JP2021030933A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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【課題】電源供給部を覆いながらも外部に電源供給線を導出し易い鞍乗型車両を提供する。【解決手段】車体カバー47と、前記車体カバー47の開口76に配置された電源供給部91と、前記車体カバー47に当接して前記電源供給部91を覆うリッド141と、を有する鞍乗型車両において、前記リッド141と前記車体カバー47との間には、前記リッド141の外から延びて前記電源供給部91に接続される電源供給線102を配索する配索部160が形成される。【選択図】図6

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
従来、鞍乗型車両において、キーセット下に設けられる電源ソケットが開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、レッグシールドの右半部に電源ソケットが配置されて、インナーポケットに収容された物品から配線を配索可能になっている。
特許第6086887号公報
特許文献1に記載の構造においては、電源ソケットから車体カバーの外に配線を配索可能であるが、電源ソケットの挿し込み口も外部に露出するため、電源ソケットを防水構造にする必要がある。したがって、電源ソケットの構造が複雑化し、電源ソケットのコストが高くなってしまうという課題がある。一方で、電源ソケットを防水構造とするために、電源ソケットを外部から覆うと配線を外部に配索し難いという課題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、電源供給部を覆いながらも外部に電源供給線を導出し易い鞍乗型車両を提供することを目的とする。
鞍乗型車両は、車体カバー(16、47)と、前記車体カバー(16、47)の開口(76)に配置された電源供給部(91)と、前記車体カバー(16、47)に当接して前記電源供給部(91)を覆うリッド(141)と、を有する鞍乗型車両において、前記リッド(141)と前記車体カバー(16、47)との間には、前記リッド(141)の外から延びて前記電源供給部(91)に接続される電源供給線(102)を配索する配索部(160)が形成されることを特徴とする。
上記構成において、前記リッド(141)には、側壁(146B、146C)と底壁(146A)から構成された溝部(147)が形成され、前記溝部(147)には、シール部材(148)が配置され、前記配索部(160)は、前記側壁(146B、146C)が切り欠かれて設けられてもよい。
また、上記構成において、前記車体カバー(16、47)の前記シール部材(148)が当接する部位には凸状部(123)が形成され、前記凸状部(123)と前記シール部材(148)との接触面積は、前記配索部(160)においては、前記配索部(160)以外の部位よりも大きくなってもよい。
また、上記構成において、前記配索部(160)は少なくとも一部が、前記電源供給部(91)の中心(L1)よりも下方に位置してもよい。
また、上記構成において、前記車体カバー(47)は、レッグシールド(47)であり、前記レッグシールド(47)の車幅中心(L0)から一方側に設けられるメインスイッチユニット(65)と、前記メインスイッチユニット(65)と同じ前記一方側に設けられる前記電源供給部(91)と、を備えてもよい。
また、上記構成において、前記レッグシールド(47)の車幅中心(L0)の他方側には、物品収容部(77)が設けられ、前記配索部(160)は前記電源供給部(91)の中心(L1)よりも車両の車幅方向中心(L0)に近い位置に設けられてもよい。
また、上記構成において、前記レッグシールド(47)には、前記配索部(160)よりも、前記電源供給部(91)の外周側かつ下方に凹部(124)が設けられてもよい。
また、上記構成において、前記リッド(141)はヒンジ(143C)を備え、前記レッグシールド(147)は、前記ヒンジ(143C)を回動可能に支持する支持部(76A)を備え、前記支持部(76A)に前記凹部(124)が設けられてもよい。
また、上記構成において、前記電源供給部(91)は側面視で、車両後方に向けて上方に傾斜するように設けられてもよい。
また、上記構成において、前記リッド(141)は閉状態で車両後方に凸になる凸形状部(142E)を有しており、前記電源供給部(91)の差込口の下端(92B)と前記リッド(141)との距離(M2)よりも、差込口の上端(92A)と前記リッド(141)との距離(M1)が長くなるように前記凸形状部(142E)が位置してもよい。
鞍乗型車両は、車体カバーと、前記車体カバーの開口に配置された電源供給部と、前記車体カバーに当接して前記電源供給部を覆うリッドと、を有する鞍乗型車両において、前記リッドと前記車体カバーとの間には、前記リッドの外から延びて前記電源供給部に接続される電源供給線を配索する配索部が形成されることを特徴とする。この構成によれば、電源供給部をリッドで覆うことにより電源供給部が被水することを抑制できて、電源供給部のコストを抑えることができる。また、電源供給部をリッドで覆いつつ、電源供給線をリッドの外部に配索できる。
上記構成において、前記リッドには、側壁と底壁から構成された溝部が形成され、前記溝部には、シール部材が配置され、前記配索部は、前記側壁が切り欠かれて設けられてもよい。この構成によれば、電源供給部を覆うリッドにシール部材を配置することにより、リッド内が被水することを抑制できる。また、配索部においては、側壁が切り欠かれた部分によりシール強度を下げることができ、電源供給線が受ける荷重を抑制できる。
また、上記構成において、前記車体カバーの前記シール部材が当接する部位には凸状部が形成され、前記凸状部と前記シール部材との接触面積は、前記配索部においては、前記配索部以外の部位よりも大きくなってもよい。この構成によれば、配索部において、電源供給線にかかる荷重を低減させることができる。
また、上記構成において、前記配索部は少なくとも一部が、前記電源供給部の中心よりも下方に位置してもよい。この構成によれば、電源供給部に接続された電源供給線を、垂れる方向に自然に配索することができる。
また、上記構成において、前記車体カバーは、レッグシールドであり、前記レッグシールドの車幅中心から一方側に設けられるメインスイッチユニットと、前記メインスイッチユニットと同じ前記一方側に設けられる前記電源供給部と、を備えてもよい。この構成によれば、レッグシールドにおいて、電源供給部のコストを抑えつつ、電源供給線で接続した物品をリッドの外で保持でき、利便性が向上する。
また、上記構成において、前記レッグシールドの車幅中心の他方側には、物品収容部が設けられ、前記配索部は前記電源供給部の中心よりも車両の車幅方向中心に近い位置に設けられてもよい。この構成によれば、車幅中心を挟んで反対側に位置する物品収容部に電源供給線で接続される物品を収容しやすくできる。
また、上記構成において、前記レッグシールドには、前記配索部よりも、前記電源供給部の外周側かつ下方に凹部が設けられてもよい。この構成によれば、電源供給線を配索しやすくできる。また、凹部が下方に設けられるので、電源供給線の配索のためにリッドと車体カバー側との間に取る必要のあるクリアランスが、目立たないようにすることができる。
また、上記構成において、前記リッドはヒンジを備え、前記レッグシールドは、前記ヒンジを回動可能に支持する支持部を備え、前記支持部に前記凹部が設けられてもよい。この構成によれば、リッドを回動可能にしながら、電源供給線を配索しやすくできる。
また、上記構成において、前記電源供給部は側面視で、車両後方に向けて上方に傾斜するように設けられてもよい。この構成によれば、電源供給部に電源供給線を接続しやすくできる。
また、上記構成において、前記リッドは閉状態で車両後方に凸になる凸形状部を有しており、前記電源供給部の差込口の下端と前記リッドとの距離よりも、前記差込口の上端と前記リッドとの距離が長くなるように前記凸形状部が位置してもよい。この構成によれば、電源供給部に接続された電源供給線が配索されるスペースを確保できるので、電源供給線を配索しやすくできる。
本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両の左側面図である。 レッグシールドを後方から見た要部説明図である。 図2のIII−III線断面図である。 図4は、リッドがリッド開口を開放した状態を示す斜視図である。 リッド1の内面を示す斜視図である。 ソケット配置部の斜視図である。 図5のVII−VII線断面に対応するシール部材と環状壁との関係を示す図である。 図5のVIII−VIII線断面に対応するシール部材と環状壁との関係を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両1の左側面図である。なお、以下の説明では、左側面図において左右一対で設けられるものは、符号を含めて左側のものだけが図示されている。
鞍乗型車両1は、シート10に着座した乗員が足を載せる低床のステップフロア(フラットフロア)11を有するスクータ型の自動二輪車であり、車体フレーム12の前方に前輪2を有し、駆動輪である後輪3は、車両後部に配置されるユニットスイングエンジン13に軸支されている。
鞍乗型車両1は、車体フレーム12の前端部に軸支されるフロントフォーク14を備え、前輪2は、フロントフォーク14の下端部に軸支される。乗員が操舵するハンドル15は、フロントフォーク14の上端に取り付けられている。
鞍乗型車両1は、車体フレーム12等の車体を覆う車体カバー16を備える。
車体フレーム12は、前端に設けられるヘッドパイプ17と、ヘッドパイプ17から後下方に延びるダウンフレーム18と、ダウンフレーム18の下端から後方へ略水平に延びる左右一対のロアフレーム19,19と、ロアフレーム19,19の後端から後上がりに延びる左右一対のシートフレーム20,20とを備える。シートフレーム20,20は、ロアフレーム19,19の後端部から後上がりに延びる傾斜部20a,20aと、傾斜部20a,20aの上端から、傾斜部20a,20aよりも緩い傾斜で後上がりに延びる後方延出部20b,20bとを備える。
傾斜部20a,20aの上部には、不図示のリンク機構を介してユニットスイングエンジン13が支持される。
ユニットスイングエンジン13は、内燃機関であるエンジン30と、後輪3を揺動自在に支持するアーム部31とが一体化されたユニットスイングパワーユニットである。
中空のケース状に形成されたアーム部31の内部には、エンジン30の出力を後輪3に伝達するベルト式無段変速機(不図示)が収容されている。ユニットスイングエンジン13は、図示しないリンク機構を介して、揺動自在にシートフレーム20,20の傾斜部20a,20aに連結されている。
左側の後方延出部20bとアーム部31の後端部との間には、リアサスペンション32が掛け渡されている。
エンジン30は、車幅方向に延びるクランク軸(不図示)を収容するクランクケース34と、クランクケース34の前面部から前方へ略水平に延びるシリンダ部35とを備える。
エンジン30の排気管(不図示)は、シリンダ部35から引き出されて後方に延び、その後端が、後輪3の右側方(一側側方)に配置されたマフラー37に接続される。
アーム部31は、クランクケース34の左後部から後方に延び、後輪3の左側方(他側側方)に位置する。後輪3は、アーム部31の後端部の後輪車軸31aに軸支され、アーム部31によって片持ちで支持される。
エンジン30の吸気装置は、エアクリーナ40と、エアクリーナ40から前方に延びるコネクティングチューブ41と、エアクリーナ40にコネクティングチューブ41を介して接続されるスロットルボディ(不図示)とを備える。
エアクリーナ40は、アーム部31に支持されて、アーム部31の上方に位置し、後輪3の左側方に位置する。エアクリーナ40は、アーム部31の上面に取り付けられており、アーム部31と一体に揺動する。エアクリーナ40は、車両側面視では、アーム部31とシートフレーム20の後方延出部20bとの間に位置する。また、エアクリーナ40はリアサスペンション32よりも車幅方向の外側に配置されており、後部がリアサスペンション32に外側から重なっている。
上記スロットルボディは、エアクリーナ40の前方且つユニットスイングエンジン13の上方に配置され、その前端の下流端がシリンダ部35の吸気ポート(不図示)に接続される。
図1に示すように、車体カバー16は、ハンドル15の周辺部を覆うアッパーカバー45と、ヘッドパイプ17及びダウンフレーム18を前方及び側方から覆うフロントカバー46と、フロントカバー46に後方から合わさってヘッドパイプ17及びダウンフレーム18を後方から覆うレッグシールド47とを備える。
また、車体カバー16は、ロアフレーム19,19を下方から覆うアンダーカバー48と、ロアフレーム19,19を上方から覆う上記ステップフロア11と、シート10の下方の部分を前方から覆うセンターロアカバー49と、シート10の下方でシートフレーム20,20を側方から覆う左右一対のリアサイドカバー(サイドカバー)50,50と、を備える。
鞍乗型車両1は、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー43を備える。
鞍乗型車両1は、後輪3を上方から覆うリアフェンダー44を備える。
シート10は、運転者が着座する前側シート10aと、同乗者が着座する後側シート10bとを備える。
同乗者が足を乗せるタンデムステップ21、21は、リアサイドカバー50、50の下方でステップフロア11の後端近傍に設けられている。
サイドスタンド22は、左側のロアフレーム19に設けられている。
図2は、レッグシールド47を後方から見た要部説明図である。なお、以降の説明においては、複数ある部材であっても、基本的に符号は一つのみ付して説明する。
レッグシールド47は、運転者に対面して配置されるカバーである。レッグシールド47は、上カバー部47Aと、上カバー部47Aの下方に配置される下カバー部47Bとを備える。
上カバー部47Aは、車両側面視で前下がりに延びるカバーであり、車幅方向中心(車幅中心)L0部で後方に膨出する膨出部61を備える。膨出部61の左右には、それぞれ、後面部62が形成されている。上カバー部47Aは、膨出部61がヘッドパイプ17の後方を覆うように配置されて、後面部62がフロントカバー46に後方から合わさって取り付けられる。後面部62の車幅方向外端が締結部材63によりフロントカバー46に締結される。
下カバー部47Bは、車両側面視で前下がりに延びるカバー本体66と、カバー本体66の上部に設けられカバー本体66に対して車両側面視で後上方に張り出す張出部70とを備える。
カバー本体66は、車幅方向中心L0部で後方に膨出する膨出部67を備える。膨出部67の左右には、それぞれ、面状のレッグシールド本体部68が形成されている。下カバー部47Bは、膨出部67がダウンフレーム18の後方を覆うように配置されて、レッグシールド本体部68がフロントカバー46に後方から合わさって取り付けられる。レッグシールド本体部68の車幅方向外端が締結部材63によりフロントカバー46に締結されている。
下カバー部47Bの張出部70は、上カバー部47Aの後面に対向して取り付けられる。張出部70には、車幅方向中心L0に位置する中央面部71が形成されている。中央面部71の左右には、左右一対の後面部72が形成されている。後面部72の車幅方向外端には、車幅方向外側になるにしたがって前方に傾斜する連結面部73が形成されている。連結面部73の車幅方向外端には、前方に延出する側面部74が形成されている。右側の後面部72、連結面部73、および、側面部74の上方には、上面部75が形成されている。
図3は、図2のIII−III線断面図である。
図2、図3において、上カバー部47Aの膨出部61の右側には、スイッチ配置部64が形成されている。スイッチ配置部64は、後面部62に対して後方に突出する台座状に形成されている。スイッチ配置部64には、厚み方向に貫通するスイッチ開口64Aが形成されている。スイッチ開口64Aには、キーセット(メインスイッチユニット)65が装着されている。キーセット65は、キー(不図示)が挿入されるキーシリンダ65Aと、シート10のロックを解除するシートキー65Bと、上下スイッチ65Cと、を備える。図3に示すように、キーセット65の内端からは、ケーブル65D、65Eが下方に延びている。キーセット65は、ケーブル65D、65Eを介して、図示しないバッテリやECU(Electronic Control Unit)等に電気的に接続される。
図3において、スイッチ配置部64の下方には、ソケット配置部121が形成されている。ソケット配置部121には、厚み方向に貫通するソケット開口122が形成される。ソケット開口122には、ACCソケット(ACCESSORY ソケット、電源供給部)91が装着されている。ACCソケット91は、ソケット開口122にやや前下がりの状態で装着される。ACCソケット91は、直線状の中心軸線(中心)L1を有する筒状の差込部92を備える。差込部92の前端(内端)には、不図示のバッテリなどに接続されるケーブル93が電気的に接続されている。ACCソケット91は、バッテリから給電可能に構成されている。
差込部92には、軸状のソケットプラグ101が脱着可能に装着される。ソケットプラグ101は、不図示の電気接触点を備えており、電気接触点が差込部92に接触することによりACCソケット91から給電される。
図2、図3において、本実施の形態では、ソケットプラグ101に、ケーブル(電源供給線)102の端子103が中心軸線L1に沿って脱着可能に構成されている。ケーブル102は、ソケットプラグ101側では、中心軸線L1に沿って後上がりに延びている。ソケットプラグ101や、端子103を備えるケーブル102は、例えば、USBソケットプラグ(Universal Serial Bus ソケットプラグ)、USB端子を備えるUSBケーブルである。
上カバー部47Aのソケット配置部121は、下カバー部47Bの張出部70およびリッド141で閉塞される。
詳細には、ソケット配置部121は、張出部70の前端が、上カバー部47Aの下部に近接して配置され、ソケット配置部121が、右側の後面部72、連結面部73、側面部74、および、上面部75で覆われる。張出部70には、右側の後面部72、連結面部73、側面部74、および、上面部75に跨る開口状のリッド開口(開口)76が形成されている。リッド開口76を通じて、ソケット配置部121が車体カバー16の外方に露出する。リッド開口76は、リッド141で閉塞される。
車幅方向中心L0の左方では、張出部70は、上面部を備えておらず上方に開放されている。張出部70が、上カバー部47Aの下部を覆うように配置されることにより、車幅方向中心L0の左方では、上カバー部47Aと下カバー部47Bとにより囲まれた空間が形成される。この空間により、インナーポケット(物品収容部)77が形成される。詳細には、車幅方向中心L0の左方において、上カバー部47Aの膨出部61、後面部62、下カバー部47Bの後面部72、連結面部73、側面部74、により囲まれて、インナーポケット77が形成される。インナーポケット77を形成する張出部70には、後面部72と連結面部73と側面部74との間の稜線が集中する頂部77Aが形成されており、外観が角張っている。
インナーポケット77は、電子機器104やペットボトル(不図示)などの物品が収容可能な大きさに形成されている。インナーポケット77の深さは、電子機器104やペットボトル(不図示)が保持可能であれば、一部が上方に露出した状態で収容されてもよい。
張出部70の中央面部71には、フック部78が設けられている。フック部78は、車両側面視でL字状に形成されており、先端が上方を向いている。フック部78には、ケーブル102等を引っ掛け可能である。
リッド141は、リッド開口76を閉塞して、レッグシールド47の張出部70と一体の外観形状をなす。本実施の形態では、リッド141は、頂部141Aを有する略角錐状のリッド外面部142を備える。リッド外面部142は、張出部70における右側の後面部72、連結面部73、側面部74、および、上面部75のそれぞれと、一体状の面を構成する後面部142A、連結面部142B、側面部142C、および、上面部142Dを備える。また、リッド外面部142は、後面部142Aと上面部142Dとの間に張出面(凸形状部)142Eを備える。張出面142Eは張出部70で後方に凸状に張出す部位に対応する。
リッド141には、後面部142A、連結面部142B、側面部142C、張出面142Eの稜線の集まる頂部141Aが形成される。張出部70では、インナーポケット77側では頂部70Aが形成され、リッド141側では頂部141Aが形成されて、略左右対称状に外観が角張っており、インナーポケット77側とリッド141とで外観上の統一感を出せる。
張出部70は、差込部92の開口下端(差込口の下端)92Bとリッド141との中心軸線L1に平行に沿った距離M2よりも、差込部92の開口上端(差込口の上端)92Aとリッド141との中心軸線L1に平行に沿った距離M1の方が長くなるように配置される。これにより、リッド141とソケット配置部121との間のスペースを大きくでき、ケーブル102の配索スペースを確保し易くできる。ACCソケット91に接続されたケーブル102が配索されるスペースを確保できるので、ケーブル102を緩やかに曲げるなどして配索し易くできる。また、リッド141の内面やソケット配置部121のレイアウトの自由度を確保できる。
図4は、リッド141がリッド開口76を開放した状態を示す斜視図である。図5は、リッド141の内面を示す斜視図である。なお、リッド141については、図5の向きを基準にして位置関係を示す。
リッド141は、内面(裏面)の下方に回動基部143を備える。回動基部143は、リッド外面部142の下端内面から離間する方向に突出する離間部143Aと、離間部143Aからリッド外面部142の外方に屈曲する屈曲部143Bと、屈曲部143Bの先端で左右方向に突出するヒンジ143Cとを備える。回動基部143は、リッド開口76を通じてリッド開口76の内側に進入し、リッド開口76の下部に設けられたヒンジ支持部(支持部)76Aに回動可能に支持される。リッド141は、図2に示す閉じ位置と、図4に示す開き位置との間を移動可能に支持される。リッド141は、リッド外面部142の外方に延びる回動基部143を備えるため、リッド141の回動半径を大きくし易く、リッド141の回動時にケーブル102を挟み難くなっている。
リッド141の上端には、爪部材(係合部材)144が配置されている。爪部材144は、操作部144Aと、操作部144Aと一体に形成された爪部144Bとを備える。爪部材144は、リッド141の上端に回動可能に支持される。爪部材144は、リッド開口76の上部の爪装着部76Bに係合可能に構成されている。また、操作部144Aが操作されることにより爪部144Bが爪装着部76Bから離脱可能に構成されている。爪部材144が爪装着部76Bと係合することで、リッド141が閉じ位置に保持される。
リッド外面部142の内面には、環状に突出する壁状の閉塞壁部146が形成される。閉塞壁部146は、ACCソケット91を包囲可能な環状形状に形成される(図3参照)。閉塞壁部146の前端部には、環状の底壁146Aと、底壁146Aの内周縁に沿って形成された内周壁(側壁)146Bと、内周壁146Bに対向して形成され底壁146Aの外周縁に沿って形成された外周壁(側壁)146Cと、が形成されている。底壁146A、内周壁146B、および、外周壁146Cにより、断面U字状の溝部147が形成される。溝部147には、環状のシール部材148が嵌合されて配置される。シール部材148は溝部147により、三方が閉塞された状態で支持されており、シール効果を発揮し易くなっている。
内周壁146Bには、リッド外面部142の左後部に対応して、底壁146Aに向けて内端(前端)から切り欠かれた形状の切欠き部146B1が形成されている。同様に、外周壁146Cには、リッド外面部142の左後部に対応して、底壁146Aに向けて内端(前端)から切り欠かれた形状の切り欠き部146C1が形成されている。切り欠き部146B1と切り欠き部146C1とは対向している。
本実施の形態の切欠き部146B1、146C1では、底壁146Aに対する周壁146B、146Cの突出量、すなわち、底壁146Aに対する周壁146B、146Cの高さが、切欠き部146B1、146C1の無い部分に比べて低く形成される。切欠き部146B1、146C1では、周壁146B、146Cの内端側の一部が切り欠かれて、周壁146B、146Cの基部が残っている。シール部材148は、溝部147に係合する場合に、切欠き部146B1、146C1の形成位置では、周壁146B、146Cの基部で幅方向の位置決めが可能であると共に、底壁146A側に圧縮された場合には切欠き部146B1、146C1で溝部147の幅方向に変形し易くなっている。切欠き部146B1、146C1では、シール部材148の溝部147に嵌る深さが浅くなるため、接着剤(不図示)によりシール部材148が接着される。切欠き部146B1、146C1以外の部分では、シール部材148は溝部147により三方が閉塞された状態であり、接着剤が不要となっている。本実施の形態では、シール部材148は、全周ではなく、切欠き部146B1、146C1の部分のみで接着され、接着箇所を少なくして、接着剤の使用量を少なくできる。
切欠き部146B1、146C1の左下側には、リッド外面部142側に凹んだ凹部対向部149が形成されている。
図6は、ソケット配置部121の斜視図である。
上カバー部47Aのソケット配置部121は、下カバー部47Bのリッド開口76から外側に露出する。
ソケット配置部121のソケット開口122(図3参照)の周囲には、ソケット開口122を包囲するように後方に突出する環状の環状壁(凸状部)123が形成されている。環状壁123は、リッド141が閉塞位置に移動した場合に、シール部材148と接触する位置に形成されている。すなわち、環状壁123と閉塞壁部146の環状形状は対応する。環状壁123は、リッド141が閉じ位置に移動した場合に、シール部材148を閉塞壁部146に向けて押圧する。この場合に、ソケット配置部121とリッド141との間には、ソケット配置部121の環状壁123、リッド141の閉塞壁部146、および、シール部材148により囲まれた密閉状の空間161(図8参照)が形成される。
図7は、図5のVII−VII線断面に対応するシール部材148と環状壁123との関係を示す図である。図8は、図5のVIII−VIII線断面に対応するシール部材148と環状壁123との関係を示す図である。
環状壁123は、溝部147の切欠き部146B1、146C1に対向する切欠対向部123Bと、切欠対向部123Bの両端に接続されて切欠き部146B1、146C1以外の部位で対向する押圧部123Aとを備える。
図6、図7を参照して、押圧部123Aは、一枚の壁が直立した形状に形成されている。押圧部123Aは、後端(先端)が、リッド141の溝部147の内部に進入可能な幅に形成されている。押圧部123Aは、リッド141が閉塞位置に移動した場合に、シール部材148を押圧する。
切欠対向部123Bは、先端が、押圧部123Aよりも幅広に形成されている。本実施の形態では、切欠対向部123Bは、一枚の壁がU字状に曲がった形状の先端を備える。切欠対向部123Bは、押圧部123Aよりも先端が幅広になっており、先端が接触する面積が大きくなっている。また、溝部147の切欠き部146B1、146C1では、シール部材148が幅方向に変形し易い。したがって、切欠対向部123B、および、切欠き部146B1、146C1により、ケーブル102に対する荷重を抑制した状態で、シール部材148を変形させてシールすることができる。本実施の形態では、切欠対向部123Bと切欠き部146B1、146C1とは、ケーブル102を密閉状の空間161(図8参照)から外部に配索可能な配索部160を形成する。
切欠対向部123Bは、ACCソケット91の中心軸線L1よりも車幅方向中心L0側に形成されており、中心軸線L1に対してインナーポケット77に近い。切欠対向部123Bに配置されたケーブル102を、インナーポケット77に向けて配索し易い。
また、切欠対向部123Bは、環状壁123の上下方向に延びる部分に形成されている。また、リッド141の切欠き部146B1、146C1は、リッド141が閉じた場合に、閉塞壁部146の上下方向に延びる部分に形成されている。よって、切欠対向部123B、切欠き部146B1、146C1は、環状壁123、閉塞壁部146の左右方向に延びる部分に形成される場合に比べて、水が落下した場合に、被水し難い位置に形成されている。
特に、切欠対向部123Bは、ACCソケット91の中心軸線L1よりも少なくとも一部が下方に形成される。また、切欠き部146B1、146C1も、リッド141が閉じた場合には、ACCソケット91の中心軸線L1よりも少なくとも一部が下方に位置する。
よって、切欠対向部123B、切欠き部146B1、146C1は、それぞれ、環状壁123、閉塞壁部146の上下方向に延びる部分でも、ACCソケット91の中心軸線L1よりも下方に形成されることで、切欠対向部123B、切欠き部146B1、146C1に水が移動し難くなっており、水が、切欠対向部123Bと切欠き部146B1、146C1との間からACCソケット91の中心軸線L1側、すなわち、ACCソケット91の径方向内周側に移動し難くなっている。
配索部160の切欠対向部123Bの左下には、前方に凹んだ形状の凹部124が形成されている。凹部124は、ヒンジ支持部76Aに形成されている。すなわち、凹部124の内面形状を形成する部分にヒンジ132Cが支持されており、凹部124に近接した位置でヒンジ132Cが支持されている。凹部124は、リッド141が閉塞された場合に凹部対向部149が対向して上下方向に連通する空間を形成する。凹部124および凹部対向部149で囲まれた下方の開口からケーブル102を外部に導出可能である。凹部124はACCソケット91に対して下方であり、ケーブル102を配索しやすくできる。また、ケーブル102の配索のためにリッド141とソケット配置部121との間にはクリアランスを取る必要があるが、凹部124が下方に設けられるのでクリアランスが目立たないようにすることができる。
リッド開口76の上縁および左右側縁に沿って外周部125が形成されている。外周部125は、上カバー部47Aのカバー外表面よりも内側に凹んでいる。外周部125には、リッド外面部142が嵌る。外周部125の下端には、ヒンジ支持部76Aが形成されている。外周部125の上部には、爪装着部76Bが形成されている。
図2〜図6に示すように、本実施の形態の鞍乗型車両1では、リッド141が開放された状態で、ACCソケット91にソケットプラグ101が脱着される。
ACCソケット91には、後上方から差し込むようにしてソケットプラグ101が装着可能である。ソケットプラグ101から後上方に向かって延出するケーブル102は、図6に示すように、重力方向下方に垂れるようにして切欠対向部123B上に配索可能であり、凹部124に沿って下方に向けて配索可能である。
この状態で、リッド141が閉じられると、押圧部123Aがシール部材148を押して変形させると共に、切欠対向部123Bがケーブル102をシール部材148とに押し込んで保持する。また、凹部124および凹部対向部149との間から、ケーブル102が外部に導出される。
凹部124および凹部対向部149から導出されたケーブル102は、例えば、左側のインナーポケット77に配索可能であり、インナーポケット77の電子機器104に給電可能となる。ACCソケット91をリッド141で覆いつつ、ケーブル102で接続した物品をリッド141の外で保持でき、利便性が向上している。
特に、ケーブル102が車体カバー16の外部に導出する凹部124は、リッド141の車幅方向中心L0側であり、ケーブル102で接続される物品をインナーポケット77に収容しやすくできる。
また、リッド141が閉じられた場合、リッド外面部142がリッド開口76の外周部125に嵌って、ACCソケット91がリッド141で覆われる。よって、ACCソケット91が被水することを抑制できる。
特に、環状壁123と閉塞壁部146との間にはシール部材148があり、配索部160においても環状壁123と閉塞壁部146との間に隙間が生じ難く、ACCソケット91の被水が防止され易くなっている。
以上説明したように、本発明を適用した本実施の形態によれば、鞍乗型車両は、車体カバー16のレッグシールド47と、レッグシールド47のリッド開口76に配置されたACCソケット91と、車体カバー16のレッグシールド47に当接してACCソケット91を覆うリッド141と、を有する鞍乗型車両において、リッド141と車体カバー16のレッグシールド47との間には、リッド141の外から延びてACCソケット91に接続されるケーブル102を配索する配索部160が形成される。したがって、ACCソケット91をリッド141で覆うことによりACCソケット91が被水することを抑制できて、ACCソケット91のコストを抑えることができる。また、ACCソケット91をリッド141で覆いつつ、ケーブル102をリッド141の外部に配索できる。
本実施の形態では、リッド141には、内周壁146Bと外周壁146Cと底壁146Aから構成された溝部147が形成され、溝部147には、シール部材148が配置され、配索部160は、内周壁146Bと外周壁146Cが切り欠かれて設けられる。したがって、ACCソケット91を覆うリッド141にシール部材148を配置することにより、リッド141内が被水することを抑制できる。また、配索部160においては、内周壁146B、外周壁146Cの切欠き部146B1、146C1によりシール部材148のシール強度を下げることができ、ケーブル102が受ける荷重を抑制できる。
また、本実施の形態では、車体カバー16のレッグシールド47のシール部材148が当接する部位には環状壁123が形成され、環状壁123とシール部材148との接触面積は、配索部160においては、配索部160以外の部位よりも大きくなる。したがって、配索部160において、ケーブル102にかかる荷重を低減させることができる。
また、本実施の形態では、配索部160が、ACCソケット91の中心軸線L1よりも下方に位置する。したがって、ACCソケット91に接続されたケーブル102を、重力で垂れる方向に、ケーブル102の自重で自然に配索することができる。
また、本実施の形態では、ACCソケット91およびリッド141が設けられる車体カバー16はレッグシールド47であり、レッグシールド47の車幅方向中心L0から一方側に設けられるキーセット65と、キーセット65と同じ一方側に設けられるACCソケット91と、を備える。したがって、レッグシールド47において、ACCソケット91のコストを抑えつつ、ケーブル102で接続した電子機器104をリッド141の外で保持でき、利便性が向上する。
また、本実施の形態では、レッグシールド47の車幅方向中心L0の左側(他方側)には、インナーポケット77が設けられ、配索部160はACCソケット91の中心軸線L1よりも車両の車幅方向中心L0に近い位置に設けられる。したがって、車幅方向中心L0を挟んで反対側に位置するインナーポケット77にケーブル102で接続される電子機器104を収容しやすくできる。
また、本実施の形態では、レッグシールド47には、配索部160よりも、ACCソケット91の外周側かつ下方に凹部124が設けられる。したがって、ケーブル102を配索しやすくできる。また、凹部124が下方に設けられるので、ケーブル102の配索のためにリッド141と車体カバー16側との間に取る必要のあるクリアランスが、目立たないようにすることができる。
また、本実施の形態では、リッド141はヒンジ143Cを備え、レッグシールド47は、ヒンジ143Cを回動可能に支持するヒンジ支持部76Aを備え、ヒンジ支持部76Aに凹部124が設けられる。したがって、リッド141を回動可能にしながら、ケーブル102を配索しやすくできる。
また、本実施の形態では、ACCソケット91は側面視で、車両後方に向けて上方に傾斜するように設けられる。したがって、ACCソケット91にケーブル102を接続しやすくできる。
また、本実施の形態では、リッド141は閉状態で車両後方に凸になる張出面142Eを有しており、ACCソケット91の開口下端92Bとリッド141との距離M2よりも、開口上端92Aとリッド141との距離M1が長くなるように張出面142Eが位置する。したがって、ACCソケット91に接続されたケーブル102が配索されるスペースを確保できるので、ケーブル102を配索し易くできる。また、車体カバー16がレッグシールド47である本実施の形態では、レッグシールド47の左側のインナーポケット77と外観上の統一感を出せる。
上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、レッグシールド47にACCソケット91やACCソケット91を覆うリッド141が配置された構成を説明したが、例えば、センターロアカバー49やリアサイドカバー50に、ACCソケット91やリッド141が配置されてもよく、任意の車体カバー16にACCソケット91やリッド141が配置してもよい。
上記実施の形態では、ソケットプラグ101とケーブル102が別体の構成を説明したがソケットプラグ101とケーブル102は一体の構成でもよい。
16 車体カバー
47 レッグシールド(車体カバー)
65 キーセット(メインスイッチユニット)
76 リッド開口(開口)
76A ヒンジ支持部(支持部)
77 インナーポケット(物品収容部)
91 ACCソケット(電源供給部)
92A 開口上端(差込口の上端)
92B 開口下端(差込口の下端)
102 ケーブル(電源供給線)
123 環状壁(凸状部)
124 凹部
141 リッド
142E 凸形状部
143C ヒンジ
146A 底壁
146B 内周壁(側壁)
146C 外周壁(側壁)
147 溝部
148 シール部材
160 配索部
L0 車幅方向中心(車幅中心)
L1 中心軸線(中心)
M1 距離
M2 距離

Claims (10)

  1. 車体カバー(16、47)と、前記車体カバー(16、47)の開口(76)に配置された電源供給部(91)と、前記車体カバー(16、47)に当接して前記電源供給部(91)を覆うリッド(141)と、を有する鞍乗型車両において、
    前記リッド(141)と前記車体カバー(16、47)との間には、前記リッド(141)の外から延びて前記電源供給部(91)に接続される電源供給線(102)を配索する配索部(160)が形成されることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記リッド(141)には、側壁(146B、146C)と底壁(146A)から構成された溝部(147)が形成され、
    前記溝部(147)には、シール部材(148)が配置され、
    前記配索部(160)は、前記側壁(146B、146C)が切り欠かれて設けられることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記車体カバー(16、47)の前記シール部材(148)が当接する部位には凸状部(123)が形成され、
    前記凸状部(123)と前記シール部材(148)との接触面積は、前記配索部(160)においては、前記配索部(160)以外の部位よりも大きくなることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記配索部(160)は少なくとも一部が、前記電源供給部(91)の中心(L1)よりも下方に位置することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記車体カバー(47)は、レッグシールド(47)であり、
    前記レッグシールド(47)の車幅中心(L0)から一方側に設けられるメインスイッチユニット(65)と、
    前記メインスイッチユニット(65)と同じ前記一方側に設けられる前記電源供給部(91)と、を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記レッグシールド(47)の車幅中心(L0)の他方側には、物品収容部(77)が設けられ、
    前記配索部(160)は前記電源供給部(91)の中心(L1)よりも車両の車幅方向中心(L0)に近い位置に設けられることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記レッグシールド(47)には、前記配索部(160)よりも、前記電源供給部(91)の外周側かつ下方に凹部(124)が設けられることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記リッド(141)はヒンジ(143C)を備え、
    前記レッグシールド(147)は、前記ヒンジ(143C)を回動可能に支持する支持部(76A)を備え、
    前記支持部(76A)に前記凹部(124)が設けられることを特徴とする請求項7に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記電源供給部(91)は側面視で、車両後方に向けて上方に傾斜するように設けられることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記リッド(141)は閉状態で車両後方に凸になる凸形状部(142E)を有しており、前記電源供給部(91)の差込口の下端(92B)と前記リッド(141)との距離(M2)よりも、差込口の上端(92A)と前記リッド(141)との距離(M1)が長くなるように前記凸形状部(142E)が位置することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
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