JP2013148231A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネルギ化および省資源化に優れた空気調和機の室外機、を提供する。
【解決手段】空気調和機の室外機は、空気を取り入れるための吸い込み部36と、平板形状の熱交換部を有し、その熱交換部において、冷媒と、吸い込み部36を通じて取り入れられた空気との間で熱交換させる熱交換器41と、熱交換部と向かい合って配置されるプロペラファン51を有し、吸い込み部36から熱交換器41に向かう空気流れを形成する送風機と、熱交換器41により熱交換された空気を送出する吹き出し部37とを備える。プロペラファン51の回転軸方向から熱交換器41を見た場合に、熱交換部は略正方形の形状を有する。
【選択図】図2

Description

この発明は、一般的には、空気調和機の室外機に関し、より特定的には、室内機とは別体に設けられる、セパレート型の空気調和機の室外機に関する。
従来の空気調和機の室外機に関して、たとえば、特開2002−364881号公報には、熱交換率を向上させるように送風路を設けることを目的とした空気調和機の室外機が開示されている(特許文献1)。
特許文献1に開示された空気調和機の室外機は、仕切り板によって、圧縮機室と熱交換器室とに区画された構成を有する。圧縮機室には、圧縮機が設けられ、熱交換器室には、熱交換器および送風ファンが設けられている。熱交換器は、送風ファンの正面に位置決めされる背面部と、その両側を屈曲し、送風ファンの側方に位置決めされる側面部とによって構成されている。仕切り板は、仕切り板と熱交換器の側面部との間隔が、送風ファンの下流側の位置よりも上流側の位置の方が大きくなるように傾斜して形成されている。
また、特開昭59−81433号公報には、ファンカバー上面に付着した水滴を効果的に凝縮器に向かわせるとともに、水滴がファンに落下することによる騒音の発生を防ぐことを目的とした空気調和機が開示されている(特許文献2)。
特許文献2に開示された空気調和機は、空気調和機本体の内部が、仕切り板によって室外機側と室内機側とが区分けされた一体型の空気調和機である。このような一体型の空気調和機において、冷房運転により室内側の冷却器により凝縮されたドレンがドレンパンに集められ、室外機側のプロペラファンに導かれる。そのドレンは、プロペラファンに成形されたスリンガリングによって飛散され、凝縮器に当てられる。
また、特開平4−278132号公報には、吹き出し空気流の障害を少なくして運転時の騒音の低減を図るとともに、吹き出し空気流のショートサイクルの防止や、構造体として十分な強度を備えた風路構成を実現することを目的とした空気調和機の室外ユニットが開示されている(特許文献3)。
特許文献3に開示された空気調和機の室外ユニットは、室外ユニット本体を備える。室外ユニット本体は、圧縮機室および送風機室を区画する右側仕切り板と、電気品室および送風機室を区画する左側仕切り板とを有する。空気調和機の室外ユニットは、さらに、送風機室内に設けられた軸流ファンと、送風機室の吸い込み側を塞ぐように設けられた平板状の熱交換器と、軸流ファンを囲続するベルマウスとを備える。右側仕切り板および左側仕切り板は、熱交換器の前面を覆う四角形とベルマウスの外周部を囲む円形とを滑らかにつなぐ曲面形状を有する。
特開2002−364881号公報 特開昭59−81433号公報 特開平4−278132号公報
近年、地球環境保護の観点から、省エネルギに対して様々な取り組みがなされている。たとえば、上述の特許文献1に開示された空気調和機の室外機においては、仕切り板の傾斜構造により、空気を仕切り板に沿って風速を落とすことなく熱交換器の側面部に導くことで、熱交換器における熱交換率の向上を図っている。
また、特許文献1に開示された空気調和機の室外機では、熱交換器が背面部と側面部とから構成されており、全体として略U字の形状を有する。このような構成は、熱交換器の体積を増やして熱交換量の総量を増大させようとする思想に基づくが、その一方で、熱交換器における風速分布にばらつきが生じ易い。結果として、熱交換器の単位面積当たりにおける熱交換量が改善されず、熱交換器の性能が充分に引き出されていないという問題がある。また、熱交換器の体積をただ増やすだけでは、省資源化という観点においても劣る結果となる。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、省エネルギ化および省資源化に優れた空気調和機の室外機を提供することである。
この発明に従った空気調和機の室外機は、室内機とは別体に設けられる、セパレート型の空気調和機の室外機である。空気調和機の室外機は、空気を取り入れるための吸い込み部と、平板形状の熱交換部を有し、その熱交換部において、熱媒体と、吸い込み部を通じて取り入れられた空気との間で熱交換させる熱交換器と、熱交換部と向かい合って配置されるプロペラファンを有し、吸い込み部から熱交換器に向かう空気流れを形成する送風機と、熱交換器により熱交換された空気を送出する吹き出し部とを備える。プロペラファンの回転軸方向から熱交換器を見た場合に、熱交換部は略正方形の形状を有する。
なお、本発明において、熱交換部が有する「略正方形」とは、第1辺と、第1辺と交差する第2辺との長さの比が、1:1〜1:1.1の範囲にある場合をいう。
このように構成された空気調和機の室外機によれば、プロペラファンから送り出される空気流れは、基本的には、プロペラファンの回転中心を中心とする同心円状の風速分布となる。このため、そのような特性を有するプロペラファンに即して、熱交換部の形状を略正方形にすることによって、熱交換部における風速分布にばらつきが生じることを抑制する。これにより、単位面積当たりにおける熱交換量を効率的に増大させ、省エネルギ化を図ることができる。また、熱交換量の増大を目的に熱交換部の体積を増やすということがないため、省資源化を図ることもできる。
また好ましくは、プロペラファンの回転軸方向から熱交換器および送風機を見た場合に、熱交換部の中心と、プロペラファンの回転中心とが一致する。このように構成された空気調和機の室外機によれば、熱交換部における風速分布にばらつきが生じることをさらに効果的に抑制できる。
また好ましくは、プロペラファンの全体が、プロペラファンの回転軸方向において熱交換部に投影される。このように構成された空気調和機の室外機によれば、プロペラファンが熱交換器に対して大きくなりすぎることがない。これにより、室外機の小型化を通じてさらなる省資源化を図ることができる。
また好ましくは、熱交換器は、パラレルフロー型の熱交換器である。パラレルフロー型の熱交換器においては、熱交換部が、互いに間隔を隔てて設けられ、熱媒体が流通する複数本のチューブ部材と、複数本のチューブ部材間に設けられるフィンとから構成される。熱交換部が面積Aの略正方形の形状を有し、プロペラファンを内包し、プロペラファンの回転軸を中心とする最小の仮想円が面積Bである場合に、B/A≧0.53の関係を満たす。
また好ましくは、熱交換器は、フィンアンドチューブ型の熱交換器である。フィンアンドチューブ型の熱交換器では、熱交換部が、互いに間隔を隔てて設けられる複数枚のフィンと、複数枚のフィンを貫くように延伸し、熱媒体が流通するチューブ部材とから構成される。熱交換部が面積Aの略正方形の形状を有し、プロペラファンを内包し、プロペラファンの回転軸を中心とする最小の仮想円が面積Bである場合に、B/A≧0.48の関係を満たす。
さらに好ましくは、フィンは平板形状を有する。複数の熱交換部は、プロペラファンの回転軸方向に並んで設けられる。
このように構成された空気調和機の室外機によれば、熱交換器における熱交換ロスを大幅に低減して、省エネルギ化をさらに図ることができる。
また好ましくは、空気調和機の室外機は、プロペラファンの外周上に設けられるベルマウスをさらに備える。プロペラファンは、その回転軸方向において最も吸い込み側に配置される翼前端部と、最も吹き出し側に配置される翼後端部とを含む。プロペラファンの回転軸方向において、翼前端部は、ベルマウスよりも吸い込み側に配置され、翼後端部は、ベルマウスと重なる位置に配置される。
このように構成された空気調和機の室外機によれば、吸い込み側において、翼前端部の外周上からプロペラファンに流入する空気流れの形成が、ベルマウスによって妨げられることを回避できる。また、吹き出し側において、ベルマウスにより良好な送風性能を得ることができる。
また好ましくは、プロペラファンのその回転軸方向における翼高さがTであり、プロペラファンの回転軸方向においてプロペラファンとベルマウスとが重なる長さがLである場合に、0.30≦L/T≦0.92の関係を満たす。
このように構成された空気調和機の室外機によれば、0.30≦L/Tの関係を満たすことにより、ベルマウスのガイドとしての機能が十分に発揮され、プロペラファンの送風能力を高めることができる。また、L/T≦0.92の関係を満たすことにより、同一風量を得るために必要な送風機の消費電力が悪化することを回避できる。
以上に説明したように、この発明に従えば、省エネルギ化および省資源化に優れた空気調和機の室外機を提供することができる。
この発明の実施の形態1における空気調和機の室外機を示す分解組み立て図である。 図1中のII−II線上に沿った空気調和機の室外機を示す断面図である。 図2中の矢印IIIに示す方向から見た室外機を示す前面図である。 図2中に示す室外機において、熱交換部における風速分布を示す図である。 図2中の室外機に対して比較例となる空気調和機の室外機を示す断面図である。 図5中に示す比較例において、熱交換部における風速分布を示す図である。 図2中に示す空気調和機の室外機の変形例を示す断面図である。 図7中の変形例において、ベルマウスの長さを変化させた場合のL/Tと風量との関係を示すグラフである。 図7中の変形例において、ベルマウスの長さを変化させた場合のL/Tと消費電力との関係を示すグラフである。 この発明の実施の形態3における空気調和機の室外機を示す断面図である。 図10中の矢印XIに示す方向から見た室外機を示す前面図である。 図10中の室外機に対して比較例となる空気調和機の室外機を示す断面図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1における空気調和機の室外機を示す分解組み立て図である。図1を参照して、本実施の形態における室外機10は、部屋内の空気の温度や湿度などを調整する空気調和機(エアコンディショナ)の室外機である。特に本実施の形態では、空気調和機が、冷房機能および暖房機能のうちの冷房機能のみを有する。室外機10は、図示しない室内機と組となって空気調和機を構成している。空気調和機の室外機10は、室外に設置される。
空気調和機の室外機10は、図示しない室内機とは別体に設けられるセパレート型の室外機である。空気調和機の室外機10と、図示しない室内機との間は、冷媒を循環させるための配管により互いに接続されている。
空気調和機の室外機10は、キャビネット11と、熱交換器41と、送風機50と、圧縮機26と、図示しない電装部品とを有する。
キャビネット11は、室外機10の外郭をなす略直方体形状の筐体を形成し、熱交換器41、送風機50、圧縮機26および図示しない電装部品を収容する。キャビネット11は、底板12と、上面板17と、第1パネルとしての前面パネル18と、ファンカバー体としてのファンガード22と、第2パネルとしての左側面パネル13と、右側面パネル14と、第3パネルとしての仕切り板15と、支持ステー16とを含む。
底板12は、室外機10の設置面に配置される。上面板17は、底板12と対向するように設けられている。左側面パネル13および右側面パネル14は、底板12上の互いに対向する位置に立設されている。左側面パネル13は、室外機10の前面側から見て左側に配置されている。右側面パネル14は、室外機10の前面側から見て右側に配置され、さらにその位置から折れ曲がって、室外機10の背面側を部分的に覆うように設けられている。
室外機10の背面側において、左側面パネル13と右側面パネル14との間には、キャビネット11内に空気を取り入れるための吸い込み部36が形成されている。本実施の形態では、室外機10の側面および背面のうち背面にのみ吸い込み部36が設けられている。
前面パネル18は、底板12上に立設されている。前面パネル18は、室外機10の前面側に配置されている。前面パネル18は、ベルマウス21を有する。ベルマウス21は、前面パネル18に一体に成形されている。前面パネル18は、円形状の開口部を有し、ベルマウス21は、その開口部の周縁からキャビネット11内部に折り返されて形成されている。ベルマウス21は、後述するプロペラファン51の外周上で筒状に延びて形成されている。
ファンガード22は、空気が流通可能なように編み目形状を有する。ファンガード22は、前面パネル18に形成された開口部を塞ぐように設けられている。ファンガード22は、キャビネット11内部のプロペラファン51と向かい合って配置されている。ファンガード22によって、キャビネット11内から空気を送出するための吹き出し部37が形成されている。
仕切り板15は、底板12上に立設されている。仕切り板15は、キャビネット11内で左側面パネル13と右側面パネル14との間に位置決めされている。仕切り板15は、キャビネット11内部を熱交換器室31と圧縮機室32とに区画するように設けられている。熱交換器室31には、熱交換器41および送風機50が収容されている。圧縮機室32には、圧縮機26および図示しない電装部品が収容されている。
送風機50は、熱交換器室31内に立設された支持ステー16により支持されている。送風機50は、プロペラファン51と、駆動源としてのモータ59とを含む。プロペラファン51は、モータ59の主力軸に接続され、仮想上の中心軸101を中心に回転可能なように設けられている。プロペラファン51は、吹き出し部37と向かい合って配置されている。
熱交換器41は、底板12上に立設されている。熱交換器41は、全体として平板形状を有する。熱交換器41は、室外機10の背面側に配置されている。熱交換器41は、吸い込み部36と向かい合って配置されている。
図2は、図1中のII−II線上に沿った空気調和機の室外機を示す断面図である。図3は、図2中の矢印IIIに示す方向(前面側)から見た室外機を示す前面図である。
図1から図3を参照して、プロペラファン51は、その回転中心である中心軸101が平板形状の熱交換器41に直交するように設けられている。中心軸101の軸方向おいて、吸い込み部36、熱交換器41、モータ59、プロペラファン51および吹き出し部37が、挙げた順に背面側から前面側に向けて並んで設けられている。
熱交換器室31の内部には、吸い込み部36から吹き出し部37に向けた送風経路が形成されている。その送風経路は、上流側においては、左側面パネル13と、底板12と、仕切り板15と、上面板17とに四方を囲まれた空間に形成され、下流側においては、ベルマウス21によって形成される。
送風経路を挟んでその両側に配置される左側面パネル13および仕切り板15は、吸い込み部36から吹き出し部37に向けて平板形状に延在して設けられている。送風経路を挟んでその上下に配置される底板12および上面板17は、吸い込み部36から吹き出し部37に向けて平板形状に延在して設けられている。左側面パネル13、底板12、仕切り板15および上面板17は、それぞれ、プロペラファン51の回転軸方向から見た場合の熱交換器41が有する四辺の外縁から、プロペラファン51の回転軸方向に平板状に延在して設けられている。左側面パネル13、底板12、仕切り板15および上面板17は、それぞれ、熱交換器41が有する四辺と平行である。左側面パネル13と、底板12と、仕切り板15と、上面板17とに囲まれた送風経路は、中心軸101に直交する平面により切断された場合に矩形形状の開口面を有する。さらに好ましくは、左側面パネル13と、底板12と、仕切り板15と、上面板17とに囲まれた送風経路は、中心軸101に直交する平面により切断された場合に略正方形(第1辺と、第1辺と交差する第2辺との長さの比が、1:1〜1:1.1の範囲)の開口面を有する。
プロペラファン51は、軸部53と、複数枚の翼52とから構成されている。軸部53は、中心軸101に沿って軸状に延び、その先でモータ59の出力軸に接続されている。複数枚の翼52は、軸部53から中心軸101を中心とする半径方向外側に広がって形成されている。複数枚の翼52は、中心軸101を中心にその周方向に互いに間隔を隔てて設けられている。本実施の形態では、プロペラファン51が3枚の翼52を有する。
複数枚の翼52は、互いに同一形状を有する。翼52は、回転方向の側に位置する翼前縁部57と、反回転方向の側に位置する翼後縁部58と、翼前縁部57と翼後縁部58との間を繋ぐ翼周縁部56とを有する。翼前縁部57、翼後縁部58および翼周縁部56に囲まれた位置に、翼52の翼面が形成されている。翼周縁部56は、中心軸101を中心にその周方向に延びて形成されている。
熱交換器41は、パラレルフロー型の熱交換器である。その構造について説明すると、熱交換器41は、2本のヘッダパイプ42,43と、複数本のチューブ部材としての偏平チューブ44と、フィンとしての波形フィン45とを有する。熱交換器41は、単一の材料から形成されている。本実施の形態では、熱交換器41を構成するヘッダパイプ42,43、偏平チューブ44および波形フィン45が、アルミニウム合金から形成されている。
ヘッダパイプ42とヘッダパイプ43とは、互いに距離を設けて平行に配置されている。ヘッダパイプ42,43とは、上下方向に直線状に延伸している。複数本の偏平チューブ44は、互いに間隔を隔てて配置されている。複数本の偏平チューブ44は、互いに平行に配置されている。偏平チューブ44は、水平方向に直線状に延伸している。偏平チューブ44は、上下方向が短手方向となり、水平方向が長手方向となるトラック形状の断面を有する。波形フィン45は、隣接する偏平チューブ44間に配置されている。波形フィン45は、その両側に配置された偏平チューブ44に接合されている。波形フィン45は、波形に蛇行しながらヘッダパイプ42とヘッダパイプ43との間で延びている。
ヘッダパイプ42,43と偏平チューブ44とによって、冷媒を流通させるための冷媒通路が形成されている。隣接する偏平チューブ44間の空間によって、熱交換器41における空気通路が形成されている。
ヘッダパイプ42およびヘッダパイプ43には、それぞれ、冷媒供給口および冷媒排出口(図示せず)が形成されている。冷媒供給口を通じて熱交換器41に供給された冷媒は、偏平チューブ44を通ってヘッダパイプ42とヘッダパイプ43との間を往復移動する。冷媒は、最終的に、冷媒排出口を通じて熱交換器41から排出される。
なお、熱交換器41において、冷媒供給口および冷媒排出口が形成されるパイプの位置や、冷媒供給口と冷媒排出口との間における冷媒の流通経路は、特に限定されない。
本実施の形態では、複数本の偏平チューブ44および波形フィン45によって、熱交換部46が構成されている。熱交換部46において、熱交換器41を流通する冷媒と、吸い込み部36を通じてキャビネット11内に取り入れられた空気との間で熱交換される。より具体的には、波形フィン45を介して、偏平チューブ44を流通する冷媒と、隣接する偏平チューブ44間を流通する空気との間で熱交換される。
パラレルフロー型の熱交換器は、同サイズであれば、実施の形態3において説明するフィンアンドチューブ型の熱交換器と比較して、単位面積当たりの熱交換量が大きく、熱交換ロスを低減し易い。このため、省エネルギ性を効率的に高めるとともに、室外機の小型化や省資源化にも貢献することができる。
一方、パラレルフロー型の熱交換器は、上記のとおり、単位面積当たりの熱交換量が大きいため、暖房時に着霜し易いという特性がある。この場合、除霜時間を要するため、運転時間が短くなって平均暖房能力が低下するという可能性がある。これに対して、本実施の形態では、空気調和機が冷房専用であるため、このような懸念を解消することができる。
図2および図3を参照して、プロペラファン51の回転軸である中心軸101の軸方向から熱交換器41を見た場合に、熱交換部46は、略正方形の形状を有する。本実施の形態では、熱交換部46の横長Xと縦長Yとが等しい長さである。熱交換部46の横長Xと縦長Yとの比が、1:1〜1:1.1の範囲にある場合、もしくは熱交換部46の縦長Yと横長Xとの比が、1:1〜1:1.1の範囲にある場合には、熱交換部46が略正方形の形状であるといえる。
中心軸101の軸方向から熱交換器41およびプロペラファン51を見た場合に、プロペラファン51の全体が、熱交換部46に重なるように配置されている。すなわち、プロペラファン51の全体が、プロペラファン51の回転軸方向において熱交換部46に投影される。
さらに、中心軸101の軸方向から熱交換器41およびプロペラファン51を見た場合に、熱交換部46の中心(熱交換部46の上端および下端からY/2、熱交換部46の左右の端部からX/2だけ離れた位置)と、プロペラファン51の回転中心(中心軸101)とが一致する。
中心軸101の軸方向から熱交換器41を見た場合に、熱交換部46は、前面面積A(=X×Y)を有する。プロペラファン51を内包し、プロペラファン51の回転軸を中心とする最小の仮想円102を想定する。仮想円102は、プロペラファン51の翼周縁部56と重なるように中心軸101を中心とする軌跡を描く。仮想円102は、面積Bを有する。
本実施の形態では、0.53≦B/A≦0.79の関係を満たすように、熱交換部46の一辺の長さおよびプロペラファン51の直径が設定されている。熱交換部46の横長Xと縦長Yとが等しく、B/A=0.79である場合、熱交換部46の一辺の長さとプロペラファン51の直径とが等しくなる。すなわち、B/A≦0.79の関係は、プロペラファン51の全体が、プロペラファン51の回転軸方向において熱交換部46に投影されることを意味している。
続いて、本実施の形態における空気調和機の室外機10によって奏される作用効果と、その作用効果を確認するための実施例とについて説明する。
図4は、図2中に示す室外機において、熱交換部における風速分布を示す図である。図1から図4を参照して、プロペラファン51の回転に伴って、熱交換部46を通過する風速の分布を実測により求めた。本測定では、熱交換部46の横長Xおよび縦長Yを510mmとし、プロペラファン51の直径をφ460mmとした。この条件で、プロペラファン51の仮想円102の面積Bに対する熱交換部46の前面面積Aの割合B/Aは、0.64となる。
図4中には、室外機10の背面側から見た場合の熱交換部46における風速分布が示されている。図中に示すように、風速がプロペラファン51の回転軸を中心にほぼ同心円状の形状で、内周側から外周側に向かうほど大きくなる分布となった。
図5は、図2中の室外機に対して比較例となる空気調和機の室外機を示す断面図である。図6は、図5中に示す比較例において、熱交換部における風速分布を示す図である。
図5および図6を参照して、本比較例における空気調和機の室外機200は、図2中の熱交換器41に替えて、熱交換器241を有する。熱交換器241は、L字状の上面視を有する。具体的には、熱交換器241は、背面側に配置される背面部250と、側面側に配置される側面部260とを有し、背面部250と側面部260との間で折れ曲がった形状を有する。背面側に形成された吸い込み部36に加えて、側面部260と向かい合う左側面パネル13の位置には、吸い込み部36がさらに形成されている。
本比較例では、熱交換部46の横長Xを672mm(背面部250から側面部260に渡る総長さ)とし、縦長Yを490mmとし、プロペラファン51の直径をφ370mmとした。この条件で、プロペラファン51の仮想円102の面積Bに対する熱交換器241の熱交換部の前面面積Aの割合B/Aは、0.33となる。
図6中には、室外機10の背面側および左側面側から見た場合の熱交換部46における風速分布が示されている。図中に示すように、側面部260における風速が比較的小さくなり、背面部250よりも空気が吸い込みにくい結果となった。また、図4中に示す風速分布と比較すると、風速分布のばらつきが大きくなった。具体的には、偏流の1つの指標として、最大風速と最小風速との差を平均風速で除した値(偏流度指標)を比較すると、図4中の実施例では0.28であったのに対して、図6中の比較例では0.68となった。図4中の実施例によれば、偏流度指標を59%改善することができた。
また、上記実施例において、熱交換部46を通過する平均風速を比較例に対して1.5倍にすることにより、熱交換部46における単位面積当たりの熱交換量が1.34倍になる。このため、熱交換部46における熱交換ロスを大幅に低減し、熱交換部46の体積を21%削減した場合であっても省エネルギ性を高めることができた。
上記測定から分かるように、プロペラファン51から送り出される空気流れは、基本的には、プロペラファン51の回転中心を中心とする同心円状の風速分布となる。本実施の形態では、そのような特性を有するプロペラファン51に即して、熱交換部46の形状を略正方形にすることによって、熱交換部46の全面から均一に空気を吸い込み易くなる。これにより、熱交換部46における風速分布のばらつきを大幅に改善し、その結果として、熱交換部46の単位面積当たりの熱交換量を効率的に増大させることができる。
次に、冷房専用の空気調和機が、インバータ技術を搭載せず、一定速度で運転する場合を想定する。この場合に、比較例における冷房定格運転時の成績係数(COP)を100%とすると、実施例では、B/Aの値を大幅に大きくすることによって、熱交換部46の体積を21%削減したにもかかわらず、成績係数(COP)106%を達成することができた。また、必要な風量、風速を出すときのプロペラファン51の回転数を抑制することができるため、騒音の増大を抑制することもできた。
また、上記実施例からプロペラファン51の直径をφ420mmまで小さくし、B/Aの値が0.53となる別の実施例を想定した。この場合、実施例と比較して同一風量時のプロペラファン51の回転数は1.16倍になるが、ファン回転に伴う騒音は上記比較例とほぼ同等となった。さらに、プロペラファン51の直径をφ370mmまで小さくし、B/Aの値が0.41となるさらに別の実施例を想定した。この場合、実施例と比較して同一風量時のプロペラファン51の回転数は1.41倍となり、ファン回転に伴う騒音が大幅に増大した。
また、プロペラファン51の直径を大きくしていくと、送風性能はよくなるがその効果は鈍くなっていった。B/Aの値を0.79(熱交換部46の1辺の長さ=プロペラファン51の直径)よりも大きくした場合、熱交換器41に対してプロペラファン51が大きくなり過ぎるため、送風性能の向上に見合わないほどに室外機が大型化する。
以上の検討から、プロペラファン51の仮想円102の面積Bに対する熱交換部46の前面面積Aの割合は、0.53≦B/A≦0.79の関係を満たすことが好ましいことが確認できた。
以上に説明したこの発明の実施の形態1における空気調和機の室外機の構造についてまとめて説明すると、本実施の形態における空気調和機の室外機10は、室内機とは別体に設けられる、セパレート型の空気調和機の室外機である。空気調和機の室外機10は、空気を取り入れるための吸い込み部36と、平板形状の熱交換部46を有し、その熱交換部46において、熱媒体としての冷媒と、吸い込み部36を通じて取り入れられた空気との間で熱交換させる熱交換器41と、熱交換部46と向かい合って配置されるプロペラファン51を有し、吸い込み部36から熱交換器41に向かう空気流れを形成する送風機50と、熱交換器41により熱交換された空気を送出する吹き出し部37とを備える。プロペラファン51の回転軸方向から熱交換器41を見た場合に、熱交換部46は略正方形の形状を有する。
このように構成された、この発明の実施の形態1における空気調和機の室外機10によれば、熱交換部46の形状を略正方形にすることによって、熱交換部46における風速分布にばらつきが生じることを抑制する。これにより、熱交換部46の単位面積当たりにおける熱交換量を効率的に増大させ、省エネルギ化を図ることができる。また、熱交換量の増大を目的に熱交換部46の体積を増やすということがないため、省資源化を図ることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、プロペラファン51の外周上に設けられるベルマウス21の構造について詳細に説明する。
図2を参照して、プロペラファン51は、翼前端部52pおよび翼後端部52qを有する。翼前端部52pは、プロペラファン51の翼52のうち、中心軸101の軸方向において最も吸い込み側(室外機の背面側)に配置される部分である。翼後端部52qは、プロペラファン51の翼52のうち、中心軸101の軸方向において最も吹き出し側(室外機の前面側)に配置される部分である。
ベルマウス21は、背面側端部21pおよび前面側端部21qを有する。背面側端部21pは、ベルマウス21のうち、中心軸101の軸方向において最も吸い込み側(室外機の背面側)に配置される部分である。前面側端部21qは、ベルマウス21のうち、中心軸101の軸方向において最も吹き出し側(室外機の前面側)に配置される部分である。ベルマウス21は、背面側端部21pから吹き出し側に向かうほど縮径する縮径部81と、縮径部81から吹き出し側に向かって延び、一定の直径を有する円筒部82と、円筒部82から前面側端部21qに向かうほど拡径する拡径部83とから構成されている。
プロペラファン51の回転軸、すなわち中心軸101の軸方向において、翼前端部52pは、ベルマウス21よりも吸い込み側に配置されている。言い換えれば、プロペラファン51の翼前端部52pは、ベルマウス21の背面側端部21pよりも吸い込み側に配置されている。プロペラファン51の回転軸、すなわち中心軸101の軸方向において、翼後端部52qは、ベルマウス21と重なる位置に配置されている。言い換えれば、翼後端部52qは、ベルマウス21の前面側端部21qと重なる位置か、前面側端部21qよりも吸い込み側に配置されている。本実施の形態では、翼後端部52qは、拡径部83と重なる位置に配置されている。
プロペラファン51は、主にその回転軸方向から空気を吸い込む一方で、回転軸の外周上からも多少の空気を吸い込む特性を有する。本実施の形態では、翼前端部52pがベルマウス21よりも吸い込み側に配置されているため、翼前端部52p側の外周上からプロペラファン51に流入する空気流れの形成が、ベルマウス21によって妨げられることを回避できる。また、翼後端部52qがベルマウス21と重なる位置に配置される構成によって、ファンガード22を必要以上に室外機の前面側に出っ張らせることなく、ベルマウス21により良好な送風性能を得ることができる。
図7は、図2中に示す空気調和機の室外機の変形例を示す断面図である。図7を参照して、プロペラファン51は、翼高さTを有する。翼高さTは、プロペラファン51の回転軸方向における翼前端部52pと翼後端部52qとの間の長さである。本変形例では、プロペラファン51の回転軸方向において、プロペラファン51とベルマウス21とが重なる長さがLである場合に、0.30≦L/T≦0.92の関係を満たす。図7中に示すベルマウス21では、L/T=0.61となる。
図5中に示す比較例の場合、吸い込み部36および熱交換器241の側面部260と順に流れる空気流れを形成するため、プロペラファン51の外周側において、ベルマウス21を吸い込み側に大きくせり出すことができない。これに対して、熱交換器41が平板形状を有する本変形例では、0.30≦L/Tの関係を満たすことにより、ベルマウス21のガイドとしての機能が十分に発揮され、プロペラファン51の送風能力を高めることができる。
但し、熱交換器41が平板形状を有する場合であっても、必要以上にベルマウス21を吸い込み側にせり出すと、翼前端部52p側の外周上からプロペラファン51に流入する空気流れの形成が阻害されてしまう。この際、L/T≦0.92の関係を満たすことによって、同一風量を得るために必要な送風機50の消費電力が悪化することを回避できる。
図8は、図7中の変形例において、ベルマウスの長さを変化させた場合のL/Tと風量との関係を示すグラフである。図9は、図7中の変形例において、ベルマウスの長さを変化させた場合のL/Tと消費電力との関係を示すグラフである。
ベルマウス21の長さを変化させてL/T=0.30、0.61、0.98とした場合の風量を測定し、その結果を図8中のグラフに表わした。図中に示すように、L/Tの値が0.30から増大するに従って風量も大きくなり、L/Tの値が0.77の時に最大風量が得られた。そして、さらにL/Tの値が増大すると、風量は徐々に小さくなる結果となった。
ベルマウス21の長さを変化させてL/T=0.30、0.61、0.98とした場合に同一風量が得られる時の消費電力を測定し、その結果を、図9中のグラフに表わした。図9中に示すように、L/Tの値が0.30の時を基準に、L/Tの値を増大させるとL/T=0.61の時をピークに消費電力が改善されるものの、L/Tの値が0.92を超えると消費電力が悪化する結果となった。
このように構成された、この発明の実施の形態2における空気調和機の室外機によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に得ることができる。
(実施の形態3)
図10は、この発明の実施の形態3における空気調和機の室外機を示す断面図である。図10は、実施の形態1における図2に対応する図である。図11は、図10中の矢印XIに示す方向から見た室外機を示す前面図である。
本実施の形態における空気調和機の室外機は、実施の形態1における空気調和機の室外機10と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造についてはその説明を繰り返さない。
図10および図11を参照して、本実施の形態では、空気調和機が冷房機能および暖房機能の両方を有する。空気調和機の室外機60は、図2および図3中の熱交換器41に替えて、熱交換器71を有する。
熱交換器71は、フィンアンドチューブ型の熱交換器である。その構造について説明すると、熱交換器71は、複数枚のフィンとしての平板フィン75と、チューブ部材としての冷媒管74とを有する。平板フィン75は、平板形状を有する。複数枚の平板フィン75は、互いに間隔を隔てて設けられている。複数枚の平板フィン75は、互いに平行に配置されている。複数枚の平板フィン75は、水平方向に並んでいる。冷媒管74は、複数枚の平板フィン75を貫通するように延伸している。冷媒管74は、複数枚の平板フィン75を貫通しながら水平方向に沿って直線状に延伸する区間と、複数枚の平板フィン75の両端部で反転する区間とを交互に繰り返しながら、上下方向に連続して延びている。
なお、本実施の形態では、熱交換器71が平板フィン75を備える場合を説明したが、フィンアンドチューブ型の熱交換器が備えるフィンは、平板形状に限定されない。たとえば、フィンと空気との間の熱伝達率を高めることを目的に、スリットやルーバなどの切り起こしが形成されたフィンが用いられてもよいし、波形の断面形状を有するフィンが用いられてもよい。
冷媒管74によって、冷媒を流通させるための冷媒通路が形成されている。隣接する平板フィン75間の空間によって、熱交換器71における空気通路が形成されている。
冷媒管74の両端には、それぞれ、冷媒供給口および冷媒排出口(図示せず)が形成されている。冷媒供給口を通じて熱交換器71に供給された冷媒は、冷媒管74を通って水平方向に往復運動する。冷媒は、最終的に、冷媒排出口を通じて熱交換器71から排出される。
なお、熱交換器41において、冷媒供給口および冷媒排出口が形成される冷媒管74の位置や、冷媒供給口と冷媒排出口との間における冷媒管74の流通経路は、特に限定されない。
本実施の形態では、複数枚の平板フィン75と、複数枚の平板フィン75を貫通しながら延びる冷媒管74の部分とによって、熱交換部76が構成されている。熱交換部76において、熱交換器71を流通する冷媒と、吸い込み部36を通じてキャビネット11内に取り入れられた空気との間で熱交換される。より具体的には、平板フィン75を介して、冷媒管74を流通する冷媒と、隣接する平板フィン75間を流通する空気との間で熱交換される。
実施の形態1において説明したパラレルフロー型の熱交換器は、単位面積当たりの熱交換量が大きいため、暖房時に着霜し易いという特性がある。この場合、除霜時間を要するため、運転時間が短くなって平均暖房能力が低下するという可能性がある。一方、本実施の形態では、冷暖房兼用の空気調和機にもかかわらず、フィンアンドチューブ型の熱交換器71の採用によってこのような懸念を解消することができる。
熱交換器71は、複数の熱交換器セル72が組み合わさって構成されており、本実施の形態では、3つの熱交換器セル72a,72b,72cが組み合わさって構成されている。熱交換器セル72は、上述の複数枚の平板フィン75と冷媒管74とからなる。熱交換器セル72a,72b,72cは、プロペラファン51の回転軸方向に沿って積層されている。熱交換器セル72は、プロペラファン51の回転軸方向において、18mmの厚みを有する。このため、複数の熱交換器セル72が組み合わさって構成される熱交換器71の総厚みは、36mm以上である。本実施の形態では、熱交換器71が54mmの厚みを有する。
なお、熱交換器71は、36mm以上の厚みを有する1つの熱交換器セル72から構成されてもよい。
プロペラファン51の回転軸である中心軸101の軸方向から熱交換器71を見た場合に、熱交換部76は、略正方形の形状を有する。
中心軸101の軸方向から熱交換器71を見た場合に、熱交換部76は、前面面積A(=X×Y)を有する。本実施の形態では、プロペラファン51が2枚の翼52を有する。プロペラファン51を内包し、プロペラファン51の回転軸を中心とする最小の仮想円102を想定する。仮想円102は、面積Bを有する。本実施の形態では、0.48≦B/A≦0.79の関係を満たすように、熱交換部76の一辺の長さおよびプロペラファン51の直径が設定されている。
続いて、本実施の形態における空気調和機の室外機60によって奏される作用効果を確認するための実施例について説明する。
空気調和機が冷暖房兼用である本実施の形態では、通年エネルギ消費効率(APF)を用いて空気調和機の評価を実施した。本実施例では、図10および図11中に示す室外機60において、熱交換部76の横長Xおよび縦長Yをそれぞれ588mmおよび584mmとし(横長X:縦長Y=1.00685:1)、プロペラファン51の直径をφ460mmとした。この条件で、プロペラファン51の仮想円102の面積Bに対する熱交換部76の前面面積Aの割合B/Aは、0.48となる。
図12は、図10中の室外機に対して比較例となる空気調和機の室外機を示す断面図である。
図12を参照して、本比較例における空気調和機の室外機300は、図10中の熱交換器71に替えて、熱交換器371を有する。熱交換器371は、L字状の上面視を有する。具体的には、熱交換器371は、背面側に配置される背面部380と、側面側に配置される側面部390とを有し、背面部380と側面部390との間で折れ曲がった形状を有する。背面側に形成された吸い込み部36に加えて、側面部390と向かい合う左側面パネル13の位置には、吸い込み部36がさらに形成されている。
熱交換器371は、3つの熱交換器セル372(372a,372b,372c)が組み合わさって構成されている。熱交換器セル372bおよび熱交換器セル372cは、背面部380および側面部390からなり、熱交換器セル372aは、背面部380のみからなる。
本比較例では、熱交換器セル372bおよび熱交換器セル372cの横長Xを800mm(背面部380から側面部390に渡る総長さ)とし、縦長Yを504mmとした。熱交換器セル372aの横長Xを600mmとし、縦長Yを504mmとした。また、プロペラファン51の直径をφ420mmとした。この条件で、プロペラファン51の仮想円102の面積Bに対する熱交換器371の熱交換部の前面面積Aの割合B/Aは、0.34となる。
上記実施例では、熱交換部76を通過する風速を大幅に高めることによって、単位面積当たりの熱交換量を効率良く改善し、熱交換器71における熱交換ロスを大幅に低減することができる。このため、比較例における通年エネルギ消費効率(APF)を100%とすると、実施例では、熱交換器71の体積を7%削減したにもかかわらず、通年エネルギ消費効率(APF)100%を達成することができた。このとき、比較例とほぼ同等の騒音となった。したがって、必要な風量、風速を出すときのプロペラファン51の回転数を抑制することができるため、騒音の増大を抑制することもできた。
また、プロペラファン51の直径を大きくしていくと、送風性能はよくなるがその効果は鈍くなっていった。B/Aの値を0.79(熱交換部76の1辺の長さ=プロペラファン51の直径)よりも大きくした場合、熱交換器41に対してプロペラファン51が大きくなり過ぎるため、送風性能の向上に見合わないほどに室外機が大型化する。
以上の検討から、プロペラファン51の仮想円102の面積Bに対する熱交換部76の前面面積Aの割合は、0.48≦B/A≦0.79の関係を満たすことが好ましいことが確認できた。
このように構成された、この発明の実施の形態3における空気調和機の室外機60によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に得ることができる。
また、熱交換器が1列(厚みが18mm以下)の場合、風速が遅くても、空気が通過する距離が短いため、比較的良好に熱交換することができる。しかしながら、熱交換器が2列以上(厚みが36mm以上)の場合、風速が遅いと、熱交換器の上流側で十分に熱交換が行われる一方、下流側での熱交換が不十分となる懸念がある。
これに対して、本実施の形態における室外機60によれば、騒音の増大を抑制しながら熱交換部76を通過する風速を高めることが可能である。このため、複数の熱交換器セル72が組み合わさってなる熱交換器71を用いた場合であっても、単位面積当たりの熱交換量を効率的に改善し、熱交換ロスを大幅に低減することができる。
なお、実施の形態2において説明したベルマウス21の構造を、実施の形態3における空気調和機の室外機60に適用してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、室内機とは別体に設けられる、セパレート型の空気調和機の室外機に適用される。
10,60,200,300 室外機、11 キャビネット、12 底板、13 左側面パネル、14 右側面パネル、15 仕切り板、16 支持ステー、17 上面板、18 前面パネル、21 ベルマウス、21p 背面側端部、21q 前面側端部、22 ファンガード、26 圧縮機、31 熱交換器室、32 圧縮機室、36 吸い込み部、37 吹き出し部、41,71,241,371 熱交換器、42,43 ヘッダパイプ、44 偏平チューブ、45 波形フィン、46,76 熱交換部、50 送風機、51 プロペラファン、52 翼、52p 翼前端部、52q 翼後端部、53 軸部、56 翼周縁部、57 翼前縁部、58 翼後縁部、59 モータ、72,72a,72b,72c,372,372a,372b,372c 熱交換器セル、74 冷媒管、75 平板フィン、81 縮径部、82 円筒部、83 拡径部、101 中心軸、102 仮想円、250,380 背面部、260,390 側面部。

Claims (7)

  1. 室内機とは別体に設けられる、セパレート型の空気調和機の室外機であって、
    空気を取り入れるための吸い込み部と、
    平板形状の熱交換部を有し、前記熱交換部において、熱媒体と、前記吸い込み部を通じて取り入れられた空気との間で熱交換させる熱交換器と、
    前記熱交換部と向かい合って配置されるプロペラファンを有し、前記吸い込み部から前記熱交換器に向かう空気流れを形成する送風機と、
    前記熱交換器により熱交換された空気を送出する吹き出し部とを備え、
    前記プロペラファンの回転軸方向から前記熱交換器を見た場合に、前記熱交換部は略正方形の形状を有する、空気調和機の室外機。
  2. 前記プロペラファンの回転軸方向から前記熱交換器および前記送風機を見た場合に、前記熱交換部の中心と、前記プロペラファンの回転中心とが一致する、請求項1に記載の空気調和機の室外機。
  3. 前記プロペラファンの全体が、前記プロペラファンの回転軸方向において前記熱交換部に投影される、請求項1または2に記載の空気調和機の室外機。
  4. 前記熱交換器は、前記熱交換部が、互いに間隔を隔てて設けられ、熱媒体が流通する複数本のチューブ部材と、複数本の前記チューブ部材間に設けられるフィンとから構成されるパラレルフロー型の熱交換器であり、
    前記熱交換部が面積Aの略正方形の形状を有し、前記プロペラファンを内包し、前記プロペラファンの回転軸を中心とする最小の仮想円が面積Bである場合に、B/A≧0.53の関係を満たす、請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機の室外機。
  5. 前記熱交換器は、前記熱交換部が、互いに間隔を隔てて設けられる複数枚のフィンと、複数枚の前記フィンを貫くように延伸し、熱媒体が流通するチューブ部材とから構成されるフィンアンドチューブ型の熱交換器であり、
    前記熱交換部が面積Aの略正方形の形状を有し、前記プロペラファンを内包し、前記プロペラファンの回転軸を中心とする最小の仮想円が面積Bである場合に、B/A≧0.48の関係を満たす、請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機の室外機。
  6. 前記プロペラファンの外周上に設けられるベルマウスをさらに備え、
    前記プロペラファンは、その回転軸方向において最も吸い込み側に配置される翼前端部と、最も吹き出し側に配置される翼後端部とを含み、
    前記プロペラファンの回転軸方向において、前記翼前端部は、前記ベルマウスよりも吸い込み側に配置され、前記翼後端部は、前記ベルマウスと重なる位置に配置される、請求項1から5のいずれか1項に記載の空気調和機の室外機。
  7. 前記プロペラファンのその回転軸方向における翼高さがTであり、前記プロペラファンの回転軸方向において前記プロペラファンと前記ベルマウスとが重なる長さがLである場合に、0.30≦L/T≦0.92の関係を満たす、請求項6に記載の空気調和機の室外機。
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