JP2011044488A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】電極の支持部にクラックが発生し、電極の保持強度が低下して、電極の側壁を露出させる湿式エッチング工程において、電極の倒壊をさせるという課題があった。
【解決手段】半導体基板1上に立設する複数の電極13と、電極13の立設を保持する支持部14Sと、を備え、支持部14Sが、圧縮応力を有する第1の支持膜14aと引張応力を有する第2の支持膜14bとが積層されてなる積層膜14である半導体装置を用いることにより、上記課題を解決できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に関するものであり、特に、キャパシタ素子の下部電極を支持する支持部のクラックの発生を防止した半導体装置およびその製造方法に関する。
近年、半導体装置の微細化の進展に伴い、Dynamic Random Access Memory(以下、DRAMという。)素子のメモリセルに割り当てられる面積も縮小している。
そこで、DRAM素子のメモリセルでは、キャパシタの下部電極をクラウン型(筒型)またはピラー型(柱型)などの立体的形状として、表面積が大きい外壁面をキャパシタとして利用することにより、十分な静電容量を確保している。
しかし、ピラー型などのような立体的形状の下部電極は、高さに比べて底面積が小さいので、不安定となる。そのため、キャパシタの製造工程で、フッ酸(HF)を主成分として含む薬液を用いて、シリコン酸化膜(SiO)等の層間絶縁膜を選択的に除去して(以下、湿式エッチングという。)、下部電極の外壁を露出させたときには、下部電極が倒壊して、隣接する下部電極と短絡するおそれを生じさせる。
特許文献1〜5には、このような下部電極の倒壊を防止するために、下部電極間に支持部(サポート部ともいう。)を配置する技術が開示されている。
例えば、特許文献1は、円筒型キャパシタを含む半導体素子及びその製造方法に関するものであり、円筒型キャパシタの下部電極の倒壊を防止する支持台用膜が開示されている。また、前記支持台用膜がシリコン窒化膜からなることが記載されている。
特許文献2は、半導体記憶装置及びその製造方法に関するものであり、キャパシタ間を連結する絶縁体梁を形成することが開示されている。また、前記絶縁体梁がシリコン窒化膜からなることが記載されている。
特許文献3は、半導体装置の製造方法及び半導体装置に関するものであり、複数のキャパシタの下部電極同士を連結して支持する窒化膜からなる板状支持体が開示されている。
特許文献4は、半導体装置及びその形成方法に関するものであり、下部キャパシタ電極の間に垂直に延長される少なくとも一つのサポートパターンが開示されている。また、前記サポートパターンがタンタル酸化物を含むことが記載されている。
更に、特許文献5は、半導体記憶装置および半導体記憶装置の製造方法に関するものであり、高密度プラズマCVDにてシリコン窒化膜からなる層間絶縁層を強誘電体キャパシタ上に形成することが開示されている。
このような下部電極の外壁面を支持する支持部としては、湿式エッチングの際に、フッ酸によりダメージを受けないものが好ましいので、フッ酸に対する化学耐性を備えるシリコン窒化膜(Si)が多く用いられている。
そして、シリコン窒化膜は、一般に、Low Pressure Chemical Vapor Deposition(以下、LP−CVDという。)法を用いて形成されている。LP−CVD法は、熱CVD法の一種であり、大気圧以下の圧力雰囲気中で、原料ガスを熱反応させて成膜する方法である。
LP−CVD法で形成したシリコン窒化膜は、強い引張応力を有する。そのため、シリコン窒化膜の薄膜からなる前記支持部には、前記引張応力に起因する亀裂(以下、クラックという。)が発生する場合があった。
支持部にクラックが発生すると、支持部の強度が低下し、キャパシタの製造工程の湿式エッチングの際に、下部電極の外壁面を露出させたときに、支持部が壊れ、下部電極を倒壊させる場合を生じた。
特に、半導体装置の微細化の要求に伴い、DRAM素子のメモリセルの面積をより小さくして、キャパシタの下部電極の底面積をより縮小した場合には、下部電極の倒壊の割合が高くなり、隣接する下部電極と短絡するおそれが高まり、DRAM素子の製造歩留まりを悪化させた。
特開2003−297952号公報 特開2003−142605号公報 特開2008−283026号公報 特開2008−193088号公報 特開2007−234743号公報
キャパシタの製造工程の湿式エッチングの際に、キャパシタの下部電極の外壁面を露出させたときに、前記下部電極を支える支持部にクラックが発生し、前記支持部の強度を低下させ、前記下部電極を倒壊させるという課題があった。
本発明の半導体装置は、半導体基板上に立設する複数の電極と、前記電極の立設を保持する支持部と、を備え、前記支持部が、圧縮応力を有する第1の支持膜と引張応力を有する第2の支持膜とが積層されてなる積層膜であることを特徴とする。
上記の構成によれば、キャパシタの製造工程の湿式エッチングの際に、キャパシタの下部電極の外壁面を露出させたときでも、前記下部電極を支える支持部にクラックを発生させず、前記支持部の強度を維持して、前記下部電極を倒壊させない半導体装置およびその製造方法を提供することができる。
本発明の半導体装置は、半導体基板上に立設する複数の電極と、前記電極の立設を保持する支持部と、を備え、前記支持部が、圧縮応力を有する第1の支持膜と引張応力を有する第2の支持膜とが積層されてなる積層膜である構成なので、応力の方向の異なる少なくとも2層の膜を積層することにより、前記支持部の応力を緩和でき、キャパシタの製造工程の湿式エッチングの際に、キャパシタの下部電極の外壁面を露出させたときでも、前記下部電極を支える支持部にクラックを発生させず、前記支持部の強度を維持して、前記下部電極を倒壊させないようにできる。そのため、半導体装置の微細化を進めても、半導体装置の製造歩留まりを低下させずに、高集積度の半導体装置(DRAM素子)を製造できる。
本発明の半導体装置の平面構造の一例を示す概念図である。 図1に示す半導体装置のメモリセル部の平面概念図である。 図2に示すメモリセル部を拡大した平面概念図である。 図2に示すメモリセル部を拡大した別の平面概念図である。 図2に示すメモリセル部の一例を示す模式図であって、図4(a)は図2のA−A’線の断面図であり、図4(b)は図2のB−B’線の断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を示す図であって、図6(a)は図2のA−A’線の工程断面図であり、図6(b)は図2のB−B’線の工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を示す図であって、図7(a)は図2のA−A’線の工程断面図であり、図7(b)は図2のB−B’線の工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を示す図であって、図8(a)は図2のA−A’線の工程断面図であり、図8(b)は図2のB−B’線の工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を示す図であって、図9(a)は図2のA−A’線の工程断面図であり、図9(b)は図2のB−B’線の工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を示す図であって、図10(a)は図2のA−A’線の工程断面図であり、図10(b)は図2のB−B’線の工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を示す図であって、図11(a)は図2のA−A’線の工程断面図であり、図11(b)は図2のB−B’線の工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を示す図であって、図12(a)は図2のA−A’線の工程断面図であり、図12(b)は図2のB−B’線の工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を示す図であって、図13(a)は図2のA−A’線の工程断面図であり、図13(b)は図2のB−B’線の工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例を示す図であって、図14(a)は図2のA−A’線の工程断面図であり、図14(b)は図2のB−B’線の工程断面図である。 本発明の半導体装置の平面構造の別の一例を示す概念図である。 図15に示す半導体装置のメモリセル部の平面概念図である。 図16に示すメモリセル部の図であって、図17(a)は図16のC−C’線の断面図であり、図17(b)は図16のD−D’線の断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の別の一例を示す図であって、図18(a)は図16のC−C’線の工程断面図であり、図18(b)は図16のD−D’線の工程断面図である。 本発明の半導体装置の平面構造の更に別の一例を示す概念図である。 図19に示す半導体装置のメモリセル部の平面概念図である。 図20に示すメモリセル部の図であって、図21(a)は図20のE−E’線の断面図であり、図21(b)は図20のF−F’線の断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法の更に別の一例を示す図であって、図22(a)は図20のE−E’線の工程断面図であり、図22(b)は図20のF−F’線の工程断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。なお、以下の説明で用いる図は、半導体装置の構成を説明するためのものであり、図示される各部の大きさや寸法等は、実際の半導体装置の寸法関係とは異なっている。
(第1の実施形態)
<半導体装置>
まず、本発明の第1の実施形態である半導体装置について、図1〜図5を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態である半導体装置の平面構造の一例を示す概念図である。
図1に示すように、本発明の実施形態である半導体装置50は、平面視略矩形状のDRAM素子であり、複数の平面略矩形状のメモリセル部51と周辺回路部52とからなる。
メモリセル部51は、4列×4行の格子状に配置されており、各メモリセル部51を囲む領域に周辺回路部52が配置されている。
周辺回路部52は、センスアンプ回路、ワード線の駆動回路、外部との入出力回路等であり、周辺回路部52には、記憶動作用のキャパシタ素子Caは配置されない。
なお、図1のメモリセル部51のレイアウトは一例であり、メモリセル部51の形状、数および位置はこれに限定されない。
図2は、半導体装置50に配置されたメモリセル部51の平面構造の一例を示す概念図である。なお、図2では、メモリセル部51の一部の構成要素のみを示している。
ここで、メモリセル部51の長辺に平行な方向をX方向とし、X方向に垂直な方向をY方向と定義する(以下、同じ)。
図2に示すように、メモリセル部51の外周51cに沿って、外周溝12Bが形成されている。外周溝12Bは、外周51cから一定の間隔をあけて、一定の幅で形成されている。
外周溝12Bによって囲まれた領域は、メモリセルが形成される領域であり、キャパシタの下部電極の形成位置12Aが30個の円で示されている。なお、キャパシタの下部電極の形成位置12Aは、下部電極を形成するために層間絶縁膜に設ける開口部であるので、以下、開口部12Aと記載する。
図2に示した開口部12Aのレイアウトは一例であり、開口部12Aの形状、数および位置はこれに限定されない。
図2に示すように、メモリセル部51には、積層膜14が形成されている。
外周溝12Bを取り囲むように形成された積層膜14は外枠部14Wとされており、外周溝12Bによって囲まれた領域の積層膜14は、内枠部14Uと支持部14Sとから構成されている。
内枠部14Uは、外周溝12Bの内周12cに沿って形成されている。
内枠部14Uに囲まれた領域内には、X方向に平行な方向に延在して形成され、Y方向に等間隔に配置された複数の帯状の支持部14Sが形成されている。
支持部14Sは、開口部12Aに接するように配置されている。
また、支持部14Sは、メモリセル領域の端部まで延在して配置され、支持部14Sの両端はそれぞれ内枠部14Uに接続されている。
なお、図2に示した支持部14Sのレイアウトは一例であり、支持部14Sの形状、数、延在する方向および位置はこれに限定されない。
支持部14Sは、個々の開口部12Aに対して、少なくとも一部の領域で重なっていればよく、個々の開口部12Aに対して接触位置や接触領域が異なるように、支持部14Sのパターニングを行ってもよい。
図3は、図2に示すメモリセル部を拡大した平面概念図であって、ワード配線Wの断面を基準とした平面図に、活性領域K、ビット配線6および基板コンタクト部205a〜205cを透過的に示した図である。メモリセル部51内にはメモリセルが形成されており、図3では、メモリセルの平面構造の一例を示している。
なお、図3では、メモリセルの一部の構成要素のみを示しており、例えば、キャパシタ素子Caなどの記載は省略している。また、図3のA−A’線は、図2のA−A’線に対応する。
図3に示すように、ワード配線Wは、Y方向に平行な方向に延在する帯状のパターンであり、X方向に互いに等間隔に形成されている。また、ワード配線Wは、サイドウォール5bが設けられたゲート電極5である。
ビット配線6は、X方向に折れ線形状(湾曲形状)に延設されたパターンであり、Y方向に互いに等間隔となるように形成されている。
活性領域Kは、X方向を水平方向として右斜め下向きに形成された細長い短冊状の領域であり、X方向およびY方向に互いに等間隔に形成されている。
基板コンタクト部205a〜205cは、平面視円形状の部分であり、活性領域Kの両端部および中央部に形成されている。基板コンタクト部205a〜205cの中心位置は、ワード配線Wの間になるように配置されている。
なお、図3に示した活性領域Kの形状、数及び位置は一例であり、これに限定されない。例えば、活性領域Kの形状は、一般的なトランジスタに適用される活性領域の形状としてもよい。
図4は、図2に示すメモリセル部を拡大した別の平面概念図である。
図4では、図3に示す平面構成において、ビット配線6の記載は省略し、キャパシタ素子の下部電極の形成位置12Aを示している。
図4に示すように、サイドウォール5bが形成された複数のワード配線Wは、Y方向に平行な方向に延在する帯状のパターンとして示されている。
図4に示す支持部14Sは、フォトマスクから転写されて形成される支持部14Sのパターンの一例を示すものであり、X方向に延在する帯状のパターンが示されている。
層間絶縁膜上に積層膜14を形成してから、下部電極のための開口部12Aを形成した場合には、開口部12A内には、積層膜14は存在しない。そのため、フォトマスクから転写されて最終的に形成される支持部14Sは、図2に示すように、開口12Aの外部に位置する領域のみとなる。
一方、下部電極のための開口部12Aを形成してから、積層膜14を形成する場合には、開口部12A内に積層膜14が形成される。この場合、フォトマスクから転写されて最終的に形成される支持部14Sは、図4に示すように、開口部12A内に、積層膜14が存在する。
図4のA−A’線を含む活性領域Kでは、基板コンタクト部205b、205cに重なるように、開口部12Aが設定されている。開口部12Aを示す円の大きさは、基板コンタクト部205a〜205cを示す円の大きさの2倍程度とされている。
図5は、図2に示すメモリセル部の一例を示す模式図であって、図4(a)は図2のA−A’線の断面図であり、図4(b)は図2のB−B’線の断面図である。
図5(a)に示すように、本発明の実施形態である半導体装置50のメモリセル部51は、半導体基板1と、半導体基板1上に形成されたMOSトランジスタTrと、MOSトランジスタTrに接続された容量素子(以下、キャパシタ素子という。)Caと、を備えて概略構成されている。
図5(a)に示すように、半導体基板1の一面に溝が形成され、前記溝にシリコン酸化膜(SiO)等の絶縁膜を埋設されて、素子分離領域3が形成されている。なお、半導体基板1は、所定濃度のP型不純物を含有するシリコン(Si)からなる基板である。
素子分離領域3の形成には、STI(Shallow Trench Isolation)法を用いることができる。しかし、素子分離領域3の形成方法は、STI法に限られるものではなく、STI法以外の方法で形成してもよい。
素子分離領域3により囲まれた領域は活性領域Kとされている。素子分離領域3は、隣接する活性領域K間を絶縁分離する。
活性領域Kの半導体基板1の一面には、素子分離領域3とは別の溝が形成されている。そして、この溝を充填するとともに、半導体基板1から突出するように溝型のゲート電極5が形成されている。
ゲート電極5は、不純物を含有した多結晶シリコン膜と金属膜との積層膜からなる。
前記多結晶シリコン膜は、CVD法(Chemical Vapor Deposition)などを用いて形成され、成膜の際に、リン(P)等の不純物を含有させることができる。また、不純物を含有させないで多結晶シリコン膜を成膜した後に、イオン注入法により多結晶シリコン膜にN型またはP型の不純物を導入してもよい。
前記金属膜には、タングステン(W)、窒化タングステン(WN)、タングステンシリサイド(WSi)等の高融点金属を用いることができる。
活性領域Kの半導体基板1の表面側には、リン(P)などのN型不純物が導入されて不純物拡散層8が形成されている。これにより、不純物拡散層8はMOSトランジスタTrのソース・ドレイン領域として機能する。
MOSトランジスタTrは、1つの活性領域Kに配置された2つの溝型のゲート電極5を備えており、1つの活性領域Kに2ビットのメモリセルを配置するセル構造とされている。
MOSトランジスタTrとしては、図5(a)に示す構造に限定されるものでなく、プレーナ型のMOSトランジスタや、半導体基板1に設けた溝の側面にチャネル領域を形成したMOSトランジスタや、縦型MOSトランジスタを使用してもよい。
不純物拡散層8は、ゲート電極5により区画され、活性領域Kの両端部と中央部の3つの部分に形成されている。なお、これらの不純物拡散層8の3つの部分それぞれの位置は、図3に示した基板コンタクト部205a、205b、205cの位置である。
ゲート電極5と半導体基板1との間には、シリコン酸化膜などのゲート絶縁膜5aが形成されている。
半導体基板1から上部側に突出されたゲート電極5の側壁には、シリコン窒化膜(Si)などの絶縁膜からなるサイドウォール5bが形成されている。
また、ゲート電極5の上面を覆うようにシリコン窒化膜などからなるキャップ層5cが形成されている。なお、キャップ層5cは、素子分離領域3上のゲート電極5の上面にも形成されている。
図5(a)には図示していないが、ゲート電極5間を充填するように、酸化シリコン等からなるゲート層間絶縁膜40が形成されている。図5(b)では、ゲート層間絶縁膜40は第1の層間絶縁膜4に一体化されて、記載が省略されている。
図5(a)に示すように、3つの不純物拡散層8上にそれぞれ基板コンタクトプラグ9が形成されている。なお、基板コンタクトプラグ9は、図3に示した基板コンタクト部205c、205a、205bの位置に配置される。
基板コンタクトプラグ9はセルフアライン構造であり、基板コンタクトプラグ9のX方向の幅は、隣接するゲート配線Wの間のサイドウォール5b間の距離となる。
基板コンタクトプラグ9は、例えば、リン(P)を含有した多結晶シリコンから形成される。
図5(a)に示すように、サイドウォール5b、キャップ層5c及び基板コンタクトプラグ9を覆うように第1の層間絶縁膜4が形成されている。
第1の層間絶縁膜4を貫通し、基板コンタクト部205aの上部に配置されるようにコンタクトホールが設けられており、前記コンタクトホールを充填して、基板コンタクトプラグ9と導通するように、ビット線コンタクトプラグ4Aが形成されている。
ビット線コンタクトプラグ4Aは、例えば、チタン(Ti)及び窒化チタン(TiN)の積層膜からなるバリア膜(TiN/Ti)上にタングステン(W)等を積層して形成される。
ビット線コンタクトプラグ4Aに接続するように、ビット配線6が形成されている。ビット配線6は、窒化タングステン(WN)とタングステン(W)とからなる積層膜である。ビット配線6を覆うように、第2の層間絶縁膜(絶縁膜)7が形成されている。
第1の層間絶縁膜4及び第2の層間絶縁膜7を貫通し、基板コンタクト部205b、205cに位置するようにコンタクトホールが設けられており、前記コンタクトホールを充填して、基板コンタクトプラグ9に接続するように、容量コンタクトプラグ7Aが形成されている。
第2の層間絶縁膜7上に、容量コンタクトプラグ7Aと導通するように、容量コンタクトパッド10が配置されている。容量コンタクトパッド10は、例えば、窒化タングステン(WN)とタングステン(W)とからなる積層膜である。
容量コンタクトプラグ7Aおよび容量コンタクトパッド10は、MOSトランジスタとキャパシタ素子の電極(下部電極)とを接続する接続用電極として機能する。
容量コンタクトパッド10を覆うように、シリコン窒化膜からなる第3の層間絶縁膜11が形成されている。なお、第3の層間絶縁膜11のシリコン窒化膜は単層膜でよく、フッ酸に対して化学耐性を備えている膜であれば、成膜方法は特に限定されない。
また、容量コンタクトパッド10を設けずに、容量コンタクトプラグ7Aとキャパシタ素子の電極(下部電極)を直接接続する構造としてもよい。その際には、容量コンタクトプラグ7Aの上面を覆うように、第3の層間絶縁膜11を形成する。
図5(a)に示すように、キャパシタ素子Caは、下部電極13と、下部電極13の一面を覆うように形成された容量絶縁膜(図示略)と、前記容量絶縁膜を前記下部電極13との間に挟むように形成された上部電極15と、を有して構成されている。
キャパシタ素子Caの下部電極13は、一端側が閉じられた筒型(クラウン型)である。前記閉じられた一端側の面が、第3の層間絶縁膜11を貫通して、容量コンタクトパッド10と接続されている。これにより、下部電極13と容量コンタクトパッド10との間の導通が確保されている。
図では省略しているが、容量絶縁膜は、下部電極13の外壁面に形成されている。しかし、この構成に限られるわけではなく、容量絶縁膜を下部電極13の内壁面に形成してもよい。このように、下部電極13の形状を筒型とすることにより、下部電極13の内壁面をキャパシタの静電容量のために用いることができる。
なお、キャパシタの下部電極13の形状は、筒型に限られるものではなく、開口部12Aの内部を下部電極13の材料で完全に充填したピラー型(柱型)としてもよい。
ピラー型の下部電極13の場合でも、各下部電極13を連結するように、応力を緩和した積層膜14からなる支持部14Sを形成して、下部電極13の倒壊を防止することができる。
2つの下部電極13の上端側は、支持部14Sにより連結されている。支持部14Sは、第1の支持膜14a上に第2の支持膜14bが積層された積層膜14である。このように、支持部14Sが下部電極13を連結することにより、キャパシタの製造工程の途中に、下部電極13の外壁面を露出させても、下部電極13の倒壊を防止できる。
支持部14Sは、第1の支持膜14aと第2の支持膜14bとが積層された積層膜14であることが好ましい。第1の支持膜14aと第2の支持膜14bの積層順序はどちらを先にしてもよい。本実施形態では、支持部14Sとして、第1の支持膜14a上に第2の支持膜14bを積層した積層膜14を用いたが、第2の支持膜14b上に第1の支持膜14aを積層してもよい。
第1の支持膜14aは、圧縮応力(Compressive Stress)を有し、第2の支持膜14bは引張応力(Tensile Stress)を有するので、いずれの場合でも、第1の支持膜14aと第2の支持膜14bの応力は互いに打ち消され、支持部14Sの応力を緩和でき、前記応力に起因するクラックの発生を防止し、支持部14Sの崩壊及びこれによる下部電極13の倒壊を防止できる。
支持部14Sは、フッ酸に対する化学耐性を備えていることが好ましい。キャパシタの製造工程で、フッ酸を用いてエッチングを行って、下部電極13の壁面を露出させるときに、支持部14Sもフッ酸に曝されるためである。
積層膜14を構成する第1の支持膜14a及び第2の支持膜14bとしては、例えば、シリコン窒化膜を用いることができる。しかし、シリコン窒化膜に限られるものではなく、シリコン窒化膜以外の絶縁膜を用いてもよい。
シリコン窒化膜は、フッ酸に対する化学耐性を備えるとともに、成膜方法に応じて圧縮方向及び引っ張り方向いずれかの応力を備える。そのため、例えば、第1の支持膜14aとして、High Density Plasma Chemical Vapor Deposition(以下、HDP−CVDという。)法で形成したシリコン窒化膜を用い、第2の支持膜14bとして、Atomic Layer Deposition(以下、ALDという。)法で形成したシリコン窒化膜を用いることができる。
HDP−CVD法により形成したシリコン窒化膜は圧縮応力を有し、ALD法により形成したシリコン窒化膜は引張応力を有し、これらの膜からなる積層膜は、応力が緩和されるためである。
ALD法で形成したシリコン窒化膜の代わりに、LP−CVD(Low Pressure Chemical Vapor Deposition)法により形成したシリコン窒化膜を用いてもよい。LP−CVD法により形成したシリコン窒化膜も引張応力を有し、フッ酸に対する化学耐性を備えているためである。
なお、ALD法を用いると、LP−CVD法よりも低温でシリコン窒化膜を形成することができるので、DRAM素子に加わる熱履歴を低減したいような場合には、ALD法を用いればよい。
支持部14Sを構成する積層膜14は、2層構造に限定されず、3層以上の構造としてもよい。積層膜14を3層以上の構造とする場合には、第1の支持膜14aと第2の支持膜14bを交互に積層することが好ましい。第1の支持膜14aと第2の支持膜14bの応力を互いにより効果的に打ち消して、支持部14Sの応力を緩和でき、前記応力に起因するクラックの発生を防止し、支持部14Sの崩壊及びこれによる下部電極13の倒壊を防止できる。
例えば、基板側から第1の支持膜14aと、第2の支持膜14bと、第1の支持膜14aとを積層する3層構造(以下、第1の支持膜14a/第2の支持膜14b/第1の支持膜14aの3層構造と表記する。)、第2の支持膜14b/第1の支持膜14a/第2の支持膜14bの3層構造、第1の支持膜14a/第2の支持膜14b/第1の支持膜14a/第2の支持膜14bの4層構造、第1の支持膜14a/第2の支持膜14b/第1の支持膜14a/第1の支持膜14aの層構造などとする。
第1の支持膜14a/第2の支持膜14b/第1の支持膜14aの3層構造は、例えば、基板側からHDP−CVD法で形成したシリコン窒化膜と、ALD法で形成したシリコン窒化膜と、HDP−CVD法で形成したシリコン窒化膜と、の3層構造の積層膜14で形成する。
第1の支持膜14aと第2の支持膜14bの膜厚は特に限定されず、同じ膜厚としても、異なる膜厚としてもよい。積層膜14の応力がもっとも緩和されるように、各膜の膜厚や成膜条件を調整する
第3の層間絶縁膜11上には、下部電極13と支持部14Sを覆うとともに、空隙を埋めるように上部電極15が形成されている。
なお、下部電極13と上部電極15との間には容量絶縁膜(不図示)が設けられており、下部電極13、上部電極15及び容量絶縁膜を有するキャパシタ素子Caが形成されている。
図5(b)に示すように、メモリセル部51の外周側には、第3の層間絶縁膜11上にシリコン酸化膜等からなる第4の層間絶縁膜12が形成されている。そして、第4の層間絶縁膜12に接するように下部電極13が形成されており、下部電極13は容量コンタクトパッド10と接続されている。なお、下部電極13は、容量コンタクトパッド10を露出させるように設けられた外周溝12Bを埋めるように形成されている。
外周溝12Bの下部電極13の上端側は、積層膜14からなる外枠部14Wと内枠部14Uとに接続されている。
図2で示したように、支持部14Sは、内枠部14Uに連結されており、内枠部14Uは第4の層間絶縁膜12によって固定された下部電極13に連結されているので、支持部14Sは強固に支持され、キャパシタの製造工程の途中に、下部電極13の壁面を露出させても、下部電極13を倒壊させない構成とされている。
図5(a)および(b)に示すように、上部電極15を覆うように、第5の層間絶縁膜20が形成されている。
また、第5の層間絶縁膜20上には、アルミニウム(Al)または銅(Cu)等からなる配線層21が形成されている。
更に、第5の層間絶縁膜20及び配線層21を覆うように、表面保護膜22が形成されている。
以上の構成により、本発明の実施形態である半導体装置50が形成されている。
<半導体装置の製造方法>
次に、本発明の実施形態である半導体装置の製造方法について説明する。
図6〜図14は、本発明の実施形態である半導体装置50の製造方法の一例を示す工程断面図である。なお、各図(a)は図2のA−A’線の断面模式図であり、各図(b)は図2のB−B’線の断面模式図である。また、特に断らない限り、各図(a)及び(b)を参照して、メモリセル部51のメモリセル及び外周領域の製造工程を同時に説明する。
まず、STI法により、P型のシリコンからなる半導体基板1の一面(主面)1aに溝を形成した後、前記溝に酸化シリコン(SiO)等の絶縁膜を埋設して、素子分離領域3を形成する。なお、素子分離領域3の位置及び大きさは、活性領域Kの位置及び大きさに合わせて適宜設定する。
次に、図6に示すように、素子分離領域3により区画された活性領域K内に、MOSトランジスタTrのゲート電極5用の溝2を形成する。溝2は、例えば、フォトレジスト・パターン(不図示)をマスクとして用いて、半導体基板1をシリコン・エッチングして形成する。
次に、熱酸化法により、半導体基板1のシリコン表面を酸化して、厚さ4nm程度の酸化シリコンからなる熱酸化膜を形成する。
なお、溝2の内壁面に形成された熱酸化膜はゲート絶縁膜5aとなる。
ゲート絶縁膜5aとしては、酸化シリコンと窒化シリコンの積層膜や、High−K膜(高誘電体膜)などを使用してもよい。
次に、CVD法により、モノシラン(SiH)及びフォスヒン(PH)を原料ガスとして、溝2の内部を完全に多結晶シリコン膜で充填する膜厚で、リン等のN型不純物が含有された多結晶シリコン膜を堆積する。
このとき、不純物を含まない多結晶シリコン膜を形成した後、イオン注入法にて、所望の不純物を多結晶シリコン膜に導入してもよい。
次に、スパッタリング法により、前記多結晶シリコン膜上に金属膜を50nm程度の厚さで堆積する。前記金属膜としては、例えば、タングステン、窒化タングステン、タングステンシリサイド等の高融点金属を用いる。
多結晶シリコン膜及び金属膜からなる多層膜が、ゲート電極5となる。
次に、プラズマCVD法により、モノシランとアンモニア(NH)を原料ガスとして、前記金属膜上に、窒化シリコンなどの絶縁膜からなるキャップ層5cを厚さ70nm程度で堆積する。
次に、キャップ層5c上にフォトレジスト(不図示)を塗布した後、フォトリソグラフィ法により、マスクを用いて、ゲート電極5形成用のフォトレジストパターンを形成する。そして、前記フォトレジストパターンをマスクとして、キャップ層5cをエッチングする。
次に、フォトレジストパターンを除去した後、キャップ層5cをハードマスクとして用いて、金属膜及び多結晶シリコン膜をエッチングして、図7に示すように、ゲート電極5を形成する。ゲート電極5の上面にはキャップ層5cが形成されている。
次に、活性領域Kの半導体基板1の一面1aにN型不純物としてリン(P)のイオン注入を行い、不純物拡散層8を形成する。
次に、CVD法により、半導体基板1の一面1a側を覆うようにシリコン窒化膜を20〜50nm程度の厚さに堆積する。
次に、前記シリコン窒化膜をエッチバックして、図8に示すように、ゲート電極5の側壁を覆うように、サイドウォール5bを形成する。
次に、CVD法により、キャップ層5c及びサイドウォール5bを覆うように、酸化シリコン等からなるゲート層間絶縁膜40を形成する。
次に、Chemical Mechanical Polishing(以下、CMPという。)法により、ゲート層間絶縁膜40の表面をキャップ層5cの上面が露出するまで研磨して、ゲート電極5に由来する凹凸を平坦化する。
次に、基板コンタクト部205a、205b、205cの位置に開口を形成するように、フォトレジストパターンからなるマスクを形成してエッチングを行う。前記開口は、キャップ層5c及びサイドウォール5bを利用して、セルフアラインにてゲート電極5の間に設ける。
次に、CVD法にて、半導体基板1の一面1a側に、リンを含有した多結晶シリコン膜を堆積した後、CMP法により、多結晶シリコン膜の表面をキャップ層5cの上面が露出するまで研磨する。これにより、開口内に充填された多結晶シリコン膜からなる基板コンタクトプラグ9を形成する。
次に、CVD法により、図9に示すように、キャップ層5c、サイドウォール5b、基板コンタクトプラグ9及びゲート層間絶縁膜40を覆うように、酸化シリコンからなる第1の層間絶縁膜4を、例えば600nm程度の厚みで形成する。
次に、CMP法により第1の層間絶縁膜4を研磨して、その厚みを例えば300nm程度とする。
なお、ゲート層間絶縁膜40と第1の層間絶縁膜4とが同一の材料からなるので、図10以降は、ゲート層間絶縁膜40と第1の層間絶縁膜4とを合わせて第1の層間絶縁膜4と記載する。
次に、基板コンタクト部205aの位置に、第1の層間絶縁膜4を貫通するコンタクトホールを形成して、基板コンタクトプラグ9の表面を露出させた後、このコンタクトホールを充填するように、TiN/Ti等のバリア膜上にタングステン(W)を堆積した積層膜を形成する。
次に、CMP法にて、前記積層膜の表面を研磨して、前記積層膜をビット線コンタクトプラグ4Aとする。
次に、第1の層間絶縁膜4上に、ビット線コンタクト4Aと接続するようにビット配線6を形成する。
次に、図10に示すように、ビット配線6及び第1の層間絶縁膜4を覆うように、酸化シリコン等からなる第2の層間絶縁膜7を形成する。
次に、図3の基板コンタクト部205b、205cの位置に、第1の層間絶縁膜4及び第2の層間絶縁膜7を貫通するコンタクトホールを形成して、基板コンタクトプラグ9の表面を露出させた後、これらのコンタクトホールを充填するように、TiN/Ti等のバリア膜上にタングステン(W)を積層した膜を堆積した積層膜を形成する。
次に、CMP法にて、前記積層膜の表面を研磨して、前記積層膜を容量コンタクトプラグ7Aとする。
次に、第2の層間絶縁膜7上に、容量コンタクトプラグ7Aと接続するように、タングステンを含む積層膜からなる容量コンタクトパッド10を形成する。これにより、容量コンタクトプラグ7Aと容量コンタクトパッド10は導通を確保する。なお、容量コンタクトパッド10の大きさは、後の工程で形成するキャパシタ素子の下部電極の底部のサイズよりも大きくなるようにする。
また、メモリセル部51の外周領域においても、後の工程で外周溝12Bを形成する位置に、容量コンタクトパッド10を形成する。
次に、図11に示すように、容量コンタクトパッド10及び第2の層間絶縁膜7を覆うように、窒化シリコンからなる第3の層間絶縁膜11を、例えば60nmの厚さで堆積する。
次に、第3の層間絶縁膜11を覆うように、酸化シリコン等からなる第4の層間絶縁膜12を、例えば、2μmの厚さで堆積する。
次に、HDP−CVD法により、次のようにして、第4の層間絶縁膜12を覆うように、シリコン窒化膜からなる第1の支持膜14aを堆積する。シリコン窒化膜からなる第1の支持膜14aの膜厚は、例えば、50nm程度の厚さとする。
<HDP−CVD法によるシリコン窒化膜の成膜>
まず、成膜を行う半導体基板1を、HDP−CVD成膜装置のチャンバー(反応室)内に設けられたステージ上に1枚ずつ載置し、ステージ上に載置した半導体基板1を450〜500℃の温度範囲となるように調整する。
次に、前記チャンバー内に原料ガスを供給すると共に、真空ポンプにより、前記チャンバー内を所定の真空度に維持する。原料ガスとして、シラン(SiH)ガスおよび窒素(N)ガスを使用し、キャリアガスとしてはアルゴン(Ar)等の不活性ガスを使用する。例えば、SiHガス流量を150〜250sccmとし、Nガス流量を200〜300sccmとなるようにする。
次に、前記チャンバーを取り巻くように配置したコイルに、RFジェネレータから高周波電力(以下、ソースパワーという。)を供給して、前記チャンバー内に誘導結合によるプラズマを生成する。ソースパワーは7500〜12000Wとする。
また、半導体基板1を載置するステージに、別に設けられたRFジェネレータから、独立した制御用の高周波電力(以下、バイアスパワーという。)を加える。バイアスパワーは、500〜1500Wとする。
このようにして、HDP−CVD成膜装置のチャンバー内にプラズマを発生させる。このとき、前記ソースパワーと前記バイアスパワーをそれぞれ独立して制御して、成膜に寄与するイオンの動きを制御し、堆積する膜の状態を調節する。
このような条件でHDP−CVD法を実施することにより、所定の圧縮応力を有するシリコン窒化膜を形成することができる。また、HDP−CVD法で形成したシリコン窒化膜は、フッ酸に対する化学耐性を備える。
次に、ALD法により、次のようにして、第1の支持膜14aを覆うように、窒化シリコンからなる第2の支持膜14bを堆積する。
窒化シリコンからなる第2の支持膜14bの膜厚は、例えば50nm程度の厚さとする。
<ALD法によるシリコン窒化膜の成膜>
まず、成膜を行う複数の半導体基板1を、ALD成膜装置のプロセスチューブ(反応室)内に、相互に所定の間隔で収容する。なお、ALD成膜装置としては、複数の半導体基板を同時に処理できるバッチ式の縦型ホットウォール装置を使用できる。ALD成膜装置内には、電極が備えられており、RFジェネレータから前記電極に高周波電力を供給することで、窒素原料ガスをプラズマ化した状態で供給することができる。
次に、真空ポンプにより、プロセスチューブ内を所定の真空度とし、プロセスチューブ内に収容した半導体基板1を400〜650℃の温度範囲となるように調整する。
次に、シリコン原料ガスを供給して、半導体基板1上に概略シリコン原子1層分のシリコン膜を吸着させる(以下、ALD第1工程という。)。シリコン原料ガスとして、例えば、ジクロルシラン(SiHCl)ガスを使用し、1〜3slmの流量で所定の時間供給する。
次に、シリコン原料ガスの供給を止め、窒素原料ガスを供給して、吸着したシリコン膜をプラズマ化した窒素原料ガスによって窒化して、シリコン窒化膜を形成する(以下、ALD第2工程という。)。窒素原料ガスとして、例えば、アンモニア(NH)ガスを使用し、4〜6slmの流量で所定の時間供給する。
ALD第1工程とALD第2工程を交互に繰り返すことにより、所望の膜厚の窒化シリコンを堆積する。
なお、ALD第1工程とALD第2工程の間では、窒素(N)ガスなどのパージガスを供給して、残留ガスをプロセスチューブ外に排出する。
なお、各原料ガスは不活性ガスを用いて希釈した状態で供給してもよい。
このような条件でALD法を実施することにより、引張応力を有するシリコン窒化膜を形成することができる。また、ALD法で形成したシリコン窒化膜は、フッ酸に対する化学耐性を備える。
なお、各シリコン窒化膜の応力の絶対値は、成膜条件や膜厚の変更によって多少調節することができるが、各シリコン窒化膜の応力の絶対値を正確に一致させる必要はない。
これにより、膜厚が100nm程度の積層膜14が形成される。積層膜14は第1の支持膜14aと第2の支持膜14bとからなり、第1の支持膜14aと第2の支持膜14bは互いに反対方向の応力特性を備えているので、積層膜14全体としての応力が緩和される。積層膜14の応力は緩和されているので、支持部14Sにクラックを発生させない。
次に、キャパシタ素子の下部電極の形成位置12Aに、容量コンタクトパッド10の表面を露出させるように、異方性ドライエッチングにより開口部を形成する。同時に、メモリセル部51の外周に沿って、容量コンタクトパッド10の表面を露出させるように、外周溝12Bを形成する。
次に、図12に示すように、積層膜14の表面、開口部12Aおよび外周溝12Bの内面を覆うように、窒化チタン膜からなる導電膜13bを成膜する。なお、導電膜13bとしては、窒化チタン以外の金属膜も使用可能である。
次に、開口部12Aおよび外周溝12Bの導電膜13bの内部を充填し、積層膜14を覆うように、シリコン酸化膜等からなる保護膜13aを形成する。保護膜13aは、積層膜14のパターニングの際に、下部電極の導電膜13bを保護するための膜である。
次に、CMP法によって、導電膜13bが露出するまで、保護膜13aの表面の研磨を行い、更に、導電膜13b及び保護膜13aの表面の研磨を行い、導電膜13bを下部電極13とする。
次に、フォトレジストで形成したパターンをマスクとして、積層膜14のパターニングを行い、図13に示すように、積層膜14を、支持部14S、内枠部14U及び外枠部14Wとする。
支持部14Sは、下部電極13同士を連結する。また、支持部14Sは、下部電極13の側面の上端側に接触するように形成された内枠部14Uに連結される。
次に、図14に示すように、フッ酸(HF)を含有した薬液を用いて湿式エッチングを行い、メモリセル部51の第4の層間絶縁膜12を除去して下部電極13の外壁面を露出させるとともに、下部電極13の内部に充填した保護膜13aを除去する。
なお、この湿式エッチングの際に、シリコン窒化膜で形成されている第3の層間絶縁膜11は、第3の層間絶縁膜11よりも下層に位置する素子等がエッチングされることを防止するストッパー膜として機能する。
また、積層膜14が外周側の第4の層間絶縁膜12を覆うように形成されているので、外周側の第4の層間絶縁膜12は除去されない。
更に、図では省略しているが、積層膜14は周辺回路部52の上面を覆うように形成されているので、周辺回路部52が薬液により除去されることもない。
次に、下部電極13の外壁面を覆うように、容量絶縁膜(不図示)を形成する。
前記容量絶縁膜としては、例えば、酸化ハフニウム(HfO)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化アルミニウム(Al)などの酸化物及び前記酸化物の積層体等からなる高誘電体膜を使用できる。
次に、下部電極13及び支持部14Sを覆うように、窒化チタン膜からなる上部電極15を形成する。上部電極15は、下部電極13との間に容量絶縁膜を挟みこむ構造をとり、キャパシタ素子Caとなる。
上部電極15としては、窒化チタン膜以外の金属膜も使用可能である。また、上部電極15として、窒化チタン膜上に多結晶シリコン等を積層してもよい。これにより、下部電極13間にできる空隙部分をより密に充填できる。
次に、上部電極15を覆うように、酸化シリコン等からなる第5の層間絶縁膜20を形成する。
次に、キャパシタ素子の上部電極15に電位(プレート電位)を与えるための引き出し用コンタクトプラグ(図示せず)を形成する。
次に、湿式エッチングの実施後、不要となった周辺回路部52上の積層膜14を除去する。周辺回路部52上の積層膜14を除去することで、周辺回路部52に設けたMOS型トランジスタ等の電極に接続するコンタクトプラグを形成する際に、コンタクトホールを設けるドライエッチングを容易に行うことができる。
次に、第5の層間絶縁膜20上に、アルミニウム(Al)や銅(Cu)等からなる配線層21を形成する。
次に、第5の層間絶縁膜20及び配線層21を覆うように、酸窒化シリコン(SiON)等からなる表面保護膜22を形成する。
以上の工程により、図1〜図5に示す本発明の実施形態である半導体装置(DRAM素子)50を製造する。
本発明の実施形態である半導体装置50は、半導体基板1上に立設する複数の電極(下部電極)13と、電極13の立設を保持する支持部14Sと、を備え、支持部14Sが、圧縮応力を有する第1の支持膜14aと引張応力を有する第2の支持膜14bとが積層されてなる積層膜14である構成なので、キャパシタ素子の下部電極13を支持部14Sにより支持して、湿式エッチングを実施して下部電極13の外壁面を露出させても、下部電極13は倒壊しないようにできる。支持部14Sは、また、応力の方向の異なる少なくとも2層の膜を積層することにより、支持部14Sの応力を緩和でき、キャパシタCaの製造工程の湿式エッチングの際に、キャパシタCaの下部電極13の外壁面を露出させたときでも、キャパシタCaの下部電極13を支える支持部14Sにクラックを発生させず、支持部14Sの強度を維持して、下部電極13を倒壊させないようにできる。
更に、下部電極13の微細化を進めても、湿式エッチングに際して下部電極13が倒壊することを防止できる。
なお、開口部12Aで下部電極13の外壁面に接触し、延在する方向において隣接する下部電極13の間を連結して、下部電極を強固に支持する。支持部14Sを少なくとも一部の領域で下部電極の外壁面に接触させれば、下部電極を安定して保持することができる。
また、積層膜14は、フッ酸に対する化学耐性を備えるので、エッチング工程で、薬液から周辺回路部52を保護できる。
本発明の実施形態である半導体装置50は、第1の支持膜14aまたは第2の支持膜14bのいずれかまたは両方が2層以上であり、第1の支持膜14aと第2の支持膜14bが交互に積層されている構成なので、応力の方向の異なる少なくとも2層の膜を積層することにより、支持部14Sの応力を緩和でき、キャパシタCaの製造工程の湿式エッチングの際に、キャパシタCaの下部電極13の外壁面を露出させたときでも、キャパシタCaの下部電極13を支える支持部14Sにクラックを発生させず、支持部14Sの強度を維持して、下部電極13を倒壊させないようにできる。
本発明の実施形態である半導体装置50は、電極(下部電極)13が筒状である構成なので、応力の方向の異なる少なくとも2層の膜を積層することにより、支持部14Sの応力を緩和でき、キャパシタCaの製造工程の湿式エッチングの際に、キャパシタCaの下部電極13の外壁面を露出させたときでも、キャパシタCaの下部電極13を支える支持部14Sにクラックを発生させず、支持部14Sの強度を維持して、下部電極13を倒壊させないようにできる。
本発明の実施形態である半導体装置50は、第1の支持膜14a及び第2の支持膜14bの少なくとも一方がシリコン窒化膜である構成なので、応力の方向の異なる少なくとも2層の膜を積層することにより、支持部14Sの応力を緩和でき、キャパシタCaの製造工程の湿式エッチングの際に、キャパシタCaの下部電極13の外壁面を露出させたときでも、キャパシタCaの下部電極13を支える支持部14Sにクラックを発生させず、支持部14Sの強度を維持して、下部電極13を倒壊させないようにできる。
本発明の実施形態である半導体装置50は、電極(下部電極)13と、電極13の側面に形成された容量絶縁膜と、前記容量絶縁膜を電極13との間に挟み込むように形成された別の電極15と、を有するキャパシタ素子Caを備えた構成なので、応力の方向の異なる少なくとも2層の膜を積層することにより、支持部14Sの応力を緩和でき、キャパシタCaの製造工程の湿式エッチングの際に、キャパシタCaの下部電極13の外壁面を露出させたときでも、キャパシタCaの下部電極13を支える支持部14Sにクラックを発生させず、支持部14Sの強度を維持して、下部電極13を倒壊させないようにできる。
本発明の実施形態である半導体装置50の製造方法は、半導体基板1上に複数のコンタクトパッド10を形成する工程と、コンタクトパッド10を覆う層間絶縁膜12を形成する工程と、層間絶縁膜12上に、圧縮応力を有する第1の支持膜14aと引張応力を有する第2の支持膜14bとを積層してなる積層膜14を形成する工程と、層間絶縁膜12と積層膜14とを貫通し、コンタクトパッド10を露出する開口部12Aを形成する工程と、コンタクトパッド10に接するとともに、開口部12Aの内面を覆うように複数の電極(下部電極)13を形成する工程と、積層膜14をパターニングして、電極13の各々の少なくとも一部に接する支持部14Sを形成する工程と、層間絶縁膜12を湿式エッチングして前記電極13の外壁面を露出させる工程と、を有する構成なので、応力の方向の異なる少なくとも2層の膜を積層することにより、支持部14Sの応力を緩和でき、キャパシタCaの製造工程の湿式エッチングの際に、キャパシタCaの下部電極13の外壁面を露出させたときでも、キャパシタCaの下部電極13を支える支持部14Sにクラックを発生させず、支持部14Sの強度を維持して、下部電極13を倒壊させないようにできる。
本発明の実施形態である半導体装置50の製造方法は、第1の支持膜14aを形成する方法がHDP−CVD法であり、第2の支持膜14bを形成する方法がALD法またはLP−CVD法のいずれかである構成なので、応力の方向の異なる少なくとも2層の膜を積層することにより、支持部14Sの応力を緩和でき、キャパシタCaの製造工程の湿式エッチングの際に、キャパシタCaの下部電極13の外壁面を露出させたときでも、キャパシタCaの下部電極13を支える支持部14Sにクラックを発生させず、支持部14Sの強度を維持して、下部電極13を倒壊させないようにできる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の実施形態である半導体装置の別の一例を説明する。なお、第1の実施形態で示した部材と同一の部材については同一の符号を付して以下の説明を行う。
図15は、本発明の実施形態である半導体装置の平面構造の別の一例を示す概念図である。また、図15に示すように、本発明の実施形態である半導体装置60は、平面視略矩形状のDRAM素子であり、複数の平面略矩形状のメモリセル部61と周辺回路部52とからなる。
図16は、図15に示す半導体装置のメモリセル部の平面概念図である。
図17は、図16に示すメモリセル部の図であって、図17(a)は図16のC−C’線の断面図であり、図17(b)は図16のD−D’線の断面図である。
図17に示すように、本発明の実施形態である半導体装置60は、支持部14Sの一部が、下部電極13の筒内に充填されている。また、支持部14Sの一部が、下部電極13の筒内に充填されている。更に、下部電極13の筒内に充填された支持部14Sの一部が、第1の支持膜14aと第2の支持膜14bとから構成されている。
次に、本発明の実施形態である半導体装置60の製造方法について説明する。
まず、第1の実施形態の図6から図11に示した工程断面図で示した製造方法と同一の製造工程を行う。
次に、第3の層間絶縁膜11を覆うように、酸化シリコン等からなる第4の層間絶縁膜12を、例えば、2μmの厚さで堆積する。
次に、キャパシタ素子の下部電極の形成位置12Aに、容量コンタクトパッド10の表面を露出させるように、異方性ドライエッチングにより開口部を形成する。同時に、メモリセル部51の外周に沿って、容量コンタクトパッド10の表面を露出させるように、外周溝12Bを形成する。
次に、第4の層間絶縁膜12の表面、開口部12Aのおよび外周溝12Bの内面を覆うように、窒化チタン膜からなる導電膜13bを成膜する。
次に、フォトレジストで形成したパターンをマスクとして、導電膜13bのパターニングを行い、導電膜13bを下部電極13とする。
次に、HDP−CVD法により、第4の層間絶縁膜12を覆うとともに、下部電極13の内面を覆うように、シリコン窒化膜からなる第1の支持膜14aを堆積する。シリコン窒化膜からなる第1の支持膜14aの膜厚は、例えば、50nm程度の厚さとする。
次に、ALD法により、第1の支持膜14aを覆い、開口部12A及び外周溝12Wの内部を埋めるように、シリコン窒化膜からなる第2の支持膜14bを堆積する。シリコン窒化膜からなる第2の支持膜14bの膜厚は、例えば、50nm程度の厚さとする。
次に、フォトレジストで形成したパターンをマスクとして、積層膜14のパターニングを行う。これにより、積層膜14は、支持部14S、内枠部14U及び外枠部14Wとされる。
次に、フッ酸(HF)を含有した薬液を用いて湿式エッチングを行って、メモリセル部51の第4の層間絶縁膜12を除去し、下部電極13の外壁面を露出させる。このとき、積層膜14は外周側の第4の層間絶縁膜12を覆うように形成されているので、外周側の第4の層間絶縁膜12は除去されない。
図18は、本発明の半導体装置の製造方法の別の一例を示す図であって、湿式エッチング後の半導体装置60のメモリセル部61の工程断面図である。図18(a)は図16のC−C’線の工程断面図であり、図18(b)は図16のD−D’線の工程断面図である。
図18に示すように、積層膜14からなる支持部14Sの一部は、下部電極13内を充填するように形成されている。支持部14Sは各下部電極13の筒内に充填されることにより、下部電極13の内部に充填された積層膜14と支持部14Sが一体となって下部電極13を保持するので、下部電極13を、第1の実施形態で示した構造より強固に支持することができる。
本実施形態では、下部電極13の内壁面をキャパシタの静電容量のために用いることができないが、下部電極13の強度を向上させることができるので、下部電極13の高さを高くして、キャパシタの静電容量を増加させることができる。なお、下部電極13を高くして湿式エッチング時間を長くしても、積層膜14は周辺回路部52の上面を覆うように形成されているので、周辺回路部52へ薬液は浸透されない。
本発明の実施形態である半導体装置60は、支持部14Sの一部が、電極(下部電極)13の筒内に充填されている構成なので、下部電極13の筒内に充填された支持部14Sの一部が支持部14Sを補強して、下部電極13を倒壊させないようにできる。
本発明の実施形態である半導体装置60は、電極(下部電極)13の筒内に充填されてなる支持部14Sの一部が、第1の支持膜14aと第2の支持膜14bとからなる構成なので、下部電極13の筒内に充填された第1の支持膜14aと第2の支持膜14bとからなる積層膜14の一部が支持部14Sを補強して、下部電極13を倒壊させないようにできる。
本発明の実施形態である半導体装置60の製造方法は、半導体基板1上に複数のコンタクトパッド10を形成する工程と、コンタクトパッド10を覆う層間絶縁膜12を形成する工程と、層間絶縁膜12を貫通し、コンタクトパッド10を露出する開口部12Aを形成する工程と、コンタクトパッド10に接するとともに、開口部12Aの内面を覆うように複数の筒状の電極13を形成する工程と、層間絶縁膜12上を覆うとともに筒状の電極13の筒内を充填するように、圧縮応力を有する第1の支持膜12aと引張応力を有する第2の支持膜12bとを積層してなる積層膜14を形成する工程と、積層膜14をパターニングして、前記電極13の各々の少なくとも一部に接する支持部14Sを形成する工程と、層間絶縁膜12を湿式エッチングして電極13の外壁面を露出させる工程と、を有する構成なので、応力の方向の異なる少なくとも2層の膜を積層することにより、支持部14Sの応力を緩和でき、キャパシタCaの製造工程の湿式エッチングの際に、キャパシタCaの下部電極13の外壁面を露出させたときでも、キャパシタCaの下部電極13を支える支持部14Sにクラックを発生させず、支持部14Sの強度を維持して、下部電極13を倒壊させないようにできる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の実施形態である半導体装置の更に別の一例を説明する。なお、第1の実施形態で示した部材と同一の部材については同一の符号を付して以下の説明を行う。
図19は、本発明の実施形態である半導体装置の平面構造の一例を示す概念図である。
図19に示すように、本発明の実施形態である半導体装置70は、平面視略矩形状のDRAM素子であり、複数の平面略矩形状のメモリセル部71と周辺回路部52とからなる。
図20は、図19に示す半導体装置のメモリセル部の平面概念図である。
図21は、図20に示すメモリセル部の図であって、図21(a)は図19のE−E’線の断面図であり、図21(b)は図19のF−F’線の断面図である。
図21に示すように、本発明の実施形態である半導体装置70は、支持部14Sの一部が、下部電極13の筒内に充填されている。また、下部電極13の筒内に充填されてなる支持部14Sの一部が、第1の支持膜14aまたは第2の支持膜14bから構成されている。
次に、本発明の実施形態である半導体装置70の製造方法について説明する。
まず、第1の実施形態の図6から図11に示した工程断面図で示した製造方法と同一の製造工程を行う。
次に、第3の層間絶縁膜11を覆うように、酸化シリコン等からなる第4の層間絶縁膜12を、例えば、2μmの厚さで堆積する。
次に、第4の層間絶縁膜12を覆うように、HDP−CVD法により、第4の層間絶縁膜12を覆うようにシリコン窒化膜からなる第1の支持膜14aを堆積する。シリコン窒化膜からなる第1の支持膜14aの膜厚は、例えば、50nm程度の厚さとする。
次に、キャパシタ素子の下部電極の形成位置12Aに、容量コンタクトパッド10の表面を露出させるように、異方性ドライエッチングにより開口部を形成する。同時に、メモリセル部51の外周に沿って、容量コンタクトパッド10の表面を露出させるように、外周溝12Bを形成する。
次に、第1の支持膜14aの表面、開口部12Aの内面および外周溝12Bの内面を覆うように、窒化チタン膜からなる導電膜13bを成膜する。
次に、フォトレジストで形成したパターンをマスクとして、導電膜13bのパターニングを行う。これにより、導電膜13bは下部電極13とされる。
次に、ALD法により、第1の支持膜14aを覆い、下部電極13の内面を充填するように、シリコン窒化膜からなる第2の支持膜14bを堆積する。第2の支持膜14bの膜厚は、例えば、50nm程度の厚さとする。
次に、フォトレジストで形成したパターンをマスクとして、第2の支持膜14bのパターニングを行い、支持部14S、内枠部14U及び外枠部14Wを形成する。
次に、フッ酸(HF)を含有した薬液を用いて湿式エッチングを行って、メモリセル部51の第4の層間絶縁膜12を除去し、下部電極13の外壁面を露出させる。このとき、積層膜14が外周側の第4の層間絶縁膜12を覆うように形成されているので、外周側の第4の層間絶縁膜12は除去されない。
図22は、本発明の半導体装置の製造方法の別の一例を示す図であって、湿式エッチング後の半導体装置70のメモリセル部71の工程断面図である。図22(a)は図20のE−E’線の工程断面図であり、図22(b)は図20のF−F’線の工程断面図である。
図22に示すように、積層膜14からなる支持部14Sの一部は、下部電極13内を充填するように形成されている。支持部14Sは各下部電極13の筒内に充填されることにより、下部電極13の内部に充填された積層膜14と支持部14Sが一体となって下部電極13を保持するので、下部電極13を、第1の実施形態で示した構造より強固に支持することができる。
本実施形態では、下部電極13の内壁面をキャパシタの静電容量のために用いることができないが、下部電極13の強度を向上させることができるので、下部電極13の高さを高くして、キャパシタの静電容量を増加させることができる。なお、下部電極13を高くして湿式エッチング時間を長くしても、積層膜14は周辺回路部52の上面を覆うように形成されているので、周辺回路部52への薬液の浸透を防止することができる。
半導体装置の微細化を進めて、開口部12Aの開口幅(内径)を小さくして、下部電極13内に積層膜14を充填するスペースが確保できない場合でも、本実施形態で示した構造を適用して、下部電極13を強固に保持することができる。
本発明の実施形態である半導体装置70は、支持部14Sの一部が、下部電極13の筒内に充填されている構成なので、下部電極13の筒内に充填された支持部14Sの一部が支持部14Sを補強して、下部電極13を倒壊させないようにできる。
本発明の実施形態である半導体装置70は、下部電極13の筒内に充填されてなる支持部14Sの一部が、第1の支持膜14aまたは第2の支持膜14bからなる構成なので、下部電極13の筒内に充填された第1の支持膜14aまたは第2の支持膜14bの一部が支持部14Sを補強して、下部電極13を倒壊させないようにできる。
本発明の実施形態である半導体装置70の製造方法は、半導体基板1上に複数のコンタクトパッド10を形成する工程と、コンタクトパッド10を覆う層間絶縁膜12を形成する工程と、層間絶縁膜12上に、圧縮応力を有する第1の支持膜14a及び引張応力を有する第2の支持膜14bのうちいずれか一方の支持膜を形成する工程と、層間絶縁膜12及び前記支持膜を貫通し、コンタクトパッド10を露出する開口部12Aを形成する工程と、コンタクトパッド10に接するとともに、開口部12Aの内面を覆うように複数の筒状の電極13を形成する工程と、前記支持膜上を覆うとともに筒状の電極13の筒内を充填するように、第1の支持膜12a及び第2の支持膜12bのうちの他方の支持膜を形成し、電極13間に第1の支持膜14aと第2の支持膜14bとを積層してなる積層膜14を形成する工程と、積層膜14をパターニングして、電極13の各々の少なくとも一部に接する支持部14Sを形成する工程と、層間絶縁膜12を湿式エッチングして電極13の外壁面を露出させる工程と、を有する構成なので、応力の方向の異なる少なくとも2層の膜を積層することにより、支持部14Sの応力を緩和でき、キャパシタCaの製造工程の湿式エッチングの際に、キャパシタCaの下部電極13の外壁面を露出させたときでも、キャパシタCaの下部電極13を支える支持部14Sにクラックを発生させず、支持部14Sの強度を維持して、下部電極13を倒壊させないようにできる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。しかし、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。
(実施例1)
図1〜図5に示す実施例1の半導体装置を、次のようにして製造した。
まず、所定の洗浄を行ったP型のシリコンからなる半導体基板1の一面(主面)に、STI法により溝を形成した後、前記溝に酸化シリコン(SiO)を埋設して、素子分離領域を形成した。
次に、素子分離領域により区画された活性領域内に、フォトレジストパターンをマスクとして用いて、半導体基板をシリコン・エッチングして、MOSトランジスタのゲート電極用の溝を形成した。
次に、熱酸化法により、半導体基板のシリコン表面を酸化して、厚さ4nmの酸化シリコンからなる熱酸化膜(ゲート絶縁膜)を形成した。
次に、CVD法により、モノシラン(SiH)及びフォスヒン(PH)を原料ガスとして、溝の内部を完全に多結晶シリコン膜で充填する膜厚で、リンが含有された多結晶シリコン膜を堆積した。
次に、スパッタリング法により、前記多結晶シリコン膜上にタングステンからなる金属膜を50nmの厚さで堆積した。
次に、プラズマCVD法により、モノシランとアンモニア(NH)を原料ガスとして、前記金属膜上に、窒化シリコンなどの絶縁膜からなるキャップ層を厚さ70nmで堆積した。
次に、キャップ層上にフォトレジストを塗布した後、フォトリソグラフィ法により、マスクを用いて、ゲート電極形成用のフォトレジストパターンを形成し、これをマスクとして、キャップ層をエッチングした。
次に、前記フォトレジストパターンを除去した後、キャップ層をハードマスクとして用いて、金属膜及び多結晶シリコン膜をエッチングして、ゲート電極を形成した。
次に、活性領域の半導体基板の一面にN型不純物としてリン(P)のイオン注入を行い、不純物拡散層を形成した。
次に、CVD法により、半導体基板の一面側を覆うようにシリコン窒化膜を20nmの厚さに堆積した後、前記シリコン窒化膜をエッチバックして、ゲート電極の側壁を覆うように、サイドウォールを形成した。
次に、CVD法により、キャップ層及びサイドウォールを覆うように、酸化シリコン等からなるゲート層間絶縁膜を形成した後、CMP法により、ゲート層間絶縁膜の表面をキャップ層の上面が露出するまで研磨して、ゲート電極に由来する凹凸を平坦化した。
次に、基板コンタクト部の位置に開口部を形成するように、フォトレジストパターンからなるマスクを形成してエッチングを行った。前記開口部は、キャップ層及びサイドウォールを利用して、セルフアラインにてゲート電極の間に設けた。
次に、CVD法にて、半導体基板の一面側に、リンを含有した多結晶シリコン膜を堆積した後、CMP法により、多結晶シリコン膜の表面をキャップ層の上面が露出するまで研磨し、開口部内に多結晶シリコン膜からなる基板コンタクトプラグを形成した。
次に、CVD法により、キャップ層、サイドウォール、基板コンタクトプラグ及びゲート層間絶縁膜を覆うように、酸化シリコンからなる第1の層間絶縁膜を例えば600nmの厚みで形成した後、CMP法により、第1の層間絶縁膜を研磨して、その厚みを300nmとした。
次に、基板コンタクト部の位置に、第1の層間絶縁膜を貫通するコンタクトホールを形成して、一の基板コンタクトプラグの表面を露出させた後、このコンタクトホールを充填するように、TiN/Tiのバリア膜上にタングステン(W)を堆積した積層膜を形成した。
次に、CMP法にて、前記積層膜の表面を研磨して、前記積層膜をビット線コンタクトプラグとした。
次に、第1の層間絶縁膜上に、ビット線コンタクトと接続するようにビット配線を形成した後、ビット配線及び第1の層間絶縁膜を覆うように、酸化シリコン等からなる第2の層間絶縁膜を形成した。
次に、別の基板コンタクト部の位置に、第1の層間絶縁膜及び第2の層間絶縁膜を貫通するコンタクトホールを形成して、基板コンタクトプラグの表面を露出させた後、これらのコンタクトホールを充填するように、TiN/Tiのバリア膜上にタングステン(W)を積層した膜を堆積した積層膜を形成した。
次に、CMP法にて、前記積層膜の表面を研磨して、前記積層膜を容量コンタクトプラグとした。
次に、第2の層間絶縁膜上に、容量コンタクトプラグと接続するように、タングステンを含む積層膜からなる容量コンタクトパッドを形成して、容量コンタクトプラグと容量コンタクトパッドの導通を確保した。容量コンタクトパッドの大きさは、キャパシタ素子の下部電極の底部のサイズの2倍にした。
また、メモリセル部の外周領域においても、外周溝を形成する位置に、容量コンタクトパッドを形成した。次に、容量コンタクトパッド及び第2の層間絶縁膜を覆うように、窒化シリコンからなる第3の層間絶縁膜を、60nmの厚さで堆積した。
次に、第3の層間絶縁膜を覆うように、酸化シリコン等からなる第4の層間絶縁膜を、2μmの厚さで堆積した。
次に、第4の層間絶縁膜を堆積した半導体基板を、HDP−CVD成膜装置のチャンバー(反応室)内に設けられたステージ上に1枚ずつ載置し、ステージ上に載置した半導体基板の温度を450〜500℃の温度範囲となるように調整した。
次に、前記チャンバー内に原料ガスを供給すると共に、真空ポンプにより、前記チャンバー内を所定の真空度に維持した。原料ガスとして、シラン(SiH)ガスおよび窒素(N)ガスを使用し、SiHガス流量を150〜250sccmとし、Nガス流量を200〜300sccmとなるようにし、キャリアガスとしてはアルゴン(Ar)の不活性ガスを使用した。
次に、前記チャンバーを取り巻くように配置したコイルに、RFジェネレータから高周波電力(以下、ソースパワーという。)を供給して、前記チャンバー内に誘導結合によるプラズマを生成した。ソースパワーは7500〜12000Wとした。
また、半導体基板を載置するステージに、別に設けられたRFジェネレータから、独立した制御用の高周波電力(以下、バイアスパワーという。)を加えた。バイアスパワーは500〜1500Wとした。
この状態で、HDP−CVD成膜装置のチャンバー内にプラズマを発生させ、前記ソースパワーと前記バイアスパワーをそれぞれ独立して制御して、成膜に寄与するイオンの動きを制御し、堆積する膜の状態を調節した。
このようにして、HDP−CVD法により、第4の層間絶縁膜を覆うように、シリコン窒化膜からなる第1の支持膜を堆積した。シリコン窒化膜からなる第1の支持膜の膜厚は、50nmの厚さとした。
次に、第1の支持膜を成膜した半導体基板を、ALD成膜装置のプロセスチューブ(反応室)内に、相互に所定の間隔で収容した。なお、ALD成膜装置としては、複数の半導体基板を同時に処理できるバッチ式の縦型ホットウォール装置を使用した。次に、前記プロセスチューブ内を、真空ポンプにより排気して、所定の真空度に維持した。
次に、プロセスチューブ内に収容した半導体基板を400〜650℃の温度範囲となるように調整した。
次に、シリコン原料ガスを供給して、半導体基板1上に概略シリコン原子1層分のシリコン膜を吸着させた(ALD第1工程)。シリコン原料ガスとして、ジクロルシラン(SiHCl)ガスを使用し、SiHClガスを1〜3slmの流量で所定の時間供給した。
次に、シリコン原料ガスの供給を止め、窒素原料ガスを供給して、吸着したシリコン膜をプラズマ化した窒素原料ガスによって窒化して、シリコン窒化膜を形成した(ALD第2工程)。窒素原料ガスとして、アンモニア(NH)ガスを使用し、NHガスを4〜6slmの流量で所定の時間供給した。
ALD第1工程とALD第2工程を交互に繰り返すことにより、所望の膜厚の窒化シリコンを堆積した。
なお、ALD第1工程とALD第2工程の間では、パージガスとして窒素(N)ガスを供給して、残留ガスをプロセスチューブ外に排出した。
このようにして、ALD法により、第1の支持膜を覆うように、窒化シリコンからなる第2の支持膜を堆積した。窒化シリコンからなる第2の支持膜の膜厚は、50nmの厚さとした。
次に、キャパシタ素子の下部電極の形成位置に、容量コンタクトパッドの表面を露出させるように、異方性ドライエッチングにより開口部を形成した。同時に、メモリセル部の外周に沿って、容量コンタクトパッドの表面を露出させるように、外周溝を形成した。次に、積層膜の表面、前記開口部および前記外周溝の内面を覆うように、窒化チタン膜を成膜した。
次に、前記開口部および前記外周溝の内部を充填し、積層膜を覆うように、シリコン酸化膜からなる保護膜を形成した。
次に、CMP法によって、窒化チタン膜が露出するまで、前記保護膜の研磨を行い、窒化チタン膜を下部電極とした。
次に、フォトレジストで形成したパターンをマスクとして、積層膜のパターニングを行い、積層膜を支持部、内枠部及び外枠部とした。
次に、フッ酸(HF)を含有した薬液を用いて湿式エッチングを行い、メモリセル部の第4の層間絶縁膜を除去して、下部電極の外壁面を露出させるとともに、下部電極の内部に充填した保護用のシリコン酸化膜を除去した。このとき、積層膜は外周側の第4の層間絶縁膜を覆うように形成したので、外周側の第4の層間絶縁膜は除去されなかった。
これにより、湿式エッチング後、図14に示す断面構造体を製造した。前記断面構造体は、キャパシタ素子の下部電極の上端側が支持部により保持されているので、湿式エッチングを実施して下部電極の外壁面を露出させても、下部電極は倒壊しなかった。また、支持部は、応力が緩和された積層膜からなる構成なので、湿式エッチングの実施によって、支持部の下端側に位置する第4の層間絶縁膜が除去されても、支持部にクラックを生じさせなかった。
なお、シリコン窒化膜からなる第3の層間絶縁膜は、この湿式エッチングの際のストッパー膜として機能し、第3の層間絶縁膜よりも下層に位置する素子等がエッチングされることはなかった。更に、積層膜を周辺回路部の上面を覆うように形成したので、周辺回路部が薬液により除去されることもなかった。
次に、下部電極の外壁面を覆うように、酸化ハフニウム(HfO)からなる容量絶縁膜を形成してから、下部電極及び支持部を覆うように、窒化チタン膜からなる上部電極を形成して、キャパシタ素子Caを形成した。
次に、上部電極を覆うように、酸化シリコン等からなる第5の層間絶縁膜を形成し、キャパシタ素子の上部電極に電位(プレート電位)を与えるための引き出し用コンタクトプラグを形成し、湿式エッチングの実施後、不要となった周辺回路部上の積層膜を除去した。
次に、第5の層間絶縁膜上に、アルミニウム(Al)や銅(Cu)等からなる配線層を形成し、第5の層間絶縁膜及び配線層を覆うように、酸窒化シリコン(SiON)からなる表面保護膜を形成した。
以上の工程により、図1〜5に示す半導体装置(DRAM素子)を製造した。
(実施例2)
図15〜17に示す実施例2の半導体装置を、次のようにして製造した。
まず、実施例1と同様にして、第3の層間絶縁膜の成膜までの工程を行った。
次に、第3の層間絶縁膜を覆うように、酸化シリコンからなる第4の層間絶縁膜を、2μmの厚さで堆積した。
次に、キャパシタ素子の下部電極の形成位置に、容量コンタクトパッドの表面を露出させるように、異方性ドライエッチングにより開口部を形成した。同時に、メモリセル部の外周に沿って、容量コンタクトパッドの表面を露出させるように、外周溝を形成した。
次に、積層膜の表面、開口部および外周溝の内面を覆うように、窒化チタン膜を成膜した後、フォトレジストで形成したパターンをマスクとして、窒化チタン膜のパターニングを行い、窒化チタン膜を下部電極とした。
次に、HDP−CVD法により、第4の層間絶縁膜を覆うとともに、開口部及び外周溝の内面を覆うように形成された下部電極の内面を覆うように、シリコン窒化膜からなる第1の支持膜を堆積した。第1の支持膜の膜厚は、50nmとした。
次に、ALD法により、第1の支持膜を覆い、下部電極内を充填するように、シリコン窒化膜からなる第2の支持膜を堆積した。シリコン窒化膜からなる第2の支持膜の膜厚は、50nmとした。
次に、フォトレジストで形成したパターンをマスクとして、積層膜のパターニングを行い、積層膜を、支持部、内枠部及び外枠部とした。
次に、フッ酸(HF)を含有した薬液を用いて湿式エッチングを行って、メモリセルの第4の層間絶縁膜を除去し、下部電極の外壁面を露出させ、図18に示す断面構造体を製造した。
図18に示す断面構造体は、キャパシタ素子の下部電極の上端側が支持部により支持されているので、湿式エッチングを実施して下部電極の外壁面を露出させても、下部電極は倒壊しなかった。また、支持部にクラックは生じなかった。
次に、実施例1と同様にして、容量絶縁膜、上部電極、第5の層間絶縁膜、引き出し用コンタクトプラグ、配線層、表面保護膜を形成した。以上の工程により、図15〜17に示す実施例2の半導体装置(DRAM素子)を製造した。
(実施例3)
図19〜21に示す実施例3の半導体装置を、次のようにして製造した。
まず、実施例1と同様にして、第3の層間絶縁膜の成膜までの工程を行った。
次に、第3の層間絶縁膜を覆うように、酸化シリコンからなる第4の層間絶縁膜を、2μmの厚さで堆積した。
次に、HDP−CVD法により、第4の層間絶縁膜を覆うように、シリコン窒化膜からなる第1の支持膜を堆積した。第1の支持膜の膜厚は、50nmとした。
次に、キャパシタ素子の下部電極の形成位置に、容量コンタクトパッドの表面を露出させるように、異方性ドライエッチングにより開口部を形成した。同時に、メモリセル部の外周に沿って、容量コンタクトパッドの表面を露出させるように、外周溝を形成した。
次に、第1の支持膜の表面、開口部および外周溝の内面を覆うように、窒化チタン膜を成膜した。
次に、フォトレジストで形成したパターンをマスクとして、窒化チタン膜のパターニングを行い、窒化チタン膜を下部電極とした。
次に、ALD法により、第1の支持膜を覆い、下部電極の内面を充填するように、シリコン窒化膜からなる第2の支持膜を堆積した。第2の支持膜の膜厚は、50nmとした。
次に、フォトレジストで形成したパターンをマスクとして、第2の支持膜のパターニングを行い、支持部、内枠部及び外枠部を形成した。
次に、フッ酸(HF)を含有した薬液を用いて湿式エッチングを行って、メモリセルの第4の層間絶縁膜を除去し、下部電極の外壁面を露出させた。これにより、湿式エッチング後、図22に示す断面構造体を製造した。
図22に示す断面構造体は、キャパシタ素子の下部電極の上端側が支持部により支持されているので、湿式エッチングを実施して下部電極の外壁面を露出させても、下部電極は倒壊しなかった。また、支持部にクラックは生じなかった。
次に、実施例1と同様にして、容量絶縁膜、上部電極、第5の層間絶縁膜、引き出し用コンタクトプラグ、配線層、表面保護膜を形成した。
以上の工程により、図19〜21に示す実施例3の半導体装置(DRAM素子)を製造した。
本発明は、半導体装置およびその製造方法に関するものであり、特に、クラックの発生を防止した支持部を有し、下部電極の倒壊を防止した半導体装置およびその製造方法に関するものであり、半導体装置を製造・利用する産業において利用可能性がある。
1…半導体基板、1a…一面(主面)、2…溝、3…素子分離領域、4…第1の層間絶縁膜、4A…ビット線コンタクトプラグ、5…ゲート電極、5a…ゲート絶縁膜、5b…サイドウォール、5c…キャップ層、6…ビット配線、7…第2の層間絶縁膜、7A…コンタクトプラグ、8…不純物拡散領域、9…基板コンタクトプラグ、10…容量コンタクトパッド、11…第3の層間絶縁膜、12…第4の層間絶縁膜(層間絶縁膜)、12A…コンタクトホール、12B…外周溝、12c…内周、13…下部電極、13a…保護膜、13b…導電膜、14…積層膜、14a…第1の支持膜、14b…第2の支持膜、14S…支持部、14U…内枠部、14W…外枠部、15…上部電極、20…第5の層間絶縁膜、21…配線層、22…表面保護膜、40…ゲート層間絶縁膜、50…半導体装置(DRAM素子)、51…メモリセル部、51c…外周、52…周辺回路部、60…半導体装置(DRAM素子)、61…メモリセル部、70…半導体装置(DRAM素子)、71…メモリセル部、205a、205b、205c…基板コンタクト部、Ca…キャパシタ素子、K…活性領域、Tr…トランジスタ、W…ゲート配線。

Claims (14)

  1. 半導体基板上に立設する複数の電極と、
    前記電極の立設を保持する支持部と、を備え、
    前記支持部が、圧縮応力を有する第1の支持膜と引張応力を有する第2の支持膜とが積層されてなる積層膜であることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の支持膜または前記第2の支持膜のいずれかまたは両方が2層以上であり、前記第1の支持膜と前記第2の支持膜が交互に積層されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記電極が筒状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記支持部の一部が、前記電極の筒内に充填されていることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記電極の筒内に充填されてなる前記支持部の一部が、前記第1の支持膜と前記第2の支持膜とからなることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記電極の筒内に充填されてなる前記支持部の一部が、前記第1の支持膜または前記第2の支持膜からなることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  7. 前記電極が柱状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  8. 前記第1の支持膜及び前記第2の支持膜の少なくとも一方がシリコン窒化膜であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体装置。
  9. 前記電極と、前記電極の側面に形成された容量絶縁膜と、前記容量絶縁膜を前記電極との間に挟み込むように形成された別の電極と、を有するキャパシタ素子を備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体装置。
  10. 半導体基板上に複数の接続用電極を形成する工程と、
    前記接続用電極を覆う層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜上に、圧縮応力を有する第1の支持膜と引張応力を有する第2の支持膜とを積層してなる積層膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜と前記積層膜とを貫通し、前記接続用電極を露出する開口部を形成する工程と、
    前記接続用電極に接するとともに、前記開口部の内面を覆うように複数の電極を形成する工程と、
    前記積層膜をパターニングして、前記電極の各々の少なくとも一部に接する支持部を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜を湿式エッチングして前記電極の外壁面を露出させる工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 半導体基板上に複数の接続用電極を形成する工程と、
    前記接続用電極を覆う層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜を貫通し、前記接続用電極を露出する開口部を形成する工程と、
    前記接続用電極に接するとともに、前記開口部の内面を覆うように複数の筒状の電極を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜上を覆うとともに前記筒状の電極の筒内を充填するように、圧縮応力を有する第1の支持膜と引張応力を有する第2の支持膜とを積層してなる積層膜を形成する工程と、
    前記積層膜をパターニングして、前記電極の各々の少なくとも一部に接する支持部を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜を湿式エッチングして前記電極の外壁面を露出させる工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 半導体基板上に複数の接続用電極を形成する工程と、
    前記接続用電極を覆う層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜上に、圧縮応力を有する第1の支持膜及び引張応力を有する第2の支持膜のうちいずれか一方の支持膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜及び前記支持膜を貫通し、前記接続用電極を露出する開口部を形成する工程と、
    前記接続用電極に接するとともに、前記開口部の内面を覆うように複数の筒状の電極を形成する工程と、
    前記支持膜上を覆うとともに前記筒状の電極の筒内を充填するように、前記第1の支持膜及び前記第2の支持膜のうちの他方の支持膜を形成し、前記電極間に前記第1の支持膜と前記第2の支持膜とを積層してなる積層膜を形成する工程と、
    前記積層膜をパターニングして、前記電極の各々の少なくとも一部に接する支持部を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜を湿式エッチングして前記電極の外壁面を露出させる工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 前記第1の支持膜および前記第2の支持膜が共にシリコン窒化膜であり、
    前記第1の支持膜を形成する方法がHDP−CVD法であり、前記第2の支持膜を形成する方法がALD法またはLP−CVD法のいずれかであることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記半導体基板上に複数のMOSトランジスタを形成する工程をさらに備え、
    前記MOSトランジスタのソース・ドレイン電極のいずれか一方と、前記開口部の内部に設けた電極が前記接続用電極を介して接続していることを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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