JP5329182B2 - 画像記録装置、及び画像記録装置の制御方法 - Google Patents

画像記録装置、及び画像記録装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、紙やフィルム等の記録媒体に画像を記録する画像記録装置及びその制御方法に関し、特にノズルを含む画像記録部の回復処理を実行する画像記録装置及びその制御方法に関する。
画像記録装置として、例えばインクジェット方式のフルライン型のカラープリンタが知られている。このプリンタでは、記録媒体が搬送される搬送方向(副走査方向)に対して直交する方向(主走査方向)に、インクを吐出するための複数のノズルを形成した記録ヘッドが設けられている。また、この記録ヘッドはインク色毎に上記副走査方向に所定間隔を離して、複数配設されている。
このようなカラープリンタ(画像記録装置)では、画像記録を行う記録媒体に対して複数のインクノズルを有する記録ヘッドを対向配置する。そして、記録ヘッドの各インクノズルから対応する色のインクを記録媒体へ吐出し、記録媒体に文字や画像を記録している。
しかし、上記構成の画像記録装置において、インクノズルに紙粉やゴミが付着すると、インクノズルからのインク吐出が行われなくなる。また、吐出方向がずれる場合もあり、この状態で記録媒体上への画像記録処理を継続すると、文字や画像がかすれ、記録が不完全となる。このため、このような画像記録装置では、インクノズルの回復処理が必要となる。
ここで、インクノズルの回復処理を行う技術に関し、例えば特許文献1には、インクジェット記録装置のノズルキャッピング法、及びインク吸引法が開示されている。この特許文献1によれば、インクノズルに対向する位置にインク吸引部を移動させ、インクを吸引するポンプを駆動することによって、インクノズルの回復処理を行っている。
特開平9−123470号公報
上記特許文献1の技術では、複数のプーリの間にインク吸引部が張架されており、画像記録を行う際、インク吸引部をインクノズルから退避させる位置に移動し、回復処理を行う際には、インクノズルに対向する位置にインク吸引部を移動する。
しかしながら、上記記録装置では装置を小型化するため、1色づつノズル吸引を行う構成である。このため、例えば全色の回復処理を行うためには、回復処理を色毎に実行する必要があり、回復処理に時間を要する。また、全色同時に回復処理を行う構成にする場合、装置が大型化する。
そこで、本発明は上記課題に鑑み、装置を大型化することなく全色同時に回復処理が行うことができ、更に回復機構の退避位置でのスペースを小さくする画像記録装置、及び画像記録装置の制御方法を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明の態様のひとつである画像記録装置は、記録媒体へインクを吐出して記録処理を行うための記録ヘッドを有する画像記録部と、上記記録媒体を載置搬送する搬送機構と、上記搬送機構を移動させる移動機構と、上記記録ヘッドの回復処理を行うため上記記録ヘッドから吐出されるインクを受けるインク受け部材を有する回復機構と、上記回復処理を実行するときには、上記回復機構の前記インク受け部材を上記記録ヘッドに対向する第1の位置に移動させ、前記回復処理以外のときには上記搬送機構の搬送経路から外れた第2の位置に移動させて収納させる回復機構制御部を備え、前記回復機構制御部は、前記回復処理でのインク吐出量に応じて、前記回復機構の前記インク受け部材を段階的に傾斜させて前記第2の位置に移動させることを特徴とする。

また、本発明の別の態様のひとつである画像記録装置の制御方法は、記録媒体へインクを吐出して記録処理を行うための記録ヘッドを有する画像記録部と、上記記録媒体を載置搬送する搬送機構と、上記搬送機構を移動させる移動機構と、上記記録ヘッドの回復処理を行う回復機構と、を有する画像記録装置の制御方法において、上記回復処理を実行するときには上記回復機構を上記記録ヘッドに対向する第1の位置に移動させ、上記回復処理以外のときには上記搬送機構の搬送経路から外れた第2の位置に収納させることを特徴とする。
本発明によれば、画像記録装置に配設された複数色のインクノズルの回復処理を同時に行い、回復処理時間を短縮すると共に、回復機構の退避位置でのスペースを小さくすることができる。また、ノズルから回収されたインクによって機内が汚れることがなく、確実にインクの回収を行うことができる画像記録装置、及び画像記録装置の制御方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、以下の説明においては、記録媒体の搬送方向を副走査方向とし、この搬送方向(副走査方向)と直交する方向を主走査方向と定義する。
先ず、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像記録装置の概念図である。また、図2は、上記画像記録装置における給送部、搬送機構、昇降機構、回復機構、画像記録部、及び回収部の配置例を説明する図である。
さらに、図3A至乃図3Dは、本実施形態の画像記録装置における搬送機構、昇降機構、回復機構、及び画像記録部の配置例を説明する図である。
先ず、本実施形態に使用する画像記録装置について説明する。本実施形態に使用する画像記録装置1は、制御部2、給送部3、搬送機構4、画像記録部5、昇降機構6、回復機構7、及び回収部8で構成されている。ここで、制御部2は画像記録装置1全体の制御を行い、給送部3は後述する給紙トレイから記録媒体を搬出し、搬送機構4に送る記録媒体の送出部である。
搬送機構4は、給送部3から受け渡された記録媒体を画像記録部5に搬送し、画像記録部5は記録媒体に画像を記録する。さらに、回収部8は、画像が記録された記録媒体を排出、格納する。また、昇降機構6は、上記画像記録時に搬送機構4を上限位置(記録位置)に移動させ、回復処理時には、搬送機構4上の回復機構7を回復処理位置に移動させる。
次に、画像記録装置1の各構成要素を更に説明する。制御部2は、画像記録装置1の制御機能及び演算機能を有しており、MPU(Micro Processor Unit:演算処理装置)から成る不図示の処理回路と、制御プログラムを格納すると共に装置の制御に関する設定値等を記憶する不図示の不揮発性メモリと、画像記録情報を一時的に記憶する、例えばRAM(Random Access Memory)である記憶部10を有している。
制御部2は、MPUが制御プログラムを不揮発性メモリから読み出して実行することにより、画像記録装置1の各構成要素の制御を行う。このとき、制御部2は回復機構制御部11としても機能する。また、制御部2には操作パネル等の入力部24から後述する指示信号等が入力する。
なお、上記構成では、MPUに制御プログラムを実行させることによって、制御部2を回復機構制御部11として機能させたが、MPUによって制御される信号処理回路(ハードウェア)として回復機構制御部11を構成し、制御部2にこの構成を備えるようにしてもよい。
給送部3は複数の給送トレイ13−1〜13−nと、この給送トレイ13−1〜13−nに設けられた給送駆動部14−1〜14−nと、給送された記録媒体を検知する給送媒体検出部15で構成されている。
給送トレイ13−1〜13−nは、例えば給送カセットで構成され、サイズの異なるシート状の記録媒体を収容する。また、給送駆動部14−1〜14−nは、例えば給送ローラで構成され、対応する給送トレイ13−1〜13−nに収容された最上面の記録媒体に当接し、当該記録媒体を給送トレイ13−1〜13−nから搬出し、搬送機構4に送る。給送媒体検出部15は、例えば光学式の透過センサや反射型センサ、又は静電容量型センサ等で構成され、記録媒体の副走査方向における、例えば記録媒体の先端を検出する。
搬送機構4は、図2に示すように、搬送面が複数の記録ヘッド17のインク吐出口に対向して設けられている。搬送機構4のフレーム内には、副走査方向に離間して配設された駆動ローラ18及び従動ローラ19a、19bと、駆動ローラ18を回転させる搬送駆動部20が配設されており、これらのローラ18、19a、19bには無端の搬送ベルト21が回転可能に架設されている。また、搬送機構4のフレーム内には、搬送情報生成部22と、不図示の吸引ファンが設けられている。
上記搬送情報生成部22は、記録ヘッド17より搬送方向上流側で従動ローラ19aと同軸に設けられている。搬送情報生成部22は、例えばエンコーダ等を備えて構成されており、搬送ベルト21の移動状態を検出して搬送タイミング等の搬送情報として、エンコーダパルス信号を生成する。また、不図示の吸引ファンは負圧を発生させ、搬送ベルト21上に記録媒体12を吸着しつつ搬送する。
画像記録部5は、上記記録ヘッド17と記録ヘッド駆動部16を備えており、記録ヘッド17にはインクを吐出する複数のノズルが直線的、且つ設計に基づく最大記録媒体幅を越える長さに配列され、駆動信号により対応するノズルを個々に吐出制御する。また、記録ヘッド駆動部16は、制御部2から供給される記録データに基づき、対応する記録ヘッド17の各ノズルを駆動する駆動信号を出力する。
回収部8は、収納トレイ24、排出駆動部25、及び排出媒体検出部26で構成されている。収納トレイ24は排出された記録媒体12を収容する、所謂回収トレイで構成されている。また、排出駆動部25は例えばローラで構成され、記録画像が形成された記録媒体12を収納トレイ24に排出する。また、排出媒体検出部26は、例えば光学式の透過センサや反射型センサ、又は静電容量型センサ等で構成され、記録媒体12の副走査方向における、記録媒体12の後端を検出する。なお、必要であれば、排出媒体検出部26は、記録媒体12の先端を検出する構成としてもよい。
昇降機構6は、前述の搬送機構4(搬送機構4及び回復機構7)を上下方向に移動させる機構であり、図2に示すように、巻取ローラ28、昇降駆動部29、昇降従動ローラ3
0、索条31(以下、ワイヤで示す)、下限位置検出部32、上限位置検出部33を備えている。
巻取ローラ28はワイヤ31を巻き取り、ワイヤ31上にある搬送機構4(搬送機構4及び回復機構7)の昇降を行うローラであり、昇降駆動部29はこの巻取ローラ28を駆動する。また、昇降従動ローラ30は搬送機構4の四隅に配置され、搬送機構4の昇降を平行に行わせる構成である。
また、ワイヤ31は一方の端部が上記巻取ローラ28に取り付けられ、他方の端部31aが不図示のフレームに取り付けられている。また、下限位置検出部32及び上限位置検出部33は、例えば光学式の透過センサや反射型センサ等で構成され、下限位置検出部32は搬送機構4が予め設定された下限位置に到達したことを検知し、上限位置検出部33は搬送機構4が予め設定された上限位置に到達したことを検知する。また、下限位置検出部32及び上限位置検出部33による検出情報は、前述の制御部2に通知される。
回復機構7は、回復機構駆動部35、回復機構ガイド36、回復機構アーム37、インク受け38、及び廃液チューブ39で構成されている。また、回復機構駆動部35と回復機構ガイド36は回復機構駆動軸40によって連結され、回復機構ガイド36は回復機構駆動部35によって矢印方向に回動可能に構成されている。また、回復機構アーム37とインク受け38はインク軸受け41によって連結されており、上記回復機構ガイド36の回動に従って同方向に回動する。また、回復機構アーム37は回復機構ガイド36に対して伸縮可能に構成されている。なお、回復機構7の具体的な移動処理については後述する。
インク受け38は、例えば樹脂で形成され、内部にインクを貯めることができる。また、インク受け38には不図示のワイプ部材が設けられ、このワイプ部材を主走査方向に駆動することで、記録ヘッド17に付着したインクを拭き取ることができる。
また、廃液チューブ39はインク受け38に収容されたインクを不図示の廃液タンクに流す構成である。
一方、本実施形態の画像形成装置1には、図1に示すようにパーソナルコンピュータ(PC)等の上位装置9が接続され、例えばLAN(Local Area Network)等を介して接続される。この上位装置9は、本実施形態に係る画像記録装置1に記録処理を行わせるユーザによって操作されるコンピュータに相当し、本実施形態に係る画像記録装置1に対し、記録処理に関する情報としてジョブ情報を通知する。
このジョブ情報には、記録媒体12に対し記録処理を行う際の記録データや、記録媒体12のサイズ情報、記録媒体12に対し記録処理を行う際の搬送方向における余白値の指定情報、記録処理を行う記録媒体12の枚数の指定情報等が含まれる。制御部2は、上位装置9から通知されたジョブ情報を受け取ると、このジョブ情報を画像記録情報として前述の記憶部10に記憶しておく。
以上の構成において、以下に本例の処理動作を説明する。なお、初期時搬送機構4は図3Aに示す位置にあるものとする。
上記状態において、制御部2は上位装置9からジョブ情報が通知されると、昇降機構6の昇降駆動部29に対して搬送機構4を上昇させる指示を行う。この指示に従って昇降駆動部29が駆動し、巻取ローラ28によりワイヤ31が巻き取られ、ワイヤ31に保持された搬送機構4は、ワイヤ31の巻き取り動作に従って上昇し、上限位置(記録位置)に
達する。
搬送機構4が上記位置に達すると、前述の上限位置検出部33が搬送機構4を検出し、制御部2に通知することによって昇降駆動部29の駆動が停止する。前述の図2は搬送機構4が上限位置(記録位置)に達し、記録可能な状態を示す。
次に、制御部2が、搬送機構4の搬送駆動部20を制御して駆動ローラ18を駆動させると、搬送ベルト21が回動を開始する。さらに、制御部2は給送部3を制御し、給送トレイ13(例えば、給送トレイ13−1)から最上位の記録媒体12を搬出し、搬送機構4に送る。
その後、記録媒体12の先端が、給送部3の下流にある給送媒体検出部15によって検出されると、エッジ信号が出力される。このエッジ信号は制御部2に送られ、制御部2はこのエッジ信号を、記録処理タイミングを生成するトリガ信号として利用し、制御処理を行う。その後、搬送機構4の搬送ベルト21は記録媒体12を吸着しながら搬送する。
一方、搬送情報生成部22によって生成されるエンコーダパルス信号は搬送情報であるが、記録ヘッド17により画像記録される際の同期信号としても使用される。制御部2は、ノズルからのインクの吐出を開始するタイミングをパルス数として予め不揮発性メモリに記憶している。
制御部2は、このパルス数が、搬送情報生成部22により生成されたエンコーダパルスと一致したタイミングで画像記録部5を制御し、搬送ベルト21上に吸着されている記録媒体12へ、記録ヘッド17のノズルよりインクを吐出する。
制御部2は、記憶部10に記憶された画像記録情報に基づき、記録処理を行う際の1ライン毎の記録データを記録ヘッド駆動部16に出力すると、記録ヘッド駆動部16が記録ヘッド17を制御して、記録データに基づいて記録媒体12への記録処理を行わせる。
このようにして記録処理が行われた記録媒体12は、搬送機構4の下流側に設けられた回収部8に送られ、前述の排出駆動部25に挟持されて下流側に搬送される。その後、記録媒体12の後端が排出媒体検出部26によってエッジ検出され、収納トレイ24に収納される。
次に、画像記録装置1における記録ヘッド17の回復処理について回復機構7の動作と合わせて詳細に説明する。
制御部2は、入力部24より回復処理の指示が行われると、昇降機構6の昇降駆動部29に対し、搬送機構4を降下させるよう指示を送る。この指示によって、昇降駆動部29が駆動すると、巻取ローラ28が回転し、ワイヤ31を引き出す。この結果、搬送機構4は徐々に下降し、搬送機構4が前述の下限位置まで達すると、下限位置検出部32によって搬送機構4が検出され、制御部2に通知される。制御部2はこの通知に従って昇降駆動部29の駆動を停止し、搬送機構4を前述の図3Aに示す位置に停止させる。
次に、制御部2は、回復機構制御部11に対して回復機構7を搬送機構4上に移動させるよう指示する。回復機構制御部11は、上記指示に従って回復機構7の回復機構駆動部35を駆動し、前述の回復機構駆動軸40を中心として回復機構ガイド36、及び回復機構アーム37を回動させる。この処理によって、図3Bに示すようにインク受け38を搬送機構4上に斜めに乗りかからせる。
さらに、回復機構7の回復機構駆動部35を駆動すると、図3Cに示すようにインク受
け38は、搬送機構4上に積載された状態となる。
次に、制御部2は、昇降機構6の昇降駆動部29に対し搬送機構4を上昇させるよう指示する。この指示によって、昇降駆動部29が駆動すると、前述のように巻取ローラ28によりワイヤ31が巻き取られる。
搬送機構4、及び搬送機構4上の回復機構7は、上記ワイヤ31の巻取りにより上昇し、回復機構7のインク受け38が画像記録部5に当接するとき、図3Dに示すように、制御部2は昇降駆動部29の駆動を停止する。このとき、回復機構7は、回復動作位置であり、記録ヘッド17を被う状態である。また、回復機構7の回復機構アーム37は、上記インク受け38が上昇する間、回復機構ガイド36から徐々に延び出し、図3Dに示す状態では、回復機構アーム37が完全に伸張した状態となり、このとき全色の記録ヘッド17がインク受け38に覆われた状態となる。
ここで、制御部2は、記録ヘッド駆動部16にインク吐出の指示を行い、記録ヘッド駆動部16は、記録ヘッド17からインクを吐出する。吐出したインクは、インク受け38に貯まるが、記録ヘッド17の表面には、吐出したインクの一部が付着しているため、制御部2はインク受け38に設けられた不図示のワイプ部材を主走査方向に移動させることで、記録ヘッド17の表面のインクを拭き取る。このようにして拭き取られたインクは、インク受け38に貯まる。
次に、制御部2は、昇降機構6の昇降駆動部29に対して搬送機構4を降下させるよう指示する。この指示によって昇降駆動部29が駆動すると、巻取ローラ28が回動しワイヤ31が引き出される。搬送機構4及び搬送機構4上の回復機構7は、ワイヤ31が引き出されることにより降下し、搬送機構4が下限位置まで降下すると、下限位置検出部32は、搬送機構4を検出したことを制御部2に通知し、昇降駆動部29を停止させる。このとき、回復機構7の回復機構アーム37は、回復機構ガイド36に収納された状態となる。
その後、制御部2は、回復機構制御部11に対して回復機構7を搬送機構4上から退避位置に移動させるよう指示する。この指示により回復機構制御部11は、回復機構7の回復機構駆動部35を駆動すると、回復機構駆動軸40を中心として回復機構ガイド36、及び回復機構アーム37が、図3Cに矢印で示す方向に回動する。これにより、インク受け38が退避位置方向へ移動し、前述とは逆に図3Bに示す状態となり、更に回復機構駆動部35を駆動すると、図3Aに示すように、回復機構7は退避位置へ移動する。このとき、インク受け38に貯まったインクは、廃液チューブ39を通じて不図示の廃液タンクへと流れる。
以上のように、本実施形態によれば、回復処理を行うときには、回復機構7を記録ヘッド17に対向する位置に移動させ、回復処理を行わないときには、回復機構7を斜めに退避させることで、回復機構7の収納スペースを小さくすることができる。また、全色の記録ヘッド17に対して同時に回復処理を行うことができるため、回復処理に要する時間を短縮することができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
上記回復処理には、例えば定期的に行うモード(以下、通常回復処理で示す)と、通常回復処理では吐出不良が回復できないときに行うモード(以下、強力回復処理で示す)があり、通常回復処理では、記録ヘッド17から吐出するインクは少量であるが、強力回復処理では、記録ヘッド17から吐出するインクは多量となる。
図4は、通常回復処理でインク受け38に貯まったインク45を廃液タンクに流す処理
を説明する図である。通常回復処理では、図4(a)に示すようにインク受け38に貯まったインク45は少量であるため、図4(b)のようにインク受け38を退避位置に移動させてもインク受け38からインク45が溢れ出すことはない。
しかし、強力回復処理では、記録ヘッド17はインクを多量に吐出するため、一度にインク受け38を退避位置まで移動させるとインク受け38からインク45が溢れ出す恐れがある。
そこで、第2実施形態では、上記強力回復処理を実行した場合でもインク受け38に収容されたインクが溢れ出すことを防止する構成である。以下、具体的に説明する。
図5は第2実施形態の処理を説明する図であり、図6は第2実施形態の処理を説明するフローチャートである。
なお、この処理は、前述の制御部2に設けられている不図示の不揮発性メモリに予め格納した制御プログラムをMPUが読み出して実行することにより実現する処理である。また、制御部2はこの制御プログラムをMPUが実行することで、回復機構制御部11として機能する。
また、制御部2は、例えば入力部24から回復処理要求を受け取り、一連の回復処理を実行し、回復機構7を退避位置に移動させるとき、図6に示すフローチャートに従った処理を開始する。また、図5(a)は前述の図3Cの位置に回復機構7が存在する状態である。
先ず、制御部2は、実行した回復処理がインク吐出量が多い回復処理(強力回復処理)か否か判断する(ステップ(以下、Sで示す)1)。この判断は、処理した記録枚数や記録処理時間、更にはユーザの選択によって行われる。
ここで、制御部2がインク吐出量が多いと判断したとき(S1がYES)、即ち強力回復処理を行う場合、インク受け38を一時停止位置まで傾ける(S2)。例えば、回復機構駆動部35を所定時間駆動し、インク受け38が少し傾いた、例えば図5(b)の状態になるまで傾ける。
次に、制御部2は所定時間経過したか否か判断する(S3)。この時間は、インク受け38に溜まったインクが廃液チューブ39を通って十分排出される時間に設定されている。その後、制御部2は上記所定時間が経過すると(S3がYES)、インク受け38を図5(c)に示す退避位置まで傾ける(S4)。
このように処理することによって、回復機構7を駆動する際、インク受け38からインクが溢れることを防止できる。
一方、通常回復処理の場合には、前述の判断(S1)がNOとなり、回復機構7の駆動を一旦停止することなく、インク受け38を退避位置まで傾ける(S4)。このように処理したとしても、通常回復処理の場合インク受け38に収容したインクの量は少なく、インクの溢れが生じることはない。
なお、上記説明では、インク受け38の一時停止位置を1箇所としたが、回復処理の際の吐出量に応じて、一時停止位置を複数設けてもよい。また、インク受け38を停止させずに、低速で駆動させる構成としてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、回復処理でのインク吐出量に応じてインク受け38の傾きを制御することによって、インク受け38に貯まったインクが機内に溢れ出し、
画像記録装置内の各部を汚すことを防止することができる。
なお、本発明は、実施形態の各々に開示されている複数の構成要素の適宜組み合わせることで種々の実施形態を形成できる。例えば、実施形態に示される全体構成から幾つかの構成要素を削除してもよいし、更に異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、本発明は各実施形態に限定されるものではなく、実施の段階では、その要否を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
本発明の第1、第2実施形態に係る画像記録装置の概念図である。 本発明の第1、第2実施形態に係る画像記録装置における給送部、搬送機構、昇降機構、回復機構、画像記録部、及び回収部の配置例を示す図である。 搬送機構が下限位置にあり、回復機構が退避位置にある状態を示す図である。 搬送機構が下限位置にあり、回復機構が搬送機構に積載される途中の状態を示す図である。 搬送機構が下限位置にあり、回復機構が搬送機構に積載されている状態を示す図である。 回復機構が記録ヘッドの回復処理を行う位置にある状態を示す図である。 (a)〜(b)は、インク吐出が少量の回復処理を実行した回復機構の様子を示す図である。 (a)〜(c)は、インク吐出が多量の回復処理を実行した回復機構の状態を示す図である。 本発明の第2実施形態の処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 画像記録装置
2 制御部
3 給送部
4 搬送機構
5 画像記録部
6 昇降機構
7 回復機構
8 回収部
10 記憶部
11 回復機構制御部
12 記録媒体
13−1〜13−n 給送トレイ
14−1〜14−n 給送駆動部
15 給送媒体検出部
16 記録ヘッド駆動部
17 記録ヘッド
18 駆動ローラ
19a、19b 従動ローラ
20 搬送駆動部
21 搬送ベルト
22 搬送情報生成部
24 収納トレイ
25 排出駆動部
26 排出媒体検出部
28 巻取ローラ
29 昇降駆動部
30 昇降従動ローラ
31 索条(ワイヤ)
32 下限位置検出部
33 上限位置検出部
35 回復機構駆動部
36 回復機構ガイド
37 回復機構アーム
38 インク受け
39 廃液チューブ
40 回復機構駆動軸
41 インク軸受け
45 インク

Claims (2)

  1. 記録媒体へインクを吐出して記録処理を行うための記録ヘッドを有する画像記録部と、前記記録媒体を載置搬送する搬送機構と、前記搬送機構を移動させる移動機構と、記録ヘッドの回復処理を行うため前記記録ヘッドから吐出されるインクを受けるインク受け部材を有する回復機構と、を有する画像記録装置において、
    前記回復処理を実行するときには、前記回復機構の前記インク受け部材を前記記録ヘッドに対向する第1の位置に移動させ、前記回復処理以外のときには前記搬送機構の搬送経路から外れた第2の位置に移動させて収納させる回復機構制御部を備え、
    前記回復機構制御部は、前記回復処理でのインク吐出量に応じて、前記回復機構の前記インク受け部材を段階的に傾斜させて前記第2の位置に移動させる
    ことを特徴とする画像記録装置。
  2. 記録媒体へインクを吐出して記録処理を行うための記録ヘッドを有する画像記録部と、前記記録媒体を載置搬送する搬送機構と、前記搬送機構を移動させる移動機構と、記録ヘッドの回復処理を行うため前記記録ヘッドから吐出されるインクを受けるインク受け部材を有する回復機構と、を有する画像記録装置において、
    前記回復処理を実行するときには、前記回復機構の前記インク受け部材を前記記録ヘッドに対向する第1の位置に移動させ、前記回復処理以外のときには前記搬送機構の搬送経路から外れた第2の位置に移動させて収納させる回復機構制御部を備え、
    前記回復機構制御部は、前記回復処理でのインク吐出量に応じて、前記回復機構の前記インク受け部材を傾斜させる速度を変更させて前記第2の位置に移動させる
    ことを特徴とする画像記録装置。
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