JP2011151113A - キャパシタ、該キャパシタを備える半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

キャパシタ、該キャパシタを備える半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アスペクト比の高い電極を上下に接続して、静電容量の大きいキャパシタを形成する際、電極間の剥離を防止し、電極の倒壊を抑制する。
【解決手段】導電膜を外壁に有する下部電極30と、該下部電極の導電膜に対して、容量絶縁膜を介して形成された上部電極とを有するキャパシタにおいて、下部電極は少なくとも2層の積層構造であって、該積層構造は、下層側電極18に設けた掘り込み部に上層側電極22の底部が埋め込まれた構造であるキャパシタ。
【選択図】図10

Description

本発明は新規なキャパシタ構造及び該キャパシタを備える半導体装置、並びにこれらの製造方法に関する。
半導体装置の微細化の進展に伴い、DRAM(Dynamic Random Access Memory)素子を構成するメモリセルの面積も縮小している。メモリセルを構成するキャパシタにおいて十分な静電容量を確保するために、キャパシタを立体形状に形成することが一般に行われている。具体的にはキャパシタの下部電極をシリンダ型(円筒型)または柱型に形成して、側壁部分をキャパシタの電極として利用することで表面積を拡大することが可能となる。キャパシタ電極の表面積を増加させるために、複数の電極を積層して1つの下部電極とする手法も提案されている(特許文献1)。
また、メモリセルの面積縮小に伴い、キャパシタの下部電極の底部の面積も縮小しており、シリンダ型のキャパシタの外壁を露出させて電極として使用する場合に、製造工程の途中で下部電極が倒れて隣接する下部電極と短絡する現象(倒壊)が起き易くなっている。この電極の倒壊を抑制するために、下部電極間に支えとなるサポート膜を配置する技術が提案されている(特許文献2)。
特開2004−311918号公報 特開2003−297952号公報
キャパシタを形成する際に、複数(例えば2つ)の下部電極を積層して、表面積の大きい1つの下部電極を形成しようとすると、上層側の電極と下層側の電極の接続部分の強度が低下しやすいという問題があった。特に、アスペクト比の高い電極を上下に接続しようとすると接続強度の不足から、接合部分で電極間の剥離が発生し、電極の倒壊が起きやすいという問題があった。
このため、アスペクト比の高い電極を上下に接続して、静電容量の大きいキャパシタを形成することが困難であり、微細化に対応したDRAM素子を製造することができなかった。
本発明の一実施形態によれば、
導電膜を外壁に有する下部電極と、
該下部電極の導電膜に対して、容量絶縁膜を介して形成された上部電極と
を有するキャパシタにおいて、
前記下部電極は少なくとも2層の積層構造であって、
前記積層構造は、下層側電極に設けた掘り込み部に上層側電極の底部が埋め込まれた構造であるキャパシタが提供される。
本実施形態によれば、複数の下部電極を積層してキャパシタ素子を形成する際に、積層した下部電極間の接合強度を向上させて、接合部分で電極間の剥離が発生することを防止することができる。このためアスペクト比の大きい下部電極を積層した場合でも、電極の倒壊を防止できるので、静電容量の大きいキャパシタ素子を備えたDRAM素子を容易に形成できる。
DRAM素子の平面構造を示す概念図である。 1つのメモリセル領域全体の平面構造を示す概念図である。 各メモリセルの平面構造を示すための概念図である。 図2のA−A’線に対応する断面模式図である。 第1の実施形態に係る製造方法を説明する工程断面模式図である。 第1の実施形態に係る製造方法を説明する工程断面模式図である。 第1の実施形態に係る製造方法を説明する工程断面模式図である。 第1の実施形態に係る製造方法を説明する工程断面模式図である。 第1の実施形態に係る製造方法を説明する工程断面模式図である。 第1の実施形態に係る製造方法を説明する工程断面模式図である。 第1の実施形態に係る製造方法を説明する工程断面模式図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の断面模式図である。 第2の実施形態に係る製造方法を説明する工程断面模式図である。 第2の実施形態に係る製造方法を説明する工程断面模式図である。 第2の実施形態に係る製造方法を説明する工程断面模式図である。 第2の実施形態に係る製造方法を説明する工程断面模式図である。 第2の実施形態に係る製造方法を説明する工程断面模式図である。 第2の実施形態に係る製造方法を説明する工程断面模式図である。 第2の実施形態に係る製造方法を説明する工程断面模式図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の断面模式図である。 第2の実施形態の変形例を示す断面模式図である。 第2の実施形態の変形例を示す断面模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。
〔第1の実施形態〕
本発明の半導体装置の製造方法を用いて、メモリセルに柱型(ペデスタル型)のキャパシタを備えたDRAM素子を形成する場合を例にして、図面を参照して説明する。
本実施形態の半導体装置に係るDRAM素子(チップ)は、メモリセル領域と周辺回路領域とから概略構成されている。
図1は、DRAM素子の平面構造を示す概念図である。
DRAM素子50上には複数のメモリセル領域51が配置されており、メモリセル領域51を囲むように周辺回路領域52が配置されている。周辺回路領域52には、センスアンプ回路や、ワード線の駆動回路、外部との入出力回路等が含まれる。図1の配置は一例であり、メモリセル領域の数や、配置される位置は、図1のレイアウトには限定されない。
図2は、1つのメモリセル領域51の領域全体の平面構造を示す概念図であり、メモリセルを構成する一部の要素のみを示している。メモリセル領域51の外周部にはリング状のガード部62Bがメモリセル領域を囲むように配置されている。
本発明においては、ガード部62Bで囲まれた内部の領域及びガード部62Bを併せた領域を「メモリセル領域」として定義する。また、ガード部62Bよりも外側の領域を「周辺回路領域」として定義する。
62Aは各メモリセルを構成するキャパシタ素子の下部電極の位置を示す。20は製造の途中工程におけるキャパシタ素子の下部電極の倒壊を防止するために配置された第2サポート膜で、所定の間隔で開口64Aが設けられている。第2サポート膜20は、ガード部62Bで囲まれた領域内に設けられると共に、ガード部62Bの外周の領域にも所定の幅で設けられている。周辺回路領域52上には、製造工程の途中で第2サポート膜の特性を利用した後、ガード部62Bの外周から所定の幅の領域以外には、最終的に残存しないようにパターニングされている。
図2のキャパシタの配置および開口64Aの配置は一例であり、キャパシタおよび開口の数、形状、配置される位置は、図2のレイアウトには限定されない。
メモリセル領域には、複数のメモリセルが所定の規則に従って配置されている。
図3は、各メモリセルの平面構造を示すための概念図で、メモリセルを構成する一部の要素のみを示している。図3の右手側は、後述する、ワード配線Wとなるゲート電極3とサイドウォール3Bとを切断する面を基準とした透過断面図として示している。
キャパシタ素子の記載は図3においては省略し、断面図にのみ記載した。
図12は図2のA−A’線に対応する断面模式図であり、各メモリセルは、機能素子としてMOS型のトランジスタTr1と、トランジスタTr1に複数のコンタクトプラグを介して接続されたキャパシタ素子Capとから概略構成されている。
図4は、図2のA−A’線に対応する断面模式図であり、トランジスタTr1の構成を示す。図4およびそれ以降の断面図において、右側はメモリセル領域であり、左側は周辺回路領域である。
メモリセルにおけるA−A’線に対応した位置を図3に併せて示す。
本実施形態では図3に示す平面構造の如く、半導体基板1の表面に、細長い短冊状の活性領域Kが複数、個々に所定間隔をあけて右斜め下向きに整列して配置されている。活性領域Kは外周を素子分離領域2で囲むことによって区画されている。
各活性領域Kの両端部と中央部には個々に不純物を導入した拡散領域4が形成され、トランジスタTr1のソース・ドレイン電極として機能する。ソース・ドレイン電極(拡散領域)の真上に配置されるようにセルコンタクト部205a、205b、205cの位置が規定されている。
なお、本発明は図3のような活性領域Kの配列に限定されない。活性領域Kの形状は、その他一般的なトランジスタに適用される活性領域の形状としてもよい。
図3の横(X)方向には、折れ線形状(湾曲形状)にビット配線10が延設され、このビット配線10が図1の縦(Y)方向に所定の間隔で複数配置されている。また、図3の縦(Y)方向に延在する直線形状のワード配線Wが配置されている。個々のワード配線Wは図3の横(X)方向に所定の間隔で複数配置され、ワード配線Wは各活性領域Kと交差する部分において、図4に示されるゲート電極3を含むように構成されている。本実施形態では、トランジスタTr1が、プレーナ型のゲート電極を備えている場合を一例として示した。プレーナ型のゲート電極を備えたMOSトランジスタに代えて、溝型ゲート電極を備えたMOSトランジスタや、ピラー形状(柱形状)のチャネル領域を備えた縦型のMOSトランジスタを用いてもよい。
次に、製造方法について説明する。
P型のシリコン(Si)からなる半導体基板1を用意する。
図4に示したように、半導体基板1には、活性領域Kを区画するためのSTI[Shallow Trench Isolation]等の素子分離領域2を形成する。
半導体基板1の表面にゲート絶縁膜3Aを設けた後に、リンを含有した多結晶シリコンおよびタングステン(W)などの金属膜を積層した導電膜を用いてゲート電極3を形成する。ゲート絶縁膜3Aには、シリコン酸化膜(SiO)や、高誘電体膜(High−K膜)を用いることができる。ゲート電極側面にはサイドウォール3Bが、上面にはキャップ絶縁膜3Cが設けられており、例えば、シリコン窒化膜などにより形成される。
ゲート電極3で覆われていない活性領域にリン等のN型不純物を導入して拡散領域4を形成する。拡散領域4はトランジスタTr1のソース・ドレイン電極となる。
トランジスタを埋め込むように、塗布絶縁材料:SOD[Spin On Dielectrics]やシリコン酸化膜(SiO)等を用いて第1層間絶縁膜5を形成してから、CMP[Chemical Mechanical Polishing]で第1層間絶縁膜5の平坦化を行う。
第1層間絶縁膜5上へ塗布したフォトレジスト膜に露光と現像を行い、拡散領域4上(図3の205a、205b、205cの位置)に開口を有するマスクパターンを形成する。異方性ドライエッチングを行って、第1層間絶縁膜5を貫通する開孔(ホール)パターンを形成する。リンを含有した多結晶シリコンやタングステン(W)等の導電膜を用いて、形成した開孔内を埋め込んで、CMP加工を行い、第1層間絶縁膜5上の導電膜を除去することで、セルコンタクトプラグ6を形成して、拡散領域4と接続させる。
第1層間絶縁膜5上に、PE−CVD法[Plasma Enhanced-Chemical Vapor Deposition]によるシリコン酸化膜等を用いて、100nm厚程度の第2層間絶縁膜7を形成する。各活性領域Kの中間に位置する(図3の205aに位置する)セルコンタクトプラグ6上に、第2層間絶縁膜7を貫通する開孔を形成して、タングステン等の導電膜で埋め込み、ビットコンタクトプラグ9を形成する。ビットコンタクトプラグ9はセルコンタクトプラグ6と接続している。これにより、ビットコンタクトプラグ9は、拡散領域4と導通する。
第2層間絶縁膜7上に50nm厚程度のスパッタ法によるWと250nm厚程度のPE−CVD法によるシリコン窒化膜(Si)を成膜し、フォトリソグラフィとドライエッチングにより分離(パターニング)してビット配線10を形成し、ビットコンタクトプラグ9に接続させる。
次に、400nm厚程度のシリコン酸化膜等を用いて、第3層間絶縁膜11を形成し、ビット配線10上を覆ってから、CMPで第3層間絶縁膜11の平坦化を行う。
各活性領域Kの両端に位置する(図3の205b、205cに位置する)セルコンタクトプラグ6上に、第3層間絶縁膜11および第2層間絶縁膜7を貫通する開孔を形成して、タングステン等の導電膜で埋め込み、容量コンタクトプラグ12を形成する。容量コンタクトプラグは、セルコンタクトプラグ6を介して、拡散領域4と導通している。
第3層間絶縁膜11上に50nm厚程度のタングステン等の導電膜を成膜してから、導電膜をパターニングして、容量コンタクトパッド13を形成する。容量コンタクトパッド13と容量コンタクトプラグ12の中心の位置は一致していなくてもよい。また、ガード部62Bを形成する位置にも、容量コンタクトパッド(13aと記載)を配置しておく。容量コンタクトパッド13上を覆うように第3層間絶縁膜11上に、LP−CVD[Low Pressure-CVD]法を用いて、50nm程度の膜厚のシリコン窒化膜を堆積し、ストッパー膜14を形成する。ストッパー膜14は、後述するウェットエッチングの際に薬液の浸透を防止するストッパーとして機能する。
図5に示したように、ストッパー膜14上に、PE−CVD法を用いて0.7〜1μm程度の膜厚のシリコン酸化膜を堆積し、第4層間絶縁膜15を形成する。第4層間絶縁膜15およびストッパー膜14を貫通するように第1開孔17を形成する。第1開孔17は、図2に示した62Aの位置に形成する。第1開孔17の底部では容量コンタクトパッド13の上面が露出する。メモリセル領域の外周部に配置するガード部62Bを形成する領域においても、同時に第1開孔(17aと記載)を形成する。ガード部の第1開孔17aはメモリセル領域を囲むようにリング形状の溝パターンとして形成される。
第1開孔17は、メモリセルのストレージノード部におけるキャパシタの下部電極の「型枠」となる。ここでは内径X1が80nm程度となるように形成する。
第1開孔17および17aを形成する際のドライエッチング条件を以下に例示する。第4層間絶縁膜15とサポート膜14のエッチングは、同じエッチング装置を用いて連続して実施してもよい。
・第4層間絶縁膜15のエッチング条件
(1)方式:平行平板RIE
(2)高周波/低周波バイアスパワー:2500/1200W
(3)圧力:約2Pa(15mTorr)
(4)プロセスガス及び流量:
パーフルオロシクロブタン(C)/酸素(O)/アルゴン(Ar)
=30/25/400sccm
・サポート膜14のエッチング条件
(1)方式:平行平板RIE
(2)高周波/低周波バイアスパワー:500/800W
(3)圧力:約3.3Pa(25mTorr)
(4)プロセスガス及び流量:
三フッ化メタン(CHF)/酸素(O)/アルゴン(Ar)
=80/20/150sccm
図6に示したように、第1開孔17および17aの内部を10nm厚程度のCVD法による窒化チタン(TiN)等の第1下部電極膜(18)で被覆する。この時、第1下部電極膜は、第1開孔内だけでなく、第4層間絶縁膜15の表面も被覆する。第1開孔17および17a内を充填するように、さらに第1下部電極膜上に、CVD法によってシリコン窒化膜(サポート絶縁膜)を形成する。この後にCMPまたはエッチバックを行うことで、第1開孔17および17a内にのみ、第1下部電極18とシリコン窒化膜が残存する。第1開孔内に残存したシリコン窒化膜は第1サポート膜16として機能し、シリンダ形状の第1下部電極18の内空部を充填することで、後に説明するように上部に設ける第2電極との接続強度を向上させる。ガード部62Bに残存した「とい形状」の第1下部電極膜は18aと記載する。
図7に示したように、PE−CVD法を用いて、0.7〜1μm程度の厚さのシリコン酸化膜を堆積し、第5層間絶縁膜19を第4層間絶縁膜15上に形成する。第5層間絶縁膜19の上面は、CMPを用いて平坦化を行う。
第5層間絶縁膜19を貫通するように第2開孔21を形成する。第2開孔21は、図2に示した62Aの位置に形成する。第2開孔21の底部では第1開孔17内に設けた第1下部電極18とサポート膜16の一部が露出する。メモリセル領域の外周部に配置するガード部62Bを形成する領域においても、同時に第2開孔(21aと記載)を形成する。ガード部の第2開孔21aはメモリセル領域を囲むようにリング形状の溝パターンとして形成される。ここでは第2開孔21の内径X2が80nm程度となるように形成する。第1開孔17と第2開孔21間で多少の位置ずれ(アライメントずれ)が発生してもよい。
引き続き、図8に示したように、第1開孔17(17a)の底部に露出している第1サポート膜16をドライエッチングによって一部除去し、所定の深さの掘り込み部21Bを形成する。
第1開孔17においては、掘り込み部21Bの深さY1が150〜250nmとなるように形成する。掘り込み部21Bの内径の最大値X3は、位置ずれ量によって決まるが、平均して概略20〜40nm以上の幅になる。第1開孔17aはリング形状に形成されているので、第1開孔17aの外周を規定する各辺とアライメントずれの方向に応じて、掘り込み部21Bの幅(X3)が場所によって異なって形成されても問題ない。
掘り込み部21Bを形成する際のドライエッチング条件を以下に例示する。
・掘り込み部21Bのエッチング条件
(1)方式:誘導結合プラズマRIE
(2)ソースパワー:1000W
(3)高周波パワー:50〜200W
(4)圧力:約0.7〜2.7Pa(5〜20mTorr)
(5)プロセスガス及び流量:
六フッ化硫黄(SF)/アルゴン(Ar)=100/100sccm
図9に示したように、第2開孔21および21aの内部に10nm厚程度のCVD法による窒化チタン(TiN)等を用いて第2下部電極22を形成する。第2下部電極は、第2開孔21(21a)内だけでなく、第5層間絶縁膜19の表面も被覆するように堆積し、エッチバックまたはCMPによって、第2開孔の内壁および底部を覆う部分にのみ残存させる。第2開孔底部の第2下部電極を保護するために、フォトレジスト等で保護した後にエッチバックを行ってもよい。ガード部62Bに残存した第2下部電極膜は22aと記載する。
引き続き第2下部電極22(22a)上に、50nm厚程度のCVD法によるシリコン窒化膜等を用いて第2サポート膜20を形成して、第2開孔21(21a)内を埋め込む。第2サポート膜20のパターニングを行い開口64A(図2)を形成する。この時点では周辺回路領域上では第2サポート膜20を除去せずに、周辺回路領域上を覆うようにそのまま残存させておく。第2サポート膜20は、ガード部62B内に埋め込まれた部分から延在することで、隣接する第2下部電極間を接続し、第2下部電極22を支持する。
図10に示したように、第4層間絶縁膜15と第5層間絶縁膜19を、フッ酸(HF)を含有した薬液を用いたウェットエッチングによって除去する。メモリセル領域では、第2サポート膜20に設けた開口64Aから薬液が浸透することで、第4層間絶縁膜15と第5層間絶縁膜19が除去される。ストッパー膜14よって、それよりも下層に薬液が浸透することを防止できる。また、周辺回路領域上を覆う第2サポート膜20およびメモリセル領域との境界部分に設けられているガード部62Bによって、周辺回路領域に薬液が浸透することを防止できる。
ウェットエッチング処理によって、外壁が露出したストレージノード用キャパシタの第1下部電極18と第2下部電極22を得ることが出来る。第1下部電極18と第2下部電極22は接触することで導通し、1つの下部電極30として機能する。第1下部電極18と第2下部電極22は、その外壁が露出しても、掘り込み部21Bによってくさび状に組み合わされているので、接続部の強度が従来よりも向上し、微細化が進んで第2下部電極の底面のサイズが縮小した場合でも接続部が剥れることを防止できる。また、第2サポート膜によって第2下部電極の上端部分が支持されているため、下部電極30(第1および第2下部電極の結合体)が倒壊することを防止できる。さらに、掘り込み部21Bを介して第1下部電極と第2下部電極が接触することによって、接触面積が増大するので、接触部の電気抵抗を低減する効果も併せて得られる。掘り込み部21Bの深さ(図8のY1)は、接合強度の向上および加工のしやすさの双方の観点から、第1下部電極の高さの1/2〜1/5の範囲に設定することが好ましい。
図11に示したように、下部電極30の全体(第1および第2下部電極の結合体)の露出している表面を覆うように、容量絶縁膜23をCVD法またはALD(Atomic Layer Deposition)法で形成した後に、容量絶縁膜23の表面を覆うように窒化チタン膜を堆積して上部電極24を形成する。下部電極30と上部電極24が容量絶縁膜23を介して対向することにより、キャパシタとして機能する。容量絶縁膜23としては、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化アルミニウム(Al)、酸化ハフニウム(HfO)等の高誘電体膜や、それらの積層膜が使用できる。また、上部電極24は、窒化チタン膜を10nm程度の膜厚で形成した後に、不純物をドープしたポリシリコン膜を積層して、隣接する下部電極間の空洞部を充填し、さらにその上にタングステン(W)を100nm程度成膜した積層構造としてもよい。
次に、図12に示したように、フォトレジスト膜(図示せず)をマスクとしたドライエッチングによって、周辺回路領域上の不要な膜(上部電極24、容量絶縁膜23、第2サポート膜20)を除去する。周辺回路領域52上の第2サポート膜を除去しておくことにより、周辺回路領域の層間絶縁膜を貫通する深いコンタクトホールを形成する事が容易となる。
シリコン酸化膜等を用いた第6層間絶縁膜25で上部電極24上を覆い、CMPによって第6層間絶縁膜25上を平坦化する。上部電極24に所定の電位を与えるための、コンタクトプラグ26と金属配線27を形成する。この後に表面保護膜等を形成すれば、DRAM素子が完成する。
[第2の実施形態]
本発明の半導体装置の他の製造方法について、図面を参照して説明する。
第1の実施形態の図4と同様にして、MOSトランジスタを設けた半導体基板1上に、ストッパー膜14まで形成する。
次に図13に示したように、ストッパー膜14上に、PE−CVD法による700〜1000nm厚程度のシリコン酸化膜を用いて、第4層間絶縁膜15を形成する。第4層間絶縁膜15およびストッパー膜14を貫通するように、第1開孔37を形成する。この際に、第1開孔37の内径が、最表面に近い位置において最表面の開口寸法よりもサイズが大きくなる形状に開孔(ホール)を形成する。具体例として、最表面の位置で内径X4が80nm程度、表面からの深さY2が200nm程度の位置で内径X5が95〜100nm程度、となる形状に第1開孔37を形成した。
このように、最表面より下方に位置する領域での内径が、最表面での開口部よりも寸法拡大する現象を「ボーイング」と称する。ボーイングは、ドライエッチングによって生じる反応生成物が、シリンダ開口部付近に付着してサイドエッチングの保護膜となることで生じると推測される。ボーイング形状の開孔を形成するドライエッチング条件として、以下を例示できる。このドライエッチング条件では、Cガスを選択しているため、再現性良くボーイング形状を得ることが可能である。第4層間絶縁膜15とサポート膜14のエッチングは、同じエッチング装置を用いて連続して実施してもよい。
・第4層間絶縁膜15のエッチング条件
(1)方式:平行平板RIE
(2)高周波/低周波バイアスパワー:2500/1200W
(3)圧力:約2Pa(15mTorr)
(4)プロセスガス及び流量:
ヘキサフルオロ−1,3-ブタジエン(C)/酸素(O)/アルゴン(Ar)
=15/27/150sccm
・ストッパー膜14のエッチング条件
(1)方式:平行平板RIE
(2)高周波/低周波バイアスパワー:500/800W
(3)圧力:約3.3Pa(25mTorr)
(4)プロセスガス及び流量:
四フッ化メタン(CF)/三フッ化メタン(CHF)/酸素(O)/アルゴン(Ar)=40/40/20/150sccm
第1開孔37の形成と同時に、ガード部62Bにも第1開孔37aを形成する。ガード部の第1開孔37aはリング形状のため、ボーイング形状となりにくい。
図14に示したように、第1開孔37および37aの内壁部分を覆う10nm程度の膜厚の窒化チタン膜を用いて第1下部電極38(38a)を形成した後に、第1開孔37および37aの内部を埋め込むようにシリコン窒化膜を堆積して、第1サポート膜36を形成する。この時、第1開孔37はボーイング形状であるため、上端の開口部での閉塞が発生し、第1サポート膜36で完全に埋め込みきれず、閉塞部下に空洞37bが形成される。ガード部の第1開孔37aはボーイング形状が緩和されているため、空洞は形成されない。
図15に示したように、ドライエッチングにより第1サポート膜36の一部を除去して、開口65Aを形成する。なお周辺回路領域でも所定幅だけ第1サポート膜36を残して、それ以外では除去する。開口65Aの位置は、第2サポート膜に設ける開口64A(図2)と異なる位置、または同じ位置のどちらに形成してもよい。
図16に示したように、第1サポート膜36上に、PE−CVD法による700〜1000nm厚程度のシリコン酸化膜を用いて第5層間絶縁膜19を形成する。層間絶縁膜19および第1サポート膜36を貫通するように、第2開孔41を形成する。ガード部62Bには同時に第2開孔41aを形成する。第2開孔41においては、第1開孔37内部に空洞37bが形成されているので、第2開孔41の底部と空洞37bが連結して一体となり、深い開孔(掘り込み部41B)が形成される。
第2開孔41(41a)を形成する際のドライエッチングでは、ボーイング形状にする必要はない。従って、第2開孔41(41a)のドライエッチングでは、開口部に反応生成物が付着し難いガスを用いて層間絶縁膜19を貫通させ、さらに第1サポート膜36の一部を除去して空洞37bを露出させている。また、ドライエッチングの際にはエッチングを行うそれぞれの対象膜に対して高選択比となるように設定することで、第5層間絶縁膜19をオーバーエッチングして第1サポート膜36を露出させてから、第1サポート膜36のエッチング条件に切り換えることにより、安定した加工を行うことが出来る。具体的なドライエッチングの条件として、以下を例示できる。
・第5層間絶縁膜19のエッチング条件
(1)方式:平行平板RIE
(2)高周波/低周波バイアスパワー:2500/1200W
(3)圧力:約2Pa(15mTorr)
(4)プロセスガス及び流量:
パーフルオロシクロブタン(C)/酸素(O)/アルゴン(Ar)=10/27/150sccm
・第1サポート膜36のエッチング条件
(1)方式:平行平板RIE
(2)高周波/低周波バイアスパワー:500/800W
(3)圧力:約2.7Pa(25mTorr)
(4)プロセスガス及び流量:
三フッ化メタン(CHF)/酸素(O)/アルゴン(Ar)
=80/20/150sccm
エッチングによって、第2開孔41の内径X6は80nm程度、第1開孔37内でのサポート膜36の除去された深さY3は200〜300nm程度となる。また、ガード部62Bの第1開孔37a内には空洞が形成されていないので、第1サポート膜36の除去された深さY4は150〜200nm程度となる。空洞37bを利用することで、第1開孔37内において深くまで掘り込み部を形成することができる。
図17に示したように、第2開孔41(41a)の内壁部分に、10nm程度の膜厚の窒化チタンを用いて第2下部電極42を形成した後に、第2開孔の内部をシリコン窒化膜で充填して第2サポート膜20を形成する。この時、第2開孔41(41a)は、ボーイング形状ではないため、第2サポート膜20で、空洞を生じることなく埋め込みが可能である。
次に、第2サポート膜20のパターニングを行い開口64A(図2)を形成する。この時点では周辺回路領域上では第2サポート膜20を除去せずに、周辺回路領域上を覆うようにそのまま残存させておく。第2サポート膜20は、ガード部62B内に埋め込まれた部分から延在することで、第2下部電極42を保持する。また、本実施形態では、第1サポート膜36も、ガード部62Bの第1開孔に埋め込まれた部分から延在することで、第1下部電極38を支持している。
図18に示したように、第4層間絶縁膜15と第5層間絶縁膜19を、フッ酸(HF)を含有した薬液を用いたウェットエッチングによって除去する。ウェットエッチングに際しては、ストッパー膜14によって、それよりも下層に薬液が浸透することを防止できる。また周辺回路領域上を覆う第2サポート膜20およびガード部62Bによって、周辺回路領域に薬液が浸透することを防止できる。
ウェットエッチング処理によって、外壁が露出したストレージノード用キャパシタの第1下部電極38と第2下部電極42を得ることが出来る。第1下部電極38と第2下部電極42は接触することで導通し、1つの下部電極60として機能する。本実施形態では、第1開孔内に形成された空洞を利用して、第1の実施形態よりも掘り込み部を深くまで形成することが容易となる。従って第1下部電極38と第2下部電極42の接合強度をよりいっそう強くすることが可能となる。さらに、本実施形態では、第1サポート膜36も第1下部電極38の上端部分を支持する構造となっているため、下部電極60(第1および第2下部電極の結合体)の倒壊を防止する効果も強くなっている。
図19に示したように、第1の実施形態と同様に下部電極60の表面を覆う容量絶縁膜23と、上部電極24を形成する。
図20に示したように、周辺回路領域上の不要な膜(上部電極24、容量絶縁膜23、第2サポート膜20)を除去する。第1の実施形態と同様に、第6層間絶縁膜25、コンタクトプラグ26と金属配線27を形成する。この後に表面保護膜等を形成すれば、DRAM素子が完成する。
ガード部62Bにおいては、第1開孔内に空洞が形成されない場合を示したが、さらに微細化を進めた場合に、ガード部62B内に空洞が形成されても特に問題ない。その場合には、ガード部での第1サポート膜の掘り込み量(Y4)が、キャパシタ電極用の第1開孔での掘り込み量(Y3)と同等に形成される。
〔第2の実施形態の変形例〕
図15において、第1サポート膜36を第1開孔37(37a)内のみに残存させ、第4層間絶縁膜15上の第1サポート膜を除去した場合の例を、図21に示す。
この後、第2の実施形態と同様にして、第2下部電極42および第2サポート膜20の形成を行う(図22)。
この例では、第2サポート膜20のみで下部電極の支持を行うが、第2下部電極と第1下部電極がくさび状に深い位置まで接合されているので、接合強度が向上し、接合部分の剥離に起因した下部電極の倒壊を防止できる。
また、図には示さないが、ガード部まで延在するサポート膜を設ける位置は、第1および第2の下部電極の接合部分に位置する第1サポート膜だけとし、上層の第2サポート膜は第2開孔内のみとすることも可能である。この場合、周辺回路領域上の第2サポート膜は残存させて、下部電極側面を露出させる際に、第5層間絶縁膜19および第4層間絶縁膜15のエッチングストッパとする。周辺化路領域上に残存させた第2サポート膜は、上部電極形成時に、周辺回路領域の上部電極及び容量絶縁膜の除去と同時に除去すればよい。また、この場合、上層の第2下部電極材料は、第2開孔内全てを埋め込むように形成しても良い。あるいは第2下部電極材料をシリンダ形状に形成した後、第2開孔内空部を第2サポート膜で埋め込まず、第4層間絶縁膜15及び第5層間絶縁膜19のウエットエッチングの際に同時に除去可能な絶縁膜で埋め込むこともできる。これにより、第4層間絶縁膜15及び第5層間絶縁膜19のウエットエッチングの際に内空部の絶縁膜も同時に除去され、第2下部電極の内壁が露出する。その後、この第2下部電極の内壁にも容量絶縁膜及び上部電極を形成する様にしても良い。
以上説明した実施形態では、2つの下部電極を積層した場合を例として示したが、同様の工程を繰り返すことによって3段以上の積層数としてもよい。その場合、例えば下から1段目、2段目、3段目としたとき、1段目は2段目の下層側、2段目は3段目の下層側となり、2段目は1段目の上層側、3段目は2段目の上層側となる。
3層以上の電極を積層する場合には、下部電極それぞれのアスペクト比を考慮し、倒壊を防止する効果の高い位置にサポート膜を配置すればよい。
1 半導体基板
2 素子分離領域
3 ゲート電極
3A ゲート絶縁膜
3B サイドウォール
3C キャップ絶縁膜
4 拡散領域
5 第1層間絶縁膜
6 セルコンタクトプラグ
7 第2層間絶縁膜
9 ビットコンタクトプラグ
10 ビット配線
11 第3層間絶縁膜
12 容量コンタクトプラグ
13 容量コンタクトパッド
14 ストッパー膜
15 第4層間絶縁膜(第一の層間絶縁膜)
16 第1サポート膜
17 第1開孔
18 第1下部電極
19 第5層間絶縁膜(第二の層間絶縁膜)
20 第2サポート膜
21 第2開孔
21B 掘り込み部
22 第2下部電極
23 容量絶縁膜
24 上部電極
25 第6層間絶縁膜
26 コンタクトプラグ
27 金属配線
30 下部電極
36 第1サポート膜
37 第1開孔(ボーイング形状)
37b 空洞
38 第1下部電極
41 第2開孔
42 第2下部電極
60 下部電極
50 DRAM素子
51 メモリセル領域
52 周辺回路領域
62B ガード部
64A 開口

Claims (20)

  1. 導電膜を外壁に有する下部電極と、
    該下部電極の導電膜に対して、容量絶縁膜を介して形成された上部電極と
    を有するキャパシタにおいて、
    前記下部電極は少なくとも2層の積層構造であって、
    前記積層構造は、下層側電極に設けた掘り込み部に上層側電極の底部が埋め込まれた構造であるキャパシタ。
  2. 前記掘り込み部は、下層側電極の高さの1/2〜1/5の範囲の深さを有する請求項1に記載のキャパシタ。
  3. 少なくとも下層側電極が
    内空部を有するシリンダ形状の導電膜と、
    該内空部に充填された絶縁膜を備え、
    該絶縁膜に前記掘り込み部が形成される請求項1又は2に記載のキャパシタ。
  4. 前記絶縁膜に形成される掘り込み部に少なくとも前記下層側電極の内側面の一部が露出し、該露出部に前記上層側下部電極底部側壁が接合されている請求項3に記載のキャパシタ。
  5. 少なくとも下層側電極は、高さ方向の中間部径が上部径及び下部径よりも大きい形状に形成されている請求項1乃至3のいずれか1項に記載のキャパシタ。
  6. 隣接する少なくとも2つの前記積層構造の下部電極間に、該下部電極を支持するサポート膜が配されている請求項1に記載のキャパシタ。
  7. 前記下部電極は、シリンダ形状の内空部を有する導電膜と該内空部に充填された絶縁膜との構造を各層に有する積層構造であり、少なくとも一層の内空部に充填される絶縁膜が前記サポート膜の一部である請求項6に記載のキャパシタ。
  8. 半導体基板上に、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載のキャパシタを複数備えるメモリセル領域と、
    該メモリセル領域の周囲に配される周辺回路領域とを有する半導体装置であって、
    前記メモリセル領域と周辺回路領域との境界領域に、リング状のガード部を有する半導体装置。
  9. 前記ガード部が、前記積層構造の下部電極の各層と同層に形成された積層構造の導電膜を有し、該上層側の導電膜底部が、下層側のガード部に設けた掘り込み部に埋め込まれた構造である請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記ガード部の下層側導電膜が内空部を有するとい形状であり、
    該内空部に充填された絶縁膜を備え、
    該絶縁膜に前記掘り込み部が形成される請求項9に記載の半導体装置。
  11. 前記メモリセル領域は、隣接する少なくとも2つのキャパシタの下部電極間に、該下部電極を支持するサポート膜を有し、該サポート膜の少なくとも一部が、前記ガード部の導電膜のメモリセル領域側の側面に延在している請求項8乃至10のいずれか1項に記載の半導体装置。
  12. 前記キャパシタの下部電極は、内空部を有するシリンダ形状の導電膜と、該内空部に充填された絶縁膜との構造を各層に有する積層構造であり、
    前記ガード部が、前記下部電極の各層の導電膜と同層に形成される内空部を有するとい形状の導電膜と、該内空部に充填された絶縁膜との構造を各層に有する積層構造であり、
    少なくとも一層の内空部に充填される絶縁膜が前記サポート膜の一部である請求項11に記載の半導体装置。
  13. 第一の層間絶縁膜に第一の開孔を形成する工程、
    前記第一の開孔内に、前記第一の開孔を閉塞しない膜厚の第一の導電膜を形成した後、残存する第一の開孔内空部にサポート絶縁膜を充填する工程、
    前記第一の層間絶縁膜上に第二の層間絶縁膜を積層し、該第二の層間絶縁膜に前記第一の下部電極の少なくとも上端部を露出する第二の開孔を形成する工程、
    前記サポート絶縁膜の一部を除去して、前記第一の開孔内に掘り込み部を形成する工程、
    前記第二の開孔及び前記掘り込み部に導電膜を成膜し、第二の下部電極を形成する工程
    前記第二及び第一の層間絶縁膜を除去して、第一及び第二の下部電極の外壁を露出させる工程、
    少なくとも前記露出した第一及び第二の下部電極の外壁に容量絶縁膜を介して対向する上部電極を形成する工程
    とを有する半導体装置の製造方法。
  14. 前記サポート絶縁膜は、前記第一の開孔の上端が閉塞した時点で前記第一の開孔の内部に空洞を有するように充填され、前記掘り込み部は、該空洞を露出して形成される請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 隣接する少なくとも2つの前記第一の下部電極間を接続するサポート膜を、前記サポート絶縁膜を所定の方向に延在させて形成する工程を有する請求項13または14に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 半導体基板上に設けたメモリセル領域と、該メモリセル領域の周囲に配される周辺回路領域に機能素子をそれぞれ形成する工程、
    前記半導体基板上に、前記メモリセル領域および周辺回路領域を覆う第一の層間絶縁膜を形成する工程、
    前記メモリセル領域上の第一の層間絶縁膜に複数の第一の開孔と、前記メモリセル領域と周辺回路領域との境界上の第一の層間絶縁膜に前記メモリセル領域を囲むリング状の第一の溝を形成する工程、
    前記第一の開口内及び前記第一の溝内に第一の導電膜を形成し、メモリセル領域の機能素子に電気的に接続される第一の下部電極と、前記第一の溝内に配置される第一のガード部を同時に形成する工程、
    前記第一の開孔および前記第一の溝の内部に第一のサポート絶縁膜を充填する工程、
    前記第一の層間絶縁膜上に第二の層間絶縁膜を形成する工程、
    該第二の層間絶縁膜に、前記第一の下部電極の上端の少なくとも一部を露出する第二の開孔と、前記第一のガード部の上面を露出するリング状の第二の溝を形成する工程、
    前記第一の下部電極内および前記第一溝内の前記第一のサポート絶縁膜の一部を除去して、前記第一の下部電極および前記第一のガード部にそれぞれ掘り込み部を形成する工程、
    前記第二の開口内及び前記第二の溝内及びそれぞれの掘り込み部を覆う導電膜を形成し、第二の電極及び第二のガード部を形成する工程、
    前記第一及び第二のガード部で囲まれたメモリセル領域の第一及び第二の層間絶縁膜を除去し、第一及び第二の下部電極の外壁を露出させる工程、
    少なくとも前記露出した第一及び第二の下部電極の外壁に容量絶縁膜を介して対向する上部電極を形成する工程
    とを有する半導体装置の製造方法。
  17. 前記第一のサポート絶縁膜は、前記第一の開孔の上端が閉塞した時点で少なくとも前記第一の開孔内に空洞を有するように形成され、前記掘り込み部は、該空洞を露出して形成される請求項16に記載の半導体装置の製造方法。
  18. 隣接する少なくとも2つの前記第一の下部電極間を接続する第一のサポート膜を、前記第一のサポート絶縁膜を前記第一のガード部の前記メモリセル領域側の側面まで延在させて形成する工程を有する請求項16または17に記載の半導体装置の製造方法。
  19. さらに、
    前記第二の開孔内に第二のサポート絶縁膜を充填する工程と、
    隣接する少なくとも2つの前記第二の下部電極間を接続する第二のサポート膜を、前記第二のサポート絶縁膜を前記第二のガード部の前記メモリセル領域側の側面まで延在させて形成する工程を有する請求項16乃至18のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  20. 前記第二のサポート膜は、前記周辺回路領域上を覆うように形成され、
    前記上部電極をパターニングして形成する際に、前記周辺回路領域上に延在して形成された前記第二のサポート膜を除去する工程を有する請求項19に記載の半導体装置の製造方法。
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