JP2003126743A - 水性塗料用塗装装置 - Google Patents

水性塗料用塗装装置

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JP2003126743A
JP2003126743A JP2001332582A JP2001332582A JP2003126743A JP 2003126743 A JP2003126743 A JP 2003126743A JP 2001332582 A JP2001332582 A JP 2001332582A JP 2001332582 A JP2001332582 A JP 2001332582A JP 2003126743 A JP2003126743 A JP 2003126743A
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JP
Japan
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coating
water
chamber
filter
gas
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JP2001332582A
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English (en)
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Yukimasa Yamazaki
幸雅 山崎
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MASUDA CLEAN TECH CO Ltd
Original Assignee
MASUDA CLEAN TECH CO Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプレーガンで噴射した際に発生する霧状の
水性塗料を容易かつ確実に回収してリサイクルすること
ができ、また、周囲および作業環境を破壊せず、さら
に、ダクトを必要としない廉価な水性塗料用の塗装装置
を提供する。 【解決手段】 密閉型塗装室1内のスプレー室2の下位
に、底面3aが回収箱4に向かって傾斜した塗液回収部
3を設け、当該塗液回収部3の出側に歯形組合せ形状で
慣性力を利用した塗粒子回収構造5を設け、次いで、当
該塗粒子回収構造5に隣接して設けた水槽6の水面に位
置する鋸歯型空気路7を潜り抜け、邪魔板8に当たりな
がら濾過フィルター9を抜け、ブロアー10に達した気
体を、塗装室1上部の一次フィルター11および二次フ
ィルター12を通過させ、一部を塗装室1外へ流出させ
た後、前記スプレー室2に導く。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、例えば、フロー
リング、階段踏板、造作部材、化粧紙シート等の製品に
水性塗料をスプレーする塗装ラインに設けられる水性塗
料用の塗装装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 近年、フローリングや階段踏板等に、
有害気化溶剤であるシンナーを含んだ塗料に代えて、水
を溶剤とした水性塗料を、スプレーガンで吹き付けて塗
装する手段が考えられている。この水性塗料は有害気化
溶剤を含有しないので、有害物質によって自然環境およ
び作業環境を破壊しないといった大きな利点がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 しかし、従来の水性
塗料をスプレーガンで塗装する手段にあっては、塗着効
率が悪く、霧状となったオバスプレーミストが回収出来
なくなり、(スラッジ又は大気放出等)、塗料が無駄に
なり、その上大気汚染につながるといった問題がある。 【0004】また、有害気化溶剤を含んではいないもの
の、周囲を飛散した塗料で汚してしまうので、少なから
ず作業環境を悪化させてしまうといった問題がある。作
業環境を改善するためには、ダクトを設けて排気する必
要があるが、そうすると周囲の環境を悪くし、また、ダ
クトを設けるための設備費を必要とする。 【0005】本発明はこうした問題に鑑み創案されたも
ので、スプレーガンで噴射した際に発生する霧状の水性
塗料を容易かつ確実に回収してリサイクルすることがで
き、また、周囲および作業環境を破壊せず、さらに、ダ
クトを必要としない廉価な水性塗料用の塗装装置を提供
することを課題とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】 図1乃至図4を参照し
て説明する。本発明に係る水性塗料用塗装装置は、密閉
型塗装室1内のスプレー室2の下位に、底面3aが回収
箱4に向かって傾斜した塗液回収部3を設け、当該塗液
回収部3の出側に歯形組合せ形状で慣性力を利用した塗
粒子回収構造5を設け、次いで、当該塗粒子回収構造5
に隣接して設けた水槽6の水面に位置する鋸歯型空気路
7を潜り抜け、邪魔板8に当たりながら濾過フィルター
9を抜け、ブロアー10に達した気体を、塗装室1上部
の一次フィルター11および二次フィルター12を通過
させ、一部を塗装室1外へ流出させた後、前記スプレー
室2に導くことを特徴とする。 【0007】 【発明の実施の形態】 本発明に係る水性塗料用塗装装
置の第一実施形態を、図1乃至図3に示す。この装置
は、階段の踏板である木工製品Pに塗装を施すものであ
り、密閉型塗装室1内のスプレー室2の下位に、底面3
aが回収箱4に向かって傾斜した塗液回収部3を設け、
その塗液回収部3の出側に歯形組合せ形状で慣性力を利
用した塗粒子回収構造5を設けている。 【0008】スプレー室2には、三台のスプレーガン1
4を設置し、各スプレーガン14から木工製品Pに水性
塗料を噴射するようにしている。また、塗粒子回収構造
5は、図2に示すように、多数の歯形材(Cチャンネ
ル)5aを噛合せるように組合せて多数の屈曲通路5b
を形成している。 【0009】そして、塗粒子回収構造5に隣接して水W
を貯えた水槽6を設け、その水槽6の水面に形成した鋸
歯型空気路7を潜り抜け、邪魔板8に当たりながら濾過
フィルター9を抜け、ブロアー10に達した気体を、塗
装室1上部の一次フィルター11および二次フィルター
12を通過させ、一部を塗装室1外へ流出させた後、前
記スプレー室2に導くこととしている。なお、鋸歯型空
気路7は、上下に移動自在で下端が水面に位置する鋸歯
体7aと、下端部が水中に位置する案内板7bとで形成
している。なお、塗液回収部3と水槽6とを切り離し自
在とし、それぞれの底部にキャスター15を設けて独立
して移動できるようにしている。 【0010】この塗装装置の作用を、以下、説明する。
当該塗装装置は、木工製品Pをコンベア16で搬送しな
がら研磨加工、塗装加工、乾燥加工あるいは紫外線照射
加工等を自動的に行なう塗装ラインにおいて、前記塗装
加工を行なうために設けられたものである。 【0011】この塗装ラインにおいて、コンベア16で
搬送された木工製品Pは、当該塗装装置のスプレー室2
に自動的に搬入される。このスプレー室2では、搬入さ
れた木工製品Pに、スプレーガン14によって水性塗料
が吹き付けられ、これによって当該スプレー室2には霧
状の水性塗料(霧状塗料)が飛散するが、この霧状塗料
は、次のようにして回収される。 【0012】まず、スプレー室2の霧状塗料は、ブロア
ー10から送られる気体と共に流下し、その多くは、ス
プレー室2の下位に設けられている塗液回収部3の底面
3aを伝って回収箱4に落下して、回収される。 【0013】また、残りの霧状塗料は気体と共に塗粒子
回収構造5に入り、屈曲通路5bを通過する際に、慣性
力の作用によって気体はそのまま通過し、塗粒子が歯形
材5aに突き当たって付着し回収される。また、付着し
た塗粒子の多くは落下し、塗液回収部3の底面3aを流
下して回収箱4に回収される。 【0014】塗粒子回収構造5を通過した塗粒子は、続
いて、鋸歯型空気路7に案内されて水槽6の水面を通過
する。その際、ベンチュリースクラバ効果により多くの
塗粒子が水Wに付着し、当該水槽6において回収され
る。 【0015】鋸歯型空気路7を通過した水滴性塗粒子
は、次に複数の邪魔板8に突き当たり、そこに付着して
回収される。また、その多くは、水槽6に落下して回収
される。さらに、残りの水滴性粒子は濾過フィルター9
によって濾過され回収される。 【0016】このように、この塗装装置においては、ス
プレー室2で発生した霧状塗料を、回収箱4、塗粒子回
収構造5、水槽6、邪魔板8および濾過フィルター9で
回収するので、容易かつ確実に回収することができる。 【0017】こうした手段による回収により、ほとんど
塗粒子を含有しない気体は、ブロアー10によって一次
フィルター11および二次フィルター12に送られ、そ
こで残りの塗粒子が完全に除去される。こうして清浄化
された気体は、その一部が排出口13から塗装室1外へ
流出した後、再びスプレー室2に送られ、塗装室1内を
繰り返し循環する。なお、気体の一部が塗装室1外へ流
出すのは、ブースフード3で排気する際に、塗装室2外
の気体が必然的に開口部より塗装室2内に侵入すること
によるものである。塗装室1外へ流出した気体は、清浄
化されており、作業環境を破壊することはない。 【0018】この塗装装置は、塗装室1内の気体を循環
して繰り返し使用するものであり、装置外へ排出する必
要がないので、周囲および作業環境を破壊することがな
い。また、気体排出用のダクトを設ける必要がないの
で、廉価な装置とすることができる。 【0019】本発明に係る水性塗料用塗装装置に第二実
施形態を、図4に示す。この装置の特徴は、水槽6を二
つ設けていることである。各水槽6内には鋸歯型空気路
7が形成されると共に、邪魔板8が設けられており、二
つの水槽6によって塗粒子をより確実に回収するように
している。 【0020】なお、この二つの水槽6も、第一実施形態
と同様に塗液回収部3から分離自在とし、その底部には
キャスター15を設けて独立して移動自在としている。
従って、必要に応じて水槽6を自在に交換することがで
きる。また、塗液回収部3にもキャスター15を設けて
移動自在としているので、工場内を容易に移動させて使
用することができる。 【0021】 【発明の効果】 本発明に係る水性塗料用塗装装置は、
スプレー室2で発生した霧状塗料を、回収箱4、塗粒子
回収構造5、水槽6、邪魔板8および濾過フィルター9
で回収するので、容易かつ確実に回収することができ
る。従って、回収した塗料をリサイクルして再使用する
ことができる。 【0022】また、この塗装装置は、塗装室1内の気体
を循環して繰り返し使用し、装置外へ排出する必要がな
いので、自然環境および作業環境を破壊することがな
い。 【0023】さらに、気体を装置外へ排出する必要がな
いため、気体排出用のダクトを設ける必要がなく、よっ
て廉価な装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明に係る塗装装置の第一実施形態を示す
正面構成図である。 【図2】 図1に示す塗装装置における塗粒子回収構造
の内部構造を示す正面構成図である。 【図3】 図1に示す塗装装置における鋸歯型空気路を
示す側面構成図である。 【図4】 本発明に係る塗装装置の第二実施形態を示す
正面構成図である。 【符号の説明】 1 密閉型塗装室 2 スプレー室 3 塗液回収部 3a 底面 4 回収箱 5 塗粒子回収構造 5a 歯形材 5b 屈曲通路 6 水槽 7 鋸歯型空気路 7a 鋸歯体 7b 案内板 8 邪魔板 9 濾過フィルター 10 ブロアー 11 一次フィルター 12 二次フィルター 13 排出口 14 スプレーガン 15 キャスター 16 コンベア P 製品 W 水

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 密閉型塗装室(1)内のスプレー室
    (2)の下位に、底面(3a)が回収箱(4)に向かっ
    て傾斜した塗液回収部(3)を設け、該塗液回収部の出
    側に歯形組合せ形状で慣性力を利用した塗粒子回収構造
    (5)を設け、次いで、該塗粒子回収構造に隣接して設
    けた水槽(6)の水面に位置する鋸歯型空気路(7)を
    潜り抜け、邪魔板(8)に当たりながら濾過フィルター
    (9)を抜け、ブロアー(10)に達した気体を、塗装
    室上部の一次フィルター(11)および二次フィルター
    (12)を通過させ、一部を塗装室外へ流出させた後、
    前記スプレー室に導くことを特徴とする水性塗料用塗装
    装置。
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