JP2011074542A - 水解性シートの製造方法及び拭き取りシートの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】CMCを含む薬液が担持された水解性シートの製造方法を提供すること。
【解決手段】原反ロールから繰り出される連続乾燥原紙に対して薬液を付与する薬液付与工程と、薬液が付与された原紙を乾燥させる乾燥工程と、乾燥された原紙を巻取る巻き取り工程とを有し、薬液付与工程が、一つのバックアップロールに対して対になる一つの刷版ロールと、刷版ロールと対になり、線数が60〜120線/インチ、セル容量40〜90ml/m2の仕様とされたアニロックスロールと、アニロックスロールに対して薬液を付与するドクターチャンバー或いはディップロールとを備える転写設備による、バックアップロールに巻き掛かりながら搬送される連続乾燥原紙に対して、粘度を2000〜5000mPa・sとされた薬液を付与するロール転写工程を含み、刷版ロールが網点のないベタ版仕様のシームレスロールである、水解性シートの製造方法とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、トイレなどの清掃用途に用いられる予め洗浄剤が含浸された拭き取りシート及び、拭き取りシートの基材紙となる水解性シートの製造方法に関するものである。
トイレの清掃には、旧来、繰り返し使用される織布製の雑巾等が使われてきたが、これに替わって、近年、紙製の使い捨ての拭き取りシートが使用されるようになってきている。そして、この種の拭き取りシートは、洗浄剤が含浸された状態で提供され、また使用後にトイレに流して処理可能とされるものが好まれる。
かかる拭き取りシートにおいては、洗浄剤が含浸された状態において拭き取り作業時に破れない湿潤時の紙力と、トイレ等に流した際に配管等に詰まらない程度の水解性を確保することが求められるところであるが、これを効果的に達成する一つの技術として、その基材紙としてカルボキシメチルセルロース(以下、CMCと記述する)を含む薬液と金属イオンとを担持させた水解性シートを用いることが知られている。
このCMC等を担持させた水解性シートの製造は、従来、湿紙をワイヤーにて搬送する抄紙設備で行なわれている。CMC等をワイヤー搬送される湿紙に対して散布し、その後に当前記湿紙を乾燥させるのである。特に、2つの乾燥工程を有する抄紙設備が好適に採用され、中でも1つ目の乾燥工程にTAD方式を用いたものが特に好適であるとされている。
これは、2つの乾燥工程を持つ抄紙設備は1つ目の乾燥により湿紙の水分含有量が、極めて少なくなるため、2つ目の乾燥工程の前に薬液を外添した場合、薬液の歩留が比較的高くでき、また、ワイヤー等の用具に付着した薬液の清掃も比較的簡易に可能だからである。
しかし、上記のように2つ以上のドライヤーを備えた抄紙設備は、CMC等を担持させたシートにおいて上記利点はあるものの、一般的な点で設備コスト、エネルギーコストが大きくなり、メンテンナンスに時間がかかる等の欠点がある。
これに対して、湿紙の搬送をワイヤーではなく、フェルトにて行なう抄紙設備においては、湿紙の搬送過程における脱水効率が低く、さらにフェルトが湿紙中に含まれるCMC等を吸収するためCMC等の歩留が悪くなってしまう。また、搬送にフェルトを採用したものでは、フェルト自体の汚染を招き、地合形成の不良による操業性の悪化を招くおそれがあるため、用具の洗浄が頻繁に必要とされる。従って、フェルトにて湿紙を搬送する抄紙設備においては、CMC等を担持させた所望の水解性シートを製造するのが極めて困難であった。
しかし、湿紙を搬送するのにフェルトを用いた抄紙設備は、得られる紙は比較的低米坪でも良好な地合が得られるなどの利点があるとともに、極めて一般的な設備で、現在、稼動台数も多い設備である。
特許第4097583号
そこで、本発明の主たる課題は、抄紙設備に関わらず、CMCを含む薬液を担持させた水解性シートを製造可能とする技術及びこの水解性シートを用いた拭き取り用シートの製造技術を提供することにある。
上記課題を解決するための手段及びそれらの作用効果は次記のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
カルボキシメチルセルロースを含む薬液が担持された水解性シートの製造方法であって、この製造方法は、抄造された原紙を巻取った原反ロールから繰り出される連続乾燥原紙に対して前記薬液を付与する薬液付与工程と、前記薬液が付与された原紙を乾燥させる乾燥工程と、乾燥された原紙を巻取る巻き取り工程とを有し、
前記薬液付与工程が、
一つのバックアップロールに対して対になる一つの刷版ロールと、前記刷版ロールと対になるアニロックスロールと、前記アニロックスロールに対して薬液を付与するドクターチャンバー或いはディップロールとを備える転写設備による、前記バックアップロールに巻き掛かりながら搬送される前記連続乾燥原紙に対して、前記刷版ロールから粘度を2000〜5000mPa・sとされた前記薬液を付与するロール転写工程を含み、
前記刷版ロールが、網点のないベタ版仕様のシームレスロールであり、
前記アニロックスロールを、線数が60〜120線/インチ、セル容量40〜90ml/m2の仕様とする、
ことを特徴とする水解性シートの製造方法。
〔請求項2記載の発明〕
前記乾燥工程は、前記薬液が付与された原紙に対して、赤外線を照射して乾燥する工程である、請求項1に記載の水解性シートの製造方法。
〔請求項3記載の発明〕
前記薬液を、前記連続乾燥原紙に対して、30〜100m/分の加工速度で前記刷版ロールから連続的に付与する、請求項1または請求項2に記載の水解性シートの製造方法。
〔請求項4記載の発明〕
前記連続乾燥原紙は、坪量が20〜40g/m2のクレープ紙である、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の水解性シートの製造方法。
〔請求項5記載の発明〕
請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の水解性シートの製造方法で製造された水解性シートに対して、水性洗浄剤を含浸させる工程を有する、拭き取りシートの製造方法。
(作用効果)
カルボキシルメチルセルロースを含む薬液を、水解性シートとして使用するに十分な量を乾燥原紙に対して付与することは極めて困難なことである。特に、背景技術で示した、二段階の乾燥工程を持ち、前段の乾燥工程の後、つまり後段の乾燥工程の前に湿紙に対して薬液を付与する方法により製造される水解性シートと同等以上の品質のものを乾燥原紙から製造することは極めて難しいことであった。
これは、乾燥原紙に対して付与する場合、例えば、単なるスプレー転写では、均一に転写することが困難であり、また、単なるロール転写では、塗布液中の水分が多いことから紙が耐え切れず断紙等が発生して所望量の薬液を担持させることが困難であるからである。
特に、単なるロール転写では、所望量の薬液を付与するためには、極めて高濃度の薬液が必要となり、かかる薬液は高粘度であるために従来のロール転写方式では均一転写することができない。また、粘度を低くするために濃度を低くすれば、上述のとおり所望の付与量とすることができない。
このように乾燥原紙に対して薬液を付与することが極めて困難なことであった。
そこで、本発明では、一つのバックアップロールに対して対になり、網点のないベタ版仕様のシームレスロールである一つの刷版ロールと、前記刷版ロールと対になり、線数が60〜120線/インチ、セル容量40〜90ml/m2の仕様とされたアニロックスロールと、前記アニロックスロールに対して薬液を付与するドクターチャンバー或いはディップロールとを備える転写設備(ドクターチャンバーを備えるものを、以下、ドクターチャンバー方式を記述し、ディップロールを備えるものを、以下、3ロール方式と記述する)を用い、これにより、バックアップロールに巻き掛かりながら搬送される連続乾燥原紙に対して、粘度を2000〜5000mPa・sとされた薬液を付与することとした。
水溶液は一般的に高濃度となるほど高粘度になることが知られているが、本発明では、粘度を2000〜5000mPa・sとされた薬液を、線数が60〜120線/インチ、セル容量40〜90ml/m2の仕様とされたアニロックスロールから刷版ロールに対して連続的に供給すると共にこの刷版ロールから連続乾燥原紙に対して薬液を付与することとし、且つ、刷版ロールを網点のないベタ版仕様のシームレスロールとしたことによって、粘度が2000〜5000mPa・sの範囲である高粘度の薬液を均一に転写することができる。このような効果は、単に薬液を高粘度とするだけでは得られない。なぜなら、ティシューボックスのニス塗布等、比較的多量の液体を塗布する際に汎用的に用いられている、線数が120〜200線/インチ、セル容量10〜40ml/m2のアニロックスロールを用いた場合、十分なCMCの塗布量を確保できないという問題が発生し、他方、版に継ぎ目のあるロールを用いた場合、版の継ぎ目部に凹凸が発生し、この凹凸部に薬液が多く盛られる結果、薬液が多く塗布されてしまうからである。
また、薬液の粘度が2000〜5000mPa・sと高粘度・高濃度であるため、薬液の塗布量を減ずることができると共に、薬液を付与された原紙を低い熱量或いは少ない時間で均一に乾燥させることができるため品質のばらつきと製造コストを抑えることができる。
ところで、本発明では、より好ましくはドクターチャンバー方式で薬液を付与する方が、3ロール方式より幅方向でより均一に安定して薬液を転写できるため好ましい。
また、本発明においては、薬液が付与された連続紙を乾燥させる乾燥工程を有する。この乾燥工程は、連続紙に直接的に接触しない間接乾燥が望ましく、特に赤外線照射によるものが望ましい。間接乾燥の場合には皺の発生が抑制される。特に、赤外線照射によるものとすると、紙面各所の乾燥が均一に生ずるので、乾燥時における皺や歪みなどの発生を効果的に防止できる。
他方、本発明では、好ましくは、粘度を2000〜5000mPa・sとされた薬液を、連続乾燥原紙に対して、30〜100m/分の加工速度で刷版ロールから連続的に付与することとする。これにより、十分な量の薬液を連続乾燥原紙に対して付与できる。
また、本発明においては、坪量20〜40g/m2という比較的低坪量の乾燥原紙に対して薬液を付与することができる。このため、水解性シートを形成する際に必要なパルプ量を抑えることができ、また、得られる水解性シートが低米坪であるため、良好な水解性を得ることができる。坪量が20g/m2未満の場合は塗布した際に紙が耐えられず断紙等を起こす可能性があり、40g/m2超過であると溶液が浸透しきらないため塗布ムラとなる可能性がある。
さらに、上記説明の水解性シートに対して多価の金属陽イオンを含む洗浄剤を、原紙重量の130〜200重量%含浸させると、CMCと金属陽イオンとの作用によって、拭き取り性能に優れ、しかも、水解性に優れる拭き取りシートが製造される。
以上のことから明らかなとおり、本発明によれば、乾燥連続原紙に対して薬液を付与するので湿紙を製造する工程にかかる抄紙設備に依存せず、どのような抄紙設備であっても、カルボキシルメチルセルロースを含む薬液を担持させた水解性シートを製造することができる。また、水解性、拭き取り性に優れた拭き取りシートを製造することができる。
本発明に係る水解性シートの製造方法を模式的に示した図である。
次いで、本発明に係る水解性シートの製造方法の実施形態を、図1に示される水解性シートの製造設備例X1を参照ながら詳述する。
本発明のカルボキシメチルセルロースを含む薬液が担持された水解性シートの製造方法では、抄造された原紙を巻取った原反ロール1から繰り出される連続乾燥原紙1Aに対して薬液を付与する薬液付与工程と、前記薬液が付与された原紙を乾燥させる乾燥工程と、乾燥された原紙を巻取る巻き取り工程とを有する。
〔連続乾燥原紙〕
まず、連続乾燥原紙1Aについて説明する。本発明においては、乾燥連続原紙1Aは、例えば、既知のパルプ繊維等を主原料とする抄紙原料を抄造してなる薄葉紙、クレープ紙が好適に用いられる。
この乾燥連続原紙1Aの抄造工程は、本発明では限定されるものではなく、既知の抄造設備、抄造方法により製造できる。地合の良い連続乾燥原紙が得られることから、湿紙の搬送にフェルトを用い、一つのヤンキードライヤーを有する設備とされることが好ましい。
なお、連続乾燥原紙の原料は特に限定されないが、既知のバージンパルプ、古紙パルプなどを利用できる。少なくともパルプを含むものであるのが望ましい。CMCの定着、後述する洗浄剤とCMCとの作用が効果的に発揮される。原料となるパルプは、特にLBKPとNBKPを適宜の割合で配合したものが適する。
なお、連続乾燥原紙としては、パルプ繊維以外の繊維として、レーヨン繊維や合成繊維などが含有されていてもよい。
原反ロール1の幅は、100〜500cmであるのが望ましい。100cm未満であると製造効率が悪く、500cmを超えると後述するロール転写にて均一に薬液を付与することが困難となる。
この連続乾燥原紙1Aの物性としては、好適には、坪量が20〜40g/m2、紙厚さが100〜350μm程度である。所謂プライ数などは特に限定されない。
なお、坪量は、JIS P 8124に基づくものである。また、各シートをプライ構造とする場合には、プライ全体としての坪量である。
また、紙厚は、JIS P 8111の条件下で、ダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK G型」(尾崎製作所製)を用いて測定するものとする。具体的には、プランジャーと測定台の間にゴミ、チリ等がないことを確認してプランジャーを測定台の上におろし、前記ダイヤルシックネスゲージのメモリを移動させてゼロ点を合わせ、次いで、プランジャーを上げて試料を試験台の上におき、プランジャーをゆっくりと下ろしそのときのゲージを読み取る。このとき、プランジャーをのせるだけとする。なお、紙厚は測定を10回行って得られる平均値とする。また、各シートをプライ構造とする場合には、プライ全体としての紙厚とする。
〔薬液〕
次いで、本発明が対象とする薬液について説明する。本発明にかかる薬液は、カルボキシルメチルセルロールを含むものである。
この本発明にかかる薬液中におけるカルボキシルメチルセルロースの濃度としては、4.5〜6.5質量%、好ましくは、5〜6質量%とする。4.5〜6.5質量%の範囲外では、本技術によって所望量を乾燥連続原紙に対して付与することが困難となる。
他方、CMCについては、そのエーテル化度が0.6〜2.0、特に0.9〜1.8、更に好ましくは1.0〜1.5であることがバインダーとしての性能が良好である点から好ましい。水解性と湿潤紙力の発現とが極めて良好となる。
ここで、本発明に用いる薬液について、CMCを含む薬液は、当前記CMCに起因して低温等であると溶液粘度が非常に高くなり薬液付与が困難になる傾向にあるため、乾燥連続原紙に付与するにあたって、撹拌、加熱により粘度を2000〜5000mPa・sの範囲、より好ましくは3000〜5000mPa・sの範囲に調整したものとするのが望ましい。このため薬剤の転写時には、本発明の薬剤の温度は30〜60℃前後で塗布することが望ましい。60℃超ではCMC溶液の粘度コントロールが難しく、またCMCの劣化が速くなって連続操業に適さない。30℃未満ではCMC濃度が低く所定のCMC塗布量が得られない。
また、CMCは、水膨潤性のものを用いることができる。水膨潤性のCMCは、洗浄剤中の特定金属イオンの架橋により、未膨潤化のままシートを構成する繊維をつなぎとめる機能を発揮し、清掃・清拭作業に耐えうる拭き取りシートとしての強度を発現することができる。
薬液中のカルボキシルメチルセルロース以外の成分としては、ポリビニルアルコール、デンプンまたはその誘導体、ヒドロキシプロピルセルロース、アルギン酸ナトリウム、トラントガム、グアーガム、キサンタンガム、アラビアゴム、カラギーナン、ガラクトマンナン、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、プルプラン、ポリエチレンオキシド、ビスコース、ポリビニルエチルエーテル、ポリアクリル酸ソーダ、ポリメタアクリル酸ソーダ、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸のヒドロキシル化誘導体、ポリビニルピロリドン/ビニルピロリドン酢酸ビニル共重合体等のバインダー成分が挙げられる。
水解性が良好となる点や後述する架橋反応により湿潤強度を発現しうる点からカルボキシル基を有する水溶性バインダーを用いることが好ましい。
カルボキシル基を有する水溶性バインダーは、水中で容易にカルボキシラートを生成するアニオン性の水溶性バインダーである。その例としては多糖誘導体、合成高分子、天然物などが挙げられる。多糖誘導体としてはカルボキシメチルセルロースの塩、カルボキシエチルセルロース又はその塩、カルボキシメチル化デンブン又はその塩などが挙げられ、特にカルボキシメチルセルロースのアルカリ金属塩が好ましい。
合成高分子としては、不飽和カルボン酸の重合体又は共重合体の塩、不飽和カルボン酸と前記不飽和カルボン酸と共重合可能な単量体との共重合体の塩などが挙げられる。不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、無水マレイン酸、マレイン酸、フマール酸などが挙げられる。これらと共重合可能な単量体としては、これら不飽和カルボン酸のエステル、酢酸ビニル、エチレン、アクリルアミド、ビニルエーテルなどが挙げられる。特に好ましい合成高分子は、不飽和カルボン酸としてアクリル酸やメタクリル酸を用いたものであり、具体的にはポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、アクリル酸メタクリル酸共重合体の塩、アクリル酸又はメタクリル酸とアクリル酸アルキル又はメタクリル酸アルキルとの共重合体の塩が挙げられる。天然物としては、アルギン酸ナトリウム、ザンサンガム、ジェランガム、タラガントガム、ペクチンなどが挙げられる。
また、本発明にかかる薬液には、CMCのパルプ繊維への歩留まりを向上させるために、カチオン性ポリマーを添加することができる。但し、カチオン性ポリマーの中には湿紙強度を向上させるものがあり、同時に水溶性も悪化する点には注意する必要がある。
〔薬液付与工程〕
(薬液付与)
次いで、本発明にかかる薬液付与工程ついて説明する。本発明の薬液付与工程は、原反ロール1から連続的に繰り出される連続乾燥原紙1Aに対して、ドクターチャンバー方式、もしくは、3ロール方式の転写設備によって上述の薬液を付与する。以下にドクターチャンバー方式を例に説明する。(転写設備11)
このドクターチャンバー方式による転写設備11は、特に図1からも理解されるように、一つのバックアップロール12に対して一つの刷版ロール13が設けられている。
薬液塗布加工速度は30〜100m/分で操業され、より好ましくは50〜80m/分で操業される。30m/分未満では乾燥されるまえにクレープが伸びてしまい、次の工程で加工しづらいという問題がある。逆に100m/分超過では十分な転写量が得られなかったり、幅方向での塗布量のバラツキにより、湿潤強度や水解性にバラツキが生じる。
バックアップロール12の直径は250〜420mmが適当である。直径が250mm未満であると刷版ロール13とバックアップロール12の接地面積が少なくなり安定的な塗布ができなくなる。直径が420mm超であっても製造上の問題はないが、設備費用が過多にかかるため好ましくない。
刷版ロール13には、これに薬液を受け渡すアニロックスロール14がそれぞれ設けられており、このアニロックスロール14に対しては、これに薬液を受け渡して付与するドクターチャンバー15が設けられている。また、ドクターチャンバー15に対しては、これに薬液を受け渡して付与するスネークポンプ16が、アニロックスロールの薬液パンに供給するための送りと戻りの両方に設置されており、ドクターチャンバー15に対して粘度の高い薬液の移送が可能となっている。
原反ロール1から繰り出された連続乾燥原紙1Aは、適宜のガイドロール5,5…を介して、バックアップロール12に巻き掛けられて、適宜の張力と表面の安定性が付与される。
そして、本発明では、このバックアップロール12に巻き掛けられた連続乾燥原紙1Aに対して、刷版ロール13にて薬液がロール転写される。
ここで、刷版ロール13は、凹溝のないベタ版仕様のシームレスロールとし、連続乾燥原紙1Aの全体に薬液をベタ印刷の如く付与する。この刷版ロール13として用いられるシームレスロールは、タイプロールのスリーブにゴム板を巻きつけ釜に入れて過熱溶接し、研磨して成形したものである。材料として用いるゴム板は所定の目的に応じて材質や硬度、色等を選択することができる。
他方、刷版ロール13に薬液を受け渡すアニロックスロール14の線数及びセル容量は、薬液の濃度にもよるが、線数60〜120線/インチ、セル容量40〜90ml/m2とするのが望ましい。線数が60線/インチ未満であると刷版ロール13に過度の薬液が受け渡され、結果的に連続乾燥原紙1Aに対して刷版ロール13からムラを持って薬液が付与されるおそれが高まる。反対に、線数が120線/インチを超えると十分な量かつ刷版ロール13の周面全体に薬液を受け渡すことが困難となる。また、セル容量が40ml/m2未満であると十分な量の薬液を刷版ロール13に受け渡すことが困難となり、セル容量が90ml/m2を超えても歩留まりの悪化を招くだけである。
かくしてドクターチャンバー方式による転写により薬液が付与された連続原紙1Bは、後段の処理工程へと連続的に搬送される。
〔乾燥工程〕
前段の薬液付与工程において、薬液付与された連続原紙1Bは、次いで、乾燥設備20において前記薬液中の不要な液分を蒸発させて、有効成分、特にCMCを繊維に対して定着させる。乾燥設備20としては、既知の連続原紙1Bに対して熱風を吹き付けて乾燥させるフード付きドライヤー設備を利用できる。
本発明においては、特に好ましくは、赤外線照射による乾燥設備が適用される。この乾燥設備においては、連続原紙の搬送方向に複数の赤外線照射部21,21を並列して、搬送される連続原紙1Bに対して赤外線を照射して乾燥を行なう。この乾燥設備20は、赤外線により水分が発熱し乾燥されるものであるため、熱風によるドライヤーと比較して、均一な乾燥が可能であり、後段の巻き取り工程においての皺の発生を防止できる。
ここで、赤外線照射の出力や照射部と連続原紙との離間距離は適宜の設計事項である。外気温や湿紙に含まれる水分量、水分ムラの状態に応じて適宜調整する。乾燥後の水分率は5〜6%に調整する。
〔巻き取り工程〕
前記乾燥工程にて、乾燥され薬液の定着が図られて、連続水解性シート1Cとなったシートは、適宜のワインダー設備30を用いて巻取る。巻き取り速度は、乾燥工程及び薬液付与工程を考慮して適宜定める。過度に早いとシートの破断が生じ、過度に遅いと皺が発生するので、これに留意する。
以上の、各工程を経ることにより、本発明の水解性シートが製造される。
〔拭き取りシート〕
次いで、本発明にかかる拭き取りシートについて説明する。本発明の拭き取りシートは、上述の各工程を経て製造された水解性シートに対して、水溶性洗浄剤を含浸させて製造される。
洗浄剤の含浸は、例えば、シートの連続的などぶ付け工程や洗浄剤のスプレー転写など、適宜の方法により行なうことができる。この洗浄剤の含浸は、連続水解性シートに対して連続的に行なっても良いし、製品大きさに裁断後に含浸させてもよい。
ここで、本発明の拭き取りシートにおいては、水分の含浸量が、原紙重量の10〜60重量%であるのが望ましい、10重量%未満であると洗浄性に劣るおそれがありシート前面に均一に塗布できない恐れがあり、60重量%を超えると塗布直後に大きく紙力低下し断紙などを引き起こす可能性がある。使用時にその量を保持することが困難で結果的にコストのみが高くなる。
(洗浄剤)
本発明にかかる水解性シートに対して含浸して拭き取り用シートとするための水性洗浄剤は、適宜の溶媒を用いることができる。
ここで、本発明にかかる洗浄剤中には、特徴的に多価の金属陽イオンが含有される。特にアルカリ土類金属、マンガン、亜鉛、コバルト及びニッケルからなる群から選択される1種又は2種以上の多価金属用イオンが含有されているのが望ましい。特には、二価の金属陽イオンが望ましく、特にカルシウム、ストロンチウム、バリウム、亜鉛、コバルト、ニッケルのイオンが適する。その中でもカルシウムイオンが望ましい。
かかる多価金属陽イオンが含有されていると、水解性シートに定着されたCMCとの作用によって架橋効果により、洗浄剤含浸時に繊維間が十分に結合されて、使用に耐え得る湿潤強度が発現する。これは拭き取り操作時に十分な強度が発現されることを意味する。
そして、拭き取り操作後、トイレに流す際など多量の水に触れたときには、かかる架橋効果が減退して効果的な水解性を発現する。
多価金属用イオンは、水酸化物、塩化物、硫酸塩、硝酸塩、炭酸塩、ギ酸塩、酢酸塩などの水溶性金属塩の形で水性洗浄剤に含有することができる。
この多価金属用イオンは、薬液中に含有される成分中のカルボキシル基1モルに対して1/2モル以上、特に1/1モル以上の量となるように含有されるのがよい。十分な架橋反応が生じて十分な湿潤時の強度が発揮される。
以上、詳述の本発明の水解性シートは、抄紙設備に関わらず製造でき、しかもこれを素材とする拭き取りシートは湿潤時の強度が十分で、しかも効果的な水解性を有するものとなる。
次に、本発明に係る水解性シートの製造方法にかかる実施例及びその比較例を示し、本発明の作用効果を明らかにする。
表1及び表2に示す本発明に係る水解性シートの製造方法で製造された実施例1〜12と、その他の水解性シートの製造方法で製造された比較例1〜9とについて、紙力及び水解性の測定を行った。各例にかかる製造方法の詳細、物性・組成の測定方法等は次記のとおりである。
米坪(g/m2)については、JIS P 8124に基づいて測定した。
表紙厚(μm)については、尾崎製作所製ピーコックにより測定した。
湿潤紙力・縦(cN/25mm)、湿潤紙力・横(cN/25mm)、については、それぞれJIS P 8135に基づいて測定した。付与する洗浄液量は原紙重量の170%とした。
水解性(秒)については、JIS P 4501のほぐれやすさの試験に準じて測定した。
湿潤紙力のばらつきは、製造設備の幅方向15点にて試験を行い、その15点の標準偏差の値を示した。
CMCについては、ダイセル化学工業株式会社製のCMCダイセル1330を使用し、濃度はそれぞれ表の通りとした。
実施例1〜12及び比較例1〜9共に、原紙については、針葉樹クラフトパルプと広葉樹クラフトパルプとの配合率が9:1とされたものを用い、紙料は水解性を持たせるため未叩解とした。また、抄紙速度は、毎分250mの速度で行い、クレープ率が15%となるよう調整した。なお、各例にかかる原紙の抄紙設備は、湿紙の搬送にフェルトを用いるものであり、また、一つのヤンキードライヤーを備える設備である。薬液塗布前の原紙の伸び率は23%となった。原紙の水分は5%に調整した。
Figure 2011074542
Figure 2011074542
表1及び表2の結果から理解されるように、本発明に係る水解性シートの製造方法で製造された実施例1〜12に係る水解性シートにかかる拭き取りシートは、紙力、紙力のバラツキ及び水解性に優れたものである。
以上、詳述のとおり、本発明によれば、従来の抄紙設備によらずとも、優れた水解性及び湿潤紙力を確保できる拭き取りシートの基紙となる水解性シートを製造することが可能である。
X1…水解性シート製造設備、1…原反ロール、1A…原紙、5…ガイドロール、11…薬液転写設備、12…バックアップロール、13…刷版ロール、14…アニロックスロール、15…ドクターチャンバー、1B…塗布後の原紙、20…乾燥工程(乾燥設備)、1C…乾燥後の原紙、21…赤外線照射部、30…巻き取り工程(ワインダー設備)。

Claims (5)

  1. カルボキシメチルセルロースを含む薬液が担持された水解性シートの製造方法であって、この製造方法は、抄造された原紙を巻取った原反ロールから繰り出される連続乾燥原紙に対して前記薬液を付与する薬液付与工程と、前記薬液が付与された原紙を乾燥させる乾燥工程と、乾燥された原紙を巻取る巻き取り工程とを有し、
    前記薬液付与工程が、
    一つのバックアップロールに対して対になる一つの刷版ロールと、前記刷版ロールと対になるアニロックスロールと、前記アニロックスロールに対して薬液を付与するドクターチャンバー或いはディップロールとを備える転写設備による、前記バックアップロールに巻き掛かりながら搬送される前記連続乾燥原紙に対して、前記刷版ロールから粘度を2000〜5000mPa・sとされた前記薬液を付与するロール転写工程を含み、
    前記刷版ロールが、網点のないベタ版仕様のシームレスロールであり、
    前記アニロックスロールを、線数が60〜120線/インチ、セル容量40〜90ml/m2の仕様とする、
    ことを特徴とする水解性シートの製造方法。
  2. 前記乾燥工程は、前記薬液が付与された原紙に対して、赤外線を照射して乾燥する工程である、請求項1に記載の水解性シートの製造方法。
  3. 前記薬液を、前記連続乾燥原紙に対して、30〜100m/分の加工速度で前記刷版ロールから連続的に付与する、請求項1または請求項2に記載の水解性シートの製造方法。
  4. 前記連続乾燥原紙は、坪量が20〜40g/m2のクレープ紙である、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の水解性シートの製造方法。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の水解性シートの製造方法で製造された水解性シートに対して、水性洗浄剤を含浸させる工程を有する、拭き取りシートの製造方法。
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