JP2011036950A - ブラスト室 - Google Patents

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Abstract

【課題】同一の作業室でワークにブラスト加工に続けて塗装を行うことができるブラスト室を提供する。
【解決手段】ブラスト作業時に箱型の本体10内を換気する集塵機ユニット20と,塗装工程時に本体内を換気する塗装換気ユニット30を設ける。本体の側壁11には出入口11aと該出入口を開閉する開閉体11bを設け,この側壁と対向する側壁12寄りの位置に前記集塵機ユニットを天板15から床板16に向かって突出させて本体内を仕切り,本体内に作業空間10aと換気ダクト10bとを形成する。作業空間上方の天板15に吸気孔17を形成し,前記集塵機ユニットに換気ダクトと連通する吸入口22を設け,側壁に塗装換気ユニットと換気ダクトとを連通する開口12aを設け,ブラスト加工時に出入口を閉じて集塵機ユニットにより換気を行い,塗装時には前記出入口を開放して塗装換気ユニットによる換気を行う。
【選択図】図1

Description

本発明はブラスト室ないしブラスト加工用の作業室に関し,より詳細には,比較的大型のワークを処理対象としたブラスト加工を行う際に,ワークと共に作業員が単数又は複数名入り込んで作業を行い得る大きさの作業空間が内部に形成されたブラスト加工用の作業室において,ブラスト加工のみならず,ブラスト加工後のワークに対して共通の空間内で塗装をも行うことができるようにしたブラスト室に関する。
なお,本発明におけるブラスト加工には,研磨材を乾式にて噴射乃至は投射(以下,投射も含めて「噴射」という。)する各種形式のものを含み,圧縮空気等の圧縮ガスと共に研磨材を噴射するもの,遠心力によって投射材を噴射するもの,回転するインペラ等による打撃によって投射材を噴射するもの等のいずれも含む。
また,研磨材には,研磨ないし切削を目的とした砥粒,その他の研磨材の他,ワークに対する残留応力の付与等を目的として噴射される,鋼球,ガラス・プラスチック・セラミックビーズ等の所謂「ショット」,その他各種の目的で噴射される種子殻又は穀粉等の粉体乃至は粒体を広く含む。
研磨材を噴射してワークと衝突させ,ワークの切削又はクリーニングを行い,又は,鋼球等のショットをワークに衝突させてワークに残留応力の付与等を行う等,粉体ないし粒体をワークに対して噴射するブラスト加工が各種の分野において利用されている。
このようなブラスト加工では,噴射した研磨材又は,研磨材がワークと衝突した際に生じた破砕粉,ワークの切削粉等から成る粉塵の飛散により作業環境が汚染されると共に,一旦使用した研磨材を再使用するにはこれを回収する必要があることから,他の空間より隔絶された作業室を形成し,この作業空間内において作業を行うことが一般的である。
また,塗装に際しても,スプレー等で噴霧された塗料粒子の飛散又は塗料に含まれる溶剤の揮発等により周囲が汚染されると共に,これとは逆に周囲から塵埃等の異物が作業空間内に入り込んで塗膜に付着等すると塗装の質が大幅に低下することから,これを防止するために他の空間より隔絶された作業室を形成し,この作業空間内において塗装工程が行われる。
なお,前述したブラスト加工を塗装の前工程として行う場合,ブラスト加工に続き塗装工程を行うことができるようにした装置構成も提案されており,一例としてLPガス容器(ガスボンベ)等の高圧ガス容器の再検査後の錆落しに続き塗装を可能としたものとして,ブラスト加工を行うためのブースと,塗装を行うためのブースとをそれぞれ設け,コンベア等によって搬送されたワークを,ブラスト加工用ブースを通過させる際にブラスト加工した後,塗装用ブースに搬送して塗装を行うことができるように構成した装置も提案されている(特許文献1参照)。
特開平8−28793号公報
前掲の特許文献1のように,処理対象とするワークがLPガスボンベのように比較的小型のものであり,かつ,同形状で処理の内容についても共通するものであれば,ブラスト加工用のブースと塗装用のブースとをそれぞれ別個に設け,各工程毎にワークを異なるブースに搬送して加工を行うことも比較的容易である。
しかし,例えば形状が大きく,かつ,少量生産品をワークとする場合には,各回毎に処理対象とするワークの材質又は形状,処理内容が異なる場合も多く,前述したようなコンベア等でラインを構築して画一的な流れ作業による処理に馴染まずに作業員等が各ワーク毎にそれぞれ手作業で処理を行う場合も少なくない。
そのため,このようなワークを対象として加工を行う場合には,作業員がワークと共に内部に入って作業し得る比較的広い作業空間を備えた大型の作業室が必要となり,ブラスト加工用の作業室と塗装用の作業室とをそれぞれ別個に設けようとすれば,広大な設置スペースの確保又は各処理に必要な設備の準備等が必要となり多大な初期投資が必要となることから,ブラスト加工については大型のワークに対するブラスト加工に対応し得る施設ないし設備を備えたブラスト加工業者が,塗装については大型のワークに対する塗装に対応し得る施設ないし設備を備えた塗装業者がそれぞれ分担して行っているのが現状である。
しかし,このように各工程毎に異なる加工業者間で作業を分担して行う場合には,作業工程毎にワークの輸送・搬送が必要となり,これに伴う時間的なロス又は費用の負担が発生する。
また,ブラスト加工から塗装迄の輸送ないし搬送に時間がかかれば,ワークの表面に錆等が発生する場合があり,また,輸送ないし搬送を行う際に作業員又は搬送機器等がワークと接触してワーク表面に油脂等の汚れが付着する場合もあり,このような錆の発生又は汚れの付着が生じれば,塗装前に錆又は汚れを除去するための作業が必要となる。
以上の点から,塗装の前処理として大型のワークにブラスト加工を行う場合,ワークに対してブラスト加工を行った後,ワークを移動又は搬出することなく,ブラスト加工を行った作業室内でそのまま塗装を行うことができれば有利である。
しかし,ブラスト加工を行った作業室内には,ブラスト加工の際に使用した研磨材又は,ブラスト加工時に生じた粉塵等が存在するために,この作業室内でそのままワークに塗装を行えば,研磨材又は粉塵が異物として塗膜に付着するおそれがあり,このような異物の付着は塗装の質を大幅に低下すると共に,場合によっては塗装自体のやり直しが必要となる。
また,作業室内で噴射された研磨材を回収して再使用する場合,この研磨材中に塗料が混入してしまうと研磨材の着色又は塗料による研磨材粒同士の付着等が生じる場合があり,一旦使用した研磨材を回収して再使用できなくなる場合がある。
また,ブラスト加工時及び塗装時のいずれの場合においても,作業室内には粉塵又はミスト状の塗料の微粒子が飛散して汚染されることから,作業室内を換気して清浄に保つ必要があると共に,このような汚染した空気を作業室外に排気する前に汚染の原因物質である粉塵又は塗料の微粒子を除去する必要がある点では,ブラスト加工及び塗装のいずれの作業が行われる作業室についても共通する。
しかし,ブラスト加工時における作業空間内の汚染は,破砕した研磨材又はワークの切削粉等によって構成される粉塵によって生じているものであり,また,塗装時における作業空間内の汚染はスプレー等で噴霧されたミスト状の塗料の微粒子によって生じているものであり,このように汚染の原因物質が異なることから,ブラスト加工時と塗装時とでは,それぞれ適切な換気方法,汚染の原因物質の捕集方法が異なる。
以上の点より,ブラスト加工と塗装とを共通の作業室内で行うことはされておらず,また,ブラスト加工と塗装とを共に行えるように構成された作業室も提案されていない。
そこで,本発明は,上記従来技術における欠点を解消するために成されたものであり,共通の作業室内においてブラスト加工と塗装とを前後して行うことができると共に,ブラスト加工及び塗装の各工程毎に,適切な換気方法,適切な汚染の原因物質の捕集方法によって換気を行うことができ,従って,ブラスト加工に続き同一の空間内で塗装をも行うことができるブラスト室を提供することを目的とする。
以下に,課題を解決するための手段を,発明を実施するための形態で使用する符号と共に記載する。この符号は,特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態の記載との対応を明らかにするためのものであり,言うまでもなく,本願発明の特許請求の範囲の技術的範囲の解釈に制限的に用いられるものではない。
上記目的を達成するために,本発明のブラスト室1は,側壁11〜14と天板15及び床板16によって囲まれた箱型の本体10と,
ブラスト作業時に作動されて前記本体10内を浮遊する粉塵を前記本体10内の空気と共に吸引すると共に,空気中の粉塵を捕集して清浄な空気を排気する集塵機ユニット20と,
塗装工程時に作動されて前記本体10内を浮遊する塗料粒子を前記本体10内の空気と共に吸引すると共に,空気中の塗料粒子を捕集して塗料粒子の除去された清浄な空気を排気する塗装換気ユニット30を設け,
前記本体10のいずれか一の側壁11に,ワークWの搬出入及び作業者Mの入退室を行うための出入口11aと該出入口11aを開閉する扉又はシャッタ等の開閉体11bを設けると共に,前記一の側壁11と対向する他の側壁12寄りの前記本体10内に前記天板15から床板16に向かって突出すると共に,下端25aが前記床板16に対して所定の高い位置に離間して配置された隔壁25を設け,該隔壁25によって前記本体10内の空間を仕切ることにより,前記一の側壁11と前記隔壁20間に作業空間10aを形成すると共に,前記隔壁20と前記他の側壁12間の間隔で,下端側を前記作業空間10aに連通させた換気ダクト10bを形成し,
前記作業空間10aの上方における前記天板15に,前記作業空間10a内に外気を導入する多数の吸気孔17を形成し,
前記換気ダクト10bに前記集塵機ユニット20と前記塗装換気ユニット30をそれぞれ連通すると共に,前記換気ダクト10b内の風速が使用する研磨材の浮遊速度以下となるよう前記集塵機ユニットの吸引風速を設定したことを特徴とする(請求項1)。
上記構成のブラスト室1において,前記集塵機ユニット20又は前記塗装換気ユニット30のいずれか一方(実施形態において集塵機ユニット20)を前記本体10内に突設配置することにより前記隔壁25を形成し,前記隔壁25の前記他の側壁12との対向面に,前記隔壁25を構成する前記集塵機ユニット20又は前記塗装換気ユニット30の吸入口(実施形態では,集塵機ユニット20の吸入口22)を形成すると共に,
前記他の側壁12に,前記集塵機ユニット20又は前記塗装換気ユニット30の他方(実施形態において塗装換気ユニット30)を前記換気ダクト10bに連通させる開口12aを形成することができる(請求項2)。
上記構成において,前記開口12aを開閉する第1開閉手段(実施形態において開口12aを開閉する蓋板)12bを設けることができる(請求項3)。
なお,前記集塵機ユニット20による1分間当たりの換気風量を,前記本体10内の容積の1.5倍以上とすることが好ましい(請求項4)。
更に,前記塗装換気ユニット30が塗料粒子の捕集手段32としてバッフル板32aを備えるものとすることが好ましい(請求項5)。
また,前記塗装換気ユニット30による換気により生じる作業空間10a内の気流速度が0.4m/s以上となるよう構成する(請求項6)。
更に,前記塗装換気ユニット30による換気風量を,前記集塵機ユニット20による換気風量の2〜7倍とすることが好ましい(請求項7)。
なお,前記本体10のいずれかの側壁(実施形態において他の側壁12)の下端位置において前記作業空間10aに向かって一端を開口する研磨材回収ダクト41と,前記研磨材回収ダクト41の他端に導入口42aを連通したサイクロン42と,前記サイクロン42の排気口42bに一端を連通すると共に,他端を前記換気ダクト10bに連通した排気ダクト43とで構成された研磨材回収ユニット40を設け,
前記排気ダクト43と前記集塵機ユニット20の吸入口22間を連通又は遮断する第2開閉手段44と,
前記集塵機ユニット20及び前記塗装換気ユニット30の連通位置の下方において前記換気ダクト10b内の流路を開閉する第3開閉手段45を設けることができる(請求項8)。
この場合,可撓性の研磨材回収ホース47を前記研磨材回収ダクト41の開口部に連結可能に設けるものとしても良い(請求項9)。
更に,前記作業空間10a内の床板16上に所定の間隔を介してグレーチング等の開孔板61を敷設して,前記床板16と開孔板61間に研磨材の回収空間62を形成すると共に,前記回収空間62に向かって開口する研磨材回収ダクト41’をサイクロン42’の導入口に連通し,前記サイクロン42’の排気口に連通された排気ダクト43’を,排風機51を備えたダストコレクタ50に連通して研磨材の回収ユニット40’を形成すると共に,
塗装工程時,前記開孔板61の開孔を塞ぐ閉塞手段63を設けた構成とすることもできる(請求項10)。
以上説明した本発明の構成により,本発明のブラスト室は,ブラスト加工時には出入口11aを閉塞して集塵機ユニット20を作動させることにより,塗装時には出入口11aを開放して塗装換気ユニット30を作動させることにより,ブラスト加工時には前記集塵機ユニット20によってブラスト加工時の作業室1内の汚染状態に対応した換気と粉塵の捕集を行うことができると共に,塗装時には塗装換気ユニット30によって作業室1内の塗装時の汚染状態に対応した換気と塗料粒子の捕集を行うことができ,共通の作業室1をブラスト加工及び塗装のいずれにも好適に使用することができた。
しかも,前述した作業室1の構成により,出入口11aを閉じた状態で行われるブラスト作業時には,作業室1内には本体10の天板15に形成された吸気口17を介して外気の導入が行われると共に,隔壁25の下端25aと床板16間の比較的低い位置で作業空間10aと連通する換気ダクト10bを介して作業空間10a内の吸引が行われることから,作業室1内には一例として図1に示すように作業空間10a内で噴射された研磨材又はブラスト加工に伴い発生した研削屑,研磨材の破砕粉などの粉塵を床板16側に押し下げるように作用する下向きの空気流が生じ,その結果,研磨材又は粉塵の浮遊による汚染を早期に解消することができると共に,天板15又は側壁11〜14等に対して研磨材又は粉塵が付着し難く,このような位置に付着した研磨材又は粉塵が,その後の塗装時に落下して塗膜に付着する等の弊害をも防止することができた。
また,換気ダクト10b内の風速が研磨材の浮遊速度以下となるよう前記集塵機ユニット20の吸引風速を設定したことにより,集塵機ユニット20による換気時に研磨材が集塵機ユニット20に吸入されることを防止でき,別途研磨材を回収して再使用することができた。
また,一の側壁11に設けた出入口11aとこの出入口11aを開閉する開閉扉等の開閉体11bを設けた構成としたこと,及びこの出入口11aを設けた一の側壁11に対向する他の側壁12側に形成した換気ダクト10bを介して塗装換気ユニット30による換気を行う構成としたことにより,前記出入口11aを開放した状態で塗装換気ユニット30による塗装時の換気を行い,塗装時には図3に示すように,作業空間10a内に同図中左側から右側に流れる空気流を発生させることにより,塗料粒子を比較的長い距離,作業空間10a内を移動させることができ,この間に塗料粒子が乾燥し,塗装換気ユニット30での塗料粒子の捕集が容易となった。
また,出入口11aを開放した状態で換気を行うことにより,作業空間10a内には多量の空気が導入されて作業空間10a内をクリーンで衛生的な環境とすることができた。
従って,単一の作業室を使用してブラスト加工と塗装との双方を行う場合であっても,ブラスト加工時及び塗装時のそれぞれに最適な状況での換気を行うことができた。
前述の隔壁25を,本体10内に突設配置した集塵機ユニット20又は塗装換気ユニット30のいずれか一方(実施形態において集塵機ユニット20)により形成することにより,集塵機ユニット20と塗装換気ユニット30を共に本体10外に配置する場合に比較して作業室1の全体をコンパクトにまとめることができた。
ここで,図示の実施形態において塗装時に他の側壁12に設けた開口12aを介して塗装換気ユニット30により換気を行う場合には,作業空間10aからの空気の流れは図3中に白抜きの矢印で示すように集塵機ユニット20の吸入口22側に導入される前に開口12aを介して塗装換気ユニット30側に導入されることから集塵機ユニット20の吸入口22を開放した状態で塗装換気ユニット30による換気を行った場合であっても,集塵機ユニット20側に塗料粒子は導入され難いものとなっている。
一方,ブラスト加工時に集塵機ユニット20による換気を行う場合,作業空間10a内の空気は図1中に白抜きの矢印で示すように換気ダクト10b内に導入された後,他の側壁12に衝突して流れを曲げられた後に吸入口22に導入されることから,他の側壁12に設けた開口12aを開放したままの状態で換気を行うと,この気流中に含まれる粉塵が,開口12aを介して塗装換気ユニット30のバッフル板32aや二次フィルタ32b等の捕集手段32に衝突して捕集手段32の濾過寿命を短縮させてしまう場合がある。
しかし,前述したように開口12aを開閉する第1開閉手段(実施形態において開口12aを開閉する蓋板)12bを設けることにより,集塵機ユニット20によって換気を行う際に第1開閉手段12bで開口12aを塞ぐことで,塗装換気ユニット30に対して粉塵が導入されず,前述のように塗装換気ユニット30に設けたバッフル板32aや二次フィルタ32b等の捕集手段32の濾過性能が低下することを防止できた。
もっとも,図示の構成において,塗装換気ユニット30による換気に際しても集塵機ユニット20の吸入口22内に塗料粒子が入り込むことを完全には防止できないことから,好ましくは集塵機ユニット20の吸入口22にも開閉手段を設け,塗装換気ユニット30による換気時,集塵機ユニット20の吸入口22を閉じることができるようにしても良い。
なお,集塵機ユニット20と塗装換気ユニット30の配置を図示の実施形態とは逆とした構成において,開口12aに第1開閉手段12bを設ける場合には,塗装換気ユニット30による換気の際,集塵機ユニット20に導入されて集塵機ユニット20の寿命低下を防止することができ,この場合,更に塗装換気ユニット30側にもその吸入口を開閉する開閉手段を設けるものとしても良い。
前記集塵機ユニット20による1分間当たりの換気風量を,前記本体10内の容積の1.5倍以上としたことにより,粉塵等が発生しても比較的短時間で作業空間10a内を換気してクリーンな状態に維持することができた。
塗装換気ユニット30に設ける塗料粒子の捕集手段32がバッフル板32aを備えた構成にあっては,塗料粒子はバッフル板32aとの衝突によって捕集されることから,濾過方式のフィルタで捕集する場合のように目詰まりによる吸引風速が低下するという問題の発生がなく,長時間に亘って安定的に換気を行うことができた。
また,バッフル板32aを使用した乾式の方法で塗料粒子の捕集を行うことから,湿式の捕集方法,すなわち,水槽中に張った水内に排気を通過させて塗料粒子を捕集する手段,を採用する場合に必要となる,排水処理等の煩雑な作業を行う必要がなく,バッフル板32aの交換という比較的簡単な作業によりメンテナンスを行うことができた。
更に,前記塗装換気ユニット30による換気により生じる作業空間10a内の気流速度が0.4m/s以上となるようにした構成,前記塗装換気ユニット30による換気風量を,前記集塵機ユニット20による換気風量の2〜7倍とした構成にあっては,前述したように出入口11aを開放した状態で塗装を行った場合であっても,塗料粒子が出入口11aより作業空間10a外に洩れることがなく,また,作業空間10a内に大量の外気が導入されることにより作業空間10a内を清浄な空間に維持することができると共に,塗料粒子をこの気流に乗せて搬送することにより,塗料粒子が床板16上に落下,付着する前に,より確実に塗装換気ユニット30に導入して捕集することができた。
作業空間10aに向かって開口する研磨材回収ダクト41をサイクロン42の導入口42aに連通し,前記サイクロン42の排気口42bに連通された排気ダクト43を前記換気ダクト10bに連通して研磨材回収ユニットを構成すると共に,第2開閉手段44と,第3開閉手段45とを設けた構成にあっては,第2開閉手段44によって排気ダクト43と集塵機ユニット20の吸入口22間を連通し,第3開閉手段45によって集塵機ユニット20の吸入口22の下方における換気ダクト10b内の流路を塞ぐと共に,集塵機ユニット20を作動させた状態とすることにより,集塵機ユニット20によって換気ダクト10b,排気ダクト43,サイクロン42及び研磨材回収ダクト41を介して作業空間10a内の吸気が行われることから,床板16上に堆積した研磨材と粉塵とを例えば箒等によって掃き集めて研磨材回収ダクト41の開口部に投入することにより,作業空間10a内の研磨材と粉塵とを回収することができると共に,このうちの再使用する研磨材をサイクロン42によって回収することができた。
また,サイクロン42によって研磨材が回収された後の粉塵を含む空気は,排気ダクト43,換気ダクト10bを介して集塵機ユニット20に導入されて捕集されることから,作業室1外には粉塵の除去された清浄な空気を排出することができた。
更に,前記研磨材回収ダクト41の開口部に連通可能な可撓性の研磨材回収ホース47を設けた構成にあっては,研磨材回収ホース47を研磨材回収ダクト41の開口部に連結して研磨材回収ダクト41を延長することにより,研磨材回収ホース47の開放端を作業空間10a内の適宜の位置に移動させて床面16の研磨材又は粉塵を吸引させることにより,前述したように作業員Mが箒等を使って床板16上に堆積した研磨材又は粉塵を掃き集めるといった作業も不要となった。
なお,前記作業空間10a内の床板16上に所定の間隔を介してグレーチング等の開孔板61を敷設して,前記床板16と開孔板61間に研磨材の回収空間62を形成すると共に,前記回収空間62に向かって開口する研磨材回収ダクト41’をサイクロン42’の導入口に連通し,前記サイクロン42’の排気口に連通された排気ダクト43’を,排風機51を備えたダストコレクタ50に連通して研磨材回収ユニット40’を形成すると共に,塗装工程時,前記開孔板61の開孔を塞ぐ閉塞手段63を設けた構成にあっては,ダストコレクタ50の排風機51によって回収空間62内を吸引することにより,ブラスト加工時に,集塵機ユニット20による作業空間10a内の換気と同時に研磨材の回収を行うことができ,より一層,作業空間10a内を清浄に保つことができた。
また,塗装時,閉塞手段63によって開孔板62の開孔を塞ぐことにより,塗料粒子が回収空間62内に入り込むことを防止でき,研磨材に対する塗料の混入を防止できると共に,回収空間62内に研磨材又は粉塵が残っていた場合であっても,この研磨材又は粉塵が舞い上がって塗膜中に混入することも好適に防止することができた。
本発明のブラスト室(実施形態1)のブラスト加工時の状態を示した説明図。 図1のII−II線断面図。 本発明のブラスト室(実施形態1)の塗装時の状態を示した説明図。 塗装換気ユニットの斜視図。 本発明のブラスト室(実施形態2)のブラスト加工時の状態を示した説明図。 本発明のブラスト室(実施形態2)の研磨材回収時の状態を示した説明図。 本発明のブラスト室(実施形態2)の塗装時の状態を示した説明図。 本発明のブラスト室(実施形態3)のブラスト加工時(研磨材回収を併用)の状態を示した説明図。 本発明のブラスト室(実施形態3)の塗装時の状態を示した説明図。
次に,添付図面を参照しながら,本発明のブラスト室1について説明する。
実施形態1
全体構成
図1〜図3中の符号1は,本発明のブラスト室(本明細書において,単に「作業室」ともいう。)であり,この作業室1は,図1及び図2に示すように作業者MがワークWと共に内部に入って作業することができるように構成したもので,側壁11〜14と天板15及び床板16によって囲まれた略箱型の本体10と,ブラスト加工時に前記本体10内の換気を行う集塵機ユニット20と,塗装時に前記本体10内の換気を行う塗装換気ユニット30を備えている。
本体
本発明の作業室1を構成する前述の本体10は,対向する2組の側壁(11,12及び13,14)と,天板15及び床板16とによって形成された例えば金属製の箱体であり,この本体10内には,ワークWと共に作業者Mが入り込んで,ブラスト加工及び塗装を行い得る作業空間10aが形成されている。
この本体10の天板15には,本体10の作業空間10a内に外気を導入するための吸気孔17が多数,好ましくは作業空間10a上に位置する天板15全体に均一かつ等間隔に設けられており,後述する集塵機ユニット20及び塗装排気ユニット30によって換気を行うことにより本体10内の空間を吸引すると,天板15に設けた前述の吸気孔17を介して本体10内に下向きに外気が導入されるように構成されている。
また,前述の2組の対向する側壁11,12;13,14の組のうちの一方の組(11,12)を構成する一の側壁11には,本体10内に対するワークWの搬入出及び作業者Mの入退室を可能とする出入口11aが設けられていると共に,この出入口11aを開閉する扉又はシャッタ等である開閉体11bが設けられている。
更に,前記一の側壁11と対向する他の側壁12には開口12aを設け,この開口12aを介して後述の塗装換気ユニット30が,本体10内を吸引することができるように構成されている。
この開口12aには,該開口12aを開閉する蓋板である第1開閉手段12bが設けられており,この第1開閉手段12bによってブラスト加工時,前記開口12aを塞ぐと共に,塗装時,前記開口12aを開放することができるようになっている。
なお,図示の例では,この開口12aを介して塗装換気ユニット30を連通するものとしているが,この構成に代えて,後述する集塵機ユニット20を連通するものとして,図示の構成とは集塵機ユニット20と塗装換気ユニット30の配置を逆転させても良い。
前述の本体10内には,前述の他の側壁12寄りの位置に,前記天板15から床板16に向かって突出すると共に,下端25aが前記床板16に対して所定の高い位置に離間して配置された隔壁25を設けている。
この隔壁25は,図2に示すように出入口11aが設けられた一の側壁11と直交方向に配置された側壁13,14間の間隔に対応した幅を有し,この隔壁25によって前記本体10内の空間が仕切られており,この隔壁25に対して一の側壁11側の本体10内にワークWと共に作業員Mが内部に入り込んで作業を行う作業空間10aが形成されていると共に,隔壁25に対して他の側壁12側に,下端を作業空間10aに連通させた換気ダクト10bが形成されている。
なお,本体の他の側壁12の下端部分は,図1及び図3に示すように下方に向かうに従い作業空間10a側に近付くように傾斜させて,後述する集塵機ユニット20又は塗装換気ユニット30によって換気ダクト10b内を吸引した際に作業空間10a側から換気ダクト10b内に流入する空気流を円滑に換気ダクト10b内に導入し得るように構成している。
前述の隔壁25は,図示の実施形態では後述する集塵機ユニット20を本体10内に突出形成することにより形成されたものであり,この隔壁25は集塵機ユニット20のケーシングを兼ねている。従って,隔壁25の肉厚内には,フィルタ(図示せず)等の集塵機ユニット20の構成要素が収容されている。
なお,図示の実施形態にあっては,隔壁25を集塵機ユニット20のケーシングによって形成するものとしているが,隔壁25と集塵機ユニット20とは全く別体に形成し,例えば本体10の側壁に形成した開口を介して前記換気ダクト10bに連通させるものとしても良い。
また,図示の構成に代えて,前述のように集塵機ユニット20と塗装換気ユニット30の配置を逆転させて,本体10内に塗装換気ユニット30を突出配置することにより隔壁25を形成するものとしても良い。
なお,本体10の床板16には,図示せざる開孔板,好ましくはグレーチング等の比較的厚みのある開孔板を敷設することにより,ブラスト加工時に噴射された研磨材又は,研磨材の噴射によって発生した粉塵が落下して床板16上に到達すると,この開孔板に形成された開孔内に入り込んで再浮遊等を生じ難く形成するものとしても良い。
この場合,開孔板は,床板16上に単純に載置するだけのものとして容易に取り外すことができるようにしておき,研磨材回収時にはこの開孔板を床板16上より除去して床板16上に堆積した研磨材を例えば箒等で掃き集めて回収できるように構成しても良い。
集塵機ユニット
以上のように構成された本体10には,ブラスト加工時,前記本体10内の換気を行う集塵機ユニット20が設けられている。
この集塵機ユニット20は,この集塵機ユニット20に設けた排風機21の作動によって,前述の換気ダクト10bを介して作業空間10a内の空気を吸引すると共に,吸引した作業空間10a内の空気を,内部に設けられたフィルタ等の粉塵捕集手段(図示せず)を通過させて粉塵を除去した後に排気するものであり,前述したように,図示の実施形態にあっては,この集塵機ユニット20を本体10内に天板15側より突出配置することにより,集塵機ユニット20のケーシングが,前述した隔壁25を兼ねている。
そして,この集塵機ユニット20のケーシングである隔壁25の換気ダクト10b側の側面に,図2に示すように吸入口22を設け,排風機21の作動によって,この吸入口22より換気ダクト10bを介して作業空間10a内の空気を集塵機ユニット20内に導入することができるように構成されている。
図示の構成中には設けられていないが,好ましくは集塵機ユニット20による換気の際に前記吸入口22を開き,後述の塗装換気ユニット30による換気の際,前記吸入口22を閉じる例えば蓋板等の開閉手段を設ける。
集塵機ユニット20に設けられる排風機21は,換気ダクト10bを介して作業空間10a内の換気を行う際に,作業空間10aの床板16上に堆積している研磨材を集塵機ユニット20内に吸い込むことがないよう,換気ダクト10b内の風速が使用する研磨材の浮遊速度以上とならないよう調整されている一方,作業空間10a内の換気を比較的短時間で行うことができるよう,好ましくは,1分間に作業室1内の容積の1.5倍以上の換気風量を発生する排風機を使用することが好ましい。
塗装換気ユニット
図1,3,4中の符号30は,塗装時に本体10内の換気を行う塗装換気ユニットであり,前述した本体10の他の側壁12に設けられた開口12aを介して本体10内の換気ダクト10bと連通し,この換気ダクト10bを介して作業空間10a内の空気を吸入することができるように構成されている。
この塗装換気ユニット30は,排風機31の駆動によって本体10の作業空間10a内の空気を吸引すると共に,この空気中に含まれる塗料粒子を捕集するための捕集手段32に導入して空気中にミスト状で存在する塗料粒子を捕集して清浄な空気を排気することができるように構成されている。
本実施形態にあっては,塗料粒子を捕集する前述の捕集手段32としてバッフル板(一次フィルタ)32aと,このバッフル板32aの後方に配置された二次フィルタ32bを設けている。
このうちのバッフル板32aは,図4に示すように空気流路中に立設された板体であり,本実施形態にあっては,幅方向の断面が略コ字状に形成されたバッフル板32aを交互に逆向きに噛み合わせるように配置し,空気流がバッフル板32a間に形成された隙間を図中矢印で示すように蛇行して通過する際に,空気中の塗料粒子をバッフル板32aの表面に衝突させて捕集することにより,空気中の塗料粒子の殆どが捕集できるようになっている。
なお,バッフル板32aによって捕集できずに空気中に僅かに残る塗料粒子は,バッフル板32aの後方に配置された,例えば不織布等で構成された既知の濾過式のフィルタである二次フィルタで濾過捕集される。
この塗装換気ユニット30に設けられる前述の排風機31は,作業空間10a内に0.4m/s以上の気流速度を発生させることができるものを使用し,また,前述の集塵機ユニット20に設けられた排風機に対して2〜7倍の換気風量を発生するものを使用することが好ましく,これにより噴霧された塗料の微粒子が作業空間内の床面等に到達する前に吸引して塗装排気ユニットで捕集することができるように構成している。
本実施形態にあっては,前述したバッフル板32aの表面に塗料粒子の捕集効率を高めるための特殊加工を施していることから,前述したバッフル板32aによる塗料粒子の捕集効率が高く,前述したバッフル板32aと二次フィルタ32bとの組合せによる二重濾過方式を採用することにより,メラミン塗料で90%以上,ラッカープライマで85%以上という高い捕集効率を実現することができるものとなっている。
なお,このように一次フィルタであるバッフル板32aと,二次フィルタ32bとの組み合わせによって塗料粒子の捕集を行うこととした本実施形態の構成にあっては,塗料粒子の殆どがバッフル板32aによって捕集されることから,二次フィルタ32bによって捕集される塗料粒子の量は僅かであり,二次フィルタ32bの目詰まりが生じ難く,その結果,比較的長時間に亘って継続的に使用した場合であっても,塗装換気ユニット30の吸引風速の低下は生じず,作業室内の換気を良好に行うことができるものとなっている。
しかも,バッフル板32aと二次フィルタ32bという乾式の方法によって塗料粒子を捕集することにより,排気を水槽に溜めた水中を通過させることにより水中に塗料粒子を捕集することにより行われる湿式の捕集方法を採用する場合のように,捕集に使用した水の処理等の煩雑な作業が必要でなく,バッフル板32a又は二次フィルタ32bを交換するという簡単な作業によってメンテナンスを行うことができるという利点がある。
作用等
以上のように構成された本発明の作業室1を使用して,ワークWに対しブラスト加工を行うと共に,このブラスト加工後のワークに対して塗装を行う場合につき,作業室1の各部の動作等を説明する。
ワークWに対して加工を行うに先立ち,作業室1の本体10の一の側壁11に設けられた開閉体11bを開放し,処理対象とするワークWを作業空間10a内に搬入すると共に,作業を行う作業者Mが作業空間10a内に入室する。
なお,以下の説明では,ワークWに対する作業は,いずれも作業者Mが行うものとして説明するが,例えば作業者Mに代えてワークWと共に作業ロボット等を作業空間10a内に搬入して,作業空間10a内を無人として作業を行うものとしても良い。
ワークWに対してブラスト加工を行う場合には,図1に示すように一の側壁11に形成された出入口11aを開閉体11bによって閉じ,研磨材又は粉塵が作業室1外に洩れないようにする。
そして,他方の側壁12に設けた開口12aを第1開閉手段12bで閉じ,集塵機ユニット20の排風機21をON,塗装換気ユニット30の排風機31をOFFとした状態で,作業空間10a内の作業員Mは,図示せざる研磨材圧送装置より供給された研磨材を,手に持ったブラストガンより噴射してワークWの表面の必要な箇所に噴射してブラスト加工を行う。
集塵機ユニット20に設けた排風機21のONにより,集塵機ユニット20は吸入口22から換気ダクト10bを介して作業空間10a内の空気を吸入すると共に本体10外に排気することから,この集塵機ユニット20による吸引によって負圧となった作業空間10a内には,本体10の天板15に設けられた吸気孔17を介して図1中に矢印で示すように下向きに外気が導入される。
そして,作業空間10a内の空気は,本体10の床板16と隔壁25の下端25a間から換気ダクト10bを介して,集塵機ユニット20の吸入口22内に吸引され,集塵機ユニット20内で空気中に含まれる粉塵が除去された後,清浄な空気が排気される。
本実施形態にあっては,一例として集塵機ユニット20に設けた排風機21の性能を,1分間で本体10内の空間の体積の1.5倍の空気を排気できる風量を発生できるものを使用しており,その結果,ブラスト加工によって発生した粉塵等を即座に除去することができ,作業空間10a内をクリーンで快適な空間に維持することができるものとなっている。
このように,作業空間10a内に対する外気の導入を,天板15に形成された吸気孔17を介して行うと共に,作業空間10a内の空気の吸引を,床板16に近い位置で開口する換気ダクト10bを介して行っていることから,作業空間10a内には,図1中に矢印で示すように,天板15側から床板16側に向かう下向きの空気の流れが生じている。
そのため,噴射された研磨材及びブラスト加工時に発生した粉塵は,この空気流によって床板16側に押し付けられるように移動し,比較的短時間で床板16上に落下して堆積すると共に,一旦床板16上に落下して堆積した研磨材及び粉塵等が換気に伴って発生した空気流によって巻き上げられて再浮遊し難いものとなっている。
以上のようにして,ブラスト加工が終了した後,床板16上に堆積した研磨材及び粉塵は,必要に応じてこれを箒等で掃き集める等して除去する。前述したように,床板16上にグレーチング等の開孔板を敷設している場合には,この開孔板を一旦取り外した後,床板16表面に堆積した研磨材及び粉塵を回収するものとしても良い。
なお,このようにして箒での掃き集め等によって研磨材及び粉塵の除去を行う場合には,この作業時に床板16上に堆積した粉塵等が再度浮遊して作業空間を汚染するおそれがあることから,出入口11aを閉じた状態とし,第1開閉手段12bによる開口12aの閉塞状態に維持すると共に,集塵機ユニット20の排風機21をON(塗装換気ユニット30の排風機31はOFF)にした状態を維持して,作業空間10a内の換気を継続することが好ましい。
なお,このような研磨材の回収を行うことなく,例えば研磨材及び粉塵が堆積した状態の床板16上(グレーチング等の開孔板を敷設している場合には,この開孔板上)に例えば保護用のシート等を被せることにより,次工程で行われる塗装中,床板上に堆積した粉塵等が浮遊して塗膜中に混入すること,及び,後に回収して再使用される床板上に堆積した研磨材中に塗料が混入することを防止するようにしても良い。
以上のようにして,床板16上に堆積した研磨材及び粉塵の除去が完了し,及び/又は,床板16上を保護シート等で覆った状態で,ブラスト処理が終了したワークWに対して塗装が行われる。
この塗装時には,図3に示すように第1開閉手段12bの操作によって本体の他の側壁12に設けている開口12aを開き,塗装換気ユニット30を換気ダクト10bに連通すると共に,塗装換気ユニット30に設けた排風機31をON,集塵機ユニット20に設けた排風機21をOFFにして,塗装換気ユニット30による作業空間10a内の換気を行う。
このとき,本体10の一の側壁11に設けた開閉扉11bを開き,出入口11aを開放して図3中に白抜きの矢印で示すように出入口11aから開口12aに向かって流れる空気流を発生させた状態で塗料を噴霧してワークWに対する塗装を行う。
このように,出入口11aを開いた状態で塗装換気ユニット30に設けた排風機31をONとすると,作業空間10a内には,天板15に設けた吸気孔17を介して外気が導入されるのみならず,出入口11aを介してより大量の外気が導入され,作業空間10a内には図3中に白抜きの矢印で示すように図中左側から右側に向かって流れる空気流が発生する。
ここで,作業空間10a内で噴霧された塗料は,微細な粒子状であり,研磨材等に比較して軽量であることから,塗装換気ユニット30によって作業空間10a内に生じた空気流に乗り易く,出入口11aを開放した状態で塗装を行った場合であっても出入口11a側から開口12a側に向かう空気流の発生により本体10外に漏出せず,また,この気流に乗って床板16に到達する前に作業空間10a,換気ダクト10bを抜けて開口12aを介して塗装換気ユニット30内に吸引されて,前述したバッフル板32aと二次フィルタ32bによって塗料粒子が捕集され,清浄な空気が機外に排出される。
しかも,塗料粒子は,出入口11a側から開口12a側に向かって比較的長い距離,作業空間10aを移動することから,この移動の際に乾燥し易く,塗装換気ユニット30による捕集効率が向上する。
さらに,前述したように作業空間10a内には,出入口11a側から開口12a側に向かって流れる気流が発生していることより,研磨材及び粉塵の回収時に取り残した研磨材及び粉塵等が床板16上に残っていたとしても,これらの研磨材及び粉塵は床板16上を這うように移動して巻き上がり難く,その結果,塗膜中に研磨材及び粉塵が混入することも防止できる。
特に,塗装換気ユニット30に設けた排風機31の換気風量を,集塵機ユニット20に設けた排風機21による換気風量よりも多く,一例として2〜7倍としたことにより,作業空間10a内に大量の外気を導入してクリーンな状態に維持すると共に,開放された出入口11aを介した塗料粒子の漏出をより確実に防止でき,更に,床板16上に到達させることなくより確実に塗料粒子を塗装換気ユニット30に導入することが可能となる。
実施形態2
本発明の作業室1の別の構成例(実施形態2)を図5〜図7を参照して説明する。
図5〜図7に示す本実施形態の作業室1では,研磨材回収ダクト41,サイクロン42,及び排気ダクト43によって構成される研磨材回収ユニット40が設けられていると共に,換気ダクト10b中に第2,第3開閉手段44,45を備える点において図1〜図4を参照して説明した前述の実施形態1の作業室1とは異なるものとなっているが,その他の構成においては,図1〜図4を参照して説明した実施形態1の作業室1と同様の構成であるため,共通部分の説明については省略する。
前述の研磨材回収ユニット40を構成するサイクロン42は,内部を通過する空気流によって内部で旋回流を生じさせ,比較的重量の重い研磨材を遠心力によって空気流中より脱落させて分離・落下させて回収すると共に,研磨材に比較して軽量な粉塵を空気流に載せて排出することにより,再使用される研磨材を分離,回収することができるように構成したものである。
なお,このサイクロン42の下端には,回収された研磨材を貯留するための研磨材タンク42cを設けることができ,また,この研磨材タンク42cには,研磨材回収タンク42c内に回収された研磨材を作業空間10a内に配置されたブラストガンに圧送するための研磨材圧送手段(図示せず)等を設けるものとしても良い。
このサイクロン42の導入口42aは,図5〜図7に示すように研磨材回収ダクト41を介して作業空間10a内に連通していると共に,サイクロン42の排気口42bを,排気ダクト43を介して本体10内に形成された前述の換気ダクト10bに連通させている。
本実施形態にあっては,研磨材回収ダクト41の開口部下端が,本体10の床板16と同一高さとなるように作業空間10aに向けて開口させ,図6に示すように床板16上に堆積した研磨材及び粉塵を研磨材回収ダクト41の開口部に作業者Mが箒等を使用して掃き集めることにより,研磨材及び粉塵を研磨材回収ダクト41内に吸引させることができるように構成している。
また,サイクロン42の排気口42bに連通された排気ダクト43を,本体10の天板15を介して前述の換気ダクト10bに連通させている。
換気ダクト10b内には,前述した第2開閉手段44及び第3開閉手段45が設けられており,このうちの第2開閉手段44は,排気ダクト43と集塵機ユニット20の吸入口22間の流路を開閉するもので,本実施形態にあっては,板体である第2開閉手段44によって集塵機ユニット20の吸入口22の上方位置で換気ダクト10bを開閉することにより,集塵機ユニット20の吸入口22と排気ダクト43間の連通及び遮断を可能としている。
また,前述の第3開閉手段は,集塵機ユニット20の吸入口22及び開口12aの双方に対して下方位置において前記換気ダクト10b内の流路を開閉するもので,この第3開閉手段により作業空間10aから集塵機ユニット20に対する空気の流れを制御する。
なお,前述の研磨材回収ダクト41の開口部には,図6中に変形例として示すようにアダプタ46等を介して可撓性の研磨材回収ホース47を連結可能に構成し,研磨材回収ダクト41の開口部を延長できるようにしても良く,このように研磨材回収ホース47を連結して研磨材回収ダクト41の開口部を延長することにより,研磨材回収ホース47の開放端を研磨材及び粉塵が堆積した位置に移動させることにより,本体10の床板16上に堆積した研磨材及び粉塵を掃き集めることなく,研磨材の回収を行うことができるように構成しても良い。
以上のように構成された本実施形態の作業室1において,ブラスト加工時には,図5に示すように第2開閉手段44を排気ダクト43と集塵機ユニット20の吸入口22間の連通を遮断する位置に,第3開閉手段45を,換気ダクト10bを開いた位置とする。
そして,この状態で出入口11aを閉じ,開口12aを第1開閉手段12bで閉じて集塵機ユニット20の排風機21をON,塗装換気ユニット30の排風機31をOFFにすると,図1を参照して説明した実施形態1における作業室と同様,集塵機ユニット20による作業空間10a内の換気が行われる。
そしてブラスト加工の終了後,作業空間10aの床板16上に堆積した研磨材及び粉塵を回収する場合には,図6に示すように第2開閉手段44を操作して排気ダクト43と集塵機ユニット20の吸入口22間を連通させると共に,第3開閉手段45を操作して,換気ダクト10b内の流路を閉塞する。
このとき,開口12aは第1開閉手段12bによって閉塞したままの状態に維持すると共に,集塵機ユニット20の排風機21をON,塗装換気ユニット30の排風機31をOFFとした状態に維持する。
このようにして,第3開閉手段45によって集塵機ユニット20の吸入口22と作業空間10a間の連通が断たれると,集塵機ユニット20は換気ダクト10bを介して直接,作業空間10a内を吸引することができなくなる一方,排気ダクト43と集塵機ユニット20の吸入口22間が連通することにより,集塵機ユニット20は,排気ダクト43,サイクロン42,及び研磨材回収ダクト41を介して,作業空間10a内の吸引を開始する。
従って,床板16上に堆積した研磨材及び粉塵を掃き集める等して研磨材回収ダクト41の開口部内に投入すると,投入された研磨材及び粉塵は作業空間10a内の空気と共に研磨材回収ダクト41を介してサイクロン42内に導入され,サイクロン42内で生じた旋回流によってこのうちの研磨材が除去回収されて,サイクロンの下部に設けられた研磨材タンク42c内に回収される。
一方,研磨材が除去回収された後の粉塵を含む空気は,サイクロン42の排気口42bを介して排気ダクト43内に導入され,換気ダクト10bを介して集塵機ユニット20内に導入される。
そして,この集塵機ユニット20内において更に粉塵が除去されて,清浄な空気が機外に排出される。
このようにして研磨材の回収が終了した後,ブラスト加工後のワークWに対して塗装を行う際には,図7に示すように第2開閉手段44を排気ダクト43と集塵機ユニット20の吸入口22間の連通を遮断する位置に,第3開閉手段45を換気ダクト10bが開いた位置とする。
また,第1開閉手段12bによって閉塞されていた開口12aを開放し,且つ,出入口11aを開放し,更に,集塵機ユニット20の排風機21をOFF,塗装換気ユニット30の排風機31をONとすると,図3を参照して説明した実施形態1の場合と同様に塗装中の作業空間10a内の換気が良好に行われると共に,噴射された塗料粒子が塗装換気ユニット30に設けられたバッフル板32aと二次フィルタ32bによって捕集されて,清浄な空気が機外に排気される。
このように,本実施形態にあっては前述した研磨材回収ユニット40と第1,第3開閉手段44,45を設けたことにより,集塵機ユニット20によって発生した負圧を利用して作業空間10aの床板16上に堆積した研磨材及び粉塵を容易に除去することができると共に,このうちの再使用可能な研磨材を比較的容易に回収でき,しかも,研磨材の回収後に空気中に残る粉塵についても集塵機ユニット20によって除去した後に機外に排気することができた。
実施形態3
以上,図5〜図7を参照して説明した実施形態2にあっては,集塵機ユニット20による換気ダクト10bを介した作業空間10a内の換気と,研磨材回収ユニット40を介した研磨材の回収とが択一的に行われるものとなっていたが,作業空間10aからの研磨材の回収は,前述の集塵機ユニット20による作業空間10a内の換気と同時に行うことができるように構成しても良い。
このように構成した作業室1の構成例を,実施形態3として図8及び図9を参照して説明する。
図8及び図9に示す実施形態にあっては,研磨材回収ダクト41’,サイクロン42’及び排気ダクト43’の他に,研磨材回収ユニット40’の構成に排風機51を備えたダストコレクタ50を設け,このダストコレクタ50の吸入口に排気ダクト43’を連通している。
そして,本体10の床板16上に所定の間隔を介してグレーチング等の開孔板61を敷設することにより,床板16と開孔板61間に落下した研磨材及び粉塵が捕集される回収空間62を形成している。
なお,図8,9に示す本実施形態の作業室1の構成では,図5〜図7を参照して説明した実施形態2の作業室1が換気ダクト10b内に備えていた第2,第3開閉手段44,45に対応する部材は設けられていない。
以上のように構成された本実施形態の作業室1において,ブラスト加工時には,図8に示すように開口12aを第1開閉手段12bで閉じた状態とし,集塵機ユニット20の排風機21とダストコレクタ50の排風機51をいずれもONと成すと共に,塗装換気ユニット30の排風機をOFFにすると,粉塵が浮遊する作業空間10a内の空気は,換気ダクト10bを介して集塵機ユニット20によって換気が行われると共に,開孔板61の開孔を通過して床板16上に落下して回収空間62内に回収された研磨材及び粉塵は,ダストコレクタ50によって発生した負圧により研磨材回収ユニット40’内に導入されて,研磨材回収ユニット40’のサイクロン42’で研磨材が回収される。
そして,研磨材が回収された後の粉塵を含む空気は,排気ダクト43’を介してダストコレクタ50内に導入されて,このダストコレクタ50に設けられたフィルタによって捕集され,粉塵の除去された清浄な空気が機外に排出される。
一方,塗装時には,開孔板61上に保護シート等を被せる等して作業空間10aと回収空間62とを分断し,回収空間62に対して塗料粒子が入り込まないようにした状態で,開口12aを第1開閉手段12bで閉じ,集塵機ユニット20の排風機21とダストコレクタ50の排風機51を共にOFFにすると共に,塗装換気ユニット30の排風機31をONにすると,実施形態1,2で説明した場合と同様,塗装換気ユニット30による作業空間10a内の換気を好適に行うことができる。
なお,上記の説明では,開孔板61上に保護シートを被せることにより作業空間10aと回収空間62とを分断するものとして説明したが,例えば開孔板62の下面でスライドするシャッタ状の部材を設け,これにより両空間を分断するように構成しても良く,また,両空間の分断を自動で行うことができるようにしても良い。
以上のように構成された本実施形態の作業室1では,ブラスト加工から塗装に移行する際に,作業空間10a内の研磨材を除去回収するための工程を設ける必要がなく,ブラスト加工後,直ちに塗装を行うことができ,処理時間を更に短縮することができる点で有利である。
また,ブラスト加工時に,床板16上に堆積した研磨材及び粉塵が適宜回収されることから,床板16上に堆積した研磨材及び粉塵が再浮遊することによる作業空間10a内の汚染がより一層生じ難いものとなっている。
なお,前記回収空間62内に,詳細は省略するが,特開2009−95892号公報により出願人が提案した,研磨材を通過可能な網状体によって床板を仕切り,前記網状体を床面とするブラスト室を形成し,前記網状体下に,略逆四角錐形状のホッパを,上部が前記網状体に向かって開口するように複数整列配置し,前記各ホッパの下端を,回収管を介して集塵機等の吸引手段(図示せず)に連通する研磨材回収機構を設けることにより低床化を妨げず,研磨材及び粉塵回収の効率を向上させることができる。
1 ブラスト室(ブラスト加工室兼塗装工程室),作業室
10 本体
10a 作業空間
10b 換気ダクト
11 側壁(一方)
11a 出入口
11b 開閉体
12 側壁(他方)
12a 開口
12b 第1開閉手段
13,14 側壁
15 天板
16 床板
17 吸気孔
20 集塵機ユニット
21 排風機
22 吸入口
25 隔壁(集塵機ユニットのケーシング)
25a 下端(隔壁25の)
30 塗装換気ユニット
31 排風機
32 捕集手段
32a バッフル板
32b 二次フィルタ
40,40’ 研磨材回収ユニット
41,41’ 研磨材回収ダクト
42,42’ サイクロン
42a 導入口
42b 排気口
42c 研磨材タンク
43,43’ 排気ダクト
44 第2開閉手段
45 第3開閉手段
46 アダプタ
47 研磨材回収ホース
50 ダストコレクタ
51 排風機
61 開孔板
62 回収空間
63 閉塞手段
M 作業者
W ワーク

Claims (10)

  1. 側壁と天板及び床板によって囲まれた箱型の本体と,
    ブラスト作業時に作動されて前記本体内を浮遊する粉塵を前記本体内の空気と共に吸引すると共に,空気中の粉塵を捕集して清浄な空気を排気する集塵機ユニットと,
    塗装工程時に作動されて前記本体内を浮遊する塗料粒子を前記本体内の空気と共に吸引すると共に,空気中の塗料粒子を捕集して塗料粒子の除去された清浄な空気を排気する塗装換気ユニットを設け,
    前記本体のいずれか一の側壁に,ワークの搬出入及び作業者の入退室を行うための出入口と該出入口を開閉する開閉体を設けると共に,前記一の側壁と対向する他の側壁寄りの前記本体内に前記天板から床板に向かって突出すると共に,下端が前記床板に対して所定の高い位置に離間して配置された隔壁を設け,該隔壁によって前記本体内の空間を仕切ることにより,前記一の側壁と前記隔壁間に作業空間を形成すると共に,前記隔壁と前記他の側壁間の間隔で,下端側を前記作業空間に連通させた換気ダクトを形成し,
    前記作業空間の上方における前記天板に,前記作業空間内に外気を導入する多数の吸気孔を形成し,
    前記換気ダクトに前記集塵機ユニットと前記塗装換気ユニットをそれぞれ連通すると共に,前記換気ダクト内の風速が使用する研磨材の浮遊速度以下となるよう前記集塵機ユニットの吸引風速を設定したことを特徴とするブラスト室。
  2. 前記集塵機ユニット又は前記塗装換気ユニットのいずれか一方を前記本体内に突設配置することにより前記隔壁を形成し,前記隔壁の前記他の側壁との対向面に,前記隔壁を構成する前記集塵機ユニット又は前記塗装換気ユニットの吸入口を形成すると共に,
    前記他の側壁に,前記集塵機ユニット又は前記塗装換気ユニットの他方を前記換気ダクトに連通させる開口を形成したことを特徴とする請求項1記載のブラスト室。
  3. 前記開口を開閉する第1開閉手段を設けたことを特徴とする請求項2記載のブラスト室。
  4. 前記集塵機ユニットによる1分間当たりの換気風量を,前記本体内の容積の1.5倍以上としたことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のブラスト室。
  5. 前記塗装換気ユニットが塗料粒子の捕集手段としてバッフル板を備えることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載のブラスト室。
  6. 前記塗装換気ユニットによる換気により生じる作業空間内の気流速度を0.4m/s以上としたことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載のブラスト室。
  7. 前記塗装換気ユニットによる換気風量を,前記集塵機ユニットによる換気風量の2〜7倍としたことを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載のブラスト室。
  8. 前記本体のいずれかの側壁の下端位置において前記作業空間に向かって一端を開口する研磨材回収ダクトと,前記研磨材回収ダクトの他端に導入口を連通したサイクロンと,前記サイクロンの排気口に一端を連通すると共に,他端を前記換気ダクトに連通した排気ダクトとで構成された研磨材回収ユニットを設け,
    前記排気ダクトと前記集塵機ユニットの吸入口間を連通又は遮断する第2開閉手段と,
    前記集塵機ユニット及び前記塗装換気ユニットの連通位置の下方において前記換気ダクト内の流路を開閉する第3開閉手段を設けたことを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載のブラスト室。
  9. 可撓性の研磨材回収ホースを前記研磨材回収ダクトの開口部に連結可能に設けたことを特徴とする請求項8記載のブラスト室。
  10. 前記作業空間内の床板上に所定の間隔を介して開孔板を敷設して,前記床板と開孔板間に研磨材の回収空間を形成すると共に,前記回収空間に向かって開口する研磨材回収ダクトをサイクロンの導入口に連通し,前記サイクロンの排気口に連通された排気ダクトを,排風機を備えたダストコレクタに連通して研磨材の回収ユニットを形成すると共に,
    塗装工程時,前記開孔板の開孔を塞ぐ閉塞手段を設けたことを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載のブラスト室。
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