JPH0598141A - ポリエステル組成物 - Google Patents

ポリエステル組成物

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JPH0598141A
JPH0598141A JP26454391A JP26454391A JPH0598141A JP H0598141 A JPH0598141 A JP H0598141A JP 26454391 A JP26454391 A JP 26454391A JP 26454391 A JP26454391 A JP 26454391A JP H0598141 A JPH0598141 A JP H0598141A
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JP
Japan
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polyester
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compound
following general
general formula
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Withdrawn
Application number
JP26454391A
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English (en)
Inventor
Kazuo Yamagata
一雄 山形
Toranosuke Saito
寅之助 斉藤
Hironori Kadomachi
博記 角町
Daishirou Kishimoto
大志郎 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Sanko Co Ltd
Original Assignee
Sanko Chemical Co Ltd
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリエステルの熱安定性および機械的物性を
向上させる。 【構成】 所定の成分を含有するポリエステル、多官能
エポキシ化合物、一般式〔IV〕で表される部分構造を有
するヒンダードフェノール系酸化防止剤、および一般式
〔V〕で表されるリン系酸化防止剤を含有する。上記ポ
リエステルは、一般式〔I〕で示される脂肪族ジカルボ
ン酸、脂肪族ジオール、および一般式〔II〕で示される
ジヒドロキシ化合物および一般式〔III〕で表されるモ
ノヒドロキシ化合物のうちの少なくとも一種を構成成分
とする。 【化1】 (式中、nは0〜10の整数)。 【化2】 (式中、R1,R2はそれぞれ独立してアルキレン基を示
し、pは3または4であり、q,rはそれぞれ独立して
0または1以上の整数)。 【化3】 (式中、R3はアルキレン基を示し、tは2または3で
あり、mは0または1以上の整数)。 【化4】 (式中、R4は第2級または第3級アルキル基、R5は水
素またはアルキル基を示す)。 【化5】 (式中、R6、R7、R8はそれぞれ独立して芳香族また
は脂肪族置換基を示す)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性エラストマーと
して有用なポリエステル組成物に関し、より詳しくは、
熱安定性および機械的強度に優れたポリエステル組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性エラストマーは、常温でゴム弾
性を示し、しかも成形可能なため、各種工業製品に広く
用いられている。特に、p−ターフェニルもしくはp−
クォーターフェニル骨格を有するジヒドロキシもしくは
モノヒドロキシ化合物を構成成分とするポリエステル
は、機械的物性に優れた熱可塑性エラストマーである
(特開平2−276817号公報参照)。このような熱
可塑性エラストマーに、各種安定剤、充填剤、酸化防止
剤などの添加剤が加えられた樹脂組成物が利用されてい
る。
【0003】上記各種添加剤を含有するポリエステル組
成物を所望の形状に成形するためには、ポリエステルと
添加剤とを高温下で溶融混練する必要があり、また、成
形も比較的高温で行われている。さらに、一般に熱可塑
性エラストマーは熱変形温度が優れているので、高温雰
囲気下での使用が期待されている。ところが、上記のよ
うに長時間溶融混練して成形すると、あるいは得られた
成形体を高温下で使用すると、ポリエステルが分解され
てその分子量が低下し、得られる成形品の機械的物性が
低下するという欠点がある。特に、高温、高湿度下にて
取り扱った場合には、上記分子量の低下は著しい。
【0004】このような熱可塑性エラストマーの混練・
成形時、あるいは成形後の熱による劣化を低減するため
に、ポリエステルの製造時にヒンダードフェノール系酸
化防止剤、リン系酸化防止剤などの添加剤を添加する方
法が試みられている(特開平3−97726号公報)。
しかし、これらの方法では、効果は認められるものの、
かなりの高温領域においては、その効果は不十分であっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠点
を解決しようとするもので、その目的は、混練・成形時
において熱分解しにくく、得られた成形体を長時間高温
にさらしても機械的物性が低下しないポリエステル組成
物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のポリエステル組
成物は、 a)下記一般式〔I〕で表される脂肪族ジカルボン酸、
脂肪族ジオール、ならびに下記一般式〔II〕で表される
ジヒドロキシ化合物および下記一般式〔III〕で表され
るモノヒドロキシ化合物のうちの少なくとも一種を構成
成分とするポリエステル、 b)多官能エポキシ化合物、 c)下記一般式〔IV〕で表される部分構造を有するヒン
ダードフェノール系酸化防止剤、および d)下記一般式〔V〕で表されるリン系酸化防止剤を含
有するポリエステル組成物であって、上記ポリエステル
100重量部に対して、多官能エポキシ化合物が0.0
5〜5.00重量部、ヒンダードフェノール系酸化防止
剤が0.05〜1.00重量部、そしてリン系酸化防止
剤が0.05〜1.00重量部含有されており、そのこ
とにより、上記目的が達成される。
【0007】
【化6】
【0008】(式中、nは0〜10の整数を示す)。
【0009】
【化7】
【0010】(式中、R1,R2はそれぞれ独立してアル
キレン基を示し、pは3または4であり、q,rはそれ
ぞれ独立して0または1以上の整数を示す)。
【0011】
【化8】
【0012】(式中、R3はアルキレン基を示し、tは
2または3であり、mは0または1以上の整数を示
す)。
【0013】
【化9】
【0014】(式中、R4は第2級または第3級アルキ
ル基、R5は水素またはアルキル基を示す)。
【0015】
【化10】
【0016】(式中、R6,R7,R8は、それぞれ独立
して芳香族または脂肪族置換基を示す)。
【0017】以下、本発明を詳しく説明する。まず、本
発明の組成物に含有されるポリエステルの構成成分につ
いて説明する。
【0018】本発明の組成物に含有されるポリエステル
の構成成分である脂肪族ジカルボン酸は、下記一般式
〔I〕に表される。
【0019】
【化11】
【0020】(式中、nは0〜10の整数を示す)。
【0021】このような化合物としては、例えばシュウ
酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ス
ベリン酸、セバチン酸が好適に用いられる。炭素数nが
10を越えるジカルボン酸を用いると、得られるポリエ
ステルを用いた成形体の各種物性が劣る。
【0022】本発明の組成物に含有されるポリエステル
の構成成分である脂肪族ジオールとしては、グリコール
およびポリアルキレンオキシドが挙げられる。
【0023】上記グリコールとしては、例えばエチレン
グリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオ
ール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタン
ジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカン
ジオール、シクロペンタン−1,2−ジオール、シクロ
ヘキサン−1,2−ジオール、シキロヘキサン−1,3
−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジオール、シク
ロヘキサン−1,4−ジメタノールなどが挙げられ、こ
れらは単独で使用されてもよく、2種以上が併用されて
もよい。
【0024】上記ポリアルキレンオキシドとしては、例
えば、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシ
ド、ポリテトラメチレンオキシド、ポリヘキサメチレン
オキシドなどが挙げられ、これらは単独で使用されても
よく、2種以上が併用されてもよい。ポリアルキレンオ
キシドの数平均分子量は、100〜20000以下が好
ましく、より好ましくは500〜5000である。数平
均分子量が100を下回ると生成するポリエステルの柔
軟性が不十分であり、数平均分子量が20000を上回
ると生成するポリエステルの熱安定性などの物性が劣
る。
【0025】本発明の組成物に含有されるポリエステル
の構成成分であるジヒドロキシ化合物は、下記一般式
〔II〕で表される。液晶性の低分子化合物である。
【0026】
【化12】
【0027】(式中、R1,R2はそれぞれ独立してアル
キレン基を示し、pは3または4であり、q,rはそれ
ぞれ独立して0または1以上の整数を示す)。
【0028】上記〔II〕式において、アルキレン基R1
およびR2としてはエチレン基またはプロピレン基が好
ましく、qおよびrは0または1が好ましい。例えば、
次式〔A〕で示される4,4''−ジヒドロキシ−p−タ
ーフェニル、次式〔B〕で示される4,4'''−ジヒド
ロキシ−p−クォーターフェニル、次式〔C〕で示され
る4,4'''−ジ(2−ヒドロキシエトキシ)−p−ク
ォーターフェニルなどが好適に使用される。
【0029】
【化13】
【0030】
【化14】
【0031】
【化15】
【0032】これらの化合物は、公知の方法により製造
することが可能であり、例えば、4,4'''−ジヒドロ
キシ−p−クォーターフェニル〔B〕は、Journal of C
hemical Society,1379-85(1940)に記載の方法に従って
合成することができる。
【0033】前記ジヒドロキシ化合物〔II〕はそれぞれ
単独で使用してもよく、あるいは2種以上を併用しても
よい。
【0034】液晶性の分子は一般に結晶性が高く、上記
化合物もその結晶から液晶状態への転移点が高い。例え
ば4,4''−ジヒドロキシ−p−ターフェニル〔A〕の
結晶状態から液晶状態への転移温度は260℃であり、
4,4'''−ジヒドロキシ−p−クォーターフェニル
〔B〕のそれは336℃であり、4,4'''−ジ(2−
ヒドロキシエトキシ)−p−クォーターフェニル〔C〕
のそれは403℃である。液晶状態とは、溶融状態にお
いても分子が配向状態を保持している状態をいう。
【0035】従って、これらのジヒドロキシ化合物〔I
I〕がポリマー鎖中に組み込まれた場合、そのポリマー
は柔軟性に富み、かつ耐熱性が高いという性質を有す
る。つまり、このポリマー中において、ジヒドロキシ化
合物〔II〕に起因する成分が結晶性を示し、しかもその
融点が高いので、このジヒドロキシ化合物〔II〕の配合
量が少量の場合でも、この部分が強固で耐熱性の高いハ
ードセグメントとなり、これがポリマー内において物理
的架橋を形成する。その結果、ソフトセグメントに由来
する柔軟性を損なうことなく耐熱性の高い熱可塑性エラ
ストマーが得られると推察される。
【0036】上記ジヒドロキシ化合物の代わりに、もし
くはジヒドロキシ化合物とともに使用されるモノヒドロ
キシ化合物は、下記一般式〔III〕で示され、パラフェ
ニレン骨格を有する剛直性の低分子化合物である。
【0037】
【化16】
【0038】(式中、R3はアルキレン基を示し、tは
2または3であり、mは0または1以上の整数を示
す)。
【0039】この化合物は、その特徴ある分子構造を反
映して、融点が極めて高い。さらにパラフェニレン骨格
は低分子液晶化合物のメソゲンとして有効であることが
知られており、これは該骨格が固体状態のみならず高温
状態(溶融状態)においても、強い凝集力を有している
ことを示す。従って、上記モノヒドロキシ化合物〔II
I〕をポリマー末端に組み込んだ場合には、非常に強固
な物理的架橋が形成され、その結果ポリマーの耐熱性が
高くなる。
【0040】上記一般式〔III〕で示されるモノヒドロ
キシ化合物においては、R3はエチレン基またはプロピ
レン基であることが好ましく、mは0または1であるこ
とが好ましい。上記モノヒドロキシ化合物〔III〕とし
ては、例えば、4−ヒドロキシ−p−ターフェニル、4
−ヒドロキシ−p−クォーターフェニル、4−(2−ヒ
ドロキシエトキシ)−p−ターフェニル、4−(2−ヒ
ドロキシエトキシ)−p−クォーターフェニルなどがあ
げられる。上記モノヒドロキシ化合物〔III〕はそれぞ
れ単独で使用してもよく、あるいはそれらを併用しても
よい。
【0041】上記脂肪族ジカルボン酸〔I〕、脂肪族ジ
オール、およびジヒドロキシ化合物〔II〕および/また
はモノヒドロキシ化合物〔III〕に加えて、2個の水酸
基を有するポリシリコーン、ラクトン、芳香族ヒドロキ
シカルボン酸などをポリエステルの構成成分として使用
してもよい。
【0042】上記ポリシリコーンは、シロキサン結合を
有するシリコーンポリマーであり、2個の水酸基を有す
る。この2個の水酸基は、分子末端にあることが好まし
く、例えば、分子の両末端に各1個ずつの水酸基を有す
るジメチルポリシロキサン、ジエチルポリシロキサン、
ジフェニルポリシロキサンなどがあげられる。ポリシリ
コーンの数平均分子量は、100〜20000が好まし
く、より好ましくは500〜5000である。数平均分
子量が100を下回ると、生成するポリエステルの柔軟
性が不十分であり、20000を上回ると、ポリエステ
ルの生成が困難になる。
【0043】上記ラクトンは、開環して酸および水酸基
と反応し、脂肪族鎖を付加する性質を有し、ポリエステ
ルに柔軟性を付与する。環の中に4以上の炭素原子を有
するラクトンが好ましく、より好ましくは5員環〜8員
環であり、例えばε−カプロラクトン、δ−バレロラク
トン、γ−ブチロラクトンなどが挙げられる。
【0044】上記芳香族ヒドロキシカルボン酸は、ポリ
エステルに剛性や液晶性を付与する性質を有し、サリチ
ル酸、メタヒドロキシ安息香酸、パラヒドロキシ安息香
酸、3−クロロ−4−ヒドロキシ安息香酸、3−ブロモ
−4−ヒドロキシ安息香酸、3−メトキシ−4−ヒドロ
キシ安息香酸、3−メチル−4−ヒドロキシ安息香酸、
3−フェニル−4−ヒドロキシ安息香酸、2−ヒドロキ
シ−6−ナフトエ酸、4−ヒドロキシ−4’−カルボキ
シビフェニルなどが挙げられ、好ましくは、パラヒドロ
キシ安息香酸、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸、4−
ヒドロキシ−4’−カルボキシビフェニルなどが挙げら
れる。
【0045】さらに上記ポリエステルの機械的物性など
を向上させるために、該ポリエステルのジヒドロキシ化
合物〔II〕以外の芳香族ジオールや芳香族ジカルボン酸
を構成成分として含有させてもよい。
【0046】上記芳香族ジオールとしては、ヒドロキノ
ン、レゾルシン、クロロヒドロキノン、ブロモヒドロキ
ノン、メチルヒドロキノン、フェニルヒドロキノン、メ
トキシヒドロキノン、フェノキシヒドロキノン、4,
4’−ジヒドロキシビフェニル、4,4’−ジヒドロキ
シジフェニルエーテル、4,4’−ジヒドロキシジフェ
ニルサルファイド、4,4’−ジヒドロキシジフェニル
スルホン、4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノン、
4,4’−ジヒドロキシジフェニルメタン、ビスフェノ
ールA、1,1−ジ(4-ヒドロキシフェニル)シクロヘ
キサン、1,2−ビス(4−ヒドロキシフェノキシ)エ
タン、1,4−ジヒドロキシナフタリン、2,6−ジヒ
ドロキシナフタリンなどが挙げられる。
【0047】上記芳香族ジカルボン酸としては、テレフ
タル酸、イソフタル酸、5−スルホイソフタル酸の金属
塩、4,4’−ジカルボキシビフェニルエーテル、4,
4’−ジカルボキシジフェニルサルファイド、4,4’
−ジカルボキシジフェニルスルホン、3,3’−ジカル
ボキシベンゾフェノン、4,4’−ジカルボキシベンゾ
フェノン、1,2−ビス(4−カルボキシフェノキシ)
エタン、1,4−ジカルボキシナフタリン、2,6−ジ
カルボキシナフタリンなどが挙げられる。
【0048】次に、ポリエステル中の上記各構成成分の
含有量について説明する。上記ポリエステルの構成成分
として、上記ポリアルキレンオキシドや上記ポリシリコ
ーンを使用する場合には、その構成単位を1モノマーと
して数える。即ち、重合度10のポリエチレンオキシド
は10モノマーとして数える。
【0049】本発明の組成物に含有されるポリエステル
が、脂肪族カルボン酸〔I〕、脂肪族ジオール、および
ジヒドロキシ化合物〔II〕で構成される場合には、上記
ジヒドロキシ化合物〔II〕の含有量は、ポリエステルを
構成する全モノマー中の0.1〜30モル%が好まし
く、より好ましくは0.5〜20モル%であり、さらに
好ましくは1.0〜10モル%である。ジヒドロキシ化
合物〔II〕の含有量が少なくなると耐熱性が低下し、多
くなると弾性率が高くなり、かつ柔軟性が低下するた
め、熱可塑性エラストマーとしては不適当になるためで
ある。
【0050】ポリエステルが、脂肪族カルボン酸
〔I〕、脂肪族ジオール、およびモノヒドロキシ化合物
〔III〕で構成される場合には、モノヒドロキシ化合物
〔III〕の含有量は、脂肪族ポリエステルを構成する全
モノマー中の0.1〜20モル%とするのが好ましい。
モノヒドロキシ化合物〔III〕が少なくなると耐熱性が
低下し、多くなると脂肪族ポリエステルの分子量が十分
に高くならず、物性的に劣るためである。
【0051】ポリエステルが、上記ジヒドロキシ化合物
〔II〕とモノヒドロキシ化合物〔III〕との両者を含有
する場合には、ジヒドロキシ化合物〔II〕とモノヒドロ
キシ化合物〔III〕とを合わせたヒドロキシ化合物の含
有量は、ポリエステルを構成する全モノマー中の0.1
〜30モル%とするのが好ましい。これらのヒドロキシ
化合物の含有量が低いとポリエステルの耐熱性が低下
し、高すぎるとポリエステルの柔軟性が不十分になり、
かつ十分に分子量が高くならないためである。ポリエス
テル中のジヒドロキシ化合物〔II〕とモノヒドロキシ化
合物との含有割合は、 0<〔III〕/〔II〕+〔I
II〕<2/3 を満たす範囲であることが好ましい。
【0052】次に、以上のような構成成分の上記ポリエ
ステルの製造方法について説明する。
【0053】該ポリエステルは、一般に知られている任
意の重縮合方法を用いて製造することができる。
【0054】例えば、 ジカルボン酸とジオール成分(脂肪族ジオール、ジヒ
ドロキシ化合物、モノヒドロキシ化合物などを包含す
る)とを直接反応させる方法、 ジカルボン酸の低級エステルとジオール成分とをエス
テル交換を利用して反応させる方法、 ジカルボン酸のハロゲン化物とジオール成分をピリジ
ンなどの適当な溶媒中で反応させる方法、 ジオール成分の金属アルコラートをジカルボン酸のハ
ロゲン化物と反応させる方法、 ジオール成分のアセチル化物とジカルボン酸とをエス
テル交換を利用して反応させる方法、などの方法があげ
られる。
【0055】重縮合する際には、一般にポリエステルを
製造する際に使用されている触媒が使用されてよい。こ
の触媒としては、リチウム、ナトリウム、カリウム、セ
シウム、マグネシウム、カルシウム、バリウム、ストロ
ンチウム、亜鉛、アルミニウム、チタン、コバルト、ゲ
ルマニウム、錫、鉛、アンチモン、ヒ素、セリウム、ホ
ウ素、カドミウム、マンガンなどの金属、その有機金属
化合物、有機酸塩、金属アルコキシド、金属酸化物など
があげられる。
【0056】特に好ましい触媒は、酢酸カルシウム、ジ
アシル第一錫、テトラアシル第二錫、ジブチル錫オキサ
イド、ジブチル錫ジラウレート、ジメチル錫マレート、
錫ジオクタノエート、錫テトラアセテート、トリイソブ
チルアルミニウム、テトラブチルチタネート、二酸化ゲ
ルマニウム、および三酸化アンチモンである。これらの
触媒は2種以上併用してもよい。
【0057】反応時には、重合とともに副生する水、ア
ルコール、グリコールなどを効率よく留出させ、高分子
量ポリマーを得るために、反応系を重合後期に1mmH
g以下に減圧することが好ましい。
【0058】次に、本発明の組成物に含有される添加物
について説明する。
【0059】本発明の組成物に含有される多官能エポキ
シ化合物は、1分子あたり平均2個以上のエポキシ基を
有する化合物である。これらの多官能エポキシ化合物
は、脂肪族、脂環族、芳香族のいずれでもよい。
【0060】例えば、次に示すような化合物が挙げられ
る:エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエ
チレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレング
リコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコ
ールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジ
グリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリ
シジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、ト
リメチロールプロパントリグリシジルエーテル、N,
N,N’,N’−テトラグリシジル−m−キシレンジア
ミン、1,3−ビス(N、N−ジグリシジルアミノメチ
ル)シクロヘキサン、グリシジルエーテル化−オルト−
クレゾールノボラックなど。
【0061】上記多官能エポキシ化合物は、2種以上を
併用してもよい。
【0062】多官能エポキシ化合物はポリエステル10
0重量部に対して0.05〜5.00重量部の割合で含
有される。0.05重量部を下回ると、ポリエステルを
熱安定化させる効果が得られず、逆に5.00重量部を
上回ると、ポリエステル製造時におけるゲル化によるポ
リエステルの各種物性の低下が懸念される。
【0063】本発明の組成物に含有されるヒンダードフ
ェノール系酸化防止剤は、下記一般式〔IV〕で示される
部分構造を有する化合物である。
【0064】
【化17】
【0065】(式中、R4は第2級または第3級アルキ
ル基、R5は水素またはアルキル基を示す)。
【0066】例えば、次に示すような化合物が挙げられ
る:3,9−ビス−〔2−(3−(3−t−ブチル−4
−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−プロピオニルオ
キシ)−1,1−ジメチルエチル〕2,4,8,10−
テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカン、トリエチレ
ングリコール−ビス〔3−(3−tブチル−5−メチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、1,6
−ヘキサンジオール−ビス〔3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、テ
トラキス〔メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシハイドロシンナメート)〕メタン、オクタデシ
ル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート、N,N’−ヘキサメチレン−
ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒド
ロシンナムアミド)、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシ-ベンジルフォスフォネート−ジエチルエステ
ル、1,3,5−トリメチル−2,4,6,−トリス−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン、ビス(3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジルホスホン酸エチル)カルシウム、トリス−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
−イソシアヌレート、1,1,3−トリス(2−メチル
−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、
2,2−ビス〔4−(2−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシハイドロシンナモイルオキシ))エトキ
シフェニル〕プロパン、2,6−ジ−t−ブチル−4−
メチルフェノールなど。
【0067】上記ヒンダードフェノール系酸化防止剤
は、ポリエステル100重量部に対して、0.05〜
1.00重量部の割合で含有される。ヒンダードフェノ
ール系酸化防止剤の含有量が0.05重量部を下回る場
合には、ポリエステルを熱安定化させる効果が得られな
い。逆に、ヒンダードフェノール系酸化防止剤の含有量
が1.00重量部を超える場合には、上記安定化効果は
得られるが含有量に比例した効果は得られず、かつ機械
的強度などの物性が低下する。
【0068】本発明の組成物に含有されるリン系酸化防
止剤は、下記一般式〔V〕で示される化合物である。
【0069】
【化18】
【0070】(式中、R6,R7,R8は、それぞれ独立
して芳香族または脂肪族置換基を示す)。
【0071】例えば、次に示すような化合物が挙げられ
る:トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリイソ
オクチルホスファイト、トリイソデシルホスファイト、
トリフェニルホスファイト、ジフェニルイソデシルホス
ファイト、ジフェニルイソオクチルホスファイト、フェ
ニルイソデシルホスファイト、ジイソオクチルフェニル
ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ホスファイトなどのホスファイト化合物、ジステア
リルペンタエリスリトール-ジ-ホスファイト、ジオクチ
ルペンタエリスリトール-ジ-ホスファイト、ジイソデシ
ルペンタエリスリトール-ジ-ホスファイト、ビス(2,
4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトール-ジ
-ホスファイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−
メチルフェニル)ペンタエリスリトール−ジ−ホスファ
イトなどのペンタエリスリトール−ジ−ホスファイト化
合物、テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)
−4,4’−ビフェニレンフォスフォナイトなど。
【0072】上記リン系酸化防止剤は、ポリエステル1
00重量部に対して0.05〜1.00重量部の割合で
含有される。リン系酸化防止剤の含有量が0.05重量
部を下回る場合には、ポリエステルを熱安定化させる効
果が得られない。逆に、リン系酸化防止剤の含有量が
1.00重量部を上回る場合には、上記安定化効果は得
られるが、含有量に比例した効果は得られず、かつ機械
的強度などの物性が低下する。
【0073】本発明の組成物には、実用性を損なわない
範囲で以下の添加剤が添加されていてもよい: (i)無機繊維:ガラス繊維、炭素繊維、ボロン繊維、炭
化珪素繊維、アルミナ繊維、アモルファス繊維、シリコ
ーン・チタン・炭素系繊維など、 (ii)有機繊維:アラミド繊維など、 (iii)無機充填剤:炭酸カルシウム、酸化チタン、マイ
カ、タルクなど、 (iv)難燃剤:ヘキサブロモシクロドデカン、トリス−
(2,3−ジクロロプロピル)ホスフェート、ペンタブ
ロモフェニルアリルエーテルなど、 (v)熱安定剤:トリフェニルホスファイト、トリラウリ
ルホスファイト、2−tert−ブチル−α−(3−t
ert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル−p−クメニ
ルビス(p−ノニルフェニル)ホスファイトなど、 (vi)帯電防止剤:N,N−ビス(ヒドロキシエチル)ア
ルキルアミン、アルキルアリルスルホネート、アルキル
スルファネートなど、 (vii)無機物粉末:硫酸バリウム、アルミナ、酸化珪素
など、 (viii)高級脂肪酸塩:ステアリン酸ナトリウム、ステア
リン酸バリウム、パルミチン酸ナトリウムなど。
【0074】上記添加剤は、ポリエステルの製造時に添
加され、ポリエステルの製造後に該ポリエステルと混合
され、あるいは、多官能エポキシ化合物などの他の成分
とポリエステルを混合するときに添加される。このよう
な添加剤を重合中に添加する場合には、重合後期に反応
系に添加することが好ましい。添加剤をポリエステル、
あるいはポリエステルおよび他の成分(多官能エポキシ
化合物など)と混合するときには、押出機、プラストグ
ラフ、バンバリーミキサーなどを用いて溶融混練により
行われる。溶融混練温度は、樹脂の分解を抑制するた
め、混合可能な最低温度で行うことが望ましい。
【0075】本発明で得られたポリエステル組成物は、
熱可塑性エラストマーとして使用することができ、プレ
ス成形、押出成形、射出成形、ブロー成形などの溶融成
形方法により、所定の成形体とされる。例えば、自動車
部品、電気・電子部品、工業部品、スポーツ用品、メデ
ィカル用品などに好適に使用される。
【0076】自動車部品としては、例えば、等速ジョイ
ントブーツ、ラックアンドピニオンブーツなどのブーツ
類、ボールジョイントシール、安全ベルト部品、バンパ
ーフェイシア、エンブレム、モールなどが挙げられる。
電気・電子部品としては、例えば、電線被覆部材、ギア
類、ラバースイッチ、O−リングなどが挙げられる。工
業用品としては、例えば、油圧ホース、コイルチュー
ブ、シール材、パッキング、Vベルト、ロール、防振・
制振材料、ショックアブソーバー、カップリング、ダイ
ヤフラムなどが挙げられる。スポーツ用品としては、例
えば、靴底、球技用ボールなどが挙げられる。メディカ
ル用品としては、例えば、メディカルチューブ、輸液バ
ック、カテーテルがなどが挙げられる。その他、弾性繊
維、弾性シート、複合シート、ホットメルト接着剤、他
の樹脂とのアロイ用素材として好適に用いることができ
る。
【0077】
【実施例】以下に、本発明を実施例に基づいて説明す
る。
【0078】(A)ポリエステルの合成 アジピン酸292.5g(2.0mol)、エチレング
リコール298g(2.4mol)、4,4'''−ジヒ
ドロキシ−p−クォーターフェニル67.7g(0.0
2mol)のモノマー混合物に、触媒として二酸化ゲル
マニウム200mg、そして、安定剤として1,3,5
−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン400mg
およびトリス(2,4−ジ−ブチルフェニル)ホスファ
イト400mgを加え、反応系を窒素下において加熱
し、200℃で2時間保ち、エステル化反応を行った。
次いでこの反応系を30分間で320℃まで昇温し、こ
の温度で20分間常圧で保持した。その後、300℃に
降温し、1mmHg以下に減圧した状態で2時間重縮合
反応を行った結果、薄黄色のポリエステルが得られた。
【0079】得られたポリエステルの極限粘度〔η〕
を、オルトクロルフェノール中、30℃にて測定した。
その結果、極限粘度〔η〕は1.2であった。
【0080】(B)ポリエステル組成物の合成 (実施例1)上記で得られたポリエステルに、多官能エ
ポキシ化合物としてトリメチロールプロパントリグリシ
ジルエーテル(添加剤1)、ヒンダードフェノール系酸
化防止剤として3,9−ビス〔2−(3−(3−t−ブ
チル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−プロピ
オニルオキシ)−1,1−ジメチルエチル〕2,4,
8,10−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカン
(添加剤2)、およびリン系酸化防止剤としてトリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニルホスファイト(添加
剤3)をポリエステル100重量部に対して下記表1に
示した重量部で添加し、ブラベンダープラストグラフ押
出機を用いて235℃で10分間溶融混練し、ポリエス
テル組成物を得た。
【0081】次に以下に示す方法で、溶融安定性試験を
行った。その結果を表1に示す。後述の実施例2〜4お
よび比較例1〜4の結果も合わせて表1に示す。
【0082】溶融安定性試験 得られたポリエステル組成物を、高化式フローテスター
(島津製作所(株)製フローテスターCFT−500)
のシリンダー内に250℃にて30分滞留させ、滞留後
の極限粘度〔η〕を測定した。滞留前後の極限粘度を比
較することにより熱安定性を評価した。極限粘度は、オ
ルトクロルフェノール中、30℃で測定した。
【0083】(実施例2)多官能エポキシ化合物として
ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル(添加剤
4)を用いたこと以外は、実施例1と同様である。
【0084】(実施例3)ヒンダードフェノール系酸化
防止剤として1,3,5−トリメチル−2,4,6−ト
リス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)ベンゼン(添加剤5)を用いたこと以外は、実施
例1と同様である。
【0085】(実施例4)リン系酸化防止剤としてテト
ラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4’
−ビフェニレンフォスフォナイト(添加剤6)を用いた
こと以外は、実施例1と同様である。
【0086】(比較例1)添加剤を配合せずに、ポリエ
ステルのみを用いたこと以外は、実施例1と同様に試験
を行った。
【0087】(比較例2)添加剤1のみを添加したこと
以外は、実施例1と同様にして試験を行った。
【0088】(比較例3)添加剤2のみを添加したこと
以外は、実施例1と同様にして試験を行った。
【0089】(比較例4)添加剤3のみを添加したこと
以外は、実施例1と同様にして試験を行った。
【0090】
【表1】
【0091】表1より、多官能エポキシ化合物、ヒンダ
ードフェノール系酸化防止剤、およびリン系酸化防止剤
を含有する本発明のポリエステル組成物は、溶融安定性
が著しく改善されることがわかる。
【0092】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
ポリエステル組成物によれば、熱安定性および機械的物
性に優れた熱可塑性エラストマーを提供することができ
る。本発明の組成物は、各種部材に好適に使用すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸本 大志郎 大阪府茨木市三島丘2丁目11番20号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)下記一般式〔I〕で表される脂肪族ジ
    カルボン酸、脂肪族ジオール、ならびに下記一般式〔I
    I〕で表されるジヒドロキシ化合物および下記一般式〔I
    II〕で表されるモノヒドロキシ化合物のうちの少なくと
    も一種を構成成分とするポリエステル、 b)多官能エポキシ化合物、 c)下記一般式〔IV〕で表される部分構造を有するヒン
    ダードフェノール系酸化防止剤、および d)下記一般式〔V〕で表されるリン系酸化防止剤を含
    有するポリエステル組成物であって、 上記ポリエステル100重量部に対して、多官能エポキ
    シ化合物が0.05〜5.00重量部、ヒンダードフェ
    ノール系酸化防止剤が0.05〜1.00重量部、そし
    てリン系酸化防止剤が0.05〜1.00重量部含有さ
    れている、ポリエステル組成物。 【化1】 (式中、nは0〜10の整数を示す) 【化2】 (式中、R1,R2はそれぞれ独立してアルキレン基を示
    し、pは3または4であり、q,rはそれぞれ独立して
    0または1以上の整数を示す) 【化3】 (式中、R3はアルキレン基を示し、tは2または3で
    あり、mは0または1以上の整数を示す) 【化4】 (式中、R4は第2級または第3級アルキル基、R5は水
    素またはアルキル基を示す) 【化5】 (式中、R6,R7,R8は、それぞれ独立して芳香族ま
    たは脂肪族置換基を示す)
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JP2014145084A (ja) * 2009-09-16 2014-08-14 Kaneka Corp 樹脂組成物

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