JP5477315B2 - 冷凍空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、可燃性冷媒を使用する空気調和装置あるいは冷凍装置の室外熱交換器に関するものである。
空気調和装置および冷凍装置の室外機は、圧縮機、熱交換器、冷媒流路切替弁とそれらを接続、連通し、冷媒を流す配管と、プロペラファンなどのファン、ファンを駆動するファンモータ、および圧縮機やファンモータに通電し制御する制御基板を収納した電気品箱を備えている。また、室外機は、圧縮機、冷媒流路切替弁、配管、電気品箱を収納する機械室と、熱交換器、ファン、ファンモータを収納する送風室とから構成され、機械室と送風室とはセパレータ板と呼ばれるしきり板でしきられている。
また、室外機の送風室に収納される熱交換器は、複数の所定の間隔で平行に配置した薄い板状のフィンに冷媒が流れる多数の伝熱管が直角に挿通され平行に配置したフィンとフィンとの間に空気を流動させ熱交換を行うプレートフィンチューブ形で、略L字形状に成形され室外機の側面部と背面部の空気の吸い込み口に沿って設けられている。ファンモータはファンモータ支え台に取り付けられてファンモータ支え台とともに熱交換器の前面側に取り付けられている。ファンモータにはプロペラファンが取り付けられ、室外機の送風室内のプロペラファン周囲には整流用のベルマウスが設置され、室外機の前面の空気の吹出し口には吹出し口から異物が挿入されプロペラファンに接触する事故を防止する事故防止用のグリルを備えている。室外機の送風室内では、ファンが回転することで、熱交換器が設置されている吸込み口である背面口あるいは側面口から室外機内へ外気を吸入し、熱交換器に導き通過させ、吹出し口であるグリルのある前面口から排出される。
また、送風室に収納される熱交換器は、複数の板状のフィンが所定の間隔で平行に配置したものに伝熱管が直角に挿通されたものを一列とし、フィン間を空気が通過する方向に複数列設けることで構成されている。製造上の作りやすさやコストを考慮して、各列の伝熱管の仕様は同一であることが多いが、熱交換器の空気側圧損を考慮して、風上側の熱交換器の伝熱管の管径を小さくする場合もある。例えば、特許文献1は、室外機の筐体内に設けられた第1の熱交換器と第1の熱交換器より背面すなわち吸い込み口側に第1の熱交換器と平行に第2の熱交換器が設けられた構成において、第1の熱交換器を構成する伝熱管の管径を、第2の熱交換器を構成する伝熱管の管径よりも大きな管径に設定し、熱交換器の通風抵抗を低減して騒音低減をするというものである。ただし、伝熱管の管径を小さくすると伝熱管とフィンとの接触面積が小さくなり、熱交換性能が下がるため、フィンピッチすなわちフィンとフィンとの間を狭くしてフィンの数を増やし、フィンと通過する空気との接触量を増やすという工夫が必要になる。
特開平8−270985号公報(第4頁、第2−3図)
近年、地球環境への関心が高まるにつれてオゾン層の破壊や地球の温暖化に大きな影響を与えない、地球温暖化係数(Global Warming Potential、以下GWPという)の低い冷媒の使用が検討されている。家庭用、業務用の装置も、地球の温暖化防止のため、GWPの低い冷媒を使用することが求められ、プロパン、ブタン、イソブタンなどのHC(炭化水素)冷媒の使用が検討されている。しかしながら、HC冷媒のプロパン、ブタン、イソブタンは可燃性冷媒であり、HC冷媒を使用する際には引火しないように安全性を確保する必要があるという課題がある。
一方、空気調和装置および冷凍装置の室外機では、熱交換器を構成する複数の伝熱管をU字管などでつなぎ、冷媒が流れる流路すなわちパスを形成させている。このとき、伝熱管とU字管をろう付けにて接続している。加えて複数パスを備える熱交換器では冷媒を分流するためのヘッダー、ディストリビュータなどの分岐管を備える必要があり、熱交換器の伝熱管と分岐管とをろう付けにて接続している。しかしながら、空気調和装置および冷凍装置の室外機は、設置される環境の影響により疲労破壊などで熱交換器の伝熱管や伝熱管のろう付け部分に亀裂が生じて冷媒漏れが発生するという課題がある。
特に、可燃性冷媒を使用した空気調和装置あるいは冷凍装置の場合は、冷媒漏れが発生すると、冷媒に引火する可能性があり、対策が必要であるという課題がある。
加えて、熱交換器は、伝熱管は同一仕様のもので構成されているため、伝熱管の耐久性は一様であり、熱交換器の疲労破壊はどこから始まるかわからず、室外機の外周側の熱交換器の伝熱管あるいは伝熱管のろう付け部から疲労破壊が始まり冷媒が漏れ出すと、室外機の外部に可燃性冷媒が滞留し、滞留した可燃性冷媒に引火する可能性が高くなるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、可燃性冷媒を封入し循環させる冷媒回路を有する室外機において、冷媒回路を構成する室外熱交換器の伝熱管に疲労破壊が発生し冷媒漏れが生じても、可燃性冷媒が室外機の外部に流出、滞留し、引火することが抑制された信頼性と安全性に優れた空気調和装置および冷凍装置を得ることを目的としたものである。
この発明は、室外機内に設けられ複数列の熱交換器列から構成され可燃性冷媒を循環させる冷媒回路を構成する室外熱交換器において、吸込み口あるいは吹出し口を有する室外機の壁面の近傍であって、室外熱交換器の複数列の熱交換器列のうち、送風機に対して最も遠くに配置された第1の熱交換器列と、第1の熱交換器列に対して送風機側に配置された第2の熱交換器列と、を備え、第1の熱交換器列の伝熱管の肉厚と外径の比が第2の熱交換器列の伝熱管の肉厚と外径の比より大きい伝熱管で構成されたされたものである。
この発明は、複数列の熱交換器列を有する室外熱交換器において、吸込み口あるいは吹出し口を有する壁面の近傍であって、室外熱交換器の複数列の熱交換器列のうち、送風機に対して最も遠くに配置された第1の熱交換器列と、第1の熱交換器列に対して送風機側に配置された第2の熱交換器列と、を備え、第1の熱交換器列の伝熱管の肉厚と外径の比が第2の熱交換器列の伝熱管の肉厚と外径の比より大きい伝熱管で構成し、第2の熱交換器列の熱交換器列の伝熱管側から疲労破壊が発生するようにしたので、伝熱管に疲労破壊が発生しても、室外機の外部に流出、滞留し、引火することが抑制された信頼性と安全性に優れた空気調和装置および冷凍装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る空気調和装置あるいは冷凍装置の室外機の上面図である。 この発明の実施の形態1に係る空気調和装置あるいは冷凍装置の室外機の正面図である。 この発明の実施の形態1に係る室外機および室内機の冷媒回路図である。 この発明の実施の形態1に係る室外熱交換器の概略上面図である。 この発明の実施の形態1に係る室外熱交換器の概略側面図である。 この発明の実施の形態1に係る熱交換器の伝熱管の耐圧強度の説明図である。 この発明の実施の形態1に係る熱交換器の伝熱管の別の耐圧強度の説明図である。 この発明の実施の形態1に係る室外熱交換器の伝熱管配置図である。 この発明の実施の形態2に係る室外熱交換器の伝熱管配置図である。 この発明の実施の形態3に係る室外熱交換器のパスパターンの第1の説明図である。 この発明の実施の形態3に係る室外熱交換器のパスパターンの第2の説明図である。 この発明の実施の形態3に係る室外熱交換器のパスパターンの補足説明図である。 この発明の実施の形態3に係る室外熱交換器のパスパターンの別の補足説明図である。
実施の形態1.
図1は空気調和装置及び冷凍装置の室外機の内部を上面から見た上面図であり、図2は図1の室外機の前面図である。
室外機1は、図1および図2のように前面側から見て左側に室外熱交換器4、室外ファン5、ファンモータ6、ファンモータ支え台7等を収納した送風室2と、右側に圧縮機8、膨張弁9、ガス分流管10、液分流管11などの冷媒回路部品を収納した機械室3を備え、送風室2と機械室3は板金などの不燃性の材料で構成されたセパレータ板12にて仕切られている。
また、室外機1は、背面側および左側面側に空気の吸込み口となる背面口13と側面口14を有し、前面側に空気の吹出し口となる前面口15を有している。残りの背面部16、右側面側部17、前面部18、左側面部19は、板金などの不燃性の材料で構成されおり、天板20、底板21も同じく、板金などの不燃性の材料で構成された筐体である。なお、左側面部の側面口14は筐体の左側面部19に設けられ左側面部19の一部が開口された開口部であり、前面口15も筐体の前面部18に設けられ前面部18の一部が開口された開口部である。背面口13も筐体の背面部16に設けられているが背面部16のほぼ全面が開口され、背面口13の全面に渡って室外熱交換器4が設けられている。
なお、図では側面口を左側面側に設定されているが、これは、右側面側に有しても構わず、また、両側面に有しても構わない。また、どちらの側面にも側面口を有さなくても構わない。熱交換器の大きさに合わせた空気の吸込み量とするため、吸込み口の面積も調整が行われる。
次に、送風室2について、図1および図2にて説明する。送風室2には、図1のように室外機1の背面側から側面側に沿うように略L字形状に成形された室外熱交換器4が背面口13および側面口14に設けられており、室外熱交換器4の前面側にはファンモータ6がファンモータ支え台7に取り付けられて備えられている。ファンモータ6には室外ファンなどの室外ファン5が取り付けられており、室外ファン5はプロペラファンなどが一般的で、室外ファン5の前方には、室外機1の前面口15が設けられている。室外ファン5はファンモータ6によって回転させられる。室外ファン5の周囲には室外ファン5の回転によって引き起こされる気流を整流するベルマウス22が設けられており、室外ファン5によって吸入された空気を室外ファン5前方の前面口15から室外機1の外にスムーズに排出する働きを行っている。また、室外機1の前面口15には前面口15から異物が挿入され回転する室外ファン5に接触する事故を防止する事故防止用のグリル23を備えている。なお、ベルマウス22もグリル23同様、前面口15に設けられている。
このような構成によって、室外機1の送風室2では、室外ファン5が回転すると吸込み口である背面口13や側面口14から室外機1外の外気を送風室2内に吸込み、室外熱交換器4に外気を導き通過させ、室外ファン5を介して吹出し口である前面口15から室外機1外へ排出される。なお、吸入した外気は室外熱交換器4で内部を流れる冷媒と熱交換が行われる。
続いて、機械室3について説明する。図1の機械室3には、圧縮機8や膨張弁9などの冷媒回路部品が収納されるとともに、圧縮機8、室外熱交換器4、膨張弁9等は配管で接続され冷媒が封入される室外機側の冷媒回路部を形成している。また、図2のように圧縮機8の上部に電気品箱24が備えられている。
また、室外熱交換器4は上下方向に複数の伝熱管25が並び配列された伝熱管の列を1列とし、室外ファン5によって導かれる外気が通過する方向に複数列設けられ構成されている。この複数段、複数列の伝熱管25を使って複数の冷媒の流路すなわちパスを有するように、伝熱管25が接続されているが、この複数のパスに冷媒が効率良く流れ熱交換されるように、流れる冷媒を分流するガス分流管10、液分流管11が設けられている。このガス分流管10を介して室外熱交換器4と圧縮機8とが接続され、液分流管11を介して室外熱交換器4と膨張弁9が接続されている。
これらのガス分流管10、液分流管11と伝熱管25とに接続されている室外熱交換器4の端部側26は、機械室3の中に設けられており、機械室3の左側の壁面は、セパレータ12と室外熱交換4とによって形成されている。
また、電気品箱24は板金などの不燃性の材料で構成された長方体状の筐体であり、セパレータ板12と室外機1の右側面部17、前面部18と接続され、圧縮機8の上方に取り付けられている。但し、電気品箱24と機械室側背面部16aとは密着されず、その空間には、圧縮機8や室内熱交換器4などと接続される配管が収納されている。
機械室3内の冷媒部品の接続構成を、図3を用いて、説明する。図3は室外機1および室内機27にて構成される冷媒回路の概略図である。
室外機1の機械室3に設置された圧縮機8はガス分流管10を介して室外熱交換器4の2つある一方の接続口と配管にて接続されている。同様に配管にて、室外熱交換器4の他方は液分流管11を介して膨張弁9に接続され、膨張弁9はさらに室外機1の接続口28aに配管にて接続されている。室外機1のもう一方の接続口28bは圧縮機8と配管にて接続されている。なお、冷媒の流路を切り替えて、冷房運転と暖房運転を切り替えるため、図3のように圧縮機8とガス分流管10および接続口28bが接続される配管上に切替弁29を設けているが、冷媒の流路を切り替えについては後述する。
室内機27には、室内熱交換器30が配置され、室内熱交換器30の2つある一方の接続口は室内機27の接続口28cと他方の接続口には接続口28dが接続されている。
このように構成された室外機1と室内機27において、室外機1の接続口28a、28bと室内機の接続口28c、28dとを延長配管31a、31bにて接続することにより、室外機1と室内機27の間で、冷凍サイクルを行うことができる冷媒回路が構成され、この冷媒回路内に冷媒が封入される。すなわち、圧縮機8、室外熱交換器4、膨張弁9、室内熱交換器30が環状に接続されて冷媒回路が構成され、この冷媒回路内に冷媒は封入され、封入された冷媒は圧縮、凝縮、膨張、蒸発を繰り返し循環する冷凍サイクルを行う。これによって、室外機1と室内機27とは冷房あるいは暖房を行うことができる。
例えば、図3における冷房運転は、破線の矢印の経路のように、圧縮機8で圧縮された冷媒は室外熱交換器4に送られ、室外熱交換器4にて室外ファン5によって室外熱交換器4に送風された外気と熱交換し凝縮され、膨張弁9に送られる。膨張弁9に送られた冷媒は膨張弁9にて膨張すなわち減圧され、延長配管31aを経て、室内熱交換器30に送られる。室内熱交換器30に送られた冷媒は、室内ファン32にて室内熱交換器30に送風された部屋の空気と熱交換し蒸発され、延長配管31bを経て、再び圧縮機8に戻る。このような経路にて冷媒が循環され冷房が行われる。なお、冷房運転では切替弁29は、圧縮機8の冷媒を吸入する側と接続口28aとを接続し、圧縮機8の冷媒を吐出する側と室外熱交換4とを接続するように流路を切り替えている。
また、暖房運転では、実線の矢印の経路のように、圧縮機8で圧縮された冷媒は、延長配管31bを経て、室内熱交換器30に送られる。室内熱交換器30に送られた冷媒は室内ファン32によって室内熱交換器30に送風された部屋の空気と熱交換し凝縮され、延長配管31aを経て、膨張弁9に送られる。膨張弁9に送られた冷媒は膨張弁9にて減圧され、室外熱交換器4に送られる。室外熱交換器4に送られた冷媒は、室外ファン5にて室外熱交換器4に送風された外気と熱交換し蒸発され、再び圧縮機8に戻る。このような経路にて冷媒が循環され暖房が行われる。なお、暖房運転では切替弁29は、圧縮機8の冷媒を吸入する側と室外熱交換4とを接続し、圧縮機8の冷媒を吐出する側と接続口28aを接続するように流路を切り替えている。
なお、図3では室外機1と室内機27を擁する空気調和装置を例に説明したが、ショーケースなどの冷凍装置であっても、冷媒回路の構成と冷凍サイクルの流れは同じである。室内機27の変わりに接続される負荷装置には負荷装置側熱交換器を備え、室外機と負荷装置とを延長配管にて接続し、圧縮機8、室外熱交換器4、膨張弁9、負荷側熱交換器にて形成される冷媒回路を構成し、この冷媒回路内で冷媒が循環し冷凍サイクルを繰り返すことによって負荷装置の庫内の冷却を行う。
また、電気品箱24には、圧縮機8やファンモータ6を駆動するとともに膨張弁9を制御する制御基板が収納されている。制御基板は冷媒の循環量を制御することによって、空気調和装置では、室内機27の室内熱交換器30と室外機1の室外熱交換器4との熱交換量を制御して、室内機27が置かれている部屋の空調を行っている。また、冷凍装置でも、同様で、制御基板が、負荷装置の負荷側熱交換器と室外機1の室外熱交換器4との熱交換量を制御して、負荷装置の庫内の冷却を行っている。
また、冷媒回路内に封入し循環させる冷媒は、近年では、地球環境のためGWPの低いHC(炭化水素)冷媒の使用が求められつつある。HC冷媒とはプロパン、ブタン、イソブタンなどの可燃性の冷媒であり、冷媒回路中に封入された状態では問題ないが、冷媒回路が破損し外部に漏れた場合には、引火して火災を発生しないような対策が必要という課題がある。
図4は室外熱交換器4を上面から見た概略図であり、図5は室外熱交換器4を側面から見た概略図である。なお、図5(a)は風が手前側に流れる方向であり、図5(b)はその断面図すなわち風の流れる方向と直角方向から見た図である。室外熱交換器4はフィン部33と伝熱管25から構成されるプレートフィンチューブ形で、図4あるいは図1に示すように室外機1の背面と側面に沿う形状となるように略L字形状に成形されている。
図5(a)のように、フィン部33は複数の薄い板状フィン34を所定の間隔で平行に配置したもので、図5(b)のようにフィン34の上下方向には伝熱管25を挿通する複数の貫通穴35が設けられている。また、平行に配置したフィン間には、空気が流動する。
伝熱管25は、一本の管をヘアピン状に折り曲げ形成した2本の管部36a、36bがフィン部33の一方の側からそれぞれフィン部33に直交するように隣接する貫通穴35に挿通され、挿通された管の管端部が他方の側から突出した複数のヘアピン管36と、隣接するヘアピン管36の管端部どうしを接続するU字管37とから構成されている。ヘアピン管36とU字管37とはろう付けにて接続され、熱交換器4を冷媒が巡る流路を形成することができる。なお、フィン34はアルミ材、ヘアピン管36やU字管37などの伝熱管25は銅管から構成されることが多い。
このように構成される熱交換器において、フィン部33の上下方向に複数の伝熱管25が並び設けられた熱交換器列を1列とし、これを送風により空気が通過する方向すなわちフィン部33の幅方向に複数列設けて、室外熱交換器4としている。空気は、室外熱交換器4に対して列方向、すなわち、フィン部33に対して略直交方向に流れ、フィン34間を通過していく。例えば、図4では、室外機1の背面口13あるいは側面口14に近い側すなわち風上側から熱交換器4a、4b、4cと併設し、室外熱交換器4としている。なお、室外熱交換器4は、3列とは限らず、1列、2列あるいは4列以上の場合もある。
また、室外熱交換器4には、複数の冷媒の流路を有するように、伝熱管25とU字管37が接続されパスが生成されているため、複数ある室外熱交換器4の冷媒の出入り口には、冷媒を分流あるいは合流するガス分流管10や液分流管11が接続されている。これらの分流管も室外熱交換器4の冷媒の出入り口となっている伝熱管25にろう付けにて接続されている。
なお、ヘアピン管36とU字管37とのろう付け部38やガス分流管10や液分流管11のろう付け部39、40は、室外熱交換器4の一方の端部にまとめて設けられている。これらろう付け部は劣化しやすいため、ろう付け部のある室外熱交換器4の端部26は、風雨などの外部の環境の影響を受けにくい室外機1の機械室3の中に配置されている。
このような構成により、室外熱交換器4ではフィン34間を空気が流動し伝熱管25を通過する冷媒とフィン34間を流動する空気とで熱交換が行われる。
しかしながら、室外熱交換器4、特に、伝熱管25は、送風室2の背面口13および側面口14に設置されているため、外部の環境変化の影響を受けやすく、風雨にも直接当たることも多いため、耐久性の低下により亀裂が入り破壊に至るケース多い。これは伝熱管25の外部あるいは内部からの1回の大きな衝撃による破壊ではなく、外気の温湿度、風雨などの影響や内部を流れる冷媒の圧力や温度変化により、伝熱管25が膨張と収縮を繰り返し、時間とともに金属疲労が生じた結果であることが多い。また、ヘアピン管36とU字管37とのろう付け部38やガス分流管10や液分流管11のろう付け部38,40も、例え、機械室3に収納して、外部の環境の影響を抑制しても、ろう付け部の耐久性の低下により亀裂が入り破壊に至るケースも多い。
なお、室外熱交換器4の伝熱管25や伝熱管25のろう付け部の疲労破壊は、圧縮機8などの大容量の容器の破裂と異なり、室外機1の外郭を変形するほどの力はない
空気調和機あるいは冷凍装置が運転中に送風室2内の熱交換器4の伝熱管25に亀裂が発生した場合、亀裂部から漏洩した冷媒は室外ファン5の回転によって生じる気流によって前面口15から強制的に排出・拡散される。また機械室3内のU字管37、ガス分流管10や液分流管11のろう付け部の亀裂部から漏洩した冷媒は、熱交換器4と機械室側背面部16aの隙間から漏れた後、室外ファン5の回転によって生じる気流によって送風室2の背面口13から吸い込まれ、前面口15から強制的に拡散される。いずれにせよ強制的に拡散されて濃度が薄まるので冷媒漏洩による燃焼発生の可能性は小さい。
例えば、プロパンは空気中で2.1%〜9.5%程度の濃度にならないと燃焼しないため、外気によって漏洩した冷媒が拡散されれば、引火の可能性は低くなり安全性が保てる。
一方、停止中でも室外熱交換器4の伝熱管25は外気の温度変化や風雨の影響を受けるので疲労破壊は進行する。
空気調和装置は、運転中、冷媒回路を循環する冷媒が熱交換器を介して周囲の空気と熱交換させるために、ファンにて熱交換器に送風している。すなわち、冷房運転では、室内ファン32にて室内熱交換器30に部屋の空気を送風し冷媒に吸熱させ、室外ファン5にて室外熱交換器4に外気を送風し室内熱交換器30にて冷媒が吸熱した熱を室外熱交換器4から外気に放熱する。逆に、暖房運転では、室外ファン5にて室外熱交換器4に外気を送風し冷媒に吸熱させ、室内ファン32にて室内熱交換器30に部屋の空気を送風し冷媒に吸熱させ熱によって部屋の空気を加熱する。しかし、停止中すなわち空調を行わないときは、冷媒が熱交換器を介して部屋の空気や外気などの周囲の空気と熱交換を停止させるため、ファンを停止させ熱交換器に送風は行わない。冷凍装置も、同様に、負荷装置側の庫内の温度が一定になれば、負荷装置は庫内の空気と、室外機は外気と、熱交換は行わないため、ファンを停止させる。
空気調和装置の年間の稼動時間と停止時間であるが、社団法人日本冷凍空調工業会の業務用エアコン委員会が監修している「業務用エアコンを長く安心してお使いいただくために−定期的な保守・点検のおすすめ」という冊子には運転時間2500時間/年と仮定している。1年は8760時間/年なので6260時間/年は空調を停止していることになる。
空気調和装置あるいは冷凍装置の停止中、すなわち、室外機1の室外ファン5停止中に、室外熱交換器4に疲労破壊による亀裂が生じ、室外機1の周囲に気流がない場合、送風室2内の室外熱交換器4の亀裂部から漏洩した冷媒は、室外機1の筐体内あるいは室外機1の周囲に滞留し、濃度が増大する。特に室外機1が壁際に設置される場合、壁によって拡散が遮られ壁際周辺に冷媒が滞留し、引火の危険性が高くなる。この状態に、例えば、上階から火がついたままのたばこが投げ落とされた場合、滞留冷媒に引火し室外機1の周囲に延焼する可能性がある。
特に、外気と直接触れ、送風室2および機械室3の最も筐体の内壁側に位置し、外気を送風室2に吸入する吸込み口である背面口および側面口側に配置されている熱交換器側から冷媒が漏洩すると、室外機1の周囲に流出することになる。
その対策として、本発明は外気と直接触れる、送風室2および機械室3の最も筐体の内壁側に位置し、外気を送風室2に吸入する吸込み口である背面口および側面口側に配置されている室外熱交換器4の伝熱管にて疲労破壊の発生を抑制し、万が一、疲労破壊が発生したとしても、筐体の中央部に配置された伝熱管側から疲労破壊が進み、冷媒漏洩が発生するので、室外機1の停止中には室外機1内に冷媒を滞留させ、室外機1の運転時には室外ファン5の回転によって生じる気流により、室外機1の外部へ強制的に排出・拡散させるようにしたものである。
まず、送風室2の吸込み口側すなわち風上側に配置されている熱交換器にて疲労破壊を抑制するためには、使用される伝熱管の疲労破壊を抑制する必要がある。
伝熱管の疲労破壊への耐久性について説明する。具体的には、伝熱管25を構成するヘアピン管36、U字管37、ヘアピン管36とU字管37とのろう付け部38の耐圧強度を大きくすることで、耐久性を向上させることができる。
一般に配管の耐圧強度に関しては以下の式が設定されている(例えば社団法人日本冷凍空調学会 初級標準テキスト冷凍空調技術の125頁に記載)。
t=P×D/(2×σ×η+0.8×P)+α
t:必要肉厚[mm]、P:設計圧力[MPa]、D:外径[mm]、σ:材料の許容引張り応力[N/mm2]、η:溶接継手の効率、α:腐れしろ[mm]である。
例えば、図6の表1はR410A冷媒における外径9.52mmと6.35mmの銅管の耐圧強度を計算したもので、銅管の最大圧力すなわち設計圧力を4.15MPa、銅管の許容引張り応力を61N/mm2、溶接継手の効率を0.7、腐れしろを0mmとした場合、外径9.52mmで肉厚0.45mm以上、外径6.35mmで肉厚0.30mm以上必要であるという計算結果である。外径9.52mmと6.35mmの伝熱管は一般に最もよく熱交換器に使われる管の外径であるだけで、伝熱管の外径は自由に設定できる。
この計算式と表1の計算結果より、伝熱管の外径や肉厚によらず、伝熱管に必要な設計圧力Pを得るためには、肉厚と外径の比(肉厚t/外径D)を確保すればよいということがわかる。また、計算式より、同一材料であって、引張り応力、溶接継手の効率、腐れしろが同じであれば、肉厚と外径の比(肉厚t/外径D)を大きくすれば、設計圧力Pすなわち耐圧強度を向上させた設計ができる。例えば、銅管の肉厚と外径の比が0.047にて、耐圧強度は4.15MPaであるが、銅管の肉厚と外径の比を0.084とすることにて、耐圧強度は約1・85倍の7.69MPaまでの耐圧強度が得られ、耐圧強度を上げることができる。
よって、風上側の熱交換器の伝熱管に風下側の熱交換器の伝熱管より肉厚と外径の比が大きな伝熱管を使用すれば、風上側の熱交換器に疲労破壊に対する高い耐久性を持たせることができる。
なお、R410A冷媒にて設計方法を説明しているが、HC冷媒であっても設計方法は変わらない上に、動作圧力は小さくなるので、表1の計算値でも配管の耐圧強度としては問題ない。
また、表1は、R410A冷媒における最低必要な耐圧強度であり、一般的にはこの計算結果の2倍程度の肉厚を持った銅管が使用されているので、例えば空気調和装置において、空気調和装置の室外機1が置かれている一般的な環境下で空気調和装置の製品寿命前に室外熱交換器4の伝熱管25が疲労破壊するということはほぼ無い。なお、使用される環境の違いを考慮して、表1の2倍程度の動作圧力の許容値を見込み、伝熱管の肉厚は0.8mm程度を使用しているのが一般的である。
具体的に、肉厚と外径の比を大きくし耐圧強度を向上させる方法について説明する。同一材料かつ同一外径の伝熱管の場合、伝熱管の肉厚を厚くすることによって耐圧強度を上げることができる。例えば、図7の表2の伝熱管A、Bは同一材料、同一外径で、肉厚がそれぞれ0.8mm、1.2mmと異なるものであり、表2はこれらの伝熱管の耐圧強度を計算し比較したものである。表1によれば、伝熱管Bは、肉厚の違いによって、伝熱管Aの約1.5倍の肉厚と外径の比となる一方、伝熱管Bの耐圧強度は、伝熱管Aの耐圧強度・約7.69MPaに対して約12.0MPaと、約1.56倍の耐圧強度を実現させている。
このように伝熱管の肉厚を厚くして肉厚と外径の比を大きくし耐圧強度を向上させることが可能であり、耐圧強度を変えた伝熱管を風下側、風上側に配置することにより、風上側の熱交換器の伝熱管の疲労破壊を抑制することができる。
次に、これらの伝熱管を用い熱交換器の疲労破壊に対する耐久性を上げた熱交換器の構成を説明する。
図8は、伝熱管A、Bのように同一材料かつ同一外径であって肉厚を変えた伝熱管を配置した状態の室外熱交換器4である。吸込み口側である風上側に熱交換器4a、室外ファン5配置側である風下側に熱交換器4b、4cを配置している。図8(a)はフィンと直角方向、図8(b)は図8(a)を上面側すなわち伝熱管に直角の方向から見た図である。また、熱交換器4bの風下側に配置される熱交換器4cは熱交換器4bと同一のフィンおよび伝熱管で構成されている。
図8の熱交換器4bは、外径Da、肉厚taの伝熱管41aにて構成され、熱交換器4aには、外径Db、肉厚tbの伝熱管41bにて構成されている。伝熱管41aと伝熱管41bとは外径が同一(Da=Db)であるが、肉厚は41aより41bの肉厚を厚くしている(tb>ta)。これによって、風下側の伝熱管より風上側の伝熱管の肉厚と外径の比を大きくし耐圧強度を向上させ、疲労破壊の耐久性を上げた熱交換器が構成されている。
なお、図8の室外熱交換器4において伝熱管41aと41bは肉厚が異なる以外は、形状・寸法・性能はほぼ同一なので、フィン34に設ける貫通穴35の形状・寸法は同じであり、フィンピッチa1も熱交換器4a、4bの間では同じピッチで構成できる。これによって、大きな設計変更無く、熱交換器が構成できる。
また、図8では、熱交換器4aに熱交換器4bの伝熱管より肉厚が厚い伝熱管を配置し、熱交換器4bと4cには同じ肉厚の伝熱管を配置したが、熱交換器4aと4bとの両方に熱交換器4cの伝熱管より肉厚が厚い伝熱管を配置しても構わない。これによって、熱交換器の疲労破壊に対する耐久力は向上する。
また、熱交換器4a、4b、4cの順に肉厚を厚くした伝熱管を配置しても構わない。同様に、熱交換器の疲労破壊に対する耐久力は向上する。
以上のように、風上側、風下側の熱交換器に同一材料、同一外径の伝熱管を使用した熱交換器において、室外機1の吸込み口側である風上側すなわち室外機1の筐体の内壁側に配置される熱交換器4aの伝熱管の肉厚と外径の比を大きくする、すなわち肉厚を厚くして耐圧強度を上げた室外熱交換器4が構成できるので、吸込み口側である風上側の熱交換器4aの疲労破壊に対する耐久性を向上させ、冷媒漏洩に対する信頼性と安全性が確保できる。さらに、フィン34の貫通穴35やフィン34のピッチ、ヘアピン管36を接続するU字管37などは、そのまま使用でき、室外熱交換器4の再設計を行う必要はなく、室外機1の従来と同等の熱交換性能を確保できる。
また、万が一、室外熱交換器4に疲労破壊が生じたとしても、耐圧強度の弱い風下側すなわち室外機1の筐体の中央側に配置される送風室2の室外ファン5に隣接される熱交換器4c側から疲労破壊が進むので、熱交換器4cの伝熱管に亀裂が生じ、冷媒が漏洩し始めても、室外機1の内部にて滞留する。
このとき、室外ファン5が動作していれば、冷媒が滞留して濃度が上昇する前に前面口から大気中に排出、拡散されるので、冷媒が燃焼するだけの濃度に達することなく、冷媒に引火する可能性はない。
また、室外ファン5が停止中であったとしても、冷媒は室外機1の内部に留まるとともに、室外機1の内部には発火するものはないので、冷媒に引火する可能性はない。さらに、室外機1の外部から火種をもらい、冷媒に引火したとしても、室外機1の送風室2、機械室3ともに板金などの難燃性材料にて構成されているので、内部に滞留した冷媒が短時間に燃焼するだけで、室外機1の構成部品に引火したり、室外機1の周囲に延焼したりすることは防止される。
また、ヘアピン管36とU字管37とのろう付け部38やガス分流管10や液分流管11のろう付け部38,40を有する室外熱交換器4の端部26は、板金などの難燃性材料にて構成された機械室3内に収納されており、ろう付け部から疲労破壊が始まり冷媒漏洩が発生したとしても、機械室3の内部には引火させるものおよび引火するものはなく、また、機械室3には外気を吸入したり、排出したりする大きな開口部は無いため、機械室3の外部にも延焼しない。
したがって、複数列の複数パスにて構成された熱交換器を有し可燃性の冷媒を使用する室外機において、熱交換器の伝熱管の肉厚と外径の比を変える簡単な構成の変更で伝熱管の疲労破壊に対する耐久性を向上させるとともに、万が一、伝熱管に疲労破壊が生じ、冷媒が漏洩したとしても、室外ファン動作中は室外機ファンによる大気中への拡散をし、室外ファン停止中は室外機内に滞留させることによって、冷媒に引火し室外機外に延焼することが抑制された信頼性と安全性に優れた空気調和装置あるいは冷凍装置を得ることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、肉厚と外径の比を大きくし耐圧強度を向上させる方法として、同一材料、同一外径の伝熱管において肉厚を変更して耐圧強度を変えた例を説明したが、別の肉厚と外径の比を大きくし耐圧強度を向上させる方法として、同一材料、同一肉厚の伝熱管において外径を変える方法でも構わない。すなわち、同一材料と同一肉厚伝熱管の場合、伝熱管の外径を小さくすることによって耐圧強度を上げることができる。
例えば、図7の表2の伝熱管A、Cは同一材料、同一肉厚で、外径がそれぞれ9.52mm、6.35mmと異なるものであり、表2はこれらの伝熱管の耐圧強度を計算し比較したものである。表2によれば、伝熱管Cは、肉厚の違いによって、伝熱管Aの約1.5倍の肉厚と外径の比となる一方、伝熱管Cの耐圧強度は、伝熱管Aの耐圧強度・約7.69MPaに対して約12.0MPaと、約1.56倍の耐圧強度を実現させている。
このように伝熱管の外径を小さくして肉厚と外径の比を大きくし耐圧強度を向上させることが可能であり、耐圧強度を変えた伝熱管を風下側、風上側に配置することにより、風上側の熱交換器の伝熱管の疲労破壊を抑制することができる。
次に、これらの伝熱管を用い熱交換器の疲労破壊に対する耐久性を上げた熱交換器の構成を説明する。
図9は、伝熱管A、Cのように同一材料かつ同一肉厚であって外径を変えた伝熱管を配置した状態の室外熱交換器4である。吸込み口側である風上側に熱交換器4a、室外ファン5配置側である風下側に熱交換器4b、4cを配置している。図8同様、図9(a)はフィンと直角方向、図9(b)は図9(a)を上面側すなわち伝熱管に直角の方向から見た図である。また、熱交換器4bの風下側に配置される熱交換器4cは熱交換器4bと同一のフィンおよび伝熱管で構成されている。
図9の熱交換器4bは、外径Da、肉厚taの伝熱管41aにて構成され、熱交換器4aには、外径Dc、肉厚tcの伝熱管41cにて構成されている。伝熱管41aと伝熱管41cとは肉厚が同一(ta=tb)であるが、外径は41aより41cの外径を小さくしている(Dc<Da)。これによって、風下側の伝熱管より風上側の伝熱管の耐圧強度を向上させ、疲労破壊の耐久性を上げた熱交換器が構成されている。
また、図9の室外熱交換器4おいて風上側の伝熱管41cの外径を小さくすると、ヘアピン管とU字管とのろう付け部の面積も小さくなるため、ろう付けムラやピンホールが発生しにくくなり、亀裂が生じにくくなるという効果も得られる。
なお、図9の室外熱交換器4おいて伝熱管41aと41cとは外径が異なり、外径が小さな伝熱管41cを使用した風上側の熱交換器4aは、フィンと伝熱管の接触面積が小さくなるので熱交換性能が低下する。熱交換性能の低下分は、熱交換器4aのフィンピッチをa1からa2のように狭めフィンの枚数を増やすことで、同等の熱交換性能が確保できる。
また、外径が小さな銅管になると、外径に合わせて肉厚を薄く作るといった製造には手間がかかるため、一般的には、外径に関わらず同じ肉厚の銅管が製造され、使用されることが多い。よって、特別、肉厚が違うもの作成するより、外径の異なる銅管を適用するだけの簡単な設計変更で実現可能である。
また、図9では、熱交換器4aに熱交換器4bの伝熱管より外径が小さい伝熱管を配置し、熱交換器4bと4cには同じ外径の伝熱管を配置したが、熱交換器4aと4bとの両方に熱交換器4cの伝熱管より外径が小さな伝熱管を配置しても構わない。これによって、熱交換器の疲労破壊に対する耐久力は向上する。また、熱交換器4bは外径が異なる伝熱管が混在していても構わない。
また、熱交換器4a、4b、4cの順に外径を小さくした伝熱管を配置しても構わない。同様に、熱交換器の疲労破壊に対する耐久力は向上する。
以上のように、風上側、風下側の熱交換器に同一材料、同一肉厚の伝熱管を使用した熱交換器において、室外機1の吸込み口側である風上側すなわち室外機1の筐体の内壁側に配置される熱交換器4aの伝熱管の肉厚と外径の比を大きくする、すなわち外径を小さくして耐圧強度を上げた室外熱交換器4が構成できるので、吸込み口側である風上側の熱交換器4aの疲労破壊に対する耐久性を向上させ、冷媒漏洩に対する信頼性と安全性が確保できる。さらに、ヘアピン管とU字管とのろう付け部面積も小さくなり、ろう付けムラやピンホールが発生しにくく、ろう付け部の疲労破壊に対する信頼性も確保できる。
また、万が一、室外熱交換器4に疲労破壊が生じたとしても、耐圧強度の弱い風下側すなわち室外機1の筐体の中央側に配置される送風室2の室外ファン5に隣接された熱交換器4c側から疲労破壊が進むので、熱交換器4cの伝熱管に亀裂が生じ、冷媒が漏洩し始めても、室外機1の内部にて滞留する。
このとき、室外ファン5が動作していれば、冷媒が滞留して濃度が上昇する前に前面口から大気中に排出、拡散されるので、冷媒が燃焼するだけの濃度に達することなく、冷媒に引火する可能性はない。
また、室外ファン5が停止中であったとしても、冷媒は室外機1の内部に留まるとともに、室外機1の内部には発火するものはないので、冷媒に引火する可能性はない。さらに、室外機1の外部から火種をもらい、冷媒に引火したとしても、室外機1の送風室2、機械室3ともに板金などの難燃性材料にて構成されているので、内部に滞留した冷媒だけが短時間で燃焼するだけで、室外機1に引火したり、室外機1の周囲に延焼したりすることは防止される。
また、ヘアピン管36とU字管37とのろう付け部38やガス分流管10や液分流管11のろう付け部38,40を有する室外熱交換器4の端部26は、板金などの難燃性材料にて構成された機械室3内に収納されているため、ろう付け部から疲労破壊が始まり冷媒漏洩が発生したとしても、機械室3の内部には引火させるものおよび引火するものはなく、また、機械室3には外気を吸入したり、排出したりする大きな開口部は無いため、機械室3の外部にも延焼しない。
したがって、複数列の複数パスにて構成された熱交換器を有し可燃性の冷媒を使用する室外機において、熱交換器の伝熱管の肉厚と外径の比を変える簡単な構成の変更で伝熱管の疲労破壊に対する耐久性を向上させるとともに、万が一、伝熱管に疲労破壊が生じ、冷媒が漏洩したとしても、室外ファン動作中は室外機ファンによる大気中への拡散し、室外ファン停止中は室外機内に滞留させることによって、冷媒に引火し室外機外に延焼することが抑制された信頼性と安全性に優れた空気調和装置あるいは冷凍装置を得ることができる。
実施の形態3.
実施の形態1、2では、風上側の熱交換器の伝熱管の肉厚と外径の比を大きくし耐圧強度を向上させ、風上側の熱交換器の伝熱管の疲労破壊を抑制する方法について説明してきた。しかし、風上側の熱交換器の伝熱管の疲労破壊の耐久性を向上させても、伝熱管のろう付け部のうち疲労破壊に対して弱い部分、例えば、分流手段のろう付け部などが分散配置されているので、風上側にこの脆弱部分が配置され、この脆弱部分から疲労破壊が始まり、室外機外に冷媒が漏洩する可能性がある。
そこで、分流手段などのろう付け部を熱交換器の風上側から風下側へ配置させ、風上側に疲労破壊の耐久性を向上させたものを集中配置する。すなわち、熱交換器の風上側には疲労破壊の耐久性が低い分流手段などは配置しない。このような構成を行うことによって、室外熱交換器全体の疲労破壊の耐久性を向上させることができる。その構成について説明する。
図10は、一般的な熱交換器のパスパターンすなわち熱交換器内の冷媒の流路と伝熱管および分流管の配置を示す図である。伝熱管25内の矢印は冷房運転時の冷媒の流れる方向を示し、熱交換器4aから4cの方向に空気が室外ファン5によって強制的に流されている。一般的に空気調和装置及び冷凍装置の熱交換器のパスは冷媒と空気が対抗流になるように設置され、図10でも、冷媒は熱交換器4cから4aの方向に流れるように配置されている。この状態では、風上側すなわち室外機1の吸込み口側の熱交換器4aの伝熱管と液分流管11が接続される構成となっており、分流管のろう付け部が室外機1の吸込み口側に配置されることになる。
一般的に分流管は冷凍回路内に複数形成した冷媒の流路を一つに合流させる、あるいは分流するためのもので、複数の配管がろう付けで接続される。したがって、ろう付け範囲も大きくなり、他のろう付け部より疲労破壊も発生しやすく、分流管のろう付け部が室外機1の吸込み口側に配置されると、分流管のろう付け部が疲労破壊したとき、室外機1外へ冷媒が漏洩する可能性が大きくなる。また、室外機1の吸込み口側は外部の環境変化の影響を受けやすい配置である。そこで、分流管が風上側すなわち吸込み口側の熱交換器4aの伝熱管と接続され、吸込み口側に配置されないようにする。
図11は、熱交換器のパスパターンを変更し、分流管を風下側すなわち室外機1の筐体中央部の熱交換器に配置したものである。図10同様、伝熱管内の矢印は冷房運転時の冷媒の流れる方向を示し、熱交換器4aから4cの方向に空気が室外ファンによって強制的に流されている。図11の場合も図10同様、熱交換器のパスは冷媒と空気が対抗流になるように冷媒は熱交換器4cから4aの方向に流れるように熱交換器4c、4b、4aの順に配置されているが、パスは熱交換器4aに到達した後、熱交換器4bに流れるように配置され、熱交換器4bの伝熱管から液分流管11が接続される構成としている。
これによって、液分流管11は風下側、室外機1の筐体中央部に配置されるので、ろう付け部が疲労破壊し冷媒が漏洩しても、室外機1の内部、室外熱交換4の端部26が配置されている機械室3の内部に滞留させることができ、冷媒は室外機1外へ漏洩することを抑制することができる。
なお、ガス分流管10は、図10でも図11でも、冷媒の流れ上、熱交換器4cの伝熱管と接続され、室外熱交換器4の風上側へ配置されることはない。よって、ろう付け部が疲労破壊し冷媒が漏洩しても、機械室3の内部に滞留する。
これによって、万が一、室外ファン5が停止中に室外熱交換器4に疲労破壊が生じたとしても、冷媒は室外機1の内部に留まるとともに、室外機1の内部には発火するものはないので、冷媒に引火することはない。さらに、室外機1の外部から火種をもらい、冷媒に引火したとしても、室外機1の送風室2、機械室3ともに板金などの難燃性材料にて構成されているので、内部に滞留した冷媒だけが短時間で燃焼するだけで、室外機1に引火したり、室外機1外で引火し周囲を延焼したりすることは防止される。
また、室外ファン5が動作していれば、冷媒が滞留して濃度が上昇する前に前面口から大気中に排出、拡散されるので、冷媒が燃焼するだけの濃度に達することなく、冷媒に引火することはない。
なお、熱交換器のパスパターンを変更した場合、熱交換性能が低下することが考えられるが、パスの最終段の1段が風上側に戻るだけなので、著しい熱交換性能の低下は発生することはない。例え、熱交換性能が低下したとしても、フィンピッチを狭めフィン枚数を増加させたり、段数を変更したりする小さな変更により、回復可能な程度の低下である。
また、風下側の熱交換器4b、4cの伝熱管にガス分流管10、液分流管11が接続されるように配置し、実施の形態1、2のように風下側の熱交換器の伝熱管より風上側の熱交換器の伝熱管の肉厚と外径の比を大きくし耐圧強度を向上させた配置とすることにより、室外熱交換器全体の疲労破壊の耐久性を向上させ、疲労破壊が発生したときの安全性も確保できる。
例えば、図12は風上側すなわち吸込み口側の熱交換器の伝熱管に外径が小さなものを使用した場合の構成の模式図であるが、室外ファン5配置側である風下側の熱交換器4cの伝熱管には外径の大きな伝熱管41aが配置され、吸込み口側である風上側の熱交換器4aの伝熱管には外径の小さな伝熱管41cが配置されている。また、パスとしては、図11同様、破線の矢印のように冷媒が流れるように、パスが組まれている。よって、冷媒は、熱交換器4c、4bの外径の大きな伝熱管41aを順に通過し、熱交換器4aの外径の小さな伝熱管41cに入る。熱交換器4aの外径の小さな伝熱管41cを通過した後、再び、熱交換器4bに入るが、このときは、熱交換器4bの外径の小さな伝熱管41cを通過して、液分流管11へ流れる経路となる。なお、熱交換器4bは伝熱管41aと41cが混在する構成にて、熱交換器4bは伝熱管41cで統一されていても構わない。すなわち、熱交換器4cから熱交換器4bに入るとき、外径の大きな伝熱管41aとしたが、外径の小さな伝熱管41cで構成されても構わない。外径の小さな伝熱管41cで構成されると熱交換性能の低下が予想されるが、熱交換器4b、4aのフィンピッチを狭めフィン枚数を増加させる調整を行うことで、熱交換性能の低下は抑制できる。
これによって、分流管を風下側すなわち筐体中央部に配置できるとともに、風上側すなわち吸込み口側の熱交換器の耐圧強度を上げ、室外熱交換器全体の疲労破壊の耐久性を向上させ、万が一、疲労破壊が発生したとしても、室外機1内部に漏洩した冷媒を留めることができ、安全性を確保できる。
また、図13は風上側すなわち吸込み口側の熱交換器の伝熱管に肉厚が厚いものを使用した場合の構成の模式図であるが、室外ファン5配置側である風下側の熱交換器4cの伝熱管には肉厚が薄い伝熱管41aが配置され、吸込み口側である風上側の熱交換器4aの伝熱管には肉厚が厚い伝熱管41bが配置されている。また、パスとしては、図11同様、破線の矢印のように冷媒が流れるように、パスが組まれている。よって、冷媒は、熱交換器4c、4bの肉厚が薄い伝熱管41aを順に通過し、熱交換器4aの肉厚が厚い伝熱管41bに入る。熱交換器4aの肉厚が厚い伝熱管41bを通過した後、再び、熱交換器4bに入るが、このときは、熱交換器4bの肉厚が薄い伝熱管41aを通過して、液分流管11へ流れる経路となる。図13は図12と異なり、伝熱管の外径が同じであり、伝熱管の伝熱性能はほぼ同じであるか、熱交換器4b上に種類の異なる伝熱管を配置する必要はない。また、熱交換性能の低下はほぼ起きないので、熱交換器4b、4aのフィンピッチの調整も必要ない。
さらに従来の部品と寸法にて構成することができ、パスの変更にともなう構成部品の再設計をする必要もない。
これによって、分流管を風下側すなわち筐体中央部に配置できるとともに、風上側すなわち吸込み口側の熱交換器の耐圧強度を上げ、室外熱交換器全体の疲労破壊の耐久性を向上させ、万が一、疲労破壊が発生したとしても、疲労破壊に対する耐久性が劣る筐体中央部に配置した熱交換器側から疲労破壊が進み、室外機1内部に漏洩した冷媒を留めることができ、安全性を確保できる。
以上のように、室外熱交換器4のパスを変更することにより分流管を室外機1の風下側すなわち筐体中央部に配置する構成としたので、疲労破壊に対する耐久性が向上するとともに、ろう付け部が疲労破壊し冷媒が漏洩しても、疲労破壊に対する耐久性が劣る筐体中央部に配置したろう付け部側から疲労破壊が発生し、室外機1の内部に滞留させることができ、冷媒は室外機1外へ漏洩することを抑制することができる。
さらに、室外機1の風上側すなわち吸込み口側に配置される熱交換器4aの伝熱管の肉厚と外径の比を大きくし耐圧強度を上げた構成とすることで、室外熱交換器全体の疲労破壊の耐久性を向上させ、疲労破壊が発生したときの安全性も確保できる。
したがって、複数列の複数パスにて構成された熱交換器を有し可燃性の冷媒を使用する室外機において、室外熱交換器のパスを変更し分流管の位置を変更するとともに室外熱交換器の伝熱管の肉厚と外径の比を変える簡単な構成の変更で伝熱管の疲労破壊に対する耐久性と分流管のろう付け部の耐久性を向上させるとともに、万が一、伝熱管や分流管のろう付け部に疲労破壊が生じ、冷媒が漏洩したとしても、室外ファン動作中は室外機ファンによる大気中への拡散をし、室外ファン停止中は室外機内に滞留させることによって、冷媒に引火し室外機外に延焼することが抑制された信頼性と安全性に優れた空気調和装置あるいは冷凍装置を得ることができる。
1 室外機
2 送風室
3 機械室
4 室外熱交換器
4a 第1の熱交換器
4b 第2の熱交換器
4c 第3の熱交換器
5 室外ファン(プロペラファン)
6 ファンモータ
7 ファンモータ支え板
8 圧縮機
9 膨張弁
10 ガス分流管
11 液分流管
12 セパレータ板
13 背面口
14 側面口
15 前面口
16 背面部
17 右側面部
18 前面部
19 左側面部
20 天板
21 底板
22 ベルマウス
23 グリル
24 電気品箱
25 伝熱管
25a 第1の熱交換器の伝熱管
25b 第2の熱交換器の伝熱管
25c 第3の熱交換器の伝熱管
26 室外熱交換器端部
27 室内機
28a,28b 室外機側接続口
28c,28d 室内機側接続口
29 切替弁
30 室内熱交換器
31a,31b 延長配管
32 室内ファン
33 フィン部
34 フィン
35 貫通穴
36 ヘアピン管
37 U字管
38 U字管ろう付け部
39 ガス分流管ろう付け部
40 液分流管ろう付け部
41a 伝熱管1
41b 伝熱管2
41c 伝熱管3

Claims (5)

  1. 吸込み口を有する第1の壁面と吹出し口を有する第2の壁面とで形成された筐体で構成され可燃性冷媒を循環させる冷媒回路が設けられた室外機と、前記冷媒回路を構成し前記可燃性冷媒を循環させる伝熱管を有する複数列の熱交換器列から構成された室外熱交換器と、前記室外機内に設けられ前記吸込み口を介し前記室外熱交換器の列方向に外気を流し前記吹出し口から前記室外機外へ排出する送風機と、前記第1の壁面あるいは前記第2の壁面の近傍であって、前記複数列の熱交換器列のうち、前記送風機に対して最も遠くに配置された第1の熱交換器列と、前記第1の熱交換器列に対して前記送風機側に配置された第2の熱交換器列と、を備え、前記第1の熱交換器列の伝熱管の肉厚と外径との比が前記第2の熱交換器列の伝熱管の肉厚と外径の比より大きい伝熱管で構成されたことを特徴とする冷凍空調装置。
  2. 前記第1の熱交換器列の伝熱管は前記第2の熱交換器列の伝熱管より肉厚が厚い伝熱管で構成されたことを特徴とする請求項1に記載の冷凍空調装置。
  3. 前記第1の熱交換器列の伝熱管は前記第2の熱交換器列の伝熱管より外径が小さい伝熱管で構成されたことを特徴とする請求項1に記載の冷凍空調装置。
  4. 前記室外熱交換器は液分流管とガス分流管とを備え、前記液分流管と前記ガス分流管とは前記第2の熱交換器列に接続されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の冷凍空調装置。
  5. 前記可燃性冷媒はプロパン、ブタン、イソブタンなどのHC冷媒であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の冷凍空調装置。
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