JP3640011B2 - 湿式溶剤塗装ブースと粉体塗装ブースの兼用型塗装ブース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、湿式溶剤塗装ブースと粉体塗装ブースの兼用型塗装ブースに関し、更に詳しくは空気清浄室下部及び粉体塗料回収用ダクトに隣接して設けられた空気切替板と、被塗装物の下面より間隔をあけて溶剤塗料洗浄水捕集タンクに設けられたエアーブロー、又はバイブレータを有する傾斜板と、該塗装ブースの上部に設けられた熱風ノズルとにより、プッシュ・プル型湿式溶剤塗装ブースとして使用する場合、排気が空気清浄室側に導かれ、プッシュ・プル型粉体塗装ブースとして使用する場合、空気が粉体塗料回収用ダクト側に導かれる湿式溶剤塗装ブースと粉体塗装ブースとの兼用型塗装ブースに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
(1)被塗装物に所要の塗料を塗布する場合、塗布される塗料に応じてプッシュ・プル型湿式溶剤塗装ブース、前面開放型湿式溶剤塗装ブース、プッシュ・プル型粉体塗装ブース及び前面開放型粉体塗装ブース等の各種の塗装ブースが必要となる。
【0003】
(2)そこで、被塗装物や塗布される塗料の種類に応じて、数種類の塗装ブースを専用方式が実施されている。
しかし、公知の装置に於いては、被塗装物や塗布される塗料の種類により、確実に該被塗装物に所望の塗料が塗装されない事が多い。
【0004】
(3)そして、塗装ブース内で飛散する塗料のオーバ・ミストを完全に制御して塗料ミスト捕集タンク内で回収する事は困難であった。
【0005】
(4)粉体塗料を使用する塗装ブース内に於て、該粉体塗料が一旦濡れるとその乾燥工程が極めて厄介となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の要旨は、ダンパーを有する給気ブースと、その下部に整流板を介して一体に設けられた塗装ブースと、該塗装ブースの下部に設けられたミスト洗浄水兼塗料ミスト捕集タンクと、内側上部にフィルタと、エリミネータと、散水ノズルとを設け、該塗装ブースの排気側に設けられた空気清浄室と、該空気清浄室の上部でそれから分離して設けられた排気ファンを有する排気部と、該塗装ブースの上部で、ウォーター・カーテンに水を流す機構と、該ウォーター・カーテンに熱風を供給する熱風発生機と、該塗装ブース下部からその外側に延長する様に設けられた溶剤塗料ミスト洗浄水兼塗料ミスト捕集タンクと、該塗装ブース下部で、且つ、該溶剤塗料ミスト洗浄水兼塗料ミスト捕集タンクに近接して設けられた粉体塗料排気口と、該塗装ブース内下部に枢着され、該空気清浄室又は該粉体塗料排気口とを開閉する空気切替板と、該塗装ブース内下部に枢着され、該溶剤塗料ミスト洗浄水兼塗料ミスト捕集タンクの溶剤塗料洗浄水捕集口と、該粉体塗料排気口とを閉鎖する閉鎖板と、該粉体塗料排気口に一端が接続され、且つ、他端が粉体塗料集塵機に接続された粉体塗料排気ダクトと、該溶剤塗料洗浄水捕集タンクに一端が接続され、且つ、ポンプを介して該散水ノズルに接続された水循環部とから成り;湿式溶剤塗装ブースとして使用する場合は、該空気切替板及び該閉鎖板により該粉体塗料排気口を閉鎖して該空気清浄室内を経て排気し、且つ、粉体塗装ブースとして使用する場合は、該空気切替板により該空気清浄室の下端を閉鎖し、又は粉体排出口閉鎖板を開放して排気を該粉体塗料排気口から該粉体塗料排気ダクトと、該粉体塗料集塵機とを経て排気する事を特徴とする湿式溶剤塗装ブースと粉体塗装ブースとの兼用プッシュ・プル型塗装ブースである。
【0007】
この発明の第2の要旨は、塗装ブースと、該塗装ブースの下部に設けられたミスト洗浄水兼ミスト洗浄水捕集タンクと、フィルタ、エリミネータ、ミスト洗浄部とを有し、該塗装ブースの排気側に設けられた空気清浄室と、該空気清浄室の上部でそれから分離して設けられた排気ファンを有する排気部と、該排気ファンに接続された排気ダクトと;該塗装ブース下部裏側に設けられた粉体回収ダクトと、該塗装ブースと分離して設けられた排気ファンを有する粉体回収部と、該空気清浄室下部及び該粉体回収部に隣接して設けられた空気切替板とから成り;前面開放型湿式溶剤塗装ブースとして使用する場合、該空気切替板及び該閉鎖板により該粉体塗料排気口を閉鎖して排気が該空気清浄室側に排気され、且つ、粉体塗装ブースとして使用する場合、該空気切替板により該空気清浄室の下部を閉鎖し、且つ、該塗料排気口を開放して該空気の流れが該粉体回収ダクト側に流れる構成となっている前面開放型湿式溶剤塗装ブースと粉体塗装ブースとの兼用型塗装ブース。
【0008】
この発明の第3の要旨は、該プッシュ・プル型湿式溶剤塗装ブース、該前面開放型湿式溶剤塗装ブース、該プッシュ・プル型粉体塗装ブース及び該前面開放型粉体塗装ブースの該各塗装ブース内に於いて;該被塗装物の下面より間隔をあけて該溶剤塗料洗浄水捕集タンクの上部に傾斜板を設け、該塗装ブースの上部から下面方向にウォーター・カーテンを設け、該湿式溶剤塗装ブースとして使用する場合、該被塗装物への塗装を実施する際にオーバー・スプレーされた塗料ミストは、前面のウォーター・カーテンに飛散し、該ウォーター・カーテンにより捕集されるものと該被塗装物の下方向に落下するものがあり、該塗料ミストを該傾斜板の上部より水を噴霧、又は水を流して該ミスト洗浄水兼塗料ミスト捕集タンク内に流入させる該粉体塗装ブースとして使用する場合、空中に浮遊する粉体塗装ミストを該粉体回収ダクトに直接吸収させて回収し、該傾斜板上に落下した粉体塗料は上部にエアー・ブロー、又は下面にバイブレーターを取付けた該傾斜板の傾斜に沿って落下粉体塗料を移動させ、更に空気切替板に沿って該粉体塗料排気ダクトを経て該粉体塗料集塵機により回収する事を特徴とする垂直送風板を有する塗装ブースである。
【0009】
この発明の第4の要旨は、プッシュ・プル型湿式溶剤塗装ブ−ス、又は該前面開放型湿式溶剤塗装ブ−スの該各塗装ブ−ス内の該前面ウォ−タ−・カーテンの上部に熱風ノズルを設け、該排気ファンの後部に熱風発生機を設け、該プッシュ・プル型溶剤塗装ブ−ス、又は該前面開放型溶剤塗装ブ−スとして使用後、更に該粉体塗装ブ−スとして使用する場合、該前面ウォ−タ−・カ−テン及び該下部傾斜板の水滴と水膜とを該熱風発生機の熱風により乾燥させ、該熱風は循環式として一部を排気させる事を特徴とする垂直送風を有する塗装ブ−スである。
【0010】
熱風発生機が焼付乾燥炉、水切乾燥炉の排熱を直接又は間接的に利用する事を特徴とする垂直送風を有するプッシュ・プル型塗装ブ−スである。
【0011】
【発明の作用】
従って、この発明に係る空気清浄室下部及び粉体回収用ダクトに隣接して設けられた空気切替板と、被塗装物の下面より間隔をあけて溶剤塗料洗浄水捕集タンクに設けられたにバイブレータを有する傾斜板と、該塗装ブースの上部に設けられた熱風ノズルとにより、ブッシュ・プル型湿式溶剤塗装ブースとして使用する場合、排気が空気清浄室側に導かれ、プッシュ・プル型粉体塗装ブースとして使用する場合、空気が粉体塗料回収用ダクト側に導かれる湿式溶剤塗装ブースと粉体塗装ブースとの兼用型塗装ブースにするものである。
【0012】
【実施例】
この出願明細書の特許請求の範囲の請求項1記載の発明に係る湿式溶剤塗装ブースと粉体塗装ブースとの兼用プッシュ・プル型塗装ブースの実施例を図面について説明する。
図1〜5に於て、請求項1記載のプッシュ・プル型塗装ブース10は、所要容積を有する塗装ブース30と、その上部に一体に設けられたダンパー22を有する給気ブース20と、該給気ブース20と該塗装ブース30とを区画する整流板34(該給気ブース20の底板と該塗装ブース30との天井パネルに対応)と、該塗装ブース30の下部からその外側に延長する様に設けられたミスト洗浄水兼塗料ミスト捕集タンク40及び該塗装ブース30の排気側に設けられた空気清浄室50とから成り、該ダンパー22を給気ファン62aとを介して給気部62に接続する。
【0013】
該空気清浄室50内の上部に、フィルタ52、その下部にエリミネータ54、その下部に散水ノズル58の順序で設け、該空気清浄室50の上部でそれから分離して設けられた排気ファン58aを有す排気部58を設ける。
【0014】
該塗装ブース30の下部で、且つ、該溶剤塗料ミスト洗浄水兼塗料ミスト捕集タンク40に近接して粉体塗料排気口30aを形成し、該粉体塗料排気口30aに粉体塗料回収用ダクト64の一端を接続し、その他端を粉体塗料集塵機72に接続する。
【0015】
該給気ブース20内で該塗装ブース30内の該空気清浄室50よりに熱風供給パイプ60を貫通して垂直に設け、該熱風供給パイプ60の上端を熱風発生機74に接続し、又はに熱交換機76(水切乾燥炉、焼付き乾燥炉等)に接続する。該熱風供給パイプ60の下端を該整流板34を貫通して該塗装ブース30内に導き、該熱風供給パイプ60の熱風吹出口60aを、該空気清浄室50の内側板50aのウオーター・カーテン50bの上部に近隣に配置し、粉体塗装の前処理として該熱風発生機74からの熱風を吹付けて該ウオーター・カーテン50bの水を乾燥させる。
【0016】
該塗装ブース30内下部に、該空気清浄室50と該粉体塗料排気口30aとを開閉する空気切替板68の上端を枢着し、該塗装ブース30内の中間部より該空気清浄室50の該粉体塗料排気口30aに、該溶剤塗料ミスト洗浄水兼塗料ミスト捕集タンク40の溶剤塗料洗浄水捕集口40aを開閉する傾斜閉鎖板70を摺動自在に設ける。
【0017】
該溶剤塗料洗浄水捕集タンク40をポンプ78aを介して該空気清浄室50内上部に臨む他の散水ノズル56aに接続して水循環部78とする。
【0018】
該塗装ブース30の前板30aに対応する後板30bの下端30cは、該塗装ブース30の地面30dに接近する箇所から外側に向かって部分的に湾曲し、上部から落下する排気層流を該空気清浄室50内に効果的に導びける様にする。
【0019】
被塗装物Wを塗装するために、湿式溶剤塗装ブースとして使用する場合は、該空気切替板68により該粉体塗料排気口30aを閉鎖して該空気清浄室50内を経て排気し、且つ、粉体塗装ブースとて使用する場合は、該空気切替板68により該空気清浄室50の下端を閉鎖して排気を該粉体塗料排気口30aから該粉体塗料回収用ダクト64と該粉体塗料集塵機72を経て排気する構成とする。
【0020】
図6〜8に於て、請求項2記載の前面開放型湿式溶剤塗装ブースと粉体塗装ブースとの兼用型塗装ブース30を説明する。
該塗装ブース30は、その下部からその外側(排気)に延長する様にミスト洗浄水兼塗料ミスト捕集タンク40を設け、該塗装ブース30の右側に(排気側)に、上部から下部に向かってフィルタ52、エリミネータ54、散水ノズル56の順序で設けた空気清浄室50を一体に設ける。
【0021】
そして、該空気清浄室50の上部に、それと独立して排気ファン58aを有する排気部58を設け、該排気部58を該粉体回収用ダクト64を介して粉体塗料集塵機72に接続する。
【0022】
請求項3記載の垂直送風流を有する塗装ブース30は、該プッシュ・プル型湿式溶剤塗装ブース、該前面開放型湿式溶剤塗装ブース、該プッシュ・プル型粉体塗装ブース及び該前面開放型粉体塗装ブースとして使用するものである。
【0023】
該塗装ブース30内で塗装ガンGより被塗装物Wへ塗装する際に、オーバー・スプレーされた塗料ミストは、前面のウオーター・カーテン50bに飛散し、該ウオーター・カーテン50bにより捕集されるものと、該被塗装物Wの下方向に落下するものとがあり、該塗料ミストを該傾斜閉鎖板70の上部の散水ノズル56aより水を噴務、又は水を流して該ミスト洗浄水兼塗料ミスト捕集タンク40内に流入させる構成とする。
【0024】
該粉体塗装ブース30として使用する場合、該塗装ブース30内で被塗装物Wに向かってスプ一・ガンGからスプレ一された浮遊粉体(塗料のオ一バ・ミスト)が、該粉体回収用ダクト64から直接吸収させて回収され、該傾斜板70上に落下した粉体塗料は上部にエア一ブロ一70a、又は下面のバイブレ一70bを取付けた該傾斜板70の傾斜に沿って落下粉体塗料を移動させ、更に該空気切替板68に沿い、該粉体塗料回収用ダクト64を経て該粉体塗料集塵機72に回収される。
【0025】
該粉体塗料排気口30aに該塗装ブース30を前面開放型湿式溶剤体塗装ブースとして使用する場合は、排気が該空気清浄室50側に排気され、且つ、前面開放型粉体塗装ブースとして使用する場合は、空気の流れが該粉体回収ダクト64側に流れる構成となっている前面開放型湿式溶剤塗装ブースと粉体塗装ブースとの兼用型塗装ブースであり、該粉体塗料回収用ダクト64を粉体塗料集塵機72に接続する
【0026】
請求項4に於て、該プッシュ・プル型湿式溶剤塗装ブース、又は該前面開放型湿式溶剤塗装ブースの該各塗装ブース30内の該前面ウオーター・カーテン50bの上部に熱風吹出口60aを設け、該排気ファンの後部に熱風発生機74を設け、該プッシュ・プル型溶剤塗装ブース、又は該前面開放型溶剤塗装ブースとして使用後、更に該粉体塗装ブースとして使用する場合、該前面ウオーター・カーテン50b及び該下部傾斜板70の水滴と水膜とを、該熱風発生機74の熱風により乾燥させ、該熱風は循環式として一部を排気させる垂直送風流を有する塗装ブースである。
【0027】
請求項5に於て、該熱風発生機74、又は熱交換機76(水切乾燥炉、焼付き乾燥炉等)に接続したものであるから、焼付乾燥炉、水切乾燥炉の排熱を直接又は間接的に利用する事が可能となった垂直送風流を有するプッシュ・プル型塗装ブースである。
【0028】
【発明の効果】
(1)請求項1記載の湿式溶剤塗装ブースと粉体塗装ブースとの兼用プッシュ・プル型塗装ブースに於ては、プッシュ・プル型湿式溶剤塗装ブースとして使用する場合、空気清浄室50下部及び粉体塗料回収用ダクト64に隣接して設けられた空気切替板68により、排気が空気清浄室50に排気され、プッシュ・プル型粉体塗装ブースとして使用する場合、空気の流れが粉体塗料回収用ダクト64に流れる構成となっているので、湿式溶剤塗装ブースと粉体塗装ブースとの兼用型塗装ブースとする事が可能となるから、該湿式溶剤塗装ブースと該粉体塗装ブースと別々に設ける必要がなくなり、極めて経済的である。
【0029】
(2)従って、前面開放型湿式溶剤塗装ブースの場合、空気切替板68により、排気が空気清浄室50に排気され、前面開放型粉体塗装ブースの場合、空気の流れが粉体塗料回収用ダクト64側に流れる構成となっており、兼用型塗装ブースとなるので、極めて効果的となる。
【0030】
(3)そして、プッシュ・プル型湿式溶剤塗装ブースとして使用する場合、被塗装物へのオーバー・スプレーされた塗料ミストは、前面ウオーター・カーテン50bに飛散し、それにより捕集されるものと、被塗装物の下方に落下するものとがあり、この塗料ミストを下部傾斜板70に水を噴霧、又は流して捕集タンク40内に流入させる。
粉体塗装ブースとして使用する場合、空中に浮遊する粉体ミストは、粉体塗料回収用ダクト64に直接吸収されて回収され、下部傾斜板70上に落下した粉体は、エアーブロー70a、又はバイブレーター70bにより空気切替板68を経て排気され、粉体塗料回収用ダクト64を介して回収されるので効率的となる。
【0031】
(4)プッシュ・プル型湿式溶剤塗装ブース、又は前面開放型湿式溶剤塗装ブースとして使用した後、粉体塗装ブースとして使用する場合には、前面のウオーターカーテン50b及び下部傾斜板70に水滴及び水膜が生ずるので、水分除去する必要があり、前面ウオーターカーテン50bの上部に熱風吹出口60aを設け、湿式塗装ブースの排気ファン58aの後部に設けられた熱風発生機74の熱風により前面ウオーターカーテン50bを乾燥させ、同時にその熱風を給気ブース20より給気し、下部傾斜板70面を乾燥させ、熱風は一部循環式として排気し、省エネルギー型とし、その後粉体ブースとして使用されるので湿式溶剤塗装ブースから粉体塗装ブースへの切替、又は、その逆の切替工程を大幅に短縮可能となる。
【0032】
(5)熱源として焼付乾燥炉、水切乾燥炉の排熱を直接又は間接的に利用する事が可能となり、又は単独に熱風発生機74を設ける事も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る請求項1記載の垂直送風板を有するプッシュ・プル型塗装ブースの実施例の一部省略平面略図である。
【図2】図1の正面略図である。
【図3】図1、2のプッシュ・プル型塗装ブースの一部断面系統略図である。
【図4】図3に於て、塗装を実施している状態を示す一部省略拡大断面略図である。
【図5】図4の他の実施例を示す縦断面略図である。
【図6】前面開放型溶剤塗装ブースの実施例の一部省略平面略図である。
【図7】図6の正面略図である。
【図8】図7に於て、塗装を実施している状態を示す一部省略拡大断面略図である。
【符号の説明】
10…プッシュ・プル型塗装ブース;
20…給気ブース;
22…ダンパー;
30…塗装ブース;
34…整流板;
40…ミスト洗浄水兼塗料ミスト捕集タンク;
50…空気清浄室;
58…排気部;
62…給気部;
64…粉体回収用ダクト;
68…空気切替板;
70…傾斜板;
70a…エアーブロー;
70b…バイブレー夕一;
72…粉体塗料集塵機;
G…塗装ガン;
W…被塗装物。

Claims (5)

  1. ダンパーを有する給気ブースと、その下部に整流板を介して一体に設けられた塗装ブースと;
    該塗装ブースの下部に設けられたミスト洗浄水兼塗料ミスト集タンクと;
    内側上部にフィルタと、エリミネータと、散水ノズルとを設け、該塗装ブースの排気側に設けられた空気清浄室と;
    該空気清浄室の上部でそれから分離して設けられた排気ファンを有する排気部と;
    装ブースの上部でウォーター・カーテンに水を流す機構と、ウォーター・カーテンに熱風を供給する熱風発生機と;
    該塗装ブース下部からその外側に延長する様に設けられた溶剤塗料ミスト洗浄水兼塗料ミスト集タンクと;
    該塗装ブース下部で、且つ、該溶剤塗料ミスト洗浄水兼塗料ミスト集タンクに近接して設けられた粉体塗料排気口と;
    該塗装ブース内下部に枢着され、該空気清浄室又は該粉体塗料排気口とを開閉する空気切替板と;
    該塗装ブース内下部に枢着され、該溶剤塗料ミスト洗浄水兼塗料ミスト集タンクの溶剤塗料洗浄水集口と、該粉体塗料排気口とを閉鎖する閉鎖板と;
    該粉体塗料排気口に一端が接続され、且つ、他端が粉体塗料集塵機に接続された粉体塗料排気ダクトと;
    該溶剤塗料洗浄水捕集タンクに一端が接続され、且つ、ポンプを介して該散水ノズルに接続された水循環部とから成り;
    湿式溶剤塗装ブースとして使用する場合は、該空気切替板及び該閉鎖板により該粉体塗料排気口を閉鎖して該空気清浄室内を経て排気し、且つ、粉体塗装ブースとして使用する場合は、該空気切替板により該空気清浄室の下端を閉鎖し、又は粉体排出口閉鎖板を開放して排気を該粉体塗料排気口から該粉体塗料排気ダクトと、該粉体塗料集塵機とを経て排気する事を特徴とする湿式溶剤塗装ブースと粉体塗装ブースとの兼用プッシュ・プル型塗装ブース。
  2. 塗装ブースと、該塗装ブースの下部に設けられたミスト洗浄水兼塗料ミスト捕集タンクと、フィルタ、エリミネータ、ミスト洗浄部とを有し、該塗装ブースの排気側に設けられた空気清浄室と、該空気清浄室の上部でそれから分離して設けられた排気ファンを有する排気部と、該排気ファンに接続された排気ダクトと;
    該塗装ブース下部裏側に設けられた粉体回収ダクトと;
    該塗装ブースと分離して設けられた排気ファンを有する粉体回収部と;
    該空気清浄室下部及び該粉体回収部に隣接して設けられた空気切替板とから成り;
    前面開放型塗装ブースとして使用する場合、該空気切替板及び該閉鎖板により該粉体塗料排気口を閉鎖して排気が該空気清浄室側に排気され、且つ、粉体塗装ブースとして使用する場合、該空気切替板により該空気清浄室の下部を閉鎖し、且つ、該塗料排気口を開放して該空気の流れが該粉体回収ダクト側に流れる構成となっている前面開放型湿式溶剤塗装ブースと粉体塗装ブースとの兼用型塗装ブース。
  3. 該プッシュ・プル型湿式溶剤塗装ブース、該前面開放型湿式溶剤塗装ブース、該プッシュ・プル型粉体塗装ブース及び該前面開放型粉体塗装ブースの該各塗装ブース内に於いて;
    該被塗装物の下面より間隔をあけて該溶剤塗料洗浄水捕集タンクの上部に傾斜板を設け、該塗装ブースの上部から下面方向にウォーター・カーテンを設け、該湿式溶剤塗装ブースとして使用する場合、該被塗装物への塗装を実施する際にオーバー・スプレーされた塗料ミストは、前面のウォーター・カーテンに飛散し、該ウォーター・カーテンにより捕集されるものと該被塗装物の下方向に落下するものがあり、該塗料ミストを該傾斜板の上部より水を噴霧、又は水を流して該ミスト洗浄水兼塗料ミスト捕集タンク内に流入させる該粉体塗装ブースと使用する場合、空中に浮遊する粉体塗装ミストを該粉体回収ダクトに直接吸収させて回収し、該傾斜板上に落下した粉体塗料は上部にエアー・ブロー、又は下面にバイブレーターを取付けた該傾斜板の傾斜に沿って落下粉体塗料を移動させ、更に空気切替板に沿って該粉体塗料排気ダクトを経て該粉体塗料集塵機により回収する事を特徴とする請求項1又は2記載の垂直送風板を有する塗装ブース。
  4. 該プッシュ・プル型湿式溶剤塗装ブース、又は該前面開放型湿式溶剤塗装ブースの該各塗装ブース内の該前面ウォーター・カーテンの上部に熱風ノズルを設け、該排気ファンの後部に熱風発生機を設け、該プッシュ・プル型溶剤塗装ブース、又は該前面開放型溶剤塗装ブースとして使用後、更に該粉体塗装ブースとして使用する場合、該前面ウォーター・カーテン及び該下部傾斜板の水滴と水膜とを該熱風発生機の熱風により乾燥させ、該熱風は循環式として一部を排気させる事を特徴とする請求項1、2又は3のいずれか1項記載の垂直送風板を有する塗装ブース。
  5. 該熱風発生機が焼付乾燥炉、水切乾燥炉の排熱を直接又は間接的に利用する事を特徴とする請求項1、2又は3のいずれか1項記載の垂直送風板を有するプッシュ・プル型塗装ブース。
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