JP2011084715A - 高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011084715A JP2011084715A JP2010096050A JP2010096050A JP2011084715A JP 2011084715 A JP2011084715 A JP 2011084715A JP 2010096050 A JP2010096050 A JP 2010096050A JP 2010096050 A JP2010096050 A JP 2010096050A JP 2011084715 A JP2011084715 A JP 2011084715A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal conductivity
- high thermal
- resin
- thermoplastic resin
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
【解決手段】 メソゲン基とスペーサーからなる単位の繰り返しよりなり、樹脂単体での熱伝導率が0.45W/(m・K)以上である特定構造の高熱伝導性熱可塑性樹脂に対し、ホスファイト系安定剤、チオエーテル系安定剤、フェノール系安定剤、より選ばれる1種以上の安定剤を含有することを特徴とする、高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物。
【選択図】 なし
Description
樹脂単体の熱伝導性が優れた熱硬化性樹脂としては、例えば、特許文献1や特許文献2に記載のエポキシ樹脂、又は特許文献3に記載のビスマレイミド樹脂が報告されている。しかしながらこれらの樹脂は熱硬化性を示すため、射出成形などの成形方法を適用することはできないうえ、分子構造が複雑であり、製造が困難であるという欠点を有する。特許文献2に記載のエポキシ樹脂は合成が比較的簡便であるが、熱伝導率が不十分であった。
液晶性熱可塑性樹脂については非特許文献1〜4に液晶相を示すメソゲン基とアルキル鎖との交互重縮合体が記載されている。しかしこれらポリマーの熱安定性、熱伝導性、成形性、等に関しては一切記載されていない。
−M−Sp− (1)
(式中、Mはメソゲン基、Spはスペーサーを示す。)
−A1−x−A2−y−R−z− (2)
(式中、A1およびA2は、各々独立して芳香族基、縮合芳香族基、脂環基、脂環式複素環基から選ばれる置換基を示す。x、yおよびzは、各々独立して直接結合、−CH2−、−C(CH3)2−、−O−、−S−、−CH2−CH2−、−C=C−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−CO−NH−、−CH=N−、−CH=N−N=CH−、−N=N−または−N(O)=N−の群から選ばれる2価の置換基を示す。Rは主鎖原子数2〜20の分岐を含んでもよい2価の置換基を示す。)
−M−Sp− (1)
(式中、Mはメソゲン基、Spはスペーサーを示す。)
本発明で言う熱可塑性とは、加熱により可塑化する性質のことである。
本発明で言う主としてとは、分子鎖の主鎖中に含まれる一般式(1)の量について、全構成単位に対して50mol%以上であり、好ましくは70mol%以上であり、より好ましくは90mol%以上であり、最も好ましくは本質的に100mol%である。50mol%未満の場合は、樹脂の結晶化度が低くなり、熱伝導率が低くなる場合がある。
本発明の樹脂は対称性が極めて高く、剛直鎖が屈曲鎖で結合された構造のため、分子の配向性が高く、形成される高次構造が緻密となり、優れた熱伝導性を有する。
−A1−x−A2−
(A1およびA2は、各々独立して芳香族基、縮合芳香族基、脂環基、脂環式複素環基から選ばれる置換基を示す。xは結合子であり、直接結合、−CH2−、−C(CH3)2−、−O−、−S−、−CH2−CH2−、−C=C−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−CO−NH−、−CH=N−、−CH=N−N=CH−、−N=N−または−N(O)=N−の群から選ばれる2価の置換基を示す。)で表される基が挙げられる。ここでA1、A2は各々独立して、ベンゼン環を有する炭素数6〜12の炭化水素基、ナフタレン環を有する炭素数10〜20の炭化水素基、ビフェニル構造を有する炭素数12〜24の炭化水素基、ベンゼン環を3個以上有する炭素数12〜36の炭化水素基、縮合芳香族基を有する炭素数12〜36の炭化水素基、炭素数4〜36の脂環式複素環基から選択されるものであることが好ましい。
−y−R−z−
(yおよびzは、各々独立して直接結合、−CH2−、−C(CH3)2−、−O−、−S−、−CH2−CH2−、−C=C−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−CO−NH−、−CH=N−、−CH=N−N=CH−、−N=N−または−N(O)=N−の群から選ばれる2価の置換基を示す。Rは分岐を含んでもよい主鎖原子数2〜20の分岐を含んでもよい2価の置換基を示す。)で表される基が挙げられる。ここでRは、炭素原子数2〜20の鎖状飽和炭化水素基、1〜3個の環状構造を含む炭素原子数2〜20の飽和炭化水素基、1〜5個の不飽和基を有する炭素原子数2〜20の炭化水素基、1〜3個の芳香環を有する炭素原子数2〜20の炭化水素基、1〜5個の酸素原子を有する炭素原子数2〜20のポリエーテル基から選択されるものが好ましい。
また本発明の有機熱伝導性添加剤として用いる液晶性熱可塑性樹脂は、ラメラ晶を含むものであることが好ましい。本発明の液晶性熱可塑性樹脂では、結晶化度の指標としてラメラ晶の量を用いることができる。ラメラ晶が多いほど結晶化度が高い。
本発明でいうラメラ晶は、長い鎖状の分子が折り畳まれて平行に並び作られる板状結晶に相当する。このような結晶が樹脂中に存在するか否かは、透過型電子顕微鏡(TEM)観察またはX線回折によって容易に判別することができる。
また本発明の液晶性熱可塑性樹脂は、結晶を含むものであることが好ましい。本発明では、液晶性熱可塑性樹脂中のラメラ晶の割合から、以下の計算式により結晶化度を求めることができる。
結晶化度(%)= ラメラ晶の割合(Vol%)× 0.7
樹脂自体が高熱伝導性を有するためには、液晶性熱可塑性樹脂の結晶化度が7%以上であることが好ましい。結晶化度は、14%以上であることがより好ましく、21%以上であることがさらに好ましく、28%以上であることが特に好ましい。
脂肪族ジアミンの具体例としては、1,2−エチレンジアミン、1,3−トリメチレンジアミン、1,4−テトラメチレンジアミン、1,6−ヘキサメチレンジアミン、1,8−オクタンジアミン、1,9−ノナンジアミン、1,10−デカンジアミン、および1,12−ドデカンジアミンなどが挙げられる。
本発明に用いられる(C)安定剤は各種のものが知られており、例えば大成社発行の「酸化防止剤ハンドブック」、シーエムシー化学発行の「高分子材料の劣化と安定化」(235〜242)等に記載された種々のものが挙げられるが、これらに限定されるわけではない。これら安定剤のなかでも、ホスファイト系安定剤、チオエーテル系安定剤、ヒンダードフェノール系安定剤やモノアクリレートフェノール系安定剤などのフェノール系安定剤、を好ましく用いることができる。
チオエーテル系安定剤としては、アデカスタブAO−23、アデカスタブAO−412S、アデカスタブAO−503A、(以上、いずれも(株)アデカ製)等を例示することができる。れらの中でも、樹脂(A)の熱安定性改善効果に優れることから、テトラエステル型チオエーテル系安定剤であるアデカスタブAO−412Sを好ましく用いることができる。
これら例示した安定剤以外にも、各種の安定剤を併用することができる。併用可能な安定剤としては、ニトロキシド化合物、光安定剤、などが好ましく併用される。
4,4’−ジヒドロキシビフェニル、テトラデカン二酸、無水酢酸をモル比でそれぞれ1:1.05:2.1の割合で密閉型反応器に仕込み、常圧下、窒素ガス雰囲気で150℃にて3時間アセチル化反応を行い、1℃/minの昇温速度で265℃まで加熱し重縮合を行った。酢酸の留出量が理論酢酸生成量の90%に到達した時点で引き続きその温度を保ったまま、約20分かけて1.0torrに減圧し、高分子量まで溶融重合を行った。減圧開始から1時間後、不活性ガスで常圧に戻し、生成したポリマー(熱可塑性樹脂(A))を取り出した。得られたポリマーは本発明の熱可塑性樹脂である。
熱伝導率 : 得られた組成物から75t射出成形機にてテストピースを成形した。得られたテストピースから30mm角×3.2mm厚みの板柱状試験片を2個切り出し、京都電子工業製ホットディスク法熱伝導率測定装置で4φのセンサーにて熱伝導率を測定した。
製造例1で合成した熱可塑性樹脂(A)100重量部に対して、(C)安定剤としてホスファイト系安定剤であるHP−10((株)ADEKA製)を0.2重量部、フェノール系安定剤であるAO−60((株)ADEKA製)を0.2重量部加え、ヘンシェルミキサーにて混合した後、日本製鋼所製45mm同方向噛み合い型二軸押出機TEX44のスクリュー根本付近に設けられたホッパーより投入した。設定温度は供給口近傍が200℃で、順次設定温度を上昇させ、押出機スクリュー先端部温度を220℃に設定した。
製造例1で合成した熱可塑性樹脂(A)100重量部に対して、無機充填剤(B)である窒化ホウ素粉末(モメンティブパフォーマンスマテリアルズ社製PT110、単体での熱伝導率60W/m・K、体積平均粒子径45μm、電気絶縁性、体積固有抵抗1014Ω・cm)(h−BN)を50重量部、(C)安定剤としてホスファイト系安定剤であるHP−10((株)ADEKA製)を0.2重量部、フェノール系安定剤であるAO−60((株)ADEKA製)を0.2重量部加え、ヘンシェルミキサーにて混合した後、日本製鋼所製45mm同方向噛み合い型二軸押出機TEX44のスクリュー根本付近に設けられたホッパーより投入した。
(C)安定剤を全く用いなかった以外は、実施例1と同様に評価を行った。得られた成形体を評価した結果、熱伝導率:1.36W/mK、成形品外観:着色が発生し△、であった。
(C)安定剤を全く用いなかった以外は、実施例2と同様に評価を行った。得られた成形体を評価した結果、熱伝導率:5.70W/mK、成形品外観:かなりの着色が発生し×、であった。
熱可塑性樹脂としてポリエチレンテレフタレート((株)ベルポリエステルプロダクツ製ベルペットEFG−70)を用い、押出機スクリュー先端部温度及びダイス温度を270℃に設定した以外は、実施例1と同様に評価を行った。得られた成形体を評価した結果、熱伝導率:0.21W/mK、成形品外観:◎であった。
熱可塑性樹脂としてポリエチレンテレフタレート((株)ベルポリエステルプロダクツ製ベルペットEFG−70)を用い、押出機スクリュー先端部温度及びパリソン温度を270℃に設定した以外は、実施例2と同様に評価を行った。成形品を評価した結果、熱伝導率:1.05W/mK、成形品外観:○、となり、実施例2と比べて熱伝導率が著しく低くなった。
製造例1で合成した熱可塑性樹脂(A)100重量部に対し、無機充填剤(B)である天然鱗片状黒鉛粉末(中越黒鉛(株)製BF−250A、単体での熱伝導率1200W/m・K、体積平均粒子径250.0μm、導電性)(GC)を50重両部、フェノール系安定剤であるAO−60((株)ADEKA製)を0.2重量部加え、ヘンシェルミキサーにて混合した後、日本製鋼所製45mm同方向噛み合い型二軸押出機TEX44のスクリュー根本付近に設けられたホッパーより投入した。
以上示したとおり、本発明の高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物は、熱伝導性に優れた熱可塑性樹脂を用いるため、高熱伝導性無機充填剤を大量に配合しなくても、高熱伝導性を示す樹脂組成物が得られる。そのために樹脂組成物を射出成形した際に成形品に着色などの問題が発生せず外観良好な成形品が得られる。このような組成物は電気・電子工業分野、自動車分野、等さまざまな状況で放熱・伝熱用樹脂材料として用いることが可能で、工業的に有用である。
Claims (12)
- (A)主鎖が主として下記一般式(1)で示される繰り返し単位からなり、主として鎖状の構造よりなり、樹脂単体での熱伝導率が0.45W/(m・K)以上である熱可塑性樹脂、(A)100重量部に対し、ホスファイト系安定剤、チオエーテル系安定剤、フェノール系安定剤より選ばれる1種以上の安定剤(C)を0.01〜5.0重量%含有する、高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物。
−M−Sp− (1)
(式中、Mはメソゲン基、Spはスペーサーを示す。) - 前記一般式(1)が下記一般式(2)で示される単位の繰り返し単位からなる、請求項1に記載の高熱伝導性樹脂材料。
−A1−x−A2−y−R−z− (2)
(式中、A1およびA2は、各々独立して芳香族基、縮合芳香族基、脂環基、脂環式複素環基から選ばれる置換基を示す。x、yおよびzは、各々独立して直接結合、−CH2−、−C(CH3)2−、−O−、−S−、−CH2−CH2−、−C=C−、−C≡C−、−CO−、−CO−O−、−CO−NH−、−CH=N−、−CH=N−N=CH−、−N=N−または−N(O)=N−の群から選ばれる2価の置換基を示す。Rは主鎖原子数2〜20の分岐を含んでもよい2価の置換基を示す。) - 熱可塑性樹脂のRに相当する部分が直鎖の脂肪族炭化水素鎖である、請求項2または3いずれかに記載の高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物。
- 熱可塑性樹脂のRの分子鎖の炭素数が偶数である請求項2〜4いずれか1項に記載の高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物。
- 熱可塑性樹脂のRが−(CH2)8−、−(CH2)10−、および−(CH2)12−から選ばれる少なくとも1種であり、数平均分子量が3000〜40000である請求項2〜5いずれかに記載の高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物。
- 熱可塑性樹脂の−y−R−z−が−O−CO−R−CO−O−である、請求項2に記載の熱可塑性樹脂を用いた、高熱伝導性樹脂材料。
- 無機充填剤(B)を含有する請求項1〜7いずれかに記載の高熱伝導性樹脂熱可塑性組成物。
- 無機充填剤(B)が、単体での熱伝導率が12W/m・K以上の無機化合物であることを特徴とする、請求項8に記載の高熱伝導性樹脂熱可塑性組成物。
- 無機充填剤(B)が、電気絶縁性高熱伝導性無機化合物であることを特徴とする、請求項8または9に記載の高熱伝導性樹脂熱可塑性組成物。
- 無機充填剤(B)が、導電性の高熱伝導性無機化合物であることを特徴とする、請求項8または9に記載の高熱伝導性樹脂熱可塑性組成物。
- 安定剤(C)に、ホスファイト系安定剤及び/又はチオエーテル系安定剤と、フェノール系安定剤とを併用して用いることを特徴とする、請求項1〜11いずれかに記載の高熱伝導性樹脂熱可塑性組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010096050A JP5542514B2 (ja) | 2009-09-16 | 2010-04-19 | 高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009213909 | 2009-09-16 | ||
JP2009213909 | 2009-09-16 | ||
JP2010096050A JP5542514B2 (ja) | 2009-09-16 | 2010-04-19 | 高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014096060A Division JP2014145084A (ja) | 2009-09-16 | 2014-05-07 | 樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011084715A true JP2011084715A (ja) | 2011-04-28 |
JP5542514B2 JP5542514B2 (ja) | 2014-07-09 |
Family
ID=44077900
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010096050A Active JP5542514B2 (ja) | 2009-09-16 | 2010-04-19 | 高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物 |
JP2014096060A Pending JP2014145084A (ja) | 2009-09-16 | 2014-05-07 | 樹脂組成物 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014096060A Pending JP2014145084A (ja) | 2009-09-16 | 2014-05-07 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP5542514B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011084716A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-04-28 | Kaneka Corp | 熱可塑性樹脂組成物および放熱・伝熱用樹脂材料 |
WO2011132389A1 (ja) * | 2010-04-19 | 2011-10-27 | 株式会社カネカ | 高熱伝導性熱可塑性樹脂 |
JP2013170202A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Kaneka Corp | 高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物 |
US8637630B2 (en) | 2010-04-19 | 2014-01-28 | Kaneka Corporation | Thermoplastic resin with high thermal conductivity |
US8946335B2 (en) | 2008-10-30 | 2015-02-03 | Kaneka Corporation | Highly thermally conductive thermoplastic resin composition and thermoplastic resin |
JP2015183033A (ja) * | 2014-03-20 | 2015-10-22 | 株式会社カネカ | 高熱伝導性樹脂組成物、それを含有する放熱・伝熱用樹脂材料および熱伝導膜 |
US9234095B2 (en) | 2009-09-16 | 2016-01-12 | Kaneka Corporation | Thermally-conductive organic additive, resin composition, and cured product |
WO2016024516A1 (ja) * | 2014-08-11 | 2016-02-18 | 株式会社アイ.エス.テイ | エラストマーの熱伝導性改質剤、熱伝導性改質液晶性エラストマー、液晶性高分子およびその前駆体の使用方法、エラストマーの熱伝導性改質方法、ならびに発熱体および被加熱体 |
JP2016037540A (ja) * | 2014-08-06 | 2016-03-22 | 株式会社カネカ | 熱可塑性樹脂および樹脂組成物、それを含有する放熱・伝熱用樹脂材料および熱伝導膜 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5542514B2 (ja) * | 2009-09-16 | 2014-07-09 | 株式会社カネカ | 高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物 |
JP6955763B2 (ja) * | 2016-12-15 | 2021-10-27 | ユニチカ株式会社 | ポリアミド樹脂組成物およびそれを成形してなる成形体 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0232122A (ja) * | 1988-06-08 | 1990-02-01 | Eniricerche Spa | サーモトロピックコポリエステル |
JPH05262863A (ja) * | 1991-07-30 | 1993-10-12 | Eniricerche Spa | サーモトロピックコポリエステル |
JP2004051852A (ja) * | 2002-07-22 | 2004-02-19 | Polymatech Co Ltd | 熱伝導性高分子成形体及びその製造方法 |
JP2004149722A (ja) * | 2002-10-31 | 2004-05-27 | Polymatech Co Ltd | 熱伝導性高分子成形体 |
JP2008169265A (ja) * | 2007-01-10 | 2008-07-24 | Kaneka Corp | 電気絶縁性高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物及び高熱伝導性成形体 |
JP2009001740A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Teijin Chem Ltd | 導電性の安定した熱可塑性樹脂組成物 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1992016588A1 (en) * | 1991-03-20 | 1992-10-01 | North Dakota State University | Compounds with liquid crystalline properties and coating binders based thereon |
JPH0598141A (ja) * | 1991-10-14 | 1993-04-20 | Sekisui Chem Co Ltd | ポリエステル組成物 |
JP2000178420A (ja) * | 1998-12-21 | 2000-06-27 | Toray Ind Inc | トランス部材用難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物およびそれからなるトランス部材 |
JP5542514B2 (ja) * | 2009-09-16 | 2014-07-09 | 株式会社カネカ | 高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物 |
-
2010
- 2010-04-19 JP JP2010096050A patent/JP5542514B2/ja active Active
-
2014
- 2014-05-07 JP JP2014096060A patent/JP2014145084A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0232122A (ja) * | 1988-06-08 | 1990-02-01 | Eniricerche Spa | サーモトロピックコポリエステル |
JPH05262863A (ja) * | 1991-07-30 | 1993-10-12 | Eniricerche Spa | サーモトロピックコポリエステル |
JP2004051852A (ja) * | 2002-07-22 | 2004-02-19 | Polymatech Co Ltd | 熱伝導性高分子成形体及びその製造方法 |
JP2004149722A (ja) * | 2002-10-31 | 2004-05-27 | Polymatech Co Ltd | 熱伝導性高分子成形体 |
JP2008169265A (ja) * | 2007-01-10 | 2008-07-24 | Kaneka Corp | 電気絶縁性高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物及び高熱伝導性成形体 |
JP2009001740A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Teijin Chem Ltd | 導電性の安定した熱可塑性樹脂組成物 |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8946335B2 (en) | 2008-10-30 | 2015-02-03 | Kaneka Corporation | Highly thermally conductive thermoplastic resin composition and thermoplastic resin |
US9234095B2 (en) | 2009-09-16 | 2016-01-12 | Kaneka Corporation | Thermally-conductive organic additive, resin composition, and cured product |
JP2011084716A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-04-28 | Kaneka Corp | 熱可塑性樹脂組成物および放熱・伝熱用樹脂材料 |
JP5941840B2 (ja) * | 2010-04-19 | 2016-06-29 | 株式会社カネカ | 高熱伝導性熱可塑性樹脂 |
WO2011132389A1 (ja) * | 2010-04-19 | 2011-10-27 | 株式会社カネカ | 高熱伝導性熱可塑性樹脂 |
US8637630B2 (en) | 2010-04-19 | 2014-01-28 | Kaneka Corporation | Thermoplastic resin with high thermal conductivity |
US8921507B2 (en) | 2010-04-19 | 2014-12-30 | Kaneka Corporation | Thermoplastic resin with high thermal conductivity |
JP2013170202A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Kaneka Corp | 高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物 |
JP2015183033A (ja) * | 2014-03-20 | 2015-10-22 | 株式会社カネカ | 高熱伝導性樹脂組成物、それを含有する放熱・伝熱用樹脂材料および熱伝導膜 |
JP2016037540A (ja) * | 2014-08-06 | 2016-03-22 | 株式会社カネカ | 熱可塑性樹脂および樹脂組成物、それを含有する放熱・伝熱用樹脂材料および熱伝導膜 |
WO2016024516A1 (ja) * | 2014-08-11 | 2016-02-18 | 株式会社アイ.エス.テイ | エラストマーの熱伝導性改質剤、熱伝導性改質液晶性エラストマー、液晶性高分子およびその前駆体の使用方法、エラストマーの熱伝導性改質方法、ならびに発熱体および被加熱体 |
JPWO2016024516A1 (ja) * | 2014-08-11 | 2017-04-27 | 株式会社アイ.エス.テイ | エラストマーの熱伝導性改質剤、熱伝導性改質液晶性エラストマー、液晶性高分子の使用方法、エラストマーの熱伝導性改質方法、ならびに発熱体および被加熱体 |
US11391526B2 (en) | 2014-08-11 | 2022-07-19 | I.S.T Corporation | Heat-transmitting modifier for elastomer, heat-transmission-modified crystalline elastomer, method for using crystalline polymer and precursor thereof, method for heat-transmission modification of elastomer, heater body, and heated body |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5542514B2 (ja) | 2014-07-09 |
JP2014145084A (ja) | 2014-08-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5542514B2 (ja) | 高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物 | |
JP5731199B2 (ja) | 高熱伝導性の熱可塑性樹脂組成物及び熱可塑性樹脂の成形物 | |
JP5941840B2 (ja) | 高熱伝導性熱可塑性樹脂 | |
JP5542513B2 (ja) | 押出成形用高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物 | |
JP5366533B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JP2016094615A (ja) | 熱伝導性で寸法安定性の液晶性ポリマー組成物 | |
JP5490604B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物および放熱・伝熱用樹脂材料 | |
JP2007320996A (ja) | 液晶性樹脂組成物、およびそれからなる成形品 | |
JP5684999B2 (ja) | ブロー成形用高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物 | |
TW201815958A (zh) | 致動器 | |
JP2013166848A (ja) | 液晶ポリエステル組成物及び成形体 | |
JP5468975B2 (ja) | 高熱伝導性熱可塑性樹脂製ヒートシンク | |
JP5476203B2 (ja) | 高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物 | |
EP2562201B1 (en) | Thermoplastic resin with high thermal conductivity | |
JP6110726B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物 | |
JP2015224341A (ja) | ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物 | |
JP5646874B2 (ja) | 難燃性高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物 | |
JP5525322B2 (ja) | 高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物 | |
JP2011063790A (ja) | 高熱伝導性熱可塑性樹脂 | |
JP2005306955A (ja) | 高熱伝導性樹脂組成物の製造方法 | |
JP2010065179A (ja) | 液晶ポリエステル樹脂組成物及びそれを用いてなる成形体 | |
JP2023110983A (ja) | 液晶ポリエステル樹脂、その製造方法、液晶ポリエステル樹脂組成物およびそれからなる成形品 | |
JP6012240B2 (ja) | 高熱伝導性熱可塑性樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130220 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130717 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140121 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20140130 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140314 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140408 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140507 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5542514 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |