JP4932552B2 - メンテナンス機構を搭載する画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明はラインヘッドをメンテナンスする折り畳み収容されるメンテナンス機構を搭載する画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置において、例えば、記録媒体に各色のインクを吐出して画像を形成するインクジェットプリンタには、定期的に又は随時、記録ヘッドの保護やノズルの詰まりを防止し回復させるためにメンテナンス機構が設けられている。
この画像形成装置は、大別して、記録媒体に対して記録ヘッドを走査移動させて画像を形成するタイプと、固定された記録ヘッドから搬送している記録媒体に対してインクを吐出して画像を形成するタイプがある。この固定ヘッドのタイプの画像形成装置において、例えば、記録媒体の幅全体に亘る長さを有するライン記録ヘッドを搭載する画像形成装置が考案されている。従って、大判の記録媒体を扱うためには、ライン記録ヘッドの長さが長くなり大型化する。その大型のライン記録ヘッドのメンテナンスを実施するためには、同様に大型のメンテナンス機構が必要となっている。
このメンテナンス機構は、通常、記録ヘッドと接触または近接してメンテナンスを行うメンテナンス処理位置と、記録ヘッドを駆動させている記録中に退避させているメンテナンス退避位置のいずれかの位置に所在している。従って、画像形成装置内にメンテナンス機構が退避しているスペースが必要であるため、メンテナンス機構が大型化すると、装置全体、あるいは設置面積が大きくなる。
この課題に対して、例えば特許文献1には、記録ヘッドの吐出面を密閉するための弾性部材の可撓性シートからなるキャップ部材を折り畳み可能なベース板に固着させ、メンテナンス機構が退避した際に、ベース板が折り畳まれキャップが変形することによって収納される技術が開示されている。このようにメンテナンス機構が少ないスペースに収納することができるため、用紙搬送方向の長さを短縮し、装置の小型化と設置面積の縮小を実現したものである。
特開平09−141880号公報
前述したように、特許文献1で提案されているメンテナンス機構は、画像形成時にはキャップ部が退避し折り畳まれて収容されている。この退避状態においては、ベース板と共にキャップ部もU字形状に変形されている。つまり、画像形成装置が画像形成状態にある時間は、キャップ部が折られた状態を保持されることになる。そのため、キャップ部に折り癖や折りじわができ、変形する虞がある。このような折り癖による変形が生じると、隙間ができ、記録ヘッドの吐出面への密閉度が低下する。さらに、繰り返し折り曲げと延伸が行われているため、その累積回数と、経時変化によるキャップ部材を形成する弾性部材の硬化により、折り曲げ部分にクラック等の劣化が生じる虞がある。
また、メンテナンス処理終了時等に、キャップ部上にインクが付着した状態で排出トレイ上方に収納されるため、排出動作時にインクが垂れ落ちた場合には、直接的に記憶媒体を汚し、また、排出機構上に垂れ落ちた場合には、後に排出される記録媒体を順次汚すことになる。
そこで本発明は、メンテナンス機構の退避時のスペースが小さく、キャップによるヘッドの吐出面の密閉度を低下させず、且つ記録媒体や装置内の構成部位へのインク汚れを防止するメンテナンス機構を搭載する画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、複数の記録ヘッドを第1の方向に配設してなる記録ヘッド群と、前記記録ヘッド群にインクを供給するインク供給経路と、前記記録ヘッドのインク吐出ノズルが形成されるノズル面と接触する前記第1の方向に配設した複数の密閉部材と、前記複数の密閉部材を保持する保持部材と、前記記録ヘッド群と対向して記録媒体を搬送する記録媒体搬送機構と、を有し、前記保持部材は前記密閉部材が前記ノズル面を密閉する密閉位置と、搬送経路よりも下方に懸架され収納される退避位置との間を移動可能に構成され、前記保持部材は、前記複数の密閉部材の間隙にて折り畳み可能であり、前記密閉位置では前記保持部材が展延状態であり、前記退避位置では前記保持部材が折り畳み状態であることを特徴とするメンテナンス機構を搭載する画像形成装置を提供する。
本発明によれば、メンテナンス機構の退避時のスペースが小さく、キャップによるヘッドの吐出面の密閉度を低下させないメンテナンス機構を有する画像形成装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1には、第1の実施形態に係る画像形成装置の全体の概念的な構成を示す。
以下の各図面において、画像形成装置における記録媒体の搬送方向をX軸方向又は副走査方向とし、この搬送方向と直交する方向をY軸方向又は主走査方向又は記録媒体の幅方向としている。X軸及びY軸方向に直交する方向をZ軸方向又は上下方向とする。
本実施形態の画像形成装置は、記録媒体供給機構、搬送機構、画像形成機構、メンテナンス機構及び記録媒体収容機構に大別される。
まず、記録媒体供給機構について説明する。給紙トレイ1は、複数の記録媒体2を載置し、その先縁部を図示しない付勢機構によって給紙ローラ3へ向けて押圧している。また給紙ローラ3には、記録媒体を一枚ずつに分離して給送するための分離ローラ4が押圧されている。これらの給紙ローラ3と分離ローラ4は、互いに長手方向(又は母線方向)で近接する筒形状であり、給紙ローラ3が記録媒体搬送方向に回転されるのに対し、分離ローラ4はトルクリミッタを介して逆方向に回転駆動される。その搬送方向下流側には、レジストローラ対5が配置される。
レジストローラ対5は、図示されない駆動機構によって、回転と停止を繰り返し、記録媒体先縁を停止中のレジストローラ対5のニップ部に当接させて整列させる。その直後、回転駆動を再開させることで記録媒体を整姿すると同時に、画像形成に対するタイミングをとって搬送方向下流側へ記録媒体を搬送する。その下流には、ベルト搬送ユニット7が配設されている。
次に、画像形成機構について説明する。
このベルト搬送ユニット7は、図示しない昇降機構により、図中に示す矢印方向に、昇降自在に保持される。ベルト搬送ユニット7は、図2に示されるように、駆動ローラ701と従動ローラ703の間に、ゴム製の無端ベルト706が架けわたされ、テンションローラ702によって張力を与えられている。無端ベルト706の内側には、箱状の空間を形成するチャンバー707が配置され、その内部に吸着ファン705が複数配置されている。さらに、チャンバー707における、吸着ファン705の吸引側の一面には、平面で多数の貫通穴が形成されたプラテン704が取り付けられている。このプラテン704は、掛け渡される無端ベルト706を裏面側から支え、対向する記録ヘッド群17のノズル面100と、無端ベルト706によって形成される記録媒体搬送面とが約1mmの間隔を隔てて平行になるように配置される。
無端ベルト706にも、多数の穴が開口されている。これにより、吸引ファン705は、無端ベルト706の穴と、プラテン704の穴を通して、チャンバー707内に空気を吸引している。この負圧によって、記録媒体2を無端ベルト706表面に吸着する働きがある。
次に、記録媒体収容機構について説明する。
前述したベルト搬送ユニット7の搬送方向下流には、搬送ローラ対10と、排紙ローラ対25とが配置される。さらに、排紙ローラ対25の搬送方向下流の装置外部には、排出された記録媒体2を収容する排紙トレイ11が設けられている。ベルト搬送ユニット7から受け渡された記録媒体2は、搬送ローラ10及び排紙ローラ対25を経て、排紙トレイ11に記録媒体2を収容される。
搬送ローラ対10と排紙ローラ対25との間には、経路切り換えゲート26が一端を支点として揺動自在に配設され、その切り換えによって搬送経路を排紙ローラ対25側へ導くか、両面搬送経路へ導くかを選択可能である。両面搬送経路は、ローラ対19,20,21及び22が、記録媒体を搬送するために配設されている。ローラ対22は、正逆転可能であり、ゲート26と同様に取り付けられたゲート18の部分を記録媒体後端縁が通過した後姿勢を切り換えられ、ローラ対22が逆回転することによって搬送方向を切り換えて再度レジストローラ対5に向けて記録媒体を給送する。レジストローラ対5とローラ対10のニップ接線により形成される搬送面と同面になるようにベルト搬送ユニット7のベルト706表面が配置されている。ピンチローラ6は、駆動ローラ701の真上に自重で乗ることによって、記録媒体をベルト706に密着させる働きをしている。
次に画像形成機構について説明する。
本実施形態の記録ヘッド群17は、例えば、4色の記録ヘッド17−1K(ブラック)、17−1C(シアン)、17−1M(マジェンタ)及び17−1Y(イエロー)が順に記録媒体の搬送方向に配列している。図3に示すように、記録ヘッド17−1K,17−1C,17−1M及び17−1Yは、それぞれが6個の記録ヘッドモジュールにより構成されている。本実施形態では、 図3に示すように、例えば、一色のインクを吐出する記録ヘッド17−1が、記録媒体の幅方向に6個の記録ヘッドモジュール17a〜17f(6個)を互い違いに配置(千鳥配置)している。この配置において、各記録ヘッドモジュール17a〜17fは、その記録可能なノズル列の両端の一部が、記録媒体搬送方向で重複を持つように配置されている。また、その上部には、各記録ヘッドモジュール17a〜17fにインクを供給するためのインク供給路9が設けられる。共通インク経路901部と各記録ヘッドモジュール17a〜17fとは、チューブ903で連結されることで、各記録ヘッドモジュール17a〜17fにインクが分配されて供給される。各色のサブタンク13からは、共通インク供給路901に対してチューブ902でインク供給可能に連結されている。
前述したように、記録ヘッド群17のインクを吐出するノズル列が形成されたノズル面100は、無端ベルト706表面に対してインク吐出方向が垂直方向で且つ、約1mmの距離を隔てて配置されている。
記録ヘッド群17は、図4に示すように、ヘッドマウント27に取り付けられる。ノズル面100がヘッドマウント27の穴から記録媒体2と対向する如く突出して取り付けられている。
次に、メンテナンス機構について説明する。
図5には、ヘッドメンテナンスユニット8の構成を示す。ヘッドメンテナンスユニット8は、2つのトレイ形状(浅い縁のある角盆形状)のインクパン801とインクパン802が回動支点8g,8hで連結されて構成される。これらのインクパン801,802は、記録ヘッド群17への対向面側が開放され、矩形の底部とこれを囲む側壁からなる箱状に形成される。回動支点8g,8hから遠い側の角部には、ピン8a〜8dが記録媒体の幅方向に突出している。インクパン801,802は、樹脂などのインクを不透過で軽量な材料により形成されている。
図6及び図7に示すように、画像形成装置のフレームであるフレーム29及びフレーム30の内側には、ガイドレール23,24がビス止めされている。ガイドレール23,24には、内側に略F字状に溝23f,24fが形成され、水平の溝23e,24eから上方へ延在したそれぞれ2箇所の溝23a,23b,24a,24bが形成されている。インクパン801から突出して設けられたピン8dは、軸806に回動自在にギア803が設けられている(図6(b))。ギア803は、先端部がラック23dと噛合するピニオン部803aで根元部がウォームホイール部803bをなし、ピニオン部803aと一体的に形成されている。これらは、ステンレスなどの硬質な金属材料により形成されている。
ウォームホイール部803bは、インクパン801に固定されたモータ804のウォームギア804aとかみ合っており、モータ804の駆動によってギア803を正逆転回転することができる。尚、本実施形態では、モータ804の動力をウォームギヤ804aで伝達したが、これに限定されず、他の形状のギヤを用いてもよいし、モータの向きを考慮すれば、チェーンやベルトも用いることは可能である。また、モータ804、ギヤ803及びラック23dに代わって他の構成を用いることもでき、例えば、リニアモータを用いてもよい。但し、溝23aの位置では離脱が可能になるように構成する。
図5に示すように、溝23fは、その開口の入口部分にはラック23dを形成せず、下方の内壁面にのみラック23dが形成されている。ギア803はラック23dのない部分が溝23f内壁と当接して保持され、先端のピニオン部803aがラック23dと噛み合っている。同様にインクパン802から突出したピン8cも溝23fのラックがない部分に支持されている。ガイドレール24側にはラックはなく、溝24fにインクパン801,802から突出したピン8a,8bが支持される。
また、図5に示されるように、インクパン801,802が回動支点8g,8hを中心に開いた状態で、ピン8dとピン8cの間隔と上方に延在した溝凸部23aと溝凸部23bの間隔とが等しく設計されている。同様に、ピン8aとピン8bの間隔は、溝凸部24aと溝凸部24bの間隔と等しくなるように設計されている。この構造により、インクパン801,802が上昇された際に、それぞれ溝凸部23a,23b内をピン8d,8cが移動し、それぞれ溝凸部24a,24b内をピン8a,8bが移動することができる。また、インクパン801,802は、互いに回動支点8g,8hを中心に開く方向(図5に示す状態)に図示しないねじりコイルバネで付勢されている。
これらのインクパン801,802の底部上には、記録ヘッドモジュール17a〜17fの位置に対応するように、複数のキャップ31が設けられている。本実施形態においては、インクパン801内には、記録ヘッド17−1K(ブラック)と17−1C(シアン)用のノズル面100を密閉するキャプ31が配置される。またインクパン802内には記録ヘッド17−1M(マジェンタ)と17−1Y(イエロー)用のノズル面100を密閉するキャプ31がそれぞれ配置される。従って、インクパン801及び802は、記録ヘッド17−1C(シアン)のノズル面100を密閉するキャプ31と記録ヘッド17−1M(マジェンタ)のノズル面100を密閉するキャプ31の間でキャップ31どうしが向かい合うように折り畳まれる。
キャップ31は、図8に示すように、直接、記録ヘッドモジュール17a〜17fのノズル面100に当接し、ノズル穴101周囲を密閉するゴム31aと、そのゴム31aを保持し、記録ヘッドモジュール17a〜17fの外周部に位置決めするためのガイド31bと、そのガイド31bを記録ヘッドモジュール17a〜17fの方へ付勢しているバネ31cとから構成される。複数のキャップ31は、図5に示すインクパン801,802が開いた状態で、各記録ヘッドモジュールの位置と正対する位置に設けられている。
ガイド31bは、樹脂で形成され、一部テーパ状の突起がゴム31a部よりも記録ヘッドモジュール17a〜17f側に突出している。この突出部分が記録ヘッドモジュール17a〜17fの外周に嵌合することでゴム31aが記録ヘッドモジュール17a〜17fのノズル周囲を覆う位置に位置決めされる。
図8に示すように、ゴム31aの長手方向のフレーム30側端部には、記録ヘッドモジュール17a〜17fを覆う密閉部であるゴム31aの内部とキャップ31の外部と連通する吸引穴31dが設けられている。複数の吸引穴31dはガイド31bの下方で連結部材32によって連結される。さらに、連結部材32は、インクパン801,802の側面から外部へ引き出され、弁38を介してバッファ35へ連結される。バッファ35は、内部が空気雰囲気で密閉可能な空間を有し、上部には、連結部材32内とバッファ35内を大気開放するためのチューブと弁36が設けられている。弁36を開くとバッファ35内は大気開放される。バッファ35の下部には、バッファ35内を負圧にするための減圧発生源である吸引ポンプ14と廃液ボトル16がパイプで接続されて設けられている。また、ポンプ14の吸気側と排気側に一方向弁37が繋げられている。従って、バッファ35のインクは、吸引ポンプ14で吸い出されて廃液ボトル16に貯蓄される。
次に、図9乃至図11を参照して、このように構成されたメンテナンス機構の動作について説明する。
図4は、記録ヘッド群17が搬送系に近接して記録媒体2に画像形成する状態であり、メンテナンスユニット8が記録ヘッド群17の下部から記録媒体2の搬送方向の下流側に退避した位置にあることを示している。画像形成状態においては、ベルト搬送ユニット7のベルト706がノズル面100と極近接して対向している。メンテナンスユニット8は、ピン8b、8c部が溝23f、34fの端部23c、24cに突き当たった状態で、回転支点8g、8hを中心に付勢力に抗して折れ曲がり、記録ヘッド群17の記録媒体2の搬送方向下流側にV字形状になった状態でガイドレール23、24に懸架している。この懸架状態において、キャップ31は、硬質なインクパン801,802の底部に固定されており、隣り合う2色の記録ヘッドである記録ヘッド17−1C(シアン)と17−1M(マジェンタ)に対応する記録ヘッド17−1C(シアン)用のキャップ31と17−1M(マジェンタ)用のキャップ31の間でメンテナンスユニット8が折れ曲がっている。この為メンテナンスユニット8が折れ曲がった状態であっても、全キャップ31は、インクパン801,802の底部に固定されたままであり、他部材からの負荷や他部材との接触が無く、凹みや折れ曲がりなく保持されている。
ベルト搬送ユニット7は、図示されない昇降機構によって、ベルト706が記録ヘッド群17のノズル面100と約1mmの間隔を有する第1の位置(図4)とその位置から大きく降下した第2の位置(図10)の間を上下移動する。
メンテナンス処理を実施する際には、まず、図4から図11に示すように、ベルト搬送ユニット7が第1の位置から第2の位置に下降する。次に、ヘッドメンテナンスユニット8に設けられた、モータ804が正転してギア803が回転され、ラック23dと噛合してメンテナンスユニット8が記録媒体2搬送方向の上流側に移動し記録ヘッド群17の下方に対応する方向に向かってガイドレール23,24に支えられて移動する。
この時、図11に示す軌跡のように、同時にインクパン801、802は回動支点8g、8hを中心にバネの付勢力により開く。これらのインクパン801、802の軌跡がベルト搬送ユニット7と干渉しない様にベルト搬送ユニット7の第2の位置は設定されている。その後、インクパン801、802は、180度に展延し、その上面はフラットになる。
図10に示すように、これらのインクパン801、802は、さらに記録ヘッド群17の下方に水平移動し、ギア803がラック23dの端部まで突き当たる位置でセンサ33(図11に示す)がインクパン801を検出して停止する。
次に、ベルト搬送ユニット7が上昇し、図12に示すように、インクパン801,802の底部をベルト706が下から支えるように当接する。この当接位置をベルト搬送ユニット7の高さ方向の第3の位置とする。従って、インクパン801,802は、回動支点8g,8hが自重によって若干垂下した状態であっても、第3の位置へ上昇した際に、ベルト搬送ユニット7がインクパン801、802の底面を押し上げて、完全に水平に開かれる。
次に図9に示すように、ベルト搬送ユニット7が更に上昇し、第4の位置まで上昇すると、インクパン801,802内部にあるキャプ31が記録ヘッドモジュール17a〜17fのノズル面100に当接し密閉する。そのとき,ヘッドマウント27に設けられた2箇所の位置決めピン28がインクパン801,802に設けられた位置決め穴8e,8fと嵌合して、ヘッドマウントに対するメンテナンスユニット8の位置決めが成される。
また、各記録ヘッドモジュール17a〜17fに対しては、キャップ31に設けられたガイド31bが最初に記録ヘッドモジュール17a〜17fの外形で位置決め案内され、最後にゴム31aがノズル面100と接触するので、インクを吐出するノズルにゴム31aが接触しないようにノズル面100をゴム31aで覆うことが出来る。この第4の位置では、キャップ31はバネ31cの弾性力によって記録ヘッドモジュール17a〜17fに押圧され位置決めされているので、記録ヘッド17に対して、ベルト搬送ユニット7の余分な昇降駆動力が作用する心配はない。
この状態で、吸引ポンプ14を作動させて、バッファ35内部を例えば大気圧に対して−15kPaの負圧になるように減圧し、その後、弁38を開いて連結部材32を介して、全ての連結されたキャップ31の31aで覆われたノズル面100との密閉空間を負圧にする。この負圧により記録ヘッドモジュール17a〜17f内部のインクをノズル穴101から外へ吸い出すことが出来る。この吸引動作によって、ノズル穴101に詰まったゴミ、増粘したインク等がインク流に乗ってキャップ31へ吸い取られて正常な吐出が可能な状態に維持される。吸い出されたインクは、一部が連結部材32内部へと導かれる。弁36を導通させることによって、バッファ35内部の負圧は大気圧となり、記録ヘッド17からの吸引は終了する。この後、ベルト搬送ユニット7は図12に示される第3の位置へ降下する。この状態でキャップ31は記録ヘッド17のノズル面100から約5mm程度離間した高さにある。その後ベルト搬送ユニット7は図11に示される第2の位置へさらに降下する。
次に、モータ804が逆回転することにより、ヘッドメンテナンスユニット8は記録媒体2の搬送方向下流側に退避し、図11で示される移動軌跡の逆をたどって、ピン8b,8cが端部23c,24cに突き当たり、折り畳まれてV字形状となる。その後、ベルト搬送ユニット7が第2の位置から第1の位置まで上昇すると、再び図4に示される画像形成可能な状態となる。
ベルト搬送ユニット7が第1の位置に存在する時に、ヘッドマウント27に設けられた位置決めピン28は、ベルト搬送ユニット7に設けられた位置決め穴(図示せず)と嵌合して位置決めされる。このとき、ノズル面100と無端ベルト706との間隔は、全てのヘッドモジュールが平行度が良く略1mmで位置決めされている。
本実施形態の特徴として、ヘッドメンテナンスユニット8は、排紙ガイド39の下方にガイドレール23,24に懸架するように収納する。又、ベルト搬送ユニット7の昇降スペースよりも排紙側に退避している。この収容位置にすることにより、ヘッドメンテナンスユニット8から万一、インクの垂れが発生した場合であっても搬送機構を構成する部材や記録媒体にはインクの付着が防止できる。
次に、図1、図2及び図3を参照して、画像形成について説明する。給紙トレイ1上の記録媒体2は、給紙ローラ3によって給送され、レジストローラ対5で整姿されてベルト搬送ユニット7上へ搬送される。記録媒体2は、ピンチローラ6でベルト搬送面へ密着され、ベルト搬送ユニット7に内蔵された吸引ファン705の負圧によって、プラテン704の穴を介して無端ベルト706へ吸着されつつ搬送される。この搬送により、記録ヘッドモジュール17下を通過している際に、ノズル穴101から吐出されたインクが記録媒体2上に着弾し、画像が形成される。
記録ヘッド群17は、記録媒体搬送方向にブラック(Black)、シアン(Cyan)、マジェンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)の順に配置され、記録媒体2が一度ベルト搬送ユニット上を通過することによって4色のカラー画像が記録される。記録媒体2のサイズは、プラテンの幅とノズル列の長さを大きくすることで、種々のサイズに対応することができる。一般的な、はがきサイズからA3サイズまで容易に対応することができる。勿論、搬送機構を変えることにより、ロール紙においても同様に対応させることができる。 図4に示されるように、本実施形態のメンテナンスユニット8は、V字の角度2θが40度になるように折り畳まれて、排紙ガイド39の下方に収納されている。このように収納することで、記録ヘッドモジュール17のノズル穴101から吐出、あるいは吸引されて、キャップ31の内部に溜まったインクは、インクパン801,802の70度の傾斜と共にキャップ31の内部から外に零れる仕組みである。
図13(b)は各記録ヘッドモジュール17a等からインクを吸引するメンテナンスを示す。図13(b)に示されるように、各記録ヘッドモジュール17a等のノズル面100にキャップ31が近接して前述の吸引ポンプ14で吸引穴31dを通してインクを吸引する。キャップのゴム31a内部はインクで満たされた状態となり、その後キャップ31はノズル面100から離間する。離間後、メンテナンスユニット8は記録ヘッド群17の下部から移動して、図13(a)に示されるように退避位置でV字形状となる。
キャップ31のガイド31bの内部のX方向両側の底部には、ゴム31aとガイド31bの隙間から外へインクを排出するために複数のドレイン31eが開口されている。インクパン801,802の内部に配置されているキャップ31は、どちら側へ傾いてもドレイン31eのいずれかより下方へ流れ出る。インクパン801,802がV字形状に傾斜すると、ゴム31a内部に溜まっていたインクはほとんどがガイド31b内部に流れ落ち、ドレイン31eを通ってインクパン801,802内部へ落ちる。インクパン801,802内部ではインクは最下部の角部に溜まり、インク導出口805からチューブを伝って廃液ボトル16へ排出される。
このように構成することにより、インクがインクパン801,802から外に垂れ落ちて装置内部を汚すことがない。またキャップ31が、次回、ノズル面100と接触してノズル面を密閉する際に、キャップ31内に溜まったインクが再びノズル面100と接触して増粘したインクやその中に含まれる粉塵でノズル面を汚したりノズルを詰まらせたりすることがない。キャップ31は、インクパン801,802の中にそれぞれ配置されており、向き合った姿勢であることと、その上部に排紙ガイド39がヘッドメンテナンスユニット全体を覆うように延在するため、記録媒体2から発生する紙粉がキャップ31上部に降り積もることが防止される。また、ドレイン31eの位置が重力方向下方に配置されているため、他色キャップ31上にインクがこぼれて、キャップ31上でインクが混色し、ひいてはノズル面100が混色する事も防止される。
本実施形態の特徴として、ヘッドメンテナンスユニット8は、排紙ガイド39の下方にガイドレール23,24に懸架するように収納し且つ、ベルト搬送ユニット7の昇降スペースよりも排紙側に退避している。この収納位置にすることにより、ヘッドメンテナンスユニット8から万一、インクの垂れが発生した場合であっても搬送機構を構成する部材や記録媒体へのインクの付着を防止できる。
図6は、排紙ローラ25側から記録ヘッド群17及びメンテナンスユニット8を見た構成を示す図である。図7は、図6の構成の変形例を示す図である。
図6は、ガイドレール23と24とが同じ高さに平行に配置された構成例を示す。この構成においては、キャップ31内部に溜まったインクが流れ落ちインクパン801内部に溜まったインクがインク導出口805から流れ落ちる。
また、図7は、ガイドレール23の溝部がガイドレール24の溝部よりも低く配置される構成例を示している。この配置は、ヘッドメンテナンスユニットのインクパン801,802がガイドレール23側を低くして保持している。従って、図6に示す同じ高さに平行に配置された構成例よりも、一方が低く斜めに配置されている方がキャップ31からも流れ落ちやすく、インクパン801,802内部にもインクが溜まりにくくなり、さらに良い。
本実施形態によれば、メンテナンスユニット8が退避位置で折れ曲がった状態で収納されていても、すべてのキャップ31は折れ曲がらず変形を受けていない。このため、キャップが変形しにくく、また、キャップの折り曲げ部にクラック等の劣化が生じ難くなり、記録ヘッドの吐出面への密閉度が低下しない。また。インクパン801,802が硬質なピンで連結され、可撓性有する部材を用いていないため、耐久性があり、従来のような弾性部材(又は、可撓性部材)の劣化による不具合は発生しない。
また、メンテナンスユニット8の退避位置は、記録媒体2の搬送経路より下方にあるため、メンテナンスユニット8に残ったインクが万一漏れ出た事態が発生しても、記録媒体2に付着して汚れを発生することはない。さらに、搬送機構の部材よりも下側の低い退避位置であるため、同様にインクが付着せず、記録媒体2への間接的な汚れの発生は防止できる。さらに、記録済み記録媒体2を排紙するために必要となる排紙ガイド39下方にメンテナンスユニット8をV字状に折り畳んで退避しているので、メンテナンスユニット8の退避スペースが小さく、装置を小型にすることができる。
次に、第2の実施形態について説明する。
本実施形態は、第1の実施形態における吸引ポンプに代わって、加圧ポンプを設けた構成例である。尚、本実施形態の構成部材で同等な構成部材には同じ参照符号を付してその説明を省略する。
図14は、記録媒体2の搬送経路において、記録ヘッドモジュール17a〜17fより上流に配置されるサブタンクユニット13側を加圧する加圧ポンプ15が設けられている。 加圧ポンプ15は、例えばピストンポンプであり、チューブによりサブタンクユニット13に連結されている。サブタンクユニット13内部には、記録ヘッドモジュール17a〜17fへ補給されるインクが装填され、上部には空気層が設けられている。
図15に示すように、キャップ31には吸引穴31dは開口されず、キャップ31がノズル面100と接触した場合には、キャプ31内は完全に密閉空間となる。記録ヘッドモジュール17a〜17fの吐出回復のためにメンテナンス処理の実行について説明する。まず、キャップ31がノズル面100から離間した位置で、記録ヘッド群17の真下である図12に示す位置にヘッドメンテナンスユニット8を移動させる。その後、加圧ポンプ15を駆動して、サブタンクユニット13内部を密閉した状態で加圧する。この加圧によりチューブ902、共通インク経路901及びチューブ903を通じて、記録ヘッドモジュール17a〜17fの内部が加圧される。図16(b)に示すように、この加圧によりノズルから内部のインクが外に押し出され、キャップ31の上部に滴下する。キャップ31には、穴がないため内部にインクが溜まる。垂れ落ちる量が多い場合にはキャップから溢れてインクパン801,802内へ零れ落ちる。
図16(a)を参照して、インクパン801,802にインクが零れ落ちる流れについて説明する。
キャップ31のガイド31bには、ゴム31aとガイド31bの隙間から外へインクを排出するために複数のドレイン31eが開口されている。インクパン801,802の内部に配置されているキャップ31は同等であるが、どちら側へ傾いてもドレイン31eのいずれかより下方へ流れ出る。記録ヘッドモジュール17a〜17fから滴下したインクは、最初はゴム31a内部に溜まり溢れた場合はガイド31b内部に流れ、ガイド31b内部のインクは前記ドレイン31eからインクパン801,802へ流れ出る。
さらに、ヘッドメンテナンスユニット8が退避位置へ移動してインクパン801,802がV字形状に折り畳まれると、ゴム31a内部に溜まっていたインクはほとんどがガイド31b内部に流れ落ち、ドレイン31eを通ってインクパン801,802内部へ落ちる。インクパン801,802内部ではインクは最下部の角部に溜まり、インク導出口805からチューブを伝って廃液ボトル16へ導かれる。キャップ31は、図16,図6及び図7に示されるように、記録ヘッドモジュール17a〜17fの配列に合わせて交互配置されており、さらに、他色の記録ヘッドモジュール17a〜17fとの間の距離が1色内交互配置の間隔よりも広く配置されている。図16(a)の交互配置としては、例えばインクパン801の下から4個配列されていうちの1番上と上から3番目の組又は、2番目と4番目の組の記録ヘッドモジュールである。インクパン801,802が待避位置に位置している時には、ドレイン31eの直下には他色のキャップ31が無い。従って、零れ落ちるインクが他色キャップ31のインクと混色は起こさず、記録ヘッドモジュール17a〜17fのノズル面100を汚すこともない。本実施形態におけるキャップ13のゴム31aの深さは、約1.2mmである。キャップ幅は幅10mm、長手方向約60mmである。勿論、この数値は限定されるものではない。従って、インクパン801,802がV字形状に傾斜した状態ではゴム31a内部のインクはほぼキャップ31内から流れ落ちる。ゴム31a上の周囲には僅かにインクが残るが、キャプ31が再び記録ヘッドモジュール17a〜17fを密閉する際には水平姿勢となるため、残留インクは薄く広がってノズル面100と接触することはない。
メンテナンス処理を行う際には、図9に示すように、インクパン801,802は水平になる。その後、加圧ポンプ15の圧力が図示されない弁の開放で解除されると共に、図示しないワイパーがノズル面100を拭いて余剰インクを除去する。ワイパーを伝って流れ落ちたインクも同様にキャプ31内部や、インクパン801,802に流れ落ちる。この一連の処理により、記録ヘッドモジュール17a〜17fのノズル面100のクリーニング及びノズル穴101内部の増粘したインクの除去が完了する。
次に、ヘッドメンテナンスユニット8は、図4に示したように、V字形状に折り畳まれた退避位置に移動する。退避した後、引き続き画像形成を行うのであれば、ベルト搬送ユニット7は、第1の位置へ上昇し、画像形成しなければ、第2の位置に下降したままとなる。
退避した際に、ヘッドメンテナンスユニット8がV字形状となることで、キャップ31内部のインクは垂れ落ちる。またインクパン801,802内部のインクは下方に集まり、インク導出口805から廃液ボトル16へ向かって流れ出る。このようにして、キャップ31に吸引穴が設けられていない場合にも内部のインクを外に出すことが可能となる。キャップ31内部にインクを溜めて外に流し出す動作により、キャップ31内部に入った粉塵も洗い流される。
次に、再度ヘッドメンテナンスユニット8が記録ヘッドモジュール17a〜17fを密閉すべく移動し、図9に示される如くノズル面100を密閉した場合には、キャップ31内にはインクが溜まっていないため、増粘したインクはノズル面100に付着しない。またキャップ31内部が粘度の低いインクで洗い流されているため、粉塵がノズル穴101に詰まる危険を減らすことが可能である。更には、キャップ31に穴が無く、ノズル面100が完全に密閉されていると共に、キャップ31内部が適度にインクで濡れていることで、キャップ31内部をインクの蒸発成分で満たし、記録ヘッドモジュール17a〜17fのノズル面100の乾燥をより防止する効果が得られる。
次に、第3の実施形態について説明する。
この変形例は、前述した第1,第2の実施形態に適用可能な記録ヘッドモジュール17a〜17f内のインクを循環させる構成例である。
図17に示すように、記録ヘッドモジュール17a等にはインクが注入される注入口17jと外部(ここでは、サブタンク41)に排出する排出口17kが設けられている。この注入口17jは、ノズル面100より高い位置に液面を持つサブタンク40にチューブで連結され、排出口17kはノズル面100より低い位置に液面を持つサブタンク41に連結される。サブタンク41からサブタンク40へは、インクを低い位置から高い位置に向けて移動させるためのインク循環部(ポンプ)42を介してチューブで連結されている。インクはサブタンク40から記録ヘッドモジュール17a等の内部の各吐出チャンネル部を通ってサブタンク41へ流れ、インク循環部42によって再びサブタンク40へ戻される。
キャプ31にドレインが開口されていない構成であれば、キャップ31でノズル面100を密閉する際に、ゴム31aの変形によってキャップ内が微正圧となって滞留する空気を記録ヘッド内に押し込む虞がある。このような場合には、インク循環部42を駆動して、記録ヘッドモジュール17a等の内部にインクを流して循環させることによって、内部に入ってしまった空気を気泡としてインクの流れと共に取り去りサブタンク41又はサブタンク40内に浮き上がらせる。
また、長期間キャップされている状態が継続された場合には、周囲環境の温度変化によって、キャップ内部の空気が膨張収縮するため、記録ヘッドモジュール17a等の内部に空気が侵入又は、記録ヘッドモジュール17a等からインクを引き出しキャップ31内部に流出する虞がある。この流出した場合には、前述した各実施形態で説明したように、キャップ状態からヘッドメンテナンスユニット8が退避させたのち、退避位置でV字形状に移動することによって、キャプ31内部に溜まったインクを外に流し出すことができる。
このように、記録動作に先立ちキャップを離間させる際には、ヘッドメンテナンスユニット8をV字状態に傾けて内部のインクを流し出す動作と、記録ヘッドモジュール17a等の内部のインクを循環させて記録ヘッドモジュール17a等の内部の空気を移動させる循環動作を実施する。この状態で、ノズル面100に残っているインクを図示しないワイプで除去する。インクパン801,802が下部にあるため、ワイプで飛び散ったインクが落下しても、無端ベルト706を汚すことはない。
本実施形態における記録ヘッド17−1K等は、記録媒体の幅に比べて短尺な6つの記録ヘッドモジュール17a〜17fを2列(インク1色)にして交互に千鳥状に配置したが、配列は階段状でも良い。また1つ以上で構成することができる。その記録ヘッドモジュール17a等の配置と数に応じてキャップを対応させて配置すれば良い。
前述した各実施形態においては、キャップ31が固定されるインクパンを2つに折り畳む構成であったが、記録ヘッドモジュール17aの間隙に合わせて、さらに複数に分割することもできる。例えば記録ヘッド17−1が4列(4千鳥列)の配列であれば、それぞれの間隙で分離し、図18に示すように、色ごとに4つに折り畳むように構成とすることもできる。この例では、4色の記録ヘッドを搭載した例において、キャップ31を各色ごと(1千鳥列ごと)に4つのインクパン801a,801b,802a,802bにそれぞれ固定する。これらをキャップが向き合う2組のV字形状にピン8i,8mで連結し、さらに、これらの2組のV字形状のインクパン801bとインクパン802aとをピン8nで連結する。ガイドレール23にインクパン801a,801b,802a,802bに設けられたピン8a,8j,8k,8bを嵌装させる。この折り畳みによれば、第1,第2の実施形態の画像形成装置に比べて搬送経路は長くなるが高さ方向を低くすることができる。これは、画像形成装置の設計仕様によっては好適する。さらに、色別に折り畳む構成であるため、別の色のインクがキャップに付着することが防止される。また、それぞれのインクパンの内部でもインクが混色することがないため、物性の異なるインクが混色して固まる等の不具合を防止することが出来る。
以上説明した各実施形態によるメンテナンス機構を搭載する画像形成装置に作用及び効果について述べる。
(1)ヘッドメンテナンスユニットが退避時に折れ曲がって退避位置へ移動することにより、省スペースで収納可能で、設置面積を低減することができる。
(2)ヘッドメンテナンスユニットがインクパンを有しており、インクがこぼれない角度で停止することにより、収納時に省スペースにできると共に装置内部にインクがこぼれて落ちるのを防止することができる
(3)ヘッドメンテナンスユニットが記録媒体搬送に必要な排紙経路、あるいは両面記録部への搬送経路の下方で、記録ヘッドと対向して記録媒体を搬送するベルト搬送ユニットの退避位置側部に移動収納されることで、記録ヘッド下のジャム処理を可能にしてじゃまにならない位置に収納することが可能となる。
(4)ヘッドメンテナンスユニットのキャップがある側を内側にしてその上部を覆われた状態で収納することにより、キャップ内部に粉塵が付着しにくい構造にする事ができる。
(5)ヘッドメンテナンスユニットを傾けて収納する事で、キャップ内部に溜まったインクをその傾きで外に流すことが出来、その結果キャップ内の粉塵を洗い流し、ヘッドをキャップで密閉する際にキャプ内のインクがノズルと接触しないようにする事が可能となる。
(6)キャップ内のインクを吸い出すポンプ手段が無い場合にも、前述の効果を得ることが出来る。
(7)ヘッドメンテナンスユニットを記録媒体搬送方向に傾斜させて退避収納することで、ユニット内部のインクを回収しやすくすることが出来る。
(8)穴の空いていない密閉キャップを用いてキャップする場合にも、キャップ内部のインクを外にこぼすことが可能となる。又、キャップ時にはノズル穴が無いため、内部の保湿性能を高めることが出来る。
(9)穴の空いていない密閉キャップを用いてキャップし、次の記録動作に際してキャップを傾斜させて退避することと、記録ヘッドモジュール内部のインクを循環させることで、キャップ内インク除去とヘッド内気泡除去を実現し、キャップ時の保湿性向上を実現することが出来る。
(10)密閉キャップから下方へのインク落下時に、異なる色のキャップにインクが落ちない角度に傾斜角度を設定したことと、キャップからインクを零すドレインを重力方向下方に設けたことで、キャップを介してインクが混色することがない。
第1の実施形態に係る画像形成装置の全体の概念的な構成を示す図である。 ベルトプラテン及び無端ベルトによる搬送機構の構成を概念的に示す図である。 記録ヘッドモジュールのインク供給系の構成例を示す図である。 メンテナンス機構の動作[第1の位置]について説明するための図である。 第1の実施形態に係るヘッドメンテナンスユニットの構成例を示す図である。 排紙ローラ側から記録ヘッド群及びメンテナンスユニットを見た構成を示す図である。 図6に示す構成の変形例を示す図である。 インクの回収機構の構成例を示す図である。 メンテナンス機構の動作[第4の位置]について説明するための図である。 メンテナンス機構の動作[第2の位置]について説明するための図である。 メンテナンス機構の動作[折り畳み軌跡]について説明するための図である。 メンテナンス機構の動作[第3の位置]について説明するための図である。 図13(a)は、メンテナンスユニットの退避状態を示す図であり、図13(b)は、記録ヘッドモジュールからインクを吸引した状態を示す図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置の全体の概念的な構成を示す図である。 第2の実施形態に係るヘッドメンテナンスユニットの構成例を示す図である。 図16(a)は、メンテナンスユニットの退避状態を示す図であり、図16(b)は、記録ヘッドモジュールからキャップにインクが零れ出た状態を示す図である。 インクの循環機構の構成例を示す図である。 インクパンを4つに折り畳んだメンテナンスユニットの退避状態を示す図である。
符号の説明
1…給紙トレイ、2…記録媒体、3…給紙ローラ、4…分離ローラ、5…レジストローラ対、6…ピンチローラ、7…ベルト搬送ユニット、701…駆動ローラ、702…テンションローラ、703…従動ローラ、704…プラテン、705…吸引ファン、706…無端ベルト、707…チャンバー、8…ヘッドメンテナンスユニット、801,802…インクパン、8a,8b,8c,8d,8i,8j,8k,8m…ピン、8e,8f…位置決め穴、8g,8h…回動支点、803…ギア、804…モータ、805…インク導出口、806…軸、9…インク供給路、901…共通インク経路、902,903…チューブ、10…ローラ対、11…排紙トレイ、12…インクボトルユニット、13…サブタンクユニット、14…吸引ポンプ、15…加圧ポンプ、16…廃液ボトル、17…記録ヘッド群、17a〜17f…記録ヘッドモジュール、100…ノズル面、17j…インク入り口、17k…インク出口、18…ゲート、19,20,21,22…ローラ対、23…ガイドレール、23a,23b…凸部、23c…端部、23d…ラック部、23e…溝の水平部、23f…溝部、24…ガイドレール、24a…凸部、24b…凸部、24c…端部、24e…溝の水平部、24f…溝部、25…排紙ローラ対、26…ゲート、27…ヘッドマウント、28…位置決めピン、29,30…フレーム、31…キャップ、31a…ゴム、31b…ガイド、31c…バネ、31d…吸引穴、31e…ドレイン、32…連結部材、33,34…センサ、35…バッファ、36,38…弁、37…一方向弁、39…排紙ガイド、40…サブタンク、41…サブタンク、42…インク循環部。

Claims (10)

  1. 複数の記録ヘッドを第1の方向に配設してなる記録ヘッド群と、
    前記記録ヘッド群にインクを供給するインク供給経路と、
    前記記録ヘッドのインク吐出ノズルが形成されるノズル面と接触する前記第1の方向に配設した複数の密閉部材と、
    前記複数の密閉部材を保持する保持部材と、
    前記記録ヘッド群と対向して記録媒体を搬送する記録媒体搬送機構と、を有し、
    前記保持部材は前記密閉部材が前記ノズル面を密閉する密閉位置と、搬送経路よりも下方に懸架され収納される退避位置との間を移動可能に構成され、前記保持部材は、前記複数の密閉部材の間隙にて折り畳み可能であり、前記密閉位置では前記保持部材が展延状態であり、前記退避位置では前記保持部材が折り畳み状態であることを特徴とするメンテナンス機構を搭載する画像形成装置。
  2. 前記退避位置では、前記密閉部材が前記記録媒体の搬送方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のメンテナンス機構を搭載する画像形成装置。
  3. 前記退避位置では前記密閉部材は、前記記録媒体の搬送方向に直交する方向に対しても傾斜していることを特徴とする請求項2に記載のメンテナンス機構を搭載する画像形成装置。
  4. 前記プリントヘッドの前記インク吐出ノズルからインクを出して吐出回復を行わせる吐出回復部を備え、
    前記吐出回復部が、前記複数の密閉部材に設けられ、前記記録ヘッドとの接触時に密閉空間内部を負圧吸引する吸引部と、密閉部材に設けられた吸引穴より構成され、
    前記吐出回復部による吐出回復動作時においては、前記保持部材前記密閉位置にあり、
    前記吐出回復部による吐出回復動作終了後に、前記保持部材は前記退避位置へ移動することを特徴とする請求項1に記載のメンテナンス機構を搭載する画像形成装置。
  5. 前記プリントヘッドの前記インク吐出ノズルからインクを出して吐出回復を行わせる吐出回復部を備え、
    前記吐出回復部が、前記記録ヘッド内部のインクを加圧によって前記記録ヘッド外部へ押し出す加圧部であって、
    前記吐出回復部の加圧動作による吐出回復動作時においては、前記保持部材前記記録ヘッド群の下部にあり、
    前記吐出回復部による前記加圧動作終了後に、前記退避位置へ移動することを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載のメンテナンス機構を搭載する画像形成装置。
  6. 前記記録ヘッドから前記インク供給経路にインクを戻すインク循環経路と、前記インク循環経路内にインクを循環させるインク循環部と、を有し、
    前記インク循環部は、前記密閉部材が前記ノズル面に対して密閉する際に、前記記録ヘッド内部のインクを循環させることを特徴とする請求項1記載のメンテナンス機構を搭載する画像形成装置。
  7. 前記記録ヘッドから前記インク供給経路にインクを戻すインク循環経路と、前記インク循環経路内にインクを循環させるインク循環部と、を有し、
    前記インク循環部は、前記密閉部材が前記ノズル面から離間する際に、前記記録ヘッド内部のインクを循環させることを特徴とする請求項1記載のメンテナンス機構を搭載する画像形成装置。
  8. 搬送される記録媒体にノズルからインクを吐出し、画像を形成する複数の記録ヘッドが配列した記録ヘッド群と、
    予め定めた搬送経路で前記記録媒体を搬送する搬送機構と、
    それぞれの前記記録ヘッドのノズルを密閉する密閉部材を固定し、複数に分割され折り畳み可能な保持部材を、展延状態でノズルを密閉する密閉位置と、前記密閉部材どうしが間隙で斜に対面する折り畳み状態で前記搬送経路の下方に懸架されて収納される退避位置のいずれかに移動するメンテナンス機構と、
    を具備することを特徴とするメンテナンス機構を搭載する画像形成装置。
  9. 前記保持部材の退避位置は、前記搬送経路よりも下方で、かつ前記記録ヘッド群よりも記録媒体搬送方向下流側に設けられることを特徴とする請求項1記載のメンテナンス機構を搭載する画像形成装置。
  10. 前記記録媒体搬送機構は昇降可能に構成され、
    前記記録媒体搬送機構が上昇し前記保持部材の底面を押し上げることで、前記ノズル面を前記密閉部材で密閉することを特徴とする請求項1記載のメンテナンス機構を搭載する画像形成装置。
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