JP6565272B2 - 冷凍装置の熱源ユニット - Google Patents

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本発明は、冷凍装置の熱源ユニットに関し、特に、可燃性の冷媒が流れる冷媒回路を備える冷凍装置の熱源ユニットに関する。
冷凍装置の熱源ユニットの中には、例えば特許文献1(特開平08−49884号公報)に記載されているように、水を熱源とするために水と冷媒との熱交換を行う水熱交換器を含む冷媒回路を備えたものがある。熱源ユニットの冷媒回路で可燃性冷媒が使用されている場合には、万一可燃性冷媒が漏洩した際には漏洩した可燃性冷媒の近傍に着火源があると発火事故を起こすリスクが存在する。
特許文献1に記載されている水熱交換気を備える熱源ユニットのようなものでは、電装品箱内の空気を換気するためのファンによってユニット内の空気が移動して、漏洩した可燃性冷媒が電装品箱内に入り、電装品箱の中の電気部品によって発火する可能性がある。
本発明の課題は、安全性の高い冷凍装置の熱源ユニットを提供することである。
本発明の第1観点に係る冷凍装置の熱源ユニットは、可燃性の冷媒が流れる冷媒配管、及び冷媒配管を流れる冷媒に関係した動作を行うアクチュエータを含む熱源側冷媒回路と、互いに分離された第1空間及び第2空間を含み、第1空間に接続された第1吸入口及び第2空間に接続された第2吸入口を持ち、熱源側冷媒回路から漏洩した冷媒を検知するための冷媒ガスセンサを第1空間に収容し、アクチュエータを駆動するための複数の電気部品のうちの少なくとも一部を第2空間に収容する電装品箱と、電装品箱が配置され、電装品箱の箱外に熱源側冷媒回路が存在する第3空間及び第3空間から分離されかつ熱源側冷媒回路が存在しない第4空間を含むケーシングと、第3空間を通った空気が第1吸入口から第1空間に吸込まれて冷媒ガスセンサを通過するように、また第4空間を通った空気が第2吸入口から第2空間に吸込まれるように気流を生じさせるファンと、を備える。
第1観点の冷凍装置の熱源ユニットにおいては、電装品箱の箱内空間に互いに分離された第1空間と第2空間が含まれ、第3空間と第4空間が互いに分離され、熱源側冷媒回路が存在しない第4空間を通った空気が第2吸入口から第2空間に吸込まれることから、高い電圧が掛かる電気部品を第2空間に収容してケーシング内で漏洩した冷媒に高い電圧が掛かる電気部品が接触しないように熱源ユニットを構成できる。
本発明の第2観点に係る冷凍装置の熱源ユニットは、第1観点に係る熱源ユニットにおいて、ケーシングの第4空間は、外気を第2空間に直接導くダクトである。
第2観点の冷凍装置の熱源ユニットにおいては、第4空間を形成するダクトによって外気が直接第2空間に導かれることから、ファンの動作中には第2空間に漏洩冷媒が侵入するのを確実に防止することができる。
本発明の第3観点に係る冷凍装置の熱源ユニットは、第1観点又は第2観点に係る熱源ユニットにおいて、熱源側冷媒回路は、熱交換器をさらに含み、熱源側冷媒回路に含まれる熱交換器が空冷式熱交換器ではないことを特徴とする、ものである。
第3観点の冷凍装置の熱源ユニットにおいては、空冷式熱交換器ではない熱交換器が熱交換のためにケーシング内に気流が発生しないことから、ファンによって冷媒ガスセンサに導く対象である熱源側熱源側冷媒回路の下方に溜まっている漏洩冷媒が空冷にともなう気流の流れによって拡散されないので、漏洩冷媒を高濃度に含む下方の空気を冷媒ガスセンサに導くことができる。
本発明の第4観点に係る冷凍装置の熱源ユニットは、第1観点から第3観点のいずれかに係る熱源ユニットにおいて、電装品箱は、第2空間に収容されている電気部品を冷却する放熱フィンが第1空間に露出するように取り付けられている、ものである。
第4観点の冷凍装置の熱源ユニットにおいては、放熱フィンを介して第2空間の電気部品が第1空間を通る気流によって冷却されるから、第1空間を通る気流も電気部品の冷却に活用できる。
本発明の第5観点に係る冷凍装置の熱源ユニットは、第1観点から第4観点のいずれかに係る熱源ユニットにおいて、ファンは、第3空間を通った空気が第1空間に吸込む気流を発生すると同時に第4空間を通った空気が第2空間に吸込む気流を発生する共用ファンである、ものである。
第5観点の冷凍装置の熱源ユニットにおいては、第1空間に吸込む気流と第2空間に吸込む気流を発生するファンを共用ファンとすることでファンの台数を削減することができる。
本発明の第1観点に係る冷凍装置の熱源ユニットについては、安全性の高い冷凍装置の熱源ユニットを提供することができるという効果がある。
本発明の第2観点に係る冷凍装置の熱源ユニットでは、第2空間の電気部品が漏洩冷媒に接触するのを防いで安全性を向上させることができる。
本発明の第3観点に係る冷凍装置の熱源ユニットでは、冷媒漏洩の検知精度が低下するのを抑制することができる。
本発明の第4観点に係る冷凍装置の熱源ユニットでは、電装品箱40の冷却機能を向上させて電装品箱の内部の電気部品の熱を電装品箱の外により多く放出することができ、安全性を高めることができる。
本発明の第5観点に係る冷凍装置の熱源ユニットでは、ファンに係るコストを減らすことができ、安全性の高い熱源ユニットを安価に提供できる。
実施形態に係る冷凍装置の概略構成を示す冷媒回路図。 図1の冷凍装置の建物内での配置状況を説明するための模式図。 前方右斜め上から見た熱源ユニットの斜視図。 後方左斜め上から見た熱源ユニットの斜視図。 熱源ユニットの内部構造を説明するための斜視図。 熱源ユニットの内部構造を説明するための斜視図。 熱源ユニットの各部の配置を説明するための概念図。 前方右斜め上から見た電装品箱の斜視図。 後方右斜め上から見た電装品箱の斜視図。 熱源ユニットを右側面側から見たときの熱源ユニットの断面の状態を説明するための概念図。 変形例について熱源ユニットを右側面側から見たときの熱源ユニットの断面の状態を説明するための概念図。
図1には、本発明の一実施形態に係る冷凍装置の熱源ユニットの構成の概要が示されている。図1に示されている冷凍装置10は、熱源ユニット30と利用ユニット20とを備えている。図1には、1台の熱源ユニット30とそれに接続される複数台の利用ユニット20からなる冷凍装置10の構成例が示されている。複数の利用ユニット20と熱源ユニット30とが冷媒連絡配管71,72で接続されて冷媒回路11が形成されている。冷凍装置10は、熱源ユニット30に複数台の利用ユニット20が並列に接続されているマルチタイプの空気調和装置である。図2には、熱源ユニット30と利用ユニット20の配置例が示されている。熱源ユニット30は、例えばビル100の空調機械室110に設置され、利用ユニット20は、ビルの会議室120及び事務室130などに設置される。図2に示されている利用ユニット20は、いずれも天井設置型の室内機であるが、それ以外の壁掛け式の室内機であってもよい。空調機械室110は、会議室120や事務室130などに比べて、比較的人の出入が少なく、漏洩冷媒が滞留し易い空間である。
(1−1)利用ユニット
複数の利用ユニット20は、それぞれ、冷媒回路11の一部を構成する利用側冷媒回路11bを有している。冷媒回路11には、可燃性の冷媒が循環する。可燃性の概念には、微燃性も含まれる。可燃性の冷媒としては、例えばR32冷媒、HFO−1234yf冷媒及びHFO−1234ze冷媒がある。これらR32冷媒、HFO−1234yf冷媒及びHFO−1234ze冷媒は、ガス化したときの比重が空気よりも大きい冷媒でもある。可燃性の冷媒でもある。
この利用側冷媒回路11bは、それぞれ、膨張機構としての室内電動弁21と、利用側熱交換器としての室内熱交換器22とを有している。室内電動弁21は、利用側冷媒回路11b内を流れる冷媒の流量の調節等を行うために、室内熱交換器22の液側に接続されており、冷媒の通過を遮断することも可能である。室内熱交換器22は、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の凝縮器として機能して室内空気を加熱する熱交換器である。利用ユニット20は、それぞれ、装置内に室内空気を吸入して、室内熱交換器22において冷媒と熱交換させた後に、熱交換後の室内空気を室内に供給するための送風機としての室内ファン23を有している。複数の利用ユニット20は、ジョイント12によって冷媒連絡配管71,72から分岐するように冷媒回路11に接続される。
(1−2)熱源ユニット
熱源ユニット30は、例えば圧縮機31、四路切換弁32、水熱交換器33、膨張機構34、アキュムレータ35、レシーバ36、電磁弁37a,37b、逆止弁38a,38b、冷媒配管39及び電装品箱40を有する構成となっている。冷媒配管39によって圧縮機31と四路切換弁32と水熱交換器33と膨張機構34とアキュムレータ35とレシーバ36と電磁弁37a,37bと逆止弁38a,38bが接続されて熱源側冷媒回路11aが形成されている。熱源ユニット30の熱源側冷媒回路11aは、室内に設置される利用ユニット20の利用側冷媒回路11bに冷媒連絡配管71,72によって接続されて、利用ユニット20とともに冷凍装置10の冷媒回路11を構成する。
圧縮機31は、運転容量を可変することが可能な圧縮機であり、インバータにより回転数が制御されるモータによって駆動される容積式圧縮機である。なお、ここに示されている熱源ユニット30が有する圧縮機31は、1台であるが、室内機の接続台数が多い場合などには、圧縮機の台数を2台以上とすることもできる。アキュムレータ35は、圧縮機31の吸入側に設けられている。蒸発器から圧縮機31に戻ってきた冷媒から液冷媒を分離し、圧縮機31にガス冷媒を供給する。
四路切換弁32は、冷媒の流れの方向を切り換えるための弁である。冷房運転時には、圧縮機31によって圧縮される冷媒の凝縮器として水熱交換器33を機能させ、かつ、水熱交換器33において凝縮される冷媒の蒸発器として室内熱交換器22を機能させるために、圧縮機31の吐出側と水熱交換器33のガス側とを接続するとともに圧縮機31の吸入側(具体的には、アキュムレータ35)と冷媒連絡配管72とを接続する(冷房運転状態:図1の四路切換弁32の実線を参照)。暖房運転時には、圧縮機31によって圧縮される冷媒の凝縮器として室内熱交換器22を機能させ、かつ、室内熱交換器22において凝縮される冷媒の蒸発器として水熱交換器33を機能させるために、圧縮機31の吐出側と冷媒連絡配管72とを接続するとともに圧縮機31の吸入側と水熱交換器33のガス側とを接続する(暖房運転状態:図1の四路切換弁32の破線を参照)。
水熱交換器33は、並列する複数の水流路を設けた水側伝熱板と、並列する複数の冷媒流路を設けた冷媒側伝熱板とが交互に積層されて構成されているプレート式水熱交換器である。水熱交換器33の水流路には水配管80が接続され、水熱交換器33の冷媒流路には冷媒配管39が接続されている。
膨張機構34は、熱源側冷媒回路11a内を流れる冷媒の圧力や流量等の調節を行うために、冷房運転を行う際の冷媒回路11における冷媒の流れ方向において水熱交換器33の下流側に配置され、冷媒の通過を遮断可能に構成されている。つまり、膨張機構34は、水熱交換器33の液側に接続されている。膨張機構34は、例えば電動弁で構成される。
レシーバ36は、運転状態の変化により蒸発器内や凝縮器内の冷媒量が変化したときに、液冷媒を貯留して冷媒回路11を循環する冷媒量を調節する。レシーバ36の液入口には逆止弁38a,38bが取り付けられている。四路切換弁32によって冷媒の流れの方向が切り換えられたときでも逆止弁38a,38bによりレシーバ36の液入口から液冷媒が流入するように構成されている。電磁弁37a,37bは、冷房時には電磁弁37aが開いて電磁弁37bが閉じることでレシーバ36の液出口から出た液冷媒が利用ユニット20に流れる。暖房時には、冷房時とは逆に電磁弁37aが閉じて電磁弁37bが開くことで、レシーバ36の液出口から出た液冷媒が膨張機構34に流れる。
電装品箱40には、例えば圧縮機31、四路切換弁32、膨張機構34及び電磁弁37a,37bの動作を制御する熱源側制御装置が収納されている。電装品箱40に収納されている熱源側制御装置は、例えば、熱源ユニット30の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータ(図示せず)、メモリ(図示せず)、及び圧縮機31のモータを制御するインバータ回路を形成する電気部品で構成されている。
(2)冷凍装置の動作
冷凍装置10は、四路切換弁32が実線の接続に切り換えられた冷房時には、室内熱交換器22で室内ファン23の送風する室内空気から熱を奪った冷媒が冷媒連絡配管72と四路切換弁32とアキュムレータ35を経由して圧縮機31で圧縮される。そして、圧縮機31で圧縮された冷媒は、四路切換弁32を経由して水熱交換器33に入り、水熱交換器33で水配管80を流れる水に熱を与えた後に膨張機構34とレシーバ36と冷媒連絡配管71と室内電動弁21を経由して膨張されて室内熱交換器22に入る。
冷凍装置10は、四路切換弁32が破線の接続に切り換えられた暖房時には、室内熱交換器22で室内ファン23の送風する室内空気に熱を与えた冷媒が室内電動弁21と冷媒連絡配管71とレシーバ36と膨張機構34を経由して膨張されて水熱交換器33に入る。そして、水熱交換器33で水配管80を流れる水から熱を奪った冷媒は、四路切換弁32とアキュムレータ35を経由して圧縮機31で圧縮され、四路切換弁32と冷媒連絡配管72とを経由して室内熱交換器22に入る。
(3)ファンと熱源ユニットの各部の配置
図3には、熱源ユニット30を前方右斜め上から見た外観が示され、図4には、熱源ユニット30を後方左斜め上から見た外観が示されている。熱源ユニット30は、ケーシング50を備えている。ケーシング50は、図2及び図3に示されているように、前面51と背面52と右側面53と左側面54と天面55を有している。図5には、ケーシング50の前面51と背面52と右側面53と左側面54と天面55を取り除いて前方右斜め上から見た熱源ユニット30の内部の状態が示されている。図6には、ケーシング50の前面51と背面52と右側面53と左側面54と天面55を取り除いて後方右斜め上から見た熱源ユニット30の内部の状態が示されている。図5及び図6に示されているように、ケーシング50は底面56を有している。つまり、直方体形状の熱源ユニット30は、6面の全てがケーシング50で囲まれている。
水熱交換器33は、ケーシング50の前方左寄りに配置されている。ケーシング50の前面51の2つの開口51a,51bを通して、熱源ユニット30の前方から水配管80が水熱交換器33に接続されている。また、熱源ユニット30の天面55の開口55a,55bを通って、冷媒連絡配管71,72が配管されている。これら開口51a,51b,55a,55bはシールされていてもよいが、シールをしなくてもほとんど空気の出入がないように構成されている。圧縮機31は後方右寄りに配置され、レシーバ36や冷媒配管39の多くは後方中央部から左寄りの部分にかけて配置されている。
電装品箱40は、熱源ユニット30の前方右寄りに配置されている。ケーシング50の背面52の下方左寄りに後方の吸入開口50aが形成され、ケーシング50の左側面54の下方中央に左の吸入開口50bが形成されている。また、ケーシング50の天面には、排気開口50cが形成されている。さらに、前面51にダクト開口50dが形成されている。ケーシング50の内部空間IS(図10参照)には吸入開口50a,50bを通って外気が導かれ、ケーシング50の内部空間ISからは排気開口50cを通って内気が外部OS(図10参照)へと導かれる。
また、ケーシング50には、ダクト開口50dと電装品箱40とを接続するダクト58が取り付けられている。
図7は、上述の熱源ユニット30の各部の配置を説明するための概念図である。図7には、熱源ユニット30を上方から見た状態が示されている。図7の熱源ユニット30の中央付近の大きく囲まれている領域は、熱源側冷媒回路11aの回路配置領域CA1である。熱源側冷媒回路11aの冷媒配管39を流れる冷媒に関係した動作を行う圧縮機31、四路切換弁32、膨張機構34及び電磁弁37a,37bはアクチュエータAcとして概念的に図7に示されている。
図7に示されているケーシング50の内部空間ISは、電装品箱40の箱内空間BS以外の空間として、熱源側冷媒回路が存在する第3空間SS3と、熱源側冷媒回路が存在しない第4空間SS4とを含んでいる。図7の熱源ユニット30において、熱源側冷媒回路が存在しない第4空間SS4は、ダクト58の内部空間である。従って、第3空間SS3は、電装品箱40の箱内空間BSとダクト58内の第4空間SS4を除いたケーシング50の内部空間ISの全てである。
(3−1)ファン
熱源ユニット30は、2台のファン61,62を備えている。これらの2台のファン61,62は、電装品箱40の背面側かつ電装品箱40の上方に取り付けられている。図7に示されている矢印Ar1,Ar2は、それぞれケーシング50の外部OSから第3空間SS3に吸入開口50a,50bを通って導かれる外気の流れを示している。矢印Ar3,Ar4は、ファン61,62によって発生する気流を示しており、矢印Ar3,Ar4で示された気流のうち破線で示されている部分は、回路配置領域CA1にある冷媒回路11の下方を通ってくる気流を表している。なお、これらの気流の境界は、説明を分かり易くするために便宜的に示されているものであって明確に分離されるものではなく、本願発明の実施をするために気流を分離する必要はない。
(4)電装品箱と電装品箱内の気流
図8には、電装品箱40を前方右斜め上から見た状態が示されている。図9には、電装品箱40を後方右斜め上から見た状態が示されている。図10には、熱源ユニット30を右側面側から見たときの断面が概念的に示されている。図10に示されているように、電装品箱40は、箱内空間BSを仕切板41によって前後に仕切って分離されている。箱内空間BSの後方が第1空間SS1であり、前方が第2空間SS2である。そして、第1空間SS1の側の電装品箱40の下部には第1吸入口40aが形成されており、ファン61,62の開口が電装品箱40の吹出口になっている。また、第2空間SS2の前面側には、第4空間SS4つまりダクト48につながる第2吸入口40bが形成されている。
電装品箱40の第1空間SS1の下方には、冷媒ガスセンサ42が収容されている。冷媒ガスセンサ42は、熱源側冷媒回路11aから漏洩した冷媒を検知するためのセンサである。第2空間SS2には、例えば、熱源側制御装置を構成する電気部品が実装された制御基板PC1とインバータ回路基板PC2が収容されている。インバータ回路基板PC2には圧縮機31のインバータモータを駆動するためのインバータ回路が形成されている。また、仕切板41の前面側には、制御基板PC1とインバータ回路基板PC2に電源を供給するための端子台43が取り付けられている。
第1空間SS1には、放熱フィン44が配置されている。放熱フィン44は、例えばインバータ回路基板PC2の発熱量の多い電気部品を冷却するための部材である。放熱フィン44及びインバータ回路基板PC2の上方には、仕切板41の上部開口部41aが形成されている。この上部開口部41aの近傍にファン61,62が配置されている。
吸入開口50a,50bから吸込まれて、底面56に沿って熱源側冷媒回路11aの回路配置領域CA1を通って電装品箱40の下方に達した内気は、電装品箱40の上方にあるファン61,62に吸い上げられ、電装品箱40の下方の第1吸入口40aから箱内空間BSのうちの第1空間SS1に入る。つまり熱源側冷媒回路11aが存在する回路配置領域CA1を含む第3空間SS3から内気が第1空間SS1に吸込まれる。第1吸入口40aから第1空間SS1に入った気流FL1は、第1空間SS1を通って冷媒ガスセンサ42を通過する。第1空間SS1を進んだ気流FL1は、放熱フィン44で熱を奪ってファン61,62に吸込まれる。
他方、ダクト50つまり第4空間SS4を通って外部OSの外気が直接第2吸入口40bから第2空間SS2に吸込まれる。第2空間SS2を進んだ気流FL2は、制御基板PC1とインバータ回路基板PC2とを通過するときに、制御基板PC1とインバータ回路基板PC2に実装されている複数の電気部品を冷却する。インバータ回路基板PC2を通過した気流FL2は、上部開口部41aを通ってファン61,62に進み、気流FL1とファン61,62で合流する。ファン61,62から吹出される気流FL3を構成している空気は、電装品箱40の内部で得た熱によって周囲の内気や外気よりも軽くなっているので、ケーシング50の天面55の排気開口50cから外部OSに排出される。このように、熱源側冷媒回路11aから漏れて底面56から溜まっていく冷媒は、底面56に沿って進んだ後に第1吸入口40aから吸い上げられるので、冷媒ガスセンサ42が底面56から上方に離れた位置に配置されているにもかかわらず、冷媒の漏れ出し後すぐに冷媒ガスセンサ42によって検知される。特に、熱源側冷媒回路11aが存在する第3空間SS3から第1吸入口40aに吸込まれる気流FL1は、冷媒ガスセンサ42の検知専用のため、風量や風向を冷媒漏洩に適したものに調整し易く、漏洩冷媒の検知精度を向上させ易い。
また、冷媒ガスセンサ42は、電装品箱40の第1空間SS1にあって、底面56から上方に離れた位置に配置されていることから、熱源側冷媒回路11aで結露が発生して結露水が底面56に落ちたときに滴が跳ね上がっても冷媒ガスセンサ42までは届かないので、結露水による冷媒ガスセンサ42の故障を防止することができる。
その一方で、第4空間SS4であるダクト58からはケーシング50の外部OSから外気が直接第2吸入口40bを通って第2空間SS2に吸込まれるので、制御基板PC1とインバータ回路基板PC2に実装されている複数の電気部品が漏洩冷媒に接触することが防がれて安全性が向上している。図8乃至図10に示されている熱源ユニット30では、ファン61,62が停止している状態でも、冷媒が漏洩してファン61,62の位置まで漏洩冷媒が充満しなければ、制御基板PC1とインバータ回路基板PC2に実装されている複数の電気部品に漏洩冷媒が達することがないので、それまでに冷媒ガスセンサ42による検知が行われることからも安全が保たれている。
(5)変形例
(5−1)変形例1A
上記実施形態では、水熱交換器33について説明したが、冷媒と熱交換を行うのは水だけに限られず、水以外の熱媒であってもよい。
(5−2)変形例1B
上記実施形態では、熱源側冷媒回路11aが存在しない第4空間SS4を形成するためダクト58を用いたが、例えばケーシング50の内部空間ISを仕切板で仕切って第4空間を形成することもできる。
(5−3)変形例1C
上記実施形態及び変形例1Cでは、第1空間SS1に導かれた内気も第2空間SS2に導かれた内気も共用のファン61,62によって吹き出されているが、図11に示されているように、仕切板41の上部開口部41aを塞いで、第2空間SS2のための専用のファン63を仕切板41よりも前側に設けてもよい。このように構成すると、第1空間SS1に流れる気流の風量と第2空間SS2に流れる気流の風量をそれぞれのファン61,62,63を用いて調節し易くなる。
(6)特徴
(6−1)
以上説明したように、電装品箱40の箱内空間BSに互いに分離された第1空間SS1と第2空間SS2が含まれており、電装品箱40の外の内部空間ISが第3空間SS3と第4空間SS4が互いに分離分割されている。そして、熱源側冷媒回路11aが存在しないダクト58内の第4空間SS4を通った空気が第2吸入口40bから第2空間SS2に吸込まれる。このような熱源ユニット30においては、制御基板PC1とインバータ回路基板PC2に実装されている複数の電気部品や端子台43の中でも高い電圧が掛かる電気部品を第2空間SS2に収容してケーシング内で漏洩した冷媒に高い電圧が掛かる電気部品が接触しないように構成できる。このように熱源ユニット30を構成することで、安全性の高い冷凍装置の熱源ユニットを提供することができる。
(6−2)
第4空間SS4を形成するダクト58によって外気が直接第2空間SS2に導かれることから、ファン61,62,63の動作中には第2空間SS2に漏洩冷媒が侵入するのを確実に防止することができる。その結果、第2空間SS2の制御基板PC1とインバータ回路基板PC2に実装されている複数の電気部品や端子台43が漏洩冷媒に接触するのを防いで安全性を向上させることができる。
(6−3)
熱源側冷媒回路11aが備える熱交換器は、水熱交換器33であって、空冷式熱交換器ではない。従って、水熱交換器33が熱交換のためにケーシング50内に気流が発生しないことから、ファン61,62によって冷媒ガスセンサ42に導かれる対象である熱源側冷媒回路11aの下方に溜まっている漏洩冷媒が空冷にともなう気流の流れによって拡散されることがない。その結果、漏洩冷媒を高濃度に含む下方の空気を冷媒ガスセンサ42に導くことができ、冷媒漏洩の検知精度が低下するのを抑制することができる。
なお、空冷式熱交換器ではない熱交換器は、水熱交換器33に限られるものではなく、例えば複数の冷媒配管の間で熱交換を行なわせる熱交換器であってもよい。このような熱交換器としては、例えば2重になった冷媒配管を流れる冷媒間で熱交換を行わせる2重管熱交換器がある。また、空冷式熱交換器ではない熱交換器は、例えば水以外の液体と熱交換するブライン蒸発器(ブライン冷却器ともいう)であってもよく、あるいは冷媒と金属の間で熱交換するものであってもよい。
(6−4)
放熱フィン44を介して第2空間SS2の電気部品が第1空間SS1を通る気流によって冷却されるから、第1空間SS1を通る気流も電気部品の冷却に活用できる。その結果、電装品箱40の冷却機能を向上させて電装品箱40の内部のインバータ回路基板PC2に実装されている複数の電気部品の熱を電装品箱40の外により多く放出することができ、安全性を高めることができる。
(6−5)
図10に示されているように、第1空間SS1に吸込む気流と第2空間SS2に吸込む気流を発生するファン61,62を共用ファンとすることでファン台数を削減することができる。その結果、ファン61,62に係るコストを減らすことができ、安全性の高い熱源ユニット30を安価に提供できる。
10 冷凍装置
11 冷媒回路
11a 熱源側冷媒回路
31 圧縮機(アクチュエータの例)
32 四路切換弁(アクチュエータの例)
33 熱交換器
34 膨張機構(アクチュエータの例)
37a,37b 電磁弁(アクチュエータの例)
39 冷媒配管
40 電装品箱
40a 第1吸入口
40b 第2吸入口
42 冷媒ガスセンサ
50 ケーシング
50a,50b 吸入開口
50c 排出開口
58 ダクト
61,62,63 ファン
Ac アクチュエータ
BS 箱内空間
IS 内部空間
OS 外部
SS1 第1空間
SS2 第2空間
SS3 第3空間
SS4 第4空間
特開平08−49884号公報

Claims (5)

  1. 可燃性の冷媒が流れる冷媒配管(39)、及び前記冷媒配管を流れる冷媒に関係した動作を行うアクチュエータ(Ac)を含む熱源側冷媒回路(11a)と、
    互いに分離された第1空間(SS1)及び第2空間(SS2)を含み、前記第1空間に接続された第1吸入口(40a)及び前記第2空間に接続された第2吸入口(40b)を持ち、前記熱源側冷媒回路から漏洩した冷媒を検知するための冷媒ガスセンサ(42)を前記第1空間に収容し、前記アクチュエータを駆動するための複数の電気部品のうちの少なくとも一部を前記第2空間に収容する電装品箱(40)と、
    前記電装品箱が配置され、前記電装品箱の箱外に前記熱源側冷媒回路が存在する第3空間(SS3)及び前記第3空間から分離されかつ前記熱源側冷媒回路が存在しない第4空間(SS4)を含むケーシング(50)と、
    前記第3空間を通った空気が前記第1吸入口から前記第1空間に吸込まれて前記冷媒ガスセンサを通過するように、また前記第4空間を通った空気が前記第2吸入口から前記第2空間に吸込まれるように気流を生じさせるファン(61,62,63)と、
    を備える、冷凍装置の熱源ユニット。
  2. 前記ケーシングの前記第4空間は、外気を前記第2空間に直接導くダクト(58)である、
    請求項1に記載の冷凍装置の熱源ユニット。
  3. 前記熱源側冷媒回路は、熱交換器(33)をさらに含み、
    前記熱源側冷媒回路に含まれる前記熱交換器が空冷式熱交換器ではないことを特徴とする、
    請求項1又は請求項2に記載の冷凍装置の熱源ユニット。
  4. 前記電装品箱は、前記第2空間に収容されている前記電気部品を冷却する放熱フィン(44)が前記第1空間に露出するように取り付けられている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の冷凍装置の熱源ユニット。
  5. 前記ファン(61,62)は、前記第3空間を通った空気が前記第1空間に吸込む気流を発生すると同時に前記第4空間を通った空気が前記第2空間に吸込む気流を発生する共用ファンである、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の冷凍装置の熱源ユニット。
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