JP2011166071A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを増加させることなく、高アスペクト比のキャパシタ下部電極を保持するサポート膜構造を提供する。
【解決手段】サポート膜で保持された下部電極40を備えるキャパシタを複数含む半導体装置であって、前記サポート膜は、前記下部電極の高さ方向に複数層(例えば、16及び20の2層)形成され、各層のサポート膜は、前記下部電極間を接続するライン形状のパターンを有し、該パターンの延在方向が、隣接する二層間でそれぞれ異なることを特徴とする。
【選択図】図10

Description

本発明は半導体装置及びその製造方法に関し、詳しくは、3次元構造のキャパシタの下部電極の倒壊を抑制するサポート膜の配置及びその製造方法に関する。
半導体装置の微細化の進展に伴い、DRAM(Dynamic Random Access Memory)素子を構成するメモリセルの面積も縮小している。メモリセルを構成するキャパシタにおいて十分な静電容量を確保するために、キャパシタを立体形状に形成することが一般に行われている。具体的にはキャパシタの下部電極をシリンダ型(円筒型)または柱型に形成して、側壁部分をキャパシタの電極として利用することで表面積を拡大することが可能となる。
メモリセルの面積縮小に伴い、キャパシタの下部電極の底部の面積も縮小しており、シリンダ型のキャパシタの外壁を露出させて電極として使用する場合に、製造工程の途中で下部電極が倒れて隣接する下部電極と短絡する現象(倒壊)が起き易くなっている。この電極の倒壊を防止するために、下部電極間に支えとなるサポート膜を配置する技術が提案されている(特許文献1、2)。
また、キャパシタ電極の表面積を増加させるために、複数の電極を積層して1つの下部電極とする手法も提案されている(特許文献3)。
特開2003−297952号公報 特開2008−283026号公報 特開2004−311918号公報
キャパシタの静電容量増加のためには、シリンダ型または柱型に形成した下部電極の外壁面を一方の電極として使用することが有効である。そのようなキャパシタを、設計ルール50nm世代以降の微細化されたDRAM素子に適用する際には、下部電極のアスペクト比が約20以上と非常に大きくなることが想定される。
また、キャパシタの下部電極を積層構造とすることで、半導体基板表面からの高さを高くし、さらにアスペクト比の大きな下部電極を形成することも可能である。
このようなアスペクト比を非常に大きくした下部電極を形成するには、特許文献1のようなサポート膜を設けても、微細化によってサポート膜自体の強度が不足し、下部電極の倒壊を防止できないと言う問題があった。
また、特許文献2のような、所定の位置に楕円形等の孔部を設けたサポート膜では、孔部のサイズを小さくすることでサポート膜自体の強度を向上することができるが、下部電極を埋め込んでいる層間絶縁膜除去のためのウェットエッチングに際して、孔部を介して薬液を浸透させる時間が非常に長くなる。このため、薬液によってサポート膜およびサポート膜と電極の接合部分がダメージを受けてしまい、下部電極の保持強度が低下すると言う問題があった。また、ウェットエッチングの長時間化により、作業効率も低下してしまう。さらに、孔部サイズの微小化によって、キャパシタ用の容量絶縁膜および上部電極を均一に形成することが困難になると言う問題もあった。
このため、従来の方法では、高アスペクト比の電極を備えたキャパシタを用いて、高集積度のDRAM素子を形成することが困難であった。
本発明の一実施形態に係る半導体装置は、
サポート膜で保持された下部電極を備えるキャパシタを複数含む半導体装置であって、
前記サポート膜は、前記下部電極の高さ方向に複数層形成され、
各層のサポート膜は、前記下部電極間を接続するライン形状のパターンを有し、該パターンの延在方向が、隣接する二層間でそれぞれ異なることを特徴とする。
微細化してアスペクト比の高い下部電極を備えたキャパシタを形成する際に、下部電極を保持するサポート膜の強度を確保することができるため、製造工程中に下部電極が倒壊するのを防止できる。これにより、高集積度のDRAM素子を容易に製造することができる。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明する概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明する概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明する概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明する概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明する概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明する概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明する概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明する概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明する概略断面図である。 本発明の一実施形態に係るサポート膜の配置を説明する透過平面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明する概略断面図である。 第1の比較例に係るサポート膜の配置を説明する透過平面図である。 第2の比較例に係るサポート膜の配置を説明する透過平面図である。 第3の比較例に係るサポート膜の配置を説明する透過平面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明する概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明する概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置を説明する概略断面図である。 本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明する概略断面図である。 本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明する概略断面図である。 本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明する概略断面図である。 本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明する概略断面図である。 本発明の他の実施形態に係るサポート膜の配置を説明する透過平面図である。 本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明する概略断面図である。 本発明の他の実施形態に係る半導体装置を説明する概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る第1サポート膜の配置を説明する平面図である。 本発明の一実施形態に係る第2サポート膜の配置を説明する平面図である。 本発明の変形例に係る第1サポート膜の配置を説明する平面図である。 本発明の変形例に係る第2サポート膜の配置を説明する平面図である。
本発明の半導体装置の製造方法について、図面を参照して説明する。なお各断面図において、右側はメモリセル領域の中央部、左側はメモリセル領域の端部と周辺回路領域を示す。
〔第1の実施例〕
第1の実施例として、ペデスタル型(柱型)キャパシタを形成する場合を例にして説明する。
まず、P型のシリコンからなる半導体基板1を用意する。
図1に示したように、半導体基板1には、活性領域を区画するためのSTI[Shallow Trench Isolation]等の素子分離領域2を形成する。メモリセル領域では活性領域と交差するようにゲート電極埋込用の溝パターンを形成する。
溝パターンの内部を含む半導体基板1の表面にゲート絶縁膜3(周辺回路領域では半導体基板1上にゲート絶縁膜3aを形成する)を設けた後に、リンを含有した多結晶シリコンおよびタングステン(W)などの金属膜を積層した導電膜を用いてゲート電極30(周辺回路領域では30aと記載)を形成する。ゲート絶縁膜3(3a)には、シリコン酸化膜(SiO)や、高誘電体膜(High−K膜)を用いることができる。
ゲート電極30(30a)で覆われていない活性領域にN型不純物を導入して拡散層4(周辺回路領域では4aと記載)を形成する。拡散層4(4a)はMOSトランジスタのソース・ドレイン電極となる。メモリセル領域では、溝型のゲート電極を備えたMOSトランジスタが形成され、周辺回路領域ではプレーナ型のゲート電極を備えたMOSトランジスタが形成される。メモリセル領域のゲート電極30は所定の方向に延在して、ワード配線として機能する。ゲート電極の側面にはシリコン窒化膜(Si)等を用いてサイドウォール31(周辺回路領域では31aと記載)を形成する。
トランジスタを埋め込むように、塗布絶縁材料:SOD[Spin On Dielectrics]やCVD法で形成したシリコン酸化膜(SiO)等を用いて第1層間絶縁膜5を形成してから、CMP[Chemical Mechanical Polishing]で第1層間絶縁膜5の平坦化を行う。
メモリセル領域の拡散層4上に、第1層間絶縁膜5を貫通する開孔を形成し、導電材料を埋め込んでセルコンタクトプラグ6を形成する。プラグの導電材料には、リンを含有した多結晶シリコン等を用いることができる。セルコンタクトプラグ6は拡散層4と導通する。
第1層間絶縁膜5上に、100nm厚程度のPE−CVD法[Plasma Enhanced-Chemical Vapor Deposition]によるシリコン酸化膜(P-SiO)等で第2層間絶縁膜7を形成する。
メモリセル領域では、所定の位置の(図1の右側図において、中央に位置する)セルコンタクトプラグ上に第2層間絶縁膜7を貫通する開孔を設け、タングステン(W)等の導電材料を埋め込んでビットコンタクトプラグ9を形成する。ビットコンタクトプラグ9は、セルコンタクトプラグ6を介して拡散層4と導通する。
周辺回路領域では、拡散層4a上に第2層間絶縁膜7と第1層間絶縁膜5を貫通する開孔を設け、タングステン(W)等の導電材料を埋め込んで周辺コンタクトプラグ8を形成する。周辺コンタクトプラグ8は、拡散層4aと導通する。
第2層間絶縁膜7上に50nm厚程度のタングステン等の導体膜と、250nm厚程度のPE−CVD法によるシリコン窒化膜(Si)を成膜して、フォトリソグラフィとドライエッチングにより分離(パターニング)して第1配線10を形成し、ビットコンタクトプラグ9と周辺コンタクトプラグ8に接続する。メモリセル領域では、第1配線10はビット配線として機能する。周辺回路領域では、第1配線10aは局所配線(ローカル配線)として機能する。第1配線10(10a)の側面にはシリコン窒化膜(Si)等を用いてサイドウォール32(周辺回路領域では32aと記載)を形成する。
400nm厚程度のSOD膜やCVD法で形成したシリコン酸化膜(SiO)等を用いて第3層間絶縁膜11を形成して第1配線10(10a)を埋め込み、表面はCMPで平坦化する。
メモリセル領域で、所定の位置の(図1の右側図において左右端に位置する)セルコンタクトプラグ6上に第3層間絶縁膜11および第2層間絶縁膜7を貫通する開孔を設け、タングステン(W)等の導電材料を埋め込んで容量コンタクトプラグ12を形成する。容量コンタクトプラグ12は、セルコンタクトプラグ6を介して拡散層4と導通する。
第3層間絶縁膜11上に50nm厚程度のタングステン等の導電膜を成膜してから、パターニングを行い、容量コンタクトパッド13を形成する。容量コンタクトパッド13を覆うように、第3層間絶縁膜11上に、LP−CVD[Low Pressure−CVD]法を用いて50nm程度の膜厚のシリコン窒化膜を堆積し、ストッパー膜14を形成する。なお、メモリセル領域と周辺回路領域との境界部分には、後工程で形成するリング状のガード部を形成する位置にダミーのパッド13aを形成する。
図2に示したように、ストッパー膜14上には、CVD法により700〜1000nm厚程度のシリコン酸化膜を堆積し、第4層間絶縁膜15を形成する。さらに第4層間絶縁膜15上に、LP−CVD法またはALD[Atomic Layer Deposition]法により100nm程度の膜厚のシリコン窒化膜を堆積し、第1サポート膜16を形成する。
図3に示したように、フォトレジスト膜(図示せず)をマスクとした異方性エッチングを行って、メモリセル領域に第1サポート膜16、第4層間絶縁膜15およびストッパー膜14を貫通する第1シリンダ開孔17を形成する。第1シリンダ開孔17は、メモリセルのストレージノード部に接続するキャパシタの下部電極の「型枠」となる。また同時に、メモリセル領域と周辺回路領域の境界部分に、第1ガード溝17aを形成する。第1ガード溝17aはメモリセル領域を囲むようにリング状に配置する。第1ガード溝17aは、ダミーパッド13aのパターン上に形成する。
図4に示したように、第1シリンダ開孔17および第1ガード溝17aの内部を充填するように、窒化チタン(TiN)等の導電膜18Aを堆積する。導電膜18Aは、第1シリンダ開孔17および第1ガード溝17aの内側だけでなく、第1サポート膜16の表面も被覆する。導電膜18Aの材料としては他に、ルテニウム(Ru)や白金(Pt)等の金属膜も使用可能である。
図5に示したように、第1サポート膜16の表面の導電膜18Aを除去して、第1シリンダ開孔17の内部に導電膜18Aを残存させて、第1下部電極18を形成する。同時に、第1ガード溝17aの内部にも導電膜18Aを残存させて、第1ガード部18aを形成する。この形成にはエッチバックや、CMPなどを用いることができる。
次に、後の工程で第4層間絶縁膜15をウェットエッチングによって除去するため、第1サポート膜16の一部を除去して、薬液を浸透させるスリット状(帯形状)の第1開口部16A(図5にはメモリセル領域の開口部は図示せず)を複数形成する。第1開口部16Aの配置を示す平面図を図25に示す。図25において、第1下部電極18は、メモリセルアレイを構成する所定の配列(例えば6F2型セルの配列等)に従ってメモリセル領域内に配置されている。第1ガード部18aはメモリセル領域の最外周部に、所定の幅で配置されている。第1開口部16Aは、所定の幅で横方向(X方向)に平行に配列された矩形のパターンとして形成されている。第1サポート膜16の残存した部分は、X方向に延在する複数のライン形状(帯形状)のパターンとなっており、第1下部電極18の側面外周部に接触している。また第1サポート膜は第1ガード部18aの側面にも接触している。これにより、第1サポート膜16は第1下部電極18を保持する。周辺回路領域においては、第1サポート膜16を第1ガード部18aの外周壁から所定の幅だけ残存させて、それ以外は除去しておく。16Bは周辺回路領域のサポート膜除去部分を示す。
次に図6に示したように、CVD法によって700〜1000nm厚程度のシリコン酸化膜を第4層間絶縁膜15および第1サポート膜16上に堆積して、第5層間絶縁膜19を形成する。さらに第5層間絶縁膜19上に、LP−CVD法またはALD法により100nm厚程度のシリコン窒化膜を堆積して、第2サポート膜20を形成する。
図7に示したように、フォトレジスト膜(図示せず)をマスクとした異方性エッチングを行って、メモリセル領域の第1下部電極18上に、第2サポート膜20および第5層間絶縁膜19を貫通する第2シリンダ開孔21を形成する。第2シリンダ開孔21は、メモリセルのストレージノード部に接続するキャパシタの下部電極の「型枠」となる。また同時に、メモリセル領域と周辺回路領域の境界部分の第1ガード部18a上に、第2ガード溝21aを形成する。第2ガード溝21aはメモリセル領域を囲むように配置する。第2シリンダ開孔21の底部では第1下部電極18の上面が露出し、第2ガード溝21aの底部では第1ガード部18aの上面が露出する。
図8に示したように、第2シリンダ開孔21および第2ガード溝21aの内部を充填するように、窒化チタン(TiN)等の導電膜22Aを堆積する。導電膜22Aは、第2シリンダ開孔21および第2ガード溝21aの内側だけでなく、第2サポート膜20の表面も被覆する。導電膜22Aの材料としては他に、ルテニウム(Ru)や白金(Pt)等の金属膜も使用可能である。
図9に示したように、第2サポート膜20の表面の導電膜22Aを除去して、第2シリンダ開孔21の内部に導電膜22Aを残存させて、第2下部電極22を形成する。同時に、第2ガード溝21aの内部にも導電膜22Aを残存させて、第2ガード部22aを形成する。この形成にはエッチバックや、CMPなどを用いることが出来る。
第2下部電極22は、第1下部電極18と接続して一体化し、キャパシタ素子の1つの下部電極40として機能する。同様に、第2ガード部22aは、第1ガード部18aと一体化して1つのガード部40aとして機能する。
次に、後の工程で第5層間絶縁膜19および第4層間絶縁膜15をウェットエッチングによって除去するため、第2サポート膜20の一部を除去して、薬液を浸透させるためのスリット状(帯形状)の第2開口部20Aを形成する。第2開口部20Aの配置を示す平面図を図26に示す。
図26において、第2下部電極22は、第1下部電極18(図示せず)の直上に配置されている。第2ガード部22aはメモリセル領域の最外周部の第1ガード部18a(図示せず)の直上に配置されている。第2開口部20Aは、所定の幅で縦方向(Y方向)に延在する矩形のパターンとして形成されている。第2サポート膜20の残存した部分は、Y方向に延在する複数のライン形状(帯形状)のパターンとなっており、第2下部電極22の外周側面に接触している。また第2サポート膜は第2ガード部22aの側面にも接触している。これにより、第2サポート膜20は第2下部電極22を保持する。周辺回路領域においては、第2サポート膜20には開口を設けず、周辺回路領域の第5層間絶縁膜19の上面を、すべて第2サポート膜20で覆っている。
本発明では、第1サポート膜16の第1開口部16A形成後に残存しているパターンと、第2サポート膜20の第2開口部20A形成後に残存しているパターンが、平面視で交差するように形成する。本実施例では、第1サポート膜16がX方向に延在し(図25)、第2サポート膜20がY方向に延在する(図26)ように形成した場合を例として示した。第1サポート膜16と第2サポート膜20は必ずしも直交する必要はなく、それぞれのパターンの延在する方向が平面視で交差していればよい。これにより、第4層間絶縁膜15と第5層間絶縁膜19を除去した際に、第1サポート膜16と第2サポート膜20がそれぞれ異なる方向に延在して、接続している下部電極を共に支えるので、一体となった下部電極40が倒壊するのを防止することが可能となる。
図10に、本実施例での第1および第2サポート膜の配置を透過的に平面図で示す。A−A’での断面が図9のメモリセル領域端部での断面図に対応する。第1サポート膜16の幅Y1および間隔Y2と、第2サポート膜20の幅X1および間隔X2は、メモリセルのレイアウトおよび設計ルールに合わせて、それぞれ独立して寸法設定することが可能である。具体例としては、設計ルールF=50nm世代での6F2型レイアウトのメモリセルを備えたDRAM素子においては、X1=50nm(1F)、X2=100nm(2F)、Y1=50nm(1F)、Y2=50nm(1F)程度に設定することができる。
次に、図11に示したように、メモリセル領域の第4層間絶縁膜15と第5層間絶縁膜19をフッ酸(HF)を含有した薬液を用いたウェットエッチングによって除去する。ウェットエッチング処理後の第1下部電極18と第2下部電極22は、その外側壁が露出される。この処理によって、外壁が露出した構造のストレージノード用の一体となった下部電極40を得ることが出来る。下部電極40は、第1下部電極18の上端部分と第2下部電極22の上端部分がそれぞれ別々の方向に延在する第1サポート膜16と第2サポート膜20で支えられているので、倒壊を防止することができる。周辺回路領域へは、ガード部40aおよび周辺回路領域の表面を覆う第2サポート膜20によって、薬液の浸透を防止できる。また、ストッパー膜14によって、ストッパー膜よりも下層への薬液の浸透を防止できる。
本発明者は、第1サポート膜16と第2サポート膜20のレイアウトを種々変更して、比較検討した結果、アスペクト比の大きい下部電極を形成する場合には、本発明のレイアウトが最適であることを見出した。
まず、第1サポート膜16または第2サポート膜20のいずれか一方のみを配置して、それ以外は本実施例と同様に形成した下部電極の保持を試みた。
比較例1として、図12に第2サポート膜20のみを配置した場合の透過平面図を示す(第1サポート膜は配置されていない)。この構造では、第1下部電極18の底面と第2下部電極22の上面の接合部で電極間の剥離が発生し、下部電極の倒壊が発生した。同様に、第1サポート膜16のみを配置した構造でも、第1下部電極18と第2下部電極22の接合部で電極間の剥離が発生し、下部電極の倒壊が発生した。このように、積層した下部電極を上下いずれか1つのサポート膜のみで保持するのは困難であった。
次に、比較例2として、第1サポート膜16と第2サポート膜20を同一の方向に延在するパターンで形成した場合の透過平面図を図13に示す。図13では、第1サポート膜16および第2サポート膜20が共にY方向に延在しており、第1サポート膜16の幅が若干太く形成してある。この構造では、50nm世代の設計ルールを適用した場合には、図13上でX方向への電極の倒壊が発生した。これは、第1および第2サポート膜の幅が微細化したことによる、サポート膜自体の保持強度の低下に起因すると推測される。
次に、比較例3として、全ての電極間を接続する格子型の第1サポート膜16および、同一パターンの第2サポート膜20の配置を検討した。図14に透過平面図を示す。この場合、50nm世代の設計ルールを適用すると、開口(20A、16A)のサイズが小さくなりすぎて、特別な手段(超高解像度の露光機または、フォトレジスト膜パターンのシュリンク法等)を使用しないと、開口部の形成が困難であった。このため、製造コストが増加してしまうと言う別の問題が発生した。
比較例1〜3に対して、本発明では、製造コストの増加を抑制した上で、下部電極の倒壊を防止可能なサポート膜を容易に形成することができた。
次に、図15に示したように、一体となった下部電極40の露出している表面を覆うように、容量絶縁膜23をCVD法またはALD法で形成した後に、容量絶縁膜23の表面を覆うように窒化チタン膜を堆積して上部電極24を形成する。下部電極40と上部電極24が容量絶縁膜23を介して対向することにより、キャパシタとして機能する。容量絶縁膜としては、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化アルミニウム(Al)、酸化ハフニウム(HfO)等の高誘電体膜や、それらの積層膜が使用できる。また、上部電極24は、窒化チタン膜を10nm程度の膜厚で形成した後に、不純物をドープしたポリシリコン膜を積層して、隣接する下部電極間の空洞部を充填し、さらにその上にタングステン(W)を100nm程度成膜した積層構造としてもよい。また、窒化チタンの代わりに、ルテニウム(Ru)や白金(Pt)等の金属膜も使用可能である。
次に、図16に示したように、フォトレジスト膜(図示せず)をマスクとしたドライエッチングによって、周辺回路領域上の不要な膜(上部電極24、容量絶縁膜23、第2サポート膜20)を除去する。周辺回路領域上の第2サポート膜を除去しておくことにより、周辺回路領域の層間絶縁膜を貫通する深いコンタクトホールを形成する事が容易となる。先に周辺回路領域上の第1サポート膜16を除去しておいたのも同じ理由による。さらに、図17に示すように、シリコン酸化膜等を用いた第6層間絶縁膜25で上部電極24上を覆い、CMPによって第6層間絶縁膜25上を平坦化する。上部電極24に所定の電位を与えるための、コンタクトプラグ26と金属配線27を形成する。また周辺回路領域に設けたトランジスタ素子に接続するコンタクトプラグ26aと金属配線27aを形成する。この後に表面保護膜等を形成すれば、DRAM素子が完成する。
なお、サポート膜の配置は、下部電極の高さに応じて3層以上としてもよい。3層以上にサポート膜を配置する際は、サポート膜の延在する方向が、交互に平面視で交差するように配置することが好ましい。例えば、3層にサポート膜を配置する場合、1層目と3層目のサポート膜は同方向に延在していても良く、あるいは、3層全てのサポート膜の延在方向が異なっていてもよい。つまり、隣接する2層のサポート膜同士が平面視で交差していればよい。また、本実施例のように下部電極を積層構造とする場合、下部電極の各層毎に少なくとも1層のサポート膜で保持されていることが好ましい。
〔第2の実施例〕
本発明の半導体装置の他の製造方法について、積層構造を用いずにシリンダ型キャパシタの下部電極を形成する場合を例にして、図面を参照して説明する。なお各図において、右側はメモリセル領域中央部、左側はメモリセル領域端部と周辺回路領域を示す。
第1の実施例と、図2まで(第1サポート膜16の形成まで)は同様に形成する。
次に図18に示したように、第4層間絶縁膜15を後の工程でウェットエッチングによって除去するため、第1サポート膜16の一部を除去して、薬液を浸透させるライン形状の開口部16A(図18にはメモリセル領域の開口部は図示せず)を形成する。第1開口部16Aは、第1の実施例と同様にX方向に延在するライン形状のパターンに形成する(図25)。本実施例では、この時点では下部電極は形成されていない。周辺回路領域においては、後の工程でメモリセル領域を囲むガード部が形成される領域から所定の幅だけ第1サポート膜16を残存させて、それ以外は除去しておく。
図19に示したように、CVD法によって700〜1000nm厚程度のシリコン酸化膜を第4層間絶縁膜15および第1サポート膜16上に堆積して、第5層間絶縁膜19を形成する。さらに第5層間絶縁膜19上に、LP−CVD法またはALD法により100nm厚程度のシリコン窒化膜を堆積して、第2サポート膜20を形成する。フォトレジスト膜(図示せず)をマスクとした異方性エッチングを行って、メモリセル領域に、第2サポート膜20、第5層間絶縁膜19、第1サポート膜16、第4層間絶縁膜15およびストッパー膜14を貫通するシリンダ開孔41を形成する。シリンダ開孔41は、メモリセルのストレージノード部に接続するキャパシタの下部電極の「型枠」となる。また同時に、メモリセル領域と周辺回路領域の境界部分にガード溝41aを形成する。ガード溝41aはメモリセル領域を囲むように配置する。シリンダ開孔41およびガード溝41aの底部では容量コンタクトパッド13及びダミーパッド13aの上面が露出する。
図20に示したように、シリンダ開孔41およびガード溝41aの開口部を閉塞しないような膜厚で、窒化チタン(TiN)等の導電膜42Aを堆積する。導電膜42Aは、シリンダ開孔41およびガード溝41aの内側だけでなく、第2サポート膜20の表面も被覆する。
図21に示したように、第2サポート膜20の表面の導電膜42Aを除去して、シリンダ開孔41の内部に導電膜42Aを残存させて、下部電極42を形成する。同時に、ガード溝41aの内部に導電膜42Aを残存させて、ガード部42aを形成する。この形成にはエッチバックや、CMPなどを用いることが出来る。シリンダ開孔41およびガード溝41aの底部に残す導電膜42Aを保護するため、あらかじめフォトレジスト膜等で開孔内を充填してからエッチバックを行ってもよい。
引き続き、第2サポート膜20の一部を除去して、後の工程で行うウェットエッチングの際に薬液を浸透させるライン形状の第2開口部20Aを形成する。第2開口部20Aの配置は、第1の実施例と同様にY方向に延在するライン形状のパターンに形成する(図26)。なお、本実施例では図26の第2下部電極22の代わりに、下部電極42が形成され、第2ガード部22aの代わりにガード部42aが形成されている。周辺回路領域上には開口部を形成せず、すべて第2サポート膜20で覆ったままの状態とする。
図22に、本実施例での第1および第2サポート膜の配置を透過的に平面図で示す。B−B’での断面が図21のメモリセル領域端部に対応する。本実施例でも第1サポート膜16と第2サポート膜20のパターンが平面視で交差するように配置される。
第1サポート膜16および第2サポート膜20は下部電極42の外周側壁に接触することで、共に下部電極42を保持する。
第1サポート膜16の幅Y1および間隔Y2と、第2サポート膜20の幅X1および間隔X2は、メモリセルのレイアウトおよび設計ルールに合わせて、それぞれ独立して寸法設定することが可能である。図22に示す例では、設計ルールF値に対して、Y1=1.5F、Y2=1F、X1=1.5F、X2=3Fとしている。
次に図23に示したように、第4層間絶縁膜15と第5層間絶縁膜19をウェットエッチングによって除去する。ウェットエッチング処理後の下部電極42は、その側壁が露出される。この処理によって、内壁および外壁が共に露出したストレージノード用の下部電極42を得ることが出来る。下部電極42は、中央部分と上端部分において、それぞれ別の方向に延在するパターンの第1サポート膜16と第2サポート膜20で支えられているので、倒壊を防止することができる。周辺回路領域へは、ガード部42aおよび周辺回路領域の表面を覆う第2サポート膜20によって、薬液の浸透を防止できる。また、ストッパー膜14によって、ストッパー膜14よりも下層への薬液の浸透を防止できる。
設計ルール50nm世代以降の微細化されたメモリセルにおいて、アスペクト比の高い(例えば20以上)下部電極を形成する際には、先に説明した比較例1(図12)のように下部電極の1箇所のみにライン形状のサポート膜を設ける方法では、下部電極の倒壊を防止することができない。
また、比較例3(図14)のように格子形状のサポート膜を配置する方法では、先に示したような別の問題が発生する。
これに対して、本発明のように、平面視で交差するようにパターニングした2つのサポート膜を下部電極の中央部と上端部にそれぞれ接触するように配置することで、電極の倒壊を防止することが容易に可能となる。
次に、図24に示したように、第1の実施例と同様にして、容量絶縁膜43、上部電極44、第6層間絶縁膜25、コンタクトプラグ(26、26a)と金属配線(27、27a)を形成する。この後に表面保護膜等を形成すればDRAM素子が完成する。
本実施例のように、下部電極を積層せずに形成する場合には、特許文献2に示されている所定の位置に楕円形等の孔部を設けたサポート膜を用いて、孔部のサイズを小さくすれば、1箇所に設けたサポート膜のみでも下部電極を保持することが可能である。しかしながら、1箇所で保持するのに十分なサポート膜自体の強度を得るために孔部のサイズを小さくすると、下部電極を埋め込んでいる層間絶縁膜除去のためのウェットエッチングに際して、孔部を介して薬液を浸透させる時間が非常に長くなった。このため、ウェットエッチングの薬液によってサポート膜およびサポート膜と電極の接合部分がダメージを受けてしまい、下部電極の保持強度が低下すると言う問題が発生した。これは、サポート膜に使用したシリコン窒化膜がフッ酸によって徐々にエッチングされるためである。また、ウェットエッチングの長時間化により、作業効率も低下した。さらに、孔部サイズを微小化することによって、キャパシタ用の容量絶縁膜および上部電極を均一に形成することが困難になった。
従って、特許文献2に示されている所定の位置に楕円形等の孔部を設けたサポート膜を1箇所に設けるだけでは、アスペクト比の大きい下部電極を備えたキャパシタを形成することは困難であった。
これに対して、本発明では、第1および第2のサポート膜が共にライン形状のパターンであり、開口部の面積が十分に大きいので、上記のような問題は発生しない。また、下部電極の高さ方向の2箇所で電極を保持することによって、下部電極の倒壊も防止できる。また、開口部を設計ルールF値以上の幅で形成することができるため、比較例3で必要となる特殊な手段を講じて開口部を形成する必要がなく、製造コストの増加を抑制することができる。
なお、サポート膜の配置は、下部電極の高さに応じて3層以上としてもよい。3層以上にサポート膜を配置する際は、サポート膜の延在する方向が、交互に平面視で交差するように配置することが好ましい。
〔変形例の説明〕
第1および第2サポート膜のパターンは、それぞれライン形状のパターンであればよく、個々の下部電極に接触している部分の長さ(外周に沿った長さ)がすべて同じでなくてもよい。
図27に、X方向に延在する第1サポート膜16の幅Y2を太くした場合の例(平面図)を示す。第1下部電極18bは外周側面の一部が第1サポート膜16に接触して保持されている。第1下部電極18cは外周側面の全周が第1サポート膜16に接触して保持されている。サポート膜のパターン幅(Y2)を太くすることにより、電極の保持強度を上げることができる。また、開口部16Aの面積が十分に大きいので、第1下部電極18cに対しても均一に、容量絶縁膜および上部電極を形成することができる。
別の例として、図28に斜め方向に延在する第2サポート膜20の例を示す。サポート膜の延在する方向は、X方向と所定の角度を有する斜め方向でもよい。この場合にも、サポート膜のパターン幅(C2)を太くすることにより、電極の保持強度を上げることができる。メモリセル領域端部近傍において、開口部20Aの形状が変形されていてもよい。
なお、サポート膜のパターン幅を太くしすぎると、先に説明したのと同様の悪影響が発生するので、メモリセルのレイアウトおよび設計ルールに応じて、最適な幅となるように設定を行う。
また、下部電極を積層構造とする場合、第1下部電極をペデスタル型(柱型)とし、第2下部電極をシリンダ型としてもよく、シリンダ型を2層に積層したものでも良い。シリンダ型電極を積層する際には、内部を絶縁膜で充填した構造として積層を行ってもよい。その場合には、外壁面のみがキャパシタ電極として機能する。
さらに、上記の例では、第1サポート膜16は周辺回路領域を開口するように開口部16Bを形成していたが、周辺回路領域に形成するコンタクトホールの加工に影響が無い場合には、第1サポート膜16には開口部16Aのみ形成し、周辺回路領域上を第1サポート膜16が覆う状態としておいてもよい。
1 半導体基板
2 素子分離領域
3 ゲート絶縁膜
30 ゲート電極
4 拡散層
5 第1層間絶縁膜
6 セルコンタクトプラグ
7 第2層間絶縁膜
8 周辺コンタクトプラグ
9 ビットコンタクトプラグ
10 第1配線
32 サイドウォール
11 第3層間絶縁膜
12 容量コンタクトプラグ
13 容量コンタクトパッド
14 ストッパー膜
15 第4層間絶縁膜
16 第1サポート膜
16A 第1開口部
16B 周辺回路領域開口部
17 第1シリンダ開孔
17a 第1ガード溝
18 第1下部電極
18a 第1ガード部
18A 導電膜
19 第5層間絶縁膜
20 第2サポート膜
20A 第2開口部
21 第2シリンダ開孔
21a 第2ガード溝
22 第2下部電極
22a 第2ガード部
22A 導電膜
40 下部電極
40a ガード部
23 容量絶縁膜
24 上部電極
25 第6層間絶縁膜
26、26a コンタクトプラグ
27、27a 金属配線
41 シリンダ開孔
41a ガード溝
42 下部電極
42a ガード部

Claims (17)

  1. サポート膜で保持された下部電極を備えるキャパシタを複数含む半導体装置であって、
    前記サポート膜は、前記下部電極の高さ方向に少なくとも二層形成され、
    各層のサポート膜は、前記下部電極間を接続するライン形状のパターンを有し、該パターンの延在方向が、隣接する二層間でそれぞれ異なることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記サポート膜のライン形状のパターン幅が、隣接する二層間でそれぞれ異なることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記サポート膜のライン形状のパターン間に設けられる開口部の幅が、設計ルールF値以上の幅である請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. サポート膜で保持された下部電極を備えるキャパシタを複数含む半導体装置であって、
    前記サポート膜は、前記下部電極の高さ方向に少なくとも二層形成され、
    各層のサポート膜は、平行に配列された複数のスリット状の開口部をそれぞれ有し、各層の開口部の配列方向が、隣接する二層間でそれぞれ異なることを特徴とする半導体装置。
  5. 各層のサポート膜の開口部の幅が、設計ルールF値以上の幅である請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記下部電極が少なくとも二層の積層構造を有し、該下部電極の各層毎に前記サポート膜の少なくとも一層で保持されてなる請求項1乃至5のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 前記下部電極は、外壁面を電極として用いる柱状構造を有する請求項1乃至6のいずれかに記載の半導体装置。
  8. 前記下部電極は、内壁面と外壁面を共に電極として用いるシリンダ構造を有する請求項1乃至6のいずれかに記載の半導体装置。
  9. 前記半導体装置は、前記キャパシタを複数備えるメモリセル領域と、該メモリセル領域の周囲に配置される周辺回路領域とを有し、
    前記メモリセル領域と周辺回路領域との境界に導電体を含むガード部を備え、
    前記各層のサポート膜は、前記メモリセル領域内において前記ガード部の導電体まで延在している請求項1乃至8のいずれかに記載の半導体装置。
  10. 前記ガード部の導電体は、前記キャパシタの下部電極と同層に形成される請求項9に記載の半導体装置。
  11. サポート膜で保持された下部電極を備えるキャパシタを複数含む半導体装置の製造方法であって、
    第一の層間絶縁膜上に第一のサポート膜を形成する工程、
    前記第一のサポート膜に、平行に配列されるスリット状の開口部を複数形成し、第1の方向に延在するライン形状の第一のパターンを設ける工程、
    前記第一のサポート膜上に、第二の層間絶縁膜を形成し、該第二の層間絶縁膜上に第二のサポート膜を形成する工程、
    前記第二のサポート膜に、平行に配列されるスリット状の開口部を複数を形成し、前記第1の方向とは異なる第2の方向に延在するライン形状の第二のパターンを設ける工程
    を有し、
    前記第一及び第二のパターンで保持される下部電極を形成した後、前記第一及び第二のサポート膜の開口部を介して、ウェットエッチングにより前記第一及び第二の層間絶縁膜を除去して前記下部電極の側壁を露出させ、
    露出した下部電極上に容量絶縁膜及び上部電極を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 前記第一のパターン幅が、前記第二のパターン幅と異なることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記第一及び第二のサポート膜の開口部の幅が、設計ルールF値以上の幅である請求項11又は12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記下部電極の形成は、
    前記第一のサポート膜を形成した後、該第一のサポート膜及び前記第一の層間絶縁膜を貫通する第一の開孔を形成し、該第一の開孔内に第一の下部電極を形成さする工程と、
    前記第二のサポート膜を形成した後、該第二のサポート膜及び前記第二の層間絶縁膜を貫通し、前記第一の下部電極を露出する第二の開孔を形成し、該第二の開孔内に第二の下部電極を形成する工程と
    を有する請求項11乃至13のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記下部電極は、
    前記第二のサポート膜を形成した後、第二のサポート膜、第二の層間絶縁膜、第一のサポート膜、第一の層間絶縁膜を貫通する開孔を形成し、該開孔内に形成される請求項11乃至13のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記半導体装置は、前記キャパシタを複数備えるメモリセル領域と、該メモリセル領域の周囲に配置される周辺回路領域とを有し、
    前記メモリセル領域と周辺回路領域との境界に導電体を含むガード部を備え、
    前記各層のサポート膜は、前記メモリセル領域内において前記ガード部の導電体まで延在するようにパターン化されている請求項11乃至15のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記ガード部の導電体は、前記キャパシタの下部電極と同層に形成される請求項16に記載の半導体装置の製造方法。
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