JP4437301B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4437301B2
JP4437301B2 JP2007048515A JP2007048515A JP4437301B2 JP 4437301 B2 JP4437301 B2 JP 4437301B2 JP 2007048515 A JP2007048515 A JP 2007048515A JP 2007048515 A JP2007048515 A JP 2007048515A JP 4437301 B2 JP4437301 B2 JP 4437301B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
forming
organic coating
silicon
coating film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007048515A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008211119A (ja
Inventor
厚志 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Micron Memory Japan Ltd
Original Assignee
Elpida Memory Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Elpida Memory Inc filed Critical Elpida Memory Inc
Priority to JP2007048515A priority Critical patent/JP4437301B2/ja
Priority to US12/037,118 priority patent/US7592249B2/en
Publication of JP2008211119A publication Critical patent/JP2008211119A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4437301B2 publication Critical patent/JP4437301B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/48Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor
    • H01L23/482Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor consisting of lead-in layers inseparably applied to the semiconductor body
    • H01L23/485Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor consisting of lead-in layers inseparably applied to the semiconductor body consisting of layered constructions comprising conductive layers and insulating layers, e.g. planar contacts
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/768Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics
    • H01L21/76897Formation of self-aligned vias or contact plugs, i.e. involving a lithographically uncritical step
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/30DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/48Data lines or contacts therefor
    • H10B12/482Bit lines
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/30DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/48Data lines or contacts therefor
    • H10B12/488Word lines
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/12Passive devices, e.g. 2 terminal devices
    • H01L2924/1204Optical Diode
    • H01L2924/12044OLED

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

本発明は半導体装置の製造方法に関し、自己整合で形成する微細なコンタクトホールと隣接する配線とのショートマージンを高めたDRAM(Dynamic Random Access Memory)の製造方法に関する。
近年のDRAMにおいては、キャパシタの容量確保の容易性からCOB(Capacitor Over Bitline)構造の採用が主流となっている。COB構造のメモリセルでは、半導体基板表面に形成されるワード配線と、ワード配線上に層間絶縁膜を介してワード配線に直交するように配置されるビット配線と、さらに層間絶縁膜を介してその上方に形成されるキャパシタが主な構成要素となっている。最上に位置するキャパシタは、ワード配線およびビット配線とショートしないように、各々の配線の間隙を縫って形成されるコンタクトプラグを介して半導体基板と接続されている。
図1の平面図および図2の断面図を用いて、さらに詳細にDRAMのメモリセルの構造例について説明する。
図1の平面図に示したように、素子分離領域102で囲まれた活性領域101aが規則的に整列するように配置されている。複数の活性領域101aを縦断するようにワード配線105が配置される。ワード配線105の両側壁にはサイドウォール105dが設けられている。ワード配線は各活性領域101a上に形成されるトランジスタのゲート電極を構成する。また、ワード配線に略直交するようにビット配線111が配置される。さらに、活性領域に形成されるトランジスタの拡散層としてドレイン103およびソース104が設けられる。ドレイン103およびソース104上には上層配線と接続するためのコンタクトプラグ107aおよび108aが設けられる。コンタクトプラグ107aはビット配線111に接続され、コンタクトプラグ108aは上層部に設けられるキャパシタに接続される。
図2の断面図は、図1のA−A上の断面を模式的に示している。p型半導体基板101表面の所定の領域に素子分離領域102、n型拡散層から成るドレイン103、ソース104が設けられる。半導体基板101表面に形成されたゲート絶縁膜105aを介してゲート電極105bおよび保護絶縁膜105cからなるワード配線が設けられ、ワード配線にはサイドウォール105dが設けられている。ワード配線を覆うように、第1層間絶縁膜106が設けられ、第1層間絶縁膜106の所定の領域にコンタクトホール107および108が設けられ、各々のコンタクトホール107および108にはコンタクトプラグ107aおよび108aが設けられる。コンタクトプラグ107a、108aおよび第1層間絶縁膜106の表面に第2層間絶縁膜109が設けられる。コンタクトプラグ107aに接続するようにビット配線コンタクトプラグ110が設けられる。また、コンタクトプラグ108aに接続するように容量コンタクトプラグの一部となる第2コンタクトプラグ110aが設けられる。ビット配線コンタクトプラグ110上にビット配線111が設けられ、ビット配線111は第3層間絶縁膜112で覆われる。第3層間絶縁膜112には、ビット配線111の間に位置して第2コンタクトプラグ110aに接続するように、容量コンタクトプラグ113が設けられる。容量コンタクトプラグ113および第3層間絶縁膜の表面には第4層間絶縁膜114が設けられ、第4層間絶縁膜には容量コンタクトプラグ113に対応する位置にシリンダホールが形成され、シリンダホール内面には容量コンタクトプラグ113と接続するように、キャパシタの下部電極115が設けられる。下部電極115を覆うように容量絶縁膜116および上部電極117が設けられる。さらに第5層間絶縁膜118を介して配線層119が設けられCOB構造のメモリセルが構成されている。
上記のようなCOB構造のDRAMにおいては、集積度向上の要求に伴い、メモリセルは縮小の一途を辿っている。そのため、各構成要素に許容される平面面積も縮小せざるを得ず、上記の各コンタクトプラグの形成も極めて困難な状況になっている。特に、隣接するワード配線の間に形成されるコンタクトプラグ107a、108a、およびビット配線111の間に形成される容量コンタクトプラグ113の形成は、加工マージンが小さくなり一段と困難な状況になっている。この困難性を軽減するためにコンタクトホールの形成にはSAC(Self Aligned Contact)法が用いられている。
しかし、SAC法を用いてさえも、以下に述べる問題が顕在化してきた。その問題について、図3(a)(b)に示した断面図を用いて説明する。
最初に、図3(a)に示したように、ゲート電極105bと、窒化シリコン膜からなる保護絶縁膜105cとでワード配線を形成し、窒化シリコン膜からなるサイドウォール105dを形成する。その後、全面に酸化シリコン膜からなる第1層間絶縁膜106を形成し、さらにハードマスク130を形成し、リソグラフィ法によりホトレジストパターン131を形成する。
次に、図3(b)に示したように、ドライエッチング法により酸化シリコン膜からなる第1層間絶縁膜106をエッチングする。この時、酸化シリコン膜と窒化シリコン膜とのエッチング選択比を十分確保できないため、酸化シリコン膜を半導体基板表面までエッチングしている間にゲート電極105bの肩部の窒化シリコン膜もエッチングされてしまい、丸印Bで示した部分の絶縁膜が薄くなり、この後に形成するコンタクトプラグとゲート電極とがショートする問題がある。ドライエッチングでは、孔の径が小さくなるほど孔底のエッチング速度が相対的に遅くなるため、この問題は、メモリセルが微細化されるに従い、さらに深刻となる。
上記問題を回避するために、特許文献1には、有機系低誘電率膜を用いてSAC法を実施する提案が成されている。特許文献1では、まず、側壁にスペーサを備えたゲート電極を形成した後、ゲート電極と同程度の高さの有機系低誘電率膜を全面に形成して、ゲート電極間の空間を埋め込む。その後、全面に無機絶縁膜を積層して、リソグラフィとドライエッチングにより無機絶縁膜に所定のホールを形成する。次に、無機絶縁膜をマスクとして、酸素を主エッチングガスとするドライエッチングにより有機系低誘電率膜をエッチングしてコンタクトホールを形成する方法が開示されている。
特開2001−102550号公報
前記特許文献1には、種々の有機系低誘電率膜が開示されているが、その材料はCVD(Chemical Vapor Deposition)法で形成するカーボン膜か、シリコンもしくはフッ素を含有する有機塗布膜である。前者の、CVD法で形成するカーボン膜は、段差被覆性が悪いために、膜中にボイドが発生し、結果的にボイドを介してコンタクトホール同士がショートする問題がある。また、後者の有機塗布膜は、耐熱性に乏しく、500℃以上の熱を必要とする製造工程では、パターンの熱変形や脱ガスが生じる問題がある。特許文献1では、有機系低誘電率膜をそのまま、残して配線の寄生容量を減少させることを副次的利点として説明されているが、この場合、有機系低誘電率膜を形成した後の工程で付加される熱負荷を500℃以下に制限する必要があり、DRAMのように、後の工程で700℃程度の熱負荷がかかる半導体装置への適用は困難となる問題がある。また、特許文献1には具体的記載はないが、これらの有機塗布膜では、例えば、コンタクトプラグをタングステンで形成する場合、タングステンの原料に含まれるフッ素で有機塗布膜がエッチングされる問題もある。
上記問題に鑑み、本発明の目的は、有機塗布膜を用いてコンタクトホールを形成し、その後、原料にフッ素を含有するガスを用いてコンタクトプラグを形成しても、熱変形やフッ素によるダメージを回避して微細コンタクトプラグの形成を可能とする半導体装置の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明における半導体装置の製造方法は、半導体基板上に有機塗布膜を形成する工程と、前記有機塗布膜にコンタクトホールを形成する工程と、前記コンタクトホール内にコンタクトプラグを形成する工程と、前記有機塗布膜を選択的に除去して、前記コンタクトプラグの側壁の少なくとも一部を露出させる工程と、全面に無機絶縁膜を形成し、前記コンタクトプラグを埋め込む工程と、前記無機絶縁膜の表面を研磨し、前記コンタクトプラグの表面を露出させる工程と、を上記の順に少なくとも含むことを特徴としている。
上記、本発明の半導体装置の製造方法によれば、有機塗布膜にコンタクトホールを形成し、コンタクトホール内にコンタクトプラグを形成した後、一旦有機塗布膜を除去してコンタクトプラグを露出させた後、隣接するコンタクトプラグの空間を耐熱性に問題のない無機絶縁膜で埋め戻している。したがって、コンタクトプラグとゲート電極のショートを回避して微細コンタクトプラグを形成できると同時に、その後の工程で500℃以上の熱負荷がかかっても、有機塗布膜の熱変形に起因する問題を生じることがない。
また、本発明における半導体装置の製造方法は、前記有機塗布膜に、シリコンを含有しない有機塗布膜を用いることを特徴としている。シリコンを含有している有機塗布膜を酸素のみのプラズマでエッチングするとシリコンが残渣としてエッチング面に残存してしまう。これを回避するためには、特許文献1に記載されているように、主エッチングガスとなる酸素に、フッ素含有ガスを添加する必要がある。その結果、窒化シリコン膜などの部材もエッチングされ、高選択エッチングは困難となる。本発明ではシリコンを含有しない有機塗布膜を用いるので、フッ素を含有しない雰囲気で有機塗布膜の除去が可能となり、例えば窒化シリコン膜に対しては100倍以上のエッチング選択比を確保することが可能となる。
また、本発明における半導体装置の製造方法は、前記コンタクトプラグを形成する工程において、前記有機塗布膜にコンタクトホールを形成した後、シリコン膜を全面に形成する工程と、前記シリコン膜を形成した後、金属膜および金属窒化物膜を全面に形成する工程と、前記金属膜および金属窒化物膜を全面に形成した後、前記コンタクトホールを埋め込むように、全面に金属膜を形成する工程と、前記有機塗布膜上に形成された前記シリコン膜、前記金属膜および金属窒化物膜、前記金属膜を除去する工程を、上記の順に少なくとも含むことを特徴としている。
例えば、上記金属膜をタングステン膜で形成する場合、フッ化タングステン(WF)と水素(H)を原料ガスとし、400℃を条件とするCVD法を用いることができる。400℃で形成できるので熱変形の問題は回避できるが、この時、反応副生成物としてフッ素やフッ化水素が発生する。有機塗布膜は、これらの反応副生成物でエッチングされ表面の凹凸が増大し、微細コンタクトプラグの形成が阻害される場合がある。本発明では、タングステン膜を形成する前に、窒化チタン膜などの金属窒化物膜で有機塗布膜を被覆しているので、窒化チタン膜がバリヤ層となって有機塗布膜がフッ素等によってエッチングされるのを防止できる。また、金属窒化物膜を形成する前にシリコン膜を形成してバリヤ層の一部として用いることもできる。この場合のシリコン膜は、原料ガスにジシラン(Si)とジボラン(B)を用いるCVD法で形成することができる。通常、用いられているリンドープシリコン膜ではモノシラン(SiH)あるいはジシランとホスフィン(PH)を原料ガスに用いるが、この場合は少なくとも500℃以上の温度が必要であるために、上記有機塗布膜に熱変形を及ぼす恐れがある。しかし、ジボランを用いたボロンドープシリコン膜の形成ではジボラン原料特有の触媒的現象により、350℃で成膜することができるので有機塗布膜が熱変形する問題が生じない。
本発明によれば、有機塗布膜を用いてコンタクトホールを形成し、その後、原料にフッ素を含有するガスを用いてコンタクトプラグを形成しても、熱変形やフッ素によるダメージを回避して微細コンタクトプラグの形成を可能とする半導体装置の製造方法を提供できる。
以下、本発明の実施例について、図4から図11を用いて詳細に説明する。なお、説明の便宜上、必要に応じて図1および図2を用いることとする。
最初に、ワード配線に隣接するコンタクトプラグの形成に有機塗布膜を用いる第1の実施例について、図4(a)(b)(c)(d)、図5(e)(f)(g)(h)に示した一連の工程断面図を用いて説明する。
まず、図4(a)に示したように、p型シリコンからなる半導体基板101表面にSTI(Shallow Trench Isolation)法を用いて、素子分離領域102を形成し、図1に示した活性領域101aを形成した。続いて活性領域の表面に熱酸化法により厚さ6nmの酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜105aを形成した。さらに、厚さ140nmのゲート電極105bおよび厚さ140nmの窒化シリコン膜からなる保護絶縁膜105cを全面に形成した。ゲート電極105bは、下からCVD法で形成するリンドープシリコン膜およびタングステンシリサイド膜と、スパッタ法で形成する窒化タングステン膜およびタングステン膜からなる積層膜で形成した。その後、リソグラフィとドライエッチング法により保護絶縁膜105cおよびゲート電極105bを加工した。この加工においては、保護絶縁膜105cをマスクとしてタングステン膜および窒化タングステン膜をエッチングした後、露出したタングステン膜および窒化タングステン膜の側壁を一旦10nm程度の窒化シリコン膜で被覆し、その後、下地のタングステンシリサイド膜およびリンドープシリコン膜をエッチングしている。さらに、その後、選択酸化法によりゲート電極間のシリコン基板表面における酸化膜厚が15nmとなるように熱酸化した。加工されたゲート電極105bおよび保護絶縁膜105cは、図1に示したワード配線105を構成している。続いて、全面に厚さ20nmの窒化シリコン膜をCVD法により形成し、ドライエッチング法を用いてエッチバックすることにより、ワード配線105の側壁にサイドウォール105dを形成した。なお、ワード配線105形成後およびサイドウォール105d形成後にイオン注入法により活性領域の表面に不純物を注入し、ドレイン103およびソース104となる拡散層を形成した。
次に、図4(b)に示したように、厚さ400nmの有機塗布膜132aを回転塗布法により全面に形成した。有機塗布膜132aにはシリコンを含有しないものを用い、塗布後425℃でベーク処理した。続いて、厚さ15nmの酸化シリコン膜からなるハードマスク133をCVD法により全面に形成した。さらに、リソグラフィ法を用いてホトレジスト131からなるホールパターンを形成した。
次に、図4(c)に示したように、ホトレジスト131をマスクとし、テトラフロロカーボン(CF)のガスプラズマを用いてハードマスク133をエッチングした。さらに、アンモニアプラズマを用いて有機塗布膜132aを異方性ドライエッチングした。この異方性ドライエッチングは、平行平板電極型のプラズマエッチング装置を用い、13.56MHz、高周波パワー1000W、圧力100mTorr(13Pa)の条件でおこなった。このエッチングではフッ素や塩素を含有しないプラズマを用いているので、窒化シリコン膜や酸化シリコン膜に対して100倍以上のエッチング選択比を確保することが可能となる。したがって、窒化シリコン膜や酸化シリコン膜は実質的にエッチングされずに残存する。なお、この異方性エッチング時、同時にホトレジスト131もエッチングされ消滅する。この結果、コンタクトホール107および108が形成される。
次に、図4(d)に示したように、コンタクトホール107および108の底面となる半導体基板表面に露出した酸化シリコン膜をドライエッチング法により除去した。酸化シリコン膜の厚さは15nmと薄いので全体の形状を損なうことなくエッチングできる。なお、ここでの酸化シリコン膜のエッチングには、オクタフロロシクロブタン(C)と酸素およびアルゴンの混合ガスプラズマを用いることができる。
次に、図5(e)に示したように、露出した半導体基板表面を洗浄した後、バリヤ層134を形成し、さらにコンタクトホール107および108が埋まるようにタングステン膜135を形成した。バリヤ層134は、シリコン膜、チタン膜、窒化チタン膜で形成した。このバリヤ層134形成の詳細については後に詳述することとする。タングステン膜135は、六フッ化タングステン(WF)と水素を原料ガスとする温度400℃のCVD法により形成した。この時、WFの分解によりフッ素が発生するが、有機塗布膜132aはシリコン膜で被覆されているので、フッ素によりエッチングされることはない。
次に、図5(f)に示したように、有機塗布膜132a上に形成されているタングステン膜135およびバリヤ層134をエッチバックしてコンタクトホール107および108内にコンタクトプラグ107aおよび108aを形成した。また、同時に有機塗布膜132aの表面を露出させた。
次に、図5(g)に示したように、表面が露出した有機塗布膜132aを酸素プラズマを用いた等方性エッチングにより除去した。この等方性エッチングは、プラズマダウンフロー型のノンバイアスアッシング装置を用い、13.56MHz、高周波パワー4500W、圧力4Torr(530Pa)の条件で行なった。この時タングステン膜の表面には2〜3nmの酸化タングステン膜が形成されるが、水素雰囲気中で400℃、5分程度の熱処理をすることにより、還元させてタングステン膜に戻すことができる。続いて、非酸化性雰囲気で620℃の熱処理を施し、バリヤ層134中のシリコン膜とチタン膜を反応させチタンシリサイド膜134dを形成した。この段階では、耐熱性が低い有機塗布膜が既に除去されているので、高温熱処理が可能となる。
次に、図5(h)に示したように、HDP(High Density Plasma)法により厚さ500nmの酸化シリコン膜からなる第1層間絶縁膜106を形成した。その後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法を用いて表面を研磨し、コンタクトプラグ107aおよび108aの表面を露出させ、図2に示した第2層間絶縁膜109を形成する前の構造を形成した。
本実施例によれば、DRAMのワード配線を形成した後、有機塗布膜132aを形成し、アンモニアプラズマを用いた異方性エッチングによりコンタクトホール107および108を形成している。エッチング雰囲気にフッ素や塩素を含有していないので、酸化シリコン膜や窒化シリコン膜が実質的にエッチングされない。したがって、ワード配線のサイドウォールがエッチングされてコンタクトプラグ107aおよび108aとゲート電極105bがショートする問題を回避できる。
また、有機塗布膜132aは回転塗布法により形成するので、CVD法で形成する犠牲膜に比べて、平坦性に著しく優れ、膜中にボイドが発生することがない。したがって、CVD犠牲膜では必要であった、成膜後のCMP工程と、コンタクトホール107および108形成後に側壁に露出するボイドを埋め込むためのサイドウォール絶縁膜の形成工程を省略することができる。
また、有機塗布膜132aの耐熱性を考慮してバリヤ層134を構成するチタン膜、窒化チタン膜はスパッタ法で形成している。スパッタ法ではカバレージが悪いため、コンタクトホール107および108の側壁に形成されるチタン膜および窒化チタン膜が薄くなり、タングステン形成原料のフッ素が有機塗布膜132aにダメージを与える懸念がある。しかし、本実施例ではチタン膜の下層に低温形成が可能なシリコン膜を形成して有機塗布膜132aを完全に被覆しているので、フッ素の影響を回避できる。
以下、本実施例で用いたバリヤ層134の形成方法について、図11を用いてさらに詳細に説明する。コンタクトホール107内におけるバリヤ層134の形成方法について説明するが、コンタクトホール108についても同様である。
図11は一つのコンタクトホール107部を拡大した状態を示している。まず、図11(a)に示したように、有機塗布膜132aにコンタクトホール107形成後、シリコン膜134a、チタン膜134b、窒化チタン膜134cを形成した。シリコン膜134aは、ジシラン(Si)とジボラン(B)を原料ガスとして温度350℃の低圧CVD法により、厚さ10nmのボロンドープシリコン膜として形成した。また、シリコン膜134aの上に形成する厚さ10nmのチタン膜134bはスパッタ法で形成した。さらに、厚さ15nmの窒化チタン膜134cを反応性スパッタ法により同一装置で連続的に形成した。
次に、図11(b)に示したように、タングステン膜135を埋め込んでコンタクトプラグ107aを形成した後、有機塗布膜132aを除去し、620℃で熱処理し、チタンシリサイド膜134dを形成した。本実施例では、チタン膜134bは結果的に全てチタンシリサイド膜134dに変換される。拡散層103上では、チタンシリサイド膜134d、窒化チタン膜134c、タングステン膜135の構成となり、側壁部では、シリコン膜134a、チタンシリサイド膜134d、窒化チタン膜134c、タングステン膜135の構成となる。なお、シリコン膜134aはp型となるボロンドープシリコン膜で形成される。したがって、拡散層103がn型である場合には、ボロンドープシリコン膜を形成した後にリンや砒素のn型不純物をイオン注入法で打ち返しておいても良い。
上記のように、バリヤ層134は、シリコン膜、金属膜、金属シリサイド膜、金属窒化物膜から選択される材料で形成されることが好ましい。
一般に、スパッタ法で形成されるチタン膜や窒化チタン膜はカバレージが悪く、コンタクトホールの側壁に形成される膜は薄くなってしまい、バリヤ性が低下する。しかし、本実施例では最下層にシリコン膜134aを形成しているので、このシリコン膜134aがバリヤ層となって有機塗布膜132aがタングステン膜135形成時に発生するフッ素でエッチングされるダメージを回避できる。また、このシリコン膜134aは非晶質であるため結晶粒界が存在せず、バリヤ性の維持に好適である。
また、本実施例では、CVD法で形成したシリコン膜134a上にチタンシリサイド膜134dを形成することができるので、拡散層103表面に直接シリサイド膜を形成する場合に比べて接合破壊を回避できる効果がある。
背景技術の説明でも述べたように、酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜にコンタクトホールを形成する場合、ドライエッチングの選択性を確保するために、ゲート電極上の保護絶縁膜やサイドウォールを酸化シリコン膜よりエッチング速度の遅い窒化シリコン膜を用いる必要がある。窒化シリコン膜は誘電率が大きいため配線の寄生容量が増加する問題を内在している。また、窒化シリコン膜は電荷トラップとして作用するため、トランジスタのチャネル近傍に位置すると、トランジスタの閾値電圧を変動させる要因となり得る懸念がある。しかし、本発明では、酸化シリコン膜や窒化シリコン膜に対するエッチングの選択性を必要としない有機塗布膜にコンタクトホールを形成するので、ゲート電極上の保護絶縁膜やサイドウォールを酸化シリコン膜で形成することが可能となる。
実施例1では、ワード配線の保護絶縁膜105cおよびサイドウォール105dに窒化シリコン膜を用いた。本実施例2では酸化シリコン膜で保護絶縁膜およびサイドウォールを形成する例について、図10(a)(b)(c)を用いて説明する。
まず、図10(a)に示したように、実施例1と同様にゲート絶縁膜105aを形成した後、ゲート電極105bを全面に形成した。その後、モノシランと一酸化二窒素(NO)を原料ガスとするプラズマCVD法により、厚さ40nmの酸化シリコン膜からなる保護絶縁膜105eを全面に形成した。次いで、リソグラフィとドライエッチング法により保護絶縁膜105eおよびゲート電極105bを加工し、図1に示したワード配線105を形成した。さらに、CVD法により厚さ20nmの酸化シリコン膜を全面に形成し、ドライエッチング法によりエッチバックしてサイドウォール105fを形成した。この時、ゲート絶縁膜105aもエッチングされシリコン基板101の表面が露出する。なお、このサイドウォール105fを形成する前に、実施例1と同様、ゲート電極を構成する金属の側壁を10nm程度の窒化シリコン膜で覆っておくこともできる。予め、窒化シリコン膜で覆っておくことにより、酸化シリコンを形成する際の酸化性雰囲気で金属が酸化されることを防止できる。
次に、図10(b)に示したように、モノシランと一酸化二窒素(NO)を原料ガスとするCVD法により、厚さ10nmの酸化シリコン膜137を形成した。
次に、図10(c)に示したように、有機塗布膜132aを全面に形成した。以下、実施例1に示した図4(b)以降の工程に従い、コンタクトプラグ107aおよび108aを形成することができる。
従来、シリコン基板表面に有機塗布膜を形成し、その有機塗布膜にコンタクトホールを形成して、さらにコンタクトプラグを形成すると、シリコン基板とコンタクトプラグの導通不良が発生する問題が生じる場合がある。しかし、本実施例によれば、酸化シリコンからなるサイドウォール105fを形成した段階で、シリコン基板101の表面が露出しても、その後、一旦酸化シリコン膜137でシリコン基板表面を保護した後に有機塗布膜132aを形成しているので、有機塗布膜132aとシリコン基板が接触することがなく、上記導通不良の問題を回避できる。
また、本実施例によれば、保護絶縁膜105eやサイドウォール105dを窒化シリコン膜に代えて、低誘電率で電荷トラップの少ない酸化シリコン膜で形成しているので、配線の寄生容量が増加する問題やトランジスタの閾値電圧を変動させる問題を回避できる効果がある。
実施例3では、ビット配線に隣接する容量コンタクトプラグの形成に有機塗布膜を用いる方法の一例について、図6(i)(j)(k)、図7(l)(m)、図8(n)(o)、図9(p)(q)に示した一連の工程断面図を用いて説明する。
図5(h)で、HDP法により厚さ500nmの酸化シリコン膜からなる第1層間絶縁膜106を形成した後、図6(i)に示したように、CMP法を用いて表面を研磨し、コンタクトプラグ107aおよび108aの表面を露出させた。
次に、図6(j)に示したように、厚さ150nmの酸化シリコン膜からなる第2層間絶縁膜109を形成し、第2層間絶縁膜109の所定の領域にビット配線コンタクトプラグ110を含む第2コンタクトプラグ110aを形成した。第2コンタクトプラグ110および110aは、リソグラフィとドライエッチング法によりコンタクトホールを形成した後、CVD法を用いて窒化チタン膜とタングステン膜を埋め込んで形成した。次に、厚さ10nmの窒化タングステン膜および厚さ60nmのタングステン膜111aをスパッタ法により積層し、さらに、厚さ100nmの酸化シリコン膜111bをプラズマCVD法により堆積した。次いで、リソグラフィとドライエッチング法により、酸化シリコン膜111bおよび窒化タングステン膜を含むタングステン膜111aを加工してビット配線111を形成した。酸化シリコン膜のエッチングにはフッ素含有プラズマを、タングステン膜のエッチングには塩素含有プラズマを用いた。次に、全面に厚さ20nmの酸化シリコン膜を形成し、ドライエッチング法によりエッチバックして、サイドウォール111cを形成した。この段階でビット配線111を構成するタングステン膜111aは上面および側面が酸化シリコン膜で覆われている。なお、各々の酸化シリコン膜を形成する前に、予め5nm程度の薄い窒化シリコン膜を形成することもできる。予め窒化シリコン膜を形成することにより、タングステン膜の酸化をより効果的に抑えることができる。
次に、図6(k)に示したように、厚さ400nmの有機塗布膜132bを回転塗布法により全面に形成した。有機塗布膜132bにはシリコンを含有しないものを用い、塗布後425℃でベーク処理した。続いて、厚さ15nmの酸化シリコン膜からなるハードマスク133をCVD法により全面に形成した。さらに、リソグラフィ法を用いてホトレジスト131からなるホールパターンを形成した。
次に、図7(l)に示したように、ホトレジスト131をマスクとし、テトラフロロカーボン(CF)のガスプラズマを用いてハードマスク133をエッチングした。さらに、アンモニアプラズマを用いて有機塗布膜132bを異方性ドライエッチングし、容量コンタクトホール113aを形成した。有機塗布膜132bのエッチングには、平行平板電極型のプラズマエッチング装置を用い、13.56MHz、高周波パワー1000W、圧力100mTorrの条件でおこなった。このエッチングではフッ素や塩素を含有しないプラズマを用いているので、酸化シリコン膜に対して100倍以上のエッチング選択比を確保することが可能となる。したがって、酸化シリコン膜は実質的にエッチングされずに残存する。この時、同時にホトレジスト131もエッチングされる。
次に、図7(m)に示したように、厚さ10nmの窒化チタン膜および厚さ50nmのタングステン膜136を、CVD法により全面に積層形成した。この結果、容量コンタクトホール113aはタングステン膜136で埋め込まれる。本実施例では、下に位置する第2のコンタクトプラグ110aがタングステン膜で形成されているので、シリサイド形成用のチタン膜を形成する必要がない。したがって、チタン膜と窒化チタン膜を連続的に形成できる装置で処理する必要がないため、窒化チタン膜形成用装置を用いて窒化チタン膜を単独でカバレージ良く形成することができる。ここでは、窒化チタン膜を温度380℃のALD(Atomic Layer Deposition)法により形成した。四塩化チタン(TiCL)とアンモニア(NH)を原料ガスとする通常のCVD法では550℃以上の温度を必要とし、有機塗布膜132bが熱変形する恐れがある。しかし、原子層オーダーで交互に成膜を繰り返すALD法を用いることにより400℃以下の低温で形成でき、有機塗布膜132bが熱変形する問題が生じない。膜厚は10nmとした。タングステン膜136は、六フッ化タングステン(WF)と水素を原料ガスとする温度400℃のCVD法により形成した。この時、WFの分解によりフッ素が発生するが、有機塗布膜132bはカバレージの良い窒化チタン膜で被覆されているので、フッ素によりエッチングされることはない。なお、実施例1と同様に、カバレージの良いシリコン膜をCVD法で形成した後、スパッタ法でチタン膜および窒化チタン膜を連続形成し、さらにCVD法でタングステン膜を形成する方法を適用することもできる。この場合には、シリコン膜がフッ素の影響を回避するバリヤ層として機能する。
次に、図8(n)に示したように、CMP法により有機塗布膜132b上のタングステン膜136およびハードマスク133を除去し、容量コンタクトホール113a内に残ったタングステン膜136によって容量コンタクトプラグ113を形成すると同時に有機塗布膜132bの表面を露出させた。
次に、図8(o)に示したように、表面が露出した有機塗布膜132bを酸素プラズマを用いた等方性エッチングにより選択的に除去した。この等方性エッチングは、プラズマダウンフロー型のノンバイアスアッシング装置を用い、13.56MHz、高周波パワー4500W、圧力4Torrで行なった。この時、容量コンタクトプラグ113を構成しているタングステン膜136の表面には2〜3nmの酸化タングステン膜が形成されるが、水素雰囲気中で400℃、5分程度の熱処理をすることにより、還元させてタングステン膜に戻すことができる。
次に、図9(p)に示したように、容量コンタクトプラグ113を全て覆うように、厚さ500nmの酸化シリコン膜から成る第3層間絶縁膜112を、モノシランと酸素を原料ガスとするHDP(High Density Plasma)−CVD法により形成した。
次に、図9(q)に示したように、CMP法により第3層間絶縁膜112表面を研磨し、容量コンタクトプラグ113の表面を露出させた。以下、図2に示したように、周知の方法を用い、第4層間絶縁膜114の形成、シリンダーホールの形成、キャパシタ下部電極115の形成、容量絶縁膜116および上部電極117の形成、第5層間絶縁膜118の形成、配線層119の形成を行なってDRAMを構成する半導体装置を製造することができる。
本実施例によれば、コンタクトプラグ108a上に形成された第2層間絶縁膜109上に形成されるビット配線111の上面および側面を酸化シリコン111bおよび111cで覆った状態で、有機塗布膜132bからなる犠牲層間膜を形成している。有機塗布膜132bは、酸素、水素、アンモニアなどのハロゲンガスを含まないガスでドライエッチングすることができるので、ビット配線111を覆っている酸化シリコン膜111bおよび111cを全くエッチングすることなく、有機塗布膜132b中に容量コンタクトホール113aを形成することができる。したがって、ビット配線111上に充分な膜厚の酸化シリコン膜111bおよび111cを残すことが可能となり、容量コンタクトプラグ113とビット配線111がショートすることを回避できる効果がある。また、容量コンタクトプラグ113を形成した後、酸素プラズマ等を用いて他の構造物に不都合な影響を及ぼすことなく有機塗布膜132bのみを除去することができる。その後、容量コンタクトプラグ113を覆うように酸化シリコン膜からなる第3層間絶縁膜112を形成することができるので、以降のキャパシタ形成工程も従来技術を用いて形成できる効果がある。また、DRAMではビット配線の寄生容量がメモリ動作に大きく影響するため、極力寄生容量を低減することが望ましい。本実施例では、窒化シリコン膜よりも誘電率の小さい酸化シリコン膜でビット配線を覆っているので寄生容量の低減にも効果がある。
以上、本願発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本願発明はこれら実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。
DRAMセルの一例を説明するための平面レイアウト図。 DRAMセルの一例を説明するための図1のA−A線における断面図。 従来技術の問題点を説明するための、一連の工程断面図。 本発明の第1の実施例を説明するための、一連の工程断面図。 本発明の第1の実施例を説明するための、図4に続く一連の工程断面図。 本発明の第3の実施例を説明するための、一連の工程断面図。 本発明の第3の実施例を説明するための、図6に続く一連の工程断面図。 本発明の第3の実施例を説明するための、図7に続く一連の工程断面図。 本発明の第3の実施例を説明するための、図8に続く一連の工程断面図。 本発明の第2の実施例を説明するための、一連の工程断面図。 本発明の第1の実施例を補足説明するための、一連の工程断面図。
符号の説明
101 半導体基板
101a 活性領域
102 素子分離領域
103 ドレイン
104 ソース
105 ワード配線
105a ゲート絶縁膜
105b ゲート電極
105c、105e 保護絶縁膜
105d、105f、111c サイドウォール
106 第1層間絶縁膜
107、108 コンタクトホール
107a、108a コンタクトプラグ
109 第2層間絶縁膜
110 ビット配線コンタクトプラグ
110a 第2コンタクトプラグ
111 ビット配線
111a タングステン膜
111b 酸化シリコン膜
112 第3層間絶縁膜
113 容量コンタクトプラグ
113a 容量コンタクトホール
114 第4層間絶縁膜
115 キャパシタの下部電極
116 容量絶縁膜
117 上部電極
118 第5層間絶縁膜
119 配線層
130、133 ハードマスク
131 ホトレジストパターン
132a、132b 有機塗布膜
134 バリヤ層
134a シリコン膜
134b チタン膜
134c 窒化チタン膜
134d チタンシリサイド膜
135 タングステン膜
136 タングステン膜
137 酸化シリコン膜

Claims (13)

  1. (1)半導体基板上に素子分離領域で囲まれた活性領域を形成する工程と、
    (2)前記活性領域を横切り、夫々の表面に保護絶縁膜が形成された複数の配線を形成する工程と、
    (3)前記活性領域内で、前記配線間の前記半導体基板表面に第1絶縁膜を形成する工程と、
    (4)全面に第2絶縁膜を形成し、この第2絶縁膜を前記第1絶縁膜を残存したままエッチバックして前記配線の側壁にサイドウォールを形成する工程と、
    (5)半導体基板上に有機塗布膜を形成する工程と、
    (6)前記有機塗布膜をベーク処理する工程と、
    (7)前記有機塗布膜にコンタクトホールを形成し、さらに前記残存した前記第1絶縁膜を除去して前記配線間の前記半導体基板表面部分を露出する工程と、
    (8)前記コンタクトホール内に前記半導体基板表面部分に接してコンタクトプラグを形成する工程と、
    (9)前記有機塗布膜を選択的に除去して、前記コンタクトプラグの側壁の少なくとも一部を露出させる工程と、
    (10)全面に無機絶縁膜を形成し、前記コンタクトプラグを埋め込む工程と、
    (11)前記無機絶縁膜の表面を研磨し、前記コンタクトプラグの表面を露出させる工程と、
    を上記の順に少なくとも含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1において、前記有機塗布膜は、シリコンを含有しない有機塗布膜であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1において、前記配線は、ダイナミックランダムアクセスメモリのワード配線であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1において、前記保護絶縁膜および前記第2絶縁膜は窒化シリコン膜であり、前記第1絶縁膜は熱酸化法で形成される酸化シリコン膜であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1において、前記コンタクトプラグは、下層のバリヤ層および上層の金属膜で形成されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項において、前記バリヤ層は、シリコン膜、金属膜、金属シリサイド膜、金属窒化物膜から選択される材料で形成されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項において、前記コンタクトプラグを形成する工程は、前記有機塗布膜にコンタクトホールを形成した後、
    (1)シリコン膜を全面に形成する工程と、
    (2)前記シリコン膜を形成した後、第1の金属膜および金属窒化物膜を全面に形成する工程と、
    (3)前記第1の金属膜および金属窒化物膜を全面に形成した後、前記コンタクトホールを埋め込むように、全面に第2の金属膜を形成する工程と、
    (4)前記有機塗布膜上に形成された前記シリコン膜、前記第1の金属膜および金属窒化物膜、前記第2の金属膜を除去し、前記有機塗布膜の表面を露出させる工程と、
    (5)表面が露出した前記有機塗布膜を選択的に除去する工程と、
    (6)熱処理により、前記シリコン膜と前記第1の金属膜を反応させ、金属シリサイド膜を形成する工程と、
    を、上記の順に少なくとも含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項又はにおいて、前記シリコン膜は、シランとジボランを原料ガスとするボロンドープ非晶質シリコン膜であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項において、前記第2の金属膜は、6フッ化タングステンを原料ガスとして形成するタングステン膜であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項1において、前記有機塗布膜に前記コンタクトホールを形成する工程はアンモニアプラズマを用いた異方性ドライエッチングにより形成し、前記有機塗布膜を選択的に除去する工程は酸素プラズマを用いた等方性エッチングにより除去することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. (1)半導体シリコン基板上に素子分離領域で囲まれた活性領域を形成する工程と、
    (2)前記活性領域を横切り、ゲート電極と窒化シリコン保護膜からなる複数のワード配線を形成する工程と、
    (3)前記活性領域内で、前記ワード配線間の前記シリコン基板表面に熱酸化膜を形成する工程と、
    (4)全面に窒化シリコン膜を形成し、前記熱酸化膜が消滅しないようにエッチバックすることにより前記ワード配線の側壁にサイドウォールを形成する工程と、
    (5)半導体基板上に全面に回転塗布法により有機塗布膜を形成する工程と、
    (6)前記有機塗布膜をベーク処理する工程と、
    (7)前記有機塗布膜上にハードマスクを形成する工程と、
    (8)前記ハードマスク上にホトレジストのホールパターンを形成する工程と、
    (9)前記ホールパターンを前記ハードマスクに転写する工程と、
    (10)前記ハードマスクを用いて、アンモニアもしくは酸素プラズマにより前記有機塗布膜をドライエッチングすることにより、前記ワード配線間にコンタクトホールを形成し、前記コンタクトホールの底部に前記熱酸化膜を露出させる工程と、
    (11)前記コンタクトホールの底部に露出した前記熱酸化膜を除去する工程と、
    (12)前記コンタクトホール内面を覆うように、全面に、シランとジボランを原料ガスとするボロンドープ非晶質シリコン膜、第1の金属膜および金属窒化物膜からなるバリヤ層を形成する工程と、
    (13)前記コンタクトホール内を埋めるように、全面にタングステンからなる第2の金属膜をCVD法により形成する工程と、
    (14)前記有機塗布膜の表面に形成された、前記バリヤ層および前記第2の金属膜を除去してコンタクトプラグを形成すると同時に前記有機塗布膜の表面を露出させる工程と、
    (15)前記表面が露出した前記有機塗布膜を、アンモニアもしくは酸素プラズマによるドライエッチングで除去し、前記コンタクトプラグの柱を形成する工程と、
    (16)前記コンタクトプラグの柱を覆うように、全面に無機絶縁膜を形成する工程と、
    (17)前記無機絶縁膜を表面から研磨し、前記コンタクトプラグの表面を露出させる工程と、
    を上記の順に少なくとも含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 請求項11において、前記工程(12)で形成する前記ボロンドープ非晶質シリコン膜は、前記第1の金属膜を形成する前にn型不純物を注入し、n型不純物ドープ非晶質シリコン膜に変換される工程をさらに有する半導体装置の製造方法。
  13. 請求項11又は12において、前記工程(15)以降の工程で熱処理し、前記非晶質シリコン膜と前記第1の金属膜を反応させて、少なくとも前記金属窒化物膜と前記半導体基板の間に金属シリサイド膜を形成する工程をさらに含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP2007048515A 2007-02-28 2007-02-28 半導体装置の製造方法 Active JP4437301B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007048515A JP4437301B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 半導体装置の製造方法
US12/037,118 US7592249B2 (en) 2007-02-28 2008-02-26 Method for manufacturing a semiconductor device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007048515A JP4437301B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008211119A JP2008211119A (ja) 2008-09-11
JP4437301B2 true JP4437301B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=39787141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007048515A Active JP4437301B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 半導体装置の製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7592249B2 (ja)
JP (1) JP4437301B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8283259B2 (en) * 2010-08-31 2012-10-09 Micron Technology, Inc. Methods of removing a metal nitride material
JP5989673B2 (ja) * 2011-02-01 2016-09-07 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. 基板テーブル、リソグラフィ装置、およびデバイス製造方法
US8551877B2 (en) * 2012-03-07 2013-10-08 Tokyo Electron Limited Sidewall and chamfer protection during hard mask removal for interconnect patterning
TWI649838B (zh) 2018-04-10 2019-02-01 華邦電子股份有限公司 半導體裝置及其製造方法
KR20210103143A (ko) * 2020-02-13 2021-08-23 삼성전자주식회사 반도체 메모리 장치 및 이의 제조 방법
CN113224058B (zh) * 2021-04-07 2023-03-10 芯盟科技有限公司 半导体结构及半导体结构的形成方法
CN114400205A (zh) * 2022-01-13 2022-04-26 长鑫存储技术有限公司 一种半导体结构及其制造方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0430450A (ja) 1990-05-25 1992-02-03 Hitachi Ltd 多層配線の製造方法
JPH1187493A (ja) 1997-09-08 1999-03-30 Hitachi Ltd 半導体装置の製造方法
JP2001102550A (ja) 1999-09-02 2001-04-13 Samsung Electronics Co Ltd 自己整合コンタクトを有する半導体メモリ装置及びその製造方法
KR100704469B1 (ko) * 2001-12-14 2007-04-09 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자 제조 방법
JP2006108452A (ja) 2004-10-06 2006-04-20 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法
JP4956919B2 (ja) * 2005-06-08 2012-06-20 株式会社日立製作所 半導体装置およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008211119A (ja) 2008-09-11
US20080299760A1 (en) 2008-12-04
US7592249B2 (en) 2009-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6836019B2 (en) Semiconductor device having multilayer interconnection structure and manufacturing method thereof
CN100561728C (zh) 半导体器件及其制造方法
JP4543392B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US7745868B2 (en) Semiconductor device and method of forming the same
US6235620B1 (en) Process for manufacturing semiconductor integrated circuit device
US7557401B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
WO2014077209A1 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP4437301B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP4221421B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
KR20140133983A (ko) 반도체 소자 및 이의 제조 방법
US20150371991A1 (en) Semiconductor device and method for manufacturing same
JP2007110088A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
JP2012151435A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2008306067A (ja) コンタクトプラグの形成方法および半導体装置の製造方法
JP4600836B2 (ja) 半導体記憶装置の製造方法
JP2015154028A (ja) 半導体装置の製造方法
US11177215B2 (en) Integrated circuit device
TW201442209A (zh) 半導體裝置及其製造方法
JP2013008768A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2004282041A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2013030698A (ja) 半導体装置の製造方法
JP5688605B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR100528765B1 (ko) 반도체 소자의 제조 방법
KR20230059028A (ko) 반도체 장치 및 그 제조 방법
JP5242047B2 (ja) 半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090909

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091217

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4437301

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140115

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140115

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140115

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250