JP3736150B2 - プリンタ及びその初期化方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源投入時等に排紙処理等の所定のシーケンスを実行した後、印刷を行うプリンタ及びかかるプリンタを制御するための諸技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかるプリンタにおいては、主電源の投入時若しくは切断時にプリンタを一定のシーケンスに従い固定動作させていた。一例として、図5に、インクジェットプリンタにおける主電源投入時の一連のシーケンスを示す。
【0003】
まず、ユーザによりプリンタのメイン(電源)スイッチがオンされると、この電源オンは、主電源部からプリンタコントローラ内のCPUに伝えられ、CPUがROM(プログラムメモリ)に格納された制御プログラムを実行することにより、各種の初期化処理が行われる。
【0004】
即ち、まず、いわゆるメカインタフェース、即ち、プリントエンジンとの間のデータ転送速度等を調整するためのI/Fの初期化が行われる(S501)。続いてCRモータ、PFモータ(ポンプモータ)が初期化される(S502)。この後、前回電源がオフされた時にCRがホームポジション以外の位置にあった場合にCRをホームポジションにセットアップする等のCRホームシークがなされる(S503)。更に、前回電源がオフされた時に用紙がペーパーパス上に残っていた場合等にその用紙を排出できるように、PFモータにて紙送りローラを回転駆動する用紙排出処理がなされる(S504)。以上の後、インクシステム(I/S)ルーチンの実行を開始する(S505)。このI/Sルーチンは、印字ヘッドを直ちにインクを吐出できる状態に置くための一連の処理であり、キャリッジをホームポジションに置いた状態で、例えば前回電源がオフされてから今回電源がオンされるまでの経過時間等によるインクの目詰まりの程度等に応じて、いわゆるフラッシング、クリーニング、ポンピング等の処理を、印字ヘッドに対して行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
多数のホストコンピュータ(PC)で1台のプリンタを共有する場合等には、そのプリンタを用いて、あるユーザが正常に印刷を終了し電源を切断した場合には、キャリッジはホームポジションに帰還するが、印刷途中で用紙ジャムを起こし、このジャムを取り除かないまま、印刷をあきらめプリンタの電源を切断してしまうこともある。このような場合、他のユーザが用紙ジャムに気が付かないままプリンタの電源を投入する場合がある。
【0006】
このような場合、図5に示した従来のシーケンスでは、当該他のユーザが主電源を投入した時に、用紙ジャムを起こしていた場合でも、そのまま上述したS501〜S503の処理が実行されてしまう。その場合には、例えば、用紙ジャムのまま、CRホームシークがなされる(S503)結果、エラーとなってしまい、その後の用紙排出処理(S504)やインクシステム(I/S)ルーチン(S505)の処理を開始できなくなる。
【0007】
即ち、図6(a)[この例では、用紙が(紙送りローラ中に)あり、且つCRがホームポジション以外の位置にある状態を示している]に示すように、用紙ジャムのためにぐしゃぐしゃになって凹凸を生じている部分[図6(a)中に波線で示す]を生じている場合には、CRホームシークのためにCRを左右に動かそうとすると、そのぐしゃぐしゃになった部分にCRが接触して動かなくなってしまう結果、CRエラーとなる。また、図6(b)に示すように、同図(a)のようなぐしゃぐしゃになった部分は無くても、用紙が(紙送りローラ中に)あり、且つCRがホームポジション以外の位置にある状態で、CRホームシークのためにCRを左右に動かすと、CRが用紙に接触してしまうこともあり(そのままCRが動くと、用紙を横方向にぐしゃぐしゃにしてしまい図6(a)と同様の状態になる)、この場合にもCRエラーとなる。
【0008】
以上のように、用紙ジャムを起こしている場合等にも、そのままCRホームシークがなされることから、図5に示した従来のシーケンスでは、主電源投入時の一連のメカシーケンスを最後まで実行できなくなってしまう。このため、印刷を開始可能とするためには、例えば、ユーザが主電源を切断した上で用紙ジャムを取り除き再び主電源を投入した後に、上述したS501〜S503の処理を含め、また始めから一連のメカシーケンスを実行することが必要となるので、効率が悪く面倒であった。
【0009】
本発明の目的は、主電源の投入時に用紙ジャムを起こしていた場合でも、所定のシーケンスを実行した上で印刷を開始可能となるプリンタ及びその制御技術を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、前記一連の初期化処理に所定の用紙ジャム情報を利用したジャム排紙処理を含めるようにしている。
【0011】
即ち、本発明のプリンタは、キャリッジを含むプリンタ機構部と、主制御部と、主電源部とを備え、前記主電源部の電源が投入された後、所定の一連の初期化処理を行った上で印刷を開始するプリンタにおいて、前記一連の初期化処理には、所定の用紙ジャム情報を利用したジャム排紙処理および前記キャリッジがホームポジションにない場合に前記キャリッジをホームポジションにセットするセット処理を含み、前記セット処理の前にジャム排紙処理を実行することを特徴とする。
【0012】
また、本発明のプリンタでは、前記プリンタ機構部は、更に、キャリッジがホームポジションに位置するか否かを検出するホームセンサと、ペーパーパス上に用紙があるか否かを検出する紙検出センサとを備え、前記所定の用紙ジャム情報は、前記ホームセンサと前記紙検出センサにより検出された情報から成ることを特徴とする。
【0013】
また、本発明のプリンタでは、前記主制御部は、更に、電源切断時の情報を記憶しておく記憶手段を備え、前記所定の用紙ジャム情報には、該記憶手段に記憶された電源切断時の情報を含むことを特徴とする。
【0014】
また、本発明のプリンタでは、プリンタ機構部と、主制御部と、主電源部とを備え、前記主電源部の電源が投入された後、所定の一連の初期化を行った上で印刷を開始するプリンタにおいて、前記一連の初期化を行うプリンタ初期化手段を備え、該プリンタ初期化手段は、更に、前記主制御部における前記プリンタ機構部とのインタフェースを初期化する手段と、前記プリンタ機構部を駆動するモータを初期化する手段と、前記プリンタ機構部のキャリッジをホームポジションにセットする手段と、前記プリンタ機構部のペーパーパス上にある用紙を排出する手段と、前記プリンタ機構部の印字ヘッドにおけるインクの目詰まり解消のための各種動作を実行する手段と、前記キャリッジをホームポジションにセットする前に所定の用紙ジャム情報を利用して用紙ジャムを排出するジャム排紙手段、とを有することを特徴とする。
【0015】
また、本発明のプリンタの初期化方法では、キャリッジを含むプリンタ機構部と、主制御部と、主電源部とを備え、前記主電源部の電源が投入された後、所定の一連の初期化処理を行った上で印刷を開始するプリンタにおける前記一連の初期化を行う方法であって、前記一連の初期化処理には、所定の用紙ジャム情報を利用したジャム排紙ステップおよび前記キャリッジがホームポジションにない場合に前記キャリッジをホームポジションにセットするセットステップを含み、前記セットステップの前に前記ジャム排紙ステップを実行することを特徴とする。尚、前記ジャム排紙ステップを実行しないときには、前記一連の初期化処理として前記プリンタ機構部のペーパーパス上にある用紙を排出するステップを含み、前記ジャム排紙ステップを実行するときには前記プリンタ機構部のペーパーパス上にある用紙を排出するステップを省略するようにしても良い。
【0016】
また、本発明のプリンタの初期化方法では、前記プリンタ機構部と、主制御部と、主電源部とを備え、前記主電源部の電源が投入された後、前記プリンタ機構部に対する所定の一連の初期化を行った上で印刷を開始するプリンタにおける前記一連の初期化を行う方法であって、前記主制御部における前記プリンタ機構部とのインタフェースを初期化するステップと、前記プリンタ機構部を駆動するモータを初期化するステップと、前記プリンタ機構部のキャリッジをホームポジションにセットするステップと、前記プリンタ機構部のペーパーパス上にある用紙を排出するステップと、前記プリンタ機構部の印字ヘッドにおけるインクの目詰まり解消のための各種動作を実行するステップとを有する方法において、前記キャリッジをホームポジションにセットするステップの前に、所定の用紙ジャム情報を利用して用紙ジャムを排出するジャム排紙ステップを含むことを特徴とする。
【0017】
また、本発明のプリンタの初期化方法では、前記ジャム排紙ステップは、更に、前記ペーパーパス上に用紙があるか否かを判断する第1のステップと、前記キャリッジがホームポジションに位置するか否かを判断する第2のステップとを有し、前記第1のステップにより前記ペーパーパス上に用紙があると判断され且つ前記第2のステップにより前記キャリッジがホームポジションに位置しないと判断された場合に、用紙ジャムを排出することを特徴とする。更に、前記電源が切断された場合に、該電源切断時点の用紙ジャム情報を記憶するステップを含み、前記ジャム排紙ステップは、更に、前記記憶された電源切断時の用紙ジャム情報により、該電源切断時点では前記ペーパーパス上に用紙があったか否かを判断する第3のステップと、前記キャリッジがホームポジションに位置していたか否かを判断する第4のステップとを有し、前記第3のステップにより前記ペーパーパス上に用紙があったと判断され且つ前記第4のステップにより前記キャリッジがホームポジションに位置していなかったと判断された場合に、用紙ジャムを排出することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施形態に係るプリンタについて、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、プリンタコントローラ(プリンタ制御部)と、プリンタ機構部(プリンタメカニズム)と、主電源部とを備え、主電源のオン時等所定の場合に、プリンタ機構部とそのインタフェースの初期化処理を実行するインクジェットプリンタに本発明を適用した例について述べる。
【0019】
即ち、本実施形態のプリンタは、図1に示すように、プリンタコントローラ1と、プリンタ機構部2と、主電源部3とを備えている。プリンタコントローラ1は、プリントエンジンとの間のデータ転送速度等を調整するためのインターフェース(以下「I/F」という)4と、各種データの記憶等を行うRAM(D−RAM)5と、各種データ処理のためのルーチン等を記憶したROM(プログラムメモリ)6と、CPU7と、ASIC制御回路8と、EEPROM9と、ホストコンピュータ(ホスト)からの印刷データ等を受信するI/F10を備えている。I/F4、RAM5、ROM6、CPU7、ASIC制御回路8、EEPROM9、I/F10等は、バス11により相互に接続されている。RAM5は、受信バッファ5A,出力バッファ5B及びワークメモリ5C等として利用されるものである。ROM6は、CPU7等によって実行される各種制御プログラム等を記憶している。CPU7は、各種演算・データ処理及びプリンタ全体の制御の中核をなすものである。ASIC制御回路8には、多数のレジスタや論理回路が形成され、各モータドライバの制御部の他、ヘッドパルス生成部等として機能する。
【0020】
プリンタ機構部2は、印字ヘッド42と、キャリッジ43等から成るキャリッジ機構と、紙送り(PF)モータ44等から成る紙送り機構とを備えている。紙送り機構は、PFモータ44及び紙送りローラ(図示せず)等からなり、記録紙45等の印刷記憶媒体を順次送りだして副走査を行うものである。キャリッジ機構は、印字ヘッド42を搭載するキャリッジ43と、該キャリッジ43をタイミングベルト46等を介して走行させるキャリッジモータ43a等からなり、印字ヘッド42を主走査させる。印字ヘッド42は、圧電素子を用いて微小インク滴を吐出するものである。キャリッジ43は、印字ヘッド42に種々のメンテナンスを施すため所定の場合にホームポジション43bに帰還する。尚、インクジェットプリンタでは、このホームポジション43bにキャリッジ43を置いた状態で印字ヘッド42に対しインクの目詰まり解消のためのポンピング(吸引動作)を行うためのポンプモータを備えるが、本実施形態のプリンタでは、PFモータ44がこのポンプモータを兼用している。また、キャリッジモータ43aやPFモータ44には、ステッピングモータを用い、それぞれのモータドライバやその制御部により所定のステップ駆動を行うことにより、制御される。
【0021】
更に、プリンタ機構部2は、ペーパーパス上の記録紙45の有無を検出する紙検出センサ47と、キャリッジ43がホームポジション43bに在るか否かを検出するホームセンサ48を有している。これら紙検出センサ47及びホームセンサ48は、それぞれプリンタコントローラ1内のASIC制御回路8に接続されている。紙検出センサ47は、ペーパーパス上に記録紙45が存在するとONし、存在しない場合にはOFFする。紙検出センサ47のON/OFFの情報は、ASIC制御回路8内のレジスタにより、リアルタイムで保持される。ホームセンサ48は、ホームポジション43bにキャリッジ43が存在するとONし、存在しない場合にはOFFする。紙検出センサ47と同様、ホームセンサ48のON/OFFの情報は、ASIC制御回路8内のレジスタにより、リアルタイムで保持される。
【0022】
さて、本実施形態のプリンタの特徴は、主電源の投入時に、紙検出センサ47及びホームセンサ48の情報を利用してジャム排紙ルーチンを実行し、その後立ち上がる点にある。図2に、本実施形態のプリンタにおける主電源投入時の一連のシーケンスを示す。
【0023】
まず、ユーザによりプリンタのメイン(電源)スイッチがオンされると、この電源オンは、主電源部3からプリンタコントローラ1内のCPU7に伝えられ、CPU7がROM(プログラムメモリ)6に格納された制御プログラムを実行することにより、各種の初期化処理が行われる。即ち、まず、いわゆるメカインタフェース、即ち、プリントエンジンとの間のデータ転送速度等を調整するためのI/F4の初期化が行われ(S201)、続いてCRモータ、PFモータ(ポンプモータ)が初期化される(S202)のは、上述した従来例と同様である。
【0024】
本実施形態のプリンタでは、この後、ASIC制御回路8内のレジスタにより保持されているセンサ状態をCPUが参照し、その判断如何により、ジャム排紙ルーチンを実行する。即ち、紙あり(紙検出センサ47がON)且つキャリッジ43がホームポジション43b外にある(ホームセンサ48がOFF)か否かを判断し(S203)、紙あり且つキャリッジがホームポジション外である場合には(S203でYes)、用紙ジャムである可能性があるとして、ジャム排紙ルーチンを実行する(S204)。ここに、用紙ジャムとは、PFモータ44及び紙送りローラ(図示せず)等から成る紙送り機構を制御して、記録紙45に対し規定ステップ数の紙送りを行っても、紙検出センサ47等により、例えば、カットシートから成る記録紙45の先端や後端が検出できない時に発生するエラーをいうものとする。ジャム排紙ルーチンを実行した後は、上述した従来例と同様に、CRホームシーク(S205)、用紙排出処理(S206)、インクシステム(I/S)ルーチンの処理(S207)が実行される。
【0025】
一方、S203の判断において、紙がない場合や紙があってもキャリッジがホームポジションにある場合には、前回電源がOFFされたときに、正常に動作が終了してキャリッジがホームポジションに帰還したと解されるので、ジャム排紙ルーチンは実行されず(S203でNo)、CRホームシーク(S205)、用紙排出処理(S206)、インクシステム(I/S)ルーチンの処理(S207)が実行される。
【0026】
図5に示した従来のシーケンスでは、主電源の投入時に用紙ジャムを起こしていた場合でも、CRホームシークが実行される結果、エラーとなってしまっていたが、本実施形態のプリンタでは、紙あり且つキャリッジがホームポジション外にある場合にはジャム排紙ルーチンを実行することで、かかるエラーを回避することができる。
【0027】
以下、本実施形態により上述したエラーを回避することができる理由について、図面を用いて詳しく説明しておく。図3(a)〜(d)は、CRと記録紙(本実施形態では、カットシートを用いているものとする)の位置関係を場合を分けて示す図である。図3(a)は、記録紙が(紙送りローラ中に)あり、且つCRがホームポジション以外の位置にある状態、(b)は、記録紙は(紙送りローラ中に)あるが、CRはホームポジションにある状態、(c)は、記録紙は(紙送りローラ中に)なく、CRがホームポジション以外の位置にある状態、(d)は、記録紙は(紙送りローラ中に)なく、CRはホームポジションにある状態、をそれぞれ示している。また、各図の下部には、図2に示した本実施形態の主電源投入時のシーケンスにおける、ジャム排紙ルーチン(S204)、CRホームシーク(S205)、用紙排出処理(S206)のそれぞれの処理の実行の有無を示す。
【0028】
上述したように、本実施形態のプリンタでは、紙あり且つキャリッジがホームポジション外である場合(S203でYes)、用紙ジャムである可能性があるとしてジャム排紙ルーチンを実行する(S204)。図3(a)〜(d)において、論理的には、図3(a)と(b)の2つの場合が用紙ジャムである場合がある。図3(a)及び(b)のそれぞれにおいて用紙ジャムを生じているとした場合に、用紙ジャムのためにぐしゃぐしゃになった部分をそれぞれ仮想的に破線で示す。
【0029】
しかしながら、図3(a)では、CRを抜く(右に移動させる)ことによって、用紙を排出できる可能性があるのに対し、図3(b)では、破線で示すように、仮にぐしゃぐしゃになった部分が用紙の排出口付近に生じているものとすれば、用紙の排出口付近に詰まったジャムであるため、ユーザの手により詰まった用紙を抜き取る以外に手だてはない状態となる。そこで、本実施形態のプリンタでは、紙あり且つキャリッジがホームポジション外である場合(S203でYes)を、ユーザの手を経ることなくソフトウエアによる処理を実行することで解消できるものとして、ジャム排紙ルーチンを実行する(S204)ようにした。尚、図3(b)において、用紙の排出口に詰まったジャムのときは、ユーザの手により詰まった用紙を抜き取るようにする。一方、図3(b)において、用紙ジャムを生じていないが用紙が残っている場合(同図において破線部分がない場合)には、用紙排出処理(S206)によって、その用紙を排出する。また、図3(c)及び(d)の場合には、各図の下部に示すように、ジャム排紙ルーチン(S204)は実行されないが、CRホームシーク(S205)及び用紙排出処理(S206)の処理が実行される。但し、図3(c)及び(d)の場合ともに、用紙は(紙送りローラ中に)ないので、用紙排出処理(S206)の処理では、紙送り機構が回転駆動されるが、実際には記録紙45が排出されるわけではない。
【0030】
尚、図2に示した本実施形態のシーケンスにおいて、ジャム排紙ルーチン(S204)と用紙排出処理(S206)は、ジャム排紙ルーチン(S204)ではCRホームシーク(S205)の前になされるため、CRを図3(a)に示す位置からホームポジションに戻す動作が必要なこと以外は、メカ的な動作(紙送り機構を所定の如く駆動する)の上で違いはない。
【0031】
本実施形態では、図3(a)の場合、即ち、記録紙が(紙送りローラ中に)あり、且つCRがホームポジション以外の位置にある場合には、同図の下部にも示すように、ジャム排紙ルーチン(S204)を実行した上、更に、CRホームシーク(S205)後、用紙排出処理(S206)も実行する。本来、図3(a)の場合に、ジャム排紙ルーチン(S204)を実行して用紙をうまく排出できれば、用紙排出処理(S206)は実行する必要はないが、本実施形態では、図3(a)〜(d)を一覧すれば分かるように、用紙ジャムである可能性があり、ソフトウエアによる処理を実行することで解消できる場合[図3(a)]にのみ、従来のシーケンスにおけるCRホームシークの前にジャム排紙ルーチンを加えた構成とした。これにより、ジャム排紙ルーチン(S204)を実行しても、少し用紙が入ってしまった場合であっても、用紙排出処理(S206)にて解消することが可能である。
【0032】
次に、本発明の第2の実施形態に係るプリンタについて、図面を参照して詳細に説明する。上述した第1の実施形態に係るプリンタでは、電源切断時にジャムエラーを起こしていても、次の電源投入時までに、キャリッジが何らかの理由でホームポジションに移動してしまった場合、例えばユーザが強制的に移動させた場合等には、次の電源投入後の図2に示したシーケンスの中で、紙あり(紙検出センサ47がON)でキャリッジ43はホームポジション43b内にある(ホームセンサ48がON)と判断され(S203においてNo)、ジャム排紙ルーチンは実行されないまま、CRホームシーク(S203)がなされる結果、従来例と同様の問題を生じてしまう。そこで、本実施形態のプリンタでは、電源切断時のEEPROMの情報を利用して、この問題の発生を回避するものである。尚、本実施形態のプリンタの基本的構成は、図1に示した第1の実施形態のプリンタと略同様であるので、その説明は省略する。
【0033】
本実施形態のプリンタのEEPROM9内には、図1に破線で示すように、用紙情報の記憶部9aとキャリッジの位置情報の記憶部9bを備えている。そして、電源切断時に、ASIC制御回路8内のレジスタが保持している用紙の有無(紙検出センサ47のON/OFF)情報とキャリッジの位置情報、即ち、ホームポジションにあるかその外にあるか(ホームセンサ48のOFF/OFF)を、それぞれ用紙情報記憶部9aとキャリッジ位置情報記憶部9bに記憶しておく。
【0034】
本実施形態のプリンタでは、電源投入時に、これらEEPROMの情報を読み込み、その判断如何によってジャム排紙ルーチンを実行する。例えば、印刷途中で用紙ジャムを起こし、このジャムを取り除かないまま、印刷をあきらめたユーザがプリンタの電源を切断した場合等、電源切断時にジャムエラーであった場合には、ASIC制御回路8内のレジスタが保持している紙あり(紙検出センサ47のON)情報とキャリッジ43がホームポジション43b外にある(ホームセンサ48のOFF)情報とが、それぞれ用紙情報記憶部9aとキャリッジ位置情報記憶部9bに記憶される。仮に、キャリッジが何らかの理由でホームポジションに移動してしまった場合でも、電源切断時の状況が読み込まれるので、ジャム排紙ルーチンが実行される。
【0035】
即ち、図4に示すように、まずI/Fの初期化が行われ(S401)、続いてCRモータ、PFモータ(ポンプモータ)が初期化される(S402)のは、上述した第1の実施形態と同様である。本実施形態のプリンタでは、紙あり(紙検出センサ47がON)且つキャリッジ43がホームポジション43b外にある(ホームセンサ48がOFF)か否かを判断し(S403)た結果、これに該当しない場合(S403でNo)には、更に、CPUは、EEPROM9の用紙情報記憶部9aとキャリッジの位置情報記憶部9bの情報を読み込み、これが紙あり且つキャリッジがホームポジション外にあるか否かを判断する(S404)。これが否定された場合には正常に印刷が終了し用紙ジャムを生じていない場合と考えられるので(S404でNo)、ジャム排紙ルーチンは実行せず、そのまま上述した従来例と同様に、CRホームシーク(S406)、用紙排出処理(S407)、インクシステム(I/S)ルーチンの処理(S408)が実行される。
【0036】
一方、EEPROM9の情報が紙あり且つキャリッジがホームポジション外にあった(S404でYes)ことを示している場合には、ジャム排紙ルーチンを実行し(S405)た上で、その後、CRホームシーク(S406)、用紙排出処理(S407)、インクシステム(I/S)ルーチンの処理(S408)が実行される。
【0037】
このように、本実施形態のプリンタでは、電源切断時にジャムエラーを起こしていたが、次の電源投入時までにキャリッジが何らかの理由でホームポジションに移動してしまったような場合でも、ジャム排紙ルーチンを実行し(S405)た上で、CRホームシーク(S406)等の処理が開始されるので、一連のメカシーケンスをスムーズに実行することが可能となる。
【0038】
以上、本発明を特定の実施形態について述べたが、本発明はこれらに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、他の実施形態についても適用される。 例えば、上述した実施形態では、図3(a)の場合に、ジャム排紙ルーチン(S204)を実行した上、更に、CRホームシーク(S205)後、用紙排出処理(S206)も実行するが、用紙排出処理(S206)は省略しても良い「図3(a)の下部に[×]で示す」。また、上述した実施形態では、インクジェットプリンタを例として説明したが、他のプリンタにも適用され得るのは勿論である。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、主電源の投入時に用紙ジャムを起こしていた場合でも、所定のプリンタ機構部等の初期化処理のシーケンスを、エラーを生じることなくスムーズに実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るプリンタの全体構成を示す図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態に係るプリンタの主電源投入時のプリンタ機構部等の初期化処理のシーケンスを示す図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態に係るプリンタにおけるCRと記録紙の位置関係を場合を分けて示す図であり、(a)は、記録紙が(紙送りローラ中に)あり、且つCRがホームポジション以外の位置にある状態、(b)は、記録紙は(紙送りローラ中に)あるが、CRはホームポジションにある状態、(c)は、記録紙は(紙送りローラ中に)なく、CRがホームポジション以外の位置にある状態、(d)は、記録紙は(紙送りローラ中に)なく、CRはホームポジションにある状態、をそれぞれ示す。
【図4】 本発明の第2の実施形態に係るプリンタの主電源投入時のプリンタ機構部等の初期化処理のシーケンスを示す図である。
【図5】 従来のプリンタにおける主電源投入時のプリンタ機構部等の初期化処理のシーケンスを示す図である。
【図6】 従来のプリンタにおいて、用紙ジャムのままCRホームシークがなされるとエラーとなる理由を説明するための図であり、(a)は、用紙が(紙送りローラ中に)あり、且つCRがホームポジション以外の位置にある状態、(b)は、(a)のようなぐしゃぐしゃになった部分は無くても、用紙が(紙送りローラ中に)あり、且つCRがホームポジション以外の位置にある状態、をそれぞれ示す。_
【符号の説明】
1 プリンタコントローラ
2 プリンタ機構部
3 主電源部
4 (メカ)インターフェース
5 RAM(D−RAM)
6 ROM(プログラムメモリ)
7 CPU
8 ASIC制御回路
9 EEPROM
9a 用紙情報記憶部
9b キャリッジ位置情報記憶部
10 (ホスト)インターフェース
11 バス
42 印字ヘッド
43 キャリッジ
43a キャリッジモータ
43b ホームポジション
45 記録紙
46 タイミングベルト
47 紙検出センサ
48 ホームセンサ
Claims (12)
- キャリッジを含むプリンタ機構部と、主制御部と、主電源部とを備え、前記主電源部の電源が投入された後、所定の一連の初期化処理を行った上で印刷を開始するプリンタにおいて、前記一連の初期化処理には、所定の用紙ジャム情報を利用したジャム排紙処理および前記キャリッジがホームポジションにない場合に前記キャリッジをホームポジションにセットするセット処理を含み、前記セット処理の前にジャム排紙処理を実行することを特徴とするプリンタ。
- 請求項1記載のプリンタにおいて、前記プリンタ機構部は、更に、キャリッジがホームポジションに位置するか否かを検出するホームセンサと、ペーパーパス上に用紙があるか否かを検出する紙検出センサとを備え、前記所定の用紙ジャム情報は、前記ホームセンサと前記紙検出センサにより検出された情報から成ることを特徴とするプリンタ。
- 請求項1又は2記載のプリンタにおいて、前記主制御部は、更に、電源切断時の情報を記憶しておく記憶手段を備え、前記所定の用紙ジャム情報には、該記憶手段に記憶された電源切断時の情報を含むことを特徴とするプリンタ。
- プリンタ機構部と、主制御部と、主電源部とを備え、前記主電源部の電源が投入された後、所定の一連の初期化を行った上で印刷を開始するプリンタにおいて、前記一連の初期化を行うプリンタ初期化手段を備え、該プリンタ初期化手段は、更に、前記主制御部における前記プリンタ機構部とのインタフェースを初期化する手段と、前記プリンタ機構部を駆動するモータを初期化する手段と、前記プリンタ機構部のキャリッジをホームポジションにセットする手段と、前記プリンタ機構部のペーパーパス上にある用紙を排出する手段と、前記プリンタ機構部の印字ヘッドにおけるインクの目詰まり解消のための各種動作を実行する手段と、前記キャリッジをホームポジションにセットする前に所定の用紙ジャム情報を利用して用紙ジャムを排出するジャム排紙手段、とを有することを特徴とするプリンタ。
- キャリッジを含むプリンタ機構部と、主制御部と、主電源部とを備え、前記主電源部の電源が投入された後、所定の一連の初期化処理を行った上で印刷を開始するプリンタにおける前記一連の初期化を行う方法であって、前記一連の初期化処理には、所定の用紙ジャム情報を利用したジャム排紙ステップおよび前記キャリッジがホームポジションにない場合に前記キャリッジをホームポジションにセットするセットステップを含み、前記セットステップの前に前記ジャム排紙ステップを実行することを特徴とするプリンタの初期化方法。
- 請求項5記載のプリンタの初期化方法において、前記ジャム排紙ステップを実行しないときには、前記一連の初期化処理として前記プリンタ機構部のペーパーパス上にある用紙を排出するステップを含み、前記ジャム排紙ステップを実行するときには前記プリンタ機構部のペーパーパス上にある用紙を排出するステップを省略することを特徴とするプリンタの初期化方法。
- プリンタ機構部と、主制御部と、主電源部とを備え、前記主電源部の電源が投入された後、前記プリンタ機構部に対する所定の一連の初期化を行った上で印刷を開始するプリンタにおける前記一連の初期化を行う方法であって、前記主制御部における前記プリンタ機構部とのインタフェースを初期化するステップと、前記プリンタ機構部を駆動するモータを初期化するステップと、前記プリンタ機構部のキャリッジをホームポジションにセットするステップと、前記プリンタ機構部のペーパーパス上にある用紙を排出するステップと、前記プリンタ機構部の印字ヘッドにおけるインクの目詰まり解消のための各種動作を実行するステップとを有する方法において、前記キャリッジをホームポジションにセットするステップの前に、所定の用紙ジャム情報を利用して用紙ジャムを排出するジャム排紙ステップを含むことを特徴とするプリンタの初期化方法。
- 請求項7記載のプリンタの初期化方法において、前記ジャム排紙ステップは、更に、前記ペーパーパス上に用紙があるか否かを判断する第1のステップと、前記キャリッジがホームポジションに位置するか否かを判断する第2のステップとを有し、前記第1のステップにより前記ペーパーパス上に用紙があると判断され且つ前記第2のステップにより前記キャリッジがホームポジションに位置しないと判断された場合に、用紙ジャムを排出することを特徴とするプリンタの初期化方法。
- 請求項8記載のプリンタの初期化方法において、更に、前記電源が切断された場合に、該電源切断時点の用紙ジャム情報を記憶するステップを含み、前記ジャム排紙ステップは、更に、前記記憶された電源切断時の用紙ジャム情報により、該電源切断時点では前記ペーパーパス上に用紙があったか否かを判断する第3のステップと、前記キャリッジがホームポジションに位置していたか否かを判断する第4のステップとを有し、前記第3のステップにより前記ペーパーパス上に用紙があったと判断され且つ前記第4のステップにより前記キャリッジがホームポジションに位置していなかったと判断された場合に、用紙ジャムを排出することを特徴とするプリンタの初期化方法。
- プリンタ機構部と、主制御部と、主電源部とを備え、前記主電源部の電源が投入された後、前記プリンタ機構部に対する所定の一連の初期化を行った上で印刷を開始するプリンタにおける前記一連の初期化を行うためのプログラムを記録した記録媒体において、前記主制御部における前記プリンタ機構部とのインタフェースを初期化する処理と、前記プリンタ機構部を駆動するモータを初期化する処理と、前記プリンタ機構部のキャリッジをホームポジションにセットする処理と、前記プリンタ機構部のペーパーパス上にある用紙を排出する処理と、前記プリンタ機構部の印字ヘッドにおけるインクの目詰まり解消のための各種動作を実行する処理とを有するプログラムであって、前記キャリッジをホームポジションにセットする処理の前に、所定の用紙ジャム情報を利用して用紙ジャムを排出するジャム排紙処理を含むことを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
- 請求項10記載のプログラムを記録した記録媒体において、前記ジャム排紙処理は、更に、前記ペーパーパス上に用紙があるか否かを判断する第1の処理と、前記キャリッジがホームポジションに位置するか否かを判断する第2の処理とを有し、前記第1の処理により前記ペーパーパス上に用紙があると判断され且つ前記第2の処理により前記キャリッジがホームポジションに位置しないと判断された場合に、用紙ジャムを排出することを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
- 請求項11記載のプログラムを記録した記録媒体において、更に、前記電源が切断された場合に、該電源切断時点の用紙ジャム情報を記憶する処理を含み、前記ジャム排紙処理は、更に、前記記憶された電源切断時の用紙ジャム情報により、該電源切断時点では前記ペーパーパス上に用紙があったか否かを判断する第3の処理と、前記キャリッジがホームポジションに位置していたか否かを判断する第4の処理とを有し、前記第3の処理により前記ペーパーパス上に用紙があったと判断され且つ前記第4の処理により前記キャリッジがホームポジションに位置していなかったと判断された場合に、用紙ジャムを排出することを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
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