JPH10213332A - 可燃性冷媒を用いた空気調和装置の室外機 - Google Patents

可燃性冷媒を用いた空気調和装置の室外機

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JPH10213332A
JPH10213332A JP1542397A JP1542397A JPH10213332A JP H10213332 A JPH10213332 A JP H10213332A JP 1542397 A JP1542397 A JP 1542397A JP 1542397 A JP1542397 A JP 1542397A JP H10213332 A JPH10213332 A JP H10213332A
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JP
Japan
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refrigerant
heat exchanger
fan
air conditioner
fan motor
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Pending
Application number
JP1542397A
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English (en)
Inventor
Harushige Boku
春成 朴
Hiroshi Nakayama
浩 中山
Katsumi Hokotani
克己 鉾谷
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可燃性冷媒を用いた室外機において、各構成
部材相互間の配置構造に配慮することで、万が一、冷媒
が漏洩した場合においても高い安全性を確保する。 【解決手段】 ケーシング2内に、同軸上に配置したフ
ァンモータ5により回転駆動される軸流ファン4と作動
冷媒として可燃性冷媒を用いた熱交換器3とを、該熱交
換器3が上記軸流ファン4の風下側に位置するようにし
て配置する。かかる構成とすることで、万が一、上記熱
交換器3側の冷媒経路から可燃性冷媒が漏洩したとして
も、着火源となり得るファンモータ5よりも冷媒漏洩源
である上記熱交換器3が風下側に位置しているので、該
漏洩冷媒が送風気流に乗って上記ファンモータ5側に流
れるということはなく、該ファンモータ5が着火源とな
って上記漏洩冷媒が発火することが確実に防止され、冷
媒漏洩時における高い安全性が確保されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、プロパン等の可
燃性冷媒を用いた空気調和装置における室外機の構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和装置においては、作動冷
媒として不燃性冷媒であるフロンを使用していたが、近
年における地球環境の保護意識の高まりから、オゾン層
の破壊とか地球温暖化に結びつくフロン冷媒の使用が全
世界的に規制されることとなった。かかる状況の下で、
フロン冷媒に代わるものとして、プロパン、ブタン等の
自然冷媒が注目されている。
【0003】しかしながら、このような自然冷媒は自然
環境に優しい冷媒と言えるものの、その反面、可燃性冷
媒であることから、これを空気調和装置の作動冷媒とし
て使用するに当たっては、装置運転上における安全性の
確保等の観点から、万が一、この可燃性冷媒が漏洩した
場合を想定してかかる場合における有効な対策を予め講
じておくことが必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、空気調和装置
を構成する室内機と室外機の構造を考えた場合、図3に
示すように、特に室外機20は、ファンモータ24を同
軸上に設けた軸流ファン23を使用するのが一般的であ
ることから、該ファン23の送風流路内に上記ファンモ
ータ24が位置することになる。このため、例えばこの
図示例のように、上記ファン23を熱交換器22の風下
側に配置して該ファン23の送風形態を「吸込送風」と
した場合には、万が一、上記熱交換器22から可燃性冷
媒が漏洩した場合には、この漏洩冷媒が送風気流に乗っ
て上記ファンモータ24側に流れ、場合によっては該フ
ァンモータ24が着火源となって漏洩冷媒が発火するこ
とも考えられる。また、上記ケーシング21内には圧縮
機26の他に、種々の電装品25が配置されるが、かか
る電装品25も着火源となり得るものである。従って、
可燃性冷媒を用いた室外機20における使用上の安全性
を考える上においては、可燃性冷媒の漏洩源となる上記
熱交換器22と、着火源となる上記ファン23あるいは
電装品25との配置構造を十二分に考慮することが必要
となる。
【0005】そこで、本願発明では、可燃性冷媒を用い
た室外機において、各構成部材相互間の配置構造に配慮
することで、万が一、冷媒が漏洩した場合においても高
い安全性が確保されるようにすることを目的としてなさ
れたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0007】本願の第1の発明では、ケーシング2内
に、同軸上に配置したファンモータ5により回転駆動さ
れる軸流ファン4と作動冷媒として可燃性冷媒を用いた
熱交換器3とを、該熱交換器3が上記軸流ファン4の風
下側に位置するようにして配置したことを特徴としてい
る。
【0008】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる可燃性冷媒を用いた空気調和装置の室外機におい
て、上記熱交換器3の伝熱管13における溶接部位を該
熱交換器3の幅方向の一方側に集中配置するとともに、
電装品6を、上記ケーシング2内における上記熱交換器
3の溶接部位の反対側寄りの上部位置に配置したことを
特徴としている。
【0009】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0010】 本願の第1の発明にかかる可燃性冷媒
を用いた空気調和装置の室外機によれば、ケーシング2
内に、同軸上に配置したファンモータ5により回転駆動
される軸流ファン4と作動冷媒として可燃性冷媒を用い
た熱交換器3とを、該熱交換器3が上記軸流ファン4の
風下側に位置するようにして配置しているので、万が
一、上記熱交換器3側の冷媒経路から可燃性冷媒が漏洩
したとしても、着火源となり得るファンモータ5よりも
冷媒漏洩源である上記熱交換器3が風下側に位置してい
るので、該漏洩冷媒が送風気流に乗って上記ファンモー
タ5側に流れるということはなく、該ファンモータ5が
着火源となって上記漏洩冷媒が発火することが確実に防
止され、冷媒漏洩時における高い安全性が確保される。
【0011】 本願の第2の発明にかかる可燃性冷媒
を用いた空気調和装置の室外機によれば、上記第1の発
明にかかる可燃性冷媒を用いた空気調和装置の室外機に
おいて、上記熱交換器3の伝熱管13における溶接部位
を該熱交換器3の幅方向の一方側に集中配置するととも
に、電装品6を、上記ケーシング2内における上記熱交
換器3の溶接部位の反対側寄りの上部位置に配置してい
るので、漏洩冷媒に対してその着火源となり得る上記電
装品6と冷媒漏洩の発生確率が最も高い伝熱管13の溶
接部位とが上記熱交換器3をその幅方向に挟んで遠く離
間することになり、また上記ケーシング2の上部位置に
配置された上記電装品6と、空気より比重が大きく漏洩
後においてはケーシング2の下部側へ流れる可燃性冷媒
とは上下方向においても大きく離間することとなり、こ
れらの相乗作用として、万が一、可燃性冷媒が漏洩した
としても、この漏洩冷媒に対して上記電装品6が着火源
となって発火に至ることが可及的に防止され、該電装品
6の装備にも拘わらず冷媒漏洩時における高い安全性が
確保される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本願発明を好適な実施形態
に基づいて具体的に説明する。図1及び図2には、本願
発明の好適な実施形態として空気調和装置の室外機1を
示している。この室外機1は、その厚さ方向に対向する
位置にそれぞれ吸込口2aと吹出口2bとを設けたケー
シング2内に、次述の熱交換器3と軸流ファン4と電装
品6及び圧縮機7を配置して構成され、これら各構成部
材の配置構造に最大の特徴をもっている。
【0013】上記熱交換器3は、矩形厚板状の外観形態
をもった所謂「クロスフィン型熱交換器」であって、左
右方向に適宜離間して配置された一対の管板12A,1
2B間に、短冊状のフィン11を所定ピッチで多数枚配
置するとともに、これら多数枚のフィン11,11,・
・をその板厚方向に貫通して上記一対の管板12A,1
2B間に跨がった状態で多数本の伝熱管13,13,・
・を配置した構成される。この場合、上記各伝熱管13
は、一方の管板12A側から他方の管板12Bに向けて
挿通配置されたヘアピン管14と、該ヘアピン管14の
端部同士を上記他方の管板12B側において連通させる
U字管15とで構成される。そして、この場合、上記ヘ
アピン管14の端部と上記U字管15とは、溶接により
接合され、且つこの各溶接部位は全て上記他方の管板1
2B側に集中配置されている。このように構成された上
記熱交換器3は、上記ケーシング2内における上記吹出
口2b寄り位置において該吹出口2bに近接対向した状
態で配置固定される。
【0014】上記軸流ファン4は、所謂「プロペラファ
ン」で構成され、そのファン軸(図示省略)に同軸上に
取り付けられたファンモータ5によって回転駆動され
る。そして、この軸流ファン4は、上記ファンモータ5
を上記吸込口2a側に向けた状態で、該吸込口2aと上
記熱交換器3との間に配置されている。そして、この軸
流ファン4は、その送風形態を「吹出送風」としてお
り、従って該軸流ファン4の回転に伴って、上記吸込口
2a側から吸い込まれる外気A1は、該軸流ファン4部
分をその軸方向に流れ、且つ上記熱交換器3を通過する
間に該熱交換器3内を循環する可燃性冷媒と熱交換し、
排気A2として上記吹出口2bから吹き出される。
【0015】上記電装品6は、上記ケーシング2内に配
置されるが、その場合、その配置位置が、上記熱交換器
3の一方の管板12A寄り(即ち、上記伝熱管13の溶
接部位から遠い側)の側部で、しかも該ケーシング2の
上部寄り位置に設定されている。また、上記圧縮機7
は、上記電装品6の下方側位置に配置されている。
【0016】かかる構造の室外機1においては、冷媒の
漏洩に対して以下のような危険回避機能をもつことにな
る。即ち、ケーシング2内に、上記軸流ファン4と上記
熱交換器3とを、該熱交換器3が上記軸流ファン4の風
下側に位置するようにして配置しているので、万が一、
上記熱交換器3側の冷媒経路から可燃性冷媒が漏洩した
としても、この漏洩冷媒に対して着火源となり得る上記
ファンモータ5が冷媒漏洩源である上記熱交換器3より
も風上側に位置していることで、該漏洩冷媒が送風気流
に乗って上記ファンモータ5側に流れるということはな
い。従って、上記ファンモータ5が着火源となって上記
漏洩冷媒が発火するという危険性が確実に防止され、そ
れだけ冷媒漏洩時における高い安全性が確保されること
になる。
【0017】さらに、上記熱交換器3の各伝熱管13,
13,・・における溶接部位(即ち、冷媒漏洩が最も発
生し易い位置)を該熱交換器3の上記他方の管板12B
側に集中配置するとともに、上記電装品6を、該各溶接
部位に対して熱交換器3の幅方向の反対側に位置する上
記一方の管板12A寄り位置に配置しているので、漏洩
冷媒に対してその着火源となり得る上記電装品6と冷媒
漏洩の発生確率が最も高い伝熱管13の溶接部位とが可
及的に遠く離間している。また、上記電装品6を上記ケ
ーシング2の上部位置に配置することで、空気より比重
が大きく漏洩後においてはケーシング2の下部側へ流れ
る可燃性冷媒とこの漏洩冷媒に対して着火源となり得る
上記電装品6とが上下方向においても大きく離間してい
る。従って、これら両者の相乗作用として、万が一、上
記熱交換器3の溶接部位から可燃性冷媒が漏洩したとし
ても、その漏洩冷媒に対して上記電装品6が着火源とな
って発火に至ることが可及的に防止され、該電装品6の
装備にも拘わらず冷媒漏洩時における高い安全性が確保
されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかる室外機の好適な実施形態を示
す正面図である。
【図2】図1のII-II矢視図である。
【図3】従来の室外機の構造を示す平面図である。
【符号の説明】
1は室外機、2はケーシング、3は熱交換器、4は軸流
ファン、5はファンモータ、6は電装品、7は圧縮機で
ある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(2)内に、同軸上に配置し
    たファンモータ(5)により回転駆動される軸流ファン
    (4)と作動冷媒として可燃性冷媒を用いた熱交換器
    (3)とを、該熱交換器(3)が上記軸流ファン(4)
    の風下側に位置するようにして配置したことを特徴とす
    る可燃性冷媒を用いた空気調和装置の室外機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記熱交換器(3)はその伝熱管(13)における溶接
    部位を該熱交換器(3)の幅方向の一方側に集中配置す
    るとともに、 電装品(6)を、上記ケーシング(2)内における上記
    熱交換器(3)の溶接部位の反対側寄りの上部位置に配
    置したことを特徴とする可燃性冷媒を用いた空気調和装
    置の室外機。
JP1542397A 1997-01-29 1997-01-29 可燃性冷媒を用いた空気調和装置の室外機 Pending JPH10213332A (ja)

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Cited By (4)

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