヘッダ本体92と、このヘッダ本体92から分岐した複数の分岐管93とを有している。ヘッダ91は、冷媒回路の配管61に接続されている。
分流器94における複数のキャピラリーチューブ96の一部は、後管板79に設けられた後述の開口端部E1に接続されており、複数のキャピラリーチューブ96の残部は、前管板77に設けられた後述の開口端部E1に接続されている。
本実施形態では、熱交換器71の下部に設けられる冷媒管Rに用いる伝熱管部Pの数を他の部位よりも多くしている。この点について以下に説明する。
図7(a)は、熱交換器71における冷媒管Rの配設例1を説明するための概略図である。この図7(a)は、後管板79の一部を図4の方向D1側から見た概略の側面図、及び前管板77の一部を図4の方向D2側から見た概略の側面図である。図7(a)には、4つの冷媒管R(R1,R2,R3,R4)が示されている。
各冷媒管Rは、冷媒の出入口となる一対の開口端部E1,E2を有し、内部に冷媒流路を有する連続した金属管である。熱交換器71に設けられる複数の冷媒管Rには、例えば2つの伝熱管部Pとこれらの端部同士を連通する1つの屈曲管部Uとからなるものや、3つ以上の伝熱管部Pとこれらを直列につなぐ複数の屈曲管部Uとからなるものなどが含まれていてもよい。また、複数の冷媒管Rには、1つの伝熱管部Pからなるもの、すなわち1つの直管により形成されるものが含まれていてもよい。各冷媒管Rは、1本の配管を中央付近でU字形状に折り曲げた、いわゆるヘアピンを用いて形成してもよく、また、直管同士の端部をU字形状のU字管で接続して形成してもよい。
ここで、伝熱管部Pとは、冷媒管Rのうちの屈曲管部U以外の部分をいう。例えば、直管同士の端部をU字管で接続して形成された冷媒管Rの場合、伝熱管部Pは、前記直管の部分であり、屈曲管部Uは、前記U字管の部分である。また、ヘアピンを用いて形成された冷媒管Rの場合、屈曲管部Uは、所定の曲率半径で折り曲げられた折り返し部分であり、伝熱管部Pは、前記折り返し部分以外の部分である。
また、伝熱管部Pは、前管板77と後管板79との間に延設されており、単一の伝熱管部Pの長さは、前管板77から後管板79までの冷媒管Rの流路長とほぼ等しいものとなる。したがって、冷媒管Rの流路長は、伝熱管部Pの長さに伝熱管部Pの本数を乗じた値と、屈曲管部Uの長さに屈曲管部Uの本数を乗じた値とを足した合計値となる。
図7(a)に示す冷媒管R1,R2,R3は、3本(奇数本)の伝熱管部Pと2つの屈曲管部Uとから構成された奇数冷媒管であり、冷媒管R4は、6本(偶数本)の伝熱管部Pと3つの屈曲管部Uとから構成された偶数冷媒管である。
具体的には、冷媒管R1は、伝熱管部P11,P12,P13と、前管板77側において伝熱管部P11と伝熱管部P12の端部同士を接続する屈曲部Uと、後管板79側において伝熱管部P12と伝熱管部P13の端部同士を接続する屈曲部Uとから構成されている。
冷媒管R2は、伝熱管部P21,P22,P23と、前管板77側において伝熱管部P21と伝熱管部P22の端部同士を接続する屈曲部Uと、後管板79側において伝熱管部P22と伝熱管部P23の端部同士を接続する屈曲部Uとから構成されている。
冷媒管R3は、伝熱管部P31,P32,P33と、前管板77側において伝熱管部P31と伝熱管部P32の端部同士を接続する屈曲部Uと、後管板79側において伝熱管部P32と伝熱管部P33の端部同士を接続する屈曲部Uとから構成されている。
冷媒管(下部冷媒管)R4は、伝熱管部P41,P42,P43,P44,P45,P46と、後管板79側において伝熱管部P41と伝熱管部P42の端部同士、伝熱管部P43と伝熱管部P44の端部同士、及び伝熱管部P45と伝熱管部P46の端部同士をそれぞれ接続する屈曲部Uと、前管板77側において伝熱管部P42と伝熱管部P43の端部同士、及び伝熱管部P44と伝熱管部P45の端部同士をそれぞれ接続する屈曲部Uとから構成されている。
分流器94における複数のキャピラリーチューブ96のうち、1つのキャピラリーチューブ96aは、前管板77に設けられた冷媒管R4の開口端部E1に接続されている(図4参照)。他のキャピラリーチューブ96は、後管板79に設けられた冷媒管R1の開口端部E1、冷媒管R2の開口端部E1、冷媒管R3の開口端部E1、及び図略の冷媒管Rの開口端部E1にそれぞれ接続されている。ヘッダ91の複数の分岐管93は、前管板77に設けられた冷媒管R1,R2,R3,R4の各開口端部E2、及び図略の他の冷媒管Rの開口端部E2にそれぞれ接続されている。各冷媒管Rの開口端部E2は、すべて前管板77に設けられている。
したがって、冷媒管R4のみが偶数本(6本)の伝熱管部Pを有し、他の冷媒管Rは奇数本の伝熱管部Pを有している。この熱交換器71では、1本の伝熱管部Pの有効長をLとするとき、この有効長Lの奇数倍の冷媒管Rと、有効長Lの偶数倍の冷媒管Rとを混在させることができる。
次に、図7(a)の各冷媒管R1,R2,R3,R4における冷媒の流れについて、冷房運転の場合を例に挙げて具体的に説明する。冷房運転の場合、冷媒は図1の配管64を通じて熱交換器71に送られる。図1及び図4に示すように、配管64を通じて送られてきた冷媒は、分流器本体95に流入し、複数のキャピラリーチューブ96に分岐し、各分岐管96が接続された開口端部E1に達する。各冷媒管Rの開口端部E1に達した冷媒は、伝熱管部P及び屈曲部Uを通って各冷媒管Rの開口端部E2に達し、各開口端部E2に接続されたヘッダ91の分岐管93を通じてヘッダ本体92に合流する。この冷媒は、ヘッダ本体92に接続された配管61を通じて四路切換弁86側に流れる。
図7(b)は、熱交換器71における冷媒管Rの配設例2を説明するための概略図である。この配設例2は、冷媒管R4を構成している伝熱管部P41〜P46の接続順序が前記した配設例1と異なっている。配設例2における他の冷媒管R1〜R3については、配設例1と同様であるので、説明を省略する。
冷媒管R4では、後管板79側において伝熱管部P43と伝熱管部P46の端部同士、及び伝熱管部P44と伝熱管部P45の端部同士が屈曲管部Uによりそれぞれ接続され、前管板77側において伝熱管部P45と伝熱管部P46が屈曲管部Uにより接続されている。前管板77側の開口端部E2は伝熱管部P44の端部である。このように本実施形態の熱交換器71では、空気の流れを円滑にするための凹部を設けている下部においても少なくとも2列の伝熱管部Pを有しているので、複数の伝熱管部Pの接続順序(パス取り)の自由度を確保できる。
また、本実施形態では、流路長の大きい冷媒管R4の開口端部E1に接続されるキャピラリーチューブ96aは、流路長の小さい冷媒管R1,R2,R3の開口端部E1に接続される分岐管96よりも冷媒流通時の圧力損失が大きい。分岐管96の圧力損失を大きくするには、例えば分岐管96自体の長さを大きくする方法、分岐管自体の内径を小さくする方法などが挙げられる。
さらに、本実施形態の熱交換器71では、列数が少ない部位(2列の部位)は、列数が多い部位(3列の部位)に比べて、流路長の大きな冷媒管Rが配設されている割合が高い。図7(a),(b)に示す配設例1,2では、列数が少ない部位には、6本の伝熱管部Pを用いた冷媒管R4のみが設けられており、列数が多い部位には、3本の伝熱管部Pを用いた冷媒管R1,R2,R3及び図略の他の冷媒管Rが設けられている場合を例示したが、これに限定されない。
(熱交換器の変形例)
図8は、熱交換器71の変形例を示す断面図である。この熱交換器71では、凹部72は、階段状に形成された第1凹部72aと第2凹部72bとを含む。第1凹部72aは、上流側の第1列L1の伝熱管部Pの数を他の2列L2,L3よりも少なくすることにより形成されたものであり、第2凹部72bは、中央の第2列L2の伝熱管部Pの数を下流側の第3列L3よりも少なくすることにより形成されたものである。複数のフィン73は、第1凹部72a及び第2凹部72bの形状に合わせて切り欠かれた形状を有している。
上流側の第1列L1は他の2列L2,L3よりも短く、中央の第2列L2は下流側の第3列L3よりも短い。上流側の第1列L1の下端は、他の列L2,L3の下端よりも上方に位置しており、中央の第2列L2の下端は、下流側の第3列L3よりも上方に位置している。
ドレンパン45の底部45aからの第1凹部72aの高さは、底部45aからの側壁部45bの高さよりも大きい。さらに、ドレンパン45の底部45aからの第2凹部72bの高さは、底部45aからの側壁部45bの高さよりも大きく設定されているのが好ましい。第1凹部72aの凹み寸法は、熱交換器71の厚み(伝熱管部Pが3列設けられた部分の厚み)のほぼ1/3程度の大きさである。同様に、第2凹部72bの凹み寸法は、熱交換器71の厚みのほぼ1/3程度の大きさである。これにより、図6の熱交換器71に比べて、図8の熱交換器71では、ドレンパン45の側壁部45bの上端部との間に、空気が円滑に流れ込むことが可能なより大きな隙間が形成される。
以上説明したように、本実施形態では、熱交換器71の前記下部は、空気の流れ方向の上流側の側壁部45bに対向する位置に、前記流れ方向の下流側に凹み、かつ、底部45aからの高さが上流側の側壁部45bよりも大きい凹部72を有している。したがって、熱交換器71と上流側の側壁部45bの上端部との間に、空気が円滑に流れ込むことが可能な隙間が形成されている。これにより、ドレンパン45に載置された熱交換器71の下部における空気の流れが改善されるので、熱交換効率が向上する。
しかも、本実施形態では、熱交換器71の前記下部に位置する伝熱管部Pを含む下部冷媒管R4に接続された分岐管96aは、下部冷媒管R4以外の冷媒管Rに接続された分岐管96よりも、圧力損失の値の平均値が大きくなるように設計されている。すなわち、この構成では、分岐管96aにおける圧力損失を調整することにより、その分岐管96aが接続されている下部冷媒管R4へ流れる冷媒の流通量(循環量)を調節している。なお、本実施形態では、下部冷媒管R4が1つであるので、圧力損失の平均値は、分岐管96aの圧力損失の値である。
このように下部冷媒管R4に接続された分岐管96aでは、圧力損失の平均値を大きくしているので、下部冷媒管R4以外の冷媒管Rに接続された他の分岐管96に比べて冷媒の流通時の流通抵抗が大きくなる。したがって、冷媒の流通量(循環量)を他の冷媒管Rに比べて相対的に小さくすることができる。これにより、他の部位に比べて風速の小さい熱交換器71の下部に配設された下部冷媒管R4において、冷媒が十分に相変化可能な量に流通量を調整することができるので、冷媒の相変化が不十分になるのを抑制することが可能になる。
また、本実施形態では、熱交換器71の前記下部に位置する伝熱管部Pを含む下部冷媒管R4は、下部冷媒管R4以外の冷媒管Rよりも、流路長の平均値が大きくなるように設計されている。すなわち、この構成では、下部冷媒管R4の流路長を調整して下部冷媒管R4自体の圧力損失を調整することにより、各冷媒管Rへ流れる冷媒の流通量(循環量)を調節している。なお、本実施形態では、下部冷媒管R4が1つであるので、下部冷媒管R4の流路長の平均値は、下部冷媒管R4の流路長の値である。
このように下部冷媒管R4では、流路長の平均値を大きくしているので、下部冷媒管R4以外の他の冷媒管Rに比べて冷媒の流通時の流通抵抗が大きくなる。したがって、冷媒の流通量(循環量)を他の冷媒管Rに比べて相対的に小さくすることができる。これにより、他の部位に比べて風速の小さい熱交換器71の下部に配設された下部冷媒管R4において、冷媒が十分に相変化可能な量に流通量を調整することができるので、冷媒の相変化が不十分になるのを抑制することが可能になる。
また、複数の伝熱管部Pは、少なくとも3列に配列されており、熱交換器71の前記下部は、上流側の第1列L1から下流側の第3列L3に向かうにつれて列数が段階的に少なくなり、凹部72が階段状に形成されている場合には、一対の側壁部45b,45cの間において、上流側の側壁部45bと熱交換器71の下部との間のスペースをより大きくすることができ、空気の流れがさらに改善される。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、種々の形態で実施することができる。例えば、前記実施形態では、室内機に用いられる熱交換器を例に挙げて説明したが、本発明の熱交換器は、室外機用にも適用可能である。
また、前記実施形態では、分流器の複数のキャピラリーチューブのうちの1つを前管板に設けられた開口端部に接続する場合を例に挙げて説明したが、2つ以上のキャピラリーチューブを前管板の開口端部に接続してもよく、全てのキャピラリーチューブを後管板の開口端部に接続してもよい。
また、前記実施形態では、下部冷媒管が1つである場合を例に挙げて説明したが、下部冷媒管は、複数設けられていてもよい。
また、前記実施形態では、下部冷媒管は、それ以外の冷媒管よりも、圧力損失の値の平均値が大きく、かつ、流路長の平均値が大きい場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。すなわち、下部冷媒管は、下部冷媒管以外の冷媒管よりも、圧力損失の値の平均値及び流路長の平均値のうち、圧力損失の値の平均値のみが大きい形態であってもよく、流路長の平均値のみが大きい形態であってもよい。
31 室内機
45 ドレンパン
71 熱交換器
73 フィン
77 前管板
79 後管板
91 ヘッダ
92 ヘッダ本体
93 分岐管
94 分流器
95 分流器本体
96 キャピラリーチューブ(分岐管)
D3 高さ方向
D4 厚み方向
P 伝熱管部
P11〜P13 冷媒管R1の伝熱管部
P21〜P23 冷媒管R2の伝熱管部
P31〜P34 冷媒管R3の伝熱管部
P41〜P46 冷媒管R4の伝熱管部
R(R1,R2,R3,R4) 冷媒管
U 屈曲管部

Claims (3)

  1. 熱交換器(71)と、前記熱交換器(71)の下端部に沿って延設された底部(45a)及びこの底部(45a)の両サイドから上方にそれぞれ延びる一対の側壁部(45b,45c)を有するドレンパン(45)と、を備えた空気調和機であって、
    前記熱交換器(71)は、
    隣同士が互いに隙間をあけた状態で対面するように並設された複数のフィン(73)と、
    前記複数のフィン(73)に接した状態で前記複数のフィン(73)の並設方向に沿って延設された複数の伝熱管部(P)の少なくとも1つをそれぞれ含み、冷媒の出入口となる一対の開口端部(E1,E2)をそれぞれ有する複数の冷媒管(R)と、
    複数の分岐管(96)を有し、各分岐管(96)が各冷媒管(R)の一方の前記開口端部(E1)に接続された分流器(94)と、を備え、
    前記複数の伝熱管部(P)は、前記熱交換器(71)の高さ方向(D3)に複数段並び、前記熱交換器(71)の厚み方向(D4)に複数列並ぶように配列されており、
    前記一対の側壁部(45b,45c)の間に位置する前記熱交換器(71)の下部は、他の部位よりも前記伝熱管部(P)の列数が少なく、空気の流れ方向の上流側の前記側壁部(45b)に対向する位置に、前記流れ方向の下流側に凹み、かつ、前記底部(45a)からの高さが前記上流側の前記側壁部(45b)よりも大きい凹部(72)を有しており、
    前記熱交換器(71)の前記下部に位置する前記伝熱管部(P)を含む下部冷媒管(R)に接続された前記分岐管(96)は、前記下部冷媒管(R)以外の冷媒管(R)に接続された前記分岐管よりも、圧力損失の値の平均値が大きい、空気調和機。
  2. 熱交換器(71)と、前記熱交換器(71)の下端部に沿って延設された底部(45a)及びこの底部(45a)の両サイドから上方にそれぞれ延びる一対の側壁部(45b,45c)を有するドレンパン(45)と、を備えた空気調和機であって、
    前記熱交換器(71)は、
    隣同士が互いに隙間をあけた状態で対面するように並設された複数のフィン(73)と、
    前記複数のフィン(73)に接した状態で前記複数のフィン(73)の並設方向に沿って延設された複数の伝熱管部(P)の少なくとも1つをそれぞれ含み、冷媒の出入口となる一対の開口端部(E1,E2)をそれぞれ有する複数の冷媒管(R)と、
    複数の分岐管(96)を有し、各分岐管(96)が各冷媒管(R)の一方の前記開口端部(E1)に接続された分流器(94)と、を備え、
    前記複数の伝熱管部(P)は、前記熱交換器(71)の高さ方向(D3)に複数段並び、前記熱交換器(71)の厚み方向(D4)に複数列並ぶように配列されており、
    前記一対の側壁部(45b,45c)の間に位置する前記熱交換器(71)の下部は、他の部位よりも前記伝熱管部(P)の列数が少なく、空気の流れ方向の上流側の前記側壁部(45b)に対向する位置に、前記流れ方向の下流側に凹み、かつ、前記底部(45a)からの高さが前記上流側の前記側壁部(45b)よりも大きい凹部(72)を有しており、
    前記熱交換器(71)の前記下部に位置する前記伝熱管部(P)を含む下部冷媒管(R)は、前記下部冷媒管(R)以外の冷媒管(R)よりも、流路長の平均値が大きい、空気調和機。
  3. 前記複数の伝熱管部(P)は、少なくとも3列に配列されており、
    前記熱交換器(71)の前記下部は、前記上流側の第1列から前記下流側の第3列に向かうにつれて前記列数が段階的に少なくなり、前記凹部(72)が階段状に形成されている、請求項1又は2に記載の空気調和機。
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