JP2011054232A - 不揮発性半導体記憶装置とその読み出し方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】 VREAD/2バイアス方式を用いた抵抗変化素子の読み出しマージンの低下を防止することが可能な不揮発性半導体記憶装置とその読み出し方法を提供する。
【解決手段】 メモリセルアレイは、複数のワード線、複数のビット線の交点に、抵抗変化素子とダイオードからなる複数のメモリセルが配置されている。センスアンプは、メモリセルに流れる電流と基準電圧を比較してメモリセルから読み出されたデータを検出する。制御部は、センスアンプから出力される信号の論理値に応じて基準電圧を生成する。制御部は、選択されたメモリセルのデータを検出する前に、センスアンプにより検出された半選択状態とされた複数のメモリセルに接続された複数のビット線のうち1つのビット線に流れる電流に基づき基準電圧を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば抵抗変化型記憶素子とダイオードを直列接続したセルを用いた不揮発性半導体記憶装置とその読み出し方法に関する。
現在、浮遊ゲートを有するMOSトランジスタを記憶素子とした不揮発性半導体記憶装置、いわゆるフラッシュメモリが情報機器や家電、自動車等に広く使用されている。特に、NAND型フラッシュメモリは、DRAMに代わって大容量化、微細化を先導している。しかし、微細化の進行した現在、浮遊ゲート等のこれ以上の微細加工が困難なこと、隣接セル間の干渉の影響、及びトンネル酸化膜の信頼性の問題といったメモリ動作上の困難が顕在化しており、近い将来における技術的、物理的な限界が見えてきている。
そこで、フラッシュメモリを超える微細化、及び大容量化を実現するため、新規の材料や動作原理を用いた記憶素子、あるいはセルアレイの3次元積層化などの技術を用いた新規なメモリが検討されている。このような新規メモリの1つとして、抵抗変化型メモリがある。
抵抗変化型メモリとしては、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)やPRAM(Phase-change RAM)等が提案されている。MRAMは、磁気トンネル接合が示すトンネル磁気抵抗効果を用いたメモリであり、PRAMは、カルコゲナイド半導体が電流によるジュール熱で結晶相とアモルファス相間で相転移し、それぞれの状態で抵抗値が変化することを用いたメモリである。
また、近年、MRAM、PRAM以外の抵抗変化材料、動作原理を用いた抵抗変化型メモリも開発が盛んになっており、この抵抗変化型メモリをReRAM(Resistive RAM)と呼んでいる。
ReRAMに用いられる抵抗変化材料の1つに金属酸化物がある。金属酸化物を用いた抵抗変化素子には、バイポーラ型と、ノンポーラ型がある。バイポーラ型は、低抵抗状態と高抵抗状態との間を遷移させるのに必要な電圧、電流の極性が異なり、ノンポーラ型は、正負どちらでも可能である。ノンポーラ型の抵抗変化素子は、一方向のみの極性でメモリ動作が可能である。このため、抵抗変化素子とダイオードを直列接続したセルを、ワード線とビット線の交点に配置したクロスポイントセルアレイを構成して動作させることができる。ダイオードを用いたクロスポイントセルは、セル面積を縮小でき、3次元構造とすることも容易であるため、セルアレイを積層し大容量化することに適している。
クロスポイントセルアレイの読み出し方法としては、以下のようなものがある。尚、読み出し時に、メモリセルに印加する電圧をVREADとする。
メモリ動作を行わない時、ワード線及びビット線は全て0Vである。全ワード線をVREADに上げることにより、読み出し動作が可能なスタンドバイ状態となる。このとき、全セルのダイオードに逆バイアスがかかっている。ダイオードには逆バイアスリークが存在する。このため、各セルには微少な逆方向電流が流れる。セルアレイに含まれるセル数が多い場合、リーク電流の総和はメモリ全体の消費電流の大きな割合を占める。
特定のセルのデータを読み出す時、選択ワード線をVREADから0Vに下げ、選択ビット線をVREADとする。選択ワード線と選択ビット線の交点にあるセル間にはVREADの電圧が印加されるため、抵抗素子の抵抗値に応じた電流が流れる。
選択セル以外の選択ワード線上のセルの両端はともに0Vになり、選択セル以外のビット線上のセルの両端にはともにVREADとなる。このため、これら半選択セルの両端の電位差は0Vとであり、電流は流れない。読み出し時にも、選択セル、半選択セル以外の非選択セルにはVREADの逆バイアスがかかっており、逆方向リーク電流が流れ、その総和が消費電流に寄与する。
このようなセルアレイへの電圧印加方法は、選択セルの読み出し時に半選択セルからの影響を無くすことができ、広い読み出し動作マージンを可能にする。しかし、リーク電流が大きくなるという問題がある。その結果、セルアレイのサイズを大きくできない。さらに、読み出し時に、同時に活性化できるセルアレイの数が制限され、バンド幅を上げることができないなどの問題がある。
また、クロスポイントセルを構成するダイオードが欠陥を有し、ワード線とビット線がショートした場合、非選択の逆バイアス状態となって電流を制限することができず、大幅に消費電流が増加する。このようなショートが発生した場合、セルアレイ全体が読み出し不可となる可能性がある。
他のワード線電圧、ビット線電圧の印加方法として以下のようなものがある。メモリ動作を行わない時、ワード線、ビット線を全て0Vとする。スタンドバイ状態において、全ワード線、全ビット線にVREAD/2が印加される。この時、全セルの両端に印加される電圧は0Vとなるため、リーク電流は流れない。
特定のセルのデータを読み出す時、選択ワード線を0Vとし、選択ビット線をVREADとする。この時、選択ワード線上の半選択セルには、選択ワード線電圧0V、非選択ビット線電圧VREAD/2の電圧が印加され、選択ビット線上の半選択セルには、非選択ワード線電圧VREAD/2、選択ビット線電圧VREADの電圧がそれぞれ印加されている。すなわち、半選択セルは、VREAD/2の順方向バイアスが印加されることになる。ダイオードの電流特性の非線形性が強く、VREAD/2の順方向バイアスおける電流が順方向バイアスVREADにおける電流より十分に小さければ、選択セルのデータを十分なマージンにより読み出すことができる。また、非選択セルは、ワード線電圧、ビット線電圧がともにVREAD/2であるため電流は流れない。
このワード線電圧及びビット線電圧の制御方法は、非選択セルに流れるリーク電流が小さく、一度に多くのセルアレイを活性化することできる。このため、バンド幅を上げることが可能となる。
しかし、この方法において、半選択セルのバイアスは0Vではない。このため、非選択セルの数が大きくなるとその電流の総和も大きくなり読み出しマージンが低下する。そのため、セルアレイのサイズを大きくすることが困難であり、セル占有率が低下し、チップ面積が増大すると言う問題がある。
尚、関連技術として、クロスポイントセルではないが、プリチャージの時に非選択セルのリーク電流をモニタして容量に一時的に情報を保持し、読み出し時に保持情報に基づき、リーク電流を相殺する記憶装置が開発されている(例えば特許文献1)。
また、クロスポイントセルにおいて、最初に非選択記憶素子のリーク電流を測定して補償し、次に選択記憶素子の電流を測定する記憶装置が開発されている(例えば特許文献2)。
特開2006−228414号公報 特許4047315号公報
本発明は、VREAD/2バイアス方式を用いた抵抗変化素子の読み出しマージンの低下を防止することが可能な不揮発性半導体記憶装置とその読み出し方法を提供しようとするものである。
本発明の不揮発性半導体記憶装置の態様は、複数のワード線、複数のビット線の交点に、抵抗変化素子とダイオードからなる複数のメモリセルが配置されたメモリセルアレイと、前記メモリセルに流れる電流と基準電圧を比較してメモリセルから読み出されたデータを検出するセンスアンプと、前記センスアンプから出力される信号の論理値に応じて前記基準電圧を生成する制御部と、を具備し、 前記制御部は、選択されたメモリセルのデータを検出する前に、前記センスアンプにより検出された半選択状態とされた前記複数のメモリセルに接続された前記複数のビット線のうち1つのビット線に流れる電流に基づき前記基準電圧を生成することを特徴とする。
本発明の不揮発性半導体記憶装置の読み出し方法の態様は、全ビット線及び全ワード線に読み出し電圧の半分の電圧を供給して全メモリセルを半選択状態に設定し、データの読み出し前に、前記半選択状態のメモリセルが接続されたビット線に流れる電流に対応した電圧と基準電圧と比較し、これらが一致した電圧より低く、前記メモリセルが高抵抗である場合の第1の電圧と前記メモリセルが低抵抗である場合の第2の電圧の間の第3の電圧を生成し、データの読み出し時に、選択セルに流れる電流に対応する電圧と前記第3の電圧と比較することにより、前記選択セルのデータを読み出すことを特徴とする。
本発明は、VREAD/2バイアス方式を用いた抵抗変化素子の読み出しマージンの低下を防止することが可能な不揮発性半導体記憶装置とその読み出し方法を提供できる。
本実施形態を概略的に示す回路構成図。 図1の一部を示す回路構成図。 図2の動作を示す波形図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1において、メモリセルアレイMCAは、マトリクス状に配置された複数のメモリセルMCを有している。このメモリセルMCは、抵抗変化型記憶素子Rと、これに直列接続されたダイオードDとにより構成されている。これらメモリセルMCは、n本のワード線WL[i](i=0、1…n−1)と、m本のビット線BL[j](j=0、1…j−1)との交点に配置され、クロスポイントセルを構成している。ワード線WL[i]は、ロウ選択回路11により選択され、ビット線BL[j]は、カラム選択回路12により選択される。センスアンプ13は、ビット線BL[j]に接続され、選択されたビット線に読み出されたメモリセルのデータを検知する。
図2は、図1に示すメモリセルアレイMCと、カラム選択回路12、センスアンプ13の一部を取り出して示している。
図2において、メモリセルアレイMCAのビット線BL[j]は、カラム選択回路12を構成するCMOSトランスファーゲートTGの一端に接続されている。このトランスファーゲートTGは、NチャネルMOSトランジスタMN1と、PチャネルMOSトランジスタMP1により構成されている。トランジスタMN1、MP1のゲートには、相補的なレベルを有するカラム選択信号CSLn[j],CSLp[j]がそれぞれ供給されている。このトランスファーゲートTGの他端は、クランプ用のNチャネルMOSトランジスタMN0を介してセンスアンプSAの一方入力端に接続されるとともに、PチャネルMOSトランジスタMP0を介して電圧VSAが供給されるノードに接続されている。トランジスタMN0のゲートには、クランプ電圧VCLMPが供給され、このトランジスタMN0により、ビット線の電圧がVREADにクランプされる。トランジスタMP0のゲートには信号VPCが供給され、トランジスタMP0は、信号VPCに応じてビット線をVSAにプリチャージする。トランジスタMP0に並列に基準電流Irefを供給する電流源CSが接続されている。
センスアンプSAの他方入力端にはアナログデジタル(A/D)変換器22の出力端が接続されている。センスアンプSAは、A/D変換器22から供給される基準電圧としてのリファレンス電圧VREFとビット線BL[j]に読み出された電圧VINとを比較する。センスアンプSAの出力端から出力される電圧Vcompは制御部21に供給される。制御部21は、デジタル信号生成部を構成する例えばアップダウンカウンタ21aを有している。このカウンタ21aは、クロック信号CLKをカウントし、例えばkビットのデジタル信号D[k−1…0]を出力する。さらに、このカウンタ21aは、センスアンプSAの出力電圧Vcompの論理値に応じてカウンタ12aの動作を制御する。すなわち、クロック信号CLKの立ち上がりエッジで、センスアンプSAから出力されるVcompの論理値が“0”の時、デジタル信号Dを“+1”し、Vcompの論理値が“1”の時、デジタル信号Dを“−1”する。このデジタル信号Dは制御部21内に内部に記憶するとともに、D/A変換器22に供給される。A/D変換器22は、カウンタ21aから供給されるデジタル信号をアナログの基準電圧VREFに変換する。
本実施形態の記憶装置は、抵抗変化型記憶素子RとダイオードDを直列接続したメモリセルアレイMCからデータを読み出す際、選択セルのワード線WLを活性化する前に、ビット線BLを読み出し電圧VREADに設定し、非選択セルに流れる電流の影響を検出してセンスアンプのリファレンス電圧を設定し記憶する。この後、記憶されたリファレンス電圧に基づき、選択セルから読み出された電圧を、センスアンプにより検出する。
以下、図3を用いて、図1に示す回路の動作について具体的に説明する。
先ず、図2に示すドライバ回路23より、全ワード線、全ビット線に非選択バイアスとしての電圧VREAD/2が供給される。このため、ワード線、ビット線は、VREAD/2にプリチャージされる。このとき、トランジスタMP0のゲートに供給される電圧VPCはハイレベルとされ、トランジスタMN0のゲートに供給される電圧VCLMPはローレベルとされ、これらトランジスタMP0、MN0はオフとされている。
この後、時刻T1において、カラム選択信号CSLn[j],CSLp[j]がそれぞれVDD、0Vとされ、トランスファーゲートTGがオンとされて、ビット線BL[j]とセンスアンプSAが接続される。次いで、VPCがVSAから0Vとされ、センスアンプSAの一方入力端の電圧VINがVSAにプリチャージされる。すると、センスアンプSAからビット線BL[j]に電流が流れ、ビット線BL[j]の電圧が上昇する。この時、クランプ電圧VCLMPが設定され、クランプ用トランジスタMN0によりビット線BL[j]の電圧はVREAD=VCLMP−Vt(Vt:NチャネルMOSトランジスタの閾値電圧)にクランプされる。また、この時、全ワード線電圧はVREAD/2に保持されたままである。このため、ビット線BL[j]上のセルはすべて半選択状態となり、各セルのダイオード特性に応じた電流の総和がビット線BL[j]に流れる。この時のビット線電流をI0とする。
この後、時刻T2において、信号VPCがVSAとされると、トランジスタMP0がオフし、プリチャージが解除される。すると、センスアンプSAの一方入力端の電圧VINがビット線電流I0により放電され電圧が低下する。また、ことのき、VSAからVINに電流減CSを介してリファレンス電流IREFが流れる。リファレンス電流IREFは、VSAとVINの電位差(VSA−VIN)に応じて流れる。
VSAによるビット線BL[j]のプリチャージが解除されると同時に、クロック信号CLKにより制御部21が動作され、カウンタ21aは、クロック信号CLKをカウントしてデジタル信号Dを出力する。D/A変換器22は、デジタル信号Dをリファレンス電圧VREFに変換する。
センスアンプSAは、図3に破線で示すVREFと、VINとを比較し、出力信号Vcompを出力する。カウンタ22aは、出力信号Vcompの論理値に従って、デジタル信号を“+1”又は“−1”、すなわち、カウントアップ又はカウントダウンする。このデジタル信号DはD/A変換器23によりリファレンス電圧VREFに変換され、センスアンプSAにおいてVINと比較される。
このような動作が繰り返され、時刻T3において、VINとリファレンス電圧VREFが一致した後、カウンタ22aは、例えば数サイクル分デジタル信号Dの値をVcompの値によらずカウントダウンして減少し、マージンを確保する(時刻T4)。すなわち、VINは、ビット線上の全セルが半選択状態にあるときの電流の影響を含む電圧であり、そのうちの1つのセルが、選択状態になると、セル電流が増加し、電圧は低下する。選択セルが、高抵抗状態であれば電圧の低下は小さく、低抵抗状態であれば、電圧の低下は大きい。このため、この電圧よりVREFを下げ、VREFの値を選択セルに記憶された高抵抗のデータに対応する電圧と、低抵抗のデータに対応する電圧とのほぼ中間となるように、デジタル信号Dの値を設定する。この値がカウンタ22aに保持される。
次いで、時刻T5において、再び信号VPCを0VとしてトランジスタMP0がオンとされ、センスアンプSAの一方入力端の電圧VINがVSAにプリチャージされる。これと同時に、選択ワード線WL[i]の電圧が0Vとされる。
時刻T6において、信号VPCがVSAとされ、ビット線BL[j]のプロチャージが解除されると、選択セルにはVREADのバイアスが印加され、セル電流Icellが流れる。このときのビット線電流の総和は、次式で表される。
I0+Icell(VREAD)−Icell(VREAD/2)
ここで、IOは半選択セルの総電流、Icell(VREAD)は選択セルの電流、Icell(VREAD/2)は半選択セルの電流である。
このため、選択セルが低抵抗状態である場合、ΔIcell(=Icell(VREAD)−Icell(VREAD/2))は大きく、VINは大きく低下する。また、選択セルが高抵抗状態である場合、ΔIcellは小さく、VINの低下は小さい。
リファレンス電圧VREFは、I0の影響を除くように調整されている。このため、センスアンプSAは、選択セルの低抵抗状態と高抵抗状態を十分なマージンを持って判別することができ、選択セルの記憶状態を、論理値“0”又は“1”の出力信号Vcompとして読み出すことができる。
上記実施形態によれば、データの読み出し前に、全ビット線、全ワード線にVREAD/2の電圧を印加した半選択の状態で、非選択セルによるビット線電流の影響を検出してセンスアンプSAのリファレンス電圧VREFを調整し、この調整されたリファレンス電圧VREFを用いて選択セルの記憶状態(データ)を検出している。このため、リファレンス電圧VREFは、非選択セルによるビット線電流の影響を含んでいないため、十分なマージンを持って選択セルの記憶状態を読み出すことが可能である。したがって、クロスポイントセルアレイの消費電流を抑制できるVREAD/2バイアス方式を用いて、非選択セルのリーク電流を抑制し、多くのメモリセルアレイを並列動作させることが可能である。
また、選択ビット線毎にセンスアンプSAのリファレンス電圧VREFを調整することにより、半選択セルの電流の影響をキャンセルできるため、より大きなアレイサイズを実現できる。したがって、高い読み出しバンド幅と、小さなチップ面積の抵抗変化型メモリを実現することができる。
さらに、制御部21は、センスアンプSAの出力電圧が“0”となった状態より一定時間経過するまでデジタル信号Dの値を減少することにより、非選択セルによるビット線電流の影響が除去されたデジタル信号Dを生成している。このため、正確且つ確実に非選択セルによるビット線電流の影響が除去されたデジタル信号Dを生成できる。
尚、制御部21は、アップダウンカウンタ21aを用いてデジタル信号Dを生成したが、これに限定されるものではなく、例えば、メモリ又はレジスタと、加算器を用いて構成することも可能である。
その他、本発明の要旨を変えない範囲において、種々変形実施可能なことは元論である。
MAC…メモリセルアレイ、MC…メモリセル、BL[0]〜BL[j−1]…ビット線、WL[0]〜WL[n−1]…ワード線、SA…センスアンプ、21…制御部、22…D/A変換器。

Claims (5)

  1. 複数のワード線、複数のビット線の交点に、抵抗変化素子とダイオードからなる複数のメモリセルが配置されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルに流れる電流と基準電圧を比較してメモリセルから読み出されたデータを検出するセンスアンプと、
    前記センスアンプから出力される信号の論理値に応じて前記基準電圧を生成する制御部と、を具備し、
    前記制御部は、選択されたメモリセルのデータを検出する前に、前記センスアンプにより検出された半選択状態とされた前記複数のメモリセルに接続された前記複数のビット線のうち1つのビット線に流れる電流に基づき前記基準電圧を生成することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記制御部は、前記センスアンプから出力される信号の論理値に応じてデジタル信号を生成するデジタル信号生成回路と、
    前記デジタル信号生成回路により生成されたデジタル信号を前記基準電圧に変換する前記デジタル/アナログ変換器と
    を具備することを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. メモリセルからデータを読み出す前に、データ読み出し時における読み出し電圧の半分の電圧に前記ワード線及び前記ビットをプリチャージし、メモリセルからデータを読み出す時、選択ビット線に前記読み出し電圧を供給し、選択ワード線に前記読み出し電圧の半分の電圧より低い電圧を供給する電圧印加手段をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記制御部は、センスアンプから出力される信号の論理値に応じて前記デジタル信号をアップカウント又はダウンカウントするカウンタを具備することを特徴とする請求項1又は2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 全ビット線及び全ワード線に読み出し電圧の半分の電圧を供給して全メモリセルを半選択状態に設定し、
    データの読み出し前に、前記半選択状態のメモリセルが接続されたビット線に流れる電流に対応した電圧と基準電圧と比較し、これらが一致した電圧より低く、前記メモリセルが高抵抗である場合の第1の電圧と前記メモリセルが低抵抗である場合の第2の電圧の間の第3の電圧を生成し、
    データの読み出し時に、選択セルに流れる電流に対応する電圧と前記第3の電圧と比較することにより、前記選択セルのデータを読み出すことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の読み出し方法。
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