JP4221421B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、DRAMを構成するキャパシタおよびその製造方法に係り、特に王冠構造の下部電極を形成する際に、下部電極が倒壊する問題を回避するのに好適なキャパシタ構造およびその製造方法に関する。
近年、半導体装置の大容量化が進展し、特にDRAM(Dynamic Random Access Memory)においては、最小加工寸法を100nmとするギガビット級メモリが製品化されつつあり、さらに最小加工寸法90nm以降に対応するDRAMの開発が進められている。このような素子の微細化に伴い、DRAMの主要構成要素であるキャパシタにおいても所望の容量を確保することが困難な状況になってきた。
上記の困難を克服するために、絶縁膜中に深孔を形成し、その深孔内面に形成した下部電極の内外壁を露出させ、両側面をキャパシタとして用いる王冠構造のキャパシタが検討されている。王冠構造では、深孔の内面のみを用いる場合の約2倍のキャパシタ面積を確保できる。したがって、深孔内面にのみ下部電極を設けるキャパシタに比べ2倍の容量を得られる利点がある。
しかし、従来の王冠構造作成には以下に述べる問題があった。図1(a)(b)(c)は、王冠構造の製造工程を模式的に示したものである。まず、(a)図に示すように、層間絶縁膜101の所定の領域に容量コンタクトプラグ102を形成した後、窒化シリコン膜103および厚い酸化シリコン膜からなる第1の層間絶縁膜104を堆積する。次いで、(b)図に示すように、リソグラフィとドライエッチングにより深孔105を形成して、容量コンタクトプラグ102の表面を露出させた後、深孔内面に下部電極106を形成する。その後(c)図に示すように、下部電極106の外壁周囲に支えとなっていた第1の層間絶縁膜104をフッ酸(HF)溶液により除去する。このHF溶液により厚い酸化シリコンを除去すると、下部電極は支えを失い、機械的強度が著しく低下するために、溶液の表面張力により下部電極が倒壊し、隣接下部電極が接触することによるペアビット不良をもたらす。
上記の不良を回避するため、上記の第1の層間絶縁膜を除去せず王冠構造のキャパシタを製造する考案が、特開平10-173148号公報に記載されている。図2(a)〜(g)は、前記公報の実施例に記載された王冠構造の製造工程を示したものである。以下、図2を用いて前記公報に記載された王冠構造の製造方法について説明する。
最初に、図2(a)に示すように、層間絶縁膜101の所定の領域に容量コンタクトプラグ102を設けた後、シリコン窒化膜103および厚い酸化シリコンからなる第1の層間絶縁膜104を堆積し、容量コンタクトプラグ102の表面が露出するように深孔105を設け、その後多結晶シリコンからなる第1の上部電極107を深孔105の側壁に形成している。
次に、図2(b)に示すように、酸化タンタルと酸化シリコンの積層膜からなる第1の誘電体108を全面に堆積し、続いて窒化チタンからなる外側下部電極109を全面に積層堆積する。その後異方性ドライエッチングを用いて深孔以外の表面および深孔底面に形成されている外側下部電極109および第1の誘電体108を除去している。
次に、図2(c)に示すように、多結晶シリコンからなる内側下部電極110を堆積し、深孔内部をホトレジスト111で充填している。このホトレジスト111は深孔上面からやや落ち込むように形成している。
次に、図2(d)に示すように、多結晶シリコンからなる内側下部電極110および窒化チタンからなる外側下部電極109をドライエッチング法によりエッチングしてホトレジスト111の表面と略同等の位置まで掘り下げている。
次に、図2(e)に示すように、ホトレジスト111を除去し、酸化タンタルと酸化シリコンの積層膜からなる第2の誘電体112を堆積した後、窒化チタンからなる第2の上部電極113を深孔が埋まるように全面に堆積し、さらに図に示した位置までエッチバックして掘り下げている。
次に、図2(f)に示すように、表面に露出している第2の誘電体112をドライエッチング法によりエッチングし、第2の上部電極113の表面と略同等の位置まで掘り下げている。この時、第1の誘電体108も同時にエッチングすることにより、第1の上部電極107の頂上を露出させている。
次に、図2(g)に示すように、窒化チタンからなる第3の上部電極114を全面に堆積することにより、第1の上部電極107および第2の上部電極113を相互に接続している。容量コンタクトプラグ102に接続される下部電極は、多結晶シリコンからなる内側下部電極110と窒化チタンからなる外側下部電極109で構成される。また、第1の上部電極107と外側下部電極109の間に酸化タンタルと酸化シリコンの積層膜からなる第1の誘電体108および第2の上部電極113と内側下部電極110の間に酸化タンタルと酸化シリコンの積層膜からなる第2の誘電体112を設けて、深孔内部に王冠構造のキャパシタを構成している。
本公知例によれば、深孔を構成する絶縁膜を除去していないので、下部電極の倒壊を防止できる利点がある。

特開平10-173148号公報
しかし、上記特許文献1に記載された王冠構造の製造方法では深孔内壁に形成された第1の上部電極107と第3の上部電極114の接続は極めて困難であり、王冠構造を構成できない問題がある。
以下、図3を用いて上記の問題について説明する。
図3(a)は、図2(c)の段階で多結晶シリコンからなる内側下部電極110を堆積した後、深孔内をホトレジスト111で充填し、ドライエッチング法によりエッチバックしてホトレジストを除去した後の状態を示している。このエッチバックでは、図2(d)に示されているように、窒化チタンからなる外側下部電極109と多結晶シリコンからなる内側下部電極110とを選択的に掘り下げることを目的としているが、実際には第1の上部電極107も同時にエッチングされ、掘り下げられてしまう。第1の上部電極107は、内側下部電極110と同じ多結晶シリコンで構成されており、当然のことながら両者共にエッチングは進行する。その結果、第1の誘電体108が突き出した状態となり、第1の上部電極107の上部には空隙115が形成されてしまう。
次に、図3(b)に示すように、第2の誘電体112を堆積すると、空隙115は第2の誘電体112で埋め込まれてしまい、結果的に第1の上部電極107の上部には絶縁膜が形成された状態になる。この状態で内側上部電極113を形成する。
次に、図3(c)に示すように、第2の誘電体112をエッチバックしても第1の上部電極107の上部には、空隙115に残存した第2の誘電体116が形成された状態となって、第1の上部電極107の頂上表面は露出しない。
上記の状態で、図3(d)に示すように、第3の上部電極114を形成しても、第1の上部電極107の頂上表面は第2の誘電体116で覆われており、第3の上部電極114と第1の上部電極107との接続を確保することはできず王冠構造を実現することはできない。
以上説明したように、深孔内に王冠構造のキャパシタを設ける場合、第3の上部電極114と第1の上部電極107の接続を確保することが、最も大きな技術課題となる。
上記問題に鑑み、本発明の目的は、第1の上部電極と第2の上部電極をより簡便な方法で接続させた王冠構造のキャパシタを有する半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の半導体装置は、第1の層間絶縁膜に形成した深孔内部に設けられ、下部電極、誘電体、上部電極を備えた複数のキャパシタを含むメモリセル領域を有する半導体装置であって、
前記下部電極は外側面と内面を有する王冠構造から成り、前記下部電極の外側面に対向する第1の上部電極と、前記下部電極の内面から前記深孔以外の表面に延在する前記誘電体及び第2の上部電極を備え、前記第1の上部電極は、前記メモリセル領域に隣接し、前記第1の層間絶縁膜に形成された第1のスルーホールを埋める第1の導体プラグを少なくとも介して、前記第2の上部電極と接続されているキャパシタを有することを特徴としている。
また、前記第2の上部電極は、前記第2の上部電極を覆う第2の層間絶縁膜に設けられた第2のスルーホールを埋める第2の導体プラグを介して、前記第2の層間絶縁膜上に設けた配線と接続され、前記第1の上部電極は、前記第1の層間絶縁膜の底面に位置する導体膜に接続され、前記導体膜は前記導体膜上の前記第1の層間絶縁膜および前記第1の層間絶縁膜上に積層された前記第2の層間絶縁膜を貫通して設けた第1のスルーホールを埋める第1の導体プラグに接続され、前記第1の導体プラグは、前記第2の層間絶縁膜上に設けた前記配線と接続されることにより、前記第2の上部電極と前記第1の上部電極が接続されたキャパシタを有することを特徴としている。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、第1の層間絶縁膜に形成した深孔内部に設けられ、下部電極、誘電体、上部電極を備えた複数のキャパシタを含むメモリセル領域を有する半導体装置の製造方法であって、
(1)メモリセル領域内の層間絶縁膜の所定の位置に容量コンタクトプラグを形成する工程と、
(2)前記層間絶縁膜上に絶縁膜と導体膜を積層形成する工程と、
(3)メモリセル領域周囲の前記絶縁膜および導体膜を除去する工程と、
(4)全面に前記第1の層間絶縁膜を形成し、メモリセル領域内の所定の位置に深孔を形成して、前記導体膜の側面および前記容量コンタクトプラグの表面を露出させる工程と、
(5)前記深孔の側壁に第1の上部電極を形成して、前記第1の上部電極と前記導体膜の側面を接続する工程と、
(6)前記第1の上部電極が形成された前記深孔の側壁に第1の誘電体を形成する工程と、
(7)前記第1の誘電体が形成された前記深孔の内面に王冠構造の下部電極を形成し、前記下部電極と前記容量コンタクトプラグを接続する工程と、
(8)前記下部電極が形成された前記深孔の内面を含む全面に第2の誘電体および第2の上部電極を形成する工程と、
(9)メモリセル領域周囲の前記第2の上部電極を除去して前記第1の層間絶縁膜の表面を露出させる工程と、
(10)全面に第2の層間絶縁膜を形成する工程と、
(11)メモリセル領域内の所定の位置に第2のスルーホールを形成し、前記第2のスルーホール底面に前記第2の上部電極の表面を露出させる工程と、
(12)メモリセル領域に隣接して、前記第2の層間絶縁膜および前記第1の層間絶縁膜を貫通する第1のスルーホールを形成し、前記第1のスルーホールの底面に前記導体膜の表面を露出させる工程と、
(13)前記第1のスルーホールを充填する第1の導体プラグおよび前記第2のスルーホールを充填する第2の導体プラグを形成する工程と、
(14)前記第2の層間絶縁膜上に配線を形成して、前記第1の導体プラグおよび前記第2の導体プラグを接続する工程と、
を少なくとも含んでなることを特徴としている。
上記構成による本発明の半導体装置では、王冠構造のキャパシタを深孔内部に設けているので下部電極の外側面を用いない単純深孔キャパシタに比べて2倍のキャパシタ容量を得ることができる。したがって、単純深孔構造のキャパシタで所望の容量を得るために3μm必要であった深孔の深さを半分の1.5μmに低減可能で、深孔形成のドライエッチング加工の困難性を回避することができる。また、第1の上部電極をメモリセル領域に隣接する第1の層間絶縁膜に設けたスルーホールを介して第2の上部電極と接続しているので、図3で説明したような第1の上部電極と第2の上部電極の接続が困難となる問題を回避することができる。
また、上記構成による本発明の半導体装置の製造方法では、絶縁膜に形成した深孔内に王冠構造のキャパシタを形成できるので絶縁膜を除去する必要がない。したがって、図1に示したような下部電極の倒壊による隣接下部電極の接触によるペアビット不良を回避できる効果がある。
以下、本発明の実施例について図4、図5(a)〜(p)、図6(a)〜(e)、および図7を用いて詳細に説明する。
最初に、本発明の半導体装置の構成について、図4に示した断面図を用いて説明する。
p型シリコン基板201にnウエル202を設け、その内部に第1のpウエル203を設けている。また、nウエル202以外の領域には第2のpウエル204を設け、素子分離領域205を設けている。第1のpウエル203は複数のメモリセルが配置されるメモリセル領域を、第2のpウエル204は周辺回路領域を各々便宜的に示している。
第1のpウエル203には個々のメモリセルの構成要素でワード線となるスイッチングトランジスタ206及び207を設けている。トランジスタ206は、ドレイン208、ソース209とゲート絶縁膜210を介してゲート電極211とで構成される。トランジスタ207は、ソース209を共通としドレイン212、ゲート絶縁膜210を介してゲート電極211で構成されている。トランジスタを被覆するように表面が平坦な層間絶縁膜213を設けている。
ソース209に接続するように絶縁膜213の所定の領域にコンタクト孔214を設け、多結晶シリコンからなるコンタクトプラグ215を設けている。コンタクトプラグ215の表面にチタンシリサイド216、窒化チタン217およびタングステン218からなるビット配線コンタクトプラグを設け、ビット配線コンタクトプラグに接続するように窒化タングステン219およびタングステン220からなるビット配線を設けている。ビット配線を被覆するように表面が平坦な層間絶縁膜221を設けている。
トランジスタのドレイン208及び212に接続するように、層間絶縁膜213及び層間絶縁膜221の所定の領域にコンタクト孔を設け、容量コンタクトプラグ222を設けている
容量コンタクトプラグ222の上に王冠構造のキャパシタを設けている。層間絶縁膜221上には、第1のスルーホール233を形成する領域分だけメモリセル領域をはみ出すように、絶縁膜223および導体膜224を設けている。さらに全面に第1の層間絶縁膜225を設けている。第1の層間絶縁膜225の所定の位置に導体膜224および絶縁膜223を貫通して深孔226を設け、深孔226の側面には第1の上部電極227が設けられ、第1の上部電極227は導体膜224の側面と接続している。第1の上部電極227のさらに内側面には、第1の誘電体228が設けられ、第1の誘電体228のさらに内側面には、下部電極229を設けている。下部電極229は、容量コンタクトプラグ222に接続している。下部電極229の内面を含むメモリセル領域全面に第2の誘電体230および第2の上部電極231を設けている。上部電極231を覆って設けた第2の層間絶縁膜232の所定の領域には、第2のスルーホール237が設けられ、窒化チタン238およびタングステン239から成る第2の導体プラグ239aを設けている。第2の層間絶縁膜232上には窒化チタン240、アルミニウム241、窒化チタン242から成る配線241aが設けられ、第2の上部電極231は第2の導体プラグ239aを介して配線241aに接続している。
また、メモリセル領域に隣接して、メモリセル領域をはみ出すように設けられた導体膜224上には、第1の層間絶縁膜225および第2の層間絶縁膜232を貫通して第1のスルーホール233が設けられ、チタンシリサイド234、窒化チタン235、タングステン236から成る第1の導体プラグ236aを設けている。導体膜224を金属もしくは金属化合物で構成する場合には、チタンシリサイド234は設けなくても良い。第1の導体プラグ236aは配線241aに接続している。したがって、第1の上部電極227は、導体膜224、第1の導体プラグ236a、配線241a、第2の導体プラグ239aを介して第2の上部電極と接続しており、下部電極229を王冠構造とするキャパシタを構成している。
一方、第2のpウエル204には周辺回路を構成するトランジスタが設けられ、ソース209、ドレイン212、ゲート絶縁膜210、ゲート電極211で構成されている。ソース209およびドレイン212に接続するように、絶縁膜213の所定の領域にコンタクトホール232を設けている。チタンシリサイド216、窒化チタン217、タングステン218からなるコンタクトプラグを設け、その上に窒化タングステン219、タングステン220からなる第1の配線層を設けている。第1の配線層の一部は、層間絶縁膜221、第1の層間絶縁膜225および第2の層間絶縁膜232を貫通して形成されるスルーホール243を充填した窒化チタン244及びタングステン245を介して配線241aに接続している。
本実施例によれば、深孔226を形成している第1層間絶縁膜225を残したまま、下部電極を外側面と内面を備えた王冠構造とし、外側面には第1の誘電体と第1の上部電極を有する第1のキャパシタ領域を備え、内面には第2の誘電体と第2の上部電極を有する第2のキャパシタ領域を備えた構造のキャパシタを提供できる。また、第1の上部電極は、導体膜224、第1の導体プラグ236a、配線241a、第2の導体プラグ239aを介して第2の上部電極と接続しており、第1の上部電極と第2の上部電極が確実に接続された王冠構造のキャパシタを構成することができる。
次に、本発明の半導体装置の製造方法について、図5(a)〜(p)に示した一連の工程断面図および図7に示した鳥瞰図を用いて説明する。なお、キャパシタ製造工程以前の工程については省略している。
最初に、図5(a)に示したように、酸化シリコンから成る層間絶縁膜221の所定の領域に周知の方法によりリンドープシリコンから成る容量コンタクトプラグ222を形成した後、表面に厚さ50nmの窒化シリコンから成る絶縁膜223をLPCVD(Low Pressure Chemical Vapor Deposition)法により形成した。さらに、LPCVD法により厚さ100nmのリンドープシリコンから成る導体膜224を積層形成した。窒化シリコンは、ジクロロシラン(SiH2Cl2)とアンモニア(NH3)を原料ガスとして700℃、1.0Torrの条件で形成した。リンドープシリコンは、モノシラン(SiH4)とホスフィン(PH3)を原料ガスとして530℃、0.5Torrの条件で形成した。530℃の温度条件で形成したリンドープシリコンは非晶質で抵抗が高い。そのため、結晶化による低抵抗化を図る目的で700℃、1分間、窒素中で熱処理を行なっている。この熱処理は別の工程で実施しても良い。
次に、図5(b)に示したように、リソグラフィとドライエッチングにより、周辺回路領域となる領域の導体膜224および絶縁膜223を除去した。リンドープシリコンから成る導体膜224は塩素含有プラズマで、窒化シリコンから成る絶縁膜223はフッ素含有プラズマでエッチングした。
次に、図5(c)に示したように、厚さ1500nmの酸化シリコンから成る第1の層間絶縁膜225をテトラエトキシシラン(TEOS: Si(OC2H5)4 )と酸素を原料ガスとするプラズマCVD法により形成した後、CMP(Chemical Mechanical Polising)法により表面を平坦化し、さらに厚さ500nmのシリコン膜246をCVD法により積層形成した。シリコン膜246は、第1の層間絶縁膜225をドライエッチングする際のハードマスクとして用いた。
次に、図5(d)に示したように、リソグラフィと異方性ドライエッチングにより、第1の層間絶縁膜225の所定の位置に深孔226を形成し、導体膜224の表面を露出させた。
リソグラフィで形成したホトレジストパターン(図には示していない)をマスクとしてシリコン膜246を異方性ドライエッチングし、次いでシリコン膜246をマスクとして第1の層間絶縁膜225を異方性ドライエッチングした。シリコン膜246の異方性ドライエッチングにおいては、塩素(Cl2)と臭化水素(HBr)と酸素(O2)の混合ガスから成る塩素含有プラズマを用い、圧力は10mTorr、プラズマパワーは100Wとした。また、酸化シリコンから成る第1の層間絶縁膜225の異方性ドライエッチングにおいては、オクタフロロシクロペンタン(C5F8)とアルゴン(Ar)と酸素(O2)の混合ガスから成るフッ素含有プラズマを用い、圧力は100mTorr、プラズマパワーは1500Wとした。これらの条件は適宜変更することが可能である。
次に、図5(e)に示したように、深孔226底部に露出しているシリコンから成る導体膜224を塩素含有プラズマを用いて異方性ドライエッチングし、続いてフッ素含有プラズマを用いて窒化シリコンから成る絶縁膜223を異方性ドライエッチングした。この結果、容量コンタクトプラグ222の表面および導体膜224の側面が露出する。また、この異方性ドライエッチングによりハードマスクとして用いたシリコン膜246も同時に除去される。
次に、図5(f)に示したように、導体膜224の側面を清浄化する洗浄を行なった後、厚さ15nmのリンドープシリコン227aを全面に形成した。
次に、図5(g)に示したように、塩素含有プラズマを用いて異方性ドライエッチングし、深孔226の底面および第1の層間絶縁膜225表面のリンドープシリコンを除去した。この結果、深孔226の側壁にリンドープシリコンから成る第1の上部電極227が形成される。また、第1の上部電極227は導体膜224と接続される。
次に、図5(h)に示したように、厚さ6nmの酸化アルミニウム228aおよび厚さ15nmのリンドープシリコン229aを積層形成した。酸化アルミニウムの形成には原子層蒸着法(ALD: Atomic Layer Deposition)を用いた。原料ガスにトリメチルアルミニウム(TMA: Al(CH3)3)を、酸化剤にオゾン(O3)を用いた。原料供給、排気、オゾン供給、排気の基本ステップを1サイクルとし、60サイクル繰り返して6nmの厚さに形成した。原料供給およびオゾン供給時の圧力は0.5Torr、温度は350℃に維持した。なお、ALD法による成膜は処理効率が著しく低いので、複数基板を同時に処理できるバッチ処理方式が望ましい。上記条件以外にもALD法の条件は種々変更可能である。
次に、図5(i)に示したように、塩素含有プラズマを用いて異方性ドライエッチングし、深孔226の底面および第1の層間絶縁膜225表面のリンドープシリコン229aおよび酸化アルミニウム228aを除去した。この結果、深孔の側壁には第1の誘電体228および下部電極の一部となる外側下部電極229bが形成される。また、容量コンタクトプラグ222の表面が再び露出する。
次に、図5(j)に示したように、容量コンタクトプラグ222の表面および外側下部電極の表面を清浄化する洗浄を行なった後、厚さ15nmのリンドープシリコン229cを全面に形成した。その後、深孔内をホトレジスト247で充填した。ホトレジスト247は、全面にホトレジストを塗布した後、深孔内の任意の深さまで感光するように全面露光し、表面の感光部分を現像処理により除去して形成した。
次に、図5(k)に示したように、第1の層間絶縁膜225上のリンドープシリコン229cを異方性ドライエッチングにより除去し、深孔内を充填していたホトレジスト247を酸素プラズマアッシングにより除去した。この結果、下部電極の一部となる内側下部電極229dが形成される。外側下部電極229bと内側下部電極229dとにより図4に示した下部電極229が形成される。また、下部電極229は、容量コンタクトプラグ222に接続される。
次に、図5(l)に示したように、厚さ6nmの酸化アルミニウムから成る第2の誘電体230をALD法により全面に形成した。
次に、図5(m)に示したように、厚さ30nmの窒化チタンから成る第2の上部電極231を全面に形成し、さらにプラズマCVD法により厚さ200nmの酸化シリコン248を全面に形成した。第2の上部電極231は、原料ガスに塩化チタン(TiCl4)とアンモニア(NH3)を用い、圧力は1Torr、温度は550℃の条件で形成した。第2の上部電極231は、窒化チタンに限らず、他の金属、もしくはCVD法もしくはALD法で形成する被覆性の良い窒化チタンの上にスパッタ法で形成する他の金属を積層する構成としても良い。
次に、図5(n)に示したように、リソグラフィと異方性ドライエッチングによりメモリセル領域以外の領域に形成された酸化シリコン248、第2の上部電極231および第2の誘電体230を除去した。第2の上部電極の異方性ドライエッチングにおいては、塩素(Cl2)と塩化ホウ素(BCl3)の混合ガスを用い、圧力は10mTorr、プラズマパワーは100Wとした。このエッチングにより、第2の誘電体230も同時に除去される。
次に、図5(o)に示したように、厚さ500nmの酸化シリコンから成る第2の層間絶縁膜232をプラズマCVD法により形成し、CMP法により表面を平坦化した。
次に、図5(p)に示したように、リソグラフィと異方性ドライエッチングにより、第1の層間絶縁膜225と第2の層間絶縁膜232を貫通し、メモリセル領域に隣接する第1のスルーホール233を形成し導体膜224の表面を露出させた。また、メモリセル領域内の第2の層間絶縁膜232に第2のスルーホール237を形成し第2の上部電極表面を露出させた。第1および第2のスルーホールは別々に形成しても良いが、同時に形成することも可能で、同時形成の方が効率的である。また、周辺回路に位置するスルーホールも同時に形成することができる。
次に、図4に示したように、全面に窒化チタンおよびタングステンをスルーホールが埋まるように形成し、その後、CMP法を用いて第2の層間絶縁膜上に形成された窒化チタンおよびタングステンを除去した。この結果、第1のスルーホール233の内部にはチタンシリサイド234、窒化チタン235およびタングステン236から成る第1の導体プラグ236aが形成される。チタンシリサイド234は、塩化チタンとアンモニアを用いて窒化チタンを形成する工程の初期に塩化チタンのみを供給するステップを設定することにより形成することができる。一方、第2のスルーホール237の内部には窒化チタン238およびタングステン239から成る第2の導体プラグ239aが形成される。
次に、同じく図4に示したように、窒化チタン240、アルミニウム241および窒化チタン242をスパッタ法で積層形成し、リソグラフィと異方性ドライエッチングにより配線241aを形成した。この結果、第1の導体プラグ236aに導体膜224を介して接続される第1の上部電極227と、第2の導体プラグ239aに接続される第2の上部電極231とを配線241aを用いて接続させることができる。
図7に、第1のスルーホール233とキャパシタ形成用の深孔の概略位置関係を鳥瞰図で示した。便宜上、キャパシタの第2の誘電体と第2の上部電極は省略している。第1の上部電極227に接続する導体膜224は第1のスルーホールを形成する分だけメモリセル領域をはみ出すように形成されている。したがって、第1のスルーホール233は複数の第2のスルーホールの位置に対応するように、メモリセル領域に隣接して複数配置することが可能である。
本実施例では、下部電極および上部電極を形成する別の方法について図6を用いて説明する。
図6(a)は、図5(d)に引き続く工程を示している。前実施例では図5(d)の後、深孔226の底に露出した導体膜224を異方性ドライエッチングにより除去した。本実施例では、導体膜224表面を清浄化する洗浄を行なった後、全面にリンドープシリコン227aを形成した。
次に、図6(b)に示したように、異方性ドライエッチングにより第1の層間絶縁膜上のリンドープシリコン227aおよびハードマスクとして用いたシリコン膜246と、深孔の底面に露出しているリンドープシリコン226および224を除去した。この結果、深孔の側壁に第1の上部電極227が形成され、第1の上部電極227は導体膜224の上面に接続される。また、深孔の底面には窒化シリコンから成る絶縁膜223が露出している。
次に、図6(c)に示したように、第1の誘電体となる酸化アルミニウム228aおよび外側下部電極となる229aを全面に形成した。
次に、図6(d)に示したように、異方性ドライエッチングにより第1の層間絶縁膜225の上面に形成されているリンドープシリコン229aおよび酸化アルミニウム228a、および深孔底面に形成されているリンドープシリコン229a、酸化アルミニウム228aおよび絶縁膜223を除去した。この結果、第1の誘電体228および外側下部電極229bが形成され、深孔の底面には容量コンタクトプラグの表面が露出している。
次に、図6(e)に示したように、容量コンタクトプラグ222表面および外側下部電極229bの表面を清浄化する洗浄を行なった後、内側下部電極となるリンドープシリコン229cを形成した。以下、図5(j)に戻り同じ工程を経てキャパシタを形成することができる。
前実施例では、容量コンタクトプラグ222の表面が、図5(e)、図5(g)、図5(i)の各工程で合計3回の異方性ドライエッチングに晒されるので、層間絶縁膜221表面からの落ち込み量が大きくなる場合があるが、本実施例では、容量コンタクトプラグ222の表面が、図6(d)工程での一回の異方性ドライエッチングにしか晒されないため、層間絶縁膜221表面からの落ち込み量を軽減できる効果がある。
以上、述べたように、本発明の構成によれば、絶縁膜に形成した深孔内に王冠構造のキャパシタを形成できるので絶縁膜を除去する必要がない。したがって、下部電極の倒壊による隣接下部電極の接触によるペアビット不良を回避できる。また、王冠構造のキャパシタを深孔内部に設けているので下部電極の外側面を用いない単純深孔キャパシタに比べて2倍のキャパシタ容量を得ることができる。したがって、単純深孔構造のキャパシタで所望の容量を得るために3μm必要であった深孔の深さを半分の1.5μmに低減可能で、深孔形成のドライエッチング加工の困難性を回避することができる。また、第1の上部電極をメモリセル領域に隣接する第1の層間絶縁膜に設けたスルーホールを介して第2の上部電極と接続しているので、図3で説明したような第1の上部電極と第2の上部電極の接続が困難となる問題を回避することができる。
なお、上記実施例では、下部電極229をリンドープシリコンで形成しているので、図5(k)の段階で露出している下部電極表面にHSG(Hemispherical Silicon Grain)を形成して面積を拡大し、容量増大を図ることができる。また、誘電体には酸化アルミニウムを用いたが、ALD法で形成する酸化ハフニウムや酸化タンタルなどを用いることもできる。酸化アルミニウムの比誘電率が9であるのに対し、酸化ハフニウムは25、結晶化した酸化タンタルでは60の値が得られるので、誘電率向上により容量増大を図ることもできる。
また、上記実施例では、導体膜224、第1の上部電極227、下部電極229をリンドープシリコンで形成しているが、これに限るものではなく、窒化チタンやタングステン、ルテニウムなどの金属類を用いることができる。例えば、導体膜224および第1の上部電極227に金属類を用いれば、チタンシリサイド234の形成を不要とすることができる。さらに、このような金属類で構成した場合には、リンドープシリコンで構成した場合に比べ、単位面積当たりの容量を2倍に増加させることができる。上記高誘電率の誘電体とこれら金属類の下部電極材料を組み合わせて構成することにより極めて大きな容量増大を図ることができる。また、電極に金属類を用いた場合は、リンドープシリコンの結晶化に必要な700℃程度の熱処理が不要となり、誘電体に及ぼす電極からの応力の影響を軽減してリーク電流を減少させることができる。
王冠構造形成時の従来の問題を説明するための一連の断面図。 特許文献1に記載された実施例を説明するための一連の工程断面図。 図2-1に引き続く工程断面図。 特許文献1に記載された実施例の問題を説明するための一連の工程断面図。 本発明の第1実施例となる半導体装置の構成を説明するための断面図。 本発明の第2実施例となる半導体装置の製造方法を説明するための一連の工程断面図。 図5-1に引き続く一連の工程断面図。 図5-2に引き続く一連の工程断面図。 図5-3に引き続く一連の工程断面図。 図5-4に引き続く一連の工程断面図。 本発明の第3実施例となる半導体装置の製造方法を説明するため一連の工程断面図。 図6-1に引き続く一連の工程断面図。 本発明の概要を説明するための鳥瞰図。
符号の説明
101、213、221 層間絶縁膜
102、222 容量コンタクトプラグ
103 窒化シリコン膜
104、 第1の層間絶縁膜
105、226 深孔
106、229 下部電極
107、227 第1の上部電極
108、228 第1の誘電体
109、229b 外側下部電極
110、229d 内側下部電極
111、247 ホトレジスト
112、116、230 第2の誘電体
113、231 第2の上部電極
114 第3の上部電極
115 空隙
201 p型シリコン基板
202 nウエル
203 第1のpウエル
204 第2のpウエル
205 素子分離領域
206、207 トランジスタ
208、212 ドレイン
209 ソース
210 ゲート絶縁膜
211 ゲート電極
214 コンタクト孔
215 コンタクトプラグ
216、234 チタンシリサイド
217、235、238、240、242、244 窒化チタン
218、220、236、239、245 タングステン
219 窒化タングステン
223 絶縁膜
224 導体膜
225 第1の層間絶縁膜
232 第2の層間絶縁膜
233 第1のスルーホール
236a 第1の導体プラグ
237 第2のスルーホール
239a 第2の導体プラグ
241 アルミニウム
241a 配線
243 スルーホール
246 シリコン膜
227a、229a、229c リンドープシリコン
228a 酸化アルミニウム
248 酸化シリコン

Claims (10)

  1. 第1の層間絶縁膜に形成した深孔内部に設けられ、下部電極、誘電体、上部電極を備えた複数のキャパシタを含むメモリセル領域を有する半導体装置であって、
    前記下部電極は外側面と内面を有する王冠構造から成り、前記下部電極の外側面に対向する第1の上部電極と、前記下部電極の内面から前記深孔以外の表面に延在する前記誘電体及び第2の上部電極を備え、
    前記第2の上部電極は、前記第2の上部電極を覆う第2の層間絶縁膜に設けられた第2のスルーホールを埋める第2の導体プラグを介して、前記第2の層間絶縁膜上に設けた配線と接続され、
    前記第1の上部電極は、前記第1の層間絶縁膜の底面に位置する導体膜に接続され、前記導体膜は、前記メモリセル領域に隣接し、前記導体膜上の前記第1の層間絶縁膜および前記第1の層間絶縁膜上に積層された前記第2の層間絶縁膜を貫通して設けた第1のスルーホールを埋める第1の導体プラグに接続され、前記第1の導体プラグは、前記第2の層間絶縁膜上に設けた前記配線と接続されることにより、
    前記第2の上部電極と前記第1の上部電極が接続されたキャパシタを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の層間絶縁膜の底面に位置する前記導体膜は、前記第1のスルーホール形成領域分だけ前記メモリセル領域をはみ出して、前記メモリセル領域を覆うように前記第1の層間絶縁膜の底面に設けられていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記下部電極、前記第1の上部電極、前記第1の層間絶縁膜の底面に位置する前記導体膜、前記第2の上部電極、前記第1の導体プラグおよび前記第2の導体プラグは、導電性シリコン、金属もしくは金属化合物から選択される一つもしくは複数の材料で構成されることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 第1の層間絶縁膜に形成した深孔内部に設けられ、下部電極、誘電体、上部電極を備えた複数のキャパシタを含むメモリセル領域を有する半導体装置の製造方法であって、
    (1)メモリセル領域内の層間絶縁膜の所定の位置にコンタクトプラグを形成する工程と、
    (2)前記層間絶縁膜上に絶縁膜と導体膜を積層形成する工程と、
    (3)メモリセル領域周囲の前記絶縁膜および導体膜を除去する工程と、
    (4)全面に前記第1の層間絶縁膜を形成し、メモリセル領域内の所定の位置に深孔を形成して、前記導体膜の側面および前記コンタクトプラグの表面を露出させる工程と、
    (5)前記深孔の側壁に第1の上部電極を形成して、前記第1の上部電極と前記導体膜の側面を接続する工程と、
    (6)前記第1の上部電極が形成された前記深孔の側壁に第1の誘電体を形成する工程と、
    (7)前記第1の誘電体が形成された前記深孔の内面に王冠構造の下部電極を形成し、前記下部電極と前記コンタクトプラグを接続する工程と、
    (8)前記下部電極が形成された前記深孔の内面を含む全面に第2の誘電体および第2の上部電極を形成する工程と、
    (9)メモリセル領域周囲の前記第2の上部電極を除去する工程と、
    (10)全面に第2の層間絶縁膜を形成する工程と、
    (11)メモリセル領域内の所定の位置に第2のスルーホールを形成し、前記第2のスルーホール底面に前記第2の上部電極の表面を露出させる工程と、
    (12)メモリセル領域に隣接して、前記第2の層間絶縁膜および前記第1の層間絶縁膜を貫通する第1のスルーホールを形成し、前記第1のスルーホールの底面に前記導体膜の表面を露出させる工程と、
    (13)前記第1のスルーホールを充填する第1の導体プラグおよび前記第2のスルーホールを充填する第2の導体プラグを形成する工程と、
    (14)前記第2の層間絶縁膜上に配線を形成して、前記第1の導体プラグおよび前記第2の導体プラグを接続する工程と、
    を少なくとも含んでなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記工程4の前記コンタクトプラグの表面を露出させる工程は、
    (1)メモリセル領域内の所定の位置に深孔を形成して、前記導体膜の表面を露出させる工程と、
    (2)前記導体膜の表面が露出した前記深孔側壁に前記第1の上部電極を形成すると同時に底面の前記導体膜を除去して、下層に位置する前記絶縁膜表面を露出させる工程と、
    (3)前記絶縁膜表面が露出した前記深孔側壁に前記第1の誘電体を形成すると同時に底面の前記絶縁膜を除去して、前記コンタクトプラグを露出させる工程と、
    を含むことを特徴とする請求項記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記工程11は工程12と同時に行なわれる工程を含むことを特徴とする請求項4または5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記層間絶縁膜上に形成される前記導体膜は、上方から見た時、前記第1のスルーホール形成領域分だけ前記メモリセル領域をはみ出して、前記メモリセル領域を覆うように前記層間絶縁膜上に形成されていることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記下部電極、前記第1の上部電極、前記導体膜、前記第2の上部電極、前記第1の導体プラグおよび前記第2の導体プラグは、導電性シリコン、金属もしくは金属化合物から選択される一つもしくは複数の材料で構成されることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  9. 第1の層間絶縁膜と、
    前記第1の層間絶縁膜内に形成されたコンタクトプラグと、
    前記第1の層間絶縁膜上に形成された第2の層間絶縁膜と、
    前記第2の層間絶縁膜内に、前記第1の層間絶縁膜および前記コンタクトプラグが露出するように形成された開口部と、
    前記第1の層間絶縁膜上に形成されると共に前記開口部の側壁に露出するよう形成された第1の導電体層と、
    前記開口部の側壁を覆うと共に前記コンタクトプラグを覆わないように形成され前記第1の導電体層と接続された第1の上部電極と、
    前記第1の上部電極の内壁を覆うと共に前記コンタクトプラグを覆わないように形成された第1の誘電体層と、
    前記第1の誘電体層の内壁および前記開口部の前記第1の層間絶縁膜を覆うように形成され前記コンタクトプラグと接続された下部電極と、
    前記下部電極の内壁を覆うように形成された第2の誘電体層と、
    前記第2の誘電体層の内壁を覆うように形成された第2の上部電極と、を備え、
    前記第1および第2の上部電極を、前記第1の導電体層を介して電気的に接続することによって容量素子を形成することを特徴とする半導体装置。
  10. 前記第2の層間絶縁膜上に形成され前記第2の上部電極と接続された第2の導電体層と、
    前記第2の層間絶縁膜および前記第2の導電体層を覆うように形成された第3の層間絶縁膜と、
    前記第3の層間絶縁膜に前記第2の導電体層を露出するように形成された第1のスルーホールと、
    前記第2および第3の層間絶縁膜に前記第1の導電体層を露出するように形成された第2のスルーホールと、
    前記第1および第2のスルーホールを介して、前記第1および第2の上部電極を電気的に接続する接続手段とを備えることを特徴とする請求項9記載の半導体装置。
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