JP2011136626A - 鞍乗型電動車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体への確実な着脱操作を可能とする着脱式充電器を備えた鞍乗型電動車両を提供する。
【解決手段】開閉可能なシート21の下部に収納ボックス50を備えた電動二輪車1において、バッテリ41の充電器65と、収納ボックス50の底部に設けられる車両側係合手段70F,70Rと、充電器65の底部に設けられる充電器側係合手段80F,80Rとを具備し、車両側係合手段70F,70Rと充電器側係合手段80F,80Rとを係合することで充電器65が保持されるように構成する。充電器65が所定の位置に保持される前は、シート21の下面に設けられた突起部材75が充電器65の上面に当接してシート21が所定の閉状態まで揺動することが禁止され、一方、充電器65を所定の位置に保持することで生じる隙間に突起部材75が挿入されて閉状態まで揺動することが許可されるように構成する。
【選択図】図9

Description

本発明は、鞍乗型電動車両に係り、特に、車載バッテリから電力を供給する電動モータの回転駆動力で走行する鞍乗型電動車両に関する。
従来から、駆動輪の動力源に電動モータを用いる鞍乗型電動車両において、外部電源から車載バッテリに充電するための充電器を備えた構成が知られている。
特許文献1には、開閉式のシートの下部に収納空間が設けられたスクータ型の電動二輪車において、この収納空間の内部に充電器を固定すると共に、外部電源と接続するための配線を充電器から引き出した状態では、シートが閉位置に収まらないようにした構成が開示されている。
実用新案登録第2545948号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、収納空間の内部に固定された充電器に関するものであり、車体に対して充電器を着脱可能に構成することは考慮されていなかった。また、充電器を着脱可能とする場合には、取付時の位置決めが簡単にできつつつも、かつ位置決めが完了したことが乗員にわかりやすく、さらに、走行中に充電器の位置ずれ等が生じることのない構造が望まれる。特に、電動二輪車においては充電する頻度が高く、このような場合に充電器を着脱しやすくかつ強固に車両側に保持されることはより好ましい。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、車体への確実な着脱操作を可能とする着脱式充電器を備えた鞍乗型電動車両を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、駆動輪(WR)に回転駆動力を与える電動モータ(18)と、該電動モータ(18)に電力を供給するバッテリ(41)と、開閉可能なシート(21)の下部に設けられた収納ボックス(50)とを備えた鞍乗型電動車両(1)において、前記バッテリ(41)を充電する充電器(65)と、前記収納ボックス(50)の底部に設けられる車両側係合手段(70F,70R)と、前記充電器(65)の底部に設けられる充電器側係合手段(80F,80R)とを具備し、前記車両側係合手段(70F,70R)と前記充電器側係合手段(80F,80R)とを係合することで、前記充電器(65)が所定の位置に保持されるように構成されている点に第1の特徴がある。
また、前記シート(21)は、前記収納ボックス(50)の蓋として揺動開閉可能に構成されていると共に、その底面に車体下方に突出する突起部材(75)が設けられており、前記突起部材(75)は、前記充電器(65)が前記所定の位置に保持される前は、前記充電器(65)の上面に当接して前記シート(21)が閉状態まで揺動することが禁止されると共に、前記充電器(65)を所定の位置に保持することで生じる隙間に挿入されて前記シート(21)が閉状態まで揺動することが許可されるように構成されている点に第2の特徴がある。
また、前記車両側係合手段(70F,70R)は、車幅方向に指向する円柱状の係合ピン(72)を含み、前記充電器側係合手段(80F,80R)は、車体前後方向に指向して、前記係合ピン(72)の上面に係合して係合状態を保持する板ばね状のロックプレート(82)を含み、前記係合ピン(72)と前記ロックプレート(82)との係合は、前記充電器(65)を車体前後方向への移動によって行われる点に第3の特徴がある。
また、前記係合ピン(72)と前記ロックプレート(82)との係合は、前記充電器(65)を車体前方に摺動することで行われる点に第4の特徴がある。
また、前記ロックプレート(82)は、車幅方向左右一対のアーム部(83)を有し、該アーム部(83)の先端に形成された屈曲部(84)が、前記係合ピン(72)の左右端部に係合するように構成されている点に第5の特徴がある。
また、前記車両側係合手段(70F,70R)および前記充電器側係合手段(80F,80R)は、それぞれ車体前後方向に2箇所設けられている点に第6の特徴がある。
また、前記充電器(65)の上部に取っ手(65a)が取り付けられている点に第7の特徴がある。
また、前記車両側係合手段(104)は、車幅方向に指向する円柱状の係合部(104a)を含み、前記充電器側係合手段(103)は、前記係合部(104a)と当接するカム面(109)が形成されると共に、車体前後方向に摺動可能なロック部材(103)を含み、前記ロック部材(103)は、前記充電器(100)を車体下方に押し下げる力によって、前記カム面(109)が前記係合部(104a)に押され、弾発部材(105)の付勢力に抗して車体前後方向に摺動するように構成されており、前記係合部(104a)が前記カム面(109)を乗り越えると、前記ロック部材(103)が弾発部材(105)の付勢力で初期位置に戻って前記車両側係合手段(104)を保持するように構成されている点に第8の特徴がある。
また、前記充電器(100)の上部に、連結部材(102)を介して前記ロック部材(103)の一端に連結された取っ手(101)が設けられており、前記取っ手(101)が引き上げられることにより、前記ロック部材(103)が前記係合部(104a)との係合を解除する方向に摺動するように構成されている点に第9の特徴がある。
また、駆動輪(WR)に回転駆動力を与える電動モータ(18)と、該電動モータ(18)に電力を供給するバッテリ(41)と、開閉可能なシート(21)の下部に設けられた収納ボックス(50)とを備えた鞍乗型電動車両(1)において、前記バッテリ(41)を充電する充電器(65)と、前記収納ボックス(50)の側部に車幅方向に指向して設けられた揺動軸(252)によって揺動自在に軸支された車両側係合手段としてのフック部材(250)と、前記充電器(200)の側部に車幅方向に延設して設けられる充電器側係合手段としての突出部(206)とを具備し、前記フック部材(250)は、そのフック部(253)が前記充電器(200)側に常時付勢されるように弾性部材(253)に係合されており、前記フック部(253)が前記突出部(206)に当接した状態から前記充電器(200)を車体下方に押し込むことで、前記フック部材(250)が弾発部材(253)の付勢力に抗して揺動して前記フック部(253)が前記突出部(206)を乗り越え、前記充電器(65)が所定の位置に保持され、一方、前記フック部(253)が前記突出部(206)に当接した状態から前記充電器(200)を車体上方に引き上げることで、前記フック部材(250)が弾発部材(253)の付勢力に抗して揺動して前記フック部(253)が前記突出部(206)を乗り越え、前記充電器(65)が前記収納ボックス(50)から離脱可能となる点に第10の特徴がある。
さらに、前記フック部(253)の上下面(253a,253b)が、車体側面視で、前記充電器(200)側に向かって先細りとなるテーパ状に形成されている点に第11の特徴がある。
第1の特徴によれば、バッテリを充電する充電器と、収納ボックスの底部に設けられる車両側係合手段と、充電器の底部に設けられる充電器側係合手段とを具備し、車両側係合手段と充電器側係合手段とを係合することで、充電器が所定の位置に保持されるように構成されているので、簡単な構成により、シート下の収納ボックスに充電器を確実に保持することが容易になると共に、充電器の取付時の位置決め等も容易に行うことができる。
第2の特徴によれば、シートは、収納ボックスの蓋として揺動開閉可能に構成されていると共に、その底面に車体下方に突出する突起部材が設けられており、突起部材は、前記充電器が所定の位置に保持される前は、充電器の上面に当接してシートが閉状態まで揺動することが禁止されると共に、充電器を所定の位置に保持することで生じる隙間に挿入されてシートが閉状態となることが許可されるように構成されているので、シートが閉状態となるか否かによって、充電器が収納ボックスの所定の位置に保持されているか否かを簡単に判別することが可能となる。
第3の特徴によれば、車両側係合手段は、車幅方向に指向する円柱状の係合ピンを含み、充電器側係合手段は、車体前後方向に指向して、係合ピンの上面に係合して係合状態を保持する板ばね状のロックプレートを含み、係合ピンとロックプレートとの係合は、充電器を車体前後方向への移動によって行われるので、充電器を車体前後方向に移動させることで充電器を所定の位置に保持することが可能となる。また、充電器の車体前後方向に、突起部材が挿入される隙間を形成することが容易となる。
第4の特徴によれば、係合ピンとロックプレートとの係合は、充電器を車体前方に摺動することで行われるので、突起部材の挿入される隙間を充電器の後方側に設けることができる。これにより、シートのヒンジが車体前方側に設けられている場合に、シート裏面の突起部材を車体後方側に配置して、充電器に突起部材が当接してシートが閉まらない場合にヒンジにかかる負担を低減することができる。
第5の特徴によれば、ロックプレートは、車幅方向左右一対のアーム部を有し、該アーム部の先端に形成された屈曲部が、係合ピンの左右端部に係合するように構成されているので、簡単な形状のロックプレートによって、係合ピンを確実に保持することが可能となる。
第6の特徴によれば、車両側係合手段および充電器側係合手段は、それぞれ車体前後方向に2箇所設けられているので、充電器を確実に保持することができる。
第7の特徴によれば、充電器の上部に取っ手が取り付けられているので、充電器の着脱作業および持ち運びが容易になる。
第8の特徴によれば、車両側係合手段は、車幅方向に指向する円柱状の係合部を含み、充電器側係合手段は、係合部と当接するカム面が形成されると共に、車体前後方向に摺動可能なロック部材を含み、ロック部材は、充電器を車体下方に押し下げる力によって、カム面が係合部に押され、弾発部材の付勢力に抗して車体前後方向に摺動するように構成されており、係合部がカム面を乗り越えると、ロック部材が弾発部材の付勢力で初期位置に戻って車両側係合手段を保持するように構成されているので、充電器を車体下方に押し下げる操作のみで、収納ボックス内の所定の位置に充電器を保持することが可能となる。また、ばねの付勢力に抗してロック部材を摺動させることで充電器を取り外すことができる。
第9の特徴によれば、充電器の上部に、連結部材を介してロック部材の一端に連結された取っ手が設けられており、取っ手が引き上げられることによりロック部材が係合部との係合を解除する方向に摺動するように構成されているので、取っ手を把持して上方に持ち上げることでロック部材の係合が解除されて、充電器を取り外すことが可能となる。
第10の特徴によれば、バッテリを充電する充電器と、収納ボックスの側部に車幅方向に指向して設けられた揺動軸によって揺動自在に軸支された車両側係合手段としてのフック部材と、充電器の側部に車幅方向に延設して設けられる充電器側係合手段としての突出部とを具備し、フック部材は、そのフック部が充電器側に常時付勢されるように弾性部材に係合されており、フック部が突出部に当接した状態から充電器を車体下方に押し込むことで、フック部材が弾発部材の付勢力に抗して揺動してフック部が突出部を乗り越え、充電器が所定の位置に保持され、一方、フック部が突出部に当接した状態から充電器を車体上方に引き上げることで、フック部材が弾発部材の付勢力に抗して揺動してフック部が突出部を乗り越え、充電器が収納ボックスから離脱可能となるので、充電器を車体下方に押し下げる操作のみで、収納ボックス内の所定の位置に充電器を保持することが可能となる。また、ばねの付勢力に抗してフック部材を摺動させることで充電器を取り外すことができる。
第11の特徴によれば、フック部の上下面が、車体側面視で、充電器側に向かって先細りとなるテーパ状に形成されているので、収納ボックスに充電器を取り付ける際および取り外す際のいずれの場合でも、充電器を上下方向に移動させることでフック部材のフック部が延出部を容易に乗り越えることができ、充電器のスムーズな脱着が可能となる。
本発明の一実施形態に係る電動二輪車の側面図である。 電動二輪車の透視側面図である。 電動二輪車の電気系統の構成を示すブロック図である。 充電器を収納した状態の収納ボックスの斜視図である。 充電器を取り外した状態の収納ボックスの斜視図である。 シートを取り外した状態の電動二輪車の上面図である。 図6のA−A線断面図である。 図7のB−B線断面図である。 充電器の保持前の状態を示す構造説明図である。 充電器の保持動作中の状態を示す構造説明図である。 充電器の保持が完了した状態を示す構造説明図である。 本発明の第2実施形態に係る充電器の取付構造を示す側面図である。 ロック部材の拡大側面図である。 ロック部材およびフックの拡大斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る充電器の取付構造を示す側面図である。 本発明の第3実施形態に係る充電器の取付構造を示す上面図である。 ガイド機構の拡大断面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電動二輪車1の側面図である。また、図2は、電動二輪車1の透視側面図である。電動二輪車1は、低床フロア16を有するスクータ型の鞍乗型電動車両であり、スイングアーム17に収納された電動モータ18によって後輪WRを駆動する構成を有する。車体フレーム30の前部には、ステムシャフト6を回転自在に軸支するヘッドパイプ31が結合されている。ステムシャフト6の上部には、ハンドルカバー4で覆われる操向ハンドル3が結合されており、一方の下部には、前輪WFを回動自在に軸支する左右一対のフロントフォーク2が結合されている。
車体フレーム30は、ヘッドパイプ31の後部から下方に延びるメインパイプ32と、低床フロア16を形成する左右一対のアンダフレーム33と、該アンダフレーム33に連結されて車体後部上方へ延びるリヤフレーム36とを備える。アンダフレーム33の後端部には、左右一対の板状のピボットプレート34が結合されている。
スイングアーム17は、車幅方向左側のみにアーム部を有する片持ち式であり、ピボットプレート34に軸支される揺動軸35を介して車体フレーム30に揺動自在に軸支されている。スイングアーム17は、アルミ等の金属からなる一部中空構造体であり、車軸19の近傍に電動モータ18が収納されると共に、揺動軸35の近傍には電動モータ18を駆動するPDU(パワードライブユニット)45が収納されている。後輪WRは、車軸19によってスイングアーム17に回転自在に軸支されており、スイングアーム17の後端部は、リヤクッション20を介してリヤフレーム36に吊り下げられている。
左右一対のアンダフレーム33の間には、電動モータ18に電力を供給するための高電圧(例えば、72V)バッテリ41を収納するバッテリケース40が配設されている。また、シート21の下部には、所定のスペースを有する収納ボックス50が、左右一対のリヤフレーム36の間に挟まれるように配設されている。収納ボックス50の後側下部から下方に延びる突出部51には、灯火器類や制御ユニット等に給電するための低電圧(例えば、12V)バッテリ52が収納されている。
メインパイプ32の車幅方向左右には、高電圧バッテリ41を冷却する空気を導入する左右一対の吸気管38が設けられている。高電圧バッテリ41の後部でリヤフレーム36の立ち上がり部には、吸気管38への空気の導入を促す電動ファン39が配設されている。
車幅方向左側のピボットプレート34には、車体を左側に傾けた起立状態に保持するためのサイドスタンド23が回動自在に軸支されている。また、スイングアーム17の下面には、直立した起立状態を保持するためのメインスタンド24が取り付けられている。
車体フレーム30のメインパイプ32は、車体前方側のフロントカウル7および車体後方側のレッグシールド8によって覆われている。レッグシールド8の下部には、低床フロア16の上面部を形成するフロアカウル9と、該フロアカウル9の下部に係合されてバッテリケース41の下面を覆うアンダカバー10が連結されている。また、シート21の下部には、フロアカウル9の後端から立ち上がってシート21の下方を前方から覆うシートカバー11および該シートカバー11の両側に連結される左右一対のサイドカバー12が配設されており、該サイドカバー12の後端部にはリヤカバー14が連結されている。
車幅方向左側のサイドカバー12には、高電圧バッテリ41および低電圧バッテリ52の充電時に使用する受電側接続具44を覆う開閉式のリッド13が設けられている。充電時には、リッド13を開いて、充電器から延びるケーブル42の先端に設けられた給電側接続具43を受電側接続具44に差し込むように構成されており、リッド13の前端部には、充電中にリッド13を閉じることを可能とするケーブル通し孔15が形成されている。
フロントカウル7の前端には、ヘッドパイプ31に固定されたステー37で支持された前照灯25が配設されており、リヤカバー14の後端には尾灯装置27が取り付けられている。フロントフォーク2には、前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ5が取り付けられている。また、尾灯装置27の下部には、リヤカバー14の後端に連接されるリヤフェンダ28が配設されており、後輪WRの前方側には、スイングアーム17に固定されたマッドガード22が配設されている。フロントカウル7の前方には、前照灯25のステー37に支持されたフロントキャリア26が配設されており、リヤカバー14の上部には、リヤフレーム36で支持されたリヤキャリア29が配設されている。
図3は、電動二輪車1の電気系統の構成を示すブロック図である。本実施形態では、高電圧バッテリ41と、低電圧バッテリ52と、第1の電力変換手段としてのDC−DCダウンコンバータ(以下、単に「ダウンコンバータ」という)60と、PDU45と、高電圧バッテリ41内に設けられるバッテリ管理ユニット(BMU)53とを備える。PDU45は、FETまたはIGBT等のスイッチング素子からなるインバータ回路451と、インバータ回路451を制御する制御部452と有する。制御部452はCAN通信用ボードを含む。
高電圧バッテリ41は、例えば、24ボルトのリチウムイオンのバッテリモジュールを3組備え、LSIで構成できるBMU53と共にバッテリパックを形成する。高電圧バッテリ41は、互いに並列に接続されるコンタクタ54と、プリチャージコンタクタ55とを備えるリレー装置56を介してパワーラインL1、L2によりインバータ回路451の入力側に電気的に接続される。インバータ回路451の3相交流出力側は3相交流ラインによって電動モータ18に接続される。
パワーラインL1、L2は、ダウンコンバータ60の入力側に接続されるとともに、充電用の受電側接続具44に接続される。ダウンコンバータ60は、高電圧の入力(例えば、72ボルトである高電圧バッテリ41の電圧)を、低電圧(例えば、低電圧バッテリ52の充電電圧)に変換して出力する機能を有する。低電圧バッテリ52は、制御部452および補機の制御電源であり、12ボルトバッテリからなり、例えば、14.3ボルトで充電される。
ダウンコンバータ60の出力は、常時系統ラインL3に接続され、常時系統ラインL3は、BMU53および低電圧バッテリ52に接続される。また、常時系統ラインL3はメインスイッチ56に接続され、メインスイッチ9はメインスイッチ系統ラインL4によって、制御部452、BMU53、並びに灯火器(テールライト)27、ヘッドライト25、および一般電装機器57に接続される。メインスイッチ系統ラインL4には、オートパワーオフリレー58が設けられる。
ヘッドライト25は、制御部452内に設けられるスイッチング素子(FET)59を介して接地される。PDU45の制御部452には、電動モータ18の回転角度を検知するアングルセンサ61、スロットルセンサ62、シートスイッチ63、およびサイドスタンドスイッチ64が接続される。
BMU53と制御部452との間には、CAN通信ライン90が設けられる。また、BMU53とリレー装置56のコンタクタ54とプリチャージコンタクタ55と間には信号線91、92がそれぞれ設けられ、BMU53から出力されるコンタクタ54およびプリチャージコンタクタ55の開閉指令が伝送される。
受電側接続具44は、商用交流電源に入力側が接続可能な充電器65の出力側に接続される電源プラグ93と連結可能に構成される。充電器65は、補助電源電圧を生成可能であり、この補助電源用のラインL6がBMU53および制御部452間を接続する制御系統ラインL5に接続される。
上記構成において、高電圧バッテリ41を充電する際には、受電側接続具44に給電側接続具43を接続し、電源プラグ93を、図示しないAC100ボルトコンセントに接続する。そうして、充電器65に設けられる図示しない充電開始スイッチをオンにすると、充電器65から補助電源電用のラインL6を通じて制御系統ラインL5に補助電源電圧(12ボルト)が印加される。
補助電源電圧は、制御系統ラインL5を介してPDU45の制御部452およびBMU53に印加され、制御部452は、補助電源電圧が印加されると動作を開始する。例えば、CAN通信によってBMU53と通信し、コンタクタ制御信号をBMU53に送信する。BMU53はコンタクタ制御信号に応答してプリチャージコンタクタ55およびコンタクタ54を順にオンにする。プリチャージコンタクタ55をコンタクタ54よりも先にオンにするのは、いきなりコンタクタ54をオンにすることにより、突入電流が流れるのを防ぐためであり、抵抗Rを介することによって調節された電流が高電圧バッテリ41から供給される。こうして、充電器65からパワーラインL1、L2を通じて電流が供給され、高電圧バッテリ41は充電される。CAN通信では、高電圧バッテリ41の過充電信号等がBMU53から制御部452に供給される。
また、PDU45は、補助電圧の入力に応答してダウンコンバータ60を起動させるので、常時系統ラインL3にダウンコンバータ60で降圧された電圧が接続される。この常時系統ラインL3に接続された電圧(14.3ボルト)で低電圧バッテリ52が充電される。
充電された高電圧バッテリ41を搭載した車両を走行させる場合、まず、メインスイッチ56をオンにする。そうすると、メインスイッチ系統ラインL4に低電圧バッテリ52の電圧が印加され、制御部452はこの電圧によって駆動される。また、オートパワーオフリレー58がオンになって、低電圧バッテリ52の電圧が、メインスイッチ系統ラインL4を経由して、灯火器27、ヘッドライト25、および一般電装機器57等の補機に印加される。但し、ヘッドライト25は、制御部452内に設けられるFET11を介して接地されているので、このFET59のオン時間デューティ比に従って制御された電流がヘッドライト25に流れる。
制御部452は、メインスイッチ56を介して低電圧バッテリ52からの電圧が印加されると、起動信号をダウンコンバータ60に入力する。ダウンコンバータ60はこの起動信号に応答して動作開始し、低電圧バッテリ52の電圧を降圧して常時系統ラインL3に出力する。降圧されたダウンコンバータ60の電圧は、低電圧バッテリ52を充電するのに十分な電圧(例えば14.3ボルト)であり、この電圧は、低電圧バッテリ52の他、ヘッドライト25、灯火器27、および一般電装機器にも印加される。
メインスイッチ56をオンにした状態で、スロットルセンサ62の開操作が行われると、シートスイッチ63、およびサイドスタンドスイッチ64がオンになっていることを前提として、つまり運転者がシート21に着座して、サイドスタンド23が格納位置に上げられていることを条件に、制御部452は、インバータ回路451をPWM制御して電動モータ18に電力を供給開始する。インバータ回路451を構成するスイッチング素子の切り替えタイミングは、アングルセンサ61による電動モータ18の回転角度に応じて決定される。アングルセンサ61で検知された回転角度を使用して制御部452では車速を算出できる。したがって、アングルセンサ61は電動モータ18で駆動される車両の速度検出センサとしても機能する。PWM制御におけるデューティ比制御は、スロットルセンサ62による検出開度に従って行われる。
スロットルセンサ62の検出開度が所定値より小さくなるか、シートスイッチ63およびサイドスタンドスイッチ64の少なくとも一方がオフになると制御部452は、インバータ回路451に指示するデューティ比をゼロにして電動モータ18の駆動を停止する。
メインスイッチ56をオフにすると、所定時間経過後にオートパワーオフリレー58がオフになり、ヘッドライト25やその他の灯火器27および一般電装機器57等への給電が停止される。
図4および図5は、収納ボックス50の斜視図である。また、図6は、シート21を取り外した状態の電動二輪車1の上面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。本実施形態に係る自動二輪車1は、シート21の下部の収納ボックス50の内部に、充電器65を収納できるように構成されている。図4は充電器65を収納した状態を示し、図5は充電器65を取り外した状態を示している。
バッテリの充電は、図2および図3に示したように、充電器65を収納ボックス50から取り外して外部電源と接続すると共に、ケーブル42の先端に設けられた給電側接続具43を車体側に設けられた受電側接続具44に接続することで実行される。また、充電作業は、不図示の急速充電器等によって行うことも可能である。
樹脂等で形成される収納ボックス50は、上部が開口した箱状の容器であり、充電器65を取り外して走行する際には、収納スペース66に荷物等を収納することができる。収納ボックス50の前端部には、シート21のヒンジ68a(図6参照)が取り付けられる台座68が形成されており、一方の後端部には、シート21を閉位置で保持するためのフック(不図示)が貫通する貫通孔69が設けられている。シート21は、収納ボックス50の上部開口を覆う開閉自在な蓋として機能する。また、収納ボックス50の車幅方向左側には、給電用接続具44(図2参照)が挿入される開口67が設けられている。収納ボックス50の底部には、充電器65を所定の位置に保持するための車両側係合手段70F,70Rが車体前後方向の2箇所に設けられている。
図6を参照して、シート収納ボックス50の前端に設けられた台座68には、回転軸Cを中心にシート21を開閉可能に軸支するヒンジ68aが取り付けられている。また、シート収納ボックス50の後端に設けられた貫通孔69の下部には、前記したフックを保持するためのロック金具69aが配設される。2つの車両側係合手段70F,70Rは、いずれも、台座部73に一体形成された円筒状の支持部71によって円柱状の係合ピン72を支持する構成とされる。
図7は、図6のA−A線断面図である。この図では、充電器65が収納された状態を示している。また、図8は、図7のB−B線断面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。充電器65の外殻であるケース76の底部には、充電器側係合手段80F,80Rが設けられている。充電器65は、この充電器側係合手段80F,80Rを車両側係合手段70F,70Rと係合させることによって、収納ボックス50内の所定の位置に保持されるように構成されている。
収納ボックス50の車体前方側の底部には、所定位置に収められた充電器65の前面と当接する当接部材77が設けられている。また、シート21の底板74には、シート21を閉状態とした際に、充電器65の後面と収納ボックス50の後面との間に挿入される突起部材75が設けられている。充電器65の上面には、取っ手65aが取り付けられている。充電器65の取り外しは、取っ手65a等により充電器65を把持して、先に車体後方側に摺動させた後、上方に引き上げることにより行う。
図8を参照して、充電器65のケース76の底板76aに設けられる充電器側係合手段80F,80Rは、それぞれ、係合手段挿入孔81と、車幅方向に左右一対のアーム部83を有する板ばね状のロックプレート82とからなる。両アーム部83の先端には、車両側係合手段70F,70Rの係合ピン72に係合する屈曲部84が形成されている。
図9,10,11は、収納ボックス50に充電器65を保持する際の動作説明図である。図9は保持前の状態を示し、図11は保持が完了した状態を示す。充電器65の底部の係合手段挿入孔81は、係合ピン72が挿入可能な幅広部と、係合ピン72の支持部71のみが挿入可能な幅狭部とからなる。収納ボックス50の底板50aには、台座部73に一体形成された円筒状の支持部71によって円柱状の係合ピン72が支持されている。
この係合手段挿入孔81の幅広部と係合ピン72との位置が合致するようにして充電器65を下降させると、係合ピン72が係合手段挿入孔81に挿入されて、係合ピン72の上面にロックプレート82の屈曲部84が当接する。屈曲部84は、車体側面視で下方に凸の略V字型形状とされており、充電器65を車体前方側へ摺動させる際の節度を与える機能も有する。
次に、充電器65体前方側に摺動させていくと、ロックプレート82のアーム部83がその弾発力に抗して変形しながら、屈曲部84が係合ピン72を乗り越える。これにより、係合ピン72の前部および上部に屈曲部84が当接して、係合ピン72の移動が規制される、すなわち、充電器65が所定の位置に保持されることとなる。このとき、係合ピン72の支持部71が係合手段挿入孔81の後端面に当接すると共に、充電器65の前面が当接部材77と当接して、充電器65の確実な位置決めがなされる。なお、図9〜11では、車体前方側の係合状態のみを示したが、車体後方側の係合手段も同時に係合する。
再び図7を参照して、シート21の底板74には、充電器65が所定の位置に収められた際に、充電器65の後面と収納ボックス50の後面との間に挿入される突起部材75が設けられている。この突起部材75は、充電器65を車体前方側に摺動させる前の状態では、充電器65の上面に当接してシート21が所定の閉位置まで摺動するのを妨げる機能を有する。これにより、充電器65を収納ボックス50に収納してシート21を閉めようとした際に、シート21の閉まり具合によって充電器65が所定の位置に収められたことを乗員が目視で簡単に確認することが可能となる。
上記したように、本発明に係る充電器65の取付構造によれば、充電器65を簡単な構成によってシート21下の収納ボックス50に確実に保持することが可能となる。また、充電器65を車体前後方向に移動させることで充電器65を所定の位置に保持することができ、シート21が所定の閉状態となるか否かによって、充電器65が収納ボックス50の所定の位置に保持されているか否かを簡単に判別することが可能となる。
図12は、本発明の第2実施形態に係る充電器100の取付構造を示す側面図である。また、図13は、ロック部材103の拡大側面図である。また、図14は、ロック部材103およびフック104の拡大斜視図である。本実施形態では、充電器100の底部に車体前後方向に摺動可能なロック部材103を設け、このロック部材103と、収納ボックス50の底部に保持されたフック104とを係合することにより、充電器100が所定の位置に保持されるように構成されている点に特徴がある。
充電器側係合手段としてのロック部材103は、弾発部材としてのスプリング105(図13参照)によって、図示右方(車体後方側)に常時付勢されている。ロック部材103の一端部にはベルト状の連結部材102が連結されており、連結部材102の他端部には、充電器100の取っ手101の一端が取り付けられている。これにより、取っ手101を把持して充電器100を上方に持ち上げようとすると、ロック部材103がスプリング105の付勢力に反して図示左方に摺動することとなる。連結部材102は、屈曲可能なベルト状部材等とされ、取っ手101の端部から車体下方に延びた後、摺動部106に当接して車体後方に屈曲してロック部材103と連結される。なお、摺動部106には、連結部材102の摺動抵抗が低減されるようにローラ等の回転体を配設してもよい。
収納ボックス50の底部に立設するフック104は、車幅方向に指向する円柱状の係合部104aを有し、その両端が車体下方に屈曲させて底板50aに埋設されている。充電器100の底部には、フック104が挿入される係合手段挿入孔107が形成されている。この係合手段挿入孔107とフック104との位置が合致するようにして充電器100を下降させると、フック104の係合部104aが、ロック部材103に形成された斜面状のカム面109と当接する。この状態でさらに充電器100を下方に押圧すると、カム面109の作用によりロック部材103が図示左方に押圧され、スプリング105の付勢力を超える力で押圧されることにより、ロック部材103が図示左方に摺動する。
フック104は、ロック部材103の摺動動作に伴ってカム面109を乗り越えて、充電器100側の所定位置まで挿入される。これと同時に、押圧力がかからなくなったロック部材103はスプリング105の付勢力によって初期位置に戻り、先端面110が充電器100側の端面に当接して位置決めが完了する。この状態では、取っ手101を操作してロック部材103を摺動させない限り、充電器100を上方に持ち上げる力が加わっても、フック104の係合部104aがロック部材103の係合面111に当接することで充電器100の移動が規制されることとなる。
上記したように、本発明の第2実施形態に係る充電器100の取付構造によれば、充電器100を車体下方に押し下げる操作によって、収納ボックス50内の所定の位置に充電器100を確実に保持することが可能となる。また、取っ手101を引き上げることにより、ロック部材103を摺動させて充電器100を簡単に取り外すことができる。
図15は、本発明の第3実施形態に係る充電器の取付構造を示す側面図である。また、図16は充電器の取付構造を示す上面図、図17はガイド機構の拡大断面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。
本実施形態では、収納ボックス50の車体前後方向の両側面に車体側係合手段としての一対のフック部材250を設け、このフック部材250と、充電器200の車体前後方向の両側面に設けられた充電器側係合手段としての突出部206とが係合することにより、充電器200が所定の位置に保持されるように構成されている点に特徴がある。なお、収納ボックス50の後側下部から下方に延びる突出部51に収納される低電圧バッテリ52は、ゴムバンド302の先端の金具をフック303に係合することで固定される。また、収納ボックス50の上部には、開閉自在のシート21が配設される。
フック部材250は、収納ボックス50の外壁300と、この外壁300に取り付けられた支持プレート301との間の位置で、車幅方向に指向する揺動軸252によって回動自在に軸支されている。この揺動軸252には、ねじりコイルスプリング253が巻回されており、フック部材250は、フック部251が形成されている車体上部側が充電器200側に傾動するように常時付勢されている。
充電器200は、充電器200を把持する際の取っ手201を有する上ケース202と、複数の通風スリット205が形成された中ケース203と、充電器200の底部を形成する下ケース204とからなる全体ケースに各種電子機器を収納した構成とされている。そして、フック部材250のフック部253と係合する突出部206は、中ケース203の車体下方寄りの位置で、車幅方向に延在して設けられている。
また、フック部材250には、車体上下方向に延在するガイドレール251が形成されており、このガイドレール251が、充電器200の中ケース203に形成されたガイド溝203aと係合するように構成されている。これにより、本実施形態では、収納ボックス50の収納スペース66内に充電器200を挿入すると、所定の位置でガイドレール251とガイド溝203aとが係合して、充電器200の水平方向の位置が案内される。
次に、充電器200をさらに車体下方に挿入すると、車体側面視で、フック部材250のフック部253の上面253aが、中ケース203の突出部206の下面に当接する。ここで、さらに充電器200を車体下方に押し込むと、フック部253の上面253aが傾斜しているため、この押し込む力によりフック部材250がねじりコイルスプリング254の弾発力に抗して揺動し、突出部206がフック部253を乗り越える。すると、フック部材250は、ねじりコイルスプリング254の付勢力によって初期位置まで揺動する。これにより、フック部253の下面253bと突出部206の上面とが当接して、充電器200が所定の位置に保持されることとなる。
充電器200を収納ボックス50から取り外す場合は、取っ手201を把持して上方に持ち上げるのみでよい。このとき、フック部253の下面も傾斜しているため、上方に持ち上げる力によりフック部材250がねじりコイルスプリング254の弾発力に抗して揺動して、突出部206がフック部253を乗り越え、これにより、スムーズに充電器200を取り外すことができる。本実施形態に係るフック部254の上下面253a,253bは、車体側面視で、充電器200側に向かって先細りとなるテーパ状に形成されており、突出部206の上下面も、フック部253と同様のテーパ状に形成することができる。
上記したように、本発明の第3実施形態に係る充電器200の取付構造によれば、充電器200を車体下方に押し下げる操作によって、収納ボックス50内の所定の位置に充電器200を確実に保持することが可能となる。また、取っ手201を引き上げることにより、フック部材250を揺動させて充電器200を簡単に取り外すことができる。フック部材、突出部、ガイド突起、ガイド溝の形状等は種々の変形が可能である。例えば、フック部材および突出部は、車幅方向の両側面に設けてもよい。
なお、充電器、収納ボックス、車両側係合手段、充電器側係合手段、シート下の突出部材の形状や構造等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、車両側係合手段および充電器側係合手段は、1組のみを設けたり、または、複数の係合手段を車幅方向に互いにオフセットして配置することもできる。本発明に係る充電器の取付構造は、鞍乗型の三/四輪車等の種々の鞍乗型電動車両に適用することが可能である。
1…電動二輪車(鞍乗型電動車両)、18…電動モータ、21…シート、41…バッテリ、65…充電器、70F,70R、104…車両側係合手段、71…支持部、72…係合ピン、73…台座部、74…シート底板、75…突起部材、80F,80R、103…充電器側係合手段、81…係合手段挿入孔、82…ロックプレート、83…アーム部、84…屈曲部

Claims (11)

  1. 駆動輪(WR)に回転駆動力を与える電動モータ(18)と、該電動モータ(18)に電力を供給するバッテリ(41)と、開閉可能なシート(21)の下部に設けられた収納ボックス(50)とを備えた鞍乗型電動車両(1)において、
    前記バッテリ(41)を充電する充電器(65)と、
    前記収納ボックス(50)の底部に設けられる車両側係合手段(70F,70R)と、
    前記充電器(65)の底部に設けられる充電器側係合手段(80F,80R)とを具備し、
    前記車両側係合手段(70F,70R)と前記充電器側係合手段(80F,80R)とを係合することで、前記充電器(65)が所定の位置に保持されるように構成されていることを特徴とする鞍乗型電動車両。
  2. 前記シート(21)は、前記収納ボックス(50)の蓋として揺動開閉可能に構成されていると共に、その底面に車体下方に突出する突起部材(75)が設けられており、
    前記突起部材(75)は、前記充電器(65)が前記所定の位置に保持される前は、前記充電器(65)の上面に当接して前記シート(21)が閉状態まで揺動することが禁止されると共に、前記充電器(65)を所定の位置に保持することで生じる隙間に挿入されて前記シート(21)が閉状態まで揺動することが許可されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型電動車両。
  3. 前記車両側係合手段(70F,70R)は、車幅方向に指向する円柱状の係合ピン(72)を含み、
    前記充電器側係合手段(80F,80R)は、車体前後方向に指向して、前記係合ピン(72)の上面に係合して係合状態を保持する板ばね状のロックプレート(82)を含み、
    前記係合ピン(72)と前記ロックプレート(82)との係合は、前記充電器(65)を車体前後方向への移動によって行われることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型電動車両。
  4. 前記係合ピン(72)と前記ロックプレート(82)との係合は、前記充電器(65)を車体前方に摺動することで行われることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型電動車両。
  5. 前記ロックプレート(82)は、車幅方向左右一対のアーム部(83)を有し、該アーム部(83)の先端に形成された屈曲部(84)が、前記係合ピン(72)の左右端部に係合するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗型電動車両。
  6. 前記車両側係合手段(70F,70R)および前記充電器側係合手段(80F,80R)は、それぞれ車体前後方向に2箇所設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の鞍乗型電動車両。
  7. 前記充電器(65)の上部に取っ手(65a)が取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の鞍乗型電動車両。
  8. 前記車両側係合手段(104)は、車幅方向に指向する円柱状の係合部(104a)を含み、
    前記充電器側係合手段(103)は、前記係合部(104a)と当接するカム面(109)が形成されると共に、車体前後方向に摺動可能なロック部材(103)を含み、
    前記ロック部材(103)は、前記充電器(100)を車体下方に押し下げる力によって、前記カム面(109)が前記係合部(104a)に押され、弾発部材(105)の付勢力に抗して車体前後方向に摺動するように構成されており、
    前記係合部(104a)が前記カム面(109)を乗り越えると、前記ロック部材(103)が弾発部材(105)の付勢力で初期位置に戻って前記車両側係合手段(104)を保持するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型電動車両。
  9. 前記充電器(100)の上部に、連結部材(102)を介して前記ロック部材(103)の一端に連結された取っ手(101)が設けられており、
    前記取っ手(101)が引き上げられることにより、前記ロック部材(103)が前記係合部(104a)との係合を解除する方向に摺動するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の鞍乗型電動車両。
  10. 駆動輪(WR)に回転駆動力を与える電動モータ(18)と、該電動モータ(18)に電力を供給するバッテリ(41)と、開閉可能なシート(21)の下部に設けられた収納ボックス(50)とを備えた鞍乗型電動車両(1)において、
    前記バッテリ(41)を充電する充電器(65)と、
    前記収納ボックス(50)の側部に車幅方向に指向して設けられた揺動軸(252)によって揺動自在に軸支された車両側係合手段としてのフック部材(250)と、
    前記充電器(200)の側部に車幅方向に延設して設けられる充電器側係合手段としての突出部(206)とを具備し、
    前記フック部材(250)は、そのフック部(253)が前記充電器(200)側に常時付勢されるように弾性部材(253)に係合されており、
    前記フック部(253)が前記突出部(206)に当接した状態から前記充電器(200)を車体下方に押し込むことで、前記フック部材(250)が弾発部材(253)の付勢力に抗して揺動して前記フック部(253)が前記突出部(206)を乗り越え、前記充電器(65)が所定の位置に保持され、
    一方、前記フック部(253)が前記突出部(206)に当接した状態から前記充電器(200)を車体上方に引き上げることで、前記フック部材(250)が弾発部材(253)の付勢力に抗して揺動して前記フック部(253)が前記突出部(206)を乗り越え、前記充電器(65)が前記収納ボックス(50)から離脱可能となることを特徴とする鞍乗型電動車両。
  11. 前記フック部(253)の上下面(253a,253b)が、車体側面視で、前記充電器(200)側に向かって先細りとなるテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項10に記載の鞍乗型電動車両。
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