JP2011110769A - 画像記録装置及び画像記録装置の制御方法 - Google Patents

画像記録装置及び画像記録装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】終了処理を行うときにおいて、ジャム状態にある記録媒体が除去されていなくても、記録ヘッドから搬送経路にインクが垂れたときに搬送経路が汚れてしまうのを防止することができる画像記録装置、画像記録装置の制御方法の提供することを課題とする。
【解決手段】ジャムが発生すると、ジャム位置検出部23が画像記録装置1内に滞留している記録媒体30の位置を検出する。回復機構制御部21は、この滞留している記録媒体30の位置に基づいて回復機構11を移動するか否かを判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記録媒体にインクを用いて画像を記録する画像記録装置に関し、特に、画像記録装置の電源遮断時における回復機構の制御方法に関する。
プリンタ、コピー機、FAX等の画像記録装置の記録形式の一つとして、インクジェット方式がある。インクジェット方式の画像記録装置では、記録ヘッドに設けられた複数のノズルから紙やフィルム等の記録媒体にインクを吐出して画像記録を行う。
このようなインクジェット方式の画像記録装置においては、画像記録を実行していないときには、ノズルに紙粉やゴミが付着したり、ノズル面が乾燥することを防止するために、記録ヘッドのノズル面に対してキャッピングを行う必要がある。また画像記録を実行していないときには、ノズルからインクが垂れて搬送経路を汚すことを防止するために、インク受け部材をノズルに対向する位置に移動させておくことも必要となる。よって、インクジェット方式の画像記録装置では、画像記録を停止している電源遮断状態や省電力モードではこれらの処理を行う。
一方画像記録装置では、記録媒体の給送、搬送、及び排出という動作を繰り返し行うが、これら動作において、記録媒体が搬送経路上に詰まる、いわゆるジャムが発生することがある。ジャムが発生したときには、ユーザはジャムを起こした記録媒体を取り除き、画像記録を再開させる必要があるが、ジャム状態のまま省電力モードへの移行や電源遮断を実行してしまうことがあり得る。
主電源の投入時に用紙ジャムを起こしているプリンタの初期化処理をおこなう技術に関しては、例えば特許文献1にプリンタの初期化方法が開示されている。
この特許文献1のプリンタでは、ペーパーパス上の用紙を検知する紙検知センサと、キャリッジがホームポジションに位置するか否かを検知するホームセンサの情報を利用して、初期化処理の前に用紙排紙処理を実行する。これにより、ペーパーパス上にジャム用紙がある状態で初期化処理を実行した際に、ジャム用紙とキャリッジとの接触によるキャリッジエラーが発生することを防止している。
特開2000−141814号公報
特許文献1には、ペーパーパス上にジャム用紙がある状態で初期化処理を実行する際の回避方法については開示されているが、ジャム状態で電源遮断する際の終了処理については開示されていない。
例えば、インクジェットプリンタでは記録ヘッドのヘッドノズル面が乾くことを防止するためにキャッピングを行う終了処理動作を行う必要がある。またこの終了処理動作では、ペーパーパス上にインクが垂れ、ペーパーパスを汚してしまうことを防止するためにインク受け部材を記録ヘッド下に移動させる。
ジャム状態を考慮せずにこの終了処理動作を実行すると、ジャム状態にある記録媒体とインク受け部材とが接触したり、ジャム用紙がぐしゃぐしゃとなりジャム用紙の取り除きが困難になる虞がある。またジャム状態にある記録媒体とヘッドノズルの接触により、ヘッドノズルを破損する場合もある。
そこで本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、電源遮断時やモード変更時等の終了処理を行うときにおいて、ジャム状態にある記録媒体が除去されていなくても、記録ヘッドから搬送経路にインクが垂れたときに搬送経路が汚れてしまうのを防止することができる画像記録装置、画像記録装置の制御方法の提供を目的とする。
本画像記録装置は、給送機構から給送された記録媒体を搬送ベルトで搬送する途上でインクを吐出して画像記録を行う画像記録において、前記記録媒体にインクを吐出するノズルを備える記録ヘッドと、退避位置と、前記記録ヘッドと対向する位置である回復処理位置とを移動可能な回復機構と、前記記録媒体のジャムが発生したとき、滞留している記録媒体の位置を検出するジャム位置検出部と、前記記録媒体にジャムが発生した状態で、前記回復機構を動作させる要求を受けたとき、前記滞留している記録媒体の位置に基づいて、前記回復機構を前記退避位置から前記回復処理位置への移動を行うか否かの判定を行う回復機構制御部と、を備えることを特徴とする。
本画像記録の制御方法は、給送機構から給送された記録媒体を搬送ベルトで搬送する途上でインクを吐出して画像記録を行う画像記録の制御方法であって、前記記録媒体のジャムが発生したとき、滞留している記録媒体の位置を検出し、前記記録媒体にジャムが発生した状態で、退避位置と、前記記録媒体にインクを吐出するノズルを備える記録ヘッドと対向する位置である回復処理位置とを移動可能な回復機構を動作させる要求を受けたとき、前記滞留している記録媒体の位置に基づいて、前記回復機構を前記退避位置から前記回復処理位置への移動を行うか否かの判定を行う、ことを特徴とする。
本発明によれば、ジャムが発生した状態で、回復機構を動作させる要求を受けたとき、記録媒体の滞留状態に応じて回復機構の移動を行うか否かの判定を行う。これにより回復機構を稼働させたために、滞留している記録媒体で、画像記録装置を傷つけるのを防止することが出来る。また、回復機構を移動可能と判定して回復機構を回復処理位置に移動することにより記録ヘッドから搬送経路にインクが垂れたときに搬送経路が汚れてしまうのを防止することが出来る。
本実施形態に係る画像記録装置の概念的な構成を示す図である。 本実施形態の画像記録装置における給送部、搬送機構、回復機構、画像記録部及び回収部の配置例を示す図である。 本実施形態の画像記録装置における搬送機構、回復機構、及び画像記録部の配置例を示す図(その1)である。 本実施形態の画像記録装置における搬送機構、回復機構、及び画像記録部の配置例を示す図(その2)である。 本実施形態の画像記録装置が待機モードに移行したとき、低消費電力モードに移行したとき、若しくは電源遮断要求を受けたときに、制御部20が行う制御処理内容を示すフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、本実施形態の画像記録装置をフルライン型のカラーの画像記録装置として構成した場合を例として説明する。フルライン型のカラーの画像記録装置では、記録媒体が搬送される搬送方向(副走査方向)に対して直交する方向(主走査方向)に、インク吐出のための複数のノズルを形成した記録ヘッドが、副走査方向に離間して、インク色毎に配設されている。このような画像記録装置では、画像記録を行う記録媒体を記録ヘッドにおける複数のヘッドノズルに対向配置させ、ヘッドノズルから各色のインクを記録媒体へ吐出することで、文字や画像を記録している。
なお本実施形態の画像記録装置は、フルライン型のカラーの画像記録装置に限定されるものではなく、画像を記録するためのインクを吐出するノズルを備える構成であれば、他の記録方式によるものでも良い。また複数色のインクを吐出して記録するものに限定されるものでなく、単色のインクを吐出して画像を記録するものであっても良い。
なお、以下の説明においては、記録媒体の搬送方向を副走査方向とし、この搬送方向と直交する方向を主走査方向と定義する。
まず、本実施形態における画像記録装置の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像記録装置の概念的な構成を示している。また図2は、本実施形態の画像記録装置における給送部、搬送機構、回復機構、画像記録部及び回収部の配置例を示している。
本実施形態の画像記録装置1は、記録媒体30が搬送経路を搬送される過程で、複数のノズルを有する記録ヘッド17から記録媒体30へインクを吐出して記録処理を行う。
本実施形態の画像記録装置1は、制御部20、給送部2、搬送機構3、昇降機構6、回復機構11、画像記録部15、及び回収部19を備えている。
ここで、制御部20は、画像記録装置1全体の制御を行う。給送部2は、記録媒体30を給送して搬送機構3に搬送する。搬送機構3は、給送部2から受け渡された記録媒体を搬送する。画像記録部15は、搬送機構3によって搬送されてくる記録媒体に画像を記録する。回収部19は、画像記録が行われた記録媒体を排出格納する。また、昇降機構6は、画像記録時に搬送機構3を上限位置(記録位置)に移動させると共に、回復処理時には、搬送機構3上の積載された回復機構11を回復処理位置に移動させる。
次に、画像記録装置1の各構成要素を更に説明する。
制御部20は、制御機能及び演算機能を有しているMPU(Micro Processor Unit:演算処理装置)からなる図示しない処理回路、及び記憶部22を有している。この記憶部22は、制御プログラムや画像記録装置の制御に関する設定値等を保存している不揮発性メモリ領域と画像記録情報を一時的に記憶しておく例えばRAM(Random Access Memory)を備える。制御部20は、MPUが制御プログラムを不揮発性メモリ領域から読み出して実行することにより、画像記録装置1の各構成要素の制御を行う。このとき、制御部20は、回復機構制御部21やジャム位置検出部23としても機能する。
なお、MPUに制御プログラムを実行させることで制御部20を回復機構制御部21やジャム位置検出部23として機能させる代わりに、MPUによって制御される信号処理回路(ハードウェア)として回復機構制御部21やジャム位置検出部23を構成して制御部20に備えるようにしてもよい。
給送部2は、シート状の記録媒体30を収容する給送トレイ2a、給送トレイ2aに収容された最上面の記録媒体30に当接して1枚ずつ取り出し、搬送機構3側に受け渡す給送駆動部2b、及び給送された記録媒体30を検知する給送媒体検出部2cを備える構成となっている。
給送トレイ2aは、いわゆる給送カセット等で構成される。給送駆動部2bは、例えば給送ローラで構成される。給送媒体検出部2cは、例えば光学式の透過センサ、光学式の反射型センサ、又は静電容量型センサ等のいずれかを備えており、記録媒体30の副走査方向における、例えば記録媒体30の先端を検出する。
搬送機構3は、図2に示すように、搬送面が複数の記録ヘッド17のインク吐出口に対向して設けられる。搬送機構3のフレーム内には、副走査方向に離間して駆動ローラ31及び従動ローラ32、及び駆動ローラ31を回転させる搬送駆動部4が配置されており、これらのローラに無端の搬送ベルト33が回転可能に架設されて構成されている。また、搬送機構3のフレーム内には、搬送情報生成部5、及び図示しない少なくとも1つの吸引ファンが設けられている。
搬送情報生成部5は、記録ヘッド17よりも搬送方向上流で従動ローラ32の同軸に設けられている。搬送情報生成部5は、例えばエンコーダ等を備えて構成されており、搬送ベルト33の移動状態を検出して搬送タイミング等の搬送情報として、エンコーダパルス信号を生成する。図示しない吸引ファンは、負圧を発生させて搬送ベルト33上に記録媒体30を吸着させる。
昇降機構6は、図2に示すように、搬送機構3を上下方向に移動させる。昇降機構6は、巻き取りローラ34、昇降駆動部9、昇降従動ローラ35、索条36、下限位置検知部7、及び上限位置検知部8を備えている。巻き取りローラ34は、搬送機構3を上にあげるときに索条36を巻き取るものである。昇降駆動部9は巻き取りローラ34を駆動するものである。昇降従動ローラ35は、搬送機構3の四隅に配置され、索条36によって搬送機構3を懸架する。索条36は、一方の端部を巻き取りローラ34、他方の索条端部36aを図示しない画像記録装置のフレームに接続されており、例えばワイヤで構成される。下限位置検知部7は、搬送機構3が下限位置に到達したことを検知するものである。上限位置検知部8は、搬送機構3が上限位置(記録位置)に到達したことを検知するものである。下限位置検知部7及び上限位置検知部8は、例えば光学式の透過センサ、光学式の反射型センサ等により構成され、検出情報を制御部20へ通知する。
回復機構11は、図2、図3及び図4に示すように、退避位置(図2、及び図3(a))と、搬送機構3上に移動中(図3(b))と、搬送機構3上に移動した状態(図4(a))と、回復処理位置(図4(b))とに移動可能である。
回復機構11は、回復機構駆動部12、回復機構駆動軸41、回復機構ガイド42、回復機構アーム43、インク受け軸44、インク受け45、及び廃液チューブ46を備えている。
回復機構駆動部12は、後述するようにインク受け45を退避位置から回復処理位置に移動させるものである。回復機構駆動軸41は、回復機構駆動部12と回復機構ガイド42を繋ぐものである。回復機構ガイド42は、回復機構アーム43を覆うもので、回復機構駆動軸41によって回転するように接続されている。回復機構アーム43は、回復機構ガイド42と2重構造になっており伸縮可能な構成となっている。インク受け45は、回復処理時に記録ヘッド17から吐出されたインクを受けるものである。インク受け軸44は、回復機構アーム43とインク受け45とを繋ぐものである。インク受け45は、例えば樹脂で形成され、内部にインクを貯めることができる。また、インク受け45は、内部に図示しないワイプ部材があり、ワイプ部材は主走査方向に移動することで、記録ヘッド17に付着したインクを拭き取る。廃液チューブ46は、インク受け45に貯まったインクを図示しない廃液タンクに流すものである。
画像記録部15は、記録ヘッド17及び記録ヘッド駆動部16を備えている。
記録ヘッド17は、インクを吐出する複数のノズルが直線的に且つ、設計に基づく最大記録媒体幅を越える長さに配列され、駆動信号により当該ノズルを個々に吐出制御可能なものである。記録ヘッド駆動部16は、制御部20から出力される、記録データに基づいた制御信号により、記録ヘッド17の各ノズルを個々に駆動する駆動信号を記録ヘッド17に出力する。
入力表示部18は、ユーザが各種設定や回復動作の起動要求を指示したり、ユーザに記録処理中やエラー等を報知したりするものであり、いわゆる操作パネル等で構成される。
回収部19は、収納トレイ19a、排出駆動部19b、及び排出媒体検出部19cにより構成される。
収納トレイ19aは、排出された記録媒体30を収容するものであり、いわゆる回収トレイ等で構成される。排出駆動部19bは、搬送機構3により搬送された記録媒体30を排出するものであり、例えば排出ローラで構成される。排出媒体検出部19cは、例えば光学式の透過センサ、光学式の反射型センサ、又は静電容量型センサ等で構成され、記録媒体30の副走査方向における、排出された記録媒体30の後端を検出する。また必要であれば、排出媒体検出部19cは、記録媒体30の先端も検出するよう構成しても良い。
制御部20は、給送部2、搬送機構3、昇降機構6、回復機構11、画像記録部15、及び回収部19をそれぞれ制御して、記録媒体30への画像記録処理を行わせる。また、制御部20は、回復機構制御部21、記憶部22、及びジャム位置検出部23を少なくとも備えている。
回復機構制御部21は、回復機構11を搬送機構3上への移動と退避位置への移動を制御するものである。本実施形態においては、制御部20の不揮発性メモリから制御部20のMPUに所定の制御プログラムを読み出させて実行させることにより、制御部20が回復機構制御部21として機能する。
記憶部22は、制御プログラムや画像記録装置の制御に関する設定値等を保存している不揮発性メモリ領域と画像記録情報を一時的に記憶しておく例えばRAMとして機能する。
ジャム位置検出部23は、画像記録を行うために搬送される記録媒体30が、途中でジャム状態になった場合、このジャムの発生を検出すると共に画像記録装置1内に滞留している記録媒体30の位置を制御部20に通知するものである。
上位装置24は、本実施形態に係る画像記録装置1の外部機器として、例えばLAN(Local Area Network)等を介して接続される。この上位装置24は、本実施形態に係る画像記録装置1に記録処理を行わせるユーザによって操作されるコンピュータに相当し、本実施形態に係る画像記録装置1に対し、記録処理に関する情報としてジョブ情報を通知する。
このジョブ情報には、記録媒体30に対し記録処理を行う際の記録データ、記録媒体30のサイズを示す情報、記録媒体30に対し記録処理を行う際の主走査方向、及び副走査方向における余白値の指定情報、及び記録処理を行う記録媒体30の枚数の指定情報が含まれる。画像記録装置1の制御部20は、上位装置24から通知されたジョブ情報を受け取ると、このジョブ情報を画像記録情報として記憶部22に記憶させておく。
次に、画像記録装置1による記録媒体30への画像記録処理について詳細に説明する。
上位装置24よりジョブ情報が通知されると、制御部20は、搬送機構3が上限位置(記録位置)になければ、昇降機構6の昇降駆動部9に対し搬送機構3を上昇させるように指示する。
昇降駆動部9が駆動すると、巻き取りローラ34によりワイヤ36を巻回する。搬送機構3は、ワイヤ36が巻回されることにより上昇し、搬送機構3が上限位置まで上昇すると、上限位置検出部8は、搬送機構3を検出したことを制御部20に通知する。そして、制御部20は、昇降駆動部9を停止させる。
次に制御部20が、搬送機構3の搬送駆動部4を制御して駆動ローラ31を回転させると、搬送ベルト33が駆動を始める。
そして次に制御部20は、給送部2を制御して、給送トレイ2aから記録媒体30を1枚ずつ給送駆動部2bにピックアップさせて搬送機構3側へ受け渡す。
その後、記録媒体30の先端部が、給送部2の下流側にある給送媒体検出部2cにて検出されてエッジ信号が出力される。このエッジ信号を制御部20が受信すると、制御部20は、このエッジ信号を記録処理タイミングを生成するためのトリガ信号として利用して制御処理を進める。
記録媒体30は、搬送機構3の搬送ベルト33に吸着されて搬送されてゆき、この搬送に応じて、搬送情報生成部5からエンコーダパルス信号が制御部20に出力される。
このエンコーダパルス信号は、記録媒体30の搬送情報となると同時に、記録ヘッド17により画像記録される際の同期信号としても用いられる。制御部20は、ノズルからのインクの吐出を開始するタイミングをエンコーダパルス信号のパルス数として予め記憶部22に記憶している。制御部20は、このパルス数が、搬送情報生成部5により生成されたエンコーダパルス信号のパルス数と一致したタイミングで画像記録部15を制御して、搬送ベルト33上に吸着されている記録媒体30へ、記録ヘッド17のノズルよりインクを吐出させる。
制御部20は、記憶部22に記憶された画像記録情報に基づいて、画像記録処理を行う際の1ライン毎の記録データを記録ヘッド駆動部16へ出力する。この記録データに基づいて記録ヘッド駆動部16は記録ヘッド17を制御して、記録媒体30に記録処理を行う。
このようにして画像記録処理がされた後の記録媒体30は、搬送機構3の下流側に設けられた回収部19へ受け渡される。そして記録媒体30は、排出駆動部19bに挟持されて下流側に搬送される。その後、記録媒体30の後端部が排出媒体検出部19cによりエッジ検出された上で、収納トレイ19aに収納される。
次に、画像記録装置1が画像記録処理中に、記録媒体30がジャムを起こした際の動作について説明する。
上述した画像記録処理において、制御部20は、記録媒体30の先端が給送媒体検出部2cによって検出されてから、搬送情報生成部5のパルス数が所定の数だけカウントする。この間に排出媒体検出部19cによって記録媒体30の先端が検出されないときは、制御部20は、搬送途中の記録媒体30が搬送ベルト33上のどこかでジャムを起こしていると判断する。
記録媒体30がジャムを起こしたと判断した制御部20は、搬送機構3の搬送駆動部4及び回収部19の排出駆動部19bに対して停止を指示すると共に、後続の記録媒体30があるときには、給送部2の給送駆動部2bに停止を指示する。
この時点では、ジャム状態にある記録媒体30、例えば搬送ベルト33上に滞留した記録媒体30は、搬送ベルト33と記録ヘッド17の間に挟まった状態であり、このままでは取り除くことができない。
したがって制御部20は、昇降機構6の昇降駆動部9に対し搬送機構3を降下させるように指示する。この指示によって昇降駆動部9が駆動すると、巻き取りローラ34が回転してワイヤ36を伸ばす。ワイヤ36が伸ばされることにより搬送機構3は降下し、搬送機構3が下限位置まで降下すると、下限位置検出部7は搬送機構3を検出したことを制御部20に通知する。この通知を受けて制御部20は、昇降駆動部9を停止させる。
そして次に制御部20は、表示部18にジャムが発生したことを表示し、ユーザに画像記録装置内に滞留している記録媒体30の除去を促す。
なお、ここではジャムを起こした記録媒体30が搬送ベルト33上に滞留したときについて説明したが、以下に例示する給送部2、及び回収部19において発生したジャムについても、同様に動作することにより処理できる。
例えば、給送部2の給送駆動部2bを駆動して記録媒体30を給送したが、給送媒体検出部2cが記録媒体30の後端を検出しない、すなわち給送媒体検出部2cが記録媒体30を検出した状態が所定時間経過した場合、または搬送情報生成部5のパルス数が所定の数だけカウントした場合について考える。この場合、記録媒体30の後端は給送トレイ2a側にあるが、記録媒体30の先端は搬送ベルト33上にある可能性があるので、搬送機構3が下限位置まで降下すると記録媒体30を取り除きやすくなる。
また例えば、記録媒体30が搬送ベルト33上で記録ヘッド17により記録された後、回収部19へ搬送されたが、回収部19の排出媒体検出部19cが記録媒体30の後端を検出しない、すなわち排出媒体検出部19cが記録媒体30を検出した状態が所定時間経過した場合、または搬送情報生成部5のパルス数が所定の数だけカウントした場合を考える。この場合、記録媒体30の先端は、収納トレイ19a側にある、または収納トレイ19a側から見えているが、記録媒体30の後端は搬送ベルト33上にある可能性があるので、搬送機構3が下限位置まで降下すると記録媒体30を取り除きやすくなる。
なお、以下に例示する給送部2におけるジャムについては、搬送機構3を下限位置に降下させなくてもよい。
例えば、給送部2の給送駆動部2bを駆動して記録媒体30を給送したが、給送媒体検出部2cで記録媒体30の先端を検出しなかった際には、記録媒体30は給送媒体検出部2cから上流側にある。よってこの場合は、搬送機構3が下限位置になくても記録媒体30を取り除くことができる。
なお上述したジャムの説明では、1枚の記録媒体に画像記録を行っているときにジャムが発生した場合を例として説明しているが、実際は複数枚の画像記録を実行していることもある。そのようなときには、ジャムが発生した位置の前後にある記録媒体30も画像記録装置内に滞留してしまう可能性がある。そのため制御部20は、ジャム発生時には、画像記録装置内に滞留しているすべての記録媒体30の位置についても検出を行う。
次に、画像記録装置1における記録ヘッド17の回復処理について回復機構の動作と合わせて説明する。
入力表示部18より回復処理を指示されると、制御部20は、搬送機構3が下限位置以外にあるときには昇降機構6の昇降駆動部9に対し搬送機構3を降下させるように指示する。昇降駆動部9が駆動すると、巻き取りローラ34が回転してワイヤ36を伸ばす。これにより搬送機構3は降下してゆき、下限位置まで降下すると、下限位置検出部7が搬送機構3を検出したことを制御部20に通知する。そしてこれを受けて制御部20は、昇降駆動部9を停止する。
次に制御部20は、回復機構制御部21に対して回復機構11を搬送機構3上に移動させるように指示し、これを受けて回復機構制御部21は、回復機構11の回復機構制御部12を駆動する。
図3及び図4は、本実施形態の画像記録装置1における搬送機構、回復機構、及び画像記録部の配置例を示している。
図3(a)は、回復機構11が退避位置にある状態を示している。この状態から回復機構制御部21が、回復機構駆動部12を駆動すると、回復機構駆動軸41を中心として回復機構ガイド42、及び回復機構アーム43が回動する。これにより、インク受け45が、搬送機構3上に斜めに乗りかかる。この状態を示したのが図3(b)である。
この図3(b)の状態から、さらに回復機構駆動部12を駆動すると、インク受け45は、搬送機構3上に積載された状態となる。この状態を示したのが図4(a)である。
この図4(a)の状態になると、制御部20は、昇降機構6の昇降駆動部9に対し搬送機構3を上昇させるように指示する。
昇降駆動部9が駆動すると、巻き取りローラ34によりワイヤ36を巻回し、これにより搬送機構3、及び搬送機構3上の回復機構11は上昇する。そして回復機構11のインク受け45が画像記録部15に当てついたら、制御部20は昇降駆動部9を停止させる。このとき回復機構11は回復動作位置であり、回復機構11が記録ヘッド17を被う状態となる。また回復機構アーム43は、回復機構ガイド42から伸張した状態となる。さらに、全ての色の記録ヘッド17がインク受け45に覆われた状態となる。この状態を示したのが図4(b)である。
この図4(b)の状態になると制御部20は、記録ヘッド駆動部16にインク吐出を指示し、記録ヘッド駆動部16は、記録ヘッド17からインクを吐出させる。このとき吐出したインクはインク受け45に貯まるが、記録ヘッド17の表面には吐出したインクの一部が付着している。よって制御部20は、インク受け45内の図示しないワイプ部材を主走査方向に移動させることで、記録ヘッド17表面のインクを拭き取る。そして拭き取られたインクは、インク受け45に貯まる。
上記処理が完了すると制御部20は、昇降機構6の昇降駆動部9に対し搬送機構3を降下させるように指示する。これにより昇降駆動部9が駆動すると、巻き取りローラ34が回転しワイヤ36が伸ばされる。搬送機構3、及び搬送機構3上の回復機構11は、ワイヤ36が伸ばされることにより降下し、搬送機構3が下限位置まで降下すると、下限位置検出部7は、搬送機構3を検出したことを制御部20に通知する。これを受けて制御部20は、昇降駆動部9を停止させる。このとき回復機構11の回復機構アーム43は、回復機構ガイド42に収納され、図4(a)に示した状態となる。
次に制御部20は、回復機構11を搬送機構3上から退避位置に移動させるように回復機構制御部21に指示する。これを受けて回復機構制御部21は、回復機構11の回復機構駆動部12を駆動すると、回復機構駆動軸41を中心として回復機構ガイド42、及び回復機構アーム43が回動する。これにより、インク受け45が、退避位置方向へ移動し、搬送機構3上に斜めに乗りかかった図3(b)に示した状態となる。
さらに回復機構駆動部12を駆動すると、インク受け45は搬送機構3から退避位置へ移動し、図3(a)に示した状態となる。このとき、インク受け45に貯まったインクは、廃液チューブ46を通じて図示しない廃液タンクへと流れる。
以上のように回復機構11が回復動作位置に移動することにより、記録ヘッド17の回復処理が行われる。
次に、画像記録装置1の待機モード移行時、低消費電力モード移行時、及び電源遮断時の動作について説明する。なおここでの搬送機構3、及び回復機構11の動作内容は、上述した回復処理での動作と同一であるため、詳細は省略する。
なお、待機モードとは、記録処理等が所定時間実行されないときに記録ヘッドを保護するための動作モードである。画像記録装置1が待機モードにあるときは、上位装置24から制御部20に対して画像記録が要求された際にはすぐに画像記録が開始できるように、インクの温度調整等、通常の画像記録動作待ちと同じ状態となっている。
また低消費電力モードとは、上位装置24から制御部20に対して画像記録が要求は受け付けられるが、他の機能は停止させ極力電力消費しないようにしている動作モードである。
待機モードや低消費電力モードに移行した場合、あるいは入力表示部18からユーザによって電源遮断を指示されると、まず制御部20は、搬送機構3が下限位置以外にあるときには下限位置に移動させる。
そして次に制御部20は、回復機構制御部21に対して回復機構11を搬送機構3上に移動させるように指示する。これを受けて回復機構制御部21は、回復機構駆動部12を駆動し、図4(a)に示すようにインク受け45を搬送機構3上に積載された状態にする。
その後制御部20は、搬送機構3を上昇させ、図4(b)に示すような全ての色の記録ヘッド17がインク受け45に覆われた状態になるようにする。
これにより、記録ヘッド17のヘッドノズル面が乾くことを防止することができ、さらに何らかの理由で記録ヘッド17のヘッドノズルからインクが垂れてしまっても、搬送ベルト33を汚してしまうことを防止することができる。
次に記録媒体30のジャムが発生した際の、待機モード移行時、低消費電力モード移行時、及び電源遮断時の画像記録装置1の動作について説明する。
前述したように、ジャムが発生する場所は、給送部2、搬送機構3、及び回収部19に分けることができ、記録媒体30が滞留している位置は、そのうちの1箇所、または複数箇所である。例えば搬送機構3上でジャムが発生すると、搬送機構3上にジャムを起こした記録媒体30が滞留している。その状態で、前述した待機モードへの移行、低消費電力モードへの移行、若しくは電源遮断の動作を実行すると、回復機構11のインク受け45が搬送機構3の上に積載する際に、ジャムを起こした記録媒体30を給送部2側に押し戻すことになる。
ジャムを起こした記録媒体30の状態にもよるが、このインク受け45の移動により、ジャムを起こした記録媒体30が、記録ヘッド17に接触して記録ヘッド17のヘッドノズル面を傷つける、給送部2の給送媒体検出部2cに接触して給送媒体検出部2cを破損する、または、給送駆動部2bに挟まって取り除くことが困難になる等の障害が生じる可能性がある。そしてこれらが生じると、次回の記録処理に影響がでてしまう。
そこで制御部20は、ジャムが発生している状態で待機モードへの移行、低消費電力モードへの移行、若しくは電源遮断が要求されたときには、記録媒体30が滞留している場所に応じて、回復機構11の動作を実行するか否かを判断する。
例えば滞留している記録媒体30のうち1枚でも搬送ベルト33上、または回復機構11のインク受け45に接触する位置にあれば、回復機構11の動作は実行しない。
また例えば記録媒体30が、給送媒体検出部2cより上流側のみに滞留しているのであれば、回復機構11の動作は実行する。
なお、回復機構11の動作ができないエラー、例えばすでに回復機構駆動部12が動作不可となるエラーが発生している場合等や、搬送機構3が下限位置に移動できない状態であるときには、回復機構11の動作は実行しないことは言うまでもない。
以上のように、ジャム状態となって滞留している記録媒体30の位置に応じて、回復機構11の動作可否を判断することで、滞留している記録媒体30とインク受け45の接触による画像記録装置1の故障を防ぐことができる。また、なるべくインク受け45を記録ヘッドと対向する位置に移動させ、記録ヘッド17のヘッドノズル面が乾くことを防止することもできる。さらには、何らかの理由で記録ヘッド17のヘッドノズルからインクが垂れてしまっても、搬送ベルト33を汚してしまうことを防止することもできる。
次に本実施形態の画像記録装置1が、待機モードに移行したとき、低消費電力モードに移行したとき、若しくは電源遮断要求を受けたときの動作処理の詳細を図5を参照しながら説明する。
図5は、本実施形態の画像記録装置1が待機モードに移行したとき、低消費電力モード移行したとき、若しくは電源遮断要求を受けたときに、制御部20が行う制御処理内容を示すフローチャートである。
図5に示した処理は、記憶部22の不揮発性メモリ領域に予め格納しておいた制御プログラムをMPUが読み出して実行することにより実現されるものである。制御部20は、この制御プログラムをMPUが実行することで、回復機構制御部21及びジャム位置検出部23として機能する。
制御部20は、例えば、入力表示部18から電源遮断要求を受け取り、昇降機構3が下限位置にないときには昇降機構3の下限位置移動処理を実行した後、回復機構11を退避位置に移動させるときに、この図5の制御処理を開始する。
待機モードに移行したとき、低消費電力モードに移行したとき、若しくは電源遮断要求を受けたとき、まず制御部20は、ステップS1において、回復機構11の動作を阻害する位置に滞留している記録媒体30があるか否かを判定する処理を行う。
ここで、制御部20は、回復機構11の動作を阻害する位置に滞留している記録媒体30があると判定したとき(ステップS1、YES)には、回復機構11の動作を実行せず、ステップS5として入力表示部18によって表示や音声でユーザに報知を行なった後、本処理を終了する。
一方ステップS1において、回復機構11の動作を阻害する位置に滞留している記録媒体30がないと判定したとき(ステップS1、NO)には、制御部20は、ステップS2において、回復機構11の回復機構駆動部12を駆動する。
そして制御部20は、ステップS3において、回復機構11のインク受け45が回動して搬送機構3上に積載されて、図4(a)に示した状態になるまで待つ(ステップS3、NO)。そして回復機構11のインク受け45が搬送機構3上に積載されたと判定したとき(ステップS3、YES)、制御部20は、ステップ4において、回復機構11の回復機構駆動部12の動作を停止し、処理を終了する。
このように、本実施形態の画像記録装置1では、待機モードに移行したとき、低消費電力モードに移行したとき、若しくは電源遮断要求を受けたとき、回復機構11を動作させる前に、回復機構11の動作を阻害する位置に記録媒体30が滞留していないかをチェックする。そしてもし回復機構11の動作を阻害する位置に記録媒体30が滞留していた場合には、回復機構11を移動せずにユーザに報知を行なった後に処理を終了する。これにより、ジャム状態にある記録媒体が除去されていなくても、回復機構11のインク受け45を移動した際に、滞留している記録媒体30で画像記録装置1の各所を傷つける等の障害が発生することを防ぐことができる。
また回復機構11を動作可能と判断したときには、インク受け45を記録ヘッドと対向する位置に移動し、記録ヘッドから搬送経路にインクが垂れたときに搬送経路が汚れてしまうのを防止することができる。
なお、本発明は、実施形態の各々に開示されている複数の構成要素の適宜組み合わせることで種々の実施形態を形成できる。例えば、実施形態に示される全体構成から幾つかの構成要素を削除してもよいし、更に異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、本発明の実施形態は、実施形態に限定されるものではなく、実施の段階では、その要否を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
1 画像記録装置
2 給送部
2a 給送トレイ
2b 給送駆動部
2c 給送媒体検出部
3 搬送機構
4 搬送駆動部
5 搬送情報生成部
6 昇降機構
7 下限位置検出部
8 上限位置検出部
9 昇降駆動部
11 回復機構
12 回復機構駆動部
15 画像記録部
16 記録ヘッド駆動部
17 記録ヘッド
18 入力表示部
19 回収部
19a 収納トレイ
19b 排出駆動部
19c 排出媒体検出部
20 制御部
21 回復機構制御部
22 記憶部
23 ジャム位置検出部
24 上位装置
30 記録媒体
31 駆動ローラ
32 従動ローラ
33 搬送ベルト
34 巻き取りローラ
35 昇降従動ローラ
36 索条
36a 索条端部
41 回復機構駆動軸
42 回復機構ガイド
43 回復機構アーム
44 インク受け軸
45 インク受け
46 廃液チューブ

Claims (13)

  1. 給送機構から給送された記録媒体を搬送ベルトで搬送する途上でインクを吐出して画像記録を行う画像記録において、
    前記記録媒体にインクを吐出するノズルを備える記録ヘッドと、
    退避位置と、前記記録ヘッドと対向する位置である回復処理位置とを移動可能な回復機構と、
    前記記録媒体のジャムが発生したとき、滞留している記録媒体の位置を検出するジャム位置検出部と、
    前記記録媒体にジャムが発生した状態で、前記回復機構を動作させる要求を受けたとき、前記滞留している記録媒体の位置に基づいて、前記回復機構を前記退避位置から前記回復処理位置への移動を行うか否かの判定を行う回復機構制御部と、
    を備えることを特徴とする画像記録装置。
  2. 演算処理部、及び制御プログラムを予め記憶している記憶部を少なくとも備える制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記演算処理部に前記制御プログラムを実行させることにより前記ジャム位置検出部及び前記回復機構制御部として機能する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記回復機構を動作させる要求は、前記画像記録装置の待機モード若しくは低消費電力モードへの移行、若しくは前記画像記録装置の電源遮断の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 前記回復機構は、前記回復処理位置にあるとき、前記ノズルからのインクを受ける位置にあることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  5. 前記回復機構は、前記記録ヘッドに付着したインクを拭き取るワイプ部を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  6. 前記回復機構が前記回復処理位置に移動したとき、前記ワイプ部は前記記録ヘッドのインクを拭き取ることを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
  7. 前記回復機構制御部は、前記滞留している記録媒体の位置が、前記回復機構が前記回復処理位置に移動する際に接触する位置にあるとき、前記回復機構を前記退避位置から前記回復処理位置への移動を行わないと判定することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  8. 前記回復機構制御部は、前記滞留している記録媒体の位置が、前記搬送ベルト上であるとき、前記回復機構を前記退避位置から前記回復処理位置への移動を行わないと判定することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  9. 前記回復機構制御部は、前記滞留している記録媒体が、前記給送機構より上流で滞留しているとき、前記回復機構を前記退避位置から前記回復処理位置への移動を行うと判定することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  10. 給送機構から給送された記録媒体を搬送ベルトで搬送する途上でインクを吐出して画像記録を行う画像記録の制御方法であって、
    前記記録媒体のジャムが発生したとき、滞留している記録媒体の位置を検出し、
    前記記録媒体にジャムが発生した状態で、退避位置と、前記記録媒体にインクを吐出するノズルを備える記録ヘッドと対向する位置である回復処理位置とを移動可能な回復機構を動作させる要求を受けたとき、前記滞留している記録媒体の位置に基づいて、前記回復機構を前記退避位置から前記回復処理位置への移動を行うか否かの判定を行う、
    ことを特徴とする画像記録装置の制御方法。
  11. 前記滞留している記録媒体の位置が、前記回復機構が前記回復処理位置に移動する際に接触する位置にあるとき、前記回復機構を前記退避位置から前記回復処理位置への移動を行わないと判定することを特徴とする請求項10に記載の画像記録装置の制御方法。
  12. 前記滞留している記録媒体の位置が、前記搬送ベルト上であるとき、前記回復機構を前記退避位置から前記回復処理位置への移動を行わないと判定することを特徴とする請求項10に記載の画像記録装置の制御方法。
  13. 前記滞留している記録媒体が、前記給送機構より上流で滞留しているとき、前記回復機構を前記退避位置から前記回復処理位置への移動を行うと判定することを特徴とする請求項10に記載の画像記録装置の制御方法。
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