JP2005241121A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 室内ユニットや室外ユニットにおける可燃性冷媒の漏洩に対して、より確実な対応が可能な空気調和機を提供する。
【解決手段】 室内ユニット1側では、例えば、室内ガス検知器13と、室内排気ファン12と、漏洩監視制御回路とを有し、この漏洩監視制御回路において、室内ファン8を作動させることにより室内4の空気を室内ユニット1内に吸引させて、前記室内冷媒検知手段による漏洩可燃性冷媒の検知を開始し、室内ガス検知器13が漏洩可燃性冷媒を検知したと判断したときに室内排気ファン12を作動させて漏洩可燃性冷媒を室内4の空気とともに室外6に排出させることなどの冷媒漏洩対策を施す。室外ユニット1側では、例えば、電装品を密閉電装品箱に収容すること、電装品箱をその他の機器を収容する第1ケースとは別の第2ケースに収容して、空気の流れを分離することなどの冷媒漏洩対策を施す。
【選択図】 図1

Description

本発明は冷媒として可燃性冷媒を使用した空気調和機に関する。
空気調和機の冷媒としては従来より、R−12等のCFC冷媒やR−22等のHCFC冷媒などが使用されてきたが、これらの冷媒はオゾン層破壊の問題から現在段階的に規制されている。このため、オゾン層破壊対策の観点から空気調和機の冷媒としてR410A、R134AなどのHFC冷媒の使用が図られている。しかしながら、地球温暖化対策の観点からはHFC冷媒でもまだ不十分である。そこで、現在、オゾン層破や地球温暖化に対する影響が極めて少ないプロパンやイソブタンなどの自然冷媒が空気調和機の冷媒として注目されている。自然冷媒にはCO2 、水、空気、アンモニアなどもあるが、成績係数や腐食性などの観点から、プロパンやイソブタンなどの炭化水素が、空気調和機の冷媒としての実用性が高い。
しかし、炭化水素は可燃性であるため、これが漏れて例えば2〜14%程度の濃度になると引火のおそれがある。そこで、空気調和機の冷媒として炭化水素などの可燃性冷媒を用いる場合には、十分な冷媒漏洩対策を行って漏洩可燃性冷媒の引火に対する高い安全性を確保することが必要である。
これに対し、下記の特許文献1に記載の空気調和機では冷媒漏洩対策として、運転中に室内機内部の空気を、常時、又は、室内機に設けた冷媒センサが可燃性冷媒の漏洩を検知したとき、室内機に設けた排気用ファンによって室外に排気するという構成を有している。従って、この空気調和機によれば、万一、室内機の内部において可燃性冷媒の漏洩が生じたとしても、この漏洩可燃性冷媒が排気用ファンによって空気とともに迅速に室外へ排出される。このため、漏洩可燃性冷媒が室内機の内部に溜まったその濃度が上昇し、且つ、室内機内部から室内に漏出するというようなことが未然に防止される。
特開平09−324928号公報
しかしながら、上記特許文献1の冷媒漏洩対策では、まだ、必ずしも十分ではない。例えば、万一、プロパンやブタンなどの空気よりも重い可燃性冷媒が室内に漏出してしまった場合、これらの漏洩可燃性冷媒は室内の下部に停滞することになるが、このときには室内機内に設けられた冷媒センサでは確実に当該漏洩可燃性冷媒を検知できないおそれがあり、また、単に室内機に排気用ファンを設けるだけでは当該漏洩可燃性冷媒を迅速に室外に排出することができない。更には、冷媒漏洩対策は室内機における冷媒漏洩に対してだけでなく、室外機におけるに冷媒漏洩に対しても行う必要がある。
従って本発明は上記の事情に鑑み、室内ユニットや室外ユニットにおける可燃性冷媒の漏洩に対して、より確実な対応が可能な空気調和機を提供することを課題とする。
上記課題を解決する第1発明の空気調和機は、室内に設置された室内ユニットと、室外に設置された室外ユニットとを有し、冷媒として可燃性冷媒を使用した空気調和機において、前記室内ユニット内に設けた室内冷媒検知手段と、漏洩監視制御手段とを有し、この漏洩監視制御手段では、前記室外ユニットに備えた室内ファンを作動させることにより前記室内の空気を前記室内ユニット内に吸引させて、前記室内冷媒検知手段による漏洩可燃性冷媒の検知を開始することを特徴とする。
また、第2発明の空気調和機は、第1発明の空気調和機において、前記室内の空気を前記室外に排出する室内排気ファンを有し、前記漏洩監視制御手段では、前記室内冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知したと判断したときに前記室内排気ファンを作動させて漏洩可燃性冷媒を前記室内の空気とともに前記室外に排出させることを特徴とする。
また、第3発明の空気調和機は、室内に設置された室内ユニットと、室外に設置された室外ユニットとを有し、冷媒として空気よりも重い可燃性冷媒を使用した空気調和機において、前記室内の空気を室外に排出する室内排気ファンと、前記室内排気ファンの吸い込み側に接続されて下方に延び、下端の吸い込み口が前記室内の床面付近に位置する吸い込みダクトとを有することを特徴とする。
また、第4発明の空気調和機は、第3発明の空気調和機において、前記吸い込みダクトの下端部に設けた室内冷媒検知手段と、漏洩監視制御手段とを有し、前記漏洩監視制御手段では、前記室内排気ファンを作動させることにより前記室内の空気を前記吸い込みダクトの下端の吸い込み口から吸引させて、前記室内冷媒検知手段による漏洩可燃性冷媒の検知を開始することを特徴とする。
また、第5発明の空気調和機は、第1,第2又は第4発明の空気調和機において、前記漏洩監視制御手段では、前記室内冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知していないと判断したときに前記室外ユニットに備えた冷媒圧縮機を起動させ、前記室内冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知したと判断したときには前記冷媒圧縮機の運転を禁止することを特徴とする。
また、第6発明の空気調和機は、第1,第2,第4又は第5発明の空気調和機において、冷媒循環系統内の可燃性冷媒を前記室外に放出する冷媒放出手段を有し、前記漏洩監視制御手段では、前記室内冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知したと判断したときに前記冷媒放出手段によって前記冷媒循環系統内の可燃性冷媒を前記室外に放出させることを特徴とする。
また、第7発明の空気調和機は、第5又は第6発明の空気調和機において、前記室外ユニット内に設けた室外冷媒検知手段を有し、前記漏洩監視制御手段では、前記室内冷媒検知手段による漏洩可燃性冷媒の検知を開始するとともに前記室外冷媒検知手段による漏洩可燃性冷媒の検知も開始して、前記室内冷媒検知手段及び前記室外冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知していないと判断したときに前記冷媒圧縮機を起動させ、前記室内冷媒検知手段又は前記室外冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知したと判断したときには前記冷媒圧縮機の運転を禁止すること、又は、前記室内冷媒検知手段又は前記室外冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知した判断したときに前記冷媒放出手段によって前記冷媒循環系統内の可燃性冷媒を前記室外に放出させることを特徴とする。
また、第8発明の空気調和機は、室内に設置された室内ユニットと、室外に設置された室外ユニットとを有し、冷媒として可燃性冷媒を使用した空気調和機において、前記室外ユニットの電装品を、放熱フィンを備えた密閉電装品箱に収容したことを特徴とする。
また、第9発明の空気調和機は、室内に設置された室内ユニットと、室外に設置された室外ユニットとを有し、冷媒として空気よりも重い可燃性冷媒を使用した空気調和機において、前記室外ユニットの電装品を収容する電装品箱を、前記室外ユニット内の上部に配置したことを特徴とする。
また、第10発明の空気調和機は、室内に設置された室内ユニットと、室外に設置された室外ユニットとを有し、冷媒として可燃性冷媒を使用した空気調和機において、前記室外ユニットの電装品を収容する電装品箱を、その他の機器を収容する第1ケースとは別の第2ケースに収容することにより、前記第1ケース内を流れる空気の流れと前記第2ケース内を流れる空気の流れとを分離したことを特徴とする。
また、第11発明の空気調和機は、第10発明の空気調和機において、前記電装品箱よりも下流側の位置で且つ前記第1ケースに収容された室外熱交換器用の室外ファンよりも上流側の位置に、前記第1ケース内と前記第2ケース内とを連通する空気通路を設けたことを特徴とする。
また、第12発明の空気調和機は、第11発明の空気調和機において、前記第2ケースを前記第1ケースの上に配置したことを特徴とする。
また、第13発明の空気調和機は、第8,第9,第10,第11又は第12発明の空気調和機において、前記室内ユニットの室外ファンのモータを、放熱フィンを備えた密閉ファンモータとしたことを特徴とする。
また、第14発明の空気調和機は、第8,第9,第10,第11,第12又は第13発明の空気調和機において、前記室外ユニットの室外ファンを室外熱交換器の上流側に配置したことを特徴とする。
また、第15発明の空気調和機は、第1,第2,第3,第4,第5,第6又は第7発明の空気調和機において、前記室外ユニットの電装品を、放熱フィンを備えた密閉電装品箱に収容したことを特徴とする。
また、第16発明の空気調和機は、第1,第2,第3,第4,第5,第6又は第7発明の空気調和機において、前記室外ユニットの電装品を収容する電装品箱を、前記室外ユニット内の上部に配置したことを特徴とする。
また、第17発明の空気調和機は、第1,第2,第3,第4,第5,第6又は第7発明の空気調和機において、前記室内ユニットの電装品を収容する電装品箱を、その他の機器を収容する第1ケースとは別の第2ケースに収容することにより、前記第1ケース内を流れる空気の流れと前記第2ケース内を流れる空気の流れとを分離したことを特徴とする。
また、第18発明の空気調和機は、第17発明の空気調和機において、前記電装品箱よりも下流側の位置で且つ前記第1ケースに収容された室外熱交換器用の室外ファンよりも上流側の位置に、前記第1ケース内と前記第2ケース内とを連通する空気通路を設けたことを特徴とする。
また、第19発明の空気調和機は、第18発明の空気調和機において、前記第2ケースを前記第1ケースの上に配置したことを特徴とする。
また、第20発明の空気調和機は、第15,第16,第17,第18又は第19発明の空気調和機において、室内ユニットの室外ファンのモータを、放熱フィンを備えた密閉ファンモータとしたことを特徴とする。
また、第21発明の空気調和機は、第15,第16,第17,第18,第19又は第20発明の空気調和機において、前記室外ユニットの室外ファンを室外熱交換器の上流側に配置したことを特徴とする。
第1発明の空気調和機によれば、室内ユニット内に設けた室内冷媒検知手段と、漏洩監視制御手段とを有し、この漏洩監視制御手段では、室外ユニットに備えた室内ファンを作動させることにより室内の空気を室内ユニット内に吸引させて、室内冷媒検知手段による漏洩可燃性冷媒の検知を開始することを特徴とするため、漏洩した可燃性冷媒を確実に検知することができる。つまり、室内ユニットから漏洩した可燃性冷媒が室内(室内ユニット外)に漏れ出していても、室内ファンを作動させて室内の空気を室内ユニット内に吸引させることにより、この空気とともに当該漏洩可燃性冷媒も室内ユニット内に吸引されるため、確実に当該漏洩可燃性冷媒を室内ユニット内に設けた室内冷媒検知手段によって検知することができる。この場合、漏洩した可燃性冷媒が空気よりも重くて室内の下部に停滞していたとしても、この漏洩可燃性冷媒もやはり室内ファンにより空気とともに室内ユニット内に吸引することができるため、室内ユニット内の室内冷媒検知手段によって確実に検知することができる。
また、第2発明の空気調和機によれば、室内の空気を室外に排出する室内排気ファンを有し、漏洩監視制御手段では、室内冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知したと判断したときに室内排気ファンを作動させて漏洩可燃性冷媒を室内の空気とともに室外に排出させることを特徴とするため、室内に停滞していた漏洩可燃性冷媒が室外に排出されて希釈されることから、漏洩可燃性冷媒の引火を防止することができる。
また、第3発明の空気調和機によれば、室内の空気を室外に排出する室内排気ファンと、室内排気ファンの吸い込み側に接続されて下方に延び、下端の吸い込み口が室内の床面付近に位置する吸い込みダクトとを有することを特徴とするため、室内の下部に停滞している漏洩可燃性冷媒を、迅速に室内の床面付近(室内下部)に位置する吸い込み口から吸い込みダクト内に吸い込んで室外に排出することができる。このため、迅速に漏洩可燃性冷媒を希釈して引火の防止を図ることができる。
また、第4発明の空気調和機によれば、吸い込みダクトの下端部に設けた室内冷媒検知手段と、漏洩監視制御手段とを有し、前記漏洩監視制御手段では、前記室内排気ファンを作動させることにより前記室内の空気を前記吸い込みダクトの下端の吸い込み口から吸引させて、前記室内冷媒検知手段による漏洩可燃性冷媒の検知を開始することを特徴とするため、漏洩可燃性冷媒が室内の下部に停滞している場合、室内排気ファンの作動によって当該漏洩可燃性冷媒が室内の空気とともに吸い込みダクトの下端の吸い込み口から吸引されることにより、当該漏洩可燃性冷媒を吸い込みダクトの下端部に設けた室内冷媒検知手段によって確実且つ迅速に検知することができる。
また、第5発明の空気調和機によれば、漏洩監視制御手段では、室内冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知していないと判断したときに室外ユニットに備えた冷媒圧縮機を起動させ、室内冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知したと判断したときには冷媒圧縮機の運転を禁止することを特徴とするため、室内ユニット側の冷媒漏洩に対して安全に冷媒圧縮機を運転することができる。
また、第6発明の空気調和機によれば、冷媒循環系統内の可燃性冷媒を室外に放出する冷媒放出手段を有し、漏洩監視制御手段では、室内冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知したと判断したときに冷媒放出手段によって冷媒循環系統内の可燃性冷媒を室外に放出させることを特徴とするため、冷媒循環系統に残留している可燃性冷媒が更に室内に漏洩してしまうのを防止することができ、更に安全性を高めることができる。
また、第7発明の空気調和機によれば、室外ユニット内に設けた室外冷媒検知手段を有し、漏洩監視制御手段では、室内冷媒検知手段による漏洩可燃性冷媒の検知を開始するとともに室外冷媒検知手段による漏洩可燃性冷媒の検知も開始して、室内冷媒検知手段及び室外冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知していないと判断したときに冷媒圧縮機を起動させ、室内冷媒検知手段又は室外冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知したと判断したときには冷媒圧縮機の運転を禁止すること、又は、室内冷媒検知手段又は室外冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知した判断したときに冷媒放出手段によって冷媒循環系統内の可燃性冷媒を室外に放出させることを特徴とするため、室内冷媒検知手段だけでなく室外冷媒検知手段による漏洩可燃性冷媒の検知も考慮して、即ち、室内ユニット側の冷媒漏洩だけでなく室外ユニット側の冷媒漏洩も考慮して、冷媒圧縮機の起動や冷媒圧縮機の運転の禁止、又は、冷媒放出手段による冷媒循環系統内の可燃性冷媒の室外放出を行うため、可燃性冷媒の漏洩に対する安全性が更に向上する。
また、第8発明の空気調和機によれば、室外ユニットの電装品を、放熱フィンを備えた密閉電装品箱に収容したことを特徴とするため、室外ユニットにおいて可燃性冷媒が漏洩しても、室内ユニットの主な引火源である電装品が密閉電装品箱によって密閉されているため、例えば電装品のリレーにアーク放電が生じても当該アーク放電による漏洩可燃性冷媒の引火を防止することができる。なお、電装品が密閉電装品箱によって密閉されていても、電装品の発熱は放熱フィンを介して外部に放出することができる。
また、第9発明の空気調和機によれば、室外ユニットの電装品を収容する電装品箱を、室外ユニット内の上部に配置したことを特徴とするため、室外ユニットにおいて漏洩した可燃性冷媒は室外ユニット内の下部に停滞するのに対して電装品箱は室外ユニット内の上部に位置しているから、電装品による当該漏洩可燃性冷媒の引火を防止することができる。
また、第10発明の空気調和機によれば、室外ユニットの電装品を収容する電装品箱を、その他の機器を収容する第1ケースとは別の第2ケースに収容することにより、第1ケース内を流れる空気の流れと第2ケース内を流れる空気の流れとを分離したことを特徴とするため、第1ケース内の機器や配管から漏洩した可燃性冷媒が電装品箱まで流れてくることはなく、電装品による当該漏洩可燃性冷媒の引火を防止することができる。
また、第11発明の空気調和機によれば、第2ケースに収容された電装品箱よりも下流側の位置で且つ第1ケースに収容された室外熱交換器用の室外ファンよりも上流側の位置に、第1ケース内と第2ケース内とを連通する空気通路を設けたことを特徴とするため、第2ケース側に電装品用の室外ファンを設けなくても、第1ケース側の室外熱交換器用の室外ファンにより、空気通路を介して第2ケース内の空気が第1ケース内に吸引されるため、電装品箱にも強制的に冷却空気を流すことができるため、安価な構成で確実に電装品を冷却することができる。
また、第12発明の空気調和機によれば、第2ケースを第1ケースの上に配置したことを特徴とするため、第1ケース内の機器や配管から漏洩した可燃性冷媒が空気よりも重い場合、当該漏洩可燃性冷媒が空気通路を通って、電装品箱が収容された第2ケース内に侵入するのを防止することができる。
また、第13発明の空気調和機によれば、室内ユニットの室外ファンのモータを、放熱フィンを備えた密閉ファンモータとしたことを特徴とするため、主な引火源である電装品だけでなく、室外ファンモータによる漏洩可燃性冷媒の引火も確実に防止することができる。
また、第14発明の空気調和機によれば、室外ユニットの室外ファンを室外熱交換器の上流側に配置したことを特徴とするため、室内熱交換器から漏洩した可燃性冷媒が室外ファン側に流れてくるのを防止することができ、室外ファンモータによる漏洩可燃性冷媒の引火をより確実に防止することができる。
また、第15発明の空気調和機によれば、上記第1発明〜第7発明の何れかの効果に加えて、上記第8発明の効果も得られるため、室内ユニット側と室外ユニット側の両方の冷媒漏洩対策が施されて、可燃性冷媒の漏洩に対するより高い安全性を確保することができる。
また、第16発明の空気調和機においても、上記第1発明〜第7発明の何れかの効果に加えて、上記第9発明の効果の得られるため、室内ユニット側と室外ユニット側の両方の冷媒漏洩対策が施されて、可燃性冷媒の漏洩に対するより高い安全性を確保することができる。
また、第17発明の空気調和機においても、上記第1発明〜第7発明の何れかの効果に加えて、上記第10発明の効果も得られるため、室内ユニット側と室外ユニット側の両方の冷媒漏洩対策が施されて、可燃性冷媒の漏洩に対するより高い安全性を確保することができる。
また、第18発明の空気調和機においても、上記第17発明の効果に加えて、上記第11発明の効果も得られるため、室内ユニット側と室外ユニット側の両方の冷媒漏洩対策が施されて、可燃性冷媒の漏洩に対するより高い安全性を確保することができる。
また、第19発明の空気調和機においても、上記第18発明の効果に加えて、上記第12発明の効果も得られるため、室内ユニット側と室外ユニット側の両方の冷媒漏洩対策が施されて、可燃性冷媒の漏洩に対するより高い安全性を確保することができる。
また、第20発明の空気調和機においても、上記第15発明〜第19発明の何れか効果に加えて、上記第13発明の効果も得られるため、室内ユニット側と室外ユニット側の両方の冷媒漏洩対策が施されて、可燃性冷媒の漏洩に対するより高い安全性を確保することができる。
また、第21発明の空気調和機においても、第15発明〜第20発明の何れかの効果に加えて、上記第14発明の効果も得られるため、室内ユニット側と室外ユニット側の両方の冷媒漏洩対策が施されて、可燃性冷媒の漏洩に対するより高い安全性を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づき詳細に説明する。
<実施の形態例1>
図1は本発明の実施の形態例1に係る空気調和機の構成図、図2は前記空気調和機の系統構成を示す図、図3は前記空気調和機に備えた漏洩監視制御回路の処理内容を示すフローチャートである。
図1に示すように、本実施の形態例1の空気調和機は室内ユニット1と室内ユニット2とを有しており、冷媒として可燃性冷媒を使用している。具体的には可燃性冷媒として空気よりも重いプロパンやブタンなどの炭化水素を使用している。
室内ユニット1は部屋3の壁5の内面上部に固定されて、部屋1の内部(室内)4の上部に配置されている。一方、室外ユニット2は部屋1の外部(室外)6に設置されている。また、室内ユニット1と室外ユニット2は、冷媒循環系統を構成する冷媒配管15によって接続されている。
室内ユニット1は、その内部(ユニットケース9内)に室内熱交換器7や室内ファン8などが設けられており、室内ファン8が作動して送風運転になると、室内4の空気が室内ユニット1(ユニットケース9)の前面上部に設けられた吸い込み口10から矢印Aのように室内ユニット1内に吸引され、この吸引された空気が室内熱交換器7において可燃性冷媒と熱交換することより冷却(冷房運転時)、加熱(暖房運転時)又は除湿(除湿運転時)された後、室内ユニット1(ユニットケース9)の前面下部に設けられた吹き出し口11から矢印Bのように室内4へと吹き出されるようになっている。
そして、室外ユニット1には冷媒漏洩対策のために室内排気ファン12と、室内冷媒検知手段としての室内ガス検知器13とを備えている。室内排気ファン12の吐出側に設けられた排気ダクト14は部屋3の壁5を貫通して室外14へと延びている。従って、室内排気ファン12が作動すると、矢印Cのように下部の吸込み側から室内排気ファン12に吸い込まれた室内4の空気が、排気ダクト14を介して矢印Dのように室外6へと排気される。また、室内ガス検知器13は室内ユニット1内に設置されているため、室内ユニット1内に停滞している漏洩可燃性冷媒を検知できる他、室内4(室内ユニット1外)に漏出している可燃性冷媒が室内ファン8によって空気とともに室内ユニット1内に吸引された場合にも、当該漏洩可燃性冷媒を検出することができる。
図2に基づいて更に詳述すると、室内ユニット1には前述の室内熱交換器7、室内ファン8、室内排気ファン12及び室内ガス検知器13の他、膨張弁16、室内制御回路17、室内運転スイッチ18、及び、冷媒漏洩対策のために設けられた室内ガス検知回路19などの各種機器も装備されている。室内制御回路17や室内ガス検知回路19など電装品は図示しない電装品箱に収容されている。室内運転スイッチ12はユニットケース9に取り付けられる他、リモートコントローラに設けれていてもよく、更にはインターネットなどの通信回線によって遠隔操作されるものでもよい。
一方、室外ユニット2には室外熱交換器21、室外ファン22、可燃性冷媒を圧縮する圧縮機23、四方弁24、室外制御回路25が装備され、更に冷媒漏洩対策のために設けられた漏洩監視制御手段としての漏洩監視制御回路26、室外冷媒検知手段としての室外ガス検知器27、室外ガス検知回路28、及び、冷媒放出手段としてのガス放出弁29が装備されている。
室外ガス検知器27は室外ユニット2内(ユニットケース30内)の下部で圧縮機23の近辺に配設することが望ましい。ガス放出弁29はガス放出配管31に設けられている。ガス放出配管31は冷媒配管15に接続されて室外ユニット2外(ユニットケース30外)へと延びている。なお、各回路17,25,26や各弁16,24,29など設置場所の必ずしも上記に限定するものではなく、室内ユニット1側と室外ユニット2側の何れであってもよい。
図2において矢印Eは冷房運転のときの可燃性冷媒の流れの方向を示し、矢印Fは暖房運転のときの可燃性冷媒の流れの方向を示しており、この流れ方向の切り換えは四方弁24によって行われる。
冷房運転の場合には、圧縮機23で圧縮されて高温・高圧のガス冷媒となった可燃性冷媒が、室外熱交換器21で室外ファン22により送風される室外6の空気と熱交換することにより凝縮して高圧の液体となり、更に膨張弁16で減圧されて低温・低圧となる。その後、可燃性冷媒は、室内熱交換器7で室内ファン8により送風される室内4の空気と熱交換することにより蒸発してガス冷媒となり、再び圧縮機23に吸引されて高温・高圧のガス冷媒となる。以後、同様の冷媒サイクルが繰り返される。暖房運転の場合には、圧縮機23で圧縮されて高温・高圧のガス冷媒となった可燃性冷媒が、室内熱交換器7で室内ファン19により送風される室内4の空気と熱交換することにより凝縮して高圧の液体となり、更に膨張弁16で減圧されて低温・低圧となる。その後、可燃性冷媒は、室外熱交換器21で室外ファン22により送風される室外6の空気と熱交換することにより蒸発してガス冷媒となり、再び圧縮機23に吸引されて高温・高圧のガス冷媒となる。以後、同様の冷媒サイクルが繰り返される。
そして、本空気調和機では室内ユニット1側又は室内ユニット2側において可燃性冷媒が漏洩した場合の安全対策として、漏洩監視制御回路26により、図3のフローチャートに示すような処理を行う。
即ち、漏洩監視制御回路26では、まず、室内運転スイッチ18がONされて、この室内運転スイッチ18のON信号を入力すると(ステップS1)、室内制御回路17及び室外制御回路25をONにする(ステップS2)。詳細な説明は省略するが、室内制御回路17では室内ファン8の回転制御など、室内ユニット1側の各機器の一般的な制御を行う。室外制御回路25では圧縮機23や室外ファン22の回転制御など、室外ユニット2側の各機器の一般的な制御を行う。
そして、漏洩監視制御回路26では、室内制御回路17及び室外制御回路25をONにした後、室内ファン8のモータ8aをONにして室内ファン8を作動させ、且つ、室内ガス検知回路19及び室外ガス検知回路28をONにする(ステップS3)。室内ファン8が作動すると、室内4の空気が吸い込み口10から室内ユニット1内に吸引されて吹き出し口11から室内ユニット1外(室内1)に吹き出されることより、室内4の空気が循環する。また、室内ガス検知回路19及び室外ガス検知回路28がONになると、これらの検知回路19,28を介して室内ガス検知器13及び室外ガス検知器27のガス検知信号が、漏洩監視制御回路26に入力可能となる。
従って、このときに可燃性冷媒が室内ユニット1の各機器や配管のどこかから漏洩して室内1の下部に停滞していれば、当該漏洩可燃性冷媒が室内ファン8により室内1の空気とともに室内ユニット1内に吸引されて室内ガス検知器13に検知され、この室内ガス検知器13のガス検知信号が、室内ガス検知回路19を介して漏洩監視制御回路26に入力される。また、このときに可燃性冷媒が室外ユニット2の各機器や配管のどこかから漏洩して室内ユニット2内の下部に停滞していれば、この可燃性冷媒が室外ガス検知器27に検知され、この室外ガス検知器27のガス検知信号が、室内ガス検知回路28を介して漏洩監視制御回路26に入力される。
続いて、漏洩監視制御回路26では、室内ガス検知器13が漏洩可燃性冷媒を検知したか否か(室内ガス検知器13のガス検知信号を入力したか否か)を判断する(ステップS4)。その結果、室内ガス検知器13が漏洩可燃性冷媒を検知していない(室内ユニット1側では可燃性冷媒が漏洩していない)と判断すれば、更に、室外ガス検知器27が漏洩可燃性冷媒を検知したか否か(室外ガス検知器27のガス検知信号を入力したか否か)を判断する(ステップS5)。
その結果、室外ガス検知器27も漏洩可燃性冷媒を検知していない(室外ユニット2側でも可燃性冷媒が漏洩していない)と判断すれば、圧縮機23を起動(駆動モータをONに)する(ステップS5)。その後はステップS4及びステップS5の漏洩検知判断を繰り返して、可燃性冷媒の漏洩を監視する。なお、室外ファン22の起動(室外ファンモータ22aのON)は、例えばステップS6の圧縮機起動時に同時に行ってもよく、その前に行ってもよい。
一方、ステップS4において、室内ガス検知器13が漏洩可燃性冷媒を検知した(室内ユニット1側で可燃性冷媒が漏洩した)と判断した場合にも、更に、室外ガス検知器27が漏洩可燃性冷媒を検知したか否か(室外ガス検知器27のガス検知信号を入力したか否か)を判断する(ステップS7)。その結果、室外ガス検知器27でも漏洩可燃性冷媒を検知した(室外ユニット1側でも可燃性冷媒が漏洩した)と判断すればステップS8の処理を行う。
即ち、室内排気ファン12のモータ12aをONにして室内排気ファン12を作動させる。室内排気ファン12が作動すると、室内4の空気とともに漏洩可燃性冷媒が室外6に排気される。この場合、排気ダクト14を適宜の長さにして、可燃性冷媒をできるだけ室外ユニット2などから離れた安全な場所に排出することが望ましい。また、圧縮機23の運転を禁止する。つまり、圧縮機23が運転中であれば、圧縮機23を停止させ、圧縮機23が停止中であれば、そのまま圧縮機23の停止状態を維持する(圧縮機23を起動させない)。なお、この圧縮機停止時に室内ファン8や室外ファン22も停止するようにしてもよい。また、冷媒循環系統に残っている可燃性冷媒の大気放出を行う。つまり、ガス放出弁29を開放することにより、冷媒循環系統内に残っている可燃性冷媒をガス放出配管31を介して室外6(大気中)に放出する。この場合にも、ガス放出配管31を適宜の長さにして、可燃性冷媒をできるだけ室外ユニット2などから離れた安全な場所に放出することが望ましい。また、図示しない室内漏洩アラーム及び室外漏洩アラームを点灯することによって、室内ユニット1側及び室外ユニット2側で可燃性冷媒が漏洩したことを知らせる。
また、ステップS7において、室外ガス検知器27が漏洩可燃性冷媒を検知していない(室外ユニット2側では可燃性冷媒が漏洩していない)と判断した場合、即ち、室内ガス検知器13だけが漏洩可燃性冷媒を検知して室内ユニット1側だけ可燃性冷媒が漏洩したと判断した場合にはステップS9の処理を行う。即ち、室内漏洩アラームを点灯することによって、室内ユニット1側で可燃性冷媒が漏洩したことを知らせる。ステップS9におけるその他の処理については、ステップS8における処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。
また、ステップS5において、室外ガス検知器27が漏洩可燃性冷媒を検知したと判断した場合、即ち、室外ガス検知器27だけが漏洩可燃性冷媒を検知して室外ユニット2側だけ可燃性冷媒が漏洩したと判断した場合にはステップS10の処理を行う。即ち、室外漏洩アラームを点灯することによって、室外ユニット2側で可燃性冷媒が漏洩したことを知らせる。なお、このときには室内排気ファン12の起動は不要であるため行わない。ステップS10におけるその他の処理については、ステップS8における処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。
なお、補修員は室外漏洩アラームや室外漏洩アラームの点灯後、点検・補修をして空気調和機を回復させたら、図示しないリセットボタンをONして室内漏洩アラームや室内漏洩アラームを消灯させる。また、このときに室内排気ファン12の停止やガス放出弁29の閉鎖などを行ってもよい。
以上のように、本実施の形態例1の空気調和機によれば、室内ユニット1内に設けた室内ガス検知器13と、漏洩監視制御回路26とを有し、この漏洩監視制御回路26では、室外ユニット1に備えた室内ファン8を作動させることにより室内4の空気を室内ユニット1内に吸引させて、室内ガス検知器13による漏洩可燃性冷媒の検知を開始するため、漏洩した可燃性冷媒を確実に検知することができる。つまり、室内ユニット1から漏洩した可燃性冷媒が室内4(室内ユニット1外)に漏れ出して室内4の下部に停滞していても、室内ファン8を作動させて室内4の空気を室内ユニット1内に吸引させることにより、この空気とともに当該漏洩可燃性冷媒も室内ユニット1内に吸引されるため、確実に当該漏洩可燃性冷媒を室内ユニット1内に設けた室内ガス検知器13によって検知することができる。
また、本実施の形態例1の空気調和機によれば、室内4の空気を室外6に排出する室内排気ファン12を有し、漏洩監視制御回路26では、室内ガス検知器13が漏洩可燃性冷媒を検知したと判断したときに室内排気ファン12を作動させて漏洩可燃性冷媒を室内4の空気とともに室外6に排出させるため、室内4に停滞していた漏洩可燃性冷媒が室外6に排出されて希釈されることから、漏洩可燃性冷媒の引火を防止することができる。
また、本実施の形態例1の空気調和機によれば、漏洩監視制御回路26では、室内ガス検知器13及び室外ガス検知器27が漏洩可燃性冷媒を検知していないと判断したときに室外ユニット2に備えた圧縮機23を起動させ、室内ガス検知器13又は室外ガス検知器27が漏洩可燃性冷媒を検知したと判断したときには圧縮機23の運転を禁止するため、室内ユニット1側及び室外ユニット2側の冷媒漏洩に対して安全に圧縮機23を運転することができ、可燃性冷媒の漏洩に対する安全性が向上する。
また、本実施の形態例1の空気調和機によれば、冷媒循環系統内の可燃性冷媒を室外に放出するガス放出弁29を有し、漏洩監視制御回路26では、室内ガス検知器13又は室外ガス検知器27が漏洩可燃性冷媒を検知したと判断したときにガス放出弁29によって冷媒循環系統内の可燃性冷媒を室外6に放出させるため、冷媒循環系統に残留している可燃性冷媒が更に室内3に漏洩してしまうのを防止することができ、更に安全性を高めることができる。
<実施の形態例2>
図4は本発明の実施の形態例2に係る空気調和機の構成図、図5は前記空気調和機の系統構成を示す図、図6は前記空気調和機に備えた漏洩監視制御回路の処理内容を示すフローチャートである。
図4及び図5に示すように、本実施の形態例2の空気調和機では、室外ユニット2に備えた室内排気ファン12に吸込ダクト41が設けられている。吸い込みダクト41は室内排気ファン12の吸い込み側に接続されて下方に延び、下端の吸い込み口41aが室内4の床面42付近(室内下部)に位置している。そして、室内ガス検知器13は吸い込みダクト41の下端部に設けられている。この場合、室内ガス検知器13は吸い込みダクト41の吸い込み口41aの部分か、吸い込み口41aに近い吸い込みダクト41の内面に設けることが望ましい。
可燃性冷媒が室内ユニット1の各機器や配管のどこかから漏洩して室内1の下部に停滞している場合、この漏洩可燃性冷媒は室内排気ファン12が作動すると、図4中の矢印Cのように室内4の空気とともに吸い込みダクト41の吸い込み口41aから吸い込みダクト41内に吸い込まれ、図4中の矢印Dのように排気ダクト14を介して室外6に排気される。このとき、当該漏洩可燃性冷媒が吸い込みダクト41の下端部に設けた室内ガス検知器13によって検知される。
本実施の形態1の空気調和機におけるその他の構成については、漏洩監視制御回路26の処理内容が後述するように多少異なる以外は上記実施の形態例1(図1、図2参照)の空気調和機と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
図6に示すように、漏洩監視制御回路26では、まず、室内運転スイッチ18がONされて、この室内運転スイッチ18のON信号を入力すると(ステップS11)、室内制御回路17及び室外制御回路25をONにする(ステップS12)。詳細な説明は省略するが、室内制御回路17では室内ファン8の回転制御など、室内ユニット1側の各機器の一般的な制御を行う。室外制御回路25では圧縮機23や室外ファン22の回転制御など、室外ユニット2側の各機器の一般的な制御を行う。
そして、漏洩監視制御回路26では、室内制御回路17及び室外制御回路25をONにした後、室内排気ファン12のモータ12aをONにして室内排気ファン12を作動させ、且つ、室内ガス検知回路19及び室外ガス検知回路28をONにする(ステップS13)。室内排気ファン12が作動すると、室内4の空気が吸い込みダクト41の吸い込み口41aから吸引されて、排気ダクト14から室外6(大気中)に排出される。また、室内ガス検知回路19及び室外ガス検知回路28がONになると、これらの検知回路19,28を介して室内ガス検知器13及び室外ガス検知器27のガス検知信号が、漏洩監視制御回路26に入力可能となる。
従って、このときに可燃性冷媒が室内ユニット1の各機器や配管のどこかから漏洩して室内1の下部に停滞していれば、この可燃性冷媒が室内排気ファン12により室内1の空気とともに吸い込みダクト41内に吸引されて室内ガス検知器13に検知され、この室内ガス検知器13のガス検知信号が、室内ガス検知回路19を介して漏洩監視制御回路26に入力される。また、このときに可燃性冷媒が室外ユニット2の各機器や配管のどこかから漏洩して室外ユニット2内の下部に停滞していれば、この可燃性冷媒が室外ガス検知器27に検知され、この室外ガス検知器27のガス検知信号が、室内ガス検知回路28を介して漏洩監視制御回路26に入力される。
続いて、漏洩監視制御回路26では、室内ガス検知器13が漏洩可燃性冷媒を検知したか否か(室内ガス検知器13のガス検知信号を入力したか否か)を判断する(ステップS14)。その結果、室内ガス検知器13が漏洩可燃性冷媒を検知していない(室内ユニット1側では可燃性冷媒が漏洩していない)と判断すれば、更に、室外ガス検知器27が漏洩可燃性冷媒を検知したか否か(室外ガス検知器27のガス検知信号を入力したか否か)を判断する(ステップS15)。
その結果、室外ガス検知器27も漏洩可燃性冷媒を検知していない(室外ユニット2側でも可燃性冷媒が漏洩していない)と判断すれば、圧縮機23を起動(駆動モータをONに)する(ステップS15)。このとき室内排気ファン12による排気は不要であるため、室内排気ファン12は停止させる。その後はステップS14,ステップS15の漏洩検知判断を繰り返して、可燃性冷媒の漏洩を監視する。なお、室内ファン8や室外ファン22は、ステップS16の圧縮機起動時に同時に起動してもよく、その前に起動してもよい。
一方、ステップS14において、室内ガス検知器13が漏洩可燃性冷媒を検知した(室内ユニット1で可燃性冷媒が漏洩した)と判断した場合にも、更に、室外ガス検知器27が漏洩可燃性冷媒を検知したか否か(室外ガス検知器27のガス検知信号を入力したか否か)を判断する(ステップS17)。その結果、室外ガス検知器27も漏洩可燃性冷媒を検知した(室外ユニット1側でも可燃性冷媒が漏洩した)と判断すればステップS18の処理を行う。
即ち、室内排気ファン12を運転させる。即ち、ステップS13の処理において室内排気ファン12が起動されていれば、このまま室内排気ファン12の運転を継続させて漏洩可燃性冷媒の排出を継続させ、ステップS16の処理又はステップS20の処理(詳細後述)によって室内排気ファン12が停止されていれば、室内排気ファン12を起動して漏洩可燃性冷媒の排出を開始させる。また、圧縮機23の運転を禁止する。つまり、圧縮機23が運転中であれば、圧縮機23を停止させ、圧縮機23が停止中であれば、そのまま圧縮機23の停止状態を維持する(圧縮機23を起動させない)。なお、この圧縮機停止時に室内ファン8や室外ファン22も停止するようにしてもよい。また、冷媒循環系統に残っている可燃性冷媒の大気放出を行う。つまり、ガス放出弁29を開放することにより、冷媒循環系統内に残っている可燃性冷媒をガス放出配管31を介して室外6(大気中)に放出する。また、図示しない室内漏洩アラーム及び室外漏洩アラームを点灯することによって、室内ユニット1側及び室外ユニット2側で可燃性冷媒が漏洩したことを知らせる。
また、ステップS17において、室外ガス検知器27が漏洩可燃性冷媒を検知していない(室外ユニット2側では可燃性冷媒が漏洩していない)と判断した場合、即ち、室内ガス検知器13だけが漏洩可燃性冷媒を検知して室内ユニット1側だけ可燃性冷媒が漏洩したと判断した場合にはステップS19の処理を行う。即ち、室内漏洩アラームを点灯することによって、室内ユニット1側で可燃性冷媒が漏洩したことを知らせる。ステップS19におけるその他の処理については、ステップS18における処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。
また、ステップS15において、室外ガス検知器27が漏洩可燃性冷媒を検知したと判断した場合、即ち、室外ガス検知器27だけが漏洩可燃性冷媒を検知して室外ユニット2側だけ可燃性冷媒が漏洩したと判断した場合にはステップS20の処理を行う。即ち、室内排気ファン12を停止させる。また、室外漏洩アラームを点灯することによって、室外ユニット2側で可燃性冷媒が漏洩していることを知らせる。ステップS20におけるその他の処理については、ステップS18における処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。
なお、補修員は室外漏洩アラームや室外漏洩アラームの点灯を確認後、点検・補修をして空気調和機を回復させたら、図示しないリセットボタンをONして室内漏洩アラームや室内漏洩アラームを消灯させる。また、このときに室内排気ファン12の停止やガス放出弁29の閉鎖などを行ってもよい。
以上のように、本実施の形態例2の空気調和機によれば、室内4の空気を室外6に排出する室内排気ファン12と、室内排気ファン12の吸い込み側に接続されて下方に延び、下端の吸い込み口41aが室内1の床面42付近(室内下部)に位置する吸い込みダクト41とを有するため、迅速に漏洩可燃性冷媒を排出することができる。つまり、室内ユニット1の各機器や配管から漏洩した可燃性冷媒は室内4の下部に停滞するため、この漏洩可燃性冷媒を迅速に室内4の床面付近(室内下部)に位置する吸い込み口41aから吸い込みダクト41内に吸い込んで室外6に排出することができる。このため、迅速に漏洩可燃性冷媒を希釈して引火の防止を図ることができる。
また、本実施の形態例2の空気調和機によれば、吸い込みダクト41の下端部に設けた室内ガス検知器13と、漏洩監視制御回路26とを有し、漏洩監視制御回路26では、前述の室内排気ファン12を作動させることにより室内4の空気を吸い込みダクト41の下端の吸い込み口41aから吸引させて、室内ガス検知器13による漏洩可燃性冷媒の検知を開始するため、漏洩可燃性冷媒が室内4の下部に停滞している場合、室内排気ファン12の作動によって当該漏洩可燃性冷媒が室内4の空気とともに吸い込みダクト41の下端の吸い込み口41aから吸引されることにより、当該漏洩可燃性冷媒を吸い込みダクト41の下端部に設けた室内ガス検知器13によって確実且つ迅速に検知することができる。
<実施の形態例3>
図7(a)は本発明の実施の形態例3に係る空気調和機の室外ユニットの構成を示す平面の断面図、図7(b)は前記室内ユニットの構成を示す側面の断面図である。
図7(a)及び図7(b)に示すように、本実施の形態3の空気調和機における室外ユニット2内(ユニットケース30内)には、放熱フィン52を備えた密閉電装品箱51(防爆形の電装品箱)が上部に配設され、この密閉電装品箱51の下方に室外熱交換器21、室外ファン22、圧縮機23などのその他の機器が配設されている。密閉電装品箱5には室外制御回路25、漏洩監視制御回路26、室外ガス検知回路28などの電装品(電子部品やリレーなど)が収容されている。特にリレーなどは動作時にアーク放電を生じることがあり、このアーク放電によって漏洩可燃性冷媒に引火するおそれがあるため、密閉電装品箱51内に収容する必要がある。また、室外ファン22のモータ22aも、放熱フィン53を備えた密閉ファンモータ(即ち防爆形モータ)となっている。
なお、本実施の形態3の空気調和機におけるその他の構成については、上記実施の形態例1又は2(図1〜図6参照)の空気調和機と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
以上のように、本実施の形態例3の空気調和機によれば、室外ユニット2の電装品を、放熱フィン52を備えた密閉電装品箱51に収容しため、室外ユニット2において可燃性冷媒が漏洩しても、室内ユニット2の主な引火源である電装品が密閉電装品箱51によって密閉されているため、例えば電装品のリレーにアーク放電が生じても当該アーク放電による漏洩可燃性冷媒の引火を防止することができる。なお、電装品が密閉電装品箱51によって密閉されていても、電装品の発熱は放熱フィン52を介して外部に放出することができる。
また、本実施の形態例3の空気調和機によれば、密閉電装品箱51を、室外ユニット2内の上部に配置したため、室外ユニット2において漏洩した可燃性冷媒は室外ユニット2内の下部に停滞するのに対して密閉電装品箱51は室外ユニット2内の上部に位置しているから、より確実に電装品による漏洩可燃性冷媒の引火を防止することができる。
なお、安全性をより高めるためには、図1、図2、図4、図5に示す室内ユニットの室外ファンモータ8aや室内排気ファンモータ12aも、放熱フィンを備えた密閉ファンモータ(防爆形モータ)とすることが望ましく、室内ユニットの電装品箱も放熱フィンを備えた密閉電装品箱(防爆形の電装品箱)とすることが望ましい。
<実施の形態例4>
図8は本発明の実施の形態例4に係る空気調和機の室外ユニットの構成を示す側面の断面図である。また、図9は本発明の実施の形態例4に係る空気調和機の室外ユニットの他の構成を示す側面の断面図である。
図8に示すように、本実施の形態例4の空気調和機では、室外ユニット2のユニットケースが、上側の第1ケース30Aと、下側の第2ケース30Bとに分離されている。
そして、第1ケース30Bには室外制御回路25、漏洩監視制御回路26、室外ガス検知回路28などの電装品(電子部品やリレーなど)を収容する防爆形の放熱フィン52付き密閉電装品箱51が収容される一方、その他の機器(室外熱交換器21、室外ファン22、圧縮機23など)は第1ケース30Aに収容されている。このため、室外熱交換器21用の室外ファン22により第1ケース30A内を流れる空気(室外熱交換器21において可燃性冷媒を冷却又は加熱する空気)の流れと、第2ケース30B内を流れる空気(電装品の冷却空気)の流れとが分離されている。また、室外ファン22のモータ22aは、放熱フィン53を備えた密閉ファンモータ(防爆形モータ)となっている。
第2ケース30B内には密閉電装品箱51に冷却空気を送風するために電装品用の室外ファン61が設けられている。なお、自然の通気によって電装品を十分に冷却することができる場合には、必ずしも電装品用の室外ファン61は設けなくてもよい。また、上記のように電装品箱側とその他の機器側とで空気の流れを分離した場合には、電装品箱は必ずしも密閉形(防爆形)でなくてもよい。
更には、図7では室外ファン22が室外熱交換器21の下流側に配置されているが、室外熱交換器21からの可燃性冷媒の漏洩を考慮すると、図9に示すように室外ファン22は室外熱交換器21の上流側に配置することが望ましい。
なお、本実施の形態4の空気調和機におけるその他の構成については、上記実施の形態例1又は2(図1〜図6参照)の空気調和機と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
以上のように、本実施の形態例4の空気調和機によれば、室外ユニット2の電装品を収容する電装品箱51を、その他の機器を収容する第1ケース30Aとは別の第2ケース30Bに収容することにより、第1ケース30A内を流れる空気の流れと第2ケース30B内を流れる空気の流れとを分離したため、第1ケース30A内の機器や配管から漏洩した可燃性冷媒が電装品箱51まで流れてくることはなく、電装品による当該漏洩可燃性冷媒の引火を防止することができる。
また、本実施の形態例4の空気調和機によれば、室外ファン22のモータ22aを、放熱フィン53を備えた密閉ファンモータとしたため、主な引火源である電装品だけでなく、室外ファンモータ22aによる漏洩可燃性冷媒の引火も確実に防止することができる。
また、本実施の形態例4の空気調和機によれば、室外ファン22を室外熱交換器21の上流側に配置した場合、室内熱交換器21から漏洩した可燃性冷媒が室外ファン22側に流れてくるのを防止することができ、室外ファンモータ22aによる漏洩可燃性冷媒の引火をより確実に防止することができる。
<実施の形態例5>
図10は本発明の実施の形態例5に係る空気調和機の室外ユニットの構成を示す側面の断面図である。また、図11は本発明の実施の形態例5に係る空気調和機の室外ユニットの構成示す側面の断面図である。
図10に示すように、本実施の形態例5の空気調和機では、室外ユニット2のユニットケースが、上側の第1ケース30Aと、下側の第2ケース30Bとに分離されている。第1ケース30Bには室外制御回路25、漏洩監視制御回路26、室外ガス検知回路28などの電装品(電子部品やリレーなど)を収容する防爆形の放熱フィン52付き密閉電装品箱51が収容される一方、その他の機器(室外熱交換器21、室外ファン22、圧縮機23など)は第1ケース30Aに収容されている。このため、室外熱交換器21用の室外ファン22により第1ケース30A内を流れる空気(室外熱交換器21において可燃性冷媒を冷却又は加熱する空気)の流れと、第2ケース30B内を流れる空気(電装品の冷却空気)の流れとが分離されている。また、室外ファン22のモータ22aは、放熱フィン53を備えた密閉ファンモータ(防爆形モータ)となっている。
室内ユニット2の室外制御回路25、漏洩監視制御回路26、室外ガス検知回路28などの電装品(電子部品やリレーなど)を収容する防爆形の放熱フィン52付き密閉電装品箱51が、その他の機器(室外熱交換器21、室外ファン22、圧縮機23など)が収容された第1ケース30Aとは別の第2ケース30Bに収容されている。このため、室外熱交換器21用の室外ファン22によって第1ケース30A内を流れる空気(可燃性冷媒を冷却又は加熱する空気)の流れと、第2ケース30B内を流れる空気(電装品の冷却空気)の流れとが分離されている。なお、この場合、電装品箱は必ずしも密閉形(防爆形)でなくてもよい。室外ファン22のモータ22aは、放熱フィン53を備えた密閉ファンモータ(防爆形モータ)となっている。
そして、第1ケース30Aと第2ケース30Bとの間には、第1ケース30A内と第2ケース30B内とを連通する空気通路71が設けられている。この空気通路71の位置は、密閉電装品箱51(電装品)の下流側の位置で、且つ、第1ケース30Aに収容された室外熱交換器用の室外ファン22の上流側の位置となっている。
なお、図10では室外熱交換器21の下流側に室外ファン22が配置されているのに対し、室外熱交換器21からの可燃性冷媒の漏洩を考慮すると、図11に示すように室外ファン22を室外熱交換器21の上流側に配置することが望ましいが、この場合にも、空気通路71の位置は密閉電装品箱51(電装品)の下流側の位置で、且つ、第1ケース30Aに収容された室外熱交換器用の室外ファン22の上流側の位置とする。
本実施の形態5の空気調和機におけるその他の構成については、上記実施の形態例1又は2(図1〜図6参照)の空気調和機と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
以上のように、本実施の形態例5の空気調和機によれば、第2ケース30Aに収容された密閉電装品箱51よりも下流側の位置で且つ第1ケース30Aに収容された室外ファン22よりも上流側の位置に、第1ケース30A内と第2ケース30B内とを連通する空気通路71を設けたため、第2ケース30B側に電装品用の室外ファンを設けなくても、第1ケース30A側の室外ファン22により、空気通路71を介して第2ケース30B内の空気が第1ケース30A内に吸引されるため、密閉電装品箱51にも強制的に冷却空気を流すことができるため、安価な構成で確実に電装品を冷却することができる。
また、本実施の形態例5の空気調和機によれば、第2ケース30Bを第1ケース30Aの上に配置したため、空気よりも重い可燃性冷媒が30A内の機器や配管から漏洩しても、当該漏洩可燃性冷媒が空気通路71を通って、電装品箱51が収容された第2ケース30B内に侵入するのを防止することができる。
本発明は空気調和機に関するものであり、冷媒としてプロパンやイソブタンなどの可燃性冷媒を用いた空気調和機全般に適用して有用なものである。
本発明の実施の形態例1に係る空気調和機の構成図、図2は前記空気調和機の系統構成を示す図である。 前記空気調和機の系統構成を示す図である。 前記空気調和機に備えた漏洩監視制御回路の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態例2に係る空気調和機の構成図である。 前記空気調和機の系統構成を示す図である。 前記空気調和機に備えた漏洩監視制御回路の処理内容を示すフローチャートである。 (a)は本発明の実施の形態例3に係る空気調和機の室外ユニットの構成を示す平面の断面図、(b)は前記室内ユニットの構成を示す側面の断面図である。 本発明の実施の形態例4に係る空気調和機の室外ユニットの構成を示す側面の断面図である。 本発明の実施の形態例4に係る空気調和機の室外ユニットの他の構成を示す側面の断面図である。 本発明の実施の形態例5に係る空気調和機の室外ユニットの構成を示す側面の断面図である。 本発明の実施の形態例5に係る空気調和機の室外ユニットの構成示す側面の断面図である。
符号の説明
1 室内ユニット
2 室外ユニット
3 部屋
4 室内
5 壁
6 室外
7 室内熱交換器
8 室内ファン
8a モータ
9 ユニットケース
10 吸い込み口
11 吹き出し口
12 室内排気ファン
12a モータ
13 室内ガス検知器
14 排気ダクト
15 冷媒配管
16 膨張弁
17 室内制御回路
18 室内運転スイッチ
19 室内ガス検知回路
21 室外熱交換器
22 室外ファン
22a モータ
23 圧縮機
24 四方弁
25 室外制御回路
26 漏洩監視制御回路
27 室外ガス検知器
28 室内ガス検知回路
29 ガス放出弁
30 ユニットケース
30A 第2ケース
30B 第2ケース
31 ガス放出配管
41 吸い込みダクト
41a 吸い込み口
42 床面
51 密閉電装品箱
52 放熱フィン
53 放熱フィン
61 室外ファン
71 空気通路

Claims (21)

  1. 室内に設置された室内ユニットと、室外に設置された室外ユニットとを有し、冷媒として可燃性冷媒を使用した空気調和機において、
    前記室内ユニット内に設けた室内冷媒検知手段と、
    漏洩監視制御手段とを有し、
    この漏洩監視制御手段では、前記室外ユニットに備えた室内ファンを作動させることにより前記室内の空気を前記室内ユニット内に吸引させて、前記室内冷媒検知手段による漏洩可燃性冷媒の検知を開始することを特徴とする空気調和機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機において、
    前記室内の空気を前記室外に排出する室内排気ファンを有し、
    前記漏洩監視制御手段では、前記室内冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知したと判断したときに前記室内排気ファンを作動させて漏洩可燃性冷媒を前記室内の空気とともに前記室外に排出させることを特徴とする空気調和機。
  3. 室内に設置された室内ユニットと、室外に設置された室外ユニットとを有し、冷媒として空気よりも重い可燃性冷媒を使用した空気調和機において、
    前記室内の空気を室外に排出する室内排気ファンと、
    前記室内排気ファンの吸い込み側に接続されて下方に延び、下端の吸い込み口が前記室内の床面付近に位置する吸い込みダクトとを有することを特徴とする空気調和機。
  4. 請求項3に記載の空気調和機において、
    前記吸い込みダクトの下端部に設けた室内冷媒検知手段と、
    漏洩監視制御手段とを有し、
    前記漏洩監視制御手段では、前記室内排気ファンを作動させることにより前記室内の空気を前記吸い込みダクトの下端の吸い込み口から吸引させて、前記室内冷媒検知手段による漏洩可燃性冷媒の検知を開始することを特徴とする空気調和機。
  5. 請求項1,2又は4に記載の空気調和機において、
    前記漏洩監視制御手段では、前記室内冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知していないと判断したときに前記室外ユニットに備えた冷媒圧縮機を起動させ、前記室内冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知したと判断したときには前記冷媒圧縮機の運転を禁止することを特徴とする空気調和機。
  6. 請求項1,2,4又は5に記載の空気調和機において、
    冷媒循環系統内の可燃性冷媒を前記室外に放出する冷媒放出手段を有し、
    前記漏洩監視制御手段では、前記室内冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知したと判断したときに前記冷媒放出手段によって前記冷媒循環系統内の可燃性冷媒を前記室外に放出させることを特徴とする空気調和機。
  7. 請求項5又は6に記載の空気調和機において、
    前記室外ユニット内に設けた室外冷媒検知手段を有し、
    前記漏洩監視制御手段では、前記室内冷媒検知手段による漏洩可燃性冷媒の検知を開始するとともに前記室外冷媒検知手段による漏洩可燃性冷媒の検知も開始して、前記室内冷媒検知手段及び前記室外冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知していないと判断したときに前記冷媒圧縮機を起動させ、前記室内冷媒検知手段又は前記室外冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知したと判断したときには前記冷媒圧縮機の運転を禁止すること、又は、前記室内冷媒検知手段又は前記室外冷媒検知手段が漏洩可燃性冷媒を検知した判断したときに前記冷媒放出手段によって前記冷媒循環系統内の可燃性冷媒を前記室外に放出させることを特徴とする空気調和機。
  8. 室内に設置された室内ユニットと、室外に設置された室外ユニットとを有し、冷媒として可燃性冷媒を使用した空気調和機において、
    前記室外ユニットの電装品を、放熱フィンを備えた密閉電装品箱に収容したことを特徴とする空気調和機。
  9. 室内に設置された室内ユニットと、室外に設置された室外ユニットとを有し、冷媒として空気よりも重い可燃性冷媒を使用した空気調和機において、
    前記室外ユニットの電装品を収容する電装品箱を、前記室外ユニット内の上部に配置したことを特徴とする空気調和機。
  10. 室内に設置された室内ユニットと、室外に設置された室外ユニットとを有し、冷媒として可燃性冷媒を使用した空気調和機において、
    前記室外ユニットの電装品を収容する電装品箱を、その他の機器を収容する第1ケースとは別の第2ケースに収容することにより、前記第1ケース内を流れる空気の流れと前記第2ケース内を流れる空気の流れとを分離したことを特徴とする空気調和機。
  11. 請求項10に記載の空気調和機において、
    前記電装品箱よりも下流側の位置で且つ前記第1ケースに収容された室外熱交換器用の室外ファンよりも上流側の位置に、前記第1ケース内と前記第2ケース内とを連通する空気通路を設けたことを特徴とする空気調和機。
  12. 請求項11に記載の空気調和機において、
    前記第2ケースを前記第1ケースの上に配置したことを特徴とする空気調和機。
  13. 請求項8,9,10,11又は12に記載の空気調和機において、
    前記室内ユニットの室外ファンのモータを、放熱フィンを備えた密閉ファンモータとしたことを特徴とする空気調和機。
  14. 請求項8,9,10,11,12又は13に記載の空気調和機において、
    前記室外ユニットの室外ファンを室外熱交換器の上流側に配置したことを特徴とする空気調和機。
  15. 請求項1,2,3,4,5,6又は7に記載の空気調和機において、
    前記室外ユニットの電装品を、放熱フィンを備えた密閉電装品箱に収容したことを特徴とする空気調和機。
  16. 請求項1,2,3,4,5,6又は7に記載の空気調和機において、
    前記室外ユニットの電装品を収容する電装品箱を、前記室外ユニット内の上部に配置したことを特徴とする空気調和機。
  17. 請求項1,2,3,4,5,6又は7に記載の空気調和機において、
    前記室内ユニットの電装品を収容する電装品箱を、その他の機器を収容する第1ケースとは別の第2ケースに収容することにより、前記第1ケース内を流れる空気の流れと前記第2ケース内を流れる空気の流れとを分離したことを特徴とする空気調和機。
  18. 請求項17に記載の空気調和機において、
    前記電装品箱よりも下流側の位置で且つ前記第1ケースに収容された室外熱交換器用の室外ファンよりも上流側の位置に、前記第1ケース内と前記第2ケース内とを連通する空気通路を設けたことを特徴とする空気調和機。
  19. 請求項18に記載の空気調和機において、
    前記第2ケースを前記第1ケースの上に配置したことを特徴とする空気調和機。
  20. 請求項15,16,17,18又は19に記載の空気調和機において、
    前記室内ユニットの室外ファンのモータを、放熱フィンを備えた密閉ファンモータとしたことを特徴とする空気調和機。
  21. 請求項15,16,17,18,19又は20に記載の空気調和機において、
    前記室外ユニットの室外ファンを室外熱交換器の上流側に配置したことを特徴とする空気調和機。
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