JP2010153509A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】筒型の下部電極の高さが高くなっても倒壊現象の発生を抑止する効果が十分に得られる半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置1は、内周壁及び外周壁を有する筒型の下部電極21と、容量絶縁膜22を介して下部電極21の外周壁を覆う上部電極23とを有する複数のキャパシタ20と、下部電極21の内周壁に囲まれた内部領域に充填される被充填部30aと、一部が内部領域内に位置し他の部分が内部領域外に位置するサポート膜30とを備え、支持部30bは、下部電極21の上端部21esにおける内周壁及び外周壁を覆うことにより、下部電極21の上端部21esを両側から挟む。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置およびその製造方法に関し、特に、メモリセル内のキャパシタの下部電極が筒型である半導体装置およびその製造方法に関する。
半導体装置の微細化の進展に伴い、DRAM(Dynamic Random Access Memory)素子を構成するメモリセルの面積が縮小している。そのため、メモリセルを構成するキャパシタの占有面積が制限され、電極面積に比例する静電容量の確保が難しくなっている。
これに関して、電極面積を十分に確保するために、キャパシタを立体形状に形成する技術が知られている(例えば特許文献1,2参照。)。この技術では、キャパシタの下部電極を筒(cylinder)形状とし、その外側に、絶縁体を介して上部電極を配置する。こうすることで、少ない占有面積で十分な電極面積を確保することが可能となる。
ところで、キャパシタの製造工程には、絶縁体に開口部を設けてその内壁に下部電極を形成し、その後絶縁体を除去し、下部電極の外壁を露出させる工程が含まれる。その際、下部電極を支える材料がなくなるため、下部電極が折れて隣接する他のキャパシタの下部電極と接触し、短絡してしまうという現象(倒壊現象)が起きる場合がある。特に、メモリセルの面積を小さくするために下部電極の内径をより小さくしたり、電極面積を確保するために下部電極の高さをより高くすると、この倒壊現象が起きやすくなる。そこで特許文献1,2では、この倒壊現象の発生を抑止するために、隣接する下部電極間にサポート膜が配置されている。
特開2003−297952号公報 特開2003−142605号公報
しかしながら、上記従来のサポート膜には、特に下部電極の高さをある程度以上の高さとした場合、被充填部と支持部の接続部の接続強度が不足し、倒壊現象の発生を抑止する効果が十分に得られないという問題がある。つまり、絶縁膜除去のためのエッチングを行う際、サポート膜も全くエッチングされないわけではなく、徐々にエッチングされるため、接続強度が低下する。加えて、下部電極の高さが高くなるに従って上記エッチング時間を長くする必要があるため、下部電極の高さが高くなるほど接続強度の低下がより顕著になる。
したがって、筒型の下部電極の高さが高くなっても倒壊現象の発生を抑止する効果が十分に得られる技術が望まれている。
本発明による半導体装置は、内周壁及び外周壁を有する筒型の下部電極と、容量絶縁膜を介して前記下部電極の前記外周壁を覆う上部電極とを有する複数のキャパシタと、前記下部電極の前記内周壁に囲まれた内部領域に充填される被充填部と、一部が前記内部領域内に位置し他の部分が前記内部領域外に位置する支持部とを有するサポート膜とを備え、前記支持部は、前記下部電極の上端部における前記内周壁及び前記外周壁を覆うことにより、前記下部電極の前記上端部を両側から挟むことを特徴とする。
本発明による半導体装置の製造方法は、絶縁膜に複数の開口部を形成する第1の工程と、前記開口部の内壁に、内周壁及び外周壁を有する筒型の下部電極を形成する第2の工程と、前記絶縁膜をエッチバックすることにより、前記下部電極の上端部を前記絶縁膜の表面から突出させ、これにより前記上端部における前記内周壁及び前記外周壁を露出させる第3の工程と、少なくとも前記上端部における前記内周壁及び前記外周壁を覆うサポート膜を形成する第4の工程と、前記絶縁膜を除去する第5の工程と、容量絶縁膜を介して前記下部電極の前記外周壁を覆う上部電極を形成する第6の工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の他の一側面による半導体装置の製造方法は、絶縁膜上に第1のサポート膜を形成する第1の工程と、前記第1のサポート膜及び前記絶縁膜を貫通する複数の開口部を形成する第2の工程と、前記開口部の内壁に、内周壁及び外周壁を有する筒型の下部電極を形成する第3の工程と、少なくとも前記上端部における前記内周壁を覆い、前記第1のサポート膜と一体に構成される第2のサポート膜を形成する第4の工程と、前記絶縁膜を除去する第5の工程と、容量絶縁膜を介して前記下部電極の前記外周壁を覆う上部電極を形成する第6の工程と、を備えることを特徴とする。
このように、本発明によれば、サポート膜が下部電極の上端部を両側から挟むので、湿式エッチングを行っても、被充填部と支持部が強固に接続された状態を保つことができる。したがって、筒型の下部電極の高さが高くなっても倒壊現象の発生を抑止する効果が十分に得られる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態による半導体装置1の断面図である。なお、半導体装置1はDRAM(Dynamic Random Access Memory)である。
図1に示すように、半導体装置1は、所定濃度のP型不純物を有するシリコン(Si)製の半導体基板2を有する。この半導体基板2には、シリコン酸化膜(SiO)などの絶縁膜により構成される素子分離領域3が複数埋設されている。この素子分離領域3はSTI(Shallow Trench Isolation)法による絶縁分離を実現するためのものであり、素子分離領域3に挟まれた領域(活性領域K)は、素子分離領域3によって隣接する活性領域K(後述する図2に示す。)と絶縁分離されている。なお、半導体装置1は、1つの活性領域K内に2つのメモリセルを有している。
活性領域K内の中央部と両端部では、半導体基板2の表面にそれぞれN型不純物の拡散層4a,4bが設けられている。中央部の拡散層4aと両端部の拡散層4bの間にはそれぞれ、表面に絶縁膜5aが形成された溝部5が設けられ、各溝部5内にはワード線WLが埋め込まれている。ワード線WLは多結晶シリコン膜と金属膜との多層膜により形成され、上部は半導体基板2の上面から突出している。なお、各素子分離領域3の上側にはダミーワード線WLが形成されている。
各ワード線WL及び各ダミーワード線WLの上面には、窒化シリコン(Si)などの絶縁体により構成される絶縁膜6aが形成されている。また、各ワード線WLの半導体基板2の上面から突出した部分、各ダミーワード線WLの側面、及び各絶縁膜6aの側面には、窒化シリコンなどの絶縁体により構成されるサイドウォール絶縁膜6bが形成されている。
各ワード線WLの間には、リンを含有した多結晶シリコンなどの導体により構成される基板コンタクトプラグ7aが設けられる。同様に、各ワード線WLと各ダミーワード線WLの間にも、リンを含有した多結晶シリコンなどの導体により構成される基板コンタクトプラグ7bが設けられる。各基板コンタクトプラグ7a,7bの下面は、対応する拡散層4a,4bの上面と接触している。
絶縁膜6a,6b及び基板コンタクトプラグ7a,7bの上面はフラットに構成され、その上には第1の層間絶縁膜8が形成されている。第1の層間絶縁膜8の上には、基板コンタクトプラグ7aの真上に当たる位置に、窒化タングステン(WN)及びタングステン(W)からなる積層膜により構成されるビット線BLが形成されている。また、第1の層間絶縁膜8の上側の全面には、ビット線BLを覆うようにして第2の層間絶縁膜9が形成されている。
ここで、半導体装置1の平面構造について説明しておく。図2は、半導体装置1の平面構造の概略を示す模式図である。同図は、図1のA−A'線断面を含む平面図に、ビット線BL及び活性領域Kを加えて描画したものである。なお、図1は、同図のB−B'線断面図に相当する。
図2に示すように、ビット線BLとワード線WLとは、互いに直交する方向に延設されている。ビット線BLは、図示したY方向に所定間隔で複数配置されており、各ビット線BLは折れ線形状(湾曲形状)でX方向に延設されている。一方、ワード線WLは、図示したX方向に所定間隔で複数配置されている。ただし、2本おきにダミーワード線WLによって置き換えられている。各ワード線WL及び各ダミーワード線WLは直線形状でY方向に延設されている。
活性領域Kは細長い短冊状の領域であり、隣接する2本のワード線WLを跨いで配置される。また、活性領域Kは、その中央付近で活性領域Kとビット線BLとが交差するよう、X方向に対して傾いて設けられている。活性領域Kは多数設けられており、X方向及びY方向に所定間隔で配置されている。隣接する活性領域Kは、上述した素子分離領域3によって絶縁分離される。
なお、活性領域Kの配列は、図2に示す活性領域Kの配列例に限定されるものではない。例えば、一般的なトランジスタに適用される形状の活性領域を用いる場合にも本発明は適用可能である。
図1に戻る。第1の層間絶縁膜8には、基板コンタクトプラグ7aに対応する位置に貫通孔が設けられ、その内部に、チタン(Ti)及び窒化チタン(TiN)の積層膜からなるバリア膜(TiN/Ti)上にタングステン(W)などを積層した積層膜により構成されるビット線コンタクトプラグ10が埋め込まれている。ビット線コンタクトプラグ10は、上面でビット線BLと接触・導通し、下面で基板コンタクトプラグ7aと接触・導通している。これにより、ビット線BLと拡散層4aとが導通しており、基板コンタクトプラグ7a及びビット線コンタクトプラグ10は、ビット線BLと半導体基板2とを接続するための基板コンタクト部Laとして機能する。
層間絶縁膜8及び9には、各基板コンタクトプラグ7bに対応する位置にそれぞれ貫通孔が設けられ、それらの内部にはそれぞれ、容量コンタクトプラグ11が埋め込まれている。容量コンタクトプラグ11も、チタン及び窒化チタンの積層膜からなるバリア膜上にタングステンなどを積層した積層膜によって構成されている。第2の層間絶縁膜9の上面には、各容量コンタクトプラグ11に対応する位置に、窒化タングステン(WN)及びタングステンからなる積層膜により構成される容量コンタクトパッド12が形成されている。容量コンタクトプラグ11は、その上面で対応する容量コンタクトパッド12と接触・導通し、その下面で対応する基板コンタクトプラグ7bと接触・導通している。これにより、容量コンタクトパッド12と対応する拡散層4bとが導通しており、基板コンタクトプラグ7b及び容量コンタクトプラグ11は、容量コンタクトパッド12と半導体基板2とを接続するための基板コンタクト部Lbとして機能する。
再度図2を参照し、基板コンタクト部La,Lbの平面的な位置について説明する。同図に示すように、基板コンタクト部Laは活性領域Kのほぼ中央、2本のワード線WLの間に設けられている。一方、基板コンタクト部Lbは活性領域Kの両端部、すなわちワード線WLとダミーワード線WLの間に設けられている。
図1に戻る。第2の層間絶縁膜9の上側の全面には、各容量コンタクトパッド12を覆うようにして第3の層間絶縁膜13が形成されている。各容量コンタクトパッド12上には、筒型の下部電極21を有するキャパシタ20が形成されており、下部電極21は第3の層間絶縁膜13を貫通し、対応する容量コンタクトパッド12と接触・導通している。なお、下部電極21の高さ方向は半導体装置1の積層方向と一致しており、下部電極21は下端(容量コンタクトパッド12との接触端)が閉じられた筒型の形状を有している。また、下部電極21は、窒化チタンなどの金属膜により構成される。また、下部電極21は筒型であるが、その高さ方向に垂直な面での断面は、円形や矩形など種々の形状を取り得る。
下部電極21の外側には、酸化ハフニウム(HfO)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化アルミニウム(Al)、又はこれらの積層体などの高誘電体膜により構成される薄い容量絶縁膜22が形成され、さらにその外側には上部電極23が形成されている。上部電極23は、第3の層間絶縁膜13の上側の全面に、各キャパシタ20及び後述するサポート膜30を覆うようにして設けられている。なお、上部電極23も、窒化チタンなどの金属膜により構成される。
下部電極21の内周壁21iwに囲まれた内部領域21isには、窒化シリコンなどの絶縁体により構成されるサポート膜30が充填される(被充填部30a)。サポート膜30はさらに、一部が内部領域21is内に位置し、他の部分が内部領域21is外に位置する支持部30bを有している。支持部30bは、被充填部30aと一体に構成されるとしもに所定方向に延在し、隣接するキャパシタ20の被充填部30aを互いに接続(連結)している。また、図示していないが、支持部30bはメモリセル領域の端部まで延在して配置されている。以上の構成により、支持部30bは、下部電極21を支持する機能を有する。
半導体装置1は、この支持部30bの構造に特徴を有する。すなわち、図1に示すように、支持部30bは、下部電極21の上端部21esにおける内周壁21iw及び外周壁21owを覆うことにより、上端部21esを両側から挟んでいる。これにより、後述する湿式エッチングの工程で下部電極21の外壁を露出させる際、被充填部30aと支持部30bとが強固に接続された状態を保つことができる。この点に関しては、後に半導体装置1の製造工程を説明する際に、より詳しく説明する。
図3は、図2と同様、半導体装置1の平面構造の概略を示す模式図である。ただし、図3は、下部電極21及びサポート膜30の上面図に、ビット線BL、ワード線WL(ダミーワード線WLを含む。)、及び活性領域Kを描き入れたものである。また、一部の下部電極21については上端部21esも図示している。
図3に示すように、支持部30bは、ビット線BLと同様にY方向に所定間隔で複数配置されており、各支持部30bは直線形状(矩形形状)となっている。各被充填部30aは円形であり、その半分がいずれかの支持部30bの真下に位置し、支持部30bと接続するよう配置されている。
なお、支持部30bの形状および延在する方向は、図3に示した矩形形状に限定されるものではない。また、各被充填部30aのちょうど半分が支持部30bと接続していなければならないわけではなく、少なくとも一部分が支持部30bと接続していればよい。各被充填部30aの上面全面が支持部30bと接続していてもよいし、被充填部30aごとに支持部30bとの接続面の形状が異なっていてもよい。キャパシタの下部電極21を確実に支持部30bで保持するためには、下部電極21の外周壁21owの円周(側面全周)に対して連続して1/4以上の円周長にて支持部30bと外周壁21owが接触する構造とすることが望ましい。
また、図3には示していないが、キャパシタ20が形成されるのはメモリセルを形成する領域のみである。他の領域ではキャパシタ20は形成されず、第3の層間絶縁膜13上には酸化シリコンなどで構成される層間絶縁膜(図示せず)が形成される。
図1に戻る。上部電極23の上側の全面には、第4の層間絶縁膜14が形成されている。第4の層間絶縁膜14の上面には、アルミニウム(Al)又は銅(Cu)により構成される配線層15が形成され、さらに第4の層間絶縁膜14の上側の全面には、配線層15を覆うようにして表面保護膜16が形成されている。
次に、以上の構成を有する半導体装置1の動作について説明する。
半導体装置1では、拡散層4a,4b、ワード線WL、絶縁膜5aはMOSトランジスタとして機能する。具体的には、ワード線WLがゲート電極、絶縁膜5aがゲート絶縁膜、拡散層4a,4bがソース・ドレイン領域として機能する。一方のワード線WLが活性化されていると、活性化されているワード線WLの付近の半導体基板2内に反転層が生じ、対応する拡散層4a,4bの間が導通する。これにより、ビット線BLとキャパシタ20が接続されるため、ビット線BLを介した電荷の授受を行うことができる。
次に、半導体装置1の製造方法について、図4〜14を参照しながら説明する。
まず、図4に示すように、P型不純物がドープされたシリコンからなる半導体基板2を用意し、異方性エッチングによって溝部50を形成する。そして、溝部50の中にシリコン酸化膜などの絶縁膜を埋設することで、素子分離領域3を形成する。これにより、活性領域Kを区画する(STI法)。
次に、図5に示すように、活性領域K内に、マスクパターンを用いる異方性エッチングによって溝部5を形成する。そして、熱酸化法により半導体基板2のシリコン表面を酸化することにより、溝部5の内表面に酸化シリコンの絶縁膜5aを形成する。絶縁膜5aの膜厚は4nm程度とすることが好適である。なお、絶縁膜5aとして、酸化シリコンと窒化シリコンの積層膜や、High−K膜(高誘電体膜)を使用してもよい。
次に、溝部5の内部(絶縁膜5a上)に、モノシラン(SiH)及びフォスヒン(PH)を原料ガスとするCVD(Chemical Vapor Deposition)法により、N型不純物(リンなど)を含有する多結晶シリコン膜51を堆積する。この際に、多結晶シリコン膜51の膜厚は、溝部5の内部が完全に充填されるような膜厚に設定する。なお、ここで堆積する多結晶シリコン膜51は、N型不純物を含有しない膜としてもよい。この場合、後の工程で、イオン注入法を用いて多結晶シリコン膜51にN型不純物を導入する。
次に、半導体基板2上に、スパッタリング法によって、タングステン、窒化タングステン、又はタングステンシリサイドなどの高融点金属からなる金属膜52を堆積する。金属膜52の膜厚は50nm程度とすることが好適である。なお、以上のようにして形成した多結晶シリコン膜51及び金属膜52は、後の工程でワード線WL及びダミーワード線WLに形成される。
次に、金属膜52上に、モノシランとアンモニア(NH)を原料ガスとするプラズマCVD法により、窒化シリコンからなる絶縁膜6aを堆積する。絶縁膜6aの膜厚は70nm程度とすることが好適である。
ここまでの工程が完了したら、絶縁膜6a上にフォトレジスト(図示せず)を塗布し、所定のマスクパターンを用いるフォトリソグラフィ法により、ワード線WL及びダミーワード線WL形成用のフォトレジストパターン(図示せず)を形成する。そして、このフォトレジストパターンをマスクとする異方性エッチングにより、まず絶縁膜6aをエッチングする。絶縁膜6aのエッチングが完了したら、フォトレジストパターンを除去し、今度は絶縁膜6aをハードマスクとして金属膜52及び多結晶シリコン膜51をエッチングし、ワード線WL及びダミーワード線WLを形成する。
次に、図6に示すように、N型不純物としてのリンのイオン注入を行い、半導体基板2の露出面(ワード線WL及びダミーワード線WLが形成されていない面)に、不純物拡散層4a,4bを形成する。この後、CVD法により、全面に窒化シリコン膜を20〜50nm程度の厚さに堆積する。そして、エッチバックを行うことにより、ワード線WL及びダミーワード線WLの側壁にサイドウォール絶縁膜6bを形成する。
ここまでの工程が完了したら、CVD法を用いて、絶縁膜6a,6bを覆うように、酸化シリコンなどからなる層間絶縁膜(図示せず)を堆積する。そして、絶縁膜6aをストッパーとしてCMP(Chemical Mechanical Polishing)法により図示しない層間絶縁膜の研磨を行う。これにより、ワード線WL及びダミーワード線WLの形成工程に由来して生じている凹凸が平坦化される。
次に、図7に示すように、基板コンタクトプラグ7a,7bを形成する。具体的には、まず、上記工程で堆積した層間絶縁膜(図示せず)に対し、フォトレジストで形成したパターンをマスクとするエッチングを行う。これにより、基板コンタクトプラグ7a,7bを形成すべき位置(図2に示した基板コンタクト部La,Lbの位置)に開口部を形成する。なお、この開口部は、窒化シリコンで形成されている絶縁膜6a、6bを利用することで、セルフアラインにてワード線WL及びダミーワード線WLの間に設けることができる。この後に、CVD法にてリンを含有した多結晶シリコン膜を堆積し、さらにCMP法にて研磨を行い、絶縁膜6aなどの上に堆積した多結晶シリコン膜を除去する。以上の工程により、開口部内に充填された多結晶シリコン膜からなる基板コンタクトプラグ7a,7bが形成される。
次に、CVD法により、絶縁膜6a及び基板コンタクトプラグ7a,7bを覆うように、酸化シリコンからなる第1の層間絶縁膜8を形成する。このとき、第1の層間絶縁膜8の膜厚は600nm程度とすることが好適である。その後、CMP法により、第1の層間絶縁膜8の表面を、例えば300nm程度の厚みになるまで研磨して平坦化する。
次に、図8に示すように、基板コンタクトプラグ7aの位置(図2に示した基板コンタクト部Laの位置)に、第1の層間絶縁膜8を貫通する開口部(コンタクトホール)53を形成し、基板コンタクトプラグ7aの表面を露出させる。そして、チタン及び窒化チタンの積層膜からなるバリア膜上にタングステンなどを積層した積層膜で開口部53の内部を充填し、さらに表面をCMP法を用いて研磨することにより、ビット線コンタクトプラグ10を形成する。この後に、ビット線コンタクトプラグ10と接続するように、ビット線BLを形成する。そしてさらに、ビット線BLを覆うように、酸化シリコン等で第2の層間絶縁膜9を形成する。
次に、図9に示すように、基板コンタクトプラグ7bの位置(図2に示した基板コンタクト部Lbの位置)に、層間絶縁膜8及び9を貫通する開口部(コンタクトホール)54を形成し、基板コンタクトプラグ7bの表面を露出させる。そして、チタン及び窒化チタンの積層膜からなるバリア膜上にタングステンなどを積層した積層膜で開口部54の内部を充填し、さらに表面をCMP法を用いて研磨することにより、容量コンタクトプラグ11を形成する。
次に、第2の層間絶縁膜9上に、タングステンを含む積層膜を用いて容量コンタクトパッド12を形成する。この容量コンタクトパッド12は、容量コンタクトプラグ11と導通するよう配置するとともに、後に形成するキャパシタ20の下部電極21(図1)の底部のサイズよりも大きいサイズとする。そして、容量コンタクトパッド12を覆うように、窒化シリコンを用いて第3の層間絶縁膜13を堆積する。第3の層間絶縁膜13の膜厚は60nm程度とすることが好適である。
次に、図10に示す層間絶縁膜40を堆積する。この層間絶縁膜40は、フッ酸(HF)に対するエッチングレートが比較的高い絶縁体、例えば酸化シリコンにより構成する。また、層間絶縁膜40の膜厚は2μm程度とすることが好適である。そして、異方性ドライエッチングにより、キャパシタ20の下部電極21(図1,図3)を形成する位置に複数の開口部55を形成し、容量コンタクトパッド12の表面の一部を露出させる。
開口部55を形成したら、その内壁に、内周壁21iw及び外周壁21owを有する筒型の下部電極21を形成する。具体的には、開口部55の内部を完全には充填しない膜厚で窒化チタンを堆積する。このとき層間絶縁膜40上に堆積した分は、ドライエッチングまたはCMP法によって除去する。その際に、開口部55内部の窒化チタン(下部電極21となるもの)を保護するために、フォトレジスト膜などを開口部55内に充填しておいてもよい。その場合、層間絶縁膜40上の窒化チタンを除去した後に、内部保護のために充填していた膜も除去する。なお、下部電極21の材料としては窒化チタン以外の金属膜も使用可能である。
次に、図11に示すように、フッ酸(HF)を用いた湿式エッチングにより、層間絶縁膜40をエッチバックし、表面の一部(膜厚40〜100nm程度)を除去する。これにより、下部電極21の上端部21esを層間絶縁膜40の表面から突出させる。
次に、図12に示すように、下部電極21の内部領域21is及び層間絶縁膜40の上面にサポート膜30を堆積させる。このサポート膜30は、フッ酸(HF)に対するエッチングレートが比較的低い絶縁体、例えば窒化シリコンにより構成する。下部電極21の内部領域21isに堆積したサポート膜30の大部分は、被充填部30aを構成する。
以上のようにしてサポート膜30を堆積させたら、次に、図13に示すようにサポート膜30の上部をパターニングし、所定方向(図3に示したX方向)に延在する支持部30bを形成する。このパターンニングには、異方性ドライエッチングを用いることが好適である。具体的には、図3に示した形状の支持部30bが残るようにフォトレジストでマスクパターンを形成し、サポート膜30をエッチングする。
ここで、上述したように、支持部30bは、下部電極21の上端21esを両側から挟んでいる。本実施の形態では、これは、図11を参照しながら説明したように、湿式エッチングにより層間絶縁膜40をエッチバックし、表面の一部を除去することによって実現されている。
次に、図14に示すように、フッ酸(HF)を用いた湿式エッチングにより層間絶縁膜40を除去して、下部電極21の外壁を露出させる。この際、サポート膜30と同じ材料、具体的には窒化シリコンで形成されている第3の層間絶縁膜13はストッパー膜として機能し、下層に位置する素子などがエッチングされるのを防止する。なお、サポート膜30の上部をパターニングして支持部30bを形成する際、メモリセル領域以外の領域ではサポート膜30を残すようにすることが好適である。こうすることで、層間絶縁膜40除去のための湿式エッチングの際、メモリセル領域以外の領域がフッ酸(HF)により浸食されることを防止することができる。
この湿式エッチングでは、サポート膜30も徐々にエッチングされる。すなわち、上述したように、サポート膜30の材料はフッ酸(HF)に対するエッチングレートが比較的低い絶縁体であり、フッ酸(HF)に対するエッチングレートが比較的高い絶縁体で構成される層間絶縁膜40に比べるとエッチングされる割合は少ないものの、サポート膜30も全くエッチングされないわけではなく徐々にエッチングされる。
しかしながら、サポート膜30の支持部30bは、下部電極21の上端21esを両側から挟む構造を備えているので、比較的長時間の湿式エッチングにおいても、支持部30bと被充填部30aとが強固に固着された状態が保たれる。したがって、半導体装置1では、製造工程の途中で図14の状態(層間絶縁膜40が除去されて筒型の下部電極21の外壁が露出した状態)になったときに、下部電極21が倒壊してしまうことを防止することが可能になっている。
次に、図1に示すように、下部電極21の露出面を覆う容量絶縁膜22を形成し、さらに窒化チタンなどにより構成される上部電極23を形成する。具体的には、容量絶縁膜22の表面を覆うように窒化チタンを薄膜状に形成した後に、隣接する下部電極21の間の空隙を充填するように、不純物を導入した多結晶シリコン膜を堆積することで上部電極23を形成する。電気抵抗低減のために、上部電極23を構成する多結晶シリコン膜上に、さらにタングステン等の金属膜を積層した構造としてもよい。これにより、下部電極21と上部電極23によって容量絶縁膜22を挟む構造が完成し、キャパシタ20が形成される。
この後、酸化シリコンなどからなる第5の第4の層間絶縁膜14を形成する。そして、図示していないが、第4の層間絶縁膜14に開口を設けて、その内部に上部電極23に接続する引き出し用コンタクトプラグを形成する。この引き出し用コンタクトプラグは、上部電極23に電位(プレート電位)を与えるために用いるものである。そして、第4の層間絶縁膜14の上面に、アルミニウム(Al)や銅(Cu)などで配線層15を形成し、さらに、表面の保護膜16を酸窒化シリコン(SiON)等で形成すれば、半導体装置1のメモリセル領域が完成する。
以上説明したように、本実施の形態による半導体装置1によれば、層間絶縁膜40除去のための湿式エッチングの後も、支持部30bと被充填部30aとが強固に固着された状態が保たれる。したがって、下部電極21の倒壊現象の発生を抑止できる。したがって、メモリセルの微細化が進んでも、セルキャパシタの静電容量を確保することが可能になり、大容量でデータ保持特性(リフレッシュ特性)に優れたDRAMを製造することが可能になる。
なお、半導体装置1では、下部電極21の内部領域21isはサポート膜30で充填されるため、下部電極21の内周壁21iwの表面(内表面)の全体を電極として用いることはできない。そのため、内表面をも電極として用いる場合に比べるとキャパシタ20の静電容量は減少するが、支持部30bと被充填部30aとが強固に固着されていることにより下部電極21の高さをより高くすることができるので、内表面を電極として用いないことによる静電容量の減少分を、外表面の表面積の増加により補うことが可能になる。
以上、本発明の第1の実施の形態による半導体装置1について説明したが、半導体装置1には種々の変形例が考えられる。以下、そのうちのひとつについて、詳しく説明する。
図11を参照して説明したように、上記実施の形態では、下部電極21の上端部分を層間絶縁膜40の表面から突出させるために湿式エッチングを用いたが、下部電極21を形成する際に堆積させる窒化チタンを除去するためにドライエッチングを用い、そのオーバーエッチングにより、下部電極21の上端部分を層間絶縁膜40の表面から突出させることとしてもよい。なお、その際には、窒化チタンを概ね除去できた段階でガス条件などを変更することで、層間絶縁膜40の除去を効率よく行うことが可能になる。このようにすることで、湿式エッチングの工程を1つ省略できるので、製造工程数を減らして、効率よく半導体装置1を製造することが可能になる。
次に、本発明の第2の実施の形態による半導体装置1について説明する。本実施の形態による半導体装置1は、その製造工程の一部が、第1の実施の形態による半導体装置1と異なっている。具体的には、サポート膜の形成方法が異なっている。以下、図15〜19を参照しながら、相違点を中心に説明する。
まず、図15に示すように、層間絶縁膜40までを第1の実施形態(図10の途中)と同様に形成した後、層間絶縁膜40の上面に窒化シリコンからなる第1のサポート膜31(膜厚40〜100nm程度)を形成する。
次に、図16に示すように、異方性ドライエッチングにより、第1のサポート膜31及び層間絶縁膜40を貫通する複数の開口部55を形成し、容量コンタクトパッド12の表面の一部を露出させる。そして、第1の実施の形態と同様にして、開口部55の内壁に、内周壁21iw及び外周壁21owを有する筒型の下部電極21を形成する。こうして形成された下部電極21の上端部21esにおける外周壁21owは、第1のサポート膜31によって覆われている。
次に、図17に示すように、下部電極21の内部領域21is及び層間絶縁膜40の上面に、窒化シリコンからなる第2のサポート膜32を堆積させる。これにより、下部電極21の上端面efは、第1のサポート膜31と第2のサポート膜32との境界面31bsと同一平面を構成する。また、下部電極21の内部領域21isに堆積した第2のサポート膜32の大部分は、被充填部32aとなる。また、下部電極21の上端部21esにおける内周壁21iwは、第2のサポート膜32によって覆われることになる。したがって、下部電極21の上端部21esは、第1及び第2のサポート膜31、32によって両側から挟まれることになる。
その後、図18に示すように、異方性ドライエッチングにてサポート膜31、32のパターニングを行い、支持部32bを形成する。こうして形成された支持部32bは、下部電極21の上端21esを両側から挟んでいる。なお、支持部32bは第1及び第2のサポート膜31、32の2層構造となっている。支持部32bの配置パターンは、第1の実施の形態による支持部30bと同様である。なお、サポート膜31、32は共に窒化シリコンから形成されているために一体化している。図18などでは境界を明示しているが、実際には、境界面が図示したように明確になっているわけではない。
そして、図19に示すように、フッ酸を用いた湿式エッチングにより層間絶縁膜40を除去して、下部電極21の外壁を露出させる。以降の工程は、第1の実施の形態と同様である。
以上説明したように、本実施の形態による半導体装置1によっても、第1の実施の形態による半導体装置1と同様に、層間絶縁膜40除去のための湿式エッチングの後も、支持部30bと被充填部30aとが強固に固着された状態が保たれる。したがって、下部電極21の倒壊現象の発生を抑止できる。また、第1の工程では必要であった層間絶縁膜40のエッチバック工程が不要となる。
次に、本発明の第3の実施の形態による半導体装置1について説明する。本実施の形態による半導体装置1は、キャパシタの下部電極が2段構造になっている点で、第1の実施の形態による半導体装置1と異なっている。以下、図20〜23を参照しながら、相違点を中心に説明する。なお、図20〜23では、容量コンタクトパッド12より下層に位置する部分については図示を省略している。
まず、図20に示すように、サポート膜30の支持部30bの形成までを第1の実施形態(図13)と同様に行った後、層間絶縁膜40及び支持部30bの上に、酸化シリコンなどからなる層間絶縁膜41(膜厚2μm程度)を形成する。
次に、図21に示すように、異方性ドライエッチングにより、1層目の下部電極である下部電極21と対応する位置に層間絶縁膜41を貫通する開口部56を形成し、下部電極21及びサポート膜30の一部を露出させる。なお、この異方性ドライエッチングによっても開口部56下部に位置するサポート膜30が適切に残存するよう、層間絶縁膜41を構成する酸化シリコンとサポート膜30を構成する窒化シリコンの、ドライエッチングでの選択比を調節する必要がある。
その後、第1の実施の形態で下部電極21を形成したときと同様の工程により、開口部56の内壁に、2層目の下部電極である下部電極24を形成する。下部電極21と24とは一部が接触しており、1つの下部電極として機能する。
次に、図22に示すように、第1の実施の形態でサポート膜30を堆積・形成したときと同様の工程により、下部電極24の内部及び層間絶縁膜41上に窒化シリコンからなるサポート膜33を堆積させ、下部電極24の内部に充填される被充填部33aと、所定方向に延在する支持部33bとを形成する。
そして、図23に示すように、フッ酸を用いた湿式エッチングにより層間絶縁膜40,41を除去して下部電極21、24の外壁を露出させ、さらに第1の実施の形態と同様にして、容量絶縁膜22および上部電極23を形成する。
以上説明したように、本実施の形態による半導体装置1では、下部電極が2段積層した構造となっている。したがって、キャパシタの静電容量をより大きく確保することが可能になっている。また、下部電極21、24がともにサポート膜によって支持されているので、1段構造のままで下部電極の高さを高くした場合に比べ、下部電極の倒壊現象の発生の抑止力が向上する。
なお、本実施の形態では下部電極を2段構造としたが、3段以上の下部電極を積層した構造としてもよいのは勿論である。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、本発明が、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施され得ることは勿論である。
例えば、上記各実施の形態では、溝型のゲート電極(ワード線WL)を有するMOSトランジスタを用いたが、プレーナ型のMOSトランジスタや、半導体基板に設けた溝の側面部分にチャネル領域を形成したMOSトランジスタを用いる半導体装置にも、本発明は適用可能である。
本発明の第1の実施の形態による半導体装置の断面図である。 本発明の第1の実施の形態による半導体装置の平面構造の概略を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態による半導体装置の平面構造の概略を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態による半導体装置の製造方法の一工程(素子分離領域3の形成)の説明図である。 本発明の第1の実施の形態による半導体装置の製造方法の一工程(溝部5の形成〜ワード線WL及びダミーワード線WLの形成)を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態による半導体装置の製造方法の一工程(不純物拡散層4a,4bの形成〜絶縁膜6aの上面の露出)を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態による半導体装置の製造方法の一工程(基板コンタクトプラグ7a,7bの形成〜第1の層間絶縁膜8の形成)を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態による半導体装置の製造方法の一工程(開口部53の形成〜第2の層間絶縁膜9の形成)を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態による半導体装置の製造方法の一工程(開口部54の形成〜第3の層間絶縁膜13の形成)を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態による半導体装置の製造方法の一工程(層間絶縁膜40の形成〜下部電極21の形成)を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態による半導体装置の製造方法の一工程(層間絶縁膜40のエッチバック)を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態による半導体装置の製造方法の一工程(サポート膜30の堆積)を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態による半導体装置の製造方法の一工程(サポート膜30のパターニング)を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態による半導体装置の製造方法の一工程(層間絶縁膜40の除去)を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態による半導体装置の製造方法の一工程(第1のサポート膜31の堆積)を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態による半導体装置の製造方法の一工程(開口部55の形成〜下部電極21の形成)を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態による半導体装置の製造方法の一工程(第2のサポート膜32の堆積)を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態による半導体装置の製造方法の一工程(サポート膜31、32のパターニング)を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態による半導体装置の製造方法の一工程(層間絶縁膜40の除去)を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態による半導体装置の製造方法の一工程(層間絶縁膜41の形成)を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態による半導体装置の製造方法の一工程(開口部56の形成〜下部電極24の形成)を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態による半導体装置の製造方法の一工程(サポート膜33の堆積〜サポート膜33のパターニング)を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態による半導体装置の製造方法の一工程(層間絶縁膜40,41の除去〜上部電極23の形成)を示す断面図である。
符号の説明
1 半導体装置
2 半導体基板
3 素子分離領域
4a,4b 不純物拡散層
4b 拡散層
5,50 溝部
5a 絶縁膜
6a,6b 絶縁膜
7a,7b 基板コンタクトプラグ
8,9,13,14,40,41 層間絶縁膜
10 ビット線コンタクトプラグ
11 容量コンタクトプラグ
12 容量コンタクトパッド
15 配線層
16 表面保護膜
16 保護膜
20 キャパシタ
21,24 下部電極
22 容量絶縁膜
23 上部電極
30,31,32,33 サポート膜
30a,32a,33a 被充填部
30b.32b,33b 支持部
51 多結晶シリコン膜
52 金属膜
53〜56 開口部
BL ビット線
K 活性領域
La,Lb 基板コンタクト部
WL ワード線
WL ダミーワード線

Claims (15)

  1. 内周壁及び外周壁を有する筒型の下部電極と、容量絶縁膜を介して前記下部電極の前記外周壁を覆う上部電極とを有する複数のキャパシタと、
    前記下部電極の前記内周壁に囲まれた内部領域に充填される被充填部と、一部が前記内部領域内に位置し他の部分が前記内部領域外に位置する支持部とを有するサポート膜とを備え、
    前記支持部は、前記下部電極の上端部における前記内周壁及び前記外周壁を覆うことにより、前記下部電極の前記上端部を両側から挟むことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記支持部は、隣接する前記キャパシタの前記被充填部を互いに連結することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記下部電極の外周壁において、側面全周の1/4以上が連続して前記支持部と接触していることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記下部電極の下端における前記外周壁を覆う層間絶縁膜をさらに備え、前記層間絶縁膜と前記サポート膜とは同じ材料からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記被充填部と前記支持部が一体に構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記支持部は、前記下部電極の前記上端部における前記外周壁を覆う第1のサポート膜からなる部分と、前記下部電極の前記上端部における前記内周壁を覆う第2のサポート膜からなる部分とを含んでおり、
    前記下部電極の前記上端部は、前記第1のサポート膜と前記第2のサポート膜によって両側から挟まれていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記被充填部は、前記第2のサポート膜からなることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記下部電極の上端面は、前記第1のサポート膜と前記第2のサポート膜との境界面と同一平面を構成していることを特徴とする請求項6又は7に記載の半導体装置。
  9. 前記キャパシタが複数個積層されており、各キャパシタの下部電極が相互に接続され、各キャパシタの上部電極が相互に接続されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 絶縁膜に複数の開口部を形成する第1の工程と、
    前記開口部の内壁に、内周壁及び外周壁を有する筒型の下部電極を形成する第2の工程と、
    前記絶縁膜をエッチングすることにより、前記下部電極の上端部を前記絶縁膜の表面から突出させ、これにより前記上端部における前記内周壁及び前記外周壁を露出させる第3の工程と、
    少なくとも前記上端部において、前記内周壁及び前記外周壁の少なくとも一部を覆うサポート膜を形成する第4の工程と、
    前記絶縁膜を除去する第5の工程と、
    容量絶縁膜を介して前記下部電極の前記外周壁を覆う上部電極を形成する第6の工程と、を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 前記第4の工程においては、前記下部電極の前記内周壁に囲まれた内部領域及び前記絶縁膜の上面に前記サポート膜を形成し、
    前記第4の工程を行った後、前記第5の工程を行う前に、前記サポート膜をパターニングすることによって、前記内部領域に充填される被充填部と、一部が前記内部領域内に位置し他の部分が前記内部領域外に位置する支持部とを形成する工程をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第4の工程において、前記下部電極の外周壁の側面全周の連続した1/4以上と前記支持部とが接触するように前記サポート膜のパターニングを行うことを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記支持部は、隣接する前記下部電極の内部領域に形成された前記被充填部を互いに連結することを特徴とする請求項11又は12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記第5の工程においては、湿式エッチングにより前記絶縁膜を除去し、
    前記サポート膜を構成する絶縁体は、前記絶縁膜に比べて前記第5の工程で用いる湿式エッチングに対するエッチングレートが低いことを特徴とする請求項10乃至13のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 絶縁膜の上面に第1のサポート膜を形成する第1の工程と、
    前記第1のサポート膜及び前記絶縁膜を貫通する複数の開口部を形成する第2の工程と、
    前記開口部の内壁に、内周壁及び外周壁を有する筒型の下部電極を形成する第3の工程と、
    少なくとも前記上端部における前記内周壁を覆い、前記第1のサポート膜と一体に構成される第2のサポート膜を形成する第4の工程と、
    前記絶縁膜を除去する第5の工程と、
    容量絶縁膜を介して前記下部電極の前記外周壁を覆う上部電極を形成する第6の工程と、を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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