JP2011088727A - パレット搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送元におけるパレットの向きを考慮することなくパレットの搬送可能であり、フォークのための空間を必要としないパレット搬送装置を提供する。
【解決手段】本発明のパレット搬送装置1は、パレット9を保持するハンド部10と、ハンド部10を昇降可能に支持するリフタ部30とを備え、ハンド部10は、固定保持部と、可動保持部と、該固定保持部及び該可動保持部を支持する支持フレーム部とを備え、
可動保持部は、パレットの一側面に対して、固定保持部の方向に押圧するように動作可能であり、リフタ部30は、支持フレーム部を昇降可能に支持すると共に、パレットの搬送元と搬送先との間を移動可能であり、パレット9は、可動保持部により一側面を押圧されると共に、該一側面に対向する側面である対向側面が固定保持部に対して押圧しながら当接することにより、ハンド部10に保持される。
【選択図】図1

Description

本発明は、パレット搬送装置に関するものである。
種々の業種における物品の輸送にパレットが用いられている。パレットは、繰り返し使用されるものであるので、搬入されたパレットは、再使用前の点検の結果や、種類に基づいて選別され、選別先ごとの所定場所に搬送される。通常のパレットにはフォークを挿入するためのフォーク孔が側面に設けられており、パレットの搬送は、フォークをフォーク孔に挿入してパレットを支持することにより行われる。例えば、特許文献1及び特許文献2には、フォークをパレットの孔に挿入することによりパレットを搬送する装置が記載されている。
特開2006−248726号公報 特開2004−10288号公報
フォークを用いてパレットを搬送する場合には、搬送されるパレットを、フォークのための孔をフォークの方向に向けるように置かなければならない。このため、搬送元に載置する際のパレットの向きは、パレットの載置場所とフォークとの位置関係に制約される。また、搬送元及び搬送先においては、フォークをパレットの孔に抜き差しするのに十分な大きさの空間が必要とされる。さらに、パレットの向きの制約、及びフォークの抜き差しのための空間を設ける必要性に起因して、パレットの搬送ラインのレイアウトも制限された。
そこで、本発明の課題は、搬送元におけるパレットの向きを考慮することなくパレットの搬送可能であり、フォークのための空間を必要としないパレット搬送装置を提供することである。
本発明のパレット搬送装置は、荷物を載せるための一対の略矩形の主面を構成する載置部と、対をなす載置部の間に設けられ4つの側面を構成する側部とを有するパレットであって、載置部の主面が略水平方向に沿うように搬送元の所定位置に置かれたパレットを、所定の搬送先に搬送するためのパレット搬送装置であって、リフタ部と、ハンド部とを備え、リフタ部は、略鉛直方向に延在しハンド部を昇降可能に支持する支柱部と、パレットの搬送元と搬送先との間を移動するための動力源を含む移動手段とを備え、ハンド部は、略水平方向に沿って離間して設けられパレットを保持するための第1保持部及び第2保持部と、該第1保持部及び該第2保持部を支持すると共に支柱部に沿って昇降可能に支持される支持フレーム部とを備え、ハンド部は、第1保持部により、パレットの4つの側面のうちの1つの側面である一側面を、第1保持部からみた第2保持部の方向に押圧すると共に、第2保持部により、パレットの一側面に対向する側面である対向側面を、該第2保持部からみた前記第1保持部の方向に押圧することにより、パレットを保持することを特徴とする。
本発明のパレット搬送装置では、パレットの一側面がハンド部の第1保持部により第2保持部の方向に押圧され、パレットの対向側面が第2保持部により第1保持部の方向に押圧されるので、パレットがハンド部により保持される。パレットは、フォークのための孔を支持されるのではなく、対向する2側面を押圧されることにより保持されるので、フォークのための孔が設けられた側面の向きに依存することなく、パレットを保持することが可能となる。そして、リフタ部は、支柱部により支持フレーム部を支持することにより、パレットを保持したハンド部を支持すると共に、搬送元と搬送先との間を移動手段により移動可能であるので、パレットの搬送が可能となる。また、フォークを用いることなく、パレットの一側面及び対向側面をそれぞれ可動保持部及び固定保持部が押圧することによりパレットが保持されるので、フォークを用いるための空間は不要となる。
また、本発明のパレット搬送装置では、第1保持部は、一側面と当接するための当接面である可動当接面を有する可動押圧部材と、該可動押圧部材と連結されており該可動押圧部材を第1保持部からみた第2保持部の方向に沿って往復動作させるシリンダとを有し、第2保持部は、対向側面と当接するための当接面である固定当接面を有し、第1保持部及び第2保持部は、固定当接面と可動当接面とが略平行になるように支持フレーム部に設けられており、第1保持部は、可動当接面を一側面に当接させながら、シリンダにより可動押圧部材を第2保持部の方向に動作させることにより一側面を押圧し、第2保持部は、第1保持部により押圧されたパレットによる固定当接面に対する押圧の反作用により対向側面を押圧することを特徴とする。
この場合には、第1保持部の可動押圧部材が第2保持部の方向にシリンダにより押圧されるので、パレットの一側面は、可動押圧部材の可動当接面により第2保持部の方向に押圧され、第2保持部の固定当接面は対向側面により押圧される。対向側面から固定当接面に対する押圧の反作用により、固定当接面は対向側面を押圧する。これにより、パレットは、第1保持部及び第2保持部により対向する2側面を押圧されることとなるので、確実に保持される。また、可動当接面及び固定当接面は略平行であるので、一側面と対向側面を適切に押圧することができる。
また、本発明のパレット搬送装置では、シリンダは、空気圧によって駆動されるエアシリンダであることを特徴とする。
この場合には、例えば、油圧によって駆動されるシリンダと比較して、押圧のための可動押圧部材の動作速度が向上する。
また、本発明のパレット搬送装置では、リフタ部が搬送元にあり、パレットが搬送元の所定位置に未載置のときに、ハンド部が、搬送元の所定位置に置かれるパレットの保持を待機している状態において、固定当接面及び可動当接面の間の距離は、パレットの一側面及び対向側面の間の距離より大きいことを特徴とする。
この場合には、第1保持部及び第2保持部に干渉することなく、パレットを搬送元の所定位置に載置することが可能となる。
また、本発明のパレット搬送装置では、ハンド部は、支持フレーム部に対をなして設けられたパレット支持部を備え、一対のパレット支持部はそれぞれ、パレットにおける対をなす載置部のうちの下方に位置する載置部である下側載置部における、一側面及び対向側面近傍を下方から支持することにより、パレットを支持することを特徴とする。なお、パレット搬送装置が使用される状態で配置されたときの重力方向を下とする。
この場合には、パレットの下側載置部が一対のパレット支持部により下方から支持されるので、ハンド部によるパレットの保持を補助することができる。
また、本発明のパレット搬送装置では、リフタ部が搬送元にあり、パレットが搬送元の所定位置に未載置のときに、ハンド部が、搬送元の所定位置に置かれるパレットの保持を待機している状態において、パレット支持部におけるパレットの載置部に当接する部分であるパレット当接部は、パレットが搬送元の所定位置に載置された場合におけるパレットの下側載置部の位置の下方に位置し、対をなすパレット支持部のパレット当接部の間の距離は、パレットの一側面及び対向側面の間の距離より小さいことを特徴とする。
この場合には、一対のパレット支持部は、パレット当接部間の距離をパレットの一側面及び対向側面の間の距離より小さい状態に保ちながら、パレットの下側載置部より下方の位置で、パレットが搬送元の所定位置に置かれるのを待機するので、パレット支持部に干渉することなく、パレットを搬送元の所定位置に載置することが可能となる。また、パレットを所定位置に載置するために、パレット当接部間の距離がパレットの一側面及び対向側面の間の距離より大きくなるようにパレット支持部を待避させるのではなく、パレットの下側載置部より下方に位置させることにより待避させるので、所定位置に載置されたパレットをハンド部の上昇により速やかに下方から支持することができる。
また、本発明のパレット搬送装置は、搬送元から搬送先に至る方向である搬送方向に延在し、搬送方向に直交する方向且つ略水平方向に離間して平行に設けられた一対のレール部を備え、第1保持部及び第2保持部は、レール部の延在方向に互いに離間し、且つ固定当接面及び可動当接面の法線方向がレール部の延在方向に沿うように支持フレーム部に設けられており、リフタ部は、レール部に案内されながらレール部上を移動することを特徴とする。
この場合には、搬送元と搬送先とを結ぶ所定の搬送経路に沿ってリフタ部を移動させることが可能となる。また、第1保持部及び第2保持部がレール部の延在方向に離間して設けられているので、パレットを搬送元の所定位置に対して載置する際に、レール部の延在方向に直交する方向から所定位置における第1保持部及び第2保持部の間にパレットを搬入することが可能となる。
また、本発明のパレット搬送装置では、リフタ部は、一対のレール部の延在方向及び離間方向と略平行な主面を有する板状の基台部と、主面と反対側の面にレール部に対応する位置に対をなして設けられ、レール部の離間方向を軸として回転自在な回転部材と、基台部の主面上に、該主面に対して略垂直方向に延在して設けられた支柱部と、支柱部に沿って往復動作可能に設けられた昇降チェーンと、昇降チェーンを駆動する昇降用モータと、リフタ部の動力源である移動用モータとを備え、支持フレーム部は、昇降チェーンに連結されており、昇降用モータの作動により支柱部に沿って昇降し、リフタ部は、移動用モータの作動により発生する駆動力により、回転部材をレール上で転動させながらレール部上を移動することを特徴とする。
この場合には、リフタ部に設けられた昇降モータにより、昇降チェーンに連結されたハンド部を、リフタ部の支柱部に沿って昇降させることが可能となる。また、リフタ部に設けられた移動用モータの駆動力により、回転部材をレール部上で転動させながら、リフタ部をレール部に沿って移動させることが可能となる。
本発明のパレット搬送装置は、パレットの搬送元であり、搬送対象のパレットが置かれる搬入部と、パレットの搬送先であり、搬送されたパレットが段積みにされると共に、パレットの選別先毎に設けられた複数の搬出部とを備え、搬入部及び搬出部は、レール部の一方の側方近傍に、該レール部の延在方向に並べて設けられることを特徴とする。
この場合には、リフタ部が搬送元にある状態において、ハンド部が搬入部に置かれたパレットを保持し、パレットを保持したハンド部をリフト部が支柱部に沿って上昇させ、さらにリフト部が複数の搬出部のうちのいずれかの搬出部に移動し、保持していたパレットを搬出部上に載置することができる。これにより、パレットの搬送が実現する。また、搬出部は、パレットの選別先毎に設けられているので、パレット毎に搬出部を指定することによりパレットの選別が可能となる。また、例えばフォークといった手段ではなく、第1保持部及び第2保持部によりパレットの一側面及び対向側面を押圧することによりパレットを保持するので、搬入部及び搬出部を、レール部の側方近傍に設けることが可能であると共に、搬入部及び搬出部間の距離を近付けることが可能である。その結果、パレット搬送装置が占めるスペースを削減することができる。
本発明によれば、搬送元におけるパレットの向きを考慮することなくパレットの搬送可能であり、フォークのための空間を必要としないパレット搬送装置を提供することが可能となる。
パレット搬送装置の斜視図である。 パレット搬送装置の上面図、正面図、及び側面図である。 パレットの斜視図である。 搬入部の斜視図である。 パレット搬送装置のリフタ部30及びハンド部10の正面図及び側面図である。 パレットを保持した状態におけるハンド部の斜視図である。 ハンド部の上面図、正面図及び側面図である。 パレットが搬入部に置かれた状態にあるときに、ハンド部がパレットを保持するために下降動作をしている様子を示す図である。 ハンド部が下降することにより、パレットが位置する高さに可動保持部及び固定保持部並びにパレット支持部が達した状態を示す図である。 パレットが搬入部に載置されていない状態で、搬入部にパレットが置かれた場合におけるパレットが位置する高さに、ハンド部における可動保持部及び固定保持部並びにパレット支持部が位置するように、ハンド部が下降した状態を示す図である。 ハンド部がパレットを保持した状態を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るパレット搬送装置の実施形態について詳細に説明する。なお、全図中、同一又は相当部分には同一符号を付すこととする。
本実施形態のパレット搬送装置1を図1及び図2に示す。図1は、パレット搬送装置1の斜視図である。また、図2(a)、(b)及び(c)はそれぞれ、パレット搬送装置1の上面図、正面図、及び側面図である。パレット搬送装置1は、搬入されたパレット9を搬送元から搬送先に搬送するための装置であり、パレット9を保持、移動、及び保持したパレット9を載置する機能を有する。図1及び図2に示すように、ハンド部10、リフタ部30、レール部6、搬入部7及び搬出部8A〜8Cを備える。パレット搬送装置1は、パレットを搬送するための装置であり、パレットを保持、移動、及び保持したパレットを載置する機能を有する。搬入部7及び搬出部8A〜8Cは、レール部6の一方の側方(図2(a)における下側)近傍に、レール部6の延在方向に並べて設けられている。
選別の対象となるパレット9は、搬入部7の上(搬送元の所定位置)に載置される。パレット9の搬入部7に対する載置は、例えば作業者により手動で行われる。パレット搬送装置1は、搬入部7上に載置されたパレット9を保持し、保持したパレット9を所定高さまで上昇させ、パレット9を保持したままレール部6に案内されながらレール部6上を移動し、保持していたパレットを搬出部8A〜8Cのいずれかに載置する。パレット9を搬出部8A〜8Cのいずれかに載置する際に、既に当該搬出部8にパレット9が載置されていた場合には、パレット搬送装置1は、既に載置されていたパレット9の上に、保持していたパレットを載置して、複数のパレット9を段積みにする。なお、本実施形態では、パレット搬送装置1が使用される状態で配置されたときの重力方向を下とする。
レール部6は、リフタ部30を案内しながら移動させるためのものである。一対のレール部6は、パレット9の搬送元から搬送先に至る方向である搬送方向(図2(a),(b)における左右方向)に沿って延在しており、搬送方向に直交する方向及び略水平方向に離間して平行に設けられている。レール部6は、例えば、レール部6の延在方向に沿って設けられた溝を上面に有している。この溝は、リフタ部30の回転部材36(図5参照)を収容するためのものであり、回転部材36がレール部6の溝に収容されることにより、リフタ部30をレール部6により案内しながら移動させることが可能となる。また、1対のレール部6間には、移動用チェーン61がレール部6の延在方向に沿って設けられている。
なお、本実施形態のパレット搬送装置1は、CPU及び記憶手段等を含むコンピュータにより構成される制御部(図示せず)備えている。この制御部は、固定保持部12及び可動保持部13(図7参照)によるパレット9の保持動作及び開放動作、移動用モータ33によるリフタ部30の移動動作、及び昇降用モータ35によるハンド部10の昇降動作等のパレット搬送装置1における全ての動作を制御する。また、パレット搬送装置1は、制御部に対する動作指示を行うための指示入力部(図示せず)を備えている。この指示入力部は、例えば押しボタンスイッチやロータリースイッチ等を備えており、これらのスイッチを操作することにより、パレット搬送装置1における全ての動作が制御されることとすることができる。
搬出部8A〜8Cは、パレット9の選別先毎に複数設けられている。パレットが載置される搬出部8A〜8Cは、パレット搬送装置1に設けられた指示入力部に対して、例えば作業者がいずれかの搬出部8A〜8Cを指定する入力操作を行うことにより決定される。
次に、本実施形態において搬送、選別の対象となるパレットについて説明する。図3は、パレット9の斜視図である。図3に示すように、パレット9は、荷物を載せるための一対の略四辺形の主面を構成する載置部90A,載置部90B(下側載置部)と、対をなす載置部90A,90Bの間に設けられ4つの側面を構成する側部91とを有する。載置部90Bは、対をなす載置部のうちの下方に位置する載置部である。
次に、搬入部7について説明する。図4は、搬入部7の斜視図である。なお、搬出部8は、搬入部7と同様の構成を有するので、搬出部8の詳細な説明及び図示を省略する。図4に示すように、搬入部7は、土台部70、パレット載置部71、回転軸部72A,72B、歯車部73A,73B、モータ74、駆動チェーン75及びパレット送りチェーン76を有する。
土台部70は、上面からみて矩形の頂点の位置に配された4本の柱状部材と、この柱状部材同士を連結する梁部材とにより、パレット載置部71を設けるための枠体を形成して構成されている。
パレット載置部71は、パレット9の1辺の長さと略同程度の長手方向の長さを有する長方形の板状部材であり、対をなして土台部70上に対向且つ離間して設けられる。パレット載置部71は、その長手方向が略水平方向に沿うように設けられるので、パレット9の載置部90A,90Bの主面が略水平となるように、パレット9をパレット載置部71上に載置することができる。図1及び図2に示すように、搬入部7は、パレット載置部71の長手方向がレール部6の延在方向と直角を成す方向に沿うように設けられる。
パレット載置部71の対向方向に面する面における一端部及び他端部には、対向方向を軸として回転可能な歯車部73A、73Bがそれぞれ設けられており、歯車部73Aと歯車部73Bとの間には、パレット送りチェーン76が掛け渡されている。対向する歯車部73Aは、回転軸部72Aにより互いに連結されている。また、対向する歯車部73Bは、回転軸部72Bにより互いに連結されている。
モータ74は、土台部70に設けられており、操作部(図示せず)からの動作指示入力により動作開始及び停止させることができる。回転軸部72Aは、モータ74により駆動可能に駆動チェーン75を介して連結されている。モータ74を動作させると回転軸部72Aがパレット載置部71の対向方向を軸として回転し、さらに、回転軸部72Aに連結された歯車部73Aが回転する。そして、パレット送りチェーン76が、パレット載置部71の長手方向に駆動される。これにより、パレット9の載置部90Bにおけるいずれかの側面近傍をパレット載置部71の一端部近傍上に載置した状態で、モータ74を動作させてパレット送りチェーン76を駆動することにより、パレット9をパレット載置部71の他端部方向に移動させ、パレット9の載置部90Bをパレット載置部71の長手方向の全体に渡って載置させることができる。従って、容易にパレット9を搬入部7に載置することが可能となる。
また、同様の構成を有する搬出部8においては、パレット載置部にパレット9が載置された状態で、モータを動作させてパレット送りチェーンを駆動することにより、パレット9をパレット載置部の他端部から一端部方向に移動させることができる。これにより、パレット9を搬出部8から容易に搬出することが可能となる。
続いて、ハンド部10及びリフタ部30について詳細に説明する。図5(a)及び(b)はそれぞれ、ハンド部10及びリフタ部30の正面図及び側面図である。図5に示すように、リフタ部30は、ハンド部10を昇降可能に支持している。ハンド部10の詳細については後述することとし、次に、リフタ部30について詳細に説明する。リフタ部30は、基台部31、支柱部32、移動用モータ33、昇降チェーン34、昇降用モータ35及び回転部材36を有する。
基台部31は、一対のレール部6の延在方向及び離間方向と略平行な主面を有する板状の部材からなる。基台部31の主面上に、支柱部32、移動用モータ33、昇降チェーン34及び昇降用モータ35が設けられている。また、基台部31における主面と反対側の下向きの面には、レール部に対応する位置に対をなして回転部材36が設けられている。
支柱部32は、基台部31の主面に対して略直交する方向に延在するように設けられた柱状の部材からなり、対をなしてレール部6の延在方向(図5(a)における左右方向)に離間して設けられている。支柱部32の頂部には、昇降チェーン34のための滑車が設けられている。
移動用モータ33は、基台部31上に設けられており、移動用モータ33の回転軸には移動用歯車(図示せず)が連結されている。移動用モータ33は、リフタ部30の動力源を構成する。この移動用歯車は、移動用チェーン61(図1及び図2参照)と噛み合わされているので、移動用モータ33は、移動用歯車を介して駆動力を移動用チェーン61に作用させることができる。移動用チェーン61は、レール部6の延在方向に沿って固定されているので、移動用モータ33を動作させると、基台部31はレール部6に沿って移動することができる。従って、リフタ部30は、パレット9の搬送元である搬入部7と、パレット9の搬送先である搬出部8との間を移動可能である。
昇降用モータ35は、ハンド部10を昇降させるためのものであり、基台部31上に設けられている。昇降チェーン34は、支柱部32に沿いながら、昇降用モータ35の回転軸と支柱部32の頂部の滑車との間に掛け渡されている。そして、ハンド部10は、昇降チェーン34に連結されている。従って、昇降用モータ35を動作させることにより、ハンド部10をリフタ部30により支持しながら、ハンド部10を支柱部32に沿って昇降させることが可能となる。
回転部材36は、基台部31の下側の面に、レール部6に対応する位置に対をなして設けられており、例えばキャスタといった回転自在な部材により構成される。回転部材36がレール部6上の溝に収容された状態でレール部6上を転動しながら移動することにより、リフタ部30は、レール部6に案内されながらレール部6上を移動することができる。回転部材36及び移動用モータ33は、リフタ部30の移動手段を構成することとなる。
なお、本実施形態では、レール部6は上面に溝を有し、この溝に回転部材36を収容することにより、リフタ部30をレール部6に沿って移動させることを可能としているが、この構成には限定されない。例えば、レール部6をいわゆるリニアレールにより構成することが可能である。その場合には、回転部材36は、キャスタ等の部材ではなく、ボールベアリングにより構成される。このボールベアリングにより、基台部31は、リニアレールからなるレール部6上を円滑に移動することが可能となる。
続いて、ハンド部10について詳細に説明する。図6は、パレット9を保持した状態におけるハンド部10の斜視図である。図7(a)、(b)及び(c)は、ハンド部10の上面図、正面図及び側面図である。図6及び図7に示すように、ハンド部10は、支持フレーム部11、固定保持部12(第2保持部)、可動保持部13(第1保持部)、パレット支持部16及び支持部動作用シリンダ17を有する。
支持フレーム部11は、一対の棒状部材11A、第1枠部材11B、第2枠部材11C、第3枠部材11D及び昇降チェーン連結部材11Eにより構成されている。
棒状部材11Aは、棒状の部材であり、支柱部32の延在方向及びレール部6の延在方向に直交する方向に延在すると共に、レール部6の延在方向に離間して平行に対をなして設けられている。
第1枠部材11B、第2枠部材11C及び第3枠部材11Dは、レール部6の離間方向から見て下方の1辺が存在しない略矩形形状の枠体を構成しており、この枠体がパレット9を保持、搬送、載置する際にパレット9に干渉しないように、第1枠部材11Bの長さは、パレット9の載置部の1辺の長さよりも長く取られている。
第1枠部材11Bは、一対の棒状部材11A間を先端部及び略中央部において連結すると共に、棒状部材11Aの離間方向に棒状部材11Aの外側まで延在する一対の棒状の部材である。第2枠部材11Cは、各々の一端部が各第1枠部材11Bの一端部及び他端部にそれぞれ連結され、下方に向かって延在する棒状の部材であり、各第1枠部材11Bの一端部及び他端部において、それぞれ対をなして設けられている。第3枠部材11Dは、一対の第1枠部材11Bのそれぞれの一端部に連結された一対の第2枠部材11Cの他端部間、及び一対の第1枠部材11Bのそれぞれの他端部に連結された一対の第2枠部材11Cの他端部間を、各々連結する棒状の部材である。
一対の棒状部材11Aのレール部6側の端部は、それぞれ昇降チェーン連結部材11Eに連結されており、さらに、昇降チェーン連結部材11Eは、リフタ部30の昇降チェーン34に連結・支持されている。従って、昇降用モータ35を動作させることにより、支持フレーム部11を支柱部32に沿って昇降させることが可能となる。また、支持フレーム部11には、固定保持部12、可動保持部13、パレット支持部16及び支持部動作用シリンダ17が連結されている。
固定保持部12は、ハンド部10がパレット9を保持する際に、パレット9の側面91B(対向側面)により押圧されながら当該側面91Bと当接する部材からなり、第1枠部材11Bの他端部側の第3枠部材11Dに固定されて設けられている。また、固定保持部12は、パレット9の側面91Bにより押圧されるための当接面である固定当接面12Aを有する。固定保持部12は、側面91Bによる固定当接面12Aに対する押圧の反作用により、固定当接面12Aにより側面91Bを押圧する。
可動保持部13は、ハンド部10がパレット9を保持する際に、パレット9の側面91A(一側面)を押圧するための部材であり、第1枠部材11Bの一端部側の第3枠部材11Dに設けられている。可動保持部13は、可動押圧部材14及び押圧用エアシリンダ15により構成されている。可動押圧部材14は、押圧用エアシリンダ15に連結されており、側面91Aを押圧するための当接面である可動当接面14Aを有する。押圧用エアシリンダ15は、空気圧により駆動されるシリンダである。押圧用エアシリンダ15は、可動押圧部材14を固定保持部12の方向に押圧するように動作する。これにより、パレット9の側面91Aを押圧することができる。なお、可動保持部13からみた固定保持部12の方向、即ち可動保持部13と固定保持部12との離間方向は、レール部6の延在方向と略平行である。また、固定保持部12の固定当接面12Aと、可動押圧部材14の可動当接面14Aとは、それぞれパレット9における互いに対向する側面91B,91Aと当接するための面であるので、略平行になるように、支持フレーム部11に設けられている。
可動保持部13の可動押圧部材14が固定保持部12の方向にシリンダにより押圧されるので、パレット9の側面91Aは、可動押圧部材14の可動当接面14Aにより固定保持部12の方向に押圧され、固定保持部12の固定当接面12Aは側面91Bにより押圧される。側面91Bから固定当接面12Aに対する押圧の反作用により、固定当接面12Aは側面91Bを押圧する。これにより、パレット9は、可動保持部13及び固定保持部12により対向する2側面91A,91Bを押圧されることとなるので、ハンド部10により確実に保持される。なお、本実施形態では、パレット9の側面91Aにおけるフォークのための孔が存在しない部分を可動押圧部材14が押圧するように、搬入部7及び搬入部7に置かれるパレット9の位置が調整されている。
パレット支持部16は、パレット9における対をなす載置部90A,90Bのうちの下方に位置する載置部90B(下側載置部)における、側面91A及び側面91Bを構成する側部91近傍を下方から支持することにより、パレット9を支持する部材であり、支持部動作用シリンダ17を介して、対をなして支持フレーム部11の第2枠部材11Cに連結されて設けられている。
パレット支持部16は、支持部動作用シリンダ17に連結されており、支持部動作用シリンダ17を動作させることにより、対をなすパレット支持部16間の距離を短くしたり長くしたりするようにパレット支持部16を動作させることができる。本実施形態では、2対のパレット支持部16及び支持部動作用シリンダ17が支持フレーム部11に設けられており、一のパレット支持部16からみた対のパレット支持部16の方向は、レール部6の延在方向と略平行である。
次に、図8〜図11を用いて、リフタ部30に沿ってハンド部10が上昇/下降する動作の詳細を説明する。図8は、パレット9が搬入部7に置かれた状態にあるときに、ハンド部10がパレット9を保持するために下降動作をしている様子を示す図である。また、図9(a)は、ハンド部10が下降することにより、パレット9が位置する高さに可動保持部13及び固定保持部12並びにパレット支持部16が達した状態を示す上面図であり、図9(b)は、図9(a)のb−b矢視図であり、図9(c)は、図9(a)のc−c矢視図である。この場合には、押圧用エアシリンダ15を動作させることにより、可動保持部13の可動当接面14A及び固定保持部12の固定当接面12A間の距離d1は、パレット9の側面91A及び側面91B間の距離よりも長く保たれる。また、支持部動作用シリンダ17を動作させることにより、一対のパレット支持部16間の距離d2も、パレット9の側面91A及び側面91B間の距離よりも長く保たれる。これにより、ハンド部10が下降することにより、パレット9が位置する高さに可動保持部13及び固定保持部12並びにパレット支持部16が達したときにおける、これらの部材とパレット9との干渉が防止される。なお、図8及び図9は、パレット9が搬入部7に置かれた状態にあるときに、ハンド部10が下降動作をしている様子を示しているが、パレット9が搬入部7に置かれていない場合であっても、ハンド部10の下降時における可動保持部13及び固定保持部12並びにパレット支持部16の状態及び動作は同様である。
図10(a)は、搬入部7にパレット9が置かれた場合におけるパレット9が位置する高さに、ハンド部10における可動保持部13及び固定保持部12並びにパレット支持部16が位置するようにハンド部10が下降した後に、ハンド部10がパレットの保持を待機する状態に移行した様子を示す上面図である。また、図10(b)は、図10(a)のb−b矢視図であり、図10(c)は、図10(a)のc−c矢視図である。なお、図10では、パレット9を2点鎖線により表しているが、以後に説明する可動保持部13及び固定保持部12並びにパレット支持部16の状態及び動作は、パレット9の有無に関わらず同様である。
この場合には、ハンド部10の待機時の位置が調整されることにより、パレット支持部16におけるパレット9の載置部90Bに当接する部分であるパレット当接部16Aは、パレット9が搬入部7に載置された場合における載置部90Bの位置の下方に位置する。また、支持部動作用シリンダ17を動作させることにより、対をなすパレット当接部16Aの間の距離d4は、パレット9の側面91A及び側面91Bの間の距離より短くされる。また、押圧用エアシリンダ15を動作させることにより、可動保持部13の可動当接面14A及び固定保持部12の固定当接面12A間の距離d3は、パレット9の側面91A及び側面91B間の距離よりも長く保たれる。
これにより、パレット9が搬入部7に置かれていないときに、図10に示すような、ハンド部10がパレットの保持を待機する状態にある場合において、ハンド部10をパレット9の上方に待避させることなく、ハンド部10を図10に示す位置に下降させた状態のままで、ハンド部10と干渉することなく搬送対象のパレット9を搬入部7に載置することができる。従って、パレット9の搬入部7への搬入から、いずれかの搬出部8にパレット9を搬送するまでに要する時間を短縮することが可能となる。
また、パレット9とパレット支持部16との干渉を防止するために、パレット当接部16A間の距離d4がパレット9の側面91A及び側面91Bの間の距離より大きくなるようにパレット支持部16を待避させるのではなく、パレット9の載置部90Bより下方に位置させることにより待避させるので、搬入部7に載置されたパレット9をハンド部10の上昇により速やかに下方から支持することができる。
図11(a)は、ハンド部10がパレット9を保持した状態を示す上面図である。また、図11(b)は、図11(a)のb−b矢視図であり、図11(c)は、図11(a)のc−c矢視図である。この場合には、押圧用エアシリンダ15の動作により、可動押圧部材14が固定保持部12の方向に押圧され、可動押圧部材14の可動当接面14Aはパレット9の側面91Aを押圧している。そして、側面91Aが押圧されることにより、側面91Aに対向する側面91Bは、固定保持部12の固定当接面12Aを押圧している。側面91Bによる固定当接面12Aに対する押圧の反作用により、側面91Bは、固定当接面12Aにより押圧されることとなる。従って、ハンド部10は、パレット9の対向する側面91A及び側面91Bを、可動保持部13及び固定保持部12により挟み込むように押圧するので、パレット9を保持することが可能となる。
また、2対のパレット支持部16はそれぞれ、パレット9の載置部90Bにおける側面91A及び側面91Bを構成する側部91近傍を下方から支持することにより、パレット9を支持している。これにより、可動保持部13及び固定保持部12によるパレットの保持を補助することができ、ハンド部10により確実にパレット9を保持・搬送することが可能となる。
ここで、再び図1を参照する。搬入部7からいずれかの搬出部8にパレット9を搬送する際に、ハンド部10が保持しているパレット9が、搬出部8に段積みにされたパレット9に接触することを防止するために、本実施形態のパレット搬送装置1では、例えば、パレット9を保持したハンド部10をリフタ部30の支柱部32における最高位置まで上昇させることとすることができる。また、各搬出部8に段積みされたパレット9の枚数を、パレット搬送装置1の制御部が記憶しており、各搬出部8に段積みされたパレットの枚数のうちの最大の枚数にパレットの厚さを乗じた長さに相当する高さまで、パレット9を保持したハンド部10を上昇させるように制御することとしてもよい。
また、パレット9を搬出部8に載置する際におけるパレット9及びパレット搬送装置1の破損を防止するために、本実施形態のパレット搬送装置1では、例えば、以下のような制御が行われることとすることができる。即ち、各搬出部8に段積みされたパレット9の枚数を、パレット搬送装置1の制御部(図示せず)が記憶しており、段積みされたパレット9のうちの最上部のパレット9の上面に近接する高さまで、ハンド部10が保持しているパレット9を下降させ、支持部動作用シリンダ17の動作によりパレット支持部16間の距離をパレット9の対抗する側面91A,91B間の距離より広げ、その後に、ハンド部10が保持していたパレット9を、段積みされたパレット9のうちの最上部のパレット9の上面の接する高さに下降させ、さらに、可動保持部13の押圧用エアシリンダ15の動作により、保持していたパレット9を開放するように制御することとすることができる。
以上説明したように、本実施形態のパレット搬送装置1では、パレット9の側面91Aがハンド部10の可動保持部13により側面91Bの方向に押圧され、この側面91Bがハンド部10の固定保持部12に押圧しながら当接することにより、パレット9がハンド部10により保持される。このため、パレット9におけるフォークのための孔が設けられた側面の向きに依存することなく、パレット9を保持することが可能となる。そして、リフタ部30は、パレット9を保持したハンド部10を支持すると共に、搬送元と搬送先との間を移動可能であるので、パレット9の搬送が可能となる。また、フォークを用いることなく、パレットの側面91A及び側面91Bをそれぞれ可動保持部13及び固定保持部12が押圧することによりパレット9が保持されるので、フォークを用いるための空間は不要となる。
1…パレット搬送装置、6…レール部、7…搬入部、8,8A〜8C…搬出部、9…パレット、10…ハンド部、11…支持フレーム部、11A…棒状部材、11B…枠部材、11C…枠部材、11D…枠部材、11E…昇降チェーン連結部材、12…固定保持部、12A…固定当接面、13…可動保持部、14…可動押圧部材、14A…可動当接面、15…押圧用エアシリンダ、16…パレット支持部、16A…パレット当接部、17…支持部動作用シリンダ、30…リフタ部、31…移動部、32…支柱部、33…移動用モータ、34…昇降チェーン、35…昇降用モータ、36…回転部材、61…移動用チェーン、70…土台部、71…パレット載置部、72A,72B…回転軸部、73A,73B…歯車部、74…モータ、75…駆動チェーン、76…パレット送りチェーン、90A,90B…載置部、91…側部、91B,91A…側面。

Claims (9)

  1. 荷物を載せるための一対の略矩形の主面を構成する載置部と、対をなす前記載置部の間に設けられ4つの側面を構成する側部とを有するパレットであって、前記載置部の主面が略水平方向に沿うように搬送元の所定位置に置かれた前記パレットを、所定の搬送先に搬送するためのパレット搬送装置であって、
    リフタ部と、ハンド部とを備え、
    前記リフタ部は、略鉛直方向に延在し前記ハンド部を昇降可能に支持する支柱部と、前記パレットの前記搬送元と前記搬送先との間を移動するための動力源を含む移動手段とを備え、
    前記ハンド部は、略水平方向に沿って離間して設けられ前記パレットを保持するための第1保持部及び第2保持部と、該第1保持部及び該第2保持部を支持すると共に前記支柱部に沿って昇降可能に支持される支持フレーム部とを備え、
    前記ハンド部は、前記第1保持部により、前記パレットの4つの側面のうちの1つの側面である一側面を、前記第1保持部からみた前記第2保持部の方向に押圧すると共に、前記第2保持部により、前記パレットの前記一側面に対向する側面である対向側面を、該第2保持部からみた前記第1保持部の方向に押圧することにより、前記パレットを保持する
    ことを特徴とするパレット搬送装置。
  2. 前記第1保持部は、前記一側面と当接するための当接面である可動当接面を有する可動押圧部材と、該可動押圧部材と連結されており該可動押圧部材を前記第1保持部からみた前記第2保持部の方向に沿って往復動作させるシリンダとを有し、
    前記第2保持部は、前記対向側面と当接するための当接面である固定当接面を有し、
    前記第1保持部及び前記第2保持部は、前記固定当接面と前記可動当接面とが略平行になるように前記支持フレーム部に設けられており、
    前記第1保持部は、前記可動当接面を前記一側面に当接させながら、前記シリンダにより前記可動押圧部材を前記第2保持部の方向に動作させることにより前記一側面を押圧し、
    前記第2保持部は、前記第1保持部により押圧された前記パレットによる前記固定当接面に対する押圧の反作用により前記対向側面を押圧する
    ことを特徴とする請求項1に記載のパレット搬送装置。
  3. 前記シリンダは、空気圧によって駆動されるエアシリンダであることを特徴とする請求項2に記載のパレット搬送装置。
  4. 前記リフタ部が前記搬送元にあり、前記パレットが前記搬送元の所定位置に未載置のときに、前記ハンド部が、前記搬送元の前記所定位置に置かれる前記パレットの保持を待機している状態において、
    前記固定当接面及び前記可動当接面の間の距離は、前記パレットの前記一側面及び前記対向側面の間の距離より大きい
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のパレット搬送装置。
  5. 前記ハンド部は、前記支持フレーム部に対をなして設けられたパレット支持部を備え、
    一対の前記パレット支持部はそれぞれ、前記パレットにおける対をなす前記載置部のうちの下方に位置する前記載置部である下側載置部における、前記一側面及び前記対向側面近傍を下方から支持することにより、前記パレットを支持する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のパレット搬送装置。
  6. 前記リフタ部が前記搬送元にあり、前記パレットが前記搬送元の所定位置に未載置のときに、前記ハンド部が、前記搬送元の前記所定位置に置かれる前記パレットの保持を待機している状態において、
    前記パレット支持部における前記パレットの載置部に当接する部分であるパレット当接部は、前記パレットが前記搬送元の前記所定位置に載置された場合における前記パレットの前記下側載置部の位置の下方に位置し、
    一対の前記パレット支持部の前記パレット当接部の間の距離は、前記パレットの前記一側面及び前記対向側面の間の距離より小さい
    ことを特徴とする請求項5に記載のパレット搬送装置。
  7. 前記搬送元から前記搬送先に至る方向である搬送方向に延在し、該搬送方向に直交する方向及び略水平方向に離間して平行に設けられた一対のレール部を備え、
    前記第1保持部及び前記第2保持部は、前記レール部の延在方向に互いに離間し、且つ前記固定当接面及び前記可動当接面の法線方向が前記レール部の延在方向に沿うように前記支持フレーム部に設けられており、
    前記リフタ部は、前記レール部に案内されながら前記レール部上を移動する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のパレット搬送装置。
  8. 前記リフタ部は、
    一対の前記レール部の延在方向及び離間方向と略平行な主面を有する板状の部材からなる基台部と、
    主面と反対側の面に前記レール部に対応する位置に対をなして設けられ、前記レール部の離間方向を軸として回転自在な回転部材と、
    前記基台部の主面上に、該主面に対して略垂直方向に延在して設けられた支柱部と、
    前記支柱部に沿って往復動作可能に設けられた昇降チェーンと、
    前記昇降チェーンを駆動する昇降用モータと、
    前記リフタ部の前記動力源である移動用モータと
    を備え、
    前記支持フレーム部は、前記昇降チェーンに連結されており、前記昇降用モータの作動により前記支柱部に沿って昇降し、
    前記リフタ部は、前記移動用モータの作動により発生する駆動力により、前記回転部材を前記レール上で転動させながら前記レール部上を移動する
    ことを特徴とする請求項7に記載のパレット搬送装置。
  9. 前記パレットの前記搬送元であり、搬送対象の前記パレットが置かれる搬入部と、
    前記パレットの前記搬送先であり、搬送された前記パレットが段積みにされると共に、前記パレットの選別先毎に設けられた複数の搬出部とを備え、
    前記搬入部及び前記搬出部は、前記レール部の一方の側方近傍に、該レール部の延在方向に並べて設けられる
    ことを特徴とする請求項7または8に記載のパレット搬送装置。
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