JP2003246111A - シリアルプリンタ及びキャリッジ位置制御方法 - Google Patents

シリアルプリンタ及びキャリッジ位置制御方法

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JP2003246111A
JP2003246111A JP2002049186A JP2002049186A JP2003246111A JP 2003246111 A JP2003246111 A JP 2003246111A JP 2002049186 A JP2002049186 A JP 2002049186A JP 2002049186 A JP2002049186 A JP 2002049186A JP 2003246111 A JP2003246111 A JP 2003246111A
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利広 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリッジを目標位置へ向けて移動させてい
るときに、何らかの原因によってキャリッジが目標位置
へ移動できなくなっても、従来よりも簡単又は確実にそ
の原因を解決できるようにする。 【解決手段】 キャリッジを目標位置(例えば、ホーム
ポジション)へ向けて移動させているときに、何らかの
原因によってキャリッジが目標位置へ移動できなくなっ
たエラーが検出されたら(ステップS5でYes)、C
PUキャリッジ1を、その原因を解決することができる
エラー解決位置に自動的に移動させる(S2)。なお、
このとき、現在の内部状態情報を、キャリッジ1がホー
ムポジション400への移動を開始した直前の内部状態
情報(例えばインク交換中)に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドットインパクト
プリンタやインクジェットプリンタ等のシリアルプリン
タに関し、具体的には、キャリッジの位置を制御するた
めの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタに備えられてい
るキャリッジの移動範囲には、例えば図1に示すよう
な、ホームポジション200と、インクカートリッジを
交換することができるポジション(以下、インク交換ポ
ジジョン)300とがあることが知られている。一般
に、ホームポジション200は、キャリッジ500の移
動範囲の一端に設けられており、インク交換ポジション
300は、ホームポジション方向201に沿ってホーム
ポジション200の手前に設けられている。インクジェ
ットプリンタでは、一般に、プリンタの電源投入時や、
インクカートリッジの交換後などに、キャリッジモータ
(図示せず)を駆動させて、キャリッジ500を目標位
置、例えばホームポジション200へ向けて移動させる
ことが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、キャリッジ5
00をホームポジション200へ移動させようとして
も、何らかの原因によって、キャリッジ500がホーム
ポジション200に至る途中で停止してしまうことがあ
る。例えば、キャリッジ500が、図1に示すように、
インクカートリッジホルダ505を搭載していて、その
インクカートリッジホルダ505が、蓋501を開閉さ
せてインクカートリッジを挿入又は取出すことができる
タイプのものである場合、蓋501が開いているとき
に、キャリッジ500をホームポジション200へ移動
させようとキャリッジモータを駆動しても、開いている
蓋501がインクジェットプリンタのケーシング102
にぶつかって、キャリッジ500を移動させることがで
きない。
【0004】このような場合、インクジェットプリンタ
は、キャリッジモータへの通電を切って、キャリッジ5
00を停止したままにする。ユーザは、キャリッジ50
0がホームポジション200へ移動できるようにするた
めには、特定の作業、例えば、インクジェットプリンタ
の電源を一度ターンオフして再びターンオンするか、或
いは、停止したキャリッジを手で強制的に動かして特定
の位置(例えば、インク交換ポジション300)に移動
させる等を行う必要がある。これは、ユーザにとって面
倒である。また、ここで誤った作業が行われてしまう
と、プリンタが壊れてしまう虞もある。
【0005】従って、本発明の目的は、キャリッジを目
標位置へ向けて移動させているときに、何らかの原因に
よってキャリッジが目標位置へ移動できなくなっても、
従来よりも簡単又は確実にその原因を解決できるように
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に従うシリアルプ
リンタは、印刷ヘッドを運ぶキャリッジと、そのキャリ
ッジを所定の目標位置へ向けて移動させる第1のキャリ
ッジ移動手段と、キャリッジを目標位置へ移動させると
き、キャリッジが目標位置に至る途中で停止するという
停止エラーを検出する停止エラー検出手段と、停止エラ
ーが検出されたときに、キャリッジを、停止エラーの原
因を解除することができるエラー解除位置に移動させる
第2のキャリッジ移動手段とを備える。
【0007】好適な実施形態では、インクカートリッジ
がキャリッジに搭載されており、インクカートリッジが
交換された後であって、キャリッジをカートリッジ交換
位置からホームポジションまで移動させるときに、上述
の停止エラーが検出された場合、第2のキャリッジ移動
手段は、キャリッジをカートリッジ交換位置へ戻す。
【0008】好適な実施形態では、第2のキャリッジ移
動手段が、上述の停止エラーが検出されたとき、キャリ
ッジを、目標位置への移動開始直前の元の位置へ戻す。
【0009】好適な実施形態では、シリアルプリンタ
は、第2の移動手段によってキャリッジがエラー解除位
置へ移動した後に、停止エラーによって実行できなかっ
た動作を再度実行する再実行手段を更に備える。具体的
には例えば、シリアルプリンタは、第2の移動手段によ
ってキャリッジがカートリッジ交換位置へ移動した後、
一連のインクカートリッジ交換作業中のうち、停止エラ
ーによって実行できなかった残りの作業を実行する。こ
の作業又は上記実行できなかった動作を再度実行するこ
とは、自動的に開始しても良いし、ユーザから所定の指
令を受けたときに開始しても良い。
【0010】本発明に従うキャリッジ制御方法は、キャ
リッジを所定の目標位置へ向けて移動させるステップ
と、そのキャリッジを目標位置へ移動させるとき、キャ
リッジが目標位置に至る途中で停止するという停止エラ
ーを検出するステップと、停止エラーが検出されたとき
に、キャリッジを、停止エラーの原因を解除することが
できるエラー解除位置に移動させるステップとを有す
る。
【0011】本発明の方法は、専用ハードウェア、プロ
グラムされたコンピュータ、又はそれらの組合せのいず
れによっても実現することができる。本発明の方法の全
部又は一部をコンピュータにより実現する場合、そのた
めのコンピュータプログラムは、ディスク型ストレー
ジ、半導体メモリ及び通信ネットワークなどの各種媒体
を通じてコンピュータにインストール又はロードするこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。なお、本実施形態の要旨であるキ
ャリッジ位置制御方法を説明する前に、本実施形態に係
るプリンタの構成を説明する。
【0013】図2は、本発明の一実施形態に係るインク
ジェットプリンタの全体構成図である(なお、この図に
は、図3に示すカートリッジホルダは示していない)。
【0014】この実施形態に係るインクジェットプリン
タ(以下、単に「プリンタ」と言う)100において、
紙送りローラ5は、キャリッジ1の往復移動に伴って、
印刷用紙6をこのプリンタ100の排紙トレイ(図示せ
ず)に送り出す。
【0015】キャリッジ1は、キャリッジモータ2の駆
動(回転)によるタイミングベルト3の動作に連動し、
ガイド部材4が案内する方向、すなわち、紙送り方向と
垂直の方向(以下、主走査方向)に往復移動するように
構成されている。キャリッジ1は、印刷ヘッド12と連
動するいわゆるオンキャリッジタイプのインクカートリ
ッジに対応しており、このキャリッジ1には、例えばシ
アン、マゼンタ、イエローの3色のカラーインクが入っ
ているカラーインクカートリッジ8と、黒インクが入っ
ている黒インクカートリッジ7が装着される。このキャ
リッジ1の往復移動と、この往復移動に対応する紙送り
ローラ5の紙送り動作との繰り返しによって、印刷用紙
6に印刷画像が形成される。
【0016】キャリッジ1のホームポジションへの移動
方向(以下、ホームポジション方向)において、ホーム
ポジションのやや手前には、印刷ヘッド12内のインク
の乾燥を防ぐために印刷ヘッド12にキャップをするキ
ャッピング機構9が設けられている。キャッピング機構
9は、キャリッジ1が真上に到達してホームポジション
に進んだ時に、印刷ヘッド12のノズル形成面を封止す
るように構成されている。このキャッピング機構9の下
方には、キャッピング機構9の内部空間に負圧を与える
ためのポンプユニットとして吸引ポンプ10が設けられ
ている。キャッピング機構9は、上記のようにインクの
乾燥を防止するという機能だけでなく、印刷とは関係な
い駆動信号を印刷ヘッド12に送ってインク滴を空打ち
させるブラッシング動作時のインク受けとしての機能
や、吸引ポンプ10からの負圧を印刷ヘッド12に作用
させてインクを吸引するクリーニング機能も備えてい
る。
【0017】ホームポジション方向において、キャッピ
ング機構9の更に手前には、印刷ヘッド12の移動経路
に進退可能に、印刷ヘッド12の表面を清掃しノズルの
インク詰りを解消するためのワイピング機構11が配置
されている。なお、このワイピング機構11の進退動作
と、上述した吸引ポンプ10の吸引動作には、紙送りモ
ータ5の駆動力が利用される。
【0018】このプリンタ100のキャリッジ1の移動
範囲には、以下に示すように、上述したホームポジショ
ンと、インクカートリッジ7,8を交換することができ
るポジション(以下、インク交換ポジション)とが設け
られている。
【0019】図3は、ホームポジション及びインク交換
ポジションを含んだキャリッジ1の移動範囲と、キャリ
ッジ1の構成とを示す。
【0020】キャリッジの移動範囲には、その一端に、
ホームポジション400が設けられており、ホームポジ
ション方向601に沿ってホームポジション400の手
前に、インク交換ポジション600が設けられている。
【0021】キャリッジ1は、黒インクカートリッジ7
を挿入して装着することができる黒インクカートリッジ
用ホルダ(以下、黒カートリッジホルダ)1Aと、カラ
ーインクカートリッジ8を挿入して装着することができ
るカラーインクカートリッジ用ホルダ(以下、カラーカ
ートリッジホルダ)1Bとを備えている。各カートリッ
ジホルダ1A、1Bには、開閉可能な蓋61A、61B
がそれぞれ備えられている。
【0022】各カートリッジホルダ1A、1Bに装着さ
れているインクカートリッジ7、8を交換するために
は、キャリッジ1がインク交換ポジション600に位置
している状態で、ユーザは、以下のような作業を行う。
すなわち、ユーザは、各カートリッジホルダ1A、1B
の蓋61A、61Bを開けてインクカートリッジ7,8
を取り出し、その後、新たなインクカートリッジ7,8
をホルダ1A,1B内に入れて、蓋61A、61Bを完
全に閉める。これにより、新たなインクカートリッジ
7,8のインク保護フィルム(図示せず)が、カートリ
ッジホルダ1A、1B内のインク供給針(図示せず)に
よって破られ、新たなインクカートリッジ7,8内のイ
ンクが印刷ヘッド12(図1参照)に供給されて、イン
クカートリッジの交換の完了となる。
【0023】さて、次に、プリンタ100の内部構成に
ついて説明する。
【0024】図4は、プリンタ100の構成を示すブロ
ック図である。
【0025】このプリンタ100では、上述したよう
に、キャリッジモータ2の回転によってキャリッジ1が
主走査方向に往復移動できるように構成されている。キ
ャリッジモータ2には、コスト削減の観点から、安価な
モータ、例えばDCモータが使用されている(勿論、D
Cモータ以外のモータを採用することもできる)。
【0026】このプリンタ100には、キャリッジモー
タ2の回転を検出するエンコーダ(例えば、シャフト・
エンコーダ)73と、ホスト装置61からホストインタ
フェース回路59を介して転送されて来る印刷データに
基づいて印刷イメージの作成や紙送り制御等を行なう印
刷処理回路51とが備えられている。
【0027】エンコーダ73は、キャリッジモータ2の
回転の検出結果に基づくON/OFF信号を、後述する
キャリッジ位置管理回路71に出力する。
【0028】印刷処理回路51は、外部データの入出力
回路(図示せず)や、紙送りモータ駆動回路(図示せ
ず)や、キャリッジ位置管理回路71や、キャリッジモ
ータ駆動回路55や、印刷処理回路51全体を制御する
CPU57や、CPU57に所定の動作を実行させるた
めのプログラムが記録されたROM81や、RAM83
などを備えている。
【0029】RAM83は、ホスト装置61からの印刷
データをビットマップ展開するためのイメージバッファ
等に利用される。RAM63には、現在のプリンタ内部
の状態や、一連のインクカートリッジ交換作業の進捗状
況を示す内部状態情報がCPU57によって記録され
る。
【0030】キャリッジ位置管理回路71は、キャリッ
ジ1の位置を管理するための位置レジスタ53を有す
る。キャリッジ位置管理回路71は、エンコーダ73か
らのON/OFF信号を基に、位置レジスタ53に記録
する数値を増減することで、キャリッジ1の位置を管理
する。
【0031】キャリッジモータ制御回路55は、CPU
57の制御の下で、キャリッジモータ2に流す電流の量
を制御することで、キャリッジモータ2の駆動(回転)
を制御する。
【0032】CPU57は、キャリッジ位置管理回路7
1で管理されているキャリッジ1の現在位置を基に、キ
ャリッジモータ制御回路55に、キャリッジモータ2に
流す電流量を制御させて、キャリッジモータ2の駆動を
制御する(つまり、キャリッジ1の動作を制御する)。
【0033】また、CPU57は、現在のプリンタ内部
の状態や、一連のインクカートリッジ交換作業の進捗状
況を検出し、それを示す内部状態情報をRAM83に書
き込むことができる。
【0034】さらに、CPU57は、インク交換イベン
トやホームポジションイベントを検出することができ、
検出したイベントの内容に基づいて、キャリッジモータ
制御回路55をして、キャリッジ1の位置を制御せしめ
ることができる。
【0035】CPU57は、インク交換イベントを検出
したときは(例えば、インクカートリッジ7又は8を交
換することをユーザがプリンタ100に対して通知する
ための図示しないインク交換ボタンが押されたことを検
出したときは)、キャリッジモータ制御回路55を制御
して、キャリッジ1をインク交換ポジション600へ向
けて移動させる。CPU57は、キャリッジ1がインク
交換ポジション400に到達したか否かを、位置レジス
タ53に記録されている数値から判断することができ
る。
【0036】一方、CPU57は、ホームポジションイ
ベントを検出したときは(例えば、プリンタ100の電
源がターンオンされたことや、印刷を開始することや、
インクカートリッジ7又は8の交換が終了したことをユ
ーザがプリンタ100に対して通知するためのインク交
換終了ボタンが押されたことを検出したときは)、キャ
リッジモータ制御回路55を制御して、キャリッジ1を
ホームポジション400へ向けて移動させる。
【0037】しかし、ここで、キャリッジ1をホームポ
ジション400へ移動し到達させようとしても、何らか
の原因(例えば、キャリッジ1にかかる何らかの負荷)
によって、キャリッジ1がホームポジション400に到
達する前に、キャリッジ1が途中で停止してしまう場合
がある(別の言い方をすれば、キャリッジモータ2に大
量の電流を流しても、キャリッジ1がホームポジション
400に至る途中から全く動かすことができない場合が
ある)。例えば、CPU57は、カートリッジホルダ1
A又は1Bの蓋61A又は61Bが開いているときに、
キャリッジ1をホームポジション400へ移動させよう
とキャリッジモータ2を駆動しても、カートリッジホル
ダ1A又は1Bの蓋61A又は61Bがインクジェット
プリンタのケーシング602にぶつかって、キャリッジ
1をホームポジション400へ向けて移動させることが
できない。
【0038】そこで、CPU57は、本実施形態の要旨
である、以下に説明するような方法でキャリッジ1の位
置を制御する。以下、その方法を図5を参照して説明す
る。
【0039】図5は、CPU57がキャリッジ1をホー
ムポジション400へ移動させる場合のキャリッジ位置
制御の流れを示す。
【0040】CPU57は、インク交換イベントを検出
したとき、例えば、上述したインク交換ボタンが押され
たことを検出したときは(ステップS1でYes)、キ
ャリッジモータ制御回路55を制御して、キャリッジ1
をインク交換ポジション600へ向けて移動させる(S
2)。
【0041】その後、CPU57は、ホームポジション
イベント、例えば、上述したインク交換終了ボタンが押
されたことを検出したときは(S3でYes)、キャリ
ッジモータ制御回路55を制御して、キャリッジ1をホ
ームポジション400へ向けて移動させる(S4)。
【0042】CPU57は、キャリッジ1のホームポジ
ション400を検出したときは、そのときに位置レジス
タ53に記録されている数値をホームポジションに相当
する数値に設定して(具体例としては、位置レジスタ5
3に記録されている数値を初期化して)、この流れを終
える(S6)。
【0043】しかし、もし、CPU57は、キャリッジ
1がホームポジション400に至る途中で停止するとい
う停止エラーが発生したことを検出した場合には(S5
でYes)、キャリッジモータ制御回路55を制御し
て、その停止エラーの原因を解決することができる位置
(例えば、キャリッジ1がホームポジション400への
移動を開始した直前の元の位置、以下、エラー解決位
置)にキャリッジ1を移動させる。この実施形態では、
CPU57は、停止エラーが発生したことを検出した場
合には、キャリッジ1をインク交換ポジション600に
移動させる(S2)。
【0044】なお、このとき、CPU57は、RAM8
3に記録されている内部状態情報を、キャリッジ1がホ
ームポジション400への移動を開始した直前の内部状
態情報(例えばインク交換中)、又は、キャリッジ1を
インク交換ポジション600に戻したことを示す情報に
変更する。この後、CPU57は、インク交換終了ボタ
ンが押されたときに、再び、キャリッジモータ制御回路
55を制御してキャリッジ1をホームポジション400
へ移動させる(この動作は、インク交換終了ボタンが押
されたか否かに関わらず、自発的に(つまり自動で)行
っても良い)。
【0045】以上が、本実施形態についての説明であ
る。なお、上記実施形態では、キャリッジ1の目標位置
としてホームポジション400を、キャリッジ1のエラ
ー解決位置としてインク交換ポジション600を例に採
り説明したが、目標位置及びエラー解決位置は、これら
以外の位置も採用し得る。
【0046】この実施形態によれば、キャリッジ1を目
標位置(例えばホームポジション400)へ向けて移動
させるときに上述した停止エラーが発生した場合には、
キャリッジ1は、自動的に、その原因を解決することが
できる位置(例えばインク交換ポジション600)に移
動する。この後に、ユーザは、エラーの原因を解決する
ための操作(例えば、カートリッジホルダ1A又は1B
の蓋61A又は61Bを完全に閉める等)を行えば良
い。従って、この実施形態によれば、キャリッジを目標
位置へ向けて移動させているときに、何らかの原因によ
ってキャリッジが目標位置へ移動できなくなっても、従
来よりも簡単且つ確実にそれを解決することができる。
【0047】以上、本発明の好適な実施形態を説明した
が、これは本発明の説明のための例示であって、本発明
の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではな
い。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能
である。すなわち、インクジェットプリンタを例に採り
説明したが、本発明の原理は、インクジェットプリンタ
以外のシリアルプリンタにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャリッジ1の構成と、ホームポジション及び
インク交換ポジションを含んだキャリッジ1の移動範囲
とを示す図。
【図2】本発明の一実施形態に係るインクジェットプリ
ンタの外観図。
【図3】キャリッジ1の構成と、ホームポジション及び
インク交換ポジションを含んだキャリッジ1の移動範囲
とを示す図。
【図4】本発明の一実施形態に係るインクジェットプリ
ンタの内部構成を示すブロック図。
【図5】CPU57がキャリッジ1をホームポジション
400へ移動させる場合のキャリッジ位置制御の流れを
示す図。
【符号の説明】 1 キャリッジ 2 キャリッジモータ 3 タイミングベルト 5 紙送りローラ 9 キャッピング機構 10 吸引ポンプ 11 ワイピング機構 12 印刷ヘッド 400 ホームポジション 600 インク交換ポジション

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷ヘッドを運ぶキャリッジと、 前記キャリッジを所定の目標位置へ向けて移動させる第
    1のキャリッジ移動手段と、 前記キャリッジを前記目標位置へ移動させるとき、前記
    キャリッジが前記目標位置に至る途中で停止するという
    停止エラーを検出する停止エラー検出手段と、 前記停止エラーが検出されたときに、前記キャリッジ
    を、前記停止エラーの原因を解除することができるエラ
    ー解除位置に移動させる第2のキャリッジ移動手段とを
    備えるシリアルプリンタ。
  2. 【請求項2】 インクカートリッジが前記キャリッジに
    搭載されており、前記インクカートリッジが交換された
    後に前記キャリッジをカートリッジ交換位置からホーム
    ポジションまで移動させるときに前記停止エラーが検出
    された場合、 前記第2のキャリッジ移動手段が、前記キャリッジを前
    記カートリッジ交換位置へ戻す請求項1記載のシリアル
    プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記第2のキャリッジ移動手段が、前記
    停止エラーが検出されたとき、前記キャリッジを、前記
    目標位置への移動を開始した直前の元の位置へ戻す請求
    項1記載のシリアルプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記第2の移動手段によって前記キャリ
    ッジが前記エラー解除位置へ移動した後に、前記停止エ
    ラーによって実行できなかった動作を再度実行する再実
    行手段を更に備える請求項1記載のシリアルプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記第2の移動手段によって前記キャリ
    ッジが前記カートリッジ交換位置へ移動した後、一連の
    インクカートリッジ交換作業中のうち、前記停止エラー
    によって実行できなかった残りの作業を実行する手段を
    更に備える請求項2記載のシリアルプリンタ。
  6. 【請求項6】 シリアルプリンタに備えられているキャ
    リッジの位置を制御する方法において、 キャリッジを所定の目標位置へ向けて移動させるステッ
    プと、 前記キャリッジを前記目標位置へ移動させるとき、前記
    キャリッジが前記目標位置に至る途中で停止するという
    停止エラーを検出するステップと、 前記停止エラーが検出されたときに、前記キャリッジ
    を、前記停止エラーの原因を解除することができるエラ
    ー解除位置に移動させるステップとを有する方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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